JP3753837B2 - 多色画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディジタル複写機、レーザプリンタ等の多色画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多色画像形成装置としては、感光体ドラムを帯電器で一様に帯電した後に光走査装置で感光体ドラムの少なくとも2箇所を少なくとも2本の光ビームで同時に露光して少なくとも2つの静電潜像を形成し、この少なくとも2つの静電潜像を現像器により異なる色のトナーで現像して重ね合わせ、これを出力紙へ1回で転写して少なくとも2色の画像を形成するディジタル複写機やレーザプリンタが実用化されている。
【0003】
また、4つの感光体ドラムを出力紙の搬送方向に配列し、各感光体を帯電器で一様に帯電した後に光走査装置により光ビームで同時に露光して4つの静電潜像を形成し、この4つの静電潜像を現像器によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックという異なる色のトナーでそれぞれ現像して順次に重ねて転写することによりカラー画像を形成するディジタル複写機やレーザプリンタが実用化されている。
【0004】
このような画像形成装置においては、各色毎に光走査装置を配備する必要があるが、これらの光走査装置を統合して1つのユニットとした例が特開平4ー127115号公報等に記載されている。これは、複数の光源より射出された光ビームを単一の偏向器により走査し、この偏向器と各感光体ドラムとの間の結像レンズを積み重ねて配置することで実質上一体的にユニットを構成し、4本の光ビームを単一の偏向器により同時に走査して各々別々の感光体ドラムに照射する。
【0005】
また、1本の光ビームで感光体を走査する場合よりも画像形成速度を速くするために、複数の光ビームで感光体を同時に走査するように構成したマルチビーム型の画像形成装置が実用化されている。マルチビーム型の画像形成装置を実現する手法としては、例えば複数の半導体レーザからの光ビームを所定ピッチの複数の光ビームに合成する方式が提案されている。
【0006】
また、上述のような複数の光ビームを用いる画像形成装置においては、それぞれの光ビーム毎に同期信号を設定して個別に光源の変調を制御することが、光ビームによる感光体上の走査位置のずれを回避するために必要となる。この方法については種々の手法が提案されており、例えば複数の光ビームのうちの第1の光ビームの入射を光センサで検知して第1の同期信号を発生し、この第1の同期信号に適当な遅延を与えて第2の同期信号とする手法が考えられている。
【0007】
また、1つの感光体における各光ビームに対応した同期検知信号を確実に得るため、各光ビームが光センサに入射する直前から、光ビームが光センサで検知されるようにそれぞの光源を変調するための同期検知用変調信号を用い、同期信号発生器にて各々の光源に対応した同期検知用変調信号が発生している時の光センサの出力信号を光ビーム各々の同期信号とする画像形成装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術のように複数の光ビームを単一の偏向器で同時に走査する光走査装置を有する画像形成装置において、複数の光ビームで1つの光センサを共有して複数の光ビームを1つの光センサで検知するようにした場合は、特開平4ー127115号公報記載の画像形成装置を組み合わせて複数の光走査装置を統合して1つのユニットとすると、各感光体ドラムに対する同期検知(光センサによる光ビームの検知)を確実に行うことはできるものの、偏向器の動作が非同期であるがゆえに、光センサで検知した光ビームがどの感光体ドラムを走査するものであるかが分からず、誤った画像データで光源の変調が行われて画像が形成できなくなるという誤動作が発生する。
【0009】
本発明は、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができ、信号線の数を減らすことができ、フレアノイズ等による不必要な光の光センサ入射による同期信号の誤発生を防止することができる多色画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするものであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われる。
【0011】
請求項2に係る発明は、複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、この同期信号発生器から得られる前記複数の光ビーム各々の同期信号で前記複数の光ビーム各々の画像走査クロックを更新する画像走査クロック発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするものであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われる。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、感光体識別信号発生器は、前記複数の感光体のうちの1番目の感光体に対する1番目の前記感光体識別信号が得られてから次のラインでの前記1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時間をカウントするラインカウンタと、前記感光体各々の同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カウンタとを具備し、前記ラインカウンタにより所定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別信号を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感光体識別カウンタにより所定時間がカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発生させるものであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、前記光源として前記感光体毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体を副走査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時に走査するものであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われる。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項1、2、3または4記載の多色画像形成装置において、前記感光体の1つに対する前記複数の同期検知用変調信号を前記複数の感光体で共有するものであり、信号線の数が減る。
【0015】
請求項6に係る発明は、請求項1または2記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形成装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するものであり、フレアノイズ等による不必要な光の光センサ入射による同期信号の誤発生が防止され、信号線の数が減る。
【0016】
請求項7に係る発明は、請求項1、2、3、4、5または6記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するものであり、信号線の数が減る。
【0017】
請求項8に係る発明は、請求項1、2または6記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識別信号が発生している時以外の前記光センサの出力信号を抑制するものであり、各感光体に対応した同期検知がより確実に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図2は本発明の第1実施形態の一部を示す。この第1実施形態は、請求項1〜4、8に係る発明の一実施形態であり、2色画像を形成する多色画像形成装置の一実施形態である。この第1実施形態では、複数の感光体、例えば一対の感光体ドラム101、102が副走査方向に配列され、出力紙が搬送系により上下方向(副走査方向)に搬送される。感光体ドラム101、102は単一の光走査装置により複数の光ビームで同時に走査されるが、この光走査装置においては、光源は複数の半導体レーザ103〜106が用いられる。
【0019】
半導体レーザ103、104から出射された光ビームはそれぞれコリメータレンズ107、108により平行光束とされる。コリメータレンズ107を通過した光ビームは基準となる光ビームとしてビーム合成プリズムからなるビーム合成手段109を透過する。コリメータレンズ108を通過した光ビームは、1/2波長板110により偏光面が90度回転され、ビーム合成プリズム109にて上記基準となる光ビームの光軸近傍に合成される。
【0020】
半導体レーザ105、106から出射された光ビームはそれぞれコリメータレンズ111、112により平行光束とされる。コリメータレンズ111を通過した光ビームは基準となる光ビームとしてビーム合成プリズムからなるビーム合成手段113を透過する。コリメータレンズ112を通過した光ビームは、1/2波長板114により偏光面が90度回転され、ビーム合成プリズム113にて上記基準となる光ビームの光軸近傍に合成されて上記基準となる光ビームと近接する。
【0021】
ビーム合成プリズム109からの2本の光ビームは、主走査方向に所定角度(数”)隔ててシリンダレンズ115を介してポリゴンミラーからなる偏向器116により偏向走査され、fθレンズ117を介してミラー118で斜め上方に反射された後にミラー119で折り返され、トロイダルレンズ120を介して感光体ドラム101上に結像される。
【0022】
ビーム合成プリズム113からの2本の光ビームは、主走査方向に所定角度(数”)隔ててシリンダレンズ121を介してポリゴンミラー116により偏向走査され、fθレンズ117を介してミラー122で斜め下方に反射された後にミラー123で折り返され、トロイダルレンズ124を介して感光体ドラム102上に結像される。
【0023】
ここに、シリンダレンズ115、121とトロイダルレンズ120、124は面倒れ補正光学系を構成している。また、半導体レーザ103、104、コリメータレンズ107、108、1/2波長板110、ビーム合成プリズム109からなる光源部を傾けることにより、ビーム合成プリズム109からの2本の光ビームの副走査方向ピッチを調整して設定することができ、半導体レーザ105、106、コリメータレンズ111、112、1/2波長板114、ビーム合成プリズム113からなる光源部を傾けることにより、ビーム合成プリズム113からの2本の光ビームの副走査方向ピッチを調整して設定することができる。これらの光源部は1つの光源ユニットとしてモジュール化されており、これらの光源部からポリゴンミラー116への光ビームの主走査方向入射角を約10°ずらしてある。
【0024】
感光体ドラム101は、図示しない回転駆動部により回転駆動されて副走査方向に移動し、帯電チャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後にトロイダルレンズ120からの光ビームにより主走査方向に走査されて画像が書き込まれることにより静電潜像が形成される。半導体レーザ103からの光ビームはポリゴンミラー116により先行して走査されて感光体ドラム101上に奇数行の画像書き込みを行い、半導体レーザ104からの光ビームはポリゴンミラー116により後行して走査されて感光体ドラム101上に偶数行の画像書き込みを行う。
【0025】
感光体ドラム102は、図示しない回転駆動部により回転駆動されて副走査方向に移動し、帯電チャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後にトロイダルレンズ124からの光ビームにより主走査方向に走査されて画像が書き込まれることにより静電潜像が形成される。半導体レーザ105からの光ビームはポリゴンミラー116により先行して走査されて感光体ドラム102上に奇数行の画像書き込みを行い、半導体レーザ106からの光ビームはポリゴンミラー116により後行して走査されて感光体ドラム102上に偶数行の画像書き込みを行う。
【0026】
感光体ドラム101、102上の静電潜像はそれぞれ現像装置により互いに異なる色のトナーで現像されて異なる色のトナー像となり、この感光体ドラム101、102上のトナー像が給紙装置から給紙されて搬送系により搬送される出力紙上へ転写装置により重ねて転写されることで2色画像が形成される。また、各半導体レーザ103〜106からの光ビームは、ポリゴンミラー116により走査された後にfθレンズ117を介して画像領域外で単一の反射部125により反射されて同期検知用光センサ126に集光されて検知される。
【0027】
図1は、この第1実施形態における光走査装置の回路構成を示す。スキャナ、画像メモリ等から入力された画像データ280は、画像形成制御手段としての印字制御部201により感光体ドラム101、102毎に分けられて更に各感光体ドラム101、102毎に奇数ラインの画像データと偶数ラインの画像データとに分けられ、光源制御手段としての半導体レーザ(以下LDという)制御部202を通してLDユニット208、209内のLD103〜106への変調信号となる。
【0028】
印字制御部201は同期信号発生器203からの同期信号241〜244を元に各ラインの画像データの出力タイミングを調整する。また、LD制御部202は同期検知用変調信号発生器204から同期検知用変調信号231〜234が出力された場合にはLD103〜106を発光させるための変調信号をLDユニット208、209へ出力する。
【0029】
LD103〜106からの4本の光ビーム281〜284はポリゴンミラー116により同時に走査されて走査領域内の画像領域外で光センサ126を走査し、光センサ126は時系列で順次に入射する光ビーム281〜284を検知して4個のパルス列である光センサ出力220として同期信号発生器203及び同期検知用変調信号発生器204に出力する。
【0030】
同期検知用変調信号発生器204は、光センサ126が光センサ出力220を出力できるようにするために各感光体101、102に対応する各光ビーム281〜284が光センサ126に入射する前に予め第1感光体101用の同期検知用変調信号231、232、第2感光体102用の同期検知用変調信号233、234を立ち上げておき、同期信号発生器203は同期検知用変調信号231〜234を用いて光センサ出力220を第1感光体101用の各光ビーム281、282の主走査方向の同期信号241、242、第2感光体102用の各光ビーム283、284の主走査方向の同期信号243、244に変換して出力する。
【0031】
画像走査クロック発生器205は、外部から供給されるリファレンスクロック255を元に同期信号発生器203からの同期信号241〜244により第1感光体101用の各光ビーム281、282の画像走査クロック251、252、第2感光体102用の各光ビーム283、284の画像走査クロック253、254の位相を各光ビーム281〜284の位相に合わせて印字制御部201に供給する。この画像走査クロック251〜254を用いることにより、各光ビーム281〜284それぞれの同期信号241〜244に位相を合致させて光ビーム281〜284の走査を行うことができる。
【0032】
感光体識別信号発生器206は各光ビーム281〜284が感光体101、102のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号221、222を発生して同期信号発生器203、同期検知用変調信号発生器204及び論理和ゲート207に出力し、光センサ126が論理和ゲート207の出力信号223により駆動されて動作することにより、感光体識別信号221、222が発生している時以外には光センサ出力220が抑制される。また、同期検知用変調信号発生器204及び感光体識別信号発生器206は印字制御部201からのシステムリセット信号271によりリセットされる。
【0033】
図3は本実施形態における感光体識別信号発生器206、同期検知用変調信号発生器204及び同期信号発生器203の構成を示し、図4は感光体識別信号発生器206内の感光体識別信号制御装置301の構成を示し、図5は同期検知用変調信号発生器204の構成を示し、図6〜図8は本実施形態の動作フローを示し、図9は本実施形態の動作タイミングを示す。なお、図9に示すように感光体ドラムを単に感光体又はドラムということがあり、また、光ビームを単にビームということがある。
【0034】
感光体識別信号発生器206は、前ラインにおける第1感光体識別信号221を発生してから所定の時間Toが経過した後に、第1感光体識別信号221を立ち上げると共に、内包する感光体識別信号制御装置301内の同期シーケンス動作信号用カウンタ402を動作させる。同期シーケンス動作信号用カウンタ402は、最初の感光体ドラム101に対する感光体識別信号221が立ち上がってから最後の感光体ドラム102に対する感光体識別信号222が立ち下がるまで同期シーケンス動作信号412を高レベル(以下Hという)にしておく。
【0035】
感光体識別カウンタ401は、同期シーケンス動作信号用カウンタ402からの同期シーケンス動作信号412が低レベル(以下Lという)の間は同期シーケンス動作信号412によりリセットされており、同期シーケンス動作信号412がHになったらその間は所定時間Tk毎に感光体識別カウント終了信号411を発生する。
【0036】
排他的論理和回路505は感光体識別信号発生器206からの第1感光体識別信号221と光センサ126からの光センサ出力220との排他的論理和をとり、第1感光体101・第1光ビーム281用Dラッチ501は排他的論理和回路505の出力信号によりトリガされる。従って、第1感光体101・第1光ビーム281用Dラッチ501は、第1感光体識別信号221の立ち上がりで第1感光体101・第1光ビーム281用同期検知信号231としての出力信号を立ち上げ、1番目の光センサ出力信号220の立ち下がりで第1感光体101・第1光ビーム281用同期検知信号231を立ち下げる。
【0037】
また、第1感光体101・第1光ビーム281用Dラッチ501は、印字制御部201からのリセット信号271、Dラッチ502の反転出力信号及び感光体識別信号発生器206からの第2感光体識別信号222が論理ゲート506を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232がアクティブHになるか、第2感光体識別信号222がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第1感光体101・第1光ビーム281用の同期検知用変調信号231の状態が変化しないようになっている。
【0038】
同期信号発生器203は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号221、同期検知用変調信号発生器204からの第1感光体101・第1光ビーム281用の同期検知用変調信号231及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート291でとり、この論理積ゲート291の出力信号を第1感光体101・第1光ビーム281用同期信号241として出力する。従って、同期信号発生器203は、第1感光体識別信号221及び第1感光体101・第1光ビーム281用の同期検知用変調信号231が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第1感光体101・第1光ビーム281用同期信号241を出力する。
【0039】
第1感光体101・第2光ビーム282用Dラッチ502は、光センサ126からの光センサ出力220がインバータ507で反転されてトリガ信号として入力され、光センサ出力220の立ち下がりで第1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232としての出力信号を立ち上げ、2番目の光センサ出力220の立ち下がりで第1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232を立ち下げる。
【0040】
また、第1感光体101・第2光ビーム282用Dラッチ502は、印字制御部201からのリセット信号271及び感光体識別信号発生器206からの第2感光体識別信号222が論理ゲート508を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第2感光体識別信号222がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232の状態が変化しないようになっている。
【0041】
同期信号発生器203は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号221、同期検知用変調信号発生器204からの第1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート292でとり、この論理積ゲート292の出力信号を第1感光体101・第2光ビーム282用同期信号242として出力する。従って、同期信号発生器203は、第1感光体識別信号221及び第1感光体101・第2光ビーム282用同期検知用変調信号232が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第1感光体101・第2光ビーム282用同期信号242を出力する。
【0042】
一方、感光体識別信号発生器206は、感光体識別カウンタ401がTkをカウントした後に第1感光体識別信号221を立ち下げ、続いて第2感光体識別信号222を立ち上げる。ここで、Dラッチ403は、第1感光体識別信号221を生成するため、ラインカウンタ302からのラインカウンタ終了信号312が論理和ゲート413を介してクロックとして入力されると共に感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411が論理積ゲート414及び論理和ゲート413を介してクロックとして入力されトリガされ、第1感光体識別信号221を出力する。
【0043】
感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411は第1感光体101の同期検知動作が行われている時だけでなく第2感光体102の同期検知動作が行われている時にも出力されるため、論理積ゲート414で感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411とDラッチ403からの第1感光体識別信号221との論理積がとられ、Dラッチ403は第1感光体101以外の感光体102の同期検知動作時には動作しない。
【0044】
印字制御部201からのリセット信号271及びDラッチ403の反転出力信号は論理積ゲート415で論理積がとられ、この論理積ゲート415の出力信号がラインカウンタ開始信号311としてラインカウンタ302に送られる。同期シーケンス動作信号用カウンタ402は、最初の感光体ドラム101に対する感光体識別信号221が立ち上がってから最後の感光体ドラム102に対する感光体識別信号222が立ち下がるまで同期シーケンス動作信号412をHにする。この同期シーケンス動作信号用カウンタ402は、ラインカウンタ302からのラインカウンタ終了信号312及び感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411が論理和ゲート416を介して入力され、ラインカウンタ302からラインカウンタ終了信号312が所定回数、例えば2回入力されると同期シーケンス動作信号412をLにする。
【0045】
Dラッチ404は、第2感光体識別信号222を生成するため、論理積ゲート414の出力信号が論理和ゲート417を介してクロックとして入力されると共に感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411が論理積ゲート418及び論理和ゲート417を介してクロックとして入力されてトリガされ、第2感光体識別信号222を出力する。
【0046】
感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411は第2感光体102の同期検知動作が行われている時だけでなく第1感光体101の同期検知動作が行われている時にも出力されるため、論理積ゲート418で感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信号411とDラッチ404からの第2感光体識別信号222との論理積がとられ、Dラッチ404は第2感光体102以外の感光体101の同期検知動作時には動作しない。
【0047】
同期検知用変調信号発生器204において、排他的論理和回路509は感光体識別信号発生器206からの第2感光体識別信号222と光センサ126からの光センサ出力220との排他的論理和をとり、第2感光体102・第1光ビーム283用Dラッチ503は排他的論理和回路509の出力信号によりトリガされる。従って、第2感光体102・第1光ビーム283用Dラッチ503は、第2感光体識別信号222の立ち上がりで第2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233としての出力信号を立ち上げ、3番目の光センサ出力信号220の立ち下がりで第2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233を立ち下げる。
【0048】
また、第2感光体102・第1光ビーム283用Dラッチ503は、印字制御部201からのリセット信号271、Dラッチ504の反転出力信号及び感光体識別信号発生器206からの第1感光体識別信号221が論理ゲート510を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第2感光体101・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234がアクティブHになるか、第1感光体識別信号221がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233の状態が変化しないようになっている。
【0049】
同期信号発生器203は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号222、同期検知用変調信号発生器204からの第2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート293でとり、この論理積ゲート293の出力信号を第2感光体102・第1光ビーム283用同期信号243として出力する。従って、同期信号発生器203は、第2感光体識別信号222及び第2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第2感光体102・第1光ビーム283用同期信号243を出力する。
【0050】
また、第2感光体102・第2光ビーム284用Dラッチ504は、光センサ126からの光センサ出力220がインバータ507で反転されてトリガ信号として入力され、光センサ出力220の立ち下がりで第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234としての出力信号を立ち上げ、4番目の光センサ出力220の立ち下がりで第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234を立ち下げる。
【0051】
第2感光体102・第2光ビーム284用Dラッチ504は、印字制御部201からのリセット信号271及び感光体識別信号発生器206からの第1感光体識別信号221が論理ゲート511を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第1感光体識別信号221がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234の状態が変化しないようになっている。
【0052】
同期信号発生器203は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号222、同期検知用変調信号発生器204からの第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート294でとり、この論理積ゲート294の出力信号を第2感光体102・第2光ビーム284用同期信号244として出力する。従って、同期信号発生器203は、第2感光体識別信号222及び第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第2感光体102・第2光ビーム284用同期信号244を出力する。
【0053】
また、ラインカウンタ302は、感光体識別信号制御装置301において第1感光体識別信号221が出力されると出力されるラインカウンタ開始信号311によりカウントを開始し、次のラインでの同期検知を行えるようにTo時間カウントした後にカウント終了信号312を出力する。
【0054】
この第1実施形態においては、各同期検知用変調信号は光センサ出力220の立ち下がりで立ち下がるように構成されているが、各同期検知用変調信号が光センサ出力220の立ち上がりで立ち下がるように構成してもよい。また、第1実施形態は2つの感光体を用いたが、3つ以上の感光体を用いるようにしてもよい。
【0055】
感光体識別信号発生器206は、複数の感光体を用いる場合には、そのうちの1番目の感光体に対する1番目の感光体識別信号が得られてから次のラインでの1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時間Toをカウントするラインカウンタ302と、感光体各々の同期検知を行っている時間Tkをカウントする感光体識別カウンタ401とを設け、ラインカウンタ302により所定時間Toがカウントされた後に1番目の感光体識別信号を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について感光体識別カウンタ401により所定時間Tkがカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発生させるように構成される。
【0056】
このように、第1実施形態は、請求項1に係る発明の一実施形態であって、複数の光源としてのLD103〜106より射出された複数の光ビーム281〜284を1つの偏向器としてのポリゴンミラー116にて偏向走査し、この偏向器116からの複数の光ビーム281〜284を副走査方向に配列された複数の感光体101、102に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビーム281〜284を受光する1つの光センサ126の出力信号に基づいて前記複数の光ビーム281〜284の主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体101、102の同期検知を前記1つの光センサ126で行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビーム281〜284が前記複数の感光体101、102のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号221、222を発生する感光体識別信号発生器206と、前記複数の光ビーム281〜284が前記光センサ126に時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサ126の出力信号220により前記複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜244を発生する同期信号発生器203と、前記複数の光ビーム281〜284が前記光センサ126に入射する直前から前記光センサ126によって前記複数の光ビーム281〜284各々の入射が検知されるように前記複数の光源103〜106を変調するための複数の同期検知用変調信号231〜234を発生する同期検知用変調信号発生器204とを具備し、前記同期信号発生器203は前記感光体識別信号221、222が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号231〜234が発生している時に前記光センサ126の出力信号220を前記感光体識別信号221、222及び前記複数の同期検知用変調信号231〜234に応じて前記複数の感光体101、102に対応した複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜244とするので、現在どの感光体に対応する同期検知を行おうとしているのかを識別するための感光体識別信号と各感光体での各光ビームに対応した同期検知用変調信号を順次に発生させて各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0057】
また、第1実施形態は、請求項2に係る発明の一実施形態であって、複数の光源としてのLD103〜106より射出された複数の光ビーム281〜284を1つの偏向器としてのポリゴンミラー116にて偏向走査し、この偏向器116からの複数の光ビーム281〜284を副走査方向に配列された複数の感光体101、102に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビーム281〜284を受光する1つの光センサ21の出力信号220に基づいて前記複数の光ビーム281〜284の主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体101、102の同期検知を前記1つの光センサ126で行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビーム281〜284が前記複数の感光体101、102のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号221、222を発生する感光体識別信号発生器206と、前記複数の光ビーム281〜284が前記光センサ126に時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサ126の出力信号220により前記複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜244を発生する同期信号発生器203と、この同期信号発生器203から得られる前記複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜244で前記複数の光ビーム281〜284各々の画像走査クロック251〜254を更新する画像走査クロック発生器205と、前記複数の光ビーム281〜284が前記光センサ126に入射する直前から前記光センサ126によって前記複数の光ビーム281〜284各々の入射が検知されるように前記複数の光源103〜106を変調するための複数の同期検知用変調信号231〜234を発生する同期検知用変調信号発生器204とを具備し、前記同期信号発生器203は前記感光体識別信号221、222が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号231〜234が発生している時に前記光センサ126の出力信号220を前記感光体識別信号221、222及び前記複数の同期検知用変調信号231〜234に応じて前記複数の感光体101、102に対応した複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜244とするので、現在どの感光体に対応する同期検知を行おうとしているのかを識別するための感光体識別信号と各感光体での各光ビームに対応した同期検知用変調信号を順次に発生させて各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0058】
また、第1実施形態は、請求項3に係る発明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、感光体識別信号発生器206は、前記複数の感光体101、102のうちの1番目の感光体101に対する1番目の前記感光体識別信号221が得られてから次のラインでの前記1番目の感光体101の同期検知を行うべく所定時間をカウントするラインカウンタ302と、前記感光体101、102各々の同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カウンタ401とを具備し、前記ラインカウンタ302により所定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別信号221を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感光体識別カウンタ401により所定時間がカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発生させるので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0059】
また、第1実施形態は、請求項4に係る発明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、前記光源103〜106として前記感光体101、102毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体101、102を副走査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時に走査するので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0060】
また、第1実施形態は、請求項8に係る発明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識別信号221、222が発生している時以外の前記光センサ126の出力信号220を抑制するので、各感光体に対応した同期検知をより確実に行うことができる。
【0061】
図10は本発明の第2実施形態における光走査装置の回路構成を示し、図11は第2実施形態における感光体識別信号発生器806、同期検知用変調信号発生器804及び同期信号発生器803の構成を示し、図12は同期検知用変調信号発生器804の構成を示し、図13〜図15は第2実施形態の動作フローを示し、図16は第2実施形態の動作タイミングを示す。この第2実施形態は、請求項5に係る発明の一実施形態であり、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。
【0062】
上記第1実施形態においては、各感光体101、102に対してそれぞれ2つずつの同期検知用変調信号を用いたが、各感光体に対する識別には感光体識別信号を用いればよいので、同期検知用変調信号は各感光体で共有することが可能である。第2実施形態では、図16に示すように第1ビーム用の同期検知用変調信号831は各感光体101、102における第1光ビーム281、283用の同期検知用変調信号として用いられ、第2ビーム用の同期検知用変調信号832は各感光体101、102における第2光ビーム282、284用の同期検知用変調信号として用いられる。
【0063】
第2実施形態では、このような構成にした場合にも、各同期検知用変調信号831、832は各感光体識別信号821、822と各同期検知用変調信号831、832が共にHの時にのみ同期検知を行うようにしているので、各感光体101、102における複数の光ビーム281〜284の同期検知を確実に行うことができる。LD制御部802は、感光体識別信号発生器806からの感光体識別信号821、822と同期検知用変調信号発生器804からの同期検知用変調信号831、832の組み合わせにより各LD103〜106からの光ビーム281〜284の同期検知を行うための変調信号をLDユニット208、209内の各LD103〜106に供給する。
【0064】
論理積ゲート1003は感光体識別信号発生器806内の感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号821と、感光体識別信号発生器806内の感光体識別信号制御装置301における感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウント終了信号411が入力され、第1第1ビーム用Dラッチ1001は論理積ゲート1003の出力信号、光センサ126からの光センサ出力220及び感光体識別信号発生器806内の感光体識別信号発生用ラインカウンタ302からのラインカウンタ終了信号312が論理和ゲート1004を介して入力されてトリガされる。
【0065】
従って、第1ビーム用Dラッチ1001は、ラインカウンタ終了信号312と、第1感光体識別信号821がHの時の感光体識別カウント終了信号411と、光センサ126からの光センサ出力220とによりトリガされる。このため、第1ビーム用Dラッチ1001は、ラインカウンタ終了信号312の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831としての出力信号を立ち上げ、1番目の光センサ出力220の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831を立ち下げ、更に第1感光体用の感光体識別カウント終了信号411の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831を立ち上げ、3番目の光センサ出力220の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831を立ち下げる。
【0066】
また、第1ビーム用Dラッチ1001は、印字制御部201からのリセット信号271及びDラッチ1002の反転出力信号が論理積ゲート1005を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第2ビーム用の同期検知用変調信号832がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第1ビーム用の同期検知用変調信号831の状態が変化しないようになっている。
【0067】
同期信号発生器803は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号821、同期検知用変調信号発生器804からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号831及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート851でとり、この論理積ゲート851の出力信号を第1光ビーム用同期信号841として出力する。従って、同期信号発生器803は、第1感光体識別信号821及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号831が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号841を出力する。
【0068】
第2光ビーム用Dラッチ1002は、光センサ126からの光センサ出力220の立ち上がりによりトリガされ、光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号832としての出力信号を立ち上げ、2番目の光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号832を立ち下げる。さらに、第2光ビーム用Dラッチ1002は、3番目の光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号832を立ち上げ、4番目の光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号832を立ち下げる。
【0069】
同期信号発生器803は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号821、同期検知用変調信号発生器804からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号832及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート852でとり、この論理積ゲート852の出力信号を第1感光体101・第2光ビーム282用の同期信号842として出力する。従って、同期信号発生器803は、第1感光体識別信号821及び第2光ビーム282用の同期検知用変調信号832が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第1感光体101・第2光ビーム282用同期信号842を出力する。
【0070】
また、同期信号発生器803は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号822、同期検知用変調信号発生器804からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号831及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート853でとり、この論理積ゲート853の出力信号を第2感光体102・第1光ビーム283用同期信号843として出力する。従って、同期信号発生器803は、第2感光体識別信号822及び第1光ビーム用同期検知用変調信号231が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第2感光体102・第1光ビーム283用の同期信号843を出力する。
【0071】
さらに、同期信号発生器803は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号822、同期検知用変調信号発生器804からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号232及び光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート854でとり、この論理積ゲート854の出力信号を第2感光体102・第2光ビーム284用同期信号844として出力する。従って、同期信号発生器803は、第2感光体識別信号822及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号832が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出したら第2感光体102・第2光ビーム284用同期信号844を出力する。
【0072】
この第2実施形態は、このような構成としたことにより、同期検知用変調信号を2つだけ持てばよく、また、同期検知用変調信号発生器803の構成を簡単にすることができる。
この第2実施形態は、請求項5に係る発明の一実施形態であって、請求項1、2、3または4記載の多色画像形成装置において、前記感光体101、102の1つに対する複数の同期検知用変調信号831、832を前記複数の感光体101、102で共有するので、信号線の数を減らすことができる。
【0073】
上記実施形態は一つの光センサ126に対して2つの感光体101、102を用いて各感光体101、102毎に光ビーム数を2とした場合の実施形態であるが、各感光体毎に光ビーム数を1つ又は3つ以上としても上記実施形態と同様に構成することができる。
【0074】
本発明の第3実施形態は各感光体毎に光ビーム数を1つとした実施形態であり、図22は第3実施形態における光走査装置の回路構成を示し、図23は第3実施形態における感光体識別信号発生器1706、同期検知用変調信号発生器1704及び同期信号発生器1703の構成を示し、図24は同期検知用変調信号発生器1704の構成を示し、図25〜図27は第3実施形態の動作フローを示し、図28は第3実施形態の動作タイミングを示す。
【0075】
この第3実施形態では、上記第1実施形態において、光走査装置においては、光源は2つのLD103、105が用いられて他のLD104、106、コリメータレンズ108、112、1/2波長板110、114及びビーム合成プリズム109、113が省略される。LD103、105から出射された光ビームはそれぞれコリメータレンズ107、111により平行光束とされ、シリンダレンズ115、121を介してポリゴンミラー116により偏向走査される。
【0076】
ポリゴンミラー116からの2本の光ビームは、上記第1実施形態と同様に感光体ドラム101、102上にそれぞれ結像され、画像領域外で同期検知用光センサ126に集光されて検知される。スキャナ、画像メモリ等から入力された画像データ1780は、画像形成制御手段としての印字制御部1701により感光体ドラム101、102毎に分けられ、光源制御手段としてのLD制御部202を通してLDユニット1708、1709内のLD103、105への変調信号となる。
【0077】
印字制御部1701は同期信号発生器1703からの同期信号1741、1743を元に各ラインの画像データの出力タイミングを調整する。また、LD制御部202は同期検知用変調信号発生器1704から同期検知用変調信号1731、1733が出力された場合にはLD103、105を発光させる変調信号をLDユニット1708、1709へ出力する。
【0078】
LD103、105からの2本の光ビーム1781、1783はポリゴンミラー116により同時に走査されて走査領域内の画像領域外で光センサ126を走査し、光センサ126は時系列で順次に入射する光ビーム1781、1783を検知して2個のパルス列である光センサ出力1720を同期信号発生器1703及び同期検知用変調信号発生器1704に出力する。
【0079】
同期検知用変調信号発生器1704は、光センサ126が光センサ出力1720を出力できるようにするために各感光体101、102に対応する各光ビーム281、283が光センサ126に入射する前に予め第1感光体101用の同期検知用変調信号1731、第2感光体102用の同期検知用変調信号1733を立ち上げておき、同期信号発生器1703は同期検知用変調信号1731、1733を用いて光センサ出力1720を第1感光体101用の光ビーム1781の主走査方向の同期信号1741、第2感光体102用の光ビーム1783の主走査方向の同期信号1743に変換して出力する。
【0080】
画像走査クロック発生器1705は、外部から供給されるリファレンスクロック1755を元に同期信号発生器1703からの同期信号1741、1743により第1感光体101用の光ビーム1781の画像走査クロック1751、第2感光体102用の光ビーム1783の画像走査クロック1753の位相を各光ビーム1781、1783の位相に合わせて印字制御部1701に供給する。この画像走査クロック1751、1753を用いることにより、各光ビーム1781、1783それぞれの同期信号1741、1743に位相を合致させて光ビーム1781、1783の走査を行うことができる。
【0081】
感光体識別信号発生器1706は各光ビーム1781、1783が感光体101、102のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号1721、1722を発生して同期信号発生器1703、同期検知用変調信号発生器1704及び論理和ゲート1707に出力し、光センサ126が論理和ゲート1707の出力信号1723により駆動されて動作することにより、感光体識別信号1721、1722が発生している時以外には光センサ出力1720が抑制される。また、同期検知用変調信号発生器1704及び感光体識別信号発生器1706は印字制御部1701からのシステムリセット信号271によりリセットされる。
【0082】
感光体識別信号発生器1706は、全ラインにおける第1感光体識別信号1721を発生してから所定の時間Toが経過した後に、第1感光体識別信号1721を立ち上げると共に、内包する感光体識別信号制御装置301内の同期シーケンス動作信号用カウンタ402を動作させる。
【0083】
排他的論理和回路1795は感光体識別信号発生器1706内の感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1721と光センサ126からの光センサ出力1720との排他的論理和をとり、第1感光体用Dラッチ1701は排他的論理和回路1795の出力信号によりトリガされる。従って、第1感光体用Dラッチ1701は、第1感光体識別信号1721の立ち上がりで第1感光体用同期検知信号1731としての出力信号を立ち上げ、1番目の光センサ出力信号1720の立ち下がりで第1感光体用同期検知信号1731を立ち下げる。
【0084】
また、第1感光体用Dラッチ1701は、印字制御部1701からのリセット信号271及び感光体識別信号発生器1706内の感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1722が論理ゲート1796を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第2感光体識別信号1722がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第1感光体用の同期検知用変調信号1731の状態が変化しないようになっている。
【0085】
同期信号発生器1703は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1721、同期検知用変調信号発生器1704からの第1感光体用の同期検知用変調信号1731及び光センサ126からの光センサ出力1720の論理積を論理積ゲート1791でとり、この論理積ゲート1791の出力信号を第1感光体用同期信号1741として出力する。従って、同期信号発生器1703は、第1感光体識別信号1721及び第1感光体用の同期検知用変調信号1731が両方ともHの間に光センサ出力1720の立ち上がりを検出したら第1感光体用同期信号1741を出力する。
【0086】
また、同期検知用変調信号発生器1704において、排他的論理和回路1798は感光体識別信号発生器1706内の感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1722と光センサ126からの光センサ出力1720との排他的論理和をとり、第2感光体102用Dラッチ1703は排他的論理和回路1798の出力信号によりトリガされる。従って、第2感光体用Dラッチ1703は、第2感光体識別信号1722の立ち上がりで第2感光体用同期検知用変調信号1733としての出力信号を立ち上げ、3番目の光センサ出力信号1720の立ち下がりで第2感光体用同期検知用変調信号1733を立ち下げる。
【0087】
また、第2感光体用Dラッチ1703は、印字制御部1701からのリセット信号271及び感光体識別信号発生器1706からの第1感光体識別信号1721が論理ゲート1797を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第1感光体識別信号1721がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第2感光体用同期検知用変調信号1733の状態が変化しないようになっている。
【0088】
同期信号発生器1703は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1722、同期検知用変調信号発生器1704からの第2感光体用同期検知用変調信号1733及び光センサ126からの光センサ出力1720の論理積を論理積ゲート1793でとり、この論理積ゲート1793の出力信号を第2感光体用同期信号1743として出力する。従って、同期信号発生器1703は、第2感光体識別信号1722及び第2感光体用同期検知用変調信号1733が両方ともHの間に光センサ出力1720の立ち上がりを検出したら第2感光体用同期信号1743を出力する。
【0089】
また、ラインカウンタ1802は、感光体識別信号制御装置301において第1感光体識別信号1721が出力されると出力されるラインカウンタ開始信号311によりカウントを開始し、次のラインでの同期検知を行えるようにTo時間カウントした後にカウント終了信号312を出力する。
この第3実施形態は、請求項1〜3に係る発明の他の実施形態であり、上記第1実施形態と同様に各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0090】
上述した実施形態では2つの感光体を用いて画像を形成する構成になっているが、4つの感光体を用いてフルカラー画像を形成する構成としてもよい。
【0091】
図17は本発明の第4実施形態の一部を示す。この第4実施形態は、請求項6〜8に係る発明の一実施形態である。この第4実施形態は、上述した第1実施形態の多色画像形成装置を副走査方向に2つ配置してフルカラー画像を形成する多色画像形成装置を構成したものであり、第1実施形態におけるLD103〜106、コリメータレンズ107、108、111、112、ビーム合成プリズムからなるビーム合成手段109、113、1/2波長板110、114、シリンダレンズ115、121、ポリゴンミラーからなる偏向器116、ミラー119、123、トロイダルレンズ120、124、反射部125、同期検知用光センサ126などを有する光走査装置と、感光体ドラム101、102と、帯電チャージャなどの帯電手段と、現像装置などを備えた多色画像形成装置を具備し、さらに、この多色画像形成装置と同様にLD3〜6、コリメータレンズ7、8、11、12、ビーム合成プリズムからなるビーム合成手段9、13、1/2波長板10、14、シリンダレンズ15、21、ポリゴンミラーからなる偏向器16、ミラー19、23、トロイダルレンズ20、24、反射部25、同期検知用光センサ26などを有する光走査装置と、感光体ドラム1、2と、帯電チャージャなどの帯電手段と、現像装置などを備えた多色画像形成装置を具備している。
【0092】
なお、光走査装置は、fθレンズ117及びミラー118、122の代りにfθミラー127、27が用いられている。また、感光体ドラム101、102、1、2は、副走査方向に配列されて図示しない回転駆動部により回転駆動され、帯電チャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後に光走査装置により4色の画像、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックという異なる色の画像が書き込まれて静電潜像が形成される。
【0093】
感光体ドラム101、102、1、2上の静電潜像はそれぞれ現像装置によりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーで現像されてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像となり、これらのトナー像が給紙装置から給紙されて搬送系により搬送される出力紙上へ転写装置により重ねて転写されることでフメカラー画像が形成される。
【0094】
図18は第4実施形態における光走査装置の回路構成を示し、図19は第4実施形態における感光体識別信号発生器1306、同期検知用変調信号発生器1304及び同期信号発生器1303の構成を示し、図20は同期検知用変調信号発生器1304の構成を示し、図21は第4実施形態の動作タイミングを示す。
【0095】
この第4実施形態は2つの多色画像形成装置の一部を統合することにより信号線の数を少なくすることが可能となる。すなわち、2つの多色画像形成装置を副走査方向に配置した場合には、同期検知用変調信号及び感光体識別信号は各多色画像形成装置の間でのタイミングを殆ど同じにとることができる。一方の多色画像形成装置の光センサ126の光センサ出力1320は他方の多色画像形成装置の光センサ26の光センサ出力1330より若干早いタイミングで立ち上がり、且つ、それから各感光体の第2ビーム入射までには時間的な余裕を持つように設計を行うとすると、図20及び図21に示すように各光センサ出力1320、1330の立ち上がりによりそれぞれトグル動作をする信号1511、1512を論理積ゲート1521で論理積演算した信号1513と、上記信号1511、1512を排他的論理和ゲート1522で排他的論理和演算した信号1514とを用いて各同期検知用変調信号1331、1332を制御する。
【0096】
つまり、Dラッチ1501は光センサ出力1320によりトリガされて上記信号1511を出力し、Dラッチ1502は光センサ出力1330によりトリガされて上記信号1512を出力する。感光体識別信号発生器1306内の感光体識別信号制御装置301からの第1感光体用の同期検知用変調信号1321と感光体識別信号制御装置301における感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウント終了信号411が論理積ゲート1523に入力され、第1ビーム用Dラッチ1503は感光体識別信号発生器1306内の感光体識別信号発生用ラインカウンタ302からのラインカウンタ終了信号312と、論理積ゲート1521の出力信号1513と、論理積ゲート1523の出力信号とが論理和ゲート1524を介して入力されてトリガされる。
【0097】
従って、第1ビーム用Dラッチ1503は、ラインカウンタ終了信号312と、第1感光体用の同期検知用変調信号1321がHの時の感光体識別カウント終了信号411と、論理積ゲート1521の出力信号1513とによりトリガされてラインカウンタ終了信号312の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号1331としての出力信号を立ち上げ、光センサ出力1330の1番目の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号1331を立ち下げ、更に第1感光体用の感光体識別カウント終了信号411の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号1331を立ち上げ、光センサ出力1330の3番目の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号1331を立ち下げる。
【0098】
また、第1ビーム用Dラッチ1503は、印字制御部1301からのリセット信号271、Dラッチ1504の反転出力信号が論理積ゲート1525を介してクリア信号として入力され、リセット信号271がアクティブLになるか、第2ビーム用の同期検知用変調信号1332がアクティブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第1ビーム用の同期検知用変調信号1331の状態が変化しないようになっている。
【0099】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331及び光センサ126からの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート1361でとり、この論理積ゲート1361の出力信号を第1光ビーム用同期信号1341として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1321及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号1341を出力する。
【0100】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331及び光センサ26からの光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート1365でとり、この論理積ゲート1365の出力信号を第1光ビーム用同期信号1345として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1321及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号1345を出力する。
【0101】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331及び光センサ126からの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート1363でとり、この論理積ゲート1363の出力信号を第1光ビーム用同期信号1343として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1322及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号1343を出力する。
【0102】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331及び光センサ26からの光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート1367でとり、この論理積ゲート1367の出力信号を第1光ビーム用同期信号1347として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1322及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号1347を出力する。
【0103】
第2光ビーム用Dラッチ1504は、排他的論理和ゲート1522の出力信号1514の立ち上がりによりトリガされ、光センサ出力1330の1番目の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332としての出力信号を立ち上げ、2番目の光センサ出力1330の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332を立ち下げる。さらに、第2光ビーム用Dラッチ1504は、3番目の光センサ出力1330の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332を立ち上げ、4番目の光センサ出力1330の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332を立ち下げる。また、第2光ビーム用Dラッチ1504は印字制御部1301からのリセット信号271によりクリアされる。
【0104】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332及び光センサ126からの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート1362でとり、この論理積ゲート1362の出力信号を第2光ビーム用同期信号1342として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1321及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上がりを検出したら第2光ビーム用同期信号1342を出力する。
【0105】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332及び光センサ126からの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート1364でとり、この論理積ゲート1364の出力信号を第2光ビーム用同期信号1344として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1322及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上がりを検出したら第2光ビーム用同期信号1344を出力する。
【0106】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332及び光センサ26からの光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート1366でとり、この論理積ゲート1366の出力信号を第1光ビーム用同期信号1346として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1321及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを検出したら第1光ビーム用同期信号1346を出力する。
【0107】
同期信号発生器1303は、感光体識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332及び光センサ26からの光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート1368でとり、この論理積ゲート1368の出力信号を第2光ビーム用同期信号1348として出力する。従って、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1322及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを検出したら第2光ビーム用同期信号1348を出力する。
【0108】
第4実施形態は、このように構成した場合、4つの感光体101、102、1、2に対して同期検知用変調信号を2本、感光体識別信号を2本持てばよいことになり、信号線の数を減らすことができる。
【0109】
図18に示すようにスキャナ、画像メモリ等から入力された画像データ1380は、画像形成制御手段としての印字制御部1301により感光体ドラム101、102、1、2毎に分けられて各感光体ドラム101、102、1、2での各ビーム毎に分けられ、光源制御手段としてのLD制御部1302を通してLDユニット1308〜1311内のLD103〜106、3〜6への変調信号となる。
【0110】
印字制御部1301は同期信号発生器1303からの同期信号1341〜1348を元に各ラインの画像データの出力タイミングを調整する。また、LD制御部1302は同期検知用変調信号発生器1304から同期検知用変調信号1331、1332が出力された場合にはLD103〜106、3〜6を発光させる変調信号をLDユニット1308〜1311内のLD103〜106、3〜6へ出力する。
【0111】
LD103〜106からの4本の光ビームはポリゴンミラー116により同時に走査されて走査領域内の画像領域外で光センサ126を走査し、光センサ126は時系列で順次に入射する4本の光ビームを検知して4個のパルス列である光センサ出力1320として同期信号発生器1303に出力する。LD3〜6からの4本の光ビームはポリゴンミラー16により同時に走査されて走査領域内の画像領域外で光センサ26を走査し、光センサ26は時系列で順次に入射する4本の光ビームを検知して4個のパルス列である光センサ出力1330として同期信号発生器1303に出力する。
【0112】
同期検知用変調信号発生器1304は、上述のように光センサ126、26が光センサ出力1320、1330を出力できるようにするために各感光体101、102、1、2に対応する各光ビームが光センサ126、26に入射する前に予め第1感光体用の同期検知用変調信号1331、第2感光体用の同期検知用変調信号1332を立ち上げておき、同期信号発生器1303は同期検知用変調信号1331、1332を用いて光センサ出力1320、1330を第1感光体用光ビームの主走査方向の同期信号1341、1342、1345、1346、第2感光体用光ビームの主走査方向の同期信号1343、1344、1347、1348に変換して出力する。
【0113】
画像走査クロック発生器1305は、外部から供給されるリファレンスクロック1355を元に同期信号発生器1303からの同期信号1341〜1348により第1感光体101、1用光ビームの画像走査クロック1351、1352、1355、1356、第2感光体102、2用の光ビームの画像走査クロック1353、1354、1357、1358の位相を各光ビームの位相に合わせて印字制御部1301に供給する。この画像走査クロック1351〜1358を用いることにより、各光ビームそれぞれの同期信号1341〜1348に位相を合致させて光ビームの走査を行うことができる。
【0114】
感光体識別信号発生器1306は各光ビームが第1感光体101、1と第2感光体102、2のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号1321、1322を発生して同期信号発生器1303、同期検知用変調信号発生器1304、LD制御部1302及び論理和ゲート1307に出力し、光センサ126、26が論理和ゲート1307の出力信号1323により駆動されて動作することにより、感光体識別信号1321、1322が発生している時以外には光センサ出力1320、1330が抑制される。また、同期検知用変調信号発生器1304及び感光体識別信号発生器1306は印字制御部1301からのシステムリセット信号271によりリセットされる。
【0115】
この第4実施形態は、請求項6に係る発明であって、請求項1または2記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形成装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するので、フレアノイズ等による不必要な光の光センサ入射による同期信号の誤発生を防止することができ、信号線の数を減らすことができる。
【0116】
また、第4実施形態は、請求項7に係る発明であって、請求項1、2、3、4または6記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するので、信号線の数を減らすことができる。なお、請求項7に係る発明は、請求項5記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するようにしてもよい。
【0117】
また、第4実施形態は、請求項8に係る発明であって、請求項6記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識別信号が発生している時以外の前記光センサの出力信号を抑制するので、各感光体に対応した同期検知をより確実に行うことができる。
【0118】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0119】
請求項2に係る発明によれば、複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、この同期信号発生器から得られる前記複数の光ビーム各々の同期信号で前記複数の光ビーム各々の画像走査クロックを更新する画像走査クロック発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0120】
請求項3に係る発明によれば、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、感光体識別信号発生器は、前記複数の感光体のうちの1番目の感光体に対する1番目の前記感光体識別信号が得られてから次のラインでの前記1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時間をカウントするラインカウンタと、前記感光体各々の同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カウンタとを具備し、前記ラインカウンタにより所定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別信号を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感光体識別カウンタにより所定時間がカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発生させるので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0121】
請求項4に係る発明によれば、請求項1または2記載の多色画像形成装置において、前記光源として前記感光体毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体を副走査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時に走査するので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0122】
請求項5に係る発明によれば、請求項1、2、3または4記載の多色画像形成装置において、前記感光体の1つに対する前記複数の同期検知用変調信号を前記複数の感光体で共有するので、信号線の数を減らすことができる。
【0123】
請求項6に係る発明によれば、請求項1または2記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形成装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するので、フレアノイズ等による不必要な光の光センサ入射による同期信号の誤発生を防止することができ、信号線の数を減らすことができる。
【0124】
請求項7に係る発明によれば、請求項1、2、3、4、5または6記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するので、信号線の数を減らすことができる。
【0125】
請求項8に係る発明によれば、請求項1、2または6記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識別信号が発生している時以外の前記光センサの出力信号を抑制するので、各感光体に対応した同期検知をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における光走査装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】同第1実施形態の一部を示す斜視図である。
【図3】同第1実施形態における感光体識別信号発生器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図4】同第1実施形態における感光体識別信号発生器内の感光体識別信号制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】同第1実施形態における同期検知用変調信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図6】同第1実施形態の動作フローの一部を示すフローチャートである。
【図7】同第1実施形態の動作フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図8】同第1実施形態の動作フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図9】同第1実施形態の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態における光走査装置の回路構成を示すブロック図である。
【図11】同第2実施形態における感光体識別信号発生器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図12】同第2実施形態における同期検知用変調信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図13】同第2実施形態の動作フローの一部を示すフローチャートである。
【図14】同第2実施形態の動作フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図15】同第2実施形態の動作フローの他の一部を示すフローチャートである。
【図16】同第2実施形態の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図17】本発明の第4実施形態の一部を示す斜視図である。
【図18】同第4実施形態における光走査装置の回路構成を示すブロック図である。
【図19】同第4実施形態における感光体識別信号発生器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図20】同第4実施形態における同期検知用変調信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図21】同第4実施形態の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図22】本発明の第3実施形態における光走査装置の回路構成を示すブロック図である。
【図23】同第3実施形態における感光体識別信号発生器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図24】同第3実施形態における同期検知用変調信号発生器の構成を示すブロック図である。
【図25】同第3実施形態の動作フローの一部を示フローチャートである。
【図26】同第3実施形態の動作フローの他の一部を示フローチャートである。
【図27】同第3実施形態の動作フローの他の一部を示フローチャートである。
【図28】同第3実施形態の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
101、102、1、2 感光体
103〜106、3〜6 半導体レーザ
116、16 ポリゴンミラー
126、26 光センサ
203、803、1303、1703 同期信号発生器
204、804、1304、1704 同期検知用変調信号発生器
205、1305、1705 画像走査クロック発生器
206、806、1306、1706 感光体識別信号発生器
207、1307、1707 論理和ゲート
302 ラインカウンタ
401 感光体識別カウンタ

Claims (8)

  1. 複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とすることを特徴とする多色画像形成装置。
  2. 複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、この同期信号発生器から得られる前記複数の光ビーム各々の同期信号で前記複数の光ビーム各々の画像走査クロックを更新する画像走査クロック発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とすることを特徴とする多色画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の多色画像形成装置において、感光体識別信号発生器は、前記複数の感光体のうちの1番目の感光体に対する1番目の前記感光体識別信号が得られてから次のラインでの前記1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時間をカウントするラインカウンタと、前記感光体各々の同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カウンタとを具備し、前記ラインカウンタにより所定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別信号を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感光体識別カウンタにより所定時間がカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発生させることを特徴とする多色画像形成装置。
  4. 請求項1または2記載の多色画像形成装置において、前記光源として前記感光体毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体を副走査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時に走査することを特徴とする多色画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の多色画像形成装置において、前記感光体の1つに対する前記複数の同期検知用変調信号を前記複数の感光体で共有することを特徴とする多色画像形成装置。
  6. 請求項1または2記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形成装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有することを特徴とする多色画像形成装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有することを特徴とする多色画像形成装置。
  8. 請求項1、2または6記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識別信号が発生している時以外の前記光センサの出力信号を抑制することを特徴とする多色画像形成装置。
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