JP3752748B2 - 化粧パネルの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芯材の表面に化粧材を接着した化粧パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から芯材の表面に化粧材を接着して化粧パネルを製造するに当たっては、図20に示すように、表面に接着剤を塗布した芯材4の両側部に内面に接着剤を塗布した略コ字状に折曲した側部化粧材3を嵌め込むと共に芯材4の上下面の両側部化粧材3間に内面に接着剤を塗布した上下表面化粧材1、2をセットし、側部化粧材3の上下側片の端縁部と上下表面化粧材1、2の側端縁部とを当接させた状態で側部化粧材3の上横片と上表面化粧材1とにわたってテープ30を貼って仮止めすると共に側部化粧材3の下横片と下表面化粧材2とにわたってテープ30を貼って仮止めし、このようにテープ30を貼って仮止めした状態で上下定盤によりプレスを行って化粧パネルを形成していた。
【0003】
しかしながら、上記従来例にあっては、テープを貼って仮止めする作業、プレス後におけるテープを剥がす作業が必要で、時間、工数がかかり、また、テープによる仮止めした部分で隙間が発生し、形成された化粧パネルの精度が悪く、更に、隙間から接着剤が洩れて表面を汚したり、また、テープを剥がす際に化粧パネルの表面をテープの接着剤で汚したり、傷つけたりするものであり、これらが原因となって商品価値が低下するという問題があった。
【0004】
また、プレスにより加圧して接着するに当たって、必要な加圧時間を確保するためには上下定盤による加圧時間が長くなり、上下定盤による化粧パネルの単位時間当たりの製造枚数を増やすことができず、生産性が悪いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであって、従来のようにテープを貼ったり、剥がしたりする手間が必要でなく、また、表面が傷ついたり、汚れたりせず、精度の良い化粧パネルを製造することを主たる課題とし、また、単位時間当たりの製造枚数を増加させて生産性を向上させることを別の課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の課題を解決するために、本発明の化粧パネルの製造方法は、上下表面化粧材1、2と側部化粧材3の内面乃至芯材4の外面の少なくとも一方側に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、接着剤塗布工程の後において、下定盤6の上面の略中央部に下表面化粧材2を配置すると共に下定盤6の上面の下表面化粧材2の両側方位置に上横片3aが斜め上方を向く傾斜姿勢となるようにコ字状に折曲した側部化粧材3をコ字状の開口が互いに対向し且つ下横片3bと下表面化粧材2との間に隙間が生じるように配置し、その後、芯材4を下表面化粧材2の上に載置すると共に芯材4の両側端部を前記コ字状に折曲した側部化粧材3内に差し込み、その後、両側部化粧材3の上横片3a間において芯材4の上に上表面化粧材1を載置する仮セット工程と、仮セット工程の後において、上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を移動して上表面化粧材1と上定盤5との間の距離が側部化粧材3の上横片3aの厚みよりも短く且つ上表面化粧材1と上定盤5とが接しない距離まで移動した状態で停止し、次に、下横片3bと下表面化粧材2との間及び上横片3aと上表面化粧材1との間に隙間が生じた状態にある側部化粧材3を側方から押して芯材4と側部化粧材3相互の位置関係及び側部化粧材3と上下表面化粧材1、2との相互の位置関係を目的とする位置関係にする本セット工程と、本セット工程の後において、上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を移動して加圧する加圧工程とを有することを特徴とするものである。このような方法により、仮セット工程に当たっては、下定盤6の上面への下表面化粧材2、両側部化粧材3の設置、芯材4の設置、上表面化粧材1の設置等の各部材のセットがラフに行えるものであり、またこの仮セットの際には、側部化粧材3を下横片3bと下表面化粧材2との間に隙間が生じるように設置してあり、且つ側部化粧材3の上横片3aは斜め上方を向く傾斜姿勢となっているので、芯材4の端部を両側に位置するコ字状に折曲した側部化粧材3内に差し込む作業が容易に行え、また、このように各部材の設置をラフに行えるようにしたにもかかわらず、次に、下横片3bと下表面化粧材2との間及び上横片3aと上表面化粧材1との間に隙間が生じた状態にある側部化粧材3を側方から押して芯材4と側部化粧材3相互の位置関係及び側部化粧材3と上下表面化粧材1、2との相互の位置関係を目的とする位置関係にするので、従来のようにテープを貼ることなく各部材相互を正確な位置関係となるように簡単に本セットでき、この場合、側部化粧材3を押して各部材の位置関係を正確にするに当たり、上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を移動して上表面化粧材1と上定盤5との間の距離が側部化粧材3の上横片3aの厚みよりも短く且つ上表面化粧材1と上定盤5とが接しない距離まで移動した状態で停止した後に、側部化粧材3を押すので、側部化粧材3を押した際に上横片3aが上表面化粧材1に乗り上げて重複するのが防止される
【0007】
また、下定盤6の側方に所定間隔を隔てて第2下定盤8を配置すると共に第2下定盤8の下定盤6と反対側の側方に下定盤6と第2下定盤8との間の間隔と同じ間隔を隔てて搬送部10を配置し、上定盤5の側方に下定盤6と第2下定盤8との間の間隔と同じ間隔を隔てて第2上定盤7を配置し、上定盤5と第2上定盤7とを一体に横方向に移動自在とし、上下定盤5、6により第1段階の加圧を行った後、解圧して芯材4の外周に上下表面化粧材1、2と側部化粧材3とを取着して構成された化粧パネル9を上定盤5に吸引して第2下定盤8の上面に移動してセットすると共に第2下定盤8と上定盤5とで第2段階の加圧を行い、この第2段階の加圧を行っている最中に、仮セット工程を下定盤6の上で行い、次に、第2下定盤8と上定盤5とによる加圧を解除し、その後、上定盤5と第2上定盤7とを一体に横方向に移動して化粧パネル9を第2上定盤7と第2下定盤8とで第3段階の加圧を行い、この第3段階の加圧を行っている最中に、本セット工程と加圧工程とを行い、その後、上下定盤5、6による加圧を解圧すると共に第2上下定盤7、8による加圧を解圧して、第1段階の加圧が終わった化粧パネル9を上定盤5に吸引して第2下定盤8の上面に移動してセットすると共に、第3段階の加圧が終わった化粧パネル9を第2上定盤7に吸引して搬送部10に供給することが好ましい。このような方法により、化粧パネル9を加圧製造するに当たって、上下定盤5、6で第1段階の加圧を行い、第2下定盤8と上定盤5とで第2段階の加圧を行い、第2上下定盤7、8で第3段階の加圧を行うことで、上下定盤5、6における加圧時間を短くでき、また、第2下定盤8と上定盤5とで第2段階の加圧を行っている際に、下定盤6の上方位置に上定盤5がないので、この間に下定盤6上に各部材を仮セットすることができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図2には本発明に用いる表面材が示してあり、図3には芯材4が示してある。図3において芯材4は枠組されたもの例を示しているが、面板であってもよい。表面材は基板11塩化ビニルシートのような表面シート材12を積層して構成したもので、表面材としては上表面化粧材1、下表面化粧材2、左右の側部化粧材3があり、これらの表面材は同じ厚みとなっている。また、側部化粧材3は2列にVカット部13を形成したものである。
【0009】
図1は本発明における化粧パネルの製造順序を示すフロー図である。また、図4乃至図9には本発明において各部材の仮セット工程、本セット工程、加圧工程についての概略説明図である。また、図10乃至図16は加圧工程を複数段に分けて行う場合の工程の概略説明図である。以下、本発明の製造方法につき説明する。
【0010】
本発明においては、まず、接着剤塗布工程において、上記上下表面化粧材1、2と側部化粧材3の内面乃至芯材4の外面の少なくとも一方側に接着剤を塗布するものである。実施形態においては上下表面化粧材1、2と側部化粧材3の内面乃至芯材4の外面のいずれにも接着剤を塗布するものである。ここで、表面材は接着剤を塗布した後、表面の塩化ビニルシートのような表面シート材12を保温するものである。一方、芯材4はプレヒートした後に接着剤を塗布するものである。
【0011】
上記接着剤塗布工程の後、図4に示すように、下定盤6の上に上記各部材を仮にセットする仮セット工程を行う。仮セット工程は以下のような工程である。すなわち、下定盤6の上面の略中央部に下表面化粧材2を配置すると共に下定盤6の上面の下表面化粧材2の両側方位置に略コ字状に折曲した側部化粧材3をコ字状の開口が互いに対向するようにして配置する。ここで、下定盤6の上面部の一側部には位置決め突部14が設けてある。下定盤6の上面に2つの側部化粧材3と下表面化粧材2とを配置するに当たっては、図4に示すように側部化粧材3の下横片3bと下表面化粧材2との間に隙間が生じるようにラフに載置するものである。また、側部化粧材3はVカット部13で折り曲げてコ字状にして下定盤6上に載置するのであるが、側部化粧材3の復元力によって図4のように直接接していない片である上横片3aが少し斜め上方を向くように傾斜姿勢となっている。次に、図5に示すように、芯材4を下表面化粧材2の上に載置すると共に芯材4の両側端部を略コ字状に折曲した側部化粧材3内に差し込み、その後、図6に示すように、両側部化粧材3の上横片3a間において芯材4の上に上表面化粧材1を載置する。上記のような芯材4の配置に当たって、既に述べたように、側部化粧材3の下横片3bと下表面化粧材2との間に隙間が生じるように設置してあり、また、上横片3aが斜め上方に傾斜姿勢をしているので、芯材4の端部を両側に位置する略コ字状に折曲した側部化粧材3内に差し込む作業が容易に行えるものである。また、上表面化粧材1の配置を厳密な正確さは要求されず、ラフに設置できる。
【0012】
上記仮セット工程が終わると、次に本セット工程を行う。本セット工程は以下のような工程である。すなわち、上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を移動して(ここで、実施形態においては、後述するが上定盤5は図7に示すように横方向に移動して来て下定盤6の上方位置に位置し、また下定盤6が上昇する)上表面化粧材1と上定盤5との間の距離が側部化粧材3の上横片3aの厚みよりも短く且つ上表面化粧材1と上定盤5とが接しない距離まで移動した状態で停止する(図8の状態)。上記停止位置は上定盤5の下面に距離センサーSを設けて、該距離センサーSにより上定盤5の下面と上表面化粧材1の上面との間の距離を測定し、設定された距離を検出して下定盤6の上昇を停止するものである。次に、両側部化粧材3のうち位置決め突部14側と反対側に位置する側部化粧材3を側圧シリンダー15により位置決め突部14側に押して芯材4と側部化粧材3相互の位置関係及び側部化粧材3と上下表面化粧材1、2との相互の位置関係を位置決め突部14を基準としながら目的とする位置関係にするのである。ここで、上記のように上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を移動して上表面化粧材1と上定盤5との間の距離が側部化粧材3の上横片3aの厚みよりも短く且つ上表面化粧材1と上定盤5とが接しない距離まで移動した状態で停止した後に、側部化粧材3を押して各部材の位置合わせを行うので、側部化粧材3を押した際に上横片3aが上表面化粧材1の上面側に乗り上げて重複するのが防止されて正確に位置合わせされることになる。
【0013】
上記本セット工程が終わると、上定盤5乃至下定盤6の少なくとも一方を更に移動して(実施形態では下定盤6を上昇させて)図9のように加圧成形するものである。この場合、側圧シリンダー15により側方から押圧した状態のままで行うのが好ましい。本発明においては、上定盤5と下定盤6とによる加圧のみで化粧パネル9を形成してもよいが、図10乃至図16に示すように、第2上下定盤7、8を設けて多段階で化粧パネル9を加圧成形してもよいものである。この場合には上下定盤5、6における加圧時間は化粧パネル9の加圧成形に必要な全加圧時間の数分の一でよくて、上下定盤5、6における加圧時間を短くできることになる。
【0014】
以下、図10乃至図16に基づいて第2上下定盤7、8を設けて多段階で化粧パネル9を加圧成形する例につき説明する。図10乃至図16に示すように、下定盤6の一側方には所定間隔を隔てて第2下定盤8を配置すると共に第2下定盤8の下定盤6と反対側の側方に下定盤6と第2下定盤8との間の間隔と同じ間隔を隔ててコンベアにより構成される搬送部10が配置してある。
【0015】
また、上定盤5の側方には下定盤6と第2下定盤8との間の間隔と同じ間隔を隔てて第2上定盤7を配置してある。そして上定盤5と第2上定盤7とは一体に横方向に移動自在となっている。ここで、図示を省略しているが、上定盤5と第2上定盤7とは連結してあって両者が一体に横方向に移動自在となっている。また、図示を省略しているが、上定盤5と第2上定盤7とにはそれぞれ下面に吸引装置の吸引口が設けてある。
【0016】
しかして、図10は、上定盤5と第2上定盤7とがそれぞれ第2下定盤8と搬送部10との上方に位置しており、下定盤6の上面に既に述べたようにして上下表面化粧材1、2と側部化粧材3、芯材4の各部材を仮セットしてある状態を示している。次に、図11に示すように、上定盤5と第2上定盤7とを一体に横方向に移動して上定盤5の上面に各部材を仮セットした下定盤6の上方に位置させると共に第2上定盤7を第2下定盤8の上方に位置させ、この状態で下定盤6を上昇させる。下定盤6の上昇に当たっては、前述と同様に、先ず本セット工程のために一定長さ上昇させて、側圧シリンダー15を動作させて各部材の本セットを行い、その後、更に下定盤6を上昇させて上下定盤5、6により加圧(第1段階の加圧)を行って各部材により化粧パネル9を加圧成形するものである。この第1段階の加圧は例えば20秒である(もちろんこの数値にのみ限定されるものではない)。
【0017】
次に、上定盤5の吸引装置により化粧パネル9を吸引させると共に下定盤6を下降させる。そして化粧パネル9を下面に吸引したままの状態で、図12に示すように、上定盤5及び第2上定盤7を一体に横方向に移動させ、上定盤5を第2下定盤8の上方に位置させると共に第2上定盤7を搬送部10の上方に位置させる。その後、第2下定盤8を上昇させて第2下定盤8と上定盤5とで化粧パネル9を加圧する(図13参照)。これにより化粧パネル9は第2段階の加圧が行われる。この第2段階の加圧は例えば20秒である(もちろんこの数値にのみ限定されるものではない)。上記図13の第2段階の加圧の最中に、下定盤6の上で各部材を仮セットする仮セット工程を行うものである。
【0018】
次に、第2下定盤8を下方に移動させて第2下定盤8と上定盤5とによる加圧を解除し、その後、上定盤5と第2上定盤7とを一体に横方向に移動して、上定盤5を各部材を仮セットした下定盤6の上方に位置させると共に第2上定盤7を第2段階の加圧が終わった化粧パネル9を載置させた第2下定盤8の上方位置に配置し、この状態で下定盤6を上昇させると共に第2下定盤8を上昇させる。下定盤6の上昇に当たっては、前述と同様に、先ず本セット工程のために一定長さ上昇させて、側圧シリンダー15を動作させて各部材の本セットを行い、その後、更に下定盤6を上昇させて上下定盤5、6により加圧(第1段階の加圧)を行って各部材により化粧パネル9を加圧成形するものである(図14参照)。また、第2下定盤8を上昇することで第2段階の加圧が終了した化粧パネル9が第2下定盤8と第2上定盤7とで更に加圧されて第3段階の加圧が行われる。この第3段階の加圧は例えば20秒である(もちろんこの数値にのみ限定されるものではない)。
【0019】
次に、上定盤5の吸引装置により第1段階の加圧が終わった化粧パネル9を吸引させると共に下定盤6を下降させ、また、第2上定盤7の吸引装置により第3段階の加圧が終わった化粧パネル9を吸引させると共に第2下定盤8を下降させる。そして化粧パネル9を下面に吸引したままの状態で、図15に示すように、上定盤5及び第2上定盤7を一体に横方向に移動させ、上定盤5を第2下定盤8の上方に位置させると共に第2上定盤7を搬送部10の上方に位置させる。その後、第2下定盤8を上昇させて第2下定盤8と上定盤5とで化粧パネル9を加圧する(図16参照)。これにより化粧パネル9は第2段階の加圧が行われる。また、第2上定盤7による化粧パネル9の吸引を停止して第3段階の加圧が終了することで全加圧工程が終了した化粧パネル9を搬送部10に供給して搬送部10により搬出するものである。上記第2段階の加圧の最中に、下定盤6の上で各部材を仮セットする仮セット工程を行うものである。
【0020】
以下、上記と同様の順序、つまり各部材の仮セット→本セット→第1段階の加圧→第2段階の加圧→第3段階の加圧→搬送部10への供給という順序で次々と化粧パネルを製造するものである。図17、図18、図19には上記のようにして製造した化粧パネル9の各例が示してある。図17、図18に示すものは化粧パネル9に開口窓20が設けてあるので、この開口窓20には鏡板(図示せず)が取付けられ、開口窓20の開口縁部には額縁材(図示せず)が取付けられる。
【0021】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明にあっては、上述のように、各部材の下定盤へのセットに当たっては、まず仮セットをした後に本セットをするので、仮セット工程に当たっては、下定盤の上面への下表面化粧材、両側部化粧材の設置、芯材の設置、上表面化粧材の設置等の各部材を厳密な精度でセットする必要がなくてセットがラフに行えて作業が容易に行えるものであり、またこの仮セットの際には、側部化粧材を下横片と下表面化粧材との間に隙間が生じるように設置してあり、且つ側部化粧材の上横片は斜め上方を向く傾斜姿勢となっているので、芯材の端部を両側に位置するコ字状に折曲した側部化粧材内に差し込む作業が容易に行え、また、このように各部材の設置をラフに行えるようにしたにもかかわらず、次に、側部化粧材を側方から押して芯材と側部化粧材相互の位置関係及び側部化粧材と上下表面化粧材との相互の位置関係を目的とする位置関係にするので、従来のようにテープを貼ることなく各部材相互を正確な位置関係となるように簡単に本セットでき、この場合、側部化粧材を押して各部材の位置関係を正確にするに当たり、上定盤乃至下定盤の少なくとも一方を移動して上表面化粧材と上定盤との間の距離が側部化粧材の上横片の厚みよりも短く且つ上表面化粧材と上定盤とが接しない距離まで移動した状態で停止した後に、側部化粧材を押すので、側部化粧材を押した際に上横片が上表面化粧材に乗り上げて重複するのが防止できるものであって、正確な位置関係に本セットできるものであり、また、従来のようにテープ貼ったり、剥いだりする手間が必要でないのみならず、テープを用いる従来例のように、化粧パネルの表面が汚れたり、傷ついたりせず、また、部材間に隙間が生じたりせず、また、部材間に生じた隙間から接着剤がはみ出して表面を汚したりせず、精度の良い、表面が奇麗に仕上がる商品価値の高い化粧パネルを製造できるものである。
【0022】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、下定盤の側方に所定間隔を隔てて第2下定盤を配置すると共に第2下定盤の下定盤と反対側の側方に下定盤と第2下定盤との間の間隔と同じ間隔を隔てて搬送部を配置し、上定盤の側方に下定盤と第2下定盤との間の間隔と同じ間隔を隔てて第2上定盤を配置し、上定盤と第2上定盤とを一体に横方向に移動自在とし、上下定盤により第1段階の加圧を行った後、解圧して芯材の外周に上下表面化粧材と側部化粧材とを取着して構成された化粧パネルを上定盤に吸引して第2下定盤の上面に移動してセットすると共に第2下定盤と上定盤とで第2段階の加圧を行い、この第2段階の加圧を行っている最中に、請求項1の仮セット工程を下定盤の上で行い、次に、第2下定盤と上定盤とによる加圧を解除し、その後、上定盤と第2上定盤とを一体に横方向に移動して化粧パネルを第2上定盤と第2下定盤とで第3段階の加圧を行い、この第3段階の加圧を行っている最中に、請求項1の本セット工程と加圧工程とを行い、その後、上下定盤による加圧を解圧すると共に第2上下定盤による加圧を解圧して、第1段階の加圧が終わった化粧パネルを上定盤に吸引して第2下定盤の上面に移動してセットすると共に、第3段階の加圧が終わった化粧パネルを第2上定盤に吸引して搬送部に供給するので、化粧パネルを加圧製造するに当たって、上下定盤で第1段階の加圧を行い、第2下定盤と上定盤とで第2段階の加圧を行い、第2上下定盤で第3段階の加圧を行うことで、上下定盤における加圧時間を短くでき、また、第2下定盤と上定盤とで第2段階の加圧を行っている際に、下定盤の上方位置に上定盤がないので、この間に下定盤上に各部材を仮セットすることができるものであって、上下定盤における加圧時間を短くでき、単位時間当たりの製造枚数を増加させて生産性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造工程を示すフロー図である。
【図2】 (a)は表面材を示す説明のための平面図であり、(b)は化粧側部材の断面図である。
【図3】 同上の芯材の一例を示す平面図である。
【図4】 仮セット工程を示し、下定盤に下表面化粧材と側部化粧材とを配置した段階の説明図である。
【図5】 仮セット工程を示し、芯材を配置した段階の説明図である。
【図6】 仮セット工程を示し、上表面化粧材を配置した段階の説明図である。
【図7】 上定盤を下定盤の上方位置に移動させた段階の説明図である。
【図8】 本セット工程を示し、本セット直前の段階の説明図である。
【図9】 下定盤と上定盤とにより加圧している加圧工程の説明図である。
【図10】 同上の化粧パネルを3段階に分けて加圧する場合の工程図である。
【図11】 同上の工程図である。
【図12】 同上の工程図である。
【図13】 同上の工程図である。
【図14】 同上の工程図である。
【図15】 同上の工程図である。
【図16】 同上の工程図である。
【図17】 本発明により製造された化粧パネル一実施形態を示し、(a)は一部省略した斜視図であり、(b)は同上の平面図であり、(c)は同上の断面図である。
【図18】 化粧パネルの他の実施形態を示し、(a)は平面図であり、(b)は同上の断面図である。
【図19】 化粧パネルの他の実施形態を示し、(a)は平面図であり、(b)は同上の断面図である。
【図20】 従来例において側部化粧材と上下表面化粧材とをテープで接着した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上表面化粧材
2 下表面化粧材
3 側部化粧材
3a 上横片
4 芯材
5 上定盤
6 下定盤
7 第2上定盤
8 第2下定盤
9 化粧パネル
10 搬送部

Claims (2)

  1. 上下表面化粧材と側部化粧材の内面乃至芯材の外面の少なくとも一方側に接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、接着剤塗布工程の後において、下定盤の上面の略中央部に下表面化粧材を配置すると共に下定盤の上面の下表面化粧材の両側方位置に上横片が斜め上方を向く傾斜姿勢となるようにコ字状に折曲した側部化粧材をコ字状の開口が互いに対向し且つ下横片と下表面化粧材との間に隙間が生じるように配置し、その後、芯材を下表面化粧材の上に載置すると共に芯材の両側端部を前記コ字状に折曲した側部化粧材内に差し込み、その後、両側部化粧材の上横片間において芯材の上に上表面化粧材を載置する仮セット工程と、仮セット工程の後において、上定盤乃至下定盤の少なくとも一方を移動して上表面化粧材と上定盤との間の距離が側部化粧材の上横片の厚みよりも短く且つ上表面化粧材と上定盤とが接しない距離まで移動した状態で停止し、次に、下横片と下表面化粧材との間及び上横片と上表面化粧材との間に隙間が生じた状態にある側部化粧材を側方から押して芯材と側部化粧材相互の位置関係及び側部化粧材と上下表面化粧材との相互の位置関係を目的とする位置関係にする本セット工程と、本セット工程の後において、上定盤乃至下定盤の少なくとも一方を移動して加圧する加圧工程とを有することを特徴とする化粧パネルの製造方法。
  2. 下定盤の側方に所定間隔を隔てて第2下定盤を配置すると共に第2下定盤の下定盤と反対側の側方に下定盤と第2下定盤との間の間隔と同じ間隔を隔てて搬送部を配置し、上定盤の側方に下定盤と第2下定盤との間の間隔と同じ間隔を隔てて第2上定盤を配置し、上定盤と第2上定盤とを一体に横方向に移動自在とし、上下定盤により第1段階の加圧を行った後、解圧して芯材の外周に上下表面化粧材と側部化粧材とを取着して構成された化粧パネルを上定盤に吸引して第2下定盤の上面に移動してセットすると共に第2下定盤と上定盤とで第2段階の加圧を行い、この第2段階の加圧を行っている最中に、請求項1の仮セット工程を下定盤の上で行い、次に、第2下定盤と上定盤とによる加圧を解除し、その後、上定盤と第2上定盤とを一体に横方向に移動して化粧パネルを第2上定盤と第2下定盤とで第3段階の加圧を行い、この第3段階の加圧を行っている最中に、請求項1の本セット工程と加圧工程とを行い、その後、上下定盤による加圧を解圧すると共に第2上下定盤による加圧を解圧して、第1段階の加圧が終わった化粧パネルを上定盤に吸引して第2下定盤の上面に移動してセットすると共に、第3段階の加圧が終わった化粧パネルを第2上定盤に吸引して搬送部に供給することを特徴とする請求項1記載の化粧パネルの製造方法。
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