JP3753245B2 - 毛髪酸化着色用2剤式水性組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、組成物の毛髪染色特性に有害影響を及ぼすことなく良好な増粘及びコンディショニング特性を有する高水分毛髪着色組成物に関する。
一次中間体及びカップラーを含む種類の酸化染料を人毛の染色に使用する時、その手順には通常、2剤式系の使用を伴う。一方の部分は、少なくとも1つの酸化染料前駆体を含む種々の成分を含有する染色ローション配合物である。もう一方の部分は、過酸化水素のような好適な酸化剤を含有する顕色剤組成物で、これは、漂白作用の結果としてそれを酸化することによって毛髪の天然メラニン色素の一部を除去し得る。毛髪を染色するために、染料ローションと顕色剤組成物を使用時に混和する。染料ローションと顕色剤組成物が人毛への適用の直前に混合された時、該複合組成物は、該複合組成物が毛髪上に留まり、消費者の顔面上及び首へ液だれしないよう、好ましくはその粘度の増大を示す。染料ローション中の前駆体は毛髪に浸透し、酸化されて所望の色を生じる。このような系は一般に、50%以上の有機溶媒及び界面活性剤を含有し、所望の色を生じるには比較的高濃度の染料前駆体を必要とする。
酸化染料が正しく作用するために用いる手順にとって、数点の条件が重要である。これらには、次の事項が挙げられる。
1.配合物は、合理的な貯蔵寿命を保証するために安定していなければならない。
2.染料ローションと顕色剤の混合によって生成する組成物は、ブラシの使用による適用、又は指での適用で染料組成物を毛髪の集まり全体に容易に分配でき、垂直にしなければ、それが顕色時間中に毛髪から液だれしない又は流出しない粘弾性を持たなければならない。
3.染料混合物は、毛髪に適用された時、染料前駆体が染料混合物から毛髪繊維に急速に拡散できるべきである。
4.混合物は、顕色時間中適切な位置に留まるのに十分な粘度であると同時に、水で毛髪から容易にすすぐことができるべきである。
5.混合物は、好ましくは毛髪が濡れた状態の間はからまりが容易に解け、平滑な感覚も与え、乾燥時に容易に取り扱える状態にするコンディショニング剤を含有すべきである。
6.染料ローションと顕色剤は、必ずではないが好ましくは、混合を容易にするために類似の粘度を有するべきである。
7.染色効果は急速であるべきで、染色時間は好ましくは30分以下である。
従来の永久毛髪染料製品において、薄いローションを提供するために高濃度の界面活性剤及び有機溶媒を含有する染料ローションを使用することによって粘弾性を獲得することができ、これは、酸化剤の高水分顕色剤溶液と混合すると、所望のゲルの様な粘稠度を有する染料混合物を生成する。市販製品で好ましい界面活性剤は非イオン性又は陰イオン性物質であり、これはいかなるコンディショニングも提供しない。人毛に好ましいコンディショナーは陽イオン性界面活性剤、例えばモノマー四級アンモニウム化合物、及び卓越したコンディショニングを提供するが陰イオン性界面活性剤との適合性がない陽イオン性ポリマーである。
上述の所望の特性を有する酸化毛髪染料組成物を作り出すために数多くの努力がなされてきた。
米国特許第3,303,213号、第3,331,781号、第3,436,167号及び第3,891,385号は、毛髪処理組成物における特定の両性界面活性剤の使用、例えば、「脂肪族」部分がタローの脂肪酸に由来するN−(N1,N1−ジメチルアミノプロピル)−N2−アルキル(脂肪族)アルパラギンのナトリウム塩の使用を記載している。前記特許によると、両性界面活性剤を有機溶媒及び種々の陽イオン性、陰イオン性又は非イオン性界面活性剤のいずれかと共に用いることができる。組成物への四級アンモニウム塩の使用の表示はない。
米国特許第4,402,700号は、四級アンモニウム塩を含有する毛髪染色組成物を記載し、該組成物への両性界面活性剤の使用の可能性に言及している。しかし、これらの組成物は有機溶媒及び非イオン性界面活性剤の使用を必要とし、組成物中の水の量は50%未満である。
米国特許第4,532,127号は、酸化染料を酸化剤と共に含有する毛髪着色組成物を記載している。該組成物は、各々が約10〜26個の炭素原子を有する2つの長鎖アルキルラジカルを含有する四級アミン化合物の存在を必要とする。種々の界面活性剤のいずれも、水分含有量が高いが、有機溶剤を含有する組成物中に存在してもよい。前記特許の染料ローションは、比較的大量の非イオン性界面活性剤の存在下で2つの長鎖アルキル四級アンモニウム化合物を含有する。これは、単一の長鎖アルキル四級アンモニウム化合物を両性界面活性剤と組み合わせて含有するローションと比べ、より優れていると言われている。本特許の前記ローションは、高濃度の界面活性剤を有し、それゆえ染料前駆体の毛髪への急速な拡散を阻害するという不利益を有する。更に、2つの長鎖アルキル四級アンモニウム化合物は、特に単一の長鎖アルキル四級アンモニウム化合物と比べて生分解性が低い。開示されている組成物は、陰イオン性界面活性剤及び陰イオン性ポリマーを含まない。
米国特許第4,663,158号は、両性界面活性剤をポリ(メタクリルアミドプロピル)トリメチルアンモニウムクロリドのような少なくとも1つの四級陽イオン性ポリマーと共に含有する毛髪コンディショニング組成物を記載している。該組成物は酸性である。
米国特許第4,563,188号は、特定のパラフェニレンジアミン誘導体を含有する毛髪染料組成物を開示しており、これは数種類の界面活性剤のいずれか並びに有機溶媒を含有してもよい。
米国特許第5,137,538号は、特定のパラフェニレンジアミン及びN,N1−ジフェニルアルキレンジアミンを含有する酸化毛髪染色組成物を記載している。該組成物は酸性でもアルカリ性でもよい。該組成物は有機溶媒及び陰イオン性、陽イオン性、非イオン性又は両性界面活性剤を含有してもよい。
米国特許第4,362,528号は、毛髪着色に有用とされる組成物に言及している。前記組成物は、酸化染料を種々の陽イオン性ポリマーのいずれかと共に含む。毛髪は最初にこのような組成物で処理され、その後、陰イオン性洗剤を含有するシャンプー組成物ですすがれる。
米国特許第4,240,450号は、シャンプー及び毛髪着色組成物のような毛髪処理混合物を記載しており、これは酸化的でもよい。該組成物は、陽イオン性及び陰イオン性ポリマーを含み、それは一般的及び具体的に記載されている数百のそのようなポリマーから選択される。
米国特許第3,986,825号は、酸化剤又は還元剤のいずれかと共に用いてもよく、多種多様な界面活性剤水溶性ポリマー添加剤のいずれかを陰イオン性、陽イオン性、非イオン性又は両性界面活性剤と共に用いる種々の毛髪着色組成物に言及している。
米国再発行特許第33786号は、高度に水性の組成物を用いる急速染色が、特定のアクリレートポリマー、即ちアクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマーを顕色剤中に用いることで実現できることを教示している。特定のアクリル酸又はメタクリル酸の陰イオン性コポリマーをその低級アルキルエステルと共に用いる類似の系が米国特許第5,393,305号に開示されている。また米国特許第5,376,146号には、再発行特許第33786号及び米国特許第5,393,305号の両方のコポリマーのような、陰イオン性アクリルポリマーの組み合わせの使用が開示されている。米国特許第5,976,195号及び第6,074,439号には、少なくとも1つのアリルエーテル単位を含有する陰イオン性ポリマーの使用が教示されており、このような毛髪着色組成物のゲル化特性を改良する。このようなポリマーは、顕色剤が色前駆体を含有するアルカリ性ローションに添加された時に限り増粘効果を生じる。これらの特許に使用されているアクリレートコポリマー又はその他のいずれかの陰イオン性ポリマーの使用の不利益は、錯化によって四級アンモニウムコンディショニング化合物を不活性化する傾向があることである。
本発明の目的は、上述の問題を回避すると同時に、乾燥影響がきわめて小さく、保存性が改良され、卓越したコンディショニング特性を示す高水分で、許容可能な粘弾性を有する、急速染色の永久毛髪着色系を提供する安定した毛髪染色組成物を提供することにある。本発明の更なる目的は、染色組成物により低濃度の界面活性剤濃度を用いたこのような組成物を製造することである。
本発明の更なる目的は、増粘化混合物、好ましくはゲルを容易に生成でき、所望の毛髪着色効果を達成するのに十分な時間毛髪上に留まる適切な粘度を有し、一方で尚良好なコンディショニング特性を提供するローション及び顕色剤配合物を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、毛髪染色組成物に増強されたコンディショニングの利益を提供し、一方で組成物に用いられるコンディショニング剤の総量を減少する毛髪着色組成物を提供することにある。
本発明の尚更なる目的は、耐久性で、より有効な着色効果を付与する一方で、処理毛髪への良好なコンディショニング効果を維持し、及び特にモノマー四級化合物を用いた時に増粘利益を付加する毛髪着色組成物を提供することにある。
本発明の更なる目的は、染色混合物が毛髪から洗い流された直後に卓越した湿潤感及び湿潤櫛通り特性を提供する毛髪着色組成物を提供することにある。
本発明は、ヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリド(本明細書でHPBISAPDCとも呼ばれる)を2剤式水性毛髪染色組成物の主要コンディショニング物質として含有する毛髪染色組成物を含む。HPBISAPDCは、スケア・ケミカル社(Scher Chemicals,Inc.)(米国ニュージャージー州クリフトン)により販売されているスケアコクアット(Schercoquat)21APとして入手でき、これは85%のHPBISAPDCを15%のプロピレングリコール希釈液中に含有する。本発明は、酸化可能な染料前駆体、少なくとも約50重量%の水、及びコンディショニング有効量のHPBISAPDCコンディショニング剤を含有する染料ローション配合物を含む2剤式毛髪水性染色組成物も含む。
本発明は、互いを使用直前に混合するための水性の酸化毛髪着色組成物(ローション及び顕色剤)を含む2剤系を含む。ローションは、約7〜11のpHを有し、水分が少なくとも約50重量%である水性アルカリ性組成物、染色有効量の酸化染料前駆体、及びコンディショニング有効量のHPBISAPDCコンディショニング剤を含む。第二剤、即ち顕色剤は、pHが約2〜約6、好ましくは2〜3であって、過酸化物酸化剤を含有する水性組成物である。
本発明は、顕色剤及び染料ローション配合物のキット又はパッケージも含む。本発明の更なる態様は、毛髪の酸化着色へのこのような2剤系の使用である。
本発明の1つの態様は、人毛の着色及びコンディショニングする2剤式水性組成物を含み、該2剤式水性組成物が、
(a)酸化染料を形成するための、染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、及び少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤と;
(b)酸化有効量の過酸化物酸化剤と少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤を含み、
前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む
本発明の更なる態様は、別個の第一及び第二容器を含む2剤式水性組成物を含有するキットを含み、
(a)第一容器が、酸化染料を形成するための、染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、及び少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤を含有し;並びに
(b)第二容器が、酸化有効量の過酸化物酸化剤と少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤を含有し、
前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む
本発明の更に別の態様は、毛髪に2剤式水性組成物混合物を接触させる工程、このような接触を毛髪が永久的に着色されるまで維持する工程、並びに混合物を毛髪から除去する工程を含む人毛の着色方法を含み、該2剤式水性組成物が以下:
(a)酸化染料を形成するための、染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、並びに少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤;及び
(b)酸化有効量の過酸化物酸化剤及び少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤をみ、
前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む
本発明の好ましい実施形態において、染料ローション及び顕色剤組成物は、使用時に混合された時、好適な高粘度を有し、最も好ましくはゲルの形態である、毛髪に適用するための複合毛髪染料製品組成物を形成する。
本発明の組成物の水性第一剤、即ちローションの構成成分には、水、酸化可能な染料前駆体、好適にはスケアコクアット(Schercoquat)21APとして配合物中に存在するコンディショニング有効量のHPBISAPDCコンディショニング剤、及び任意選択的に、陰イオン性、非イオン性、両性又は陽イオン性界面活性剤又はこれらの混合物、陰イオン性又は非イオン性増粘ポリマー、並びに特にモノマー四級化合物が含まれる。
特に指定しない限り、本発明の組成物中の種々の成分の量は、総重量に基づく重量パーセントである。
該組成物の水分含有量は、少なくとも約50重量%であり、90重量%以上もの高さであってもよく、好ましくは少なくとも約65重量%〜約85重量%である。
用いられるコンディショニング有効量のHPBISAPDCコンディショニング剤は、一般に約0.1重量%〜約5重量%、好ましくは約1重量%〜約3重量%、最も好ましくは約2重量%である。驚くべきことに、HPBISAPDCは毛髪染料製品を除去するための最終的な毛髪のすすぎの前、際中及び後の毛髪が湿潤している間、毛髪に卓越したコンディショニングを提供することが見出された。HPBISAPDCコンディショニング剤は、リンス工程の後に毛髪を処理可能な状態にし、からまない櫛通りを可能にする。この改良されたコンディショニング効果は、HPBISAPDCと陰イオン及び両性界面活性剤の相互作用が、従来のモノマー四級化合物又はポリマー陽イオン性化合物との相互作用よりも少ないために生じると考えられている。この湿潤コンディショニングにおける改良は、その漂白作用によって毛髪に損傷を生じる過酸化水素を含む毛髪着色製品で毛髪を処理するにもかかわらず、毛髪がからまり、もつれ及び引張りが少なく一層容易に扱われ、より軟らかく平滑に感じられることから、消費者及び毛髪着色者にとって非常に重要である。
本発明の実施の際用いられる酸化染色前駆体は、1又はそれ以上の一次中間体を1又はそれ以上のカップラーと共に含む。特定の中間体又はカップラーの選択は、処理された毛髪の最終的な色を決定する。このような選択は発明の実施の重要な観点ではない。
本発明には、多種多様な一次中間体を用いることができ、例えば、
p−フェニレンジアミン誘導体、例えば:ベンゼン−1,4−ジアミン、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−クロロ−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−フェニル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(2−エトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、(2,5−ジアミノ−フェニル)−メタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、N−(4−アミノフェニル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2,6−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−イソプロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−[(4−アミノフェニル)アミノ]−プロパン−2−オール、2−プロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1,3−ビス[(4−アミノフェニル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−プロパン−2−オール、N4,N4,2−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−メトキシ−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール、2,3−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、2,6−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−ピリジン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、1,1’−ビフェニル−2,5−ジアミン,2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エタノール、N−[2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エチル]−アセトアミド、N,N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジプロピルベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノフェニル)(エチル)アミノ]エタノール、2−[(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、N−(2−メトキシエチル)−ベンゼン−1,4−ジアミン、3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロパン−1−オール、3−[(4−アミノフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、N−{4−[(4−アミノフェニル)アミノ]ブチル}ベンゼン−1,4−ジアミン、及び2−[2−(2−{2−[(2,5−ジアミノフェニル)オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]ベンゼン−1,4−ジアミン;
p−アミノフェノール誘導体、例えば:4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−フェノール、4−アミノ−2−メチル−フェノール、4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−メチル]−フェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール、5−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール、4−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)フェノール、4−アミノ−3−フルオロ−フェノール、4−アミノ−2−(アミノメチル)フェノール、及び4−アミノ−2−フルオロ−フェノール;
o−アミノフェノール誘導体、例えば:2−アミノ−フェノール、2,4−ジアミノフェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−3−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、及び2−アミノ−4−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、N2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン、2−[(3−アミノ−6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]エタノール、6−メトキシ−N2−メチル−ピリジン−2,3−ジアミン、2,5,6−トリアミノピリミジン−4(1H)−オン、ピリジン−2,5−ジアミン、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、及び1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミンが挙げられる。
一次中間体を、遊離塩基の形態又は、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩等のようなそれらの酸添加塩の形態で利用することができる。
好適なカップラーには、例えばフェノール類、レゾルシノール及びナフトール誘導体、例えば:ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、7−アミノ−4−ヒドロキシ−ナフタレン−2−スルホン酸、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1,5−ジオール、2−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール、4−ヒドロキシ−ナフタレン−1−スルホン酸、ベンゼン−1,2,3−トリオール、ナフタレン−2,3−ジオール、5−ジクロロ−2−メチルベンゼン−1,3ージオール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、及び2,3−ジヒドロキシ−[1,4]ナフトキノン;
m−フェニレンジアミン類、例えば:2,4−ジアミノフェノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−[(3−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[[2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エチル]−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、4−(2−アミノ−エトキシ)−ベンゼン−1,3−ジアミン、(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−酢酸、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、4−エトキシ−6−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−5−メチル−フェノキシ)−エタノール、4,6−ジメトキシ−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェニルアミノ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール、N−[3−(ジメチルアミノ)フェニル]尿素、4−メトキシ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、4−フルオロ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,6−ジメトキシフェニル}−アミノ)エタノール、3−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール、2−[2−アミノ−4−(メチルアミノ)−フェノキシ]エタノール、2−[(5−アミノ−2−エトキシ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−[(3−アミノフェニル)アミノ]エタノール、N−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,3−ジアミン、4−{[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]メトキシ}−ベンゼン−1,3−ジアミン、及び2,4−ジメトキシベンゼン−1,3−ジアミン;
m−アミノフェノール類、例えば:3−アミノ−フェノール、2−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニルアミノ)−アセトアミド、2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−アセトアミド、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、5−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェノール、5−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノール、2−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−フェノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチル−フェノール、3−シクロペンチルアミノ−フェノール、5−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、3−(ジメチルアミノ)フェノール、3−(ジエチルアミノ)フェノール、5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−エトキシ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−[(2−メトキシエチル)アミノ]フェノール、3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]フェノール、5−アミノ−2−エチル−フェノール、5−アミノ−2−メトキシフェノール、5−[(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−2−メチルフェノール、3−[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、及び3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルフェノール;並びに
複素環式誘導体、例えば:3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、6−メトキシキノリン−8−アミン、4−メチルピリジン−2,6−ジオール、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−オール、1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、2−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルアミノ)エタノール、3,4−ジメチルピリジン−2,6−ジオール、5−クロロピリジン−2,3−ジオール、2,6−ジメトキシピリジン−3,5−ジアミン、1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン、2,6−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)−3,5−ジアミノピリジン、1H−インドール−4−オール、5−アミノ−2,6−ジメトキシピリジン−3−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、6−ブロモ−1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、2−アミノピリジン−3−オール、ピリジン−2,6−ジアミン、3−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]プロパン−1,2−ジオール、5−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]ペンタン−1,3−ジオール、1H−インドール−2,3−ジオン、インドリン−5,6−ジオール、3,5−ジメトキシピリジン−2,6−ジアミン、6−メトキシピリジン−2,3−ジアミン、及び3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−アミンが挙げられる。
好ましい一次中間体としては、以下が挙げられる:
p−フェニレンジアミン誘導体、例えば:2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、N−(2−メトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、及び1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール;
p−アミノフェノール誘導体、例えば4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール、及び1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;
o−アミノフェノール誘導体、例えば:2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、及び2−アミノ−4−メチル−フェノール;
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、及びN2,N2−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン。
好ましいカップラーとしては、以下が挙げられる:
フェノール類、レゾルシノール及びナフトール誘導体、例えば:ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、及び2−イソプロピル−5−メチルフェノール;
m−フェニレンジアミン類、例えば:ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、及び3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;
m−アミノフェノール類、例えば:3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、及び3−アミノ−2−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体、例えば:3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、1,3−ベンゾジオキソール−5−オール、1,3−ベンゾジオキソール−5−アミン、1H−インドール−4−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、1H−インドール−2,3−ジオン、ピリジン−2,6−ジアミン、及び2−アミノピリジン−3−オール。
最も好ましい一次中間体としては、以下が挙げられる:
p−フェニレンジアミン誘導体、例えば:2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、及び2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;
p−アミノフェノール誘導体、例えば:4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、及び1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;
o−アミノフェノール類、例えば:2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、及びN−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;並びに
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、及び2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール。
最も好ましいカップラーとしては、以下が挙げられる:
フェノール類、レゾルシノール及びナフトール誘導体、例えば:ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、及び2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;
m−フェニレンジアミン、例えば:2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、及び3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;
m−アミノフェノール類、例えば:3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、及び3−アミノ−2−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体、例えば:3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、及び1H−インドール−6−オール、及び2−アミノピリジン−3−オール。
本発明の水性ローション中の一次中間体(類)及びカップラー(類)は、通例では等モル量で用いられ、各々約0.0005重量%〜5重量%、好ましくは0.005重量%〜2.5重量%の濃度である。
特定の場合には、異なる色効果を実現するために非酸化又は直接染料を毛髪着色配合物の一部として含むことが望ましい。このような直接又は非酸化染料の例としては、次のものが挙げられるがこれらに限定されない。
黄色/橙色染料類:アシッドオレンジ3(Acid Orange 3)、ジスパースオレンジ3(Disperse Orange 3)、ジスパースブラック9(Disperse Black 9)、HCオレンジ1(HC Orange 1)、HCオレンジ2(HC Orange 2)、HCオレンジ3(HC Orange 3)、HCイエロー2(HC Yellow 2)、HCイエロー4(HC Yellow 4)、HCイエロー5(HC Yellow 5)、HCイエロー6(HC Yellow 6)、HCイエロー7(HC Yellow 7)、HCイエロー9(HC Yellow 9)、HCイエロー10(HC Yellow 10)、HCイエロー11(HC Yellow 11)、HCイエロー12(HC Yellow 12)、HCイエロー13(HC Yellow 13)、HCイエロー14(HC Yellow 14)、HCイエロー15(HC Yellow 15)、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−5−グリセリルメチルアニリン、4−ニトロフェニルアミノエチル尿素、ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン、3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロフェノール、ベイシックイエロー57(Basic Yellow 57)、ソルベントオレンジ45(Solvent Orange 45)、4−ニトロ−m−フェニレンジアミン、ナチュラルオレンジ6(Natural Orange 6)、2−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロアニソール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、6−ニトロ−o−トルイジン、N−エチル−3−ニトロPABA、N−ヒドロキシエチル−2,6−ジニトロ−p−アニシジン,6−ニトロ−2,5−ピリジンジアミン、及び4−クロロ−5−メチル−2−ニトロフェノール;
赤橙/赤色染料類:HCレッド1(HC Red 1)、HCレッド3(HC Red 3)、HCレッド7(HC Red 7)、HCレッド10(HC Red 10)、HCレッド11(HC Red 11)、HCレッド13(HC Red 13)、HCレッド14(HC Red 14)、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、4−アミノ−3−ニトロフェノール、ピクラミン酸、N−(2−ヒドロキシエチル)ピクラミン酸、ベイシックレッド76(Basic Red 76)、ジスパースレッド17(Disperse Red 17)、N−メチル−3−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2’−カルボン酸、及び4−アミノ−4’−ジメチルアミノ−2−ニトロジフェニルアミン−2’−カルボン酸、
紫色染料類:ジスパースバイオレット1(Disperse Violet 1)、ジスパースバイオレット4(Disperse Violet 4)、HCブルー2(HC Blue 2)、HCブルー6(HC Blue 6)、HCブルー9(HC Blue 9)、HCブルー10(HC Blue 10)、HCブルー11(HC Blue 11)、HCブルー12(HC Blue 12)、HCバイオレット1(HC Violet 1)、HCバイオレット2(HC Violet 2)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、2−ニトロ−4−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]ジフェニルアミン、及びベイシックバイオレット14(Basic Violet 14)、
青色染料類:ジスパースブルー1(Disperse Blue 1)、ジスパースブルー3(Disperse Blue 3)、ベイシックブルー7(Basic Blue 7)、ベイシックブルー9(Basic Blue 9)、ベイシックブルー26(Basic Blue 26)、ベイシックブルー17(Basic Blue 17)、ベイシックブルー99(Basic Blue 99)、ジスパースブルー377(Disperse Blue 377)
茶/黒色染料類:ベイシックブラウン16(Basic Brown 16)、ベイシックブラウン17(Basic Brown 17)、及びアシッドブラック1(Acid Black 1)。
本発明の高水分染料ローション配合物に含むためのこれらの染料の選択は、染料が含まれた時に得られるアルカリ性ローション配合物の安定性に基づく。
毛髪染料及び顕色剤組成物内で、従って本発明の複合(即ち、混和された)毛髪染料製品組成物内で有用な、適切な従来の化粧品添加成分が以下に記載されており、これらを毛髪染料、顕色剤、及び毛髪染料製品組成物の所望する特性を得るのに使用してもよい。
本発明の組成物及びキットに陰イオン性及び非イオン性界面活性剤化合物を組み入れてもよい。好適な界面活性剤には、脂肪族アルコールサルフェート類、エトキシル化脂肪族アルコールサルフェート類、アルキルスルホネート類、アルキルベンゼンスルホネート類、エトキシル化脂肪族アルコール類、エトキシル化脂肪酸類、エトキシル化アルキルフェノール類、エチレン及び/又はプロピレングリコールのブロックポリマー類、グリセロールエステル類、リン酸エステル類、脂肪酸アルカノールアミド類及びエトキシル化脂肪酸エステル類、アルキルサルフェート類、エトキシル化アルキルサルフェート類、アルキルグリセリルエーテルスルホネート類、メチルアシルタウレート類、アシルイセチオネート類、アルキルエトキシカルボキシレート類、脂肪酸モノ−及びジエタノールアミド類が挙げられる。有用な陰イオン性界面活性剤には、例えば次のものが挙げられる:各々C12〜C18アルキル又はアルケニル基を有するアルキルサルフェート類、アルキルエーテルサルフェート類、直鎖αオレフィンスルホネート類、ジアルキルスルホスクシネート類、アルキルアミドスルホサクシネート類、及びアルキルタウレート類のアルカリ金属、アンモニウム、又はアミン塩類。特に好ましいのは、ラウリルサルフェート及びラウリルエーテルサルフェートの塩であり、後者は平均エトキシ化レベルが1〜3である。
両性(双性イオン性を含む)界面活性剤は、正電荷と負電荷を同一分子に保有し、媒質のpHに応じて陽イオン又は陰イオンとして行動する界面活性化学物質の分類に属する。一般に、正電荷は窒素電子上に位置し、一方で負電荷はカルボキシル基又はスルホネート基に担持される。本発明での使用に好適な両性界面活性剤が多数存在する。前記両性界面活性剤には、例えば、上述の最初の3件の特許で明記されているアスパラギン誘導体並びに次の構造式で表される種々の周知のベタイン類、スルタイン類、グリシネート類及びプロピオネート類が挙げられる。
Figure 0003753245
Figure 0003753245
式中、Rは約10〜約20個の炭素原子を有するアルキル又はアルキルアミド基であり、R、R1、R2及びR3はアルキル又はヒドロキシアルキル基であって、同じでも異なってもよく、約5個までの炭素原子を含有し、nは約5までの正の整数である。
本発明に用いるのに好適な典型的な両性界面活性剤には、ラウリルベタイン、ラウロアンホグリシネート、ラウロアンホプロピルスルホネート、ラウロアンホプロピオネート、ラウロアンホカルボキシグリシネート、ラウリルスルタン(lauryl sultane)、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、ミリストアンホグリシネート、ミリスチルプロピオネート、ステアロアンホグリシネート、ステアロアンホプロピオネート、ステアロアンホプロピルスルホネート、ステアリルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタン(cocamidopropyl hydroxysultane)、コカミドプロピルジメチルアミンプロピオネート、ココアンホグリシネート、ココアンホカルボキシプロピオネート、ココアンホカルボキシグリシネート、ココベタイン、ココアンホプロピオネート、ココアンホプロピルスルホネートが挙げられる。本発明に用いるのに現在好ましい両性界面活性剤は、コカミドプロピルベタイン、ココベタイン、ステアリルベタイン、ココアンホカルボキシグリシネート、ココアンホジプロピオネート、及びステアロアンホグリシネートである。
本発明に使用するための陰イオン性、非イオン性及び両性界面活性剤及びこれらの界面活性剤の混合物は、当該技術分野において既知のように種々の理由、例えば増粘の補助、エマルションの形成、シャンプー入り染色製品への起泡付与、毛髪染色製品組成物適用中における毛髪湿潤の促進等で含まれ、上述のものを含む多数の既知の界面活性剤のいずれかから選択されてもよい。前記組成物中のこのような界面活性剤の量は、通例では約0.5重量%〜15重量%、好ましくは2重量%〜8重量%である。
本発明のローションのpHは一般に約6.5〜約11である。ただし、前記pHは8.5〜10.5の範囲にあることが好ましい。
多種多様なアルカリ剤のいずれも、本毛髪着色組成物のpHを調節するために使用できる。水酸化アンモニウムは、広い濃度範囲にわたって毒性がないこと及びその経済性から、許容可能なアルカリ化剤である。ただし、水酸化アンモニウムの代わりに、又は水酸化アンモニウムと一緒に、アルキルアミン、例えばエチルアミン若しくはトリエチルアミン、又はアルカノールアミン類、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール及びトリスヒドロキシメチルアミノメタンのような他の適合性のあるアンモニア誘導体をアルカリ化剤として使用することができる。同様に、他の有機又は無機アルカリ化剤、例えば水酸化ナトリウム又はカリウム、炭酸ナトリウム又はカリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、グアニジンヒドロキシド等を使用してもよい。好ましいアルカリ化試薬類は、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム及びエタノールアミンである。
ローションが約0.1重量%〜約10重量%のアルカリ化剤を含有する場合、上記のアルカリ化剤を用いて選択したpHが一般に達成される。
モノマー四級化合物類は、本発明の染料ローション配合物に、HPBISAPDCとともに、共コンディショナーとして含まれててもよい。HPBISAPDCが組み入れられていることから、従来のモノマー四級化合物類は、濃度を低下させるか又は完全に除外することができる。従って、従来の四級化合物と比較して陰イオン性物質との相互作用が減少されたHPBISAPDCを代用することができる。
適切な四級化合物モノマー類には、塩化ベヘントリアルコニウム、塩化ベヘントリモニウム、臭化ベンズアルコニウム又は塩化ベンズアルコニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ビス−ヒドロキシエチルタローモニウム、塩化C12〜18ジアルキルジモニウム、塩化セタルコニウム、臭化セテアルトリモニウム及び塩化セテアルトリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウム及びセトリモニウムメトサルフェート、塩化セチルピリドニウム、コカミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、コカミドプロピルエトサルフェート、ココ−エチルジモニウムエトサルフェート、塩化ココトリモニウム及びココトリモニウムエトサルフェート、塩化ジベヘニルジモニウム、塩化ジセチルジモニウム、塩化ジココジモニウム、塩化ジラウリルジモニウム、塩化ジソイジモニウム、塩化ジタロージモニウム、塩化硬化タロートリモニウム、塩化ヒドロキシエチルセチルジモニウム、塩化ミリスタルコニウム、塩化オレアルコニウム、ソイエトモニウムエトサルフェート、塩化ソイトリモニウム、塩化ステアラルコニウム、及び多くの他の化合物が挙げられる。参考として組み込まれるPCT国際公開特許WO98/27941を参照のこと。
本発明で好ましい陽イオン性ポリマー類は、米国特許第4,772,462号に記載されているようなジアリルジアルキルアンモニウム塩の四級ポリマー類であって、アルキル基が同一又は異なっており、1〜5個の炭素原子を有するポリマー、例えばメルクアット(Merquat)100(カルゴン(Calgon))又はメルクアット(Merquat)280及びメルクアット(Merquat)295の名前で販売されているそのアクリル酸とのコポリマーである。驚くべきことに、メルクアット(Merquat)550の名前で販売されているような、ジアリルジアルキルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマーはこの目的に適さないことが観察された。ナルコカンパニー(Nalco Company)がメルクアット(Merquat)2001の商標名で販売している双性イオン性ポリマーのポリクアテルニウム47も有用である。その他の有用なポリマーには、次の式のヒドロキシアルキル(hydroxyalykl)基で末端保護されたポリジメチルブテニルクロリドのオネイマーM(Onamer M)(オニックス(Onyx))が挙げられる。
3N[CH2CH=CH−CH2N(CH32]CH2CH=CH−CH2NR3
式中、R3は1〜5個、好ましくは2個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基である。
次の式で、Rが1〜5個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキルであり、Xが塩化物、臭化物サルフェート、又はアルキルサルフェートのような陰イオンである四級化されたポリビニルピリジン
Figure 0003753245
及びポリメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド
Figure 0003753245
も有用である。
陽イオン性ポリマー類は、毛髪染色ローション配合物に組み入れられてもよく、湿潤コンディショニングに有用なコンディショニング剤である。上述のポリマー物質は、一般に本発明の組成物に約0.1重量%〜約5重量%の量で用いられる。モノマー四級化合物類とともに用いた時、陽イオン性ポリマー類は陰イオン性物質と相互作用し、これはその効果を減少させる。それ故に、HPBISAPDCコンディショニング剤は、陽イオン性ポリマーの一部又は全てに代わることができる。
完全に配合された本発明の染色ローションの粘度は、顕色剤と混合できる状態の時、約1cps〜約5000cpsであり、好ましくは1cps〜500cpsである。
ローションは、染料前駆体の溶解を助けるために有機溶媒を含有してもよい。しかし、本発明の組成物において、有機溶媒含有量は最小限に留めるべきであることが観察されている。前駆体の溶解に必要な量を超える溶媒は、反応のための前駆体の毛髪への拡散を遅延する影響を持つ場合がある。それ故に、ローションの有機溶媒含有量は約0重量%〜約5重量%である。
一般的に有用な溶媒類には、エタノール及びイソプロパノールのような3個までの炭素原子を有するアルコール類、プロピレングリコール又はヘキシレングリコールのようなポリヒドロキシアルコール類及びエトキシエーテルのようなその低級アルキルエーテル類が挙げられる。
毛髪着色組成物にしばしば用いられるその他の従来の剤をローション中又は顕色剤中に用いてもよい。これらには、例えば芳香剤、着色剤、及びキレート剤が挙げられる。亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、及びアルコルビン酸のような酸化防止剤も、早期酸化を防止するために含んでもよい。
本発明に用いられる顕色剤組成物は、酸性水性組成物であって、選択された酸化剤を含み、後述のように、1以上の陰イオン性ポリマー又は陰イオン性増粘ポリマーを含んでもよい。
本発明の顕色剤に使用するのに好ましい酸化剤は過酸化水素であるが、他の過酸化物類を用いてもよい。これらには、例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム又は過炭酸ナトリウムのような過ホウ酸塩類及び過炭酸塩類が挙げられる。顕色剤中の過酸化物の濃度は、約0.5重量%〜約40重量%、好ましくは0.5重量%〜30重量%である。好ましい過酸化水素を用いる場合、その濃度は約0.5重量%〜約15重量%、好ましくは3重量%〜13重量%である。
両親媒性増粘ポリマー(即ち、親水基と親油基の両方を有するポリマー)を顕色剤に組み入れてもよく、これは酸性の顕色剤とアルカリ性の染色ローションを混和する際に増粘を付与する。増粘ポリマーは過酸化物酸化剤に安定しており、顕色剤に不溶であるべきで、顕色剤が染料ローションと混合された時に増粘を付与すべきである。好ましくは顕色剤溶液に用いられる陰イオン性ポリマーは、ローム・アンド・ハース社(Rohm and Haas)(米国ペンシルバニア州フィラデルフィア)よりアクリン(Aculyn)(登録商標)28の名称で市販されているアクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマーである。その他の陰イオン性ポリマー類、例えばアクリル酸コポリマー、アクリル酸又はメタクリル酸とその低級アルキルエステル類のコポリマー(アクリン(Aculyn)(登録商標)33)又はアクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー(アクリン(Aculyn)22)。非イオン性ポリマー増粘剤は、ローム&ハース社(Rohm & Haas)よりアクリン(Aculyn)44及びアクリン(Aculyn)46として販売されているPEG−150/ステアリル/SMDIコポリマーである。酸性顕色剤組成物中に高分子増粘剤を含有する複合組成物は、染色ローションと混合された時、及び/又は界面活性剤のような会合剤を含有する染色ローションと混合した時に、pHの変化の点で増粘される。その他の非イオン性両親媒性ポリマー増粘剤は、米国特許第6,010,155号に識別されており、これを本願に引用し組み入れる。その他の増粘方法も有用であり、特に上述の界面活性剤系の使用が有用である。
顕色剤中の陰イオン性又は非イオン性ポリマーの濃度は、約0.1重量%〜約6重量%、好ましくは約0.5重量%〜4重量%、最も好ましくは約1重量%〜3重量%であり、一般には約1.5重量%である。顕色剤溶液は、一般に少なくとも70重量%の水を含有し、好ましくは約75〜95%以上の水を含有する。
顕色剤及び/又はローションはまた、0〜約0.2重量%の安定剤、例えばフェナセチン又はエチレンジアミン四酢酸(EDTA);約0〜0.10重量%、好ましくは約0.001重量%〜0.01重量%の消泡剤、例えばシメチコン;約0〜約2重量%、好ましくは約0.1重量%〜0.5重量%のpH緩衝液、例えばエチドロン酸(edidronic acid);及び0〜約5重量%、好ましくは約1.5重量%〜3重量%のいずれかの好適なコンディショナー、乳化剤及び/又は界面活性剤、特にPEG−50タローアミドコンディショナー、オレス−2、オレス−5、オレス−10及びオレイルアルコール乳化剤並びにC12〜C15パレス−3のようなコンディショナー、乳化剤及び界面活性剤を含有してもよい。
ローションとの混合のために調製された時の顕色剤の粘度は重量で約1cps〜約5000cps、好ましくは重量で1cps〜500cpsである。
ローションと顕色剤の粘度が互いに近いことは、必須ではないが望ましい。粘度の差が大きすぎると、混合が難しくなる。振盪時に、より希薄な溶液は十分に攪拌されるが、より濃厚な構成成分は攪拌しにくく、混合速度が減速する。本発明の複合毛髪染料製品組成物の重大な利点の1つは、顕色剤溶液がスクイーズボトルから小出しされる時に垂直に降下する(希薄による降下)ことができる点にある。しかし、該混合物は適用後その粘度を回復し、化粧的に容認可能な毛髪染料製品に必要な液だれのない製品特性を提供する。ゲルが好ましいが、該複合毛髪染料製品組成物は、クリーム、濃厚ローション、又は濃厚溶液の形態であってもよい。
顕色剤のpHは約2〜約6、好ましくは2.5〜4.5、最も好ましくは2〜3である。種々の無毒の酸又は緩衝液のいずれも、pHを維持するために用いてもよい。エチドロン酸及びリン酸が最も好ましい。
本発明の染料ローションは、次の方法で調製できる。
水を約50℃〜約60℃に加熱し、緩衝剤を添加する。コンディショナーとすべての乳化剤及び界面活性剤をプレミックスに混ぜ合わせ、該プレミックスを約78℃〜約80℃に加熱する。加熱したプレミックスを加熱した緩衝水溶液にゆっくりと添加し、ほぼ均一な溶液が得られるまで約20分間混合する。該溶液を脱イオン水で冷却し、一次中間体類及びカップラー類を、約40℃以下の温度で該溶液に添加する。続いて、増粘剤及び消泡剤を個別に該溶液に添加し、得られた溶液をほぼ均一になるまで混合する。
顕色剤組成物は、酸化剤、水及びその他の成分を好適な混合容器中で攪拌して混和することによって調製される。水は80〜85℃に加熱する。油溶性構成成分を混合し、予め80℃に溶融する。該混合物を、攪拌しながらゆっくりと水に添加する。その他の物質は、その後、溶液に添加する。混合物を冷却し、高分子増粘剤、過酸化水素及び酸構成成分を添加し、続いて全混合物を混合しながら室温まで冷却する。
キットの形態でもよい本発明の製品を使用するには、ローション及び顕色剤は毛髪への適用の直前に混合されて、複合毛髪染色組成物を形成する。混合し、従って毛髪と接触させるとき、着色時間の間に終始液だれ又は流出なく毛髪上に留まるのに十分な粘稠度及び密度(body)を持ち、粘度が約6,000〜約30,0000cpsである安定したゲル(又はクリーム若しくは濃厚ローションのようなその他の濃厚複合組成物)が形成される。好ましくは、得られる混合物は、顕色剤/ポリマー溶液が混合時にローション中の染料ベース構成成分と容易に混ざるよう、混合の間「垂直に降下」でき、その間ポリマーはすでにローション組成物中に存在するアルカリ部分で中和され、増粘が生じる。一次中間体及びカップラー、即ち染料前駆体は、酸化剤と共に急速に毛髪内へ拡散する。染料は毛髪繊維内で生成され、大分子であるため毛髪中に留まり、その結果色の変化が永久的になる。「永久的」という用語は、染料が普通のシャンプーで毛髪から容易に洗い流されないことを意味する。本発明の製品で得られる色は、非常に安定しているため、20回ものシャンプーに顕著な変化なく耐える。
更に、スケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショナーの使用により、従来使用されていたコンディショナーと比べて色の取り込みが改良され、本明細書に後で示す実施例で例証されるように、組成物に用いられる活性染料成分の総量を削減することができる。本発明の2剤式毛髪染色組成物のローション配合物にスケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショニング剤を使用することで、染色された毛髪から染色混合物がすすがれた直後に卓越した湿潤感及び湿潤櫛通り特性が付与される。加えて、スケアコクアット(Schercoquat)21APの化学的性質は、提供されるコンディショニングの利益が、アフターカラーコンディショナー又はトリートメントのような一般的に着色後に適用される他の補助製品が提供するコンディショニングの利益を妨害しないものである。本発明の組成物は、卓越した定着性及び適用特性を有する毛髪染料系を生成し、改良された製品性能につながるコンディショニング物質のより効果的な放出の機会を提供する。
着色時間の終了時に、組成物は普通のシャンプー後の水によるすすぎによって毛髪から洗い流される。
本発明の組成物は、専門職又は個人のユーザーがすぐに混合して染色プロセスを開始できるキット又はパッケージの形態で別個に提供されてもよい。これらは、その後毛髪にゲル形態として適用するための混合容器内で混合することが好ましい。
本発明に添って提供されるキットは、これらの容器を含む。最も簡便な形態では、一方にローションを含有し、他方に顕色剤を含有する2つの容器及び取扱説明書がある。特に、固体酸化剤を用いる場合、顕色剤を別個の容器(一方に酸化剤、他方に陰イオン性ポリマー水溶液)に包装すると便利である。本発明のいずれの実施形態でも、第一容器の水性組成物の成分は、染料組成物及びスケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショニング剤を含む。
本発明の方法は、スケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショニング剤を含有する染料混合物を着色する毛髪に適用する工程及びそれを所望の毛髪色が得られるまで毛髪に接触させる工程を含み、その後組成物は上述のように毛髪から除去される。
以下の非限定例は、例示の目的のみで与えられる。
本発明の染料ベースローション(配合物A、B、C及びD)を次の成分から調製した。
Figure 0003753245
Figure 0003753245
Figure 0003753245
Figure 0003753245
本発明の更なるベースローション配合物(配合物E)を、次の同じ成分から同様に配合した。
Figure 0003753245
比較の目的で、本発明のスケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショナーを含まない類似のローション配合物(配合物F)を、次の同じ成分から調製した。
Figure 0003753245
本発明の染料ローション配合物で有用な顕色剤溶液の例として、次の成分から調製される顕色剤溶液G及びHを記載する。
Figure 0003753245
顕色剤溶液Gを、配合物A、E及びFの3つのローションの各々と混合し、得られた混合物の各々を漂白毛髪、ピエドモント毛髪及び白髪に適用して、色の取り込みの測定を比色計で行った。使用した色調は、中間の自然なブロンド(7N)である。測定に用いたミノルタ(Minolta)3700d分光光度計は、表面からの反射光を使用し、結果をCIE(国際照明委員会)三刺激値に置き換えて与える。これらの値はその後、数学的にL*、a*、b*色空間に変換され、ここでは色相及び色彩強度の変化の大きさはヒトの目により知覚されるものと非常に一致する。L*は、色収差がなく、黒(L*=0)〜白(L*=100)の範囲に及び、この用語は「明度指数」と呼ばれ、色彩がどのくらい明るいか又は暗いかの尺度であり、灰色の濃淡レベルに関連する。色度座標a*及びb*で色相が測定され、ここでa*は赤色度(a*>0)を示し、b*は黄色度(b*>0)を示す。a*をx軸、b*をy軸として、a*及びb*の値をプロットし、定量的な色彩情報を与えることができ、「彩度指数」は、原点(a*=0、b*=0)から試料読み点までの線の長さであり、一方色相角度はa*軸と彩度指数線間の角度である。彩度指数は色応答の強度(即ち、色がその灰色の濃淡レベルから異なっている量)を示す。色相角度は色相を度数で定量し、値が大きいほど黄色の色相が大きいことを示し、そして値が小さいほど赤色の色相が大きい(又は黄色の色相が小さい)ことを示す。
配合物Fの読取値を基準とし、配合物A及びEの読取値をそれと比較して、スケアコクアット(Schercoquat)21APコンディショナーの色の取り込み効果の指標としてΔEを求めた。AEは、次の式で求められる。
ΔE=(L*f−L*I2+(a*f−a*i2+(b*f−b*i2
式中、L*f、a*f及びb*fは、本発明の配合物に関する値であり、L*i、a*i及びb*iは配合物Fの基準値である。
測定結果及びΔEの計算結果を以下に示す。
Figure 0003753245
Figure 0003753245
Figure 0003753245
これら3つの配合物について、コンディショニング、外観の着色及び粘度も評価し、次の結果が得られた。
Figure 0003753245
上記の結果は、スケアコクアット(Shercoquat)21APコンディショナーが、染色効果を抑制せずに改良されたコンディショニング効果を提供できることを示し、同じ又は改良された結果が活性がより低い成分で得られることも示している。例えば、配合物Aは配合物Fと比べ、塩化ソイトリモニウムの量が6.8%から3.4%に減少され、スケアコクアット(Schercoquat)21APと塩化ソイトリモニウムの総量がわずか5.4%であるにもかかわらず、改良された結果を得ることができる。配合物Eは配合物Fと比較して、スケアコクアット(Shercoquat)21APを塩化ソイトリモニウムと共に使用することで、塩化ソイトリモニウムコンディショナーを含有する配合物の性能が相乗的に向上することを示している。
染料構成成分及びスケアコクアット(Shercoquat)21APコンディショナーを含有する本発明の典型的ローション配合物の実例は、次の代表的構成成分を表示された量で有してもよく、ただしこれは単なる代表的な配合物であり、他の構成要素を含む配合物は本発明の目的及び精神の範囲内であることは理解される。
Figure 0003753245
各溶液、即ち、染色ローション配合物及び顕色剤溶液亜非業物は、染色キットとして使用するための別個の容器に包装される。顕色剤溶液を搾り出し可能な容器から排出し、染料ベースローションと混合すると、所望の増粘が生じて、卓越したコンディショニング特性を有する液だれのない染色製品を提供する。
前記の発明の詳細な説明により、その趣旨から逸脱することなく本発明に変更を加えてもよいことを当業者は理解する。それ故に、本発明の範囲は、説明及び記載された具体的実施形態に限定されるものではない。

Claims (20)

  1. 人毛を着色及びコンディショニングする2剤式水性組成物であって、該2剤式水性組成物が、毛髪染料製品組成物を形成する混和材用に適合されており、以下:
    (a)酸化染料の形成のための染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、並びに少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤
    (b)酸化有効量の過酸化物酸化剤及び少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤とを含み、
    前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む、2剤式水性組成物
  2. (a)前記水性染料ローション第一剤が、7〜11のpHを有し、酸化染料の形成のための少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラーを各々0.005重量%〜5重量%含有し、少なくとも0.1重量%のコンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナーを含有し;並びに
    (b)前記水性顕色剤第二剤が、2〜6のpHを有し、0.5重量%〜30重量%の過酸化物酸化剤を含有する請求項に記載の2剤式水性組成物。
  3. a:前記水性染料ローション第一剤のpHが9.0〜10.5であり、一次染料中間体及びカップラーの各々が0.005重量%〜2.5重量%であり;並びに
    b:前記水性顕色剤第二剤のpHが2.5〜4.5であり、過酸化物酸化剤の含有量が過酸化水素重量で0.5重量%〜15重量%であり、水分含有量が70重量%〜95重量%である請求項に記載の2剤式水性組成物。
  4. 前記水性顕色剤第二剤が3重量%〜13重量%の過酸化水素を含有する請求項に記載の2剤式水性組成物。
  5. 前記水性染料ローション第一剤がモノマー四級界面活性剤を追加的に含む請求項に記載の2剤式水性組成物。
  6. 前記一次中間体が、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、及び2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから成る群から選択され、
    前記カップラーが、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール、3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、及び1H−インドール−6−オール、及び2−アミノピリジン−3−オールから成る群から選択される請求項に記載の2剤式水性組成物。
  7. 毛髪染料製品組成物を形成するための2剤の混合物に適合された種類の2剤式水性組成物を含むキットであって、別個の第一及び第二容器を含み:
    (a)前記第一容器が、酸化染料を形成するための染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、並びに少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤を含有し;並びに
    (b)前記第二容器が、酸化有効量の過酸化物酸化剤及び少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤を含有し、
    前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む、キット。
  8. (a)前記第一容器が、酸化染料の形成のための少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラーを各々0.005重量%〜5重量%含有し、少なくとも0.1重量%のコンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナーを含有し、7〜11のpHを有する前記水性染料ローション第一剤を含み;並びに
    (b)前記第二容器が、0.5重量%〜30重量%の過酸化物酸化剤を含有し、2〜6のpHを有する前記水性顕色剤第二剤を含む請求項に記載のキット。
  9. a:前記水性染料ローション第一剤のpHが9.0〜10.5であり、一次染料中間体及びカップラーの各々が0.005重量%〜2.5重量%であり、コンディショナーの含有量が1重量%〜3重量%であり;及び
    b:前記水性顕色剤第二剤のpHが2.5〜4.5であり、過酸化物酸化剤の含有量が過酸化水素で0.5重量%〜15重量%であり、水分含有量が70重量%〜95重量%である請求項に記載のキット。
  10. 前記水性顕色剤第二剤が0.5重量%〜15重量%の過酸化水素を含有する請求項に記載のキット。
  11. 前記水性顕色剤第二剤が3重量%〜13重量%の過酸化水素を含有する請求項に記載のキット。
  12. 前記第一容器中の水性染料ローション第一剤がモノマー四級界面活性剤を追加的に含む請求項に記載のキット。
  13. 前記一次染料中間体が、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、及び2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから成る群から選択される一次中間体から成る群から選択され、
    前記カップラーが、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール、3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、及び1H−インドール−6−オール、及び2−アミノピリジン−3−オールから成る群から選択される請求項に記載のキット。
  14. (A)以下:
    (a)酸化染料を形成するための染色有効量の少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラー、コンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナー、及び少なくとも50重量%の水を含む水性染料ローション第一剤
    (b)酸化有効量の過酸化物酸化剤及び少なくとも70重量%の水を含む水性顕色剤第二剤とを含み、
    前記水性染料ローション第一剤が、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から成る群から選択される少なくとも1つの界面活性剤を、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含み、及び/又は前記水性顕色剤第二剤が、陰イオン性両親媒性ポリマーを、前記水性染料ローション第一剤と前記水性顕色剤第二剤が混合された時に毛髪染料製品組成物を増粘するのに有効な量で更に含む2剤式水性組成物の混合物を毛髪に接触させる工程、
    (B)毛髪が永久的に染色されるまで、前記接触を維持する工程、並びに
    (C)前記混合物を毛髪から除去する工程、を含む人毛の着色方法。
  15. (a)前記水性染料ローション第一剤が、7〜11のpHを有し、酸化染料の形成のための少なくとも1つの一次染料中間体及び少なくとも1つのカップラーを各々0.005重量%〜5重量%含有し、少なくとも0.15重量%のコンディショニング有効量のヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナーを含有し;並びに
    (b)前記水性顕色剤第二剤が、2〜6のpHを有し、0.5重量%〜30重量%の過酸化物酸化剤を含有する請求項14に記載の方法。
  16. (a)前記水性染料ローション第一剤に関しては、該ローションのpHが9.0〜10.5であり、一次染料中間体の含有量が0.005重量%〜2.5重量%であり、カップラーの含有量が0.005重量%〜2.5重量%であり、ヒドロキシプロピルビスイソステアルアミドプロピルジモニウムクロリドコンディショナーの含有量が0.1重量%〜5重量%であり;
    (b)前記水性顕色剤第二剤に関しては、水性顕色剤のpHが2.5〜4.5であり、過酸化物酸化剤の含有量が0.5重量%〜15重量%である請求項15に記載の方法。
  17. 前記水性顕色剤第二剤が0.5重量%〜15重量%の過酸化水素を含有する請求項15に記載の方法。
  18. 前記水性顕色剤第二剤が3重量%〜13重量%の過酸化水素を含有する請求項17に記載の方法。
  19. 前記水性染料ローション第一剤がモノマー四級界面活性剤を追加的に含む請求項14に記載の方法。
  20. 前記一次染料中間体が、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、及び2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから成る群から選択される一次中間体から成る群から選択され、
    前記カップラーが、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール、3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、及び1H−インドール−6−オール、及び2−アミノピリジン−3−オールから成る群から選択される請求項16に記載の方法。
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