JP3751873B2 - 留め部材付き簡易組立光コネクタ - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを簡単に接続することができる簡易組立光コネクタに関し、更に詳しくは、フェルール部品に予め内蔵され先端面が研磨された光ファイバの後端面にフェルール部品の後方の外部から光ファイバ支持抗張力部材内蔵の光ファイバケーブルの別の光ファイバを突き合わせ接続して固定的に保持したフェルール部品を被覆手段で被覆して完成される留め部材付き簡易組立光コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信を行う場所において、光ファイバの接続が必要となった場合、光ファイバの先端に光コネクタを取り付けることが必要となる。従来のこのような光コネクタとして、例えば単心のSCコネクタでは、光ファイバの先端にSCコネクタを取り付けるための部品と工具が開発され実用化されている。
【0003】
図7は、このような部品を含む従来の簡易組立光コネクタの構造を示す分解斜視図である。この従来の簡易組立光コネクタは、全体を覆うハウジング部品3と、フェルール部品2と、このフェルール部品2を上から被覆して保護するブーツ部品4とから構成されている。
【0004】
フェルール部品2は、光ファイバが予め内蔵され、かつ先端面が研磨されているフェルール部を有する。また、このフェルール部の先端面に対向する後端には、前記内蔵の光ファイバの後端と後部から挿入される別の光ファイバ1を突き合わせて接続し、両者をクランプ保持する接続機構部が設けられている。
【0005】
図7に示す簡易組立光コネクタを用いて、光ファイバ1を接続すべく組み立てるには、ブーツ部品4を通した光ファイバ1をフェルール部品2の後方から挿入し、フェルール部品2の内部で前記内蔵の光ファイバと光ファイバ1とを突き合わせ接続し、両者を接続機構部でクランプ保持し、それからブーツ部品4をフェルール部品2の上に被覆し、更にハウジング部品3を組み込むことによりSCコネクタが完成する。
【0006】
なお、張力が加わる可能性のある場所に使用される光ファイバケーブルには、ある程度の張力が加わってもよいように、抗張力体の内蔵されたコードタイプの光ファイバコードと支持線の内蔵されたインドアタイプのインドア光ファイバケーブルがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような各種の光ファイバケーブルの先端に光コネクタを取り付けた場合、従来の技術では光ファイバケーブルを引っ張ると、その力が直接光ファイバに伝わってしまうため、例えばコードタイプの光ファイバコードを使用する場合には、その抗張力体を光コネクタのブーツ部品4に固定することにより、張力が直接光ファイバに加わらないようにする方法が従来提案されているが、この作業は煩雑であるという問題がある。
【0008】
また、インドアタイプのインドア光ファイバケーブルでは、支持線を光コネクタ部に留める有効な手段が従来存在しないという問題がある。
【0009】
従来の技術では、光ファイバの先端に簡単に光コネクタを取り付けることは可能であるが、この取り付けた後の光コネクタの引っ張り強度を確保するためには、光ファイバコードまたはインドア光ファイバケーブルに使用されている抗張力体または支持線、すなわち引っ張りに対して強度を確保するための抗張力体または支持線を何らかの形で光コネクタに取り付ける必要があるが、従来はこのような取り付けを適確に行う手段が存在しないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光ファイバケーブルを光コネクタに取り付ける場合に光ファイバ支持抗張力部材を光コネクタに適確に固定し、これにより引っ張りに対する光ファイバの強度信頼性を増大した留め部材付き簡易組立光コネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、フェルール部品に予め内蔵され先端面が研磨された光ファイバの後端面にフェルール部品の後方の外部から光ファイバ支持抗張力部材内蔵の光ファイバケーブルの別の光ファイバを突き合わせ接続して固定的に保持したフェルール部品を被覆手段で被覆して完成される留め部材付き簡易組立光コネクタであって、フェルール部品の後部に設けられ、前記別の光ファイバを貫通させて、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続させるとともに、光ファイバケーブルに内蔵の光ファイバ支持抗張力部材を固定的に取り付ける固定手段を備えた光ファイバ支持抗張力部材用留め部品と、前記光ファイバ支持抗張力部材用留め部品に設けられ、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続させた前記別の光ファイバに対して、前記固定手段に光ファイバ支持抗張力部材を取り付ける際に光ファイバを一時的に引っ掛けて、光ファイバ支持抗張力部材を取付けた後に引っ掛け手段から光ファイバを外すことにより光ファイバ余長を持たせる引っ掛け手段と、この光ファイバ支持抗張力部材用留め部品を貫通した別の光ファイバがフェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続された状態でフェルール部品と光ファイバ支持抗張力部材用留め部品とを固定的に結合する結合部品とを有することを要旨とする。
【0012】
請求項1記載の本発明にあっては、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に突き合わせ接続させる別の光ファイバとともに光ファイバケーブルに内蔵の光ファイバ支持抗張力部材を光ファイバ支持抗張力部材用留め部品において固定手段に固定的に取り付けてから、フェルール部品と光ファイバ支持抗張力部材用留め部品とを結合部品で固定的に結合するため、光ファイバケーブルに何らかの力が加わって引っ張られたりしても、その張力は固定手段に固定的に取り付けられた光ファイバ支持抗張力部材に直接かかるのみであって、光ファイバには全くかからず、光ファイバが切断したり傷むということがなく、引っ張りに対して強い構造の光コネクタを提供できるとともに、また光ファイバ支持抗張力部材用留め部品において光ファイバ支持抗張力部材を単に固定手段に取り付けるだけでよく、取付け作業も簡単であり、光ファイバの接続を必要とする現場においても簡単に行うことができ、フェルール部品に内装の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続させた別の光ファイバに対して引っ掛け手段で光ファイバ余長を持たせるため、光ファイバケーブルに張力が加えられたとしても、この張力は光ファイバ余長で吸収され、光ファイバには張力は全くかかることはない。
【0015】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、前記結合部品が、前記光ファイバ支持抗張力部材用留め部品を覆うように構成され、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品が、結合部品内において可動し得るように構成されるとともに、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品から延出して結合部品を貫通する光ファイバケーブルのケーブル貫通孔が光ファイバケーブルの動き を可能とすべく大きく形成されていることを要旨とする。
【0016】
請求項3記載の本発明にあっては、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品は結合部品内において可動し得るように構成され、結合部品を貫通する光ファイバケーブルのケーブル貫通孔が光ファイバケーブルの動きを可能とすべく大きく形成されているため、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品および光ファイバケーブルは自在に動くことができ、引っ張り力に対する光ファイバケーブルの耐久性を向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタの分解斜視図である。同図に示す留め部材付き簡易組立光コネクタは、図7に示した従来の簡易組立光コネクタにおいてフェルール部品2とブーツ部品4との間に結合部品を構成する留め部品5と光ファイバ支持抗張力部材用留め部品を構成する支持線留め部品6とを新たに設け、インドア光ファイバケーブル12の支持線121を支持線留め部品6内において固定するようにしたものである。なお、インドア光ファイバケーブル12は、同図に示すように、光ファイバ1と、この光ファイバ1を挟むように設けられた2本の支持線121とから構成されている。
【0018】
図1に示すように構成される留め部材付き簡易組立光コネクタでは、インドア光ファイバケーブル12をブーツ部品4に通し、更に留め部品5を通してから、このインドア光ファイバケーブル12の2本の支持線121を支持線留め部品6において後述する支持線留め部に取り付けて固定するとともに、インドア光ファイバケーブル12の光ファイバ1を支持線留め部品6を貫通させてから、支持線留め部品6をフェルール部品2に嵌合させ、このフェルール部品2において予め内蔵されている光ファイバと光ファイバ1とを突き合わせて接続する。このように2本の光ファイバ同士が接続された後、留め部品5、被覆手段を構成するブーツ部品4をそれぞれ被せ、更に被覆手段を構成するハウジング部品3を上から被せるように取り付けることにより留め部材付き簡易組立光コネクタとして完成する。
【0019】
支持線留め部品6は、図2に内部構造を詳細に示すとともに、図1からもわかるように2個の支持線留め部品6aに分割され得るように構成されている。そして、インドア光ファイバケーブル12の光ファイバ1および支持線121を支持線留め部品6に取り付けたり貫通させる作業は、支持線留め部品6を2個に分割した片方の支持線留め部品6aの状態で行い、この作業の完成後に2個の支持線留め部品6aを突き合わせて組み立て、1個の支持線留め部品6として完成する。なお、分割された2個の支持線留め部品6aは同じ構造を有している。
【0020】
この分割された片側の支持線留め部品6aは、図2に示すように、一端が留め部品5内に挿入し易いように楕円形に形成され、他端がフェルール部品2に突き合わせられるように平坦に形成されている。支持線留め部品6aの楕円形の一端には、光ファイバ貫通孔63が形成され、この光ファイバ貫通孔63に続いて支持線留め部品6aの内部には2つの光ファイバ収納ガイド部61aがほぼ平行して設けられ、この2つの光ファイバ収納ガイド部61aの間に光ファイバ収納部611が形成されている。また、この2つの光ファイバ収納ガイド部61aの両方の他端であるガイド部先端612aは、外側に湾曲して形成され、光ファイバ1が挿入された場合に光ファイバ1に無理な曲がりが生じないようになっている。この湾曲したガイド部先端612aの近傍には支持線留め部62が2本立設されている。
【0021】
更に、支持線留め部品6aの楕円形の一端に形成されている光ファイバ貫通孔63の両側には支持線貫通孔64がそれぞれ形成されているが、この2個の支持線貫通孔64にはインドア光ファイバケーブル12の2本の支持線121が図3(a)に示すように貫通し、この貫通した2本の支持線121は図3(b)に示すようにそれぞれ2個の支持線留め部62に巻回などして固定されるようになっている。
【0022】
また、支持線留め部品6aの平坦な他端にも図2(c)からわかるように光ファイバ貫通孔63が同様に形成され、この光ファイバ貫通孔63に続いて支持線留め部品6aの内部には2つの光ファイバ収納ガイド部61bがほぼ平行して設けられ、この2つの光ファイバ収納ガイド部61bの間に光ファイバ収納部611が形成されている。なお、2つの光ファイバ収納ガイド部61bのガイド部先端612bは光ファイバ1が貫通し易いように湾曲している。
【0023】
このように構成される支持線留め部品6aにおいて、外部から接続するためのインドア光ファイバケーブル12の光ファイバ1は、具体的にはブーツ部品4、留め部品5を貫通してきたインドア光ファイバケーブル12の光ファイバ1は、支持線留め部品6を貫通し、その支持線121を支持線留め部品6内で支持線留め部62に巻回などして固定するために、まず支持線留め部品6を2個の支持線留め部品6aに分割し、この分割された支持線留め部品6aの楕円形の一端の光ファイバ貫通孔63に光ファイバ1を貫通させ、支持線貫通孔64に支持線121を貫通させるように設定する。
【0024】
それから、支持線貫通孔64を貫通した支持線121を支持線留め部62に巻回などして固定する。また、光ファイバ貫通孔63を貫通した光ファイバ1は光ファイバ収納ガイド部61aの間の光ファイバ収納部611に沿って案内されながら平坦な他端に向かって進み、この他端側に形成されている2つの光ファイバ収納ガイド部61bの間の光ファイバ収納部611および光ファイバ貫通孔63を貫通して支持線留め部品6aの外部に延出する。このように光ファイバ1が支持線留め部品6aを貫通して延出してから、2つの支持線留め部品6aを突き合わせて1個の留め部品5として一体化し、また支持線留め部品6から延出した光ファイバ1は、フェルール部品2内に予め内蔵されている光ファイバとフェルール部品2内において突き合わせ接続されるようになっている。
【0025】
次に、図4に示すように、上述した如く一体化された支持線留め部品6の上から留め部品5を被せ、それから、留め部品5の弾性変形可能突起51をフェルール部品2の凹部21に嵌合させ、これにより留め部品5とフェルール部品2を合体させる。このように留め部品5とフェルール部品2とは弾性変形可能突起51と凹部21とが嵌合しているため、後方に引っ張っても取り外れないようになっている。留め部品5とフェルール部品2を合体させた後、留め部品5の上にブーツ部品4を被せるとともに、更にフェルール部品2上にハウジング部品3を被せ、これにより留め部材付き簡易組立光コネクタが完成する。
【0026】
なお、図4に示すように、支持線留め部品6の外壁は、留め部品5の内壁部52と適確に嵌合しており、インドア光ファイバケーブル12に生じる張力は支持線121を介して支持線留め部品6に加わり、その力が留め部品5の内壁部52に加わることになり、光ファイバ1には直接引っ張り力が加わらないようになっている。この結果、本実施形態の留め部材付き簡易組立光コネクタは、インドア光ファイバケーブル12に加わる張力に対して高い信頼性を有する構造になっている。
【0027】
次に、図5を参照して、本発明の他の実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタに使用される支持線留め部品について説明する。図5に示す支持線留め部品60は、図2〜図4に示した最初の実施形態に対して引っ掛け手段を構成する光ファイバ引っ掛け部65を新たに設けた点が異なるものであり、その他の構成および作用は同じであり、同じ構成要素には同じ符号が付されている。
【0028】
このように光ファイバ引っ掛け部65を有する支持線留め部品60においては、支持線留め部品60の支持線留め部62に支持線121を巻回などして固定する間、図5(a)に示すように、光ファイバ1を光ファイバ引っ掛け部65に引っ掛けておく。そして、支持線121を支持留め部62に固定的に取り付けた後、図5(b)に示すように、光ファイバ1を光ファイバ引っ掛け部65から外すことにより、光ファイバ1に任意のたわみ、すなわちファイバ余長を与えることができる。この余長は、インドア光ファイバケーブル12に加えられた張力が光ファイバ1に加わらないようにするために有効なものである。
【0029】
次に、図6を参照して、本発明の別の実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタについて説明する。
【0030】
図6に示す実施形態においては、支持線留め部品6が留め部品5内で自在に動き得るようにほぼ球形または楕円形に形成されているとともに、インドア光ファイバケーブル12が挿入される留め部品5のケーブル挿入孔53が大きく形成されていることが特徴である。更に詳しくは、支持線留め部品6がある範囲で留め部品5の内部で移動可能であるように支持線留め部品6の外壁部とこの外壁部に接触する留め部品5の内壁部をほぼ球形または楕円形に近づくように形成しているとともに、更に留め部品5のケーブル挿入孔53が大きく形成され、これにより支持線留め部品6が光コネクタの軸方向に向けて動作可能となり、光コネクタの軸と垂直に生じたインドア光ファイバケーブル12への引っ張り力に対して変形可能なブーツ部品4との相互作用により、図6(b)に示すように、急激な曲がりがインドア光ファイバケーブル12に生じないように構成され、引っ張り力に対する光コネクタの耐久性を向上させている。
【0031】
なお、上記各実施形態は、インドア光ファイバケーブル12を使用した場合を一例としてあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、インドア光ファイバケーブル12の代わりに光ファイバコードを使用しても同様に適用し得るものであり、この場合には支持線121の代わりに光ファイバコード内の抗張力体を支持線留め部62に固定的に留めるような構造を抗張力体留め部として設ければよいものである。なお、本発明では、インドア光ファイバケーブルおよび光ファイバコードの両方を含めるものを光ファイバケーブルとして定義し、また支持線および抗張力体の両方を含めるものを光ファイバ支持抗張力部材として定義している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に突き合わせ接続させる別の光ファイバとともに光ファイバケーブルに内蔵の光ファイバ支持抗張力部材を光ファイバ支持抗張力部材用留め部品において固定手段に固定的に取り付けてから、フェルール部品と光ファイバ支持抗張力部材用留め部品とを結合部品で固定的に結合するので、光ファイバケーブルに何らかの力が加わって引っ張られたとしても、この張力は固定手段に固定的に取り付けられた光ファイバ支持抗張力部材に直接かかるのみであって、光ファイバには全くかからず、光ファイバが切断したり傷むということがなく、引っ張りに対して強い構造の光コネクタを提供できるとともに、また光ファイバ支持抗張力部材用留め部品において光ファイバ支持抗張力部材を単に固定手段に取り付けるだけでよく、取付け作業も簡単であり、光ファイバの接続を必要とする現場においても簡単に行うことができる。
【0033】
また、本発明によれば、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後波面に対して突き合わせ接続させた別の光ファイバに対して引っ掛け手段で光ファイバ余長を持たせるので、光ファイバケーブルに張力が加えられたとしても、この張力は光ファイバ余長で吸収され、光ファイバには張力は全くかかることはない。
【0034】
更に、本発明によれば、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品は結合部品内において可動し得るように構成され、結合部品を貫通する光ファイバケーブルのケーブル貫通孔が光ファイバケーブルの動きを可能とすべく大きく形成されているため、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品および光ファイバケーブルは自在に動くことができ、引っ張り力に対する光ファイバケーブルの耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1に示す留め部材付き簡易組立光コネクタに使用されている支持線留め部品の構成を示す図である。
【図3】図2に示す支持線留め部品に光ファイバおよび支持線を設定した状態を示す図である。
【図4】図1に示す留め部材付き簡易組立光コネクタにおいて支持線留め部品に留め部品を被せ、留め部品とフェルール部品を結合した状態を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタに使用される支持線留め部品を示す図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る留め部材付き簡易組立光コネクタを示す図である。
【図7】光ファイバの先端にSCコネクタを取り付けるための部品を含む従来の簡易組立光コネクタの構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 フェルール部品
3 ハウジング部品
4 ブーツ部品
5 留め部品
6 支持線留め部品
12 インドア光ファイバケーブル
21 凹部
51 弾性変形可能突起
53 ケーブル挿入孔
61 光ファイバ収納ガイド部
62 支持線留め部
65 光ファイバ引っ掛け部
121 支持線
Claims (2)
- フェルール部品に予め内蔵され先端面が研磨された光ファイバの後端面にフェルール部品の後方の外部から光ファイバ支持抗張力部材内蔵の光ファイバケーブルの別の光ファイバを突き合わせ接続して固定的に保持したフェルール部品を被覆手段で被覆して完成される留め部材付き簡易組立光コネクタであって、
フェルール部品の後部に設けられ、前記別の光ファイバを貫通させて、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続させるとともに、光ファイバケーブルに内蔵の光ファイバ支持抗張力部材を固定的に取り付ける固定手段を備えた光ファイバ支持抗張力部材用留め部品と、
前記光ファイバ支持抗張力部材用留め部品に設けられ、フェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続させた前記別の光ファイバに対して、前記固定手段に光ファイバ支持抗張力部材を取り付ける際に光ファイバを一時的に引っ掛けて、光ファイバ支持抗張力部材を取付けた後に引っ掛け手段から光ファイバを外すことにより光ファイバ余長を持たせる引っ掛け手段と、
この光ファイバ支持抗張力部材用留め部品を貫通した別の光ファイバがフェルール部品に内蔵の光ファイバの後端面に対して突き合わせ接続された状態でフェルール部品と光ファイバ支持抗張力部材用留め部品とを固定的に結合する結合部品と
を有することを特徴とする留め部材付き簡易組立光コネクタ。 - 前記結合部品は、
前記光ファイバ支持抗張力部材用留め部品を覆うように構成され、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品は、結合部品内において可動し得るように構成されるとともに、光ファイバ支持抗張力部材用留め部品から延出して結合部品を貫通する光ファイバケーブルのケーブル貫通孔が光ファイバケーブルの動きを可能とすべく大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の留め部材付き簡易組立光コネクタ。
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