JP2018114693A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kosuke Yazaki
弘翼 矢崎
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Abstract

【課題】画像信号と基準信号を共通の信号線で制御部から対応する光走査装置へ送信する。【解決手段】画像形成装置10は、複数の感光体708と、複数の光走査装置707と、制御部20と、を備え、複数の光走査装置のそれぞれは、光源100と、回転多面鏡102と、光源を駆動する光源駆動部11と、回転多面鏡の回転を制御する回転制御部14と、光ビームを受光して同期信号33を出力する光検出器106と、を備え、制御部は、複数の光走査装置のそれぞれの回転制御部へ入力される基準信号34を生成する基準信号生成部23と、複数の光走査装置のそれぞれの光源駆動部へ入力される画像信号を生成する画像信号生成部22と、を備え、回転制御部は、同期信号の位相が基準信号の位相と一致するように回転多面鏡の回転を制御し、複数の光走査装置のそれぞれは、対応する基準信号と対応する画像信号を送信するための共通の信号線51で制御部に接続されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の回転多面鏡を有する画像形成装置に関する。
複数の回転多面鏡を使ってカラー画像を形成する複写機の色ずれを補正するためには、各色の画像を重ね合わせる時に、各色の画像を形成する画像形成部間の距離に応じて各色の光ビームの出射タイミングを調整する必要がある。出射タイミングを調整するためには、副走査方向における画像の書き出しタイミングだけではなく、各色の回転多面鏡の回転位相を制御する必要がある。そのため、基準信号生成部が回転多面鏡の回転基準となる基準信号を各色の回転制御部へ入力し、入力された基準信号に基づいて回転多面鏡の回転が制御される(特許文献1)。
特開平9−233281号公報
しかしながら、基準信号生成部により生成された基準信号を回転制御部へ入力するための追加の端子またはコネクタおよび信号線が必要になるという問題がある。
そこで、本発明は、画像信号と基準信号を共通の信号線で制御部から対応する光走査装置へ送信する画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一実施例による記録媒体にカラー画像を形成する画像形成装置は、
複数の感光体と、
複数の光走査装置と、
制御部と、
を備え、
前記複数の光走査装置のそれぞれは、
光源と、
前記光源から出射された光ビームが前記複数の感光体のうちの対応する感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
前記光源を駆動する光源駆動部と、
前記回転多面鏡の回転を制御する回転制御部と、
前記回転多面鏡により偏向された前記光ビームを受光して同期信号を出力する光検出器と、
を備え、
前記制御部は、
前記複数の光走査装置のそれぞれの前記回転制御部へ入力する基準信号を生成する基準信号生成部と、
前記複数の光走査装置のそれぞれの前記光源駆動部へ入力する画像信号を生成する画像信号生成部と、
を備え、
前記回転制御部は、前記同期信号の位相が前記基準信号の位相と一致するように前記回転多面鏡の回転を制御し、
前記複数の光走査装置のそれぞれは、対応する基準信号と対応する画像信号を送信するための共通の信号線で前記制御部に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、画像信号と基準信号を共通の信号線で制御部から対応する光走査装置へ送信することができる。
画像形成装置の断面図。 本実施例の光走査装置の説明図。 本実施例のLSU制御部および画像制御部のブロック図。 APCシーケンスを示すタイミング図。 信号分離部のブロック図。 比較例の光走査装置の説明図。 比較例のLSU制御部および画像制御部のブロック図。 回転多面鏡の停止状態から画像形成可能状態までの回転制御を示す流れ図。 マゼンタの光走査装置におけるAPCシーケンスを示すタイミング図。 コントローラにより実行される色ずれ補正制御を示す流れ図。 色ずれ測定パターンを示す図。 中間転写ベルト上に重ね合わされる画像を示す図。 マゼンタの画像形成部の基準BD信号の位相制御を示すタイミング図。 基準BD信号とBD信号を示すタイミング図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
(画像形成装置)
図1は、画像形成装置10の断面図である。画像形成装置10は、複数色のトナー(現像剤)を用いて記録媒体(以下、用紙という)にカラー画像を形成する電子写真方式のデジタルカラープリンタである。画像形成装置10は、原稿の画像を読み取る画像読取ユニット700と、用紙に画像を形成する画像形成ユニット701とを有する。
((画像形成ユニット))
画像形成装置10の画像形成ユニット701は、4つの画像形成部70(70Y、70M、70C、70K)を有する。画像形成部70Yは、イエロートナーを用いてイエロー画像を形成する。画像形成部70Mは、マゼンタトナーを用いてマゼンタ画像を形成する。画像形成部70Cは、シアントナーを用いてシアン画像を形成する。画像形成部70Kは、ブラックトナーを用いてブラック画像を形成する。参照符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを示す。以下の説明において、特に必要でない場合、参照符号の添字Y、M、C、Kを省略することがある。4つの画像形成部70は、トナーの色を除いて同一の構造を有する。
画像形成部70は、感光体としての感光ドラム(像担持体)708を有する。感光ドラム708は、画像形成時に図1の矢印R1で示す方向に回転軸7を中心に回転する。感光ドラム708の周りには、帯電器709、光走査装置707、現像器710、一次転写装置712よびドラムクリーニング装置(不図示)が配置されている。感光ドラム708の下方には、中間転写体としての無端ベルト(以下、中間転写ベルトという)711が配置されている。中間転写ベルト711は、駆動ローラ713、テンションローラ715および二次転写対向ローラ714に張架されている。中間転写ベルト711は、画像形成時に図1の矢印R2で示す方向に回転する。中間転写ベルト711の水平部の上面には、感光ドラム708Y、感光ドラム708M、感光ドラム708Cおよび感光ドラム708Kが中間転写ベルト711の回転方向R2に沿って順次配置されている。一次転写装置712は、中間転写ベルト711を介して感光ドラム708に対向して配置されている。二次転写ローラ716は、中間転写ベルト711を介して二次転写対向ローラ714に対向して配置されている。
画像形成部70の下流で中間転写ベルト711の近傍には、中間転写ベルト711上に形成された色ずれ測定パターンを検出する光学センサとしてのパターン検出器726が設けられている。画像形成部70の上流で中間転写ベルト711の近傍には、二次転写後に中間転写ベルト711上に残ったトナーを除去するベルトクリーニング装置717が設けられている。
画像形成装置10の下部には、用紙Sを収容する給送カセット718が配置されている。用紙Sは、ピックアップローラ719により給送カセット718から給送される。ピックアップローラ719により給送された用紙は、搬送手段としての給送ローラ722aと分離手段としてのリタードローラ722bからなる分離ローラ対722により最上位用紙が分離される。分離ローラ対722により給送された用紙は、複数の搬送ローラ対721,720により、回転が停止しているレジストレーションローラ対723へ搬送される。レジストレーションローラ対723へ搬送された用紙の先端は、レジストレーションローラ対723のニップに突き当たる。レジストレーションローラ対723のニップに突き当たった用紙がループに形成されると、用紙の搬送は、一旦停止される。ループの形成により、用紙の斜行は、補正される。レジストレーションローラ対723の回転が開始されると、用紙は、二次転写ローラ716へ搬送される。定着装置724は、用紙の搬送方向において二次転写ローラ716の下流に配置されている。画像が形成された用紙が積載される排出トレイ725は、用紙の搬送方向において定着装置724の下流に配置されている。
((画像読取ユニット))
画像読取ユニット700は、原稿台ガラス702、照明装置703、反射鏡704a、704b、704c、結像レンズ705および複数の受光部からなるイメージセンサ706(CCDなど)を有する。照明装置703は、原稿台ガラス702の上に載置された原稿を照明する。原稿により反射された光は、反射鏡704a、704b、704cにより反射されて結像レンズ705へ導かれる。結像レンズ705は、反射光をイメージセンサ706に結像させる。イメージセンサ706は、光電変換素子である。イメージセンサ706は、原稿の画像情報を含む反射光を電気信号としての画像データ30へ変換する。イメージセンサ706から出力される画像データ30は、画像形成ユニット701に設けられたコントローラ(制御部)20へ入力される。コントローラ20は、画像データ30に基づいてそれぞれの色のビデオ信号(以下、画像信号という)31(31Y、31M、31C、31K)を生成する。画像信号31は、光走査装置707へ入力される。
(画像形成プロセス)
画像形成装置10の画像形成プロセスを説明する。感光ドラム708Y、708M、708C、708Kは、それぞれの回転軸7Y、7M、7C、7Kを中心に矢印R1で示す方向に回転する。イエローの画像形成部70Yにおいて、帯電器709Yは、感光ドラム708Yの表面を均一に帯電する。光走査装置707Yは、イエロー成分の画像信号31Yに従って変調されたレーザ光(以下、光ビームという)を出射し、均一に帯電された感光ドラム708Yの表面上に静電潜像を形成する。現像器710Yは、イエロートナーにより静電潜像を現像してイエロートナー像にする。つぎに、マゼンタの画像形成部70Mにおいて、帯電器709Mは、感光ドラム708Mの表面を均一に帯電する。マゼンタの光走査装置707Mは、イエローの光走査装置707Yによる副走査方向の静電潜像の書き込み開始タイミングから第一の所定時間経過後に、マゼンタ成分の画像信号31Mに従って変調された光ビームの出射を開始する。光走査装置707Mは、均一に帯電された感光ドラム708Mの表面上に光ビームを主走査方向に走査して静電潜像を形成する。現像器710Mは、マゼンタトナーにより静電潜像を現像してマゼンタトナー像にする。
つぎに、シアンの画像形成部70Cにおいて、帯電器709Cは、感光ドラム708Mの表面を均一に帯電する。シアンの光走査装置707Cは、マゼンタの光走査装置707Mによる副走査方向の静電潜像の書き込み開始タイミングから第二の所定時間経過後に、シアン成分の画像信号31Cに従って変調された光ビームの出射を開始する。光走査装置707Cは、均一に帯電された感光ドラム708Cの表面上に光ビームを主走査方向に走査して静電潜像を形成する。現像器710Cは、シアントナーにより静電潜像を現像してシアントナー像にする。つぎに、ブラックの画像形成部70Kにおいて、帯電器709Kは、感光ドラム708Kの表面を均一に帯電する。ブラックの光走査装置707Kは、シアンの光走査装置707Cによる副走査方向の静電潜像の書き込み開始タイミングから第三の所定時間経過後に、ブラック成分の画像信号31Kに従って変調された光ビームの出射を開始する。光走査装置707Kは、均一に帯電された感光ドラム708Kの表面上に光ビームを主走査方向に走査して静電潜像を形成する。現像器710Kは、ブラックトナーにより静電潜像を現像してブラックトナー像にする。なお、本実施例において、第一の所定時間、第二の所定時間および第三の所定時間は、同じであるが、画像形成装置10の構造や条件に従って異なる時間に設定されることもできる。
中間転写ベルト711は、矢印R2で示す方向に回転する。感光ドラム708Y上のイエロートナー像は、感光ドラム708Yと一次転写装置712Yとの間の一次転写部で中間転写ベルト711上に転写される。つぎに、感光ドラム708M上のマゼンタトナー像は、感光ドラム708Mと一次転写装置712Mとの間の一次転写部で中間転写ベルト711上のイエロートナー像の上に重ねて転写される。つぎに、感光ドラム708C上のシアントナー像は、感光ドラム708Cと一次転写装置712Cとの間の一次転写部で中間転写ベルト711上のマゼンタトナー像の上に重ねて転写される。最後に、感光ドラム708Kのブラックトナー像は、感光ドラム708Kと一次転写装置712Kとの間の一次転写部で中間転写ベルト711上のシアントナー像の上に重ねて転写される。このようにして、中間転写ベルト711上にイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの四色のトナー像が順次に重ね合わせて転写される。
給送カセット718から給送された用紙は、レジストレーションローラ対723で待機する。レジストレーションローラ対723は、中間転写ベルト711上のトナー像と用紙の位置が合うようにタイミングを合わせて回転を開始する。用紙は、レジストレーションローラ対723によって二次転写ローラ716と二次転写対向ローラ714との間の二次転写部へ搬送される。中間転写ベルト711上の四色のトナー像は、二次転写ローラ716により一括して用紙上へ転写される。トナー像が転写された用紙は、画像定着手段としての定着装置724へ搬送される。定着装置724は、用紙を加熱および加圧してトナー像を用紙に定着させ、用紙上にフルカラーの画像を形成する。画像が形成された用紙は、排出トレイ725上へ排出される。
(光走査装置)
次に、光ビーム出射装置としての光走査装置707を説明する。図2は、本実施例の光走査装置707の説明図である。図2(a)は、光走査装置707の内部に配置された構成要素を模式的に示す平面図である。図2(b)は、4つの光走査装置707Y、707M、707C、707Kとコントローラ20との電気的接続を示す図である。4つの光走査装置707Y、707M、707C、707Kは、同じ構造を有する。光走査装置707は、半導体レーザチップ(以下、光源という)100、コリメータレンズ101、回転多面鏡102、回転多面鏡102を回転させるモータ103、fθレンズ104および反射鏡105を備える。光走査装置707は、また、光検出器(Beam detector、以下、BDという)106、受光部としてのフォトダイオード(以下、PDという)107、光源100を駆動する光源駆動部11およびモータ103を駆動するモータ駆動部12を備える。光走査装置707は、さらに、光源駆動部11およびモータ駆動部12を制御する光走査装置制御部(以下、LSU制御部という)13を備える。光源駆動部11およびLSU制御部13は、集積回路(IC)からなる。
光源100は、両端面に形成された半透鏡から二方向にそれぞれ光ビームを出射する端面発光レーザである。光源100は、コリメータレンズ101へ向かってフロント光としての光ビームを出射するとともにPD107へ向かってリア光としての光ビームも出射する。フロント光は、感光ドラム708の表面へ導かれて、感光ドラム708の表面上に静電潜像を形成する。リア光は、フロント光の一定の割合の光量で出射され、光量を検出する検出手段としてのPD107へ入射する。光源100の自動光量制御(オートマチック・パワー・コントロール、以下、APCという。)において、光電変換手段としてのPD107は、リア光を受光すると、リア光を電気信号へ変換する。PD107は、電気信号を検出信号(以下、PD信号という)32として光源駆動部11へ出力する。光源駆動部11は、PD信号32に基づいて光源100から出射される光ビームの光量を調整する。なお、本実施例の光源100は、端面発光レーザに限定されるものではなく、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)、外部共振器型垂直面発光レーザ (VECSEL)などの面発光レーザであってもよい。また、光源100は、単一の光ビームを出射するシングルビーム発生手段であってもよいし、複数の光ビームを出射するマルチビーム発生手段であってもよい。
光源100は、対応する色成分の画像信号31に従って光ビームを出射する。コリメータレンズ101は、光源100から出射された光ビームをほぼ平行な光ビームへ変換する。偏向手段としての回転多面鏡102は、モータ103により図2(a)の矢印R3で示す方向に所定の速度で回転される。回転する回転多面鏡102の反射面上に結像した光ビームは、回転多面鏡102により偏向される。偏向された光ビームMは、図2(a)の矢印Xで示す主走査方向へ走査される。回転多面鏡102により反射された光ビームは、fθレンズ104をとおり反射鏡105により反射されて、感光ドラム708上に主走査方向Xに等速で移動する光スポットとして結像される。
画像形成領域外で光源100から出射された光ビームは、回転多面鏡102により反射され、BD106へ入射する。光検出手段としてのBD106は、光ビームを受光すると、光ビームにより走査される感光ドラム708上の静電潜像の主走査方向の書き出し位置を一定にするための同期信号(以下、BD信号という)33を出力する。BD信号33は、LSU制御部13およびコントローラ20の画像制御部21へ入力される。LSU制御部13は、BD信号33に基づいて光源駆動部11へ制御信号35を出力する。光源駆動部11は、制御信号35に基づいてAPCを実行する。APCの後、光源駆動部11は、BD106がBD信号33を出力した時から所定の時間後に画像の書き出しが開始されるように、BD信号33に基づいて光ビームの出射開始タイミングを決定する。これによって、主走査方向における画像の書き出し位置を一致させる。
光源駆動部11は、LSU制御部13から出力される制御信号35と画像制御部21から出力される画像信号31とに基づいて、光ビームが感光ドラム708の画像形成領域を走査するタイミングで光源100を点滅駆動する。光源100は、画像信号31に従って変調された光ビームを出射する。光源100から出射され、回転多面鏡102により偏向された光ビームの光スポットは、帯電器709により均一に帯電された感光ドラム708の表面上を、感光ドラム708の回転軸7に平行に直線状に等速で移動する。感光ドラム708の表面の電位は、光ビームの強度により電位が変位する。感光ドラム708が主走査方向Xに垂直な副走査方向R1へ回転されつつ、光ビームが感光ドラム708上を主走査方向Xに繰り返し走査されることにより、副走査方向R1に静電潜像が形成される。
光走査装置707は、コネクタすなわち端子41、42を有する。コントローラ20は、コネクタすなわち端子43、44および画像制御部21を有する。画像制御部21は、集積回路(IC)からなる。ケーブルなどの信号線51は、光走査装置707の端子41とコントローラ20の端子43とを電気的に接続する。信号線51は、コントローラ20から光走査装置707へ画像信号31と後述する基準信号としての基準BD信号34を合成した合成信号39を送信する。ケーブルなどの信号線52は、光走査装置707の端子42とコントローラ20の端子44とを電気的に接続する。信号線52は、光走査装置707からコントローラ20へBD信号33を送信する。画像制御部21は、BD信号33に基づいて画像信号31を光源駆動部11へ出力する。
図2(b)に示すように、本実施例のコントローラ20は、端子43Y、43M、43C、43K、44Y、44M、44C、44Kを有する。コントローラ20は、信号線51Y、52Yにより光走査装置707Yと、信号線51M、52Mにより光走査装置707Mと、信号線51C、52Cにより光走査装置707Cと、信号線51K、52Kにより光走査装置707Kと電気的に接続されている。
図3は、本実施例のLSU制御部13および画像制御部21のブロック図である。画像制御部21は、画像処理部22、基準BD信号生成部(基準信号生成部)23および信号合成部24を有する。画像信号生成部としての画像処理部22は、イメージセンサ706またはPCなどの外部機器からの画像データ30に基づいて画像信号31を生成する。画像処理部22は、BD106からのBD信号33に基づいて信号合成部24への出力を開始する。基準BD信号生成部23は、基準色(本実施例においてはイエロー)のBD106からのBD信号33に基づいて回転多面鏡102の回転制御の基準信号としての基準BD信号34を生成する。基準BD信号生成部23は、基準BD信号34を信号合成部24へ出力する。信号合成部24は、画像信号31と基準BD信号34を合成して合成信号39を生成する。信号合成部24は、信号線51を介して合成信号39を光源駆動部11および信号分離部16へ出力する。
LSU制御部13は、回転制御部14、APC制御部15および信号分離部16を有する。回転制御部14は、モータ103の回転の開始時に、モータ103に設けられた回転速度検出部としての周波数発生器(以下、FGという)108から出力される回転速度信号(以下、FG信号という)36に基づいてモータ103の回転を制御する。BD106からBD信号33が出力されると、回転制御部14は、BD信号33に基づいてモータ103の回転を制御する。回転制御部14は、FG信号36、BD信号33または信号分離部16からの基準BD信号34に基づいて加速または減速信号(以下、加減速信号という)37を生成する。回転制御部14は、加減速信号37をモータ駆動部12へ出力する。モータ駆動部12は、加減速信号37に基づいてモータ103を駆動する。APC制御部15は、BD106からBD信号33を受信すると、BD信号33に基づいて制御信号35および分離タイミング信号38を生成する。APC制御部15は、制御信号35を光源駆動部11へ出力し、APCおよび画像形成開始タイミングを制御する。APC制御部15は、画像信号31と基準BD信号34の合成信号39から基準BD信号34を抽出するための分離タイミング信号38を信号分離部16へ出力する。
BD信号33に基づくモータ103の回転が安定すると、APC制御部15は、APCシーケンスを開始する。図4は、APCシーケンスを示すタイミング図である。制御信号35は、光源100に光ビームを発光させない発光禁止区間(OFF)を示す値「0」と、APCが実行されるAPC区間(APC)を示す値「1」と、画像信号31に従って光源100を発光させるビデオ区間(VDO)を示す値「2」とからなる。APC制御部15は、BD信号33を受信すると、制御信号35を光源駆動部11へ出力する。光源駆動部11は、図4に示すように、BD信号33から所定時間の経過後に合成信号39の画像信号31に従って光源100を発光させるビデオ区間(VDO)になるように光源100を駆動させる。光源駆動部11は、次のBD信号の直前からAPC区間(APC)になるように光源100を駆動する。光源駆動部11は、ビデオ区間(VDO)とAPC区間(APC)の間に、光源100に光ビームを発光させない発光禁止区間(OFF)になるように光源100を駆動する。また、APC制御部15は、APCシーケンスにおけるOFF区間に分離タイミング信号38を信号分離部16へ出力する。
図5は、信号分離部16のブロック図である。信号分離部16には、合成信号39と分離タイミング信号38が入力される。分離タイミング信号38がハイレベル(H)のとき、信号分離部16は、合成信号39から基準BD信号34を抽出し、基準BD信号34を出力する。一方、分離タイミング信号38がローレベル(L)のとき、信号分離部16は、合成信号39の画像信号31も基準BD信号34も出力しない。このようにして、信号分離部16は、画像信号31を出力せずに合成信号39から基準BD信号34のみを回転制御部14へ出力する。合成信号39は、光源駆動部11へも入力されるが、合成信号39のうちの基準BD信号34は、APC制御部15から出力される制御信号35により光源100の発光が禁止されている発光禁止区間(OFF)内で光源駆動部11へ入力される。即ち、コントローラ20は、光源100がBD106へ光ビームを出射した後で画像信号31に従って変調された光ビームを出射する前に設けられる発光禁止区間中に、複数の光走査装置707のそれぞれへ基準BD信号34を送信する。従って、光源駆動部11は、基準BD信号34に基づいて光源100に光ビームを出射させることはない。
(比較例)
ここで、図6および図7を用いて、比較例の光走査装置1707を説明する。図6は、比較例の光走査装置1707の説明図である。図6(a)は、光走査装置1707の内部に配置された構成要素を模式的に示す平面図である。図6(b)は、比較例の4つの光走査装置1707Y、1707M、1707C、1707Kとコントローラ1020との電気的接続を示す図である。比較例の光走査装置1707において、図2に示す本実施例の光走査装置707と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。比較例の光走査装置1707は、基準BD信号34が入力される端子45を有する。端子45は、LSU制御部13に電気的に接続されている。比較例のコントローラ1020は、基準BD信号34を出力する端子46を有する。端子46は、画像制御部1021に電気的に接続されている。ケーブルなどの信号線53は、光走査装置1707の端子45とコントローラ1020の端子46とを電気的に接続する。画像制御部1021から出力される基準BD信号34は、端子46、信号線53および端子45を介してLSU制御部13へ入力される。一方、画像制御部1021から出力される画像信号31は、端子43、信号線51および端子41を介して光源駆動部11へ入力される。このように、比較例の光走査装置1707は、本実施例の光走査装置707に比べて端子45を余分に有する。また、比較例のコントローラ1020は、本実施例のコントローラ1020に比べて端子46を余分に有する。このため、信号線53が余分に必要になる。
図6(b)に示すように、比較例のコントローラ1020は、本実施例のコントローラ20に比べて4つの端子46Y、46M、46C、46Kを余分に必要とする。このため、4本の信号線53Y、53M、53C、53Kが余分に必要になる。
図7は、比較例のLSU制御部1013および画像制御部1021のブロック図である。比較例のLSU制御部1013は、本実施例のLSU制御部13に設けられているような信号分離部16が設けられていない。また、比較例の画像制御部1021は、本実施例の画像制御部21に設けられているような信号合成部24が設けられていない。そのため、画像信号31と基準BD信号34は、合成されずにそれぞれ独立した信号線51および信号線53により光走査装置1707へ送信される。よって、比較例の光走査装置1707とコントローラ1020は、本実施例に比べて、4つの端子45Y、45M、45C、45K、4つの端子46Y、46M、46C、46Kおよび4本の信号線53Y、53M、53C、53Kを余分に必要とする。従って、本実施例の光走査装置707とコントローラ20は、比較例に比べて端子の数および信号線の数を減少させることができる。よって、製造費用を低減することができる。
(回転多面鏡の起動制御)
次に、回転多面鏡102の起動制御を説明する。図8は、回転多面鏡102の停止状態から画像形成可能状態までの回転制御を示す流れ図である。回転多面鏡102の起動制御が開始されると、モータ駆動部12は、FG108から出力されるFG信号36に基づいてモータ103の回転を制御する。LSU制御部13は、BDサーチを開始する(S1)。光走査装置707は、画像形成前に、回転多面鏡102の回転を開始するが、どのようなタイミングで光源100から光ビームを出射させればBD106へ光ビームが入射するかわからない。そのため、回転多面鏡102が画像形成時の回転速度で安定して回転している状態で、所定時間にわたり光源100を点灯させたままにする(レーザフル点灯)。このとき、光源駆動部11へ送信される合成信号39は、画像形成開始前であるので無視される。そして、BD106に入射する光ビームのタイミングをBD信号33から検出し、光ビームをBD106へ入射させるために光源100を点灯させるタイミングを決定する。これをBDサーチという。BDサーチにおいて、LSU制御部13に設けられたAPC制御部15は、制御信号35を光源駆動部11へ出力してAPCを行う。同時に、回転制御部14は、モータ駆動部12により回転多面鏡102を回転させる。
LSU制御部13は、BD信号33を受信したか否かを判断する(S2)。LSU制御部13は、BD106からBD信号33を受信すると(S2でYES)、LSU制御部13は、回転多面鏡102の回転制御を、FG信号に基づくFG回転制御からBD信号33に基づくBD回転制御へ切り換える(S3)。回転制御部14は、BD信号33が予め定められた周期になるまで加減速信号37をモータ駆動部12へ出力する。モータ駆動部12は、加減速信号37に基づいてモータ103を加速および減速させることにより回転多面鏡102の回転速度を制御する。LSU制御部13は、BD信号33の周期が所定の範囲(例えば、所定の周期±1%誤差)内で安定したか否かを判断する(S4)。LSU制御部13がBD回転制御による回転多面鏡102の回転が安定したと判断すると(S4でYES)、BD位相制御が開始される(S5)。
BD位相制御において、基準BD信号生成部23Y、23M、23C、23Kは、基準色としてのイエローの光走査装置707YのBD信号33Yを基準BD信号34Y、34M、34C、34Kとして出力する。基準BD信号34は、信号合成部24により画像信号31と合成され合成信号39として出力される。合成信号39は、端子43、信号線51および端子41を介してそれぞれの光走査装置707Y、707M、707C、707Kへ出力される。光走査装置707の信号分離部16は、合成信号39から基準BD信号34を分離する。画像形成開始前であるので、信号分離部16により分離された基準BD信号34は、そのまま回転制御部14へ入力される。回転制御部14は、BD信号33に基づくBD回転制御と、端子43、信号線51および端子41を介して入力される基準BD信号34に基づくBD位相制御を行う。
図9は、マゼンタの光走査装置707MにおけるAPCシーケンスを示すタイミング図である。他の色の光走査装置707Y、707C、707Kも、マゼンタの光走査装置707Mと同様である。回転制御部14は、図9に示すようにBD信号33Mの位相が基準BD信号34M(基準色のイエローのBD信号33Y)の位相と一致するように、加減速信号37をモータ駆動部12へ出力して回転多面鏡102Mの位相を回転多面鏡102Yの位相に一致させる。LSU制御部13は、 BD位相制御が安定したか否かを判断する(S6)。BD位相制御が安定すると(S6でYES)、APC制御部15は、図9に示すようにAPCシーケンスを開始する(S7)。APC制御部15は、制御信号35を光源100へ出力して光源100を制御する。APC制御部15は、BD信号33を受信すると、BD信号33から所定時間の経過後に画像信号31に従って光源100を駆動するように光源駆動部11を制御する(VDO)。光源駆動部11は、次のBD信号33の直前からAPCを行う(APC)。光源駆動部11は、ビデオ区間(VDO)とAPC区間(APC)の間に、光源100に光ビームを発光させない発光禁止区間(OFF)になるように光源100を駆動する。発光禁止区間(OFF)を設ける理由は、光ビームが回転多面鏡102の角で乱反射したり、光ビームが感光ドラム708上の露光禁止領域を走査したりすることを防止するためである。OFF区間中に画像信号31が画像制御部21から出力されても、光源駆動部11は、発光が禁止されているので光ビームが出射されることはない。画像形成装置10は、画像形成可能な状態になり、回転多面鏡102の起動制御を終了する。
(色ずれ補正)
次に、画像形成装置10における色ずれ補正を説明する。画像形成装置10は、温度や湿度などの環境の変化、中間転写ベルト711や感光ドラム708の回転速度の変動、各駆動モータの速度誤差などにより、色ずれが発生する。そこで、画像形成装置10の起動時および画像形成中に色ずれ補正制御を行う。図10は、コントローラ20により実行される色ずれ補正制御を示す流れ図である。画像形成装置10が起動され、BD信号33に基づくモータ103の回転が安定すると、コントローラ20は、色ずれ補正制御を開始する。コントローラ20は、画像形成部70Y、70M、70C、70Kにより中間転写ベルト711上に色ずれ測定パターン90Y、90M、90C、90Kを形成する(S11)。図11は、色ずれ測定パターン90Y、90M、90C、90Kを示す図である。図11(a)は、全ての色ずれ測定パターン90Y、90M、90C、90Kが等間隔にならんだ理想的な状態を示す図である。図11(a)に示す理想的な状態では、色ずれが発生しない。図11(b)は、色ずれ測定パターン90Y、90M、90C、90Kが理想的な状態からずれた色ずれ状態を示す図である。図11(b)に示す色ずれ状態は、色ずれが発生する。コントローラ20は、パターン検出器726により色ずれ測定パターン90Y、90M、90C、90Kを検出する(S12)。
コントローラ20は、パターン検出器726の検出結果に基づいて、基準色(ここでは、イエロー)の色ずれ測定パターン90Yとその他の色の色ずれ測定パターン90M、90C、90Kとの間の間隔YM、YC、YKを算出する。コントローラ20は、間隔YM、YC、YKに基づいて、各色の画像形成位置を補正するための補正量を算出する(S13)。補正対象色の画像を形成するために画像制御部21から出力されるBD信号33のパルスを1個ずらすことにより基準色の画像に対して1ライン分の色ずれを補正することができる。コントローラ20は、補正量に基づいて、補正対象色のBD信号33のパルス数をずらすことにより、1ライン単位で色ずれを補正する(S14)。コントローラ20は、入力されたジョブに従って画像形成を行う(S15)。コントローラ20は、ジョブが終了したか否かを判断する(S16)。ジョブが終了していない場合(S16でNO)、コントローラ20は、所定枚数の画像形成が終了したか否かを判断する(S17)。本実施例においては、所定枚数の画像形成の終了のたびに色ずれ補正を行う。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、環境の変化、中間転写ベルト711や感光ドラム708の回転速度の変化などに従って、画像形成中に色ずれ補正を行ってもよい。所定枚数の画像形成が終了していない場合(S17でNO)、処理は、S15へ戻る。所定枚数の画像形成が終了している場合(S17でYES)、処理は、S11へ戻り、色ずれ補正を行う。一方、ジョブが終了した場合(S16でYES)、コントローラ20は、色ずれ補正制御を終了する。
しかし、もし、基準BD信号34により位相制御を行わない場合、各色の回転多面鏡102が任意の回転位相で回転するので、1ライン単位で色ずれを補正しても1ライン未満の色ずれを補正できず色ずれが残る。図12は、中間転写ベルト711上に重ね合わされる画像95(95Y、95M、95C、95K)を示す図である。図12(a)は、位相制御なしに中間転写ベルト711上に重ね合わされたイエロー画像95Y、マゼンタ画像95M、シアン画像95Cおよびブラック画像95Kを示す図である。図12(a)に示すように、位相制御が行われない場合、1ライン未満の色ずれが発生する。加えて、感光ドラム708Y、708M、708C、708Kの回転軸7Y、7M、7C、7Kの軸間距離(ドラム間距離)および用紙の搬送速度に応じた最適な位置に画像を形成するには、1ライン未満の画像形成位置の制御を行う必要がある。図12(b)は、位相制御の下で中間転写ベルト711上に重ね合わされたイエロー画像95Y、マゼンタ画像95M、シアン画像95Cおよびブラック画像95Kを示す図である。基準BD信号34により各色の回転多面鏡102の位相制御を行えば、図12(b)に示すように1ライン未満の色ずれまで補正することができる。
(位相制御)
次に、基準BD信号34に基づく位相制御の一例を説明する。図11(b)に示すように、マゼンタの色ずれ測定パターン90Mが理想的な位置に対して1と1/2ラインだけイエローの色ずれ測定パターン90Yに近づいて形成されているとする。色ずれを補正するためには、マゼンタの画像を形成する位置を1と1/2ラインだけ遅らせる必要がある。図13は、マゼンタの画像形成部70Mの基準BD信号34Mの位相制御を示すタイミング図である。色ずれ補正前のマゼンタの基準BD信号34Mは、イエロー(基準色)の基準BD信号34Yと位相が一致するように調整されている。図13(a)は、補正前のマゼンタの基準BD信号34Mとマゼンタの画像信号31Mを示す図である。図13(b)に示すように、まず、マゼンタの画像の位置をライン単位で補正するためにマゼンタの画像信号31Mの出力タイミングをBD信号33Mの1周期分だけ遅らせて出力する。図13(c)に示すように、マゼンタの画像を形成する位置を残りの1/2ラインだけ遅らせるために、基準BD信号生成部23Mは、マゼンタの基準BD信号34Mをイエローの基準BD信号34Yに対してBD信号33Mの半周期分だけ位相を遅らせて生成する。回転制御部14Mは、BD信号33Mの位相が基準BD信号34Mの位相と一致するように、モータ駆動部12Mへ加減速信号37Mを出力する。モータ駆動部12Mは、加減速信号37Mに基づいて回転多面鏡102Mの回転位相を変化させ、正確な位置にマゼンタの画像を形成させる。
図14を用いて、回転制御部14により実行される回転多面鏡102の回転位相の制御を説明する。図14は、基準BD信号34とBD信号33を示すタイミング図である。BD位相制御が開始されると、回転制御部14は、基準BD信号34の立ち下がりとBD信号33の立ち下がりの間の時間差を測定する。時間差がBD信号33の周期の半周期以内である場合、回転制御部14は、BD信号33が基準BD信号34に対して後行していると判断して、回転多面鏡102の回転位相を早めるために、加速信号をモータ駆動部12へ出力する。一方、時間差がBD信号33の周期の半周期より大きい場合、回転制御部14は、BD信号33が基準BD信号34に対して先行していると判断して、回転多面鏡102の回転位相を遅らせるために、減速信号をモータ駆動部12へ送信する。回転制御部14は、BD信号33の位相が基準BD信号34の位相と一致するように加減速信号37を繰り返しモータ駆動部12へ出力して、BD信号33と基準BD信号34が安定して同位相になるようにする。BD信号33の位相が基準BD信号34の位相と一致するように回転制御部14が回転多面鏡102の回転を制御することにより、複数の光走査装置707Y、707M、707C、707Kのそれぞれの回転多面鏡の回転位相を互いに一致させることができる。
本実施例によれば、画像信号31と基準BD信号34を共通の信号線51でコントローラ20から対応する光走査装置707へ送信することができる。よって、基準BD信号生成部23により生成された基準BD信号34を回転制御部14へ入力するための追加の端子またはコネクタおよび信号線を不要とすることができる。また、画像形成装置10の製造コストを低減することができる。また、基準BD信号に対してBD信号の位相が合うように回転多面鏡102の回転位相を変化させることができるので、1ライン未満の色ずれを補正することができる。
10・・・画像形成装置
11・・・光源駆動部
14・・・回転制御部
20・・・コントローラ(制御部)
22・・・画像処理部(画像信号生成部)
23・・・基準BD信号生成部(基準信号生成部)
31・・・画像信号
33・・・BD信号(同期信号)
34・・・基準BD信号(基準信号)
51・・・信号線
100・・・光源
102・・・回転多面鏡
106・・・BD(光検出器)
707・・・光走査装置
708・・・感光ドラム(感光体)

Claims (5)

  1. 記録媒体にカラー画像を形成する画像形成装置であって、
    複数の感光体と、
    複数の光走査装置と、
    制御部と、
    を備え、
    前記複数の光走査装置のそれぞれは、
    光源と、
    前記光源から出射された光ビームが前記複数の感光体のうちの対応する感光体の表面上を走査するように前記光ビームを偏向する回転多面鏡と、
    前記光源を駆動する光源駆動部と、
    前記回転多面鏡の回転を制御する回転制御部と、
    前記回転多面鏡により偏向された前記光ビームを受光して同期信号を出力する光検出器と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の光走査装置のそれぞれの前記回転制御部へ入力する基準信号を生成する基準信号生成部と、
    前記複数の光走査装置のそれぞれの前記光源駆動部へ入力する画像信号を生成する画像信号生成部と、
    を備え、
    前記回転制御部は、前記同期信号の位相が前記基準信号の位相と一致するように前記回転多面鏡の回転を制御し、
    前記複数の光走査装置のそれぞれは、対応する基準信号と対応する画像信号を送信するための共通の信号線で前記制御部に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の光走査装置のそれぞれは、前記画像信号に従って変調された前記光ビームの出射開始タイミングを、前記同期信号に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記同期信号の位相が前記基準信号の位相と一致するように前記回転制御部が前記回転多面鏡の回転を制御することにより、前記複数の光走査装置のそれぞれの回転多面鏡の回転位相を互いに一致させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記基準信号と前記画像信号を合成して合成信号を生成する信号合成部を備え、
    前記複数の光走査装置のそれぞれは、前記共通の信号線で送信された前記合成信号を受信して前記合成信号から前記基準信号を分離する信号分離部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記光源が前記光検出器へ前記光ビームを出射した後で前記画像信号に従って変調された前記光ビームを出射する前に設けられる前記光源からの光ビームの発光禁止区間中に、前記複数の光走査装置のそれぞれへ前記基準信号を送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110531712A (zh) * 2019-02-18 2019-12-03 北京北方华创微电子装备有限公司 用于半导体设备的上下位机信息同步系统及方法

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