JP3755928B2 - 送風機用羽根車のカシメ方法とその装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、送風機用羽根車において、多数の羽根部材を複数の円盤状固定板に成形固定するカシメ方法とそのカシメ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送風機用羽根車のカシメ加工を図1及び図2を用いて説明する。多数の羽根部材を複数の円盤状固定板の円周に設けられた溝に挿入し、仮組した状態にし円盤状固定板の外周をカシメて一体化する。
このとき円盤状固定板の厚み方向の中心をカシメリングの中心に正確に誘導するために、前記円盤状固定板の厚み方向の中心と複数のカシメリングの中心とを一致させていた。
また、カシメるための押付け力が円盤状固定板に均一に作用するように、上側のカシメ軸と下側のカシメ軸は、送風機用羽根車の外周の等間隔の位置に配置されていた。
【0003】
しかしながら、カシメ加工初期の送風機用羽根車は羽根部材を円盤状固定板に挿入したのみで、不安定な状態であり、それぞれのカシメ軸に働く反力が不揃いになる。そのため、カシメリングと羽根車の固定板の間でスリップなどが発生し回転が不安定になる。
【0004】
そのために、羽根車の固定板の形状が楕円などに変形し、固定板の円周上における羽根部材のカシメが不揃いになることにより、羽根車の回転時に音が大きくなる、また、送風量がばらつく等の不具合が発生する。
さらに、上記音や送風量等の品質がばらつくことで、手直しや不良品などにより生産性が低下する等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述のような従来技術に鑑み、送風機用羽根車のカシメ加工において、カシメ加工の初期の不安定な状態においても、羽根部材と円盤状固定板の固定力が安定、揃うようにすることを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、多数の羽根部材を、円盤状で周側に羽根部材挿入用の溝を設けた複数枚の固定板の前記溝に差し込み、円板外周をカシメ加工により成形する送風機用羽根車のカシメ加工において、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置し、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板の外周をカシメることを特徴としている。
【0007】
また、上記送風機用羽根車のカシメ加工方法において、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を置いて、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板の外周をカシメることを特徴としている。
【0008】
また、上記送風機用羽根車のカシメ装置において、カシメリングの外周に凹状の溝を設け、前記円盤状固定板の厚み方向の中心と前記溝の中心を羽根車の長手方向のいずれかにずらして、相隣る2枚の前記円盤状固定板を相手側にそれぞれ微小量移動させながらカシメることを特徴としている。
【0009】
また、上記送風機用羽根車のカシメ装置において、送風機用羽根車の外周をカシメ軸数で等分割した角度より下側のカシメ軸の配置角度を広く配設したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明によりカシメ加工が行われる送風機用羽根車の正面図である。図2は羽根部材と円盤状の固定板の関係を示した斜視図である。図3は円盤状固定板の外周をカシメ加工して、羽根部材を固定した状態の部分斜視図である。図4は本発明のカシメ軸と羽根車の位置関係を示す側面図である。図5は羽根車の円盤状の固定板とカシメリングの位置関係を示す正面図である。
【0011】
図1はカシメ加工された送風機の羽根車を示しており、図中では左右方向に羽根が伸びており、所定間隔で円盤状固定板が必要数配置されている。
図2,3を用いて羽根部材と円盤状固定板の固定を説明する。1は羽根車を示しており、羽根部材11,円盤状固定板12,軸プレート13,ボスプレート14から構成されている。羽根部材11を円盤状固定板12の円周上に設けた溝12aに挿入し、該固定板12の外周をカシメ加工し、羽根部材11と円盤状固定板12を固定する。
【0012】
図4を用いて、本発明の実施例の一つを説明する。円盤状固定板12の外周の溝12aに羽根部材11が挿入されて仮組みした状態で、マニュピレータ(図示せず)等で下側のカシメ軸2,2の上に載置する。
次にカシメ装置を起動すると、回転駆動装置(図示せず)から回転力が3本のカシメ軸2,3に伝えられ、下側のカシメ軸2,2の回転が羽根車1に伝えられるとともに、上側のカシメ軸3が下降し円盤状固定板12にカシメリング21が当接し、所定の押付け力で円盤状固定板12を押付けながら加工を行う。
【0013】
実施例ではカシメ軸が3本で従来のように等間隔で配置すると、羽根車1の回転軸を中心として120度間隔でカシメ軸を配置していたが、本発明では、下側のカシメ軸2,2の間隔Θを120度よりも大きくしている。これにより、羽根車1の中心と下側カシメ軸2との距離eが従来の距離よりも短くなるためにカシメ初期の回転がより安定する。また、羽根車1がカシメ中に回転するとき、羽根車1の中をながれる空気が下から上に流れる様にカシメ軸2,2,3を配置したため、羽根車1が下側のカシメ軸2に押付けられ、より羽根車1とカシメ軸2,3との接触が良くなり羽根車1をより高速で回転させることができるようになった。
【0014】
また、図5で示す様に、円盤状固定板12の厚み方向の中心L1とカシメリングの溝の中心L2をずらせている。従来は円盤状固定板12に働く図中横方向の力は排除すべき力だった。実施例では、図中右側の最外側の円盤状固定板12をカシメリングの溝の中心L2から図中左側にずらし、カシメの初期はカシメリングの溝22と円盤状固定板12の右側が当たり、円盤状固定板12はカシメ加工が進むに従って左側に移動するような力を発生させている。また、図中すぐ左の円盤状固定板12については、図中右側に移動しながらカシメられる。このように、相隣る円盤状固定板12をカシメ中にその相手側に押すようにカシメリングの溝の中心L2をずらしている。この力を発生させたことにより、羽根車1の形状に左右されずに、スリップを抑えることができた。
【0015】
上記カシメリングの凹状の溝の形状は、図5に示すような円形または楕円形のものやV字形の形状であり、カシメが進につれて円盤状固定板がカシメリングのどちらか側に移動するような形状であれば良い。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上述のとおりであって、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置し、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を回転させて羽根車の前記固定板の外周をカシメるようにし、カシメ初期の羽根車の回転ムラやスリップをなくし、カシメ加工を高速回転で行えるようにしたから、
<イ>羽根車の真円度が向上して、羽根車の回転が円滑になり、振動等の不具合が減る、
<ロ>円盤状固定板毎の固定が安定したので、回転中の騒音が低減する、
<ハ>羽根部材の位置のばらつきが安定したことで、羽根車の風量のぶれが減少する、
<ニ>カシメ加工が安定したので、羽根車の品質が安定し生産性が向上する、
等の効果が得られる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】羽根車の正面図
【図2】羽根部材を円盤状固定板に挿入した所の詳細図
【図3】円盤状固定板の外周をカシメ加工した所の詳細図
【図4】本発明のカシメ軸と羽根車の位置関係を示す一つの実施例
【図5】本発明のカシメリングと円盤状固定板の位置関係を示す図
【0018】
【符号の説明】
1 羽根車
11 羽根部材
12 円盤状固定板
12a 円盤状固定板の円周上の溝
13 軸プレート
14 ボスプレート
2 カシメ軸(下側)
21 カシメリング
22 カシメリングの外周の溝
3 カシメ軸(上側)
L1 円盤状固定板の厚み方向の中心
L2 カシメリングの中心
【産業上の利用分野】
本発明は、送風機用羽根車において、多数の羽根部材を複数の円盤状固定板に成形固定するカシメ方法とそのカシメ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送風機用羽根車のカシメ加工を図1及び図2を用いて説明する。多数の羽根部材を複数の円盤状固定板の円周に設けられた溝に挿入し、仮組した状態にし円盤状固定板の外周をカシメて一体化する。
このとき円盤状固定板の厚み方向の中心をカシメリングの中心に正確に誘導するために、前記円盤状固定板の厚み方向の中心と複数のカシメリングの中心とを一致させていた。
また、カシメるための押付け力が円盤状固定板に均一に作用するように、上側のカシメ軸と下側のカシメ軸は、送風機用羽根車の外周の等間隔の位置に配置されていた。
【0003】
しかしながら、カシメ加工初期の送風機用羽根車は羽根部材を円盤状固定板に挿入したのみで、不安定な状態であり、それぞれのカシメ軸に働く反力が不揃いになる。そのため、カシメリングと羽根車の固定板の間でスリップなどが発生し回転が不安定になる。
【0004】
そのために、羽根車の固定板の形状が楕円などに変形し、固定板の円周上における羽根部材のカシメが不揃いになることにより、羽根車の回転時に音が大きくなる、また、送風量がばらつく等の不具合が発生する。
さらに、上記音や送風量等の品質がばらつくことで、手直しや不良品などにより生産性が低下する等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述のような従来技術に鑑み、送風機用羽根車のカシメ加工において、カシメ加工の初期の不安定な状態においても、羽根部材と円盤状固定板の固定力が安定、揃うようにすることを、その課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、多数の羽根部材を、円盤状で周側に羽根部材挿入用の溝を設けた複数枚の固定板の前記溝に差し込み、円板外周をカシメ加工により成形する送風機用羽根車のカシメ加工において、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置し、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板の外周をカシメることを特徴としている。
【0007】
また、上記送風機用羽根車のカシメ加工方法において、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を置いて、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板の外周をカシメることを特徴としている。
【0008】
また、上記送風機用羽根車のカシメ装置において、カシメリングの外周に凹状の溝を設け、前記円盤状固定板の厚み方向の中心と前記溝の中心を羽根車の長手方向のいずれかにずらして、相隣る2枚の前記円盤状固定板を相手側にそれぞれ微小量移動させながらカシメることを特徴としている。
【0009】
また、上記送風機用羽根車のカシメ装置において、送風機用羽根車の外周をカシメ軸数で等分割した角度より下側のカシメ軸の配置角度を広く配設したことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明によりカシメ加工が行われる送風機用羽根車の正面図である。図2は羽根部材と円盤状の固定板の関係を示した斜視図である。図3は円盤状固定板の外周をカシメ加工して、羽根部材を固定した状態の部分斜視図である。図4は本発明のカシメ軸と羽根車の位置関係を示す側面図である。図5は羽根車の円盤状の固定板とカシメリングの位置関係を示す正面図である。
【0011】
図1はカシメ加工された送風機の羽根車を示しており、図中では左右方向に羽根が伸びており、所定間隔で円盤状固定板が必要数配置されている。
図2,3を用いて羽根部材と円盤状固定板の固定を説明する。1は羽根車を示しており、羽根部材11,円盤状固定板12,軸プレート13,ボスプレート14から構成されている。羽根部材11を円盤状固定板12の円周上に設けた溝12aに挿入し、該固定板12の外周をカシメ加工し、羽根部材11と円盤状固定板12を固定する。
【0012】
図4を用いて、本発明の実施例の一つを説明する。円盤状固定板12の外周の溝12aに羽根部材11が挿入されて仮組みした状態で、マニュピレータ(図示せず)等で下側のカシメ軸2,2の上に載置する。
次にカシメ装置を起動すると、回転駆動装置(図示せず)から回転力が3本のカシメ軸2,3に伝えられ、下側のカシメ軸2,2の回転が羽根車1に伝えられるとともに、上側のカシメ軸3が下降し円盤状固定板12にカシメリング21が当接し、所定の押付け力で円盤状固定板12を押付けながら加工を行う。
【0013】
実施例ではカシメ軸が3本で従来のように等間隔で配置すると、羽根車1の回転軸を中心として120度間隔でカシメ軸を配置していたが、本発明では、下側のカシメ軸2,2の間隔Θを120度よりも大きくしている。これにより、羽根車1の中心と下側カシメ軸2との距離eが従来の距離よりも短くなるためにカシメ初期の回転がより安定する。また、羽根車1がカシメ中に回転するとき、羽根車1の中をながれる空気が下から上に流れる様にカシメ軸2,2,3を配置したため、羽根車1が下側のカシメ軸2に押付けられ、より羽根車1とカシメ軸2,3との接触が良くなり羽根車1をより高速で回転させることができるようになった。
【0014】
また、図5で示す様に、円盤状固定板12の厚み方向の中心L1とカシメリングの溝の中心L2をずらせている。従来は円盤状固定板12に働く図中横方向の力は排除すべき力だった。実施例では、図中右側の最外側の円盤状固定板12をカシメリングの溝の中心L2から図中左側にずらし、カシメの初期はカシメリングの溝22と円盤状固定板12の右側が当たり、円盤状固定板12はカシメ加工が進むに従って左側に移動するような力を発生させている。また、図中すぐ左の円盤状固定板12については、図中右側に移動しながらカシメられる。このように、相隣る円盤状固定板12をカシメ中にその相手側に押すようにカシメリングの溝の中心L2をずらしている。この力を発生させたことにより、羽根車1の形状に左右されずに、スリップを抑えることができた。
【0015】
上記カシメリングの凹状の溝の形状は、図5に示すような円形または楕円形のものやV字形の形状であり、カシメが進につれて円盤状固定板がカシメリングのどちらか側に移動するような形状であれば良い。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上述のとおりであって、前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置し、前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を回転させて羽根車の前記固定板の外周をカシメるようにし、カシメ初期の羽根車の回転ムラやスリップをなくし、カシメ加工を高速回転で行えるようにしたから、
<イ>羽根車の真円度が向上して、羽根車の回転が円滑になり、振動等の不具合が減る、
<ロ>円盤状固定板毎の固定が安定したので、回転中の騒音が低減する、
<ハ>羽根部材の位置のばらつきが安定したことで、羽根車の風量のぶれが減少する、
<ニ>カシメ加工が安定したので、羽根車の品質が安定し生産性が向上する、
等の効果が得られる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】羽根車の正面図
【図2】羽根部材を円盤状固定板に挿入した所の詳細図
【図3】円盤状固定板の外周をカシメ加工した所の詳細図
【図4】本発明のカシメ軸と羽根車の位置関係を示す一つの実施例
【図5】本発明のカシメリングと円盤状固定板の位置関係を示す図
【0018】
【符号の説明】
1 羽根車
11 羽根部材
12 円盤状固定板
12a 円盤状固定板の円周上の溝
13 軸プレート
14 ボスプレート
2 カシメ軸(下側)
21 カシメリング
22 カシメリングの外周の溝
3 カシメ軸(上側)
L1 円盤状固定板の厚み方向の中心
L2 カシメリングの中心
Claims (6)
- 多数の羽根部材を、円盤状で周側に羽根部材挿入用の溝を設けた複数枚の固定板の前記溝に差し込み、固定板外周をカシメ加工により成形固定する送風機用羽根車のカシメ加工において、
前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、
前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、
水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、
前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置して、
前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、
前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板外周をカシメることを特徴とする送風機用羽根車のカシメ方法。 - 上記送風機用羽根車のカシメ加工方法において、
前記複数枚の固定板と同位置に円盤状のカシメリングを設けたカシメ軸を複数設けると共に、
前記複数のカシメ軸を同期回転駆動するための回転駆動装置を設け、
水平状態の送風機用羽根車の回転芯より下側に複数のカシメ軸を設け、
前記下側の複数のカシメ軸の上側にカシメ加工前の送風機用羽根車を載置して、
前記送風機用羽根車の上側より前記円盤状のカシメリングを有するカシメ軸を前記羽根車の中心に向かって押付けながら、
前記回転駆動装置でカシメ軸を回転させて羽根車を連れ回りさせて羽根車の前記固定板の外周をカシメることを特徴とする送風機用羽根車のカシメ装置。 - 上記送風機用羽根車のカシメ装置において、
カシメリングの外周に凹状の溝を設け、
前記円盤状固定板の厚み方向の中心と前記溝の中心を羽根車の長手方向のいずれかにずらして、
相隣る2枚の前記円盤状固定板を相手側にそれぞれ微小量移動させながらカシメ加工することを特徴とする請求項2に記載の送風機用羽根車のカシメ装置。 - 上記送風機用羽根車のカシメ装置において、
送風機用羽根車の外周をカシメ軸数で等分割した角度より下側のカシメ軸の配置角度を広く配設したことを特徴とする請求項2〜3に記載の送風機用羽根車のカシメ装置。 - 請求項3に記載のカシメリング外周の凹状の溝は、円形または楕円形をしていることを特徴とする送風機用羽根車のカシメ装置。
- 請求項3に記載のカシメリング外周の凹状の溝は、外側から溝の内側に向かって傾斜した形状をしていることを特徴とする送風機用羽根車のカシメ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12920596A JP3755928B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 送風機用羽根車のカシメ方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12920596A JP3755928B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 送風機用羽根車のカシメ方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09291896A JPH09291896A (ja) | 1997-11-11 |
JP3755928B2 true JP3755928B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=15003742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12920596A Expired - Fee Related JP3755928B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 送風機用羽根車のカシメ方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3755928B2 (ja) |
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1996
- 1996-04-26 JP JP12920596A patent/JP3755928B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09291896A (ja) | 1997-11-11 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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