JPH10333068A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH10333068A
JPH10333068A JP9142533A JP14253397A JPH10333068A JP H10333068 A JPH10333068 A JP H10333068A JP 9142533 A JP9142533 A JP 9142533A JP 14253397 A JP14253397 A JP 14253397A JP H10333068 A JPH10333068 A JP H10333068A
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signal
photoconductor
synchronization
light beams
image forming
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Akiyasu Watabe
彰康 渡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は複数の光ビームを1つの偏向器で同
時に走査し1つの光センサで検知する場合光センサの検
知ビームがどの感光体を走査するものか分からず誤った
画像データで光源を変調するという課題を解決しようと
するものである。 【解決手段】 この発明は、感光体識別信号発生器20
6、同期信号発生器203、同期検知用変調信号発生器
204を具備し、同期信号発生器03は感光体識別信号
が発生している時で且つ複数の同期検知用変調信号が発
生している時に光センサ126の出力信号を感光体識別
信号及び複数の同期検知用変調信号に応じて複数の感光
体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル複写機、
レーザプリンタ等の多色画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多色画像形成装置としては、感光
体ドラムを帯電器で一様に帯電した後に光走査装置で感
光体ドラムの少なくとも2箇所を少なくとも2本の光ビ
ームで同時に露光して少なくとも2つの静電潜像を形成
し、この少なくとも2つの静電潜像を現像器により異な
る色のトナーで現像して重ね合わせ、これを出力紙へ1
回で転写して少なくとも2色の画像を形成するディジタ
ル複写機やレーザプリンタが実用化されている。
【0003】また、4つの感光体ドラムを出力紙の搬送
方向に配列し、各感光体を帯電器で一様に帯電した後に
光走査装置により光ビームで同時に露光して4つの静電
潜像を形成し、この4つの静電潜像を現像器によりイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックという異なる色のト
ナーでそれぞれ現像して順次に重ねて転写することによ
りカラー画像を形成するディジタル複写機やレーザプリ
ンタが実用化されている。
【0004】このような画像形成装置においては、各色
毎に光走査装置を配備する必要があるが、これらの光走
査装置を統合して1つのユニットとした例が特開平4ー
127115号公報等に記載されている。これは、複数
の光源より射出された光ビームを単一の偏向器により走
査し、この偏向器と各感光体ドラムとの間の結像レンズ
を積み重ねて配置することで実質上一体的にユニットを
構成し、4本の光ビームを単一の偏向器により同時に走
査して各々別々の感光体ドラムに照射する。
【0005】また、1本の光ビームで感光体を走査する
場合よりも画像形成速度を速くするために、複数の光ビ
ームで感光体を同時に走査するように構成したマルチビ
ーム型の画像形成装置が実用化されている。マルチビー
ム型の画像形成装置を実現する手法としては、例えば複
数の半導体レーザからの光ビームを所定ピッチの複数の
光ビームに合成する方式が提案されている。
【0006】また、上述のような複数の光ビームを用い
る画像形成装置においては、それぞれの光ビーム毎に同
期信号を設定して個別に光源の変調を制御することが、
光ビームによる感光体上の走査位置のずれを回避するた
めに必要となる。この方法については種々の手法が提案
されており、例えば複数の光ビームのうちの第1の光ビ
ームの入射を光センサで検知して第1の同期信号を発生
し、この第1の同期信号に適当な遅延を与えて第2の同
期信号とする手法が考えられている。
【0007】また、1つの感光体における各光ビームに
対応した同期検知信号を確実に得るため、各光ビームが
光センサに入射する直前から、光ビームが光センサで検
知されるようにそれぞの光源を変調するための同期検知
用変調信号を用い、同期信号発生器にて各々の光源に対
応した同期検知用変調信号が発生している時の光センサ
の出力信号を光ビーム各々の同期信号とする画像形成装
置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
複数の光ビームを単一の偏向器で同時に走査する光走査
装置を有する画像形成装置において、複数の光ビームで
1つの光センサを共有して複数の光ビームを1つの光セ
ンサで検知するようにした場合は、特開平4ー1271
15号公報記載の画像形成装置を組み合わせて複数の光
走査装置を統合して1つのユニットとすると、各感光体
ドラムに対する同期検知(光センサによる光ビームの検
知)を確実に行うことはできるものの、偏向器の動作が
非同期であるがゆえに、光センサで検知した光ビームが
どの感光体ドラムを走査するものであるかが分からず、
誤った画像データで光源の変調が行われて画像が形成で
きなくなるという誤動作が発生する。
【0009】本発明は、各感光体に対応した同期検知を
確実に行うことができ、信号線の数を減らすことがで
き、フレアノイズ等による不必要な光の光センサ入射に
よる同期信号の誤発生を防止することができる多色画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、複数の光源より射出された
複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査し、この偏
向器からの複数の光ビームを副走査方向に配列された複
数の感光体に同時に照射して画像を形成すると共に、画
像領域外に設けられた、前記光ビームを受光する1つの
光センサの出力信号に基づいて前記複数の光ビームの主
走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の同期検知を
前記1つの光センサで行う多色画像形成装置において、
前記複数の光ビームが前記複数の感光体のいずれに対応
するかを識別するための感光体識別信号を発生する感光
体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光セン
サに時系列で順次に到来することで順次に発生する前記
光センサの出力信号により前記複数の光ビーム各々の同
期信号を発生する同期信号発生器と、前記複数の光ビー
ムが前記光センサに入射する直前から前記光センサによ
って前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように
前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調
信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、
前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生してい
る時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生してい
る時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及
び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感
光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするも
のであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われ
る。
【0011】請求項2に係る発明は、複数の光源より射
出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向走査
し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向に配
列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成する
と共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを受光
する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数の光
ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光体の
同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成装置
において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体のい
ずれに対応するかを識別するための感光体識別信号を発
生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビームが
前記光センサに時系列で順次に到来することで順次に発
生する前記光センサの出力信号により前記複数の光ビー
ム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、この同
期信号発生器から得られる前記複数の光ビーム各々の同
期信号で前記複数の光ビーム各々の画像走査クロックを
更新する画像走査クロック発生器と、前記複数の光ビー
ムが前記光センサに入射する直前から前記光センサによ
って前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるように
前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用変調
信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備し、
前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生してい
る時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生してい
る時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信号及
び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数の感
光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とするも
のであり、各感光体に対応した同期検知が確実に行われ
る。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の多色画像形成装置において、感光体識別信号発生
器は、前記複数の感光体のうちの1番目の感光体に対す
る1番目の前記感光体識別信号が得られてから次のライ
ンでの前記1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時
間をカウントするラインカウンタと、前記感光体各々の
同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カ
ウンタとを具備し、前記ラインカウンタにより所定時間
がカウントされた後に1番目の感光体識別信号を発生
し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感光体
識別カウンタにより所定時間がカウントされた後にk−
1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光体に
対するk番目の感光体識別信号を発生させるものであ
り、各感光体に対応した同期検知が確実に行われる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1または2
記載の多色画像形成装置において、前記光源として前記
感光体毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ以上の
光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体を副走
査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時に走査
するものであり、各感光体に対応した同期検知が確実に
行われる。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1、2、3
または4記載の多色画像形成装置において、前記感光体
の1つに対する前記複数の同期検知用変調信号を前記複
数の感光体で共有するものであり、信号線の数が減る。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1または2
記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置する
と共に、前記多色画像形成装置における前記複数の感光
体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有する
ものであり、フレアノイズ等による不必要な光の光セン
サ入射による同期信号の誤発生が防止され、信号線の数
が減る。
【0016】請求項7に係る発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の多色画像形成装置を副走査方
向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装置に
おける前記各感光体に対する前記複数の感光体識別信号
を前記複数個の多色画像形成装置で共有するものであ
り、信号線の数が減る。
【0017】請求項8に係る発明は、請求項1、2また
は6記載の多色画像形成装置において、前記各感光体識
別信号が発生している時以外の前記光センサの出力信号
を抑制するものであり、各感光体に対応した同期検知が
より確実に行われる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1実施形態の一
部を示す。この第1実施形態は、請求項1〜4、8に係
る発明の一実施形態であり、2色画像を形成する多色画
像形成装置の一実施形態である。この第1実施形態で
は、複数の感光体、例えば一対の感光体ドラム101、
102が副走査方向に配列され、出力紙が搬送系により
上下方向(副走査方向)に搬送される。感光体ドラム1
01、102は単一の光走査装置により複数の光ビーム
で同時に走査されるが、この光走査装置においては、光
源は複数の半導体レーザ103〜106が用いられる。
【0019】半導体レーザ103、104から出射され
た光ビームはそれぞれコリメータレンズ107、108
により平行光束とされる。コリメータレンズ107を通
過した光ビームは基準となる光ビームとしてビーム合成
プリズムからなるビーム合成手段109を透過する。コ
リメータレンズ108を通過した光ビームは、1/2波
長板110により偏光面が90度回転され、ビーム合成
プリズム109にて上記基準となる光ビームの光軸近傍
に合成される。
【0020】半導体レーザ105、106から出射され
た光ビームはそれぞれコリメータレンズ111、112
により平行光束とされる。コリメータレンズ111を通
過した光ビームは基準となる光ビームとしてビーム合成
プリズムからなるビーム合成手段113を透過する。コ
リメータレンズ112を通過した光ビームは、1/2波
長板114により偏光面が90度回転され、ビーム合成
プリズム113にて上記基準となる光ビームの光軸近傍
に合成されて上記基準となる光ビームと近接する。
【0021】ビーム合成プリズム109からの2本の光
ビームは、主走査方向に所定角度(数”)隔ててシリン
ダレンズ115を介してポリゴンミラーからなる偏向器
116により偏向走査され、fθレンズ117を介して
ミラー118で斜め上方に反射された後にミラー119
で折り返され、トロイダルレンズ120を介して感光体
ドラム101上に結像される。
【0022】ビーム合成プリズム113からの2本の光
ビームは、主走査方向に所定角度(数”)隔ててシリン
ダレンズ121を介してポリゴンミラー116により偏
向走査され、fθレンズ117を介してミラー122で
斜め下方に反射された後にミラー123で折り返され、
トロイダルレンズ124を介して感光体ドラム102上
に結像される。
【0023】ここに、シリンダレンズ115、121と
トロイダルレンズ120、124は面倒れ補正光学系を
構成している。また、半導体レーザ103、104、コ
リメータレンズ107、108、1/2波長板110、
ビーム合成プリズム109からなる光源部を傾けること
により、ビーム合成プリズム109からの2本の光ビー
ムの副走査方向ピッチを調整して設定することができ、
半導体レーザ105、106、コリメータレンズ11
1、112、1/2波長板114、ビーム合成プリズム
113からなる光源部を傾けることにより、ビーム合成
プリズム113からの2本の光ビームの副走査方向ピッ
チを調整して設定することができる。これらの光源部は
1つの光源ユニットとしてモジュール化されており、こ
れらの光源部からポリゴンミラー116への光ビームの
主走査方向入射角を約10°ずらしてある。
【0024】感光体ドラム101は、図示しない回転駆
動部により回転駆動されて副走査方向に移動し、帯電チ
ャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後にト
ロイダルレンズ120からの光ビームにより主走査方向
に走査されて画像が書き込まれることにより静電潜像が
形成される。半導体レーザ103からの光ビームはポリ
ゴンミラー116により先行して走査されて感光体ドラ
ム101上に奇数行の画像書き込みを行い、半導体レー
ザ104からの光ビームはポリゴンミラー116により
後行して走査されて感光体ドラム101上に偶数行の画
像書き込みを行う。
【0025】感光体ドラム102は、図示しない回転駆
動部により回転駆動されて副走査方向に移動し、帯電チ
ャージャなどの帯電手段により一様に帯電された後にト
ロイダルレンズ124からの光ビームにより主走査方向
に走査されて画像が書き込まれることにより静電潜像が
形成される。半導体レーザ105からの光ビームはポリ
ゴンミラー116により先行して走査されて感光体ドラ
ム102上に奇数行の画像書き込みを行い、半導体レー
ザ106からの光ビームはポリゴンミラー116により
後行して走査されて感光体ドラム102上に偶数行の画
像書き込みを行う。
【0026】感光体ドラム101、102上の静電潜像
はそれぞれ現像装置により互いに異なる色のトナーで現
像されて異なる色のトナー像となり、この感光体ドラム
101、102上のトナー像が給紙装置から給紙されて
搬送系により搬送される出力紙上へ転写装置により重ね
て転写されることで2色画像が形成される。また、各半
導体レーザ103〜106からの光ビームは、ポリゴン
ミラー116により走査された後にfθレンズ117を
介して画像領域外で単一の反射部125により反射され
て同期検知用光センサ126に集光されて検知される。
【0027】図1は、この第1実施形態における光走査
装置の回路構成を示す。スキャナ、画像メモリ等から入
力された画像データ280は、画像形成制御手段として
の印字制御部201により感光体ドラム101、102
毎に分けられて更に各感光体ドラム101、102毎に
奇数ラインの画像データと偶数ラインの画像データとに
分けられ、光源制御手段としての半導体レーザ(以下L
Dという)制御部202を通してLDユニット208、
209内のLD103〜106への変調信号となる。
【0028】印字制御部201は同期信号発生器203
からの同期信号241〜244を元に各ラインの画像デ
ータの出力タイミングを調整する。また、LD制御部2
02は同期検知用変調信号発生器204から同期検知用
変調信号231〜234が出力された場合にはLD10
3〜106を発光させるための変調信号をLDユニット
208、209へ出力する。
【0029】LD103〜106からの4本の光ビーム
281〜284はポリゴンミラー116により同時に走
査されて走査領域内の画像領域外で光センサ126を走
査し、光センサ126は時系列で順次に入射する光ビー
ム281〜284を検知して4個のパルス列である光セ
ンサ出力220として同期信号発生器203及び同期検
知用変調信号発生器204に出力する。
【0030】同期検知用変調信号発生器204は、光セ
ンサ126が光センサ出力220を出力できるようにす
るために各感光体101、102に対応する各光ビーム
281〜284が光センサ126に入射する前に予め第
1感光体101用の同期検知用変調信号231、23
2、第2感光体102用の同期検知用変調信号233、
234を立ち上げておき、同期信号発生器203は同期
検知用変調信号231〜234を用いて光センサ出力2
20を第1感光体101用の各光ビーム281、282
の主走査方向の同期信号241、242、第2感光体1
02用の各光ビーム283、284の主走査方向の同期
信号243、244に変換して出力する。
【0031】画像走査クロック発生器205は、外部か
ら供給されるリファレンスクロック255を元に同期信
号発生器203からの同期信号241〜244により第
1感光体101用の各光ビーム281、282の画像走
査クロック251、252、第2感光体102用の各光
ビーム283、284の画像走査クロック253、25
4の位相を各光ビーム281〜284の位相に合わせて
印字制御部201に供給する。この画像走査クロック2
51〜254を用いることにより、各光ビーム281〜
284それぞれの同期信号241〜244に位相を合致
させて光ビーム281〜284の走査を行うことができ
る。
【0032】感光体識別信号発生器206は各光ビーム
281〜284が感光体101、102のいずれに対応
するかを識別するための感光体識別信号221、222
を発生して同期信号発生器203、同期検知用変調信号
発生器204及び論理和ゲート207に出力し、光セン
サ126が論理和ゲート207の出力信号223により
駆動されて動作することにより、感光体識別信号22
1、222が発生している時以外には光センサ出力22
0が抑制される。また、同期検知用変調信号発生器20
4及び感光体識別信号発生器206は印字制御部201
からのシステムリセット信号271によりリセットされ
る。
【0033】図3は本実施形態における感光体識別信号
発生器206、同期検知用変調信号発生器204及び同
期信号発生器203の構成を示し、図4は感光体識別信
号発生器206内の感光体識別信号制御装置301の構
成を示し、図5は同期検知用変調信号発生器204の構
成を示し、図6〜図8は本実施形態の動作フローを示
し、図9は本実施形態の動作タイミングを示す。なお、
図9に示すように感光体ドラムを単に感光体又はドラム
ということがあり、また、光ビームを単にビームという
ことがある。
【0034】感光体識別信号発生器206は、前ライン
における第1感光体識別信号221を発生してから所定
の時間Toが経過した後に、第1感光体識別信号221
を立ち上げると共に、内包する感光体識別信号制御装置
301内の同期シーケンス動作信号用カウンタ402を
動作させる。同期シーケンス動作信号用カウンタ402
は、最初の感光体ドラム101に対する感光体識別信号
221が立ち上がってから最後の感光体ドラム102に
対する感光体識別信号222が立ち下がるまで同期シー
ケンス動作信号412を高レベル(以下Hという)にし
ておく。
【0035】感光体識別カウンタ401は、同期シーケ
ンス動作信号用カウンタ402からの同期シーケンス動
作信号412が低レベル(以下Lという)の間は同期シ
ーケンス動作信号412によりリセットされており、同
期シーケンス動作信号412がHになったらその間は所
定時間Tk毎に感光体識別カウント終了信号411を発
生する。
【0036】排他的論理和回路505は感光体識別信号
発生器206からの第1感光体識別信号221と光セン
サ126からの光センサ出力220との排他的論理和を
とり、第1感光体101・第1光ビーム281用Dラッ
チ501は排他的論理和回路505の出力信号によりト
リガされる。従って、第1感光体101・第1光ビーム
281用Dラッチ501は、第1感光体識別信号221
の立ち上がりで第1感光体101・第1光ビーム281
用同期検知信号231としての出力信号を立ち上げ、1
番目の光センサ出力信号220の立ち下がりで第1感光
体101・第1光ビーム281用同期検知信号231を
立ち下げる。
【0037】また、第1感光体101・第1光ビーム2
81用Dラッチ501は、印字制御部201からのリセ
ット信号271、Dラッチ502の反転出力信号及び感
光体識別信号発生器206からの第2感光体識別信号2
22が論理ゲート506を介してクリア信号として入力
され、リセット信号271がアクティブLになるか、第
1感光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変
調信号232がアクティブHになるか、第2感光体識別
信号222がアクティブHになることによりクリア状態
となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても
第1感光体101・第1光ビーム281用の同期検知用
変調信号231の状態が変化しないようになっている。
【0038】同期信号発生器203は、感光体識別信号
制御装置301からの第1感光体識別信号221、同期
検知用変調信号発生器204からの第1感光体101・
第1光ビーム281用の同期検知用変調信号231及び
光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論
理積ゲート291でとり、この論理積ゲート291の出
力信号を第1感光体101・第1光ビーム281用同期
信号241として出力する。従って、同期信号発生器2
03は、第1感光体識別信号221及び第1感光体10
1・第1光ビーム281用の同期検知用変調信号231
が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを
検出したら第1感光体101・第1光ビーム281用同
期信号241を出力する。
【0039】第1感光体101・第2光ビーム282用
Dラッチ502は、光センサ126からの光センサ出力
220がインバータ507で反転されてトリガ信号とし
て入力され、光センサ出力220の立ち下がりで第1感
光体101・第2光ビーム282用の同期検知用変調信
号232としての出力信号を立ち上げ、2番目の光セン
サ出力220の立ち下がりで第1感光体101・第2光
ビーム282用の同期検知用変調信号232を立ち下げ
る。
【0040】また、第1感光体101・第2光ビーム2
82用Dラッチ502は、印字制御部201からのリセ
ット信号271及び感光体識別信号発生器206からの
第2感光体識別信号222が論理ゲート508を介して
クリア信号として入力され、リセット信号271がアク
ティブLになるか、第2感光体識別信号222がアクテ
ィブHになることによりクリア状態となり、上記トリガ
時以外にトリガ信号が入力されても第1感光体101・
第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232の状
態が変化しないようになっている。
【0041】同期信号発生器203は、感光体識別信号
制御装置301からの第1感光体識別信号221、同期
検知用変調信号発生器204からの第1感光体101・
第2光ビーム282用の同期検知用変調信号232及び
光センサ126からの光センサ出力220の論理積を論
理積ゲート292でとり、この論理積ゲート292の出
力信号を第1感光体101・第2光ビーム282用同期
信号242として出力する。従って、同期信号発生器2
03は、第1感光体識別信号221及び第1感光体10
1・第2光ビーム282用同期検知用変調信号232が
両方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検
出したら第1感光体101・第2光ビーム282用同期
信号242を出力する。
【0042】一方、感光体識別信号発生器206は、感
光体識別カウンタ401がTkをカウントした後に第1
感光体識別信号221を立ち下げ、続いて第2感光体識
別信号222を立ち上げる。ここで、Dラッチ403
は、第1感光体識別信号221を生成するため、ライン
カウンタ302からのラインカウンタ終了信号312が
論理和ゲート413を介してクロックとして入力される
と共に感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウ
ンタ終了信号411が論理積ゲート414及び論理和ゲ
ート413を介してクロックとして入力されトリガさ
れ、第1感光体識別信号221を出力する。
【0043】感光体識別カウンタ401からの感光体識
別カウンタ終了信号411は第1感光体101の同期検
知動作が行われている時だけでなく第2感光体102の
同期検知動作が行われている時にも出力されるため、論
理積ゲート414で感光体識別カウンタ401からの感
光体識別カウンタ終了信号411とDラッチ403から
の第1感光体識別信号221との論理積がとられ、Dラ
ッチ403は第1感光体101以外の感光体102の同
期検知動作時には動作しない。
【0044】印字制御部201からのリセット信号27
1及びDラッチ403の反転出力信号は論理積ゲート4
15で論理積がとられ、この論理積ゲート415の出力
信号がラインカウンタ開始信号311としてラインカウ
ンタ302に送られる。同期シーケンス動作信号用カウ
ンタ402は、最初の感光体ドラム101に対する感光
体識別信号221が立ち上がってから最後の感光体ドラ
ム102に対する感光体識別信号222が立ち下がるま
で同期シーケンス動作信号412をHにする。この同期
シーケンス動作信号用カウンタ402は、ラインカウン
タ302からのラインカウンタ終了信号312及び感光
体識別カウンタ401からの感光体識別カウンタ終了信
号411が論理和ゲート416を介して入力され、ライ
ンカウンタ302からラインカウンタ終了信号312が
所定回数、例えば2回入力されると同期シーケンス動作
信号412をLにする。
【0045】Dラッチ404は、第2感光体識別信号2
22を生成するため、論理積ゲート414の出力信号が
論理和ゲート417を介してクロックとして入力される
と共に感光体識別カウンタ401からの感光体識別カウ
ンタ終了信号411が論理積ゲート418及び論理和ゲ
ート417を介してクロックとして入力されてトリガさ
れ、第2感光体識別信号222を出力する。
【0046】感光体識別カウンタ401からの感光体識
別カウンタ終了信号411は第2感光体102の同期検
知動作が行われている時だけでなく第1感光体101の
同期検知動作が行われている時にも出力されるため、論
理積ゲート418で感光体識別カウンタ401からの感
光体識別カウンタ終了信号411とDラッチ404から
の第2感光体識別信号222との論理積がとられ、Dラ
ッチ404は第2感光体102以外の感光体101の同
期検知動作時には動作しない。
【0047】同期検知用変調信号発生器204におい
て、排他的論理和回路509は感光体識別信号発生器2
06からの第2感光体識別信号222と光センサ126
からの光センサ出力220との排他的論理和をとり、第
2感光体102・第1光ビーム283用Dラッチ503
は排他的論理和回路509の出力信号によりトリガされ
る。従って、第2感光体102・第1光ビーム283用
Dラッチ503は、第2感光体識別信号222の立ち上
がりで第2感光体102・第1光ビーム283用同期検
知用変調信号233としての出力信号を立ち上げ、3番
目の光センサ出力信号220の立ち下がりで第2感光体
102・第1光ビーム283用同期検知用変調信号23
3を立ち下げる。
【0048】また、第2感光体102・第1光ビーム2
83用Dラッチ503は、印字制御部201からのリセ
ット信号271、Dラッチ504の反転出力信号及び感
光体識別信号発生器206からの第1感光体識別信号2
21が論理ゲート510を介してクリア信号として入力
され、リセット信号271がアクティブLになるか、第
2感光体101・第2光ビーム284用同期検知用変調
信号234がアクティブHになるか、第1感光体識別信
号221がアクティブHになることによりクリア状態と
なり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても第
2感光体102・第1光ビーム283用同期検知用変調
信号233の状態が変化しないようになっている。
【0049】同期信号発生器203は、感光体識別信号
制御装置301からの第2感光体識別信号222、同期
検知用変調信号発生器204からの第2感光体102・
第1光ビーム283用同期検知用変調信号233及び光
センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理
積ゲート293でとり、この論理積ゲート293の出力
信号を第2感光体102・第1光ビーム283用同期信
号243として出力する。従って、同期信号発生器20
3は、第2感光体識別信号222及び第2感光体102
・第1光ビーム283用同期検知用変調信号233が両
方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出
したら第2感光体102・第1光ビーム283用同期信
号243を出力する。
【0050】また、第2感光体102・第2光ビーム2
84用Dラッチ504は、光センサ126からの光セン
サ出力220がインバータ507で反転されてトリガ信
号として入力され、光センサ出力220の立ち下がりで
第2感光体102・第2光ビーム284用同期検知用変
調信号234としての出力信号を立ち上げ、4番目の光
センサ出力220の立ち下がりで第2感光体102・第
2光ビーム284用同期検知用変調信号234を立ち下
げる。
【0051】第2感光体102・第2光ビーム284用
Dラッチ504は、印字制御部201からのリセット信
号271及び感光体識別信号発生器206からの第1感
光体識別信号221が論理ゲート511を介してクリア
信号として入力され、リセット信号271がアクティブ
Lになるか、第1感光体識別信号221がアクティブH
になることによりクリア状態となり、上記トリガ時以外
にトリガ信号が入力されても第2感光体102・第2光
ビーム284用同期検知用変調信号234の状態が変化
しないようになっている。
【0052】同期信号発生器203は、感光体識別信号
制御装置301からの第2感光体識別信号222、同期
検知用変調信号発生器204からの第2感光体102・
第2光ビーム284用同期検知用変調信号234及び光
センサ126からの光センサ出力220の論理積を論理
積ゲート294でとり、この論理積ゲート294の出力
信号を第2感光体102・第2光ビーム284用同期信
号244として出力する。従って、同期信号発生器20
3は、第2感光体識別信号222及び第2感光体102
・第2光ビーム284用同期検知用変調信号234が両
方ともHの間に光センサ出力220の立ち上がりを検出
したら第2感光体102・第2光ビーム284用同期信
号244を出力する。
【0053】また、ラインカウンタ302は、感光体識
別信号制御装置301において第1感光体識別信号22
1が出力されると出力されるラインカウンタ開始信号3
11によりカウントを開始し、次のラインでの同期検知
を行えるようにTo時間カウントした後にカウント終了
信号312を出力する。
【0054】この第1実施形態においては、各同期検知
用変調信号は光センサ出力220の立ち下がりで立ち下
がるように構成されているが、各同期検知用変調信号が
光センサ出力220の立ち上がりで立ち下がるように構
成してもよい。また、第1実施形態は2つの感光体を用
いたが、3つ以上の感光体を用いるようにしてもよい。
【0055】感光体識別信号発生器206は、複数の感
光体を用いる場合には、そのうちの1番目の感光体に対
する1番目の感光体識別信号が得られてから次のライン
での1番目の感光体の同期検知を行うべく所定時間To
をカウントするラインカウンタ302と、感光体各々の
同期検知を行っている時間Tkをカウントする感光体識
別カウンタ401とを設け、ラインカウンタ302によ
り所定時間Toがカウントされた後に1番目の感光体識
別信号を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体につい
て感光体識別カウンタ401により所定時間Tkがカウ
ントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止させ
てk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号を発
生させるように構成される。
【0056】このように、第1実施形態は、請求項1に
係る発明の一実施形態であって、複数の光源としてのL
D103〜106より射出された複数の光ビーム281
〜284を1つの偏向器としてのポリゴンミラー116
にて偏向走査し、この偏向器116からの複数の光ビー
ム281〜284を副走査方向に配列された複数の感光
体101、102に同時に照射して画像を形成すると共
に、画像領域外に設けられた、前記光ビーム281〜2
84を受光する1つの光センサ126の出力信号に基づ
いて前記複数の光ビーム281〜284の主走査方向の
同期をとり、前記複数の感光体101、102の同期検
知を前記1つの光センサ126で行う多色画像形成装置
において、前記複数の光ビーム281〜284が前記複
数の感光体101、102のいずれに対応するかを識別
するための感光体識別信号221、222を発生する感
光体識別信号発生器206と、前記複数の光ビーム28
1〜284が前記光センサ126に時系列で順次に到来
することで順次に発生する前記光センサ126の出力信
号220により前記複数の光ビーム281〜284各々
の同期信号241〜244を発生する同期信号発生器2
03と、前記複数の光ビーム281〜284が前記光セ
ンサ126に入射する直前から前記光センサ126によ
って前記複数の光ビーム281〜284各々の入射が検
知されるように前記複数の光源103〜106を変調す
るための複数の同期検知用変調信号231〜234を発
生する同期検知用変調信号発生器204とを具備し、前
記同期信号発生器203は前記感光体識別信号221、
222が発生している時で且つ前記複数の同期検知用変
調信号231〜234が発生している時に前記光センサ
126の出力信号220を前記感光体識別信号221、
222及び前記複数の同期検知用変調信号231〜23
4に応じて前記複数の感光体101、102に対応した
複数の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜
244とするので、現在どの感光体に対応する同期検知
を行おうとしているのかを識別するための感光体識別信
号と各感光体での各光ビームに対応した同期検知用変調
信号を順次に発生させて各感光体に対応した同期検知を
確実に行うことができる。
【0057】また、第1実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であって、複数の光源としてのLD10
3〜106より射出された複数の光ビーム281〜28
4を1つの偏向器としてのポリゴンミラー116にて偏
向走査し、この偏向器116からの複数の光ビーム28
1〜284を副走査方向に配列された複数の感光体10
1、102に同時に照射して画像を形成すると共に、画
像領域外に設けられた、前記光ビーム281〜284を
受光する1つの光センサ21の出力信号220に基づい
て前記複数の光ビーム281〜284の主走査方向の同
期をとり、前記複数の感光体101、102の同期検知
を前記1つの光センサ126で行う多色画像形成装置に
おいて、前記複数の光ビーム281〜284が前記複数
の感光体101、102のいずれに対応するかを識別す
るための感光体識別信号221、222を発生する感光
体識別信号発生器206と、前記複数の光ビーム281
〜284が前記光センサ126に時系列で順次に到来す
ることで順次に発生する前記光センサ126の出力信号
220により前記複数の光ビーム281〜284各々の
同期信号241〜244を発生する同期信号発生器20
3と、この同期信号発生器203から得られる前記複数
の光ビーム281〜284各々の同期信号241〜24
4で前記複数の光ビーム281〜284各々の画像走査
クロック251〜254を更新する画像走査クロック発
生器205と、前記複数の光ビーム281〜284が前
記光センサ126に入射する直前から前記光センサ12
6によって前記複数の光ビーム281〜284各々の入
射が検知されるように前記複数の光源103〜106を
変調するための複数の同期検知用変調信号231〜23
4を発生する同期検知用変調信号発生器204とを具備
し、前記同期信号発生器203は前記感光体識別信号2
21、222が発生している時で且つ前記複数の同期検
知用変調信号231〜234が発生している時に前記光
センサ126の出力信号220を前記感光体識別信号2
21、222及び前記複数の同期検知用変調信号231
〜234に応じて前記複数の感光体101、102に対
応した複数の光ビーム281〜284各々の同期信号2
41〜244とするので、現在どの感光体に対応する同
期検知を行おうとしているのかを識別するための感光体
識別信号と各感光体での各光ビームに対応した同期検知
用変調信号を順次に発生させて各感光体に対応した同期
検知を確実に行うことができる。
【0058】また、第1実施形態は、請求項3に係る発
明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色
画像形成装置において、感光体識別信号発生器206
は、前記複数の感光体101、102のうちの1番目の
感光体101に対する1番目の前記感光体識別信号22
1が得られてから次のラインでの前記1番目の感光体1
01の同期検知を行うべく所定時間をカウントするライ
ンカウンタ302と、前記感光体101、102各々の
同期検知を行っている時間をカウントする感光体識別カ
ウンタ401とを具備し、前記ラインカウンタ302に
より所定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別
信号221を発生し、k−1(k≧2)番目の感光体に
ついて前記感光体識別カウンタ401により所定時間が
カウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を停止
させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別信号
を発生させるので、各感光体に対応した同期検知を確実
に行うことができる。
【0059】また、第1実施形態は、請求項4に係る発
明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色
画像形成装置において、前記光源103〜106として
前記感光体101、102毎に各々2つ以上の光源を設
け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光ビームによ
り前記感光体101、102を副走査方向に所定のピッ
チを隔てて主走査方向に同時に走査するので、各感光体
に対応した同期検知を確実に行うことができる。
【0060】また、第1実施形態は、請求項8に係る発
明の一実施形態であって、請求項1または2記載の多色
画像形成装置において、前記各感光体識別信号221、
222が発生している時以外の前記光センサ126の出
力信号220を抑制するので、各感光体に対応した同期
検知をより確実に行うことができる。
【0061】図10は本発明の第2実施形態における光
走査装置の回路構成を示し、図11は第2実施形態にお
ける感光体識別信号発生器806、同期検知用変調信号
発生器804及び同期信号発生器803の構成を示し、
図12は同期検知用変調信号発生器804の構成を示
し、図13〜図15は第2実施形態の動作フローを示
し、図16は第2実施形態の動作タイミングを示す。こ
の第2実施形態は、請求項5に係る発明の一実施形態で
あり、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なる。
【0062】上記第1実施形態においては、各感光体1
01、102に対してそれぞれ2つずつの同期検知用変
調信号を用いたが、各感光体に対する識別には感光体識
別信号を用いればよいので、同期検知用変調信号は各感
光体で共有することが可能である。第2実施形態では、
図16に示すように第1ビーム用の同期検知用変調信号
831は各感光体101、102における第1光ビーム
281、283用の同期検知用変調信号として用いら
れ、第2ビーム用の同期検知用変調信号832は各感光
体101、102における第2光ビーム282、284
用の同期検知用変調信号として用いられる。
【0063】第2実施形態では、このような構成にした
場合にも、各同期検知用変調信号831、832は各感
光体識別信号821、822と各同期検知用変調信号8
31、832が共にHの時にのみ同期検知を行うように
しているので、各感光体101、102における複数の
光ビーム281〜284の同期検知を確実に行うことが
できる。LD制御部802は、感光体識別信号発生器8
06からの感光体識別信号821、822と同期検知用
変調信号発生器804からの同期検知用変調信号83
1、832の組み合わせにより各LD103〜106か
らの光ビーム281〜284の同期検知を行うための変
調信号をLDユニット208、209内の各LD103
〜106に供給する。
【0064】論理積ゲート1003は感光体識別信号発
生器806内の感光体識別信号制御装置301からの第
1感光体識別信号821と、感光体識別信号発生器80
6内の感光体識別信号制御装置301における感光体識
別カウンタ401からの感光体識別カウント終了信号4
11が入力され、第1第1ビーム用Dラッチ1001は
論理積ゲート1003の出力信号、光センサ126から
の光センサ出力220及び感光体識別信号発生器806
内の感光体識別信号発生用ラインカウンタ302からの
ラインカウンタ終了信号312が論理和ゲート1004
を介して入力されてトリガされる。
【0065】従って、第1ビーム用Dラッチ1001
は、ラインカウンタ終了信号312と、第1感光体識別
信号821がHの時の感光体識別カウント終了信号41
1と、光センサ126からの光センサ出力220とによ
りトリガされる。このため、第1ビーム用Dラッチ10
01は、ラインカウンタ終了信号312の立ち上がりで
第1ビーム用の同期検知用変調信号831としての出力
信号を立ち上げ、1番目の光センサ出力220の立ち上
がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831を立ち
下げ、更に第1感光体用の感光体識別カウント終了信号
411の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信
号831を立ち上げ、3番目の光センサ出力220の立
ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調信号831を
立ち下げる。
【0066】また、第1ビーム用Dラッチ1001は、
印字制御部201からのリセット信号271及びDラッ
チ1002の反転出力信号が論理積ゲート1005を介
してクリア信号として入力され、リセット信号271が
アクティブLになるか、第2ビーム用の同期検知用変調
信号832がアクティブHになることによりクリア状態
となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても
第1ビーム用の同期検知用変調信号831の状態が変化
しないようになっている。
【0067】同期信号発生器803は、感光体識別信号
制御装置301からの第1感光体識別信号821、同期
検知用変調信号発生器804からの第1光ビーム用の同
期検知用変調信号831及び光センサ126からの光セ
ンサ出力220の論理積を論理積ゲート851でとり、
この論理積ゲート851の出力信号を第1光ビーム用同
期信号841として出力する。従って、同期信号発生器
803は、第1感光体識別信号821及び第1光ビーム
用の同期検知用変調信号831が両方ともHの間に光セ
ンサ出力220の立ち上がりを検出したら第1光ビーム
用同期信号841を出力する。
【0068】第2光ビーム用Dラッチ1002は、光セ
ンサ126からの光センサ出力220の立ち上がりによ
りトリガされ、光センサ出力220の立ち上がりで第2
光ビーム用の同期検知用変調信号832としての出力信
号を立ち上げ、2番目の光センサ出力220の立ち上が
りで第2光ビーム用の同期検知用変調信号832を立ち
下げる。さらに、第2光ビーム用Dラッチ1002は、
3番目の光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビー
ム用の同期検知用変調信号832を立ち上げ、4番目の
光センサ出力220の立ち上がりで第2光ビーム用の同
期検知用変調信号832を立ち下げる。
【0069】同期信号発生器803は、感光体識別信号
制御装置301からの第1感光体識別信号821、同期
検知用変調信号発生器804からの第2光ビーム用の同
期検知用変調信号832及び光センサ126からの光セ
ンサ出力220の論理積を論理積ゲート852でとり、
この論理積ゲート852の出力信号を第1感光体101
・第2光ビーム282用の同期信号842として出力す
る。従って、同期信号発生器803は、第1感光体識別
信号821及び第2光ビーム282用の同期検知用変調
信号832が両方ともHの間に光センサ出力220の立
ち上がりを検出したら第1感光体101・第2光ビーム
282用同期信号842を出力する。
【0070】また、同期信号発生器803は、感光体識
別信号制御装置301からの第2感光体識別信号82
2、同期検知用変調信号発生器804からの第1光ビー
ム用の同期検知用変調信号831及び光センサ126か
らの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート853
でとり、この論理積ゲート853の出力信号を第2感光
体102・第1光ビーム283用同期信号843として
出力する。従って、同期信号発生器803は、第2感光
体識別信号822及び第1光ビーム用同期検知用変調信
号231が両方ともHの間に光センサ出力220の立ち
上がりを検出したら第2感光体102・第1光ビーム2
83用の同期信号843を出力する。
【0071】さらに、同期信号発生器803は、感光体
識別信号制御装置301からの第2感光体識別信号82
2、同期検知用変調信号発生器804からの第2光ビー
ム用の同期検知用変調信号232及び光センサ126か
らの光センサ出力220の論理積を論理積ゲート854
でとり、この論理積ゲート854の出力信号を第2感光
体102・第2光ビーム284用同期信号844として
出力する。従って、同期信号発生器803は、第2感光
体識別信号822及び第2光ビーム用の同期検知用変調
信号832が両方ともHの間に光センサ出力220の立
ち上がりを検出したら第2感光体102・第2光ビーム
284用同期信号844を出力する。
【0072】この第2実施形態は、このような構成とし
たことにより、同期検知用変調信号を2つだけ持てばよ
く、また、同期検知用変調信号発生器803の構成を簡
単にすることができる。この第2実施形態は、請求項5
に係る発明の一実施形態であって、請求項1、2、3ま
たは4記載の多色画像形成装置において、前記感光体1
01、102の1つに対する複数の同期検知用変調信号
831、832を前記複数の感光体101、102で共
有するので、信号線の数を減らすことができる。
【0073】上記実施形態は一つの光センサ126に対
して2つの感光体101、102を用いて各感光体10
1、102毎に光ビーム数を2とした場合の実施形態で
あるが、各感光体毎に光ビーム数を1つ又は3つ以上と
しても上記実施形態と同様に構成することができる。
【0074】本発明の第3実施形態は各感光体毎に光ビ
ーム数を1つとした実施形態であり、図22は第3実施
形態における光走査装置の回路構成を示し、図23は第
3実施形態における感光体識別信号発生器1706、同
期検知用変調信号発生器1704及び同期信号発生器1
703の構成を示し、図24は同期検知用変調信号発生
器1704の構成を示し、図25〜図27は第3実施形
態の動作フローを示し、図28は第3実施形態の動作タ
イミングを示す。
【0075】この第3実施形態では、上記第1実施形態
において、光走査装置においては、光源は2つのLD1
03、105が用いられて他のLD104、106、コ
リメータレンズ108、112、1/2波長板110、
114及びビーム合成プリズム109、113が省略さ
れる。LD103、105から出射された光ビームはそ
れぞれコリメータレンズ107、111により平行光束
とされ、シリンダレンズ115、121を介してポリゴ
ンミラー116により偏向走査される。
【0076】ポリゴンミラー116からの2本の光ビー
ムは、上記第1実施形態と同様に感光体ドラム101、
102上にそれぞれ結像され、画像領域外で同期検知用
光センサ126に集光されて検知される。スキャナ、画
像メモリ等から入力された画像データ1780は、画像
形成制御手段としての印字制御部1701により感光体
ドラム101、102毎に分けられ、光源制御手段とし
てのLD制御部202を通してLDユニット1708、
1709内のLD103、105への変調信号となる。
【0077】印字制御部1701は同期信号発生器17
03からの同期信号1741、1743を元に各ライン
の画像データの出力タイミングを調整する。また、LD
制御部202は同期検知用変調信号発生器1704から
同期検知用変調信号1731、1733が出力された場
合にはLD103、105を発光させる変調信号をLD
ユニット1708、1709へ出力する。
【0078】LD103、105からの2本の光ビーム
1781、1783はポリゴンミラー116により同時
に走査されて走査領域内の画像領域外で光センサ126
を走査し、光センサ126は時系列で順次に入射する光
ビーム1781、1783を検知して2個のパルス列で
ある光センサ出力1720を同期信号発生器1703及
び同期検知用変調信号発生器1704に出力する。
【0079】同期検知用変調信号発生器1704は、光
センサ126が光センサ出力1720を出力できるよう
にするために各感光体101、102に対応する各光ビ
ーム281、283が光センサ126に入射する前に予
め第1感光体101用の同期検知用変調信号1731、
第2感光体102用の同期検知用変調信号1733を立
ち上げておき、同期信号発生器1703は同期検知用変
調信号1731、1733を用いて光センサ出力172
0を第1感光体101用の光ビーム1781の主走査方
向の同期信号1741、第2感光体102用の光ビーム
1783の主走査方向の同期信号1743に変換して出
力する。
【0080】画像走査クロック発生器1705は、外部
から供給されるリファレンスクロック1755を元に同
期信号発生器1703からの同期信号1741、174
3により第1感光体101用の光ビーム1781の画像
走査クロック1751、第2感光体102用の光ビーム
1783の画像走査クロック1753の位相を各光ビー
ム1781、1783の位相に合わせて印字制御部17
01に供給する。この画像走査クロック1751、17
53を用いることにより、各光ビーム1781、178
3それぞれの同期信号1741、1743に位相を合致
させて光ビーム1781、1783の走査を行うことが
できる。
【0081】感光体識別信号発生器1706は各光ビー
ム1781、1783が感光体101、102のいずれ
に対応するかを識別するための感光体識別信号172
1、1722を発生して同期信号発生器1703、同期
検知用変調信号発生器1704及び論理和ゲート170
7に出力し、光センサ126が論理和ゲート1707の
出力信号1723により駆動されて動作することによ
り、感光体識別信号1721、1722が発生している
時以外には光センサ出力1720が抑制される。また、
同期検知用変調信号発生器1704及び感光体識別信号
発生器1706は印字制御部1701からのシステムリ
セット信号271によりリセットされる。
【0082】感光体識別信号発生器1706は、全ライ
ンにおける第1感光体識別信号1721を発生してから
所定の時間Toが経過した後に、第1感光体識別信号1
721を立ち上げると共に、内包する感光体識別信号制
御装置301内の同期シーケンス動作信号用カウンタ4
02を動作させる。
【0083】排他的論理和回路1795は感光体識別信
号発生器1706内の感光体識別信号制御装置301か
らの第1感光体識別信号1721と光センサ126から
の光センサ出力1720との排他的論理和をとり、第1
感光体用Dラッチ1701は排他的論理和回路1795
の出力信号によりトリガされる。従って、第1感光体用
Dラッチ1701は、第1感光体識別信号1721の立
ち上がりで第1感光体用同期検知信号1731としての
出力信号を立ち上げ、1番目の光センサ出力信号172
0の立ち下がりで第1感光体用同期検知信号1731を
立ち下げる。
【0084】また、第1感光体用Dラッチ1701は、
印字制御部1701からのリセット信号271及び感光
体識別信号発生器1706内の感光体識別信号制御装置
301からの第2感光体識別信号1722が論理ゲート
1796を介してクリア信号として入力され、リセット
信号271がアクティブLになるか、第2感光体識別信
号1722がアクティブHになることによりクリア状態
となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されても
第1感光体用の同期検知用変調信号1731の状態が変
化しないようになっている。
【0085】同期信号発生器1703は、感光体識別信
号制御装置301からの第1感光体識別信号1721、
同期検知用変調信号発生器1704からの第1感光体用
の同期検知用変調信号1731及び光センサ126から
の光センサ出力1720の論理積を論理積ゲート179
1でとり、この論理積ゲート1791の出力信号を第1
感光体用同期信号1741として出力する。従って、同
期信号発生器1703は、第1感光体識別信号1721
及び第1感光体用の同期検知用変調信号1731が両方
ともHの間に光センサ出力1720の立ち上がりを検出
したら第1感光体用同期信号1741を出力する。
【0086】また、同期検知用変調信号発生器1704
において、排他的論理和回路1798は感光体識別信号
発生器1706内の感光体識別信号制御装置301から
の第2感光体識別信号1722と光センサ126からの
光センサ出力1720との排他的論理和をとり、第2感
光体102用Dラッチ1703は排他的論理和回路17
98の出力信号によりトリガされる。従って、第2感光
体用Dラッチ1703は、第2感光体識別信号1722
の立ち上がりで第2感光体用同期検知用変調信号173
3としての出力信号を立ち上げ、3番目の光センサ出力
信号1720の立ち下がりで第2感光体用同期検知用変
調信号1733を立ち下げる。
【0087】また、第2感光体用Dラッチ1703は、
印字制御部1701からのリセット信号271及び感光
体識別信号発生器1706からの第1感光体識別信号1
721が論理ゲート1797を介してクリア信号として
入力され、リセット信号271がアクティブLになる
か、第1感光体識別信号1721がアクティブHになる
ことによりクリア状態となり、上記トリガ時以外にトリ
ガ信号が入力されても第2感光体用同期検知用変調信号
1733の状態が変化しないようになっている。
【0088】同期信号発生器1703は、感光体識別信
号制御装置301からの第2感光体識別信号1722、
同期検知用変調信号発生器1704からの第2感光体用
同期検知用変調信号1733及び光センサ126からの
光センサ出力1720の論理積を論理積ゲート1793
でとり、この論理積ゲート1793の出力信号を第2感
光体用同期信号1743として出力する。従って、同期
信号発生器1703は、第2感光体識別信号1722及
び第2感光体用同期検知用変調信号1733が両方とも
Hの間に光センサ出力1720の立ち上がりを検出した
ら第2感光体用同期信号1743を出力する。
【0089】また、ラインカウンタ1802は、感光体
識別信号制御装置301において第1感光体識別信号1
721が出力されると出力されるラインカウンタ開始信
号311によりカウントを開始し、次のラインでの同期
検知を行えるようにTo時間カウントした後にカウント
終了信号312を出力する。この第3実施形態は、請求
項1〜3に係る発明の他の実施形態であり、上記第1実
施形態と同様に各感光体に対応した同期検知を確実に行
うことができる。
【0090】上述した実施形態では2つの感光体を用い
て画像を形成する構成になっているが、4つの感光体を
用いてフルカラー画像を形成する構成としてもよい。
【0091】図17は本発明の第4実施形態の一部を示
す。この第4実施形態は、請求項6〜8に係る発明の一
実施形態である。この第4実施形態は、上述した第1実
施形態の多色画像形成装置を副走査方向に2つ配置して
フルカラー画像を形成する多色画像形成装置を構成した
ものであり、第1実施形態におけるLD103〜10
6、コリメータレンズ107、108、111、11
2、ビーム合成プリズムからなるビーム合成手段10
9、113、1/2波長板110、114、シリンダレ
ンズ115、121、ポリゴンミラーからなる偏向器1
16、ミラー119、123、トロイダルレンズ12
0、124、反射部125、同期検知用光センサ126
などを有する光走査装置と、感光体ドラム101、10
2と、帯電チャージャなどの帯電手段と、現像装置など
を備えた多色画像形成装置を具備し、さらに、この多色
画像形成装置と同様にLD3〜6、コリメータレンズ
7、8、11、12、ビーム合成プリズムからなるビー
ム合成手段9、13、1/2波長板10、14、シリン
ダレンズ15、21、ポリゴンミラーからなる偏向器1
6、ミラー19、23、トロイダルレンズ20、24、
反射部25、同期検知用光センサ26などを有する光走
査装置と、感光体ドラム1、2と、帯電チャージャなど
の帯電手段と、現像装置などを備えた多色画像形成装置
を具備している。
【0092】なお、光走査装置は、fθレンズ117及
びミラー118、122の代りにfθミラー127、2
7が用いられている。また、感光体ドラム101、10
2、1、2は、副走査方向に配列されて図示しない回転
駆動部により回転駆動され、帯電チャージャなどの帯電
手段により一様に帯電された後に光走査装置により4色
の画像、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
という異なる色の画像が書き込まれて静電潜像が形成さ
れる。
【0093】感光体ドラム101、102、1、2上の
静電潜像はそれぞれ現像装置によりイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各トナーで現像されてイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー像となり、
これらのトナー像が給紙装置から給紙されて搬送系によ
り搬送される出力紙上へ転写装置により重ねて転写され
ることでフメカラー画像が形成される。
【0094】図18は第4実施形態における光走査装置
の回路構成を示し、図19は第4実施形態における感光
体識別信号発生器1306、同期検知用変調信号発生器
1304及び同期信号発生器1303の構成を示し、図
20は同期検知用変調信号発生器1304の構成を示
し、図21は第4実施形態の動作タイミングを示す。
【0095】この第4実施形態は2つの多色画像形成装
置の一部を統合することにより信号線の数を少なくする
ことが可能となる。すなわち、2つの多色画像形成装置
を副走査方向に配置した場合には、同期検知用変調信号
及び感光体識別信号は各多色画像形成装置の間でのタイ
ミングを殆ど同じにとることができる。一方の多色画像
形成装置の光センサ126の光センサ出力1320は他
方の多色画像形成装置の光センサ26の光センサ出力1
330より若干早いタイミングで立ち上がり、且つ、そ
れから各感光体の第2ビーム入射までには時間的な余裕
を持つように設計を行うとすると、図20及び図21に
示すように各光センサ出力1320、1330の立ち上
がりによりそれぞれトグル動作をする信号1511、1
512を論理積ゲート1521で論理積演算した信号1
513と、上記信号1511、1512を排他的論理和
ゲート1522で排他的論理和演算した信号1514と
を用いて各同期検知用変調信号1331、1332を制
御する。
【0096】つまり、Dラッチ1501は光センサ出力
1320によりトリガされて上記信号1511を出力
し、Dラッチ1502は光センサ出力1330によりト
リガされて上記信号1512を出力する。感光体識別信
号発生器1306内の感光体識別信号制御装置301か
らの第1感光体用の同期検知用変調信号1321と感光
体識別信号制御装置301における感光体識別カウンタ
401からの感光体識別カウント終了信号411が論理
積ゲート1523に入力され、第1ビーム用Dラッチ1
503は感光体識別信号発生器1306内の感光体識別
信号発生用ラインカウンタ302からのラインカウンタ
終了信号312と、論理積ゲート1521の出力信号1
513と、論理積ゲート1523の出力信号とが論理和
ゲート1524を介して入力されてトリガされる。
【0097】従って、第1ビーム用Dラッチ1503
は、ラインカウンタ終了信号312と、第1感光体用の
同期検知用変調信号1321がHの時の感光体識別カウ
ント終了信号411と、論理積ゲート1521の出力信
号1513とによりトリガされてラインカウンタ終了信
号312の立ち上がりで第1ビーム用の同期検知用変調
信号1331としての出力信号を立ち上げ、光センサ出
力1330の1番目の立ち上がりで第1ビーム用の同期
検知用変調信号1331を立ち下げ、更に第1感光体用
の感光体識別カウント終了信号411の立ち上がりで第
1ビーム用の同期検知用変調信号1331を立ち上げ、
光センサ出力1330の3番目の立ち上がりで第1ビー
ム用の同期検知用変調信号1331を立ち下げる。
【0098】また、第1ビーム用Dラッチ1503は、
印字制御部1301からのリセット信号271、Dラッ
チ1504の反転出力信号が論理積ゲート1525を介
してクリア信号として入力され、リセット信号271が
アクティブLになるか、第2ビーム用の同期検知用変調
信号1332がアクティブHになることによりクリア状
態となり、上記トリガ時以外にトリガ信号が入力されて
も第1ビーム用の同期検知用変調信号1331の状態が
変化しないようになっている。
【0099】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、
同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム
用の同期検知用変調信号1331及び光センサ126か
らの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート13
61でとり、この論理積ゲート1361の出力信号を第
1光ビーム用同期信号1341として出力する。従っ
て、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1
321及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号133
1が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上が
りを検出したら第1光ビーム用同期信号1341を出力
する。
【0100】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、
同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム
用の同期検知用変調信号1331及び光センサ26から
の光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート136
5でとり、この論理積ゲート1365の出力信号を第1
光ビーム用同期信号1345として出力する。従って、
同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号132
1及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が
両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを
検出したら第1光ビーム用同期信号1345を出力す
る。
【0101】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、
同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム
用の同期検知用変調信号1331及び光センサ126か
らの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート13
63でとり、この論理積ゲート1363の出力信号を第
1光ビーム用同期信号1343として出力する。従っ
て、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1
322及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号133
1が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上が
りを検出したら第1光ビーム用同期信号1343を出力
する。
【0102】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、
同期検知用変調信号発生器1304からの第1光ビーム
用の同期検知用変調信号1331及び光センサ26から
の光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート136
7でとり、この論理積ゲート1367の出力信号を第1
光ビーム用同期信号1347として出力する。従って、
同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号132
2及び第1光ビーム用の同期検知用変調信号1331が
両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを
検出したら第1光ビーム用同期信号1347を出力す
る。
【0103】第2光ビーム用Dラッチ1504は、排他
的論理和ゲート1522の出力信号1514の立ち上が
りによりトリガされ、光センサ出力1330の1番目の
立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号13
32としての出力信号を立ち上げ、2番目の光センサ出
力1330の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用
変調信号1332を立ち下げる。さらに、第2光ビーム
用Dラッチ1504は、3番目の光センサ出力1330
の立ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号1
332を立ち上げ、4番目の光センサ出力1330の立
ち上がりで第2光ビーム用の同期検知用変調信号133
2を立ち下げる。また、第2光ビーム用Dラッチ150
4は印字制御部1301からのリセット信号271によ
りクリアされる。
【0104】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、
同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム
用の同期検知用変調信号1332及び光センサ126か
らの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート13
62でとり、この論理積ゲート1362の出力信号を第
2光ビーム用同期信号1342として出力する。従っ
て、同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号1
321及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号133
2が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上が
りを検出したら第2光ビーム用同期信号1342を出力
する。
【0105】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、
同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム
用の同期検知用変調信号1332及び光センサ126か
らの光センサ出力1320の論理積を論理積ゲート13
64でとり、この論理積ゲート1364の出力信号を第
2光ビーム用同期信号1344として出力する。従っ
て、同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号1
322及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号133
2が両方ともHの間に光センサ出力1320の立ち上が
りを検出したら第2光ビーム用同期信号1344を出力
する。
【0106】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第1感光体識別信号1321、
同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム
用の同期検知用変調信号1332及び光センサ26から
の光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート136
6でとり、この論理積ゲート1366の出力信号を第1
光ビーム用同期信号1346として出力する。従って、
同期信号発生器1303は、第1感光体識別信号132
1及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が
両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを
検出したら第1光ビーム用同期信号1346を出力す
る。
【0107】同期信号発生器1303は、感光体識別信
号制御装置301からの第2感光体識別信号1322、
同期検知用変調信号発生器1304からの第2光ビーム
用の同期検知用変調信号1332及び光センサ26から
の光センサ出力1330の論理積を論理積ゲート136
8でとり、この論理積ゲート1368の出力信号を第2
光ビーム用同期信号1348として出力する。従って、
同期信号発生器1303は、第2感光体識別信号132
2及び第2光ビーム用の同期検知用変調信号1332が
両方ともHの間に光センサ出力1330の立ち上がりを
検出したら第2光ビーム用同期信号1348を出力す
る。
【0108】第4実施形態は、このように構成した場
合、4つの感光体101、102、1、2に対して同期
検知用変調信号を2本、感光体識別信号を2本持てばよ
いことになり、信号線の数を減らすことができる。
【0109】図18に示すようにスキャナ、画像メモリ
等から入力された画像データ1380は、画像形成制御
手段としての印字制御部1301により感光体ドラム1
01、102、1、2毎に分けられて各感光体ドラム1
01、102、1、2での各ビーム毎に分けられ、光源
制御手段としてのLD制御部1302を通してLDユニ
ット1308〜1311内のLD103〜106、3〜
6への変調信号となる。
【0110】印字制御部1301は同期信号発生器13
03からの同期信号1341〜1348を元に各ライン
の画像データの出力タイミングを調整する。また、LD
制御部1302は同期検知用変調信号発生器1304か
ら同期検知用変調信号1331、1332が出力された
場合にはLD103〜106、3〜6を発光させる変調
信号をLDユニット1308〜1311内のLD103
〜106、3〜6へ出力する。
【0111】LD103〜106からの4本の光ビーム
はポリゴンミラー116により同時に走査されて走査領
域内の画像領域外で光センサ126を走査し、光センサ
126は時系列で順次に入射する4本の光ビームを検知
して4個のパルス列である光センサ出力1320として
同期信号発生器1303に出力する。LD3〜6からの
4本の光ビームはポリゴンミラー16により同時に走査
されて走査領域内の画像領域外で光センサ26を走査
し、光センサ26は時系列で順次に入射する4本の光ビ
ームを検知して4個のパルス列である光センサ出力13
30として同期信号発生器1303に出力する。
【0112】同期検知用変調信号発生器1304は、上
述のように光センサ126、26が光センサ出力132
0、1330を出力できるようにするために各感光体1
01、102、1、2に対応する各光ビームが光センサ
126、26に入射する前に予め第1感光体用の同期検
知用変調信号1331、第2感光体用の同期検知用変調
信号1332を立ち上げておき、同期信号発生器130
3は同期検知用変調信号1331、1332を用いて光
センサ出力1320、1330を第1感光体用光ビーム
の主走査方向の同期信号1341、1342、134
5、1346、第2感光体用光ビームの主走査方向の同
期信号1343、1344、1347、1348に変換
して出力する。
【0113】画像走査クロック発生器1305は、外部
から供給されるリファレンスクロック1355を元に同
期信号発生器1303からの同期信号1341〜134
8により第1感光体101、1用光ビームの画像走査ク
ロック1351、1352、1355、1356、第2
感光体102、2用の光ビームの画像走査クロック13
53、1354、1357、1358の位相を各光ビー
ムの位相に合わせて印字制御部1301に供給する。こ
の画像走査クロック1351〜1358を用いることに
より、各光ビームそれぞれの同期信号1341〜134
8に位相を合致させて光ビームの走査を行うことができ
る。
【0114】感光体識別信号発生器1306は各光ビー
ムが第1感光体101、1と第2感光体102、2のい
ずれに対応するかを識別するための感光体識別信号13
21、1322を発生して同期信号発生器1303、同
期検知用変調信号発生器1304、LD制御部1302
及び論理和ゲート1307に出力し、光センサ126、
26が論理和ゲート1307の出力信号1323により
駆動されて動作することにより、感光体識別信号132
1、1322が発生している時以外には光センサ出力1
320、1330が抑制される。また、同期検知用変調
信号発生器1304及び感光体識別信号発生器1306
は印字制御部1301からのシステムリセット信号27
1によりリセットされる。
【0115】この第4実施形態は、請求項6に係る発明
であって、請求項1または2記載の多色画像形成装置を
副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形成
装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個の
多色画像形成装置で共有するので、フレアノイズ等によ
る不必要な光の光センサ入射による同期信号の誤発生を
防止することができ、信号線の数を減らすことができ
る。
【0116】また、第4実施形態は、請求項7に係る発
明であって、請求項1、2、3、4または6記載の多色
画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前
記各多色画像形成装置における前記各感光体に対する前
記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装
置で共有するので、信号線の数を減らすことができる。
なお、請求項7に係る発明は、請求項5記載の多色画像
形成装置を副走査方向に複数個配置すると共に、前記各
多色画像形成装置における前記各感光体に対する前記複
数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で
共有するようにしてもよい。
【0117】また、第4実施形態は、請求項8に係る発
明であって、請求項6記載の多色画像形成装置におい
て、前記各感光体識別信号が発生している時以外の前記
光センサの出力信号を抑制するので、各感光体に対応し
た同期検知をより確実に行うことができる。
【0118】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、複数の光源より射出された複数の光ビームを1つの
偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数の光ビー
ムを副走査方向に配列された複数の感光体に同時に照射
して画像を形成すると共に、画像領域外に設けられた、
前記光ビームを受光する1つの光センサの出力信号に基
づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期をとり、
前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光センサで行
う多色画像形成装置において、前記複数の光ビームが前
記複数の感光体のいずれに対応するかを識別するための
感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生器と、前
記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順次に到来
することで順次に発生する前記光センサの出力信号によ
り前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生する同期信
号発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射
する直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム
各々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調す
るための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知
用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前
記感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同
期検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出
力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用
変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光
ビーム各々の同期信号とするので、各感光体に対応した
同期検知を確実に行うことができる。
【0119】請求項2に係る発明によれば、複数の光源
より射出された複数の光ビームを1つの偏向器にて偏向
走査し、この偏向器からの複数の光ビームを副走査方向
に配列された複数の感光体に同時に照射して画像を形成
すると共に、画像領域外に設けられた、前記光ビームを
受光する1つの光センサの出力信号に基づいて前記複数
の光ビームの主走査方向の同期をとり、前記複数の感光
体の同期検知を前記1つの光センサで行う多色画像形成
装置において、前記複数の光ビームが前記複数の感光体
のいずれに対応するかを識別するための感光体識別信号
を発生する感光体識別信号発生器と、前記複数の光ビー
ムが前記光センサに時系列で順次に到来することで順次
に発生する前記光センサの出力信号により前記複数の光
ビーム各々の同期信号を発生する同期信号発生器と、こ
の同期信号発生器から得られる前記複数の光ビーム各々
の同期信号で前記複数の光ビーム各々の画像走査クロッ
クを更新する画像走査クロック発生器と、前記複数の光
ビームが前記光センサに入射する直前から前記光センサ
によって前記複数の光ビーム各々の入射が検知されるよ
うに前記複数の光源を変調するための複数の同期検知用
変調信号を発生する同期検知用変調信号発生器とを具備
し、前記同期信号発生器は前記感光体識別信号が発生し
ている時で且つ前記複数の同期検知用変調信号が発生し
ている時に前記光センサの出力信号を前記感光体識別信
号及び前記複数の同期検知用変調信号に応じて前記複数
の感光体に対応した複数の光ビーム各々の同期信号とす
るので、各感光体に対応した同期検知を確実に行うこと
ができる。
【0120】請求項3に係る発明によれば、請求項1ま
たは2記載の多色画像形成装置において、感光体識別信
号発生器は、前記複数の感光体のうちの1番目の感光体
に対する1番目の前記感光体識別信号が得られてから次
のラインでの前記1番目の感光体の同期検知を行うべく
所定時間をカウントするラインカウンタと、前記感光体
各々の同期検知を行っている時間をカウントする感光体
識別カウンタとを具備し、前記ラインカウンタにより所
定時間がカウントされた後に1番目の感光体識別信号を
発生し、k−1(k≧2)番目の感光体について前記感
光体識別カウンタにより所定時間がカウントされた後に
k−1番目の感光体識別信号を停止させてk番目の感光
体に対するk番目の感光体識別信号を発生させるので、
各感光体に対応した同期検知を確実に行うことができ
る。
【0121】請求項4に係る発明によれば、請求項1ま
たは2記載の多色画像形成装置において、前記光源とし
て前記感光体毎に各々2つ以上の光源を設け、この2つ
以上の光源からの2つ以上の光ビームにより前記感光体
を副走査方向に所定のピッチを隔てて主走査方向に同時
に走査するので、各感光体に対応した同期検知を確実に
行うことができる。
【0122】請求項5に係る発明によれば、請求項1、
2、3または4記載の多色画像形成装置において、前記
感光体の1つに対する前記複数の同期検知用変調信号を
前記複数の感光体で共有するので、信号線の数を減らす
ことができる。
【0123】請求項6に係る発明によれば、請求項1ま
たは2記載の多色画像形成装置を副走査方向に複数個配
置すると共に、前記多色画像形成装置における前記複数
の感光体識別信号を前記複数個の多色画像形成装置で共
有するので、フレアノイズ等による不必要な光の光セン
サ入射による同期信号の誤発生を防止することができ、
信号線の数を減らすことができる。
【0124】請求項7に係る発明によれば、請求項1、
2、3、4、5または6記載の多色画像形成装置を副走
査方向に複数個配置すると共に、前記各多色画像形成装
置における前記各感光体に対する前記複数の感光体識別
信号を前記複数個の多色画像形成装置で共有するので、
信号線の数を減らすことができる。
【0125】請求項8に係る発明によれば、請求項1、
2または6記載の多色画像形成装置において、前記各感
光体識別信号が発生している時以外の前記光センサの出
力信号を抑制するので、各感光体に対応した同期検知を
より確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における光走査装置の回
路構成を示すブロック図である。
【図2】同第1実施形態の一部を示す斜視図である。
【図3】同第1実施形態における感光体識別信号発生
器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構
成を示すブロック図である。
【図4】同第1実施形態における感光体識別信号発生器
内の感光体識別信号制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】同第1実施形態における同期検知用変調信号発
生器の構成を示すブロック図である。
【図6】同第1実施形態の動作フローの一部を示すフロ
ーチャートである。
【図7】同第1実施形態の動作フローの他の一部を示す
フローチャートである。
【図8】同第1実施形態の動作フローの他の一部を示す
フローチャートである。
【図9】同第1実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態における光走査装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図11】同第2実施形態における感光体識別信号発生
器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構
成を示すブロック図である。
【図12】同第2実施形態における同期検知用変調信号
発生器の構成を示すブロック図である。
【図13】同第2実施形態の動作フローの一部を示すフ
ローチャートである。
【図14】同第2実施形態の動作フローの他の一部を示
すフローチャートである。
【図15】同第2実施形態の動作フローの他の一部を示
すフローチャートである。
【図16】同第2実施形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図17】本発明の第4実施形態の一部を示す斜視図で
ある。
【図18】同第4実施形態における光走査装置の回路構
成を示すブロック図である。
【図19】同第4実施形態における感光体識別信号発生
器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構
成を示すブロック図である。
【図20】同第4実施形態における同期検知用変調信号
発生器の構成を示すブロック図である。
【図21】同第4実施形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図22】本発明の第3実施形態における光走査装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図23】同第3実施形態における感光体識別信号発生
器、同期検知用変調信号発生器及び同期信号発生器の構
成を示すブロック図である。
【図24】同第3実施形態における同期検知用変調信号
発生器の構成を示すブロック図である。
【図25】同第3実施形態の動作フローの一部を示フロ
ーチャートである。
【図26】同第3実施形態の動作フローの他の一部を示
フローチャートである。
【図27】同第3実施形態の動作フローの他の一部を示
フローチャートである。
【図28】同第3実施形態の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
101、102、1、2 感光体 103〜106、3〜6 半導体レーザ 116、16 ポリゴンミラー 126、26 光センサ 203、803、1303、1703 同期信号発
生器 204、804、1304、1704 同期検知用
変調信号発生器 205、1305、1705 画像走査クロック発
生器 206、806、1306、1706 感光体識別
信号発生器 207、1307、1707 論理和ゲート 302 ラインカウンタ 401 感光体識別カウンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の光源より射出された複数の光ビーム
    を1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数
    の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同
    時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設け
    られた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力
    信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期
    をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光セ
    ンサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビ
    ームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別す
    るための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生
    器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順
    次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力
    信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生す
    る同期信号発生器と、前記複数の光ビームが前記光セン
    サに入射する直前から前記光センサによって前記複数の
    光ビーム各々の入射が検知されるように前記複数の光源
    を変調するための複数の同期検知用変調信号を発生する
    同期検知用変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発
    生器は前記感光体識別信号が発生している時で且つ前記
    複数の同期検知用変調信号が発生している時に前記光セ
    ンサの出力信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同
    期検知用変調信号に応じて前記複数の感光体に対応した
    複数の光ビーム各々の同期信号とすることを特徴とする
    多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】複数の光源より射出された複数の光ビーム
    を1つの偏向器にて偏向走査し、この偏向器からの複数
    の光ビームを副走査方向に配列された複数の感光体に同
    時に照射して画像を形成すると共に、画像領域外に設け
    られた、前記光ビームを受光する1つの光センサの出力
    信号に基づいて前記複数の光ビームの主走査方向の同期
    をとり、前記複数の感光体の同期検知を前記1つの光セ
    ンサで行う多色画像形成装置において、前記複数の光ビ
    ームが前記複数の感光体のいずれに対応するかを識別す
    るための感光体識別信号を発生する感光体識別信号発生
    器と、前記複数の光ビームが前記光センサに時系列で順
    次に到来することで順次に発生する前記光センサの出力
    信号により前記複数の光ビーム各々の同期信号を発生す
    る同期信号発生器と、この同期信号発生器から得られる
    前記複数の光ビーム各々の同期信号で前記複数の光ビー
    ム各々の画像走査クロックを更新する画像走査クロック
    発生器と、前記複数の光ビームが前記光センサに入射す
    る直前から前記光センサによって前記複数の光ビーム各
    々の入射が検知されるように前記複数の光源を変調する
    ための複数の同期検知用変調信号を発生する同期検知用
    変調信号発生器とを具備し、前記同期信号発生器は前記
    感光体識別信号が発生している時で且つ前記複数の同期
    検知用変調信号が発生している時に前記光センサの出力
    信号を前記感光体識別信号及び前記複数の同期検知用変
    調信号に応じて前記複数の感光体に対応した複数の光ビ
    ーム各々の同期信号とすることを特徴とする多色画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の多色画像形成装置
    において、感光体識別信号発生器は、前記複数の感光体
    のうちの1番目の感光体に対する1番目の前記感光体識
    別信号が得られてから次のラインでの前記1番目の感光
    体の同期検知を行うべく所定時間をカウントするライン
    カウンタと、前記感光体各々の同期検知を行っている時
    間をカウントする感光体識別カウンタとを具備し、前記
    ラインカウンタにより所定時間がカウントされた後に1
    番目の感光体識別信号を発生し、k−1(k≧2)番目
    の感光体について前記感光体識別カウンタにより所定時
    間がカウントされた後にk−1番目の感光体識別信号を
    停止させてk番目の感光体に対するk番目の感光体識別
    信号を発生させることを特徴とする多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の多色画像形成装置
    において、前記光源として前記感光体毎に各々2つ以上
    の光源を設け、この2つ以上の光源からの2つ以上の光
    ビームにより前記感光体を副走査方向に所定のピッチを
    隔てて主走査方向に同時に走査することを特徴とする多
    色画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の多色画像
    形成装置において、前記感光体の1つに対する前記複数
    の同期検知用変調信号を前記複数の感光体で共有するこ
    とを特徴とする多色画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2記載の多色画像形成装置
    を副走査方向に複数個配置すると共に、前記多色画像形
    成装置における前記複数の感光体識別信号を前記複数個
    の多色画像形成装置で共有することを特徴とする多色画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5または6記載の
    多色画像形成装置を副走査方向に複数個配置すると共
    に、前記各多色画像形成装置における前記各感光体に対
    する前記複数の感光体識別信号を前記複数個の多色画像
    形成装置で共有することを特徴とする多色画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1、2または6記載の多色画像形成
    装置において、前記各感光体識別信号が発生している時
    以外の前記光センサの出力信号を抑制することを特徴と
    する多色画像形成装置。
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