JP2001101741A5 - 磁気ディスク固定方法及び磁気ディスク支持装置 - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
円周上の孔を有する磁気ディスクをシャフトに対する偏芯調節を行い固定するための磁気ディスク固定方法であって、
前記磁気ディスクの孔の内周側に円筒状の多孔質材料を有するガイド部材を配置する工程、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの孔の内周面との間に流体幕を形成し、前記磁気ディスクと前記シャフトの位置調整を行う工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトを固定する工程、
を有することを特徴とする磁気ディスク固定方法。
【請求項２】
円周上の孔を有する磁気ディスクをシャフトに対する偏芯調節を行い固定するための磁気ディスク固定方法であって、
前記磁気ディスクの孔に前記シャフトを挿入する工程、
前記磁気ディスクの孔の外周面側に円筒状の多孔質材料を有するガイド部材を配置する工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトの位置調整を行う工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトを固定する工程、
と、を有することを特徴とする磁気ディスク固定方法。
【請求項３】
磁気ディスクの孔に挿入するシャフトと、
前記磁気ディスクの孔の内周側に配置された円筒状の多孔質材料を有するガイド部材と、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの内周面との間に、流体幕を形成するための流体膜形成手段と、
前記流体膜形成手段により前記磁気ディスクが前記シャフトに対して位置決めされた後、前記磁気ディスクを前記シャフトに固定するための固定手段を有することを特徴とする磁気ディスク支持装置。
【請求項４】
磁気ディスクの孔に挿入するシャフトと、
前記磁気ディスクの外周面側に配置された円筒状の多孔質材料を有するガイド部材と、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの外周面との間に、流体幕を形成するための流体膜形成手段と、
前記流体膜形成手段により前記磁気ディスクが前記シャフトに対して位置決めされた後、前記磁気ディスクを前記シャフトに固定するための固定手段を有することを特徴とする磁気ディスク支持装置。

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気ディスク固定方法及び磁気ディスク支持装置に関し、例えばハードディスク、光ディスク、光カード等の情報記録再生媒体や半導体ウエハ等の媒体をシャフトに対して位置決め固定し、軸振れ量を少なくしつつ、高速回転する装置に好適なものである。

本発明はシャフトに磁気ディスク等の媒体を１つまたは複数枚位置決め固定するとき、媒体の駆動軸に対する軸振れ量を少なくし、例えば回転時に高速でしかも高精度に回転駆動させることができる磁気ディスク固定方法及び磁気ディスク支持装置の提供を目的とする。

【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明の磁気ディスク固定方法は、
円周上の孔を有する磁気ディスクをシャフトに対する偏芯調節を行い固定するための磁気ディスク固定方法であって、
前記磁気ディスクの孔の内周側に円筒状の多孔質材料を有するガイド部材を配置する工程、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの孔の内周面との間に流体幕を形成し、前記磁気ディスクと前記シャフトの位置調整を行う工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトを固定する工程、
を有することを特徴としている。

請求項２の発明の磁気ディスク固定方法は、
円周上の孔を有する磁気ディスクをシャフトに対する偏芯調節を行い固定するための磁気ディスク固定方法であって、
前記磁気ディスクの孔に前記シャフトを挿入する工程、
前記磁気ディスクの孔の外周面側に円筒状の多孔質材料を有するガイド部材を配置する工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトの位置調整を行う工程、
前記磁気ディスクと前記シャフトを固定する工程、
と、を有することを特徴としている。

請求項３の発明の磁気ディスク支持装置は、
磁気ディスクの孔に挿入するシャフトと、
前記磁気ディスクの孔の内周側に配置された円筒状の多孔質材料を有するガイド部材と、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの内周面との間に、流体幕を形成するための流体膜形成手段と、
前記流体膜形成手段により前記磁気ディスクが前記シャフトに対して位置決めされた後、前記磁気ディスクを前記シャフトに固定するための固定手段を有することを特徴としている。

請求項４の発明の磁気ディスク支持装置は、
磁気ディスクの孔に挿入するシャフトと、
前記磁気ディスクの外周面側に配置された円筒状の多孔質材料を有するガイド部材と、
前記ガイド部材と前記磁気ディスクの外周面との間に、流体幕を形成するための流体膜形成手段と、
前記流体膜形成手段により前記磁気ディスクが前記シャフトに対して位置決めされた後、前記磁気ディスクを前記シャフトに固定するための固定手段を有することを特徴としている。

【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の磁気ディスク支持装置（媒体支持装置）の実施形態１を図面１〜３に基づき説明する。

図６は本発明の実施形態２の要部断面図である。本実施形態は先の実施形態１に比べて略中心部に円形の穴１ａを有する円盤状の媒体１を１枚または複数枚を積層して媒体１の開口部にシャフト３を挿入し、シャフトに媒体１を固定するとともに、シャフト３の外径と略同一の開口部を有する円筒状の多孔質からなるガイド（多孔質材料）５ａを配し、ガイド５ａの内側面と媒体１の外周部との間に空気等の気体を用いて流体膜を形成し、媒体１の外周部とガイド５ａの内周面との隙間を均一に位置決めしている点が異なっているだけであり、その他の構成は同じである。