JP3751708B2 - 養生足場板支持用組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建設中のコンクリート建物のスラブに設けられた開口部、例えばエレベータ用の開口部を覆うための足場板を支持する養生足場板支持用組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート建物では、エレベータを設けるためにスラブに開口部が設けられ、その開口部は建築作業中に、作業者や資材の落下を防止するために、スラブの開口部を養生足場板で覆っている。
【0003】
従来では養生足場板を支持するために、コンクリートスラブに設けられている開口部に、I型鋼などの長い足場板支持用鋼材を掛け渡し、その足場板支持用鋼材の両端を、開口部周縁のスラブ支持用鋼材のフランジの上に載せ、さらに重なり合っている足場板支持用鋼材のフランジとスラブ支持用鋼材のフランジとを、複数のクランプで挟み付けている。このようにクランプで、足場板支持用鋼材の両端をスラブ支持用鋼材に固定し、足場板支持用鋼材はスラブの開口部に適宜間隔で掛け渡して前記のように固定し、各足場板支持用鋼材の上に複数の足場板を並べて、スラブ開口部を覆っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方式では、長い足場板支持用鋼材の両端を直接クランプでスラブ支持用鋼材のフランジに取付けており、その場合、足場板支持用鋼材の一端を複数のクランプで固定しなければならないので、作業性が悪く、かつスラブ開口部の足場板を取り外す場合も同様に複数のクランプを外さなければならないので作業性が悪い。
【0005】
また、建設中のスラブ開口部内では、溶接作業や配管、配線作業などがなされるので、それらの作業で火災を発生しにくくするため、また建設終了後にスラブ開口部内での耐火性を向上するために、耐火被覆材をスラブ開口部の周縁や、スラブ支持用鋼材あるいは柱鋼材に吹き付けて覆うようにしている。しかし、その耐火被覆材をスラブ開口部内に吹き付ける際、足場板支持用鋼材を固定しているクランプも耐火被覆材で覆われてしまい、スラブ開口部内での作業が終了して、足場板をスラブ開口部から取り外す場合に、クランプを外すことができない。またクランプ周囲の耐火被覆材を取り除いて、クランプを外そうとすると、クランプ以外の部所の耐火被覆も剥れて、耐火性に問題が生じてしまう。
【0006】
本発明の目的は、スラブ開口部を足場板で覆う場合に、足場板を支持する部材を容易にスラブ開口部に取り付けることができるとともに、建築終了後には容易に取り外しできるようにすることにある。
【0007】
本発明の他の目的は、スラブ開口部に耐火被覆材を吹き付けても、足場板を支持する部材をスラブ開口部周縁に固定するクランプ部分をその固定位置にそのまま残し、足場板を支持する支持ビームをクランプ部分から取り外すことができるようにすることにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、スラブ開口部を覆う足場板を支持するビームをスラブ開口部周縁に固定するに際してクランプを使用せず固定して、耐火被覆材の吹き付け仕上げが行い易いようにすることにある。
【0009】
さらに、本発明の他の目的は、開口部のスラブに足場板を支持するビームを直接固定することができるようにすることにある。
【0010】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の養生足場板支持用組立体は、コンクリート建物の各階のスラブに設けられた開口部を覆う足場板を支持する養生足場板支持用組立体であって、スラブの開口部周縁に配置された開口部材に取付けられるクランプと、前記クランプに取付けられるとともに、上下方向に貫通する透孔を有する横張り出し部材と、相互に摺動自在となった2つの摺動部材を備え、両端に前記透孔に着脱自在に挿入される係止部材が取り付けられた支持ビームとを有し、前記開口部材に装着された支持ビームの上に養生足場板を載置し得るようにしたことを特徴とする。
【0012】
支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の下部から横に突出された下フランジから下向きに突出されたピンまたはボルトで構成することができる。また、支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の上部から横に突出する上フランジに下向きに取付けられるとともに、支持ビームの両端の下部から横に突出する下フランジに下向きに取付けられて、上下2箇所の係止部材を選択的に横張り出し部材の透孔に挿入することができる。
【0013】
さらに支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の下部から横に突出する下フランジに下向きに取付けられるとともに、支持ビームの両端の上部から横に上フランジが突出されて、上下のフランジの間が連結棒またはフランジで連結された構成にすることができる。
【0014】
このような養生足場板支持用組立体にあっては、足場板つまり養生足場板をスラブ開口部に掛け渡す場合は、スラブ開口部周縁の対向する2箇所にクランプをそれぞれ取り付ける。その状態ではクランプに取付けられている横張り出し部材の透孔は上下方向に貫通されており、伸縮可能な支持ビームの長さを調整して、その両端の係止部材を前記の対向する透孔に上から挿入させて支持ビームをスラブ開口部に掛け渡した状態に固定できる。したがって、重量の大きな支持ビームをその固定のために位置を上下にあるいは水平に移動調整する必要がない。この場合、支持ビームの両端の係止部材は、クランプ側の透孔に上から挿入させられる構成にしているので、支持ビームの両端の係止部材をクランプ側の透孔に容易に挿入させることができる。
【0015】
さらにスラブ開口部の周縁に対向するクランプを固定し、それらの間に長さを調整した支持ビームの両端を固定させて複数の支持ビームを適宜間隔で配置固定すれば、それらの上に複数の足場板を、支持ビームに保持させて、スラブ開口部を覆うことができる。なお、支持ビームの上面高さは、スラブの上面と一致するようにして、後記する足場板の最外周部に配列される足場板を、スラブと支持ビームとの間に水平に支持するようにしている。
【0016】
建設作業が進みスラブ開口部を覆っている足場板を取り除く場合は、足場板を外した後、水平ビームの両端を持ち上げれば、その係止部材とクランプに取付けられている横張り出し部材の透孔との係合が外れ、支持ビームをクランプ側から外して、別個に運ぶことができる。
【0017】
次に、スラブ開口部の周縁に取付けていたクランプを外すことにより足場板の支持構造を全て撤去することができる。しかし、スラブ開口部の周縁に耐火被覆材が吹き付けられて、クランプも耐火被覆材で覆われている場合は、クランプ部分の耐火被覆材を取り除くと他の部所の耐火被覆材が剥れるので、クランプを外すことなくそのまま埋め殺しにして、支持ビームのみを撤去する。
【0018】
特に、スラブの開口部周縁に配置された開口部材の開口側への張り出し部分(I型鋼のフランジなど)にナットなど受孔部材を設けておき、支持ビームの両端側のフランジに設けたボルト又はピンなどの受孔挿入部材を通して係止するようにすれば、受孔部材はクランプよりコンパクトに構成できるので、耐火被覆材で覆うに際しても覆いやすく、且つ覆った面を平に仕上げ易い。
【0019】
さらに、開口部のスラブ側面に張出部材を取り付けて、この張出部材に支持ビームの両端側のフランジを係止するようにすれば、例えばI型鋼などの開口部材を使用せずにスラブに支持ビームの取付けが簡単にできる。クランプなど使用して支持ビームの取付けを行う場合より作業が簡便になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の養生足場板支持用組立体をその実施の形態に基づいて、以下詳細に説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の一実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す図であり、図示する養生足場板支持用組立体は、コンクリート建物の各階のスラブに設けられたエレベータ用の開口部を足場板つまり養生足場板により覆う際に使用される。
【0022】
この組立体は、上下方向の透孔1を有する横張り出し部材2を有するとともに、スラブ支持用の型鋼材Sの上フランジFを挟みつけるようにしたクランプ3と、一対のクランプ3の間に配置される支持ビーム4とを有し、それぞれクランプ3が取り付けられた2つの横張り出し部材2に対して、それぞれの透孔1の部分で支持ビーム4の両端部を着脱自在に取り付けることができる。
【0023】
クランプ3は、図3に示すように、断面コの字形のクランプ本体3aを有し、この下部には押し付けボルト5がねじ結合されており、その先端には当て板5aが取付けられている。その押し付けボルト5のねじ結合により、スラブ開口部の周縁に配置された開口部材としての型鋼材Sの上フランジFは、クランプ本体3aの上部と当て板5aとにより挟み付けられ、クランプ3は型鋼材Sに固定されるようになっている。本実施の形態では、図2に示すように、クランプ3は型鋼材Sのうち開口部を介して対向する部分に2つ固定されるようになっている。
【0024】
それぞれのクランプ3には、上下方向に貫通する透孔1を有する横張り出し部材2が取り付けられ、支持ビーム4の両端部の係止部材8が着脱自在に挿入されるようになっている。なお、図示する横張り出し部材2は、図1に示されるように断面L字形にされて、クランプ3のクランプ本体3aの中央部外面に断面L字形の上下方向を向いた1つの辺部が溶接により取り付けられ、他の水平方向の辺部が横に張り出した状態になって、その辺部に透孔1が上下方向の向きに形成されている。
【0025】
支持ビーム4は、図4(a)に示すように、外側摺動部材4aとこの内側の内側摺動部材4bとを有しており、それぞれほぼ断面ロの字形状をなし、垂直方向の1つの辺には長手方向にスリットが形成されている。両方の摺動部材4a,4bは相互にスライド可能となっており、一方を他方にスライドさせることにより支持ビーム4は全体的に伸縮自在となっている。伸縮させることにより所定の長さが設定された支持ビーム4の全長を固定するために、外側摺動部材4aには内側摺動部材4bを締結するための固定ボルト9が図1に示すように設けられている。この固定ボルト9がねじ結合されるナット9aが、図4に示すように、外側摺動部材4aに溶接されている。そして、その固定ボルト9は外側摺動部材4aの周壁を貫通して内部の内側摺動部材4bを押し付けて内側摺動部材4bが外側摺動部材4aに対して移動しないようにすることで、伸縮筒の長さを固定できるようになっている。また、支持ビーム4の両端には下フランジ10がそれぞれ支持ビーム4の長手方向に突出され、各下フランジ10の下方には係止部材8が突出されている。
【0026】
また、上記構成の外側摺動部材4aは、ほぼ断面ロの字型形状で長手方向にスリットが形成された構成のものを使用したが、図4(b)に示すように、角形筒状に形成したものを使用してもよい。この方が、外側摺動部材4aの強度をあげることができる。
【0027】
なお、内側摺動部材4bとしては、図示する断面形状の型鋼材を使用することなく、みぞ形鋼に山形鋼を溶接接合して、ほぼ図示する断面形状に近い部材を使用するようにしても良い。また、それぞれの摺動部材4a,4bを断面ロの字形状の部材を使用するようにしても良い。さらに、外側摺動部材4aに形成されたスリットには、長手方向に所定の間隔毎に補強プレート4cを接合するようにしても良い。
【0028】
下フランジ10は、支持ビーム4の両端面を補強する補強板11と一体となった不等辺山形鋼あるいは等辺山形鋼によって形成され、その補強板11が支持ビーム4の両端面に溶接で取り付けられることにより、下フランジ10が横に突出している。
【0029】
支持ビーム4の上面高さは、図1に示すように、スラブ開口部Mの周囲のスラブの高さとほぼ一致するようにされ、足場板Pを支持ビーム4とスラブとの間に掛け渡した状態で水平に保持できるようにしている。
【0030】
係止部材8は、クランプ側の横張り出し部材2に設けた透孔1に上から挿入されて支持ビーム4を固定するものであり、支持ビーム4を外す場合は支持ビーム4の両端を持ち上げて係止部材8を透孔1から抜き出すようにすればよい。係止部材8は、直線状のピンあるいはボルトなどのねじ部材でもよく、ねじ部材の場合は下からナットをねじ込んで横張り出し部材2を挟み付けることができる。
【0031】
支持ビーム4の外側摺動部材4aと内側摺動部材4bは、ともに断面長方形であり、それらの上面が水平となるように横張り出し部材2に固定されて、支持ビーム4の上面に足場板Pを安定に支持できるようになっている。
【0032】
図1〜図3に示す支持ビーム4は、その両端の下部に下フランジ10が横に突出されて係止部材8が取り付けられているが、図5(a)に示すように支持ビーム4の両端に、下フランジ10と上フランジ12と補強板11とが一体に形成され、断面コの字形状となったみぞ形鋼を、両方のフランジ10,12を突出させるようにして溶接により取り付けるようにしても良い。この場合には、上フランジ12から第2の係止部材8aを下向きに設けて、上下2つの係止部材8,8aを選択することにより高さの異なる状態に足場板Pを支持することができるようになっている。この場合には、第2の係止部材8aは、上フランジ12と下フランジ10との間隔の1/2程度の長さとされ、横張り出し部材2の透孔1に係止部材8aを挿入できるようになっている。
【0033】
また、図5(a)における第2の係止部材8aに代えて、図5(b)に示すように上フランジ12と下フランジ10とを連結部材13で連結して、強度を増すとともにその部分を手で持って運搬し易くしても良い。
【0034】
さらに、上下のフランジ12,10を連結部材13で連結する代わりに、図5(c)に示すように、上下方向の板材14で上下のフランジ12,10を連結することにより、支持ビーム4の両端に断面四辺形の補強部を形成するようにしても良い。さらに、図5(d)に示すように、上下のフランジ12,10の間に連結部材13や板材14などを設けないようにしても良い。
【0035】
また、上記実施の形態では、係止部材8を支持ビーム4の両端側の下フランジ10又は上フランジ12に設けるように構成したが、図6(a)に示すように、クランプ3の横張り出し部材2に係止部材8bを上に向けて突設させておき、支持ビーム4の両端側の下フランジ10の透孔1に係止部材8bを通して係止させるようにしても構わない。
【0036】
あるいは、図6(b)に示すように、横張り出し部材2および下フランジ10の双方に透孔1を設けておき、固定ボルト15およびナット15aで双方を共締めにして固定するようにしても構わない。
【0037】
さらには、図6(c)に示すように、支持ビーム4の端部に上フランジ12と下フランジ10とが補強板11で断面コの字形状となったみぞ型鋼の両フランジに透孔1を設けておき、これに前記クランプ3の横張り出し部材2の係止部材8bを通して係止させるようにしても構わない。但し、この場合には、前記上フランジ12の張り出し位置を、支持ビーム4の上端より係止部材8bの長さ分下側に設定する必要がある。このように設定することにより、上フランジ12を選択して係止した場合でも、足場板Pの裏側が係止部材8bに当たらずに通常通りに平らに載置することができる。
【0038】
また、支持ビーム4の両端側に設けた断面コの字形状となったみぞ型鋼の下フランジ10にのみ透孔1を設けておいても構わない。この場合には、図7に示すように、開口部の型鋼材Sに取り付けたクランプ3の横張り出し部材2の係止部材8bを前記透孔1に通して、支持ビーム4を取り付けることができる。
【0039】
なお、図7では、支持ビーム4の外側摺動部材4aと内側摺動部材4bとの固定を、固定ボルト9の代わりにハンドルの回転により先端をねじ込んで固定する固定ねじ9bが使用されている。
【0040】
次に、このような養生足場板支持用組立体を用いてスラブ開口部Mを足場板Pで覆う手順を図2を参照しつつ説明する。
【0041】
スラブ開口部Mの周縁にはスラブ支持用の型鋼材Sが配置されており、そのスラブ支持用の型鋼材Sの上フランジFにクランプ3を押し付けた状態で、押し付けボルト5をねじ込んでクランプ3を上フランジFに締結する。そのときには、適宜間隔に配置される支持ビーム4の両端部に対応する位置に、それぞれクランプ3を取付けることになる。つまり、図1の紙面に垂直な方向に所定の間隔毎に対をなしてクランプ3を取り付けることになる。取り付けられたクランプ3には、予め、それぞれ横張り出し部材2が取り付けられており、各横張り出し部材2には上下方向の透孔1が設けられている。
【0042】
支持ビーム4の長さは、一対のクランプ3の間の間隔に対応させて長さ調整され、押し付けボルト5でその長さを固定し、支持ビーム4の両端の係止部材8をクランプ3に設けた横張り出し部材2の透孔1に上から挿入させることで、支持ビーム4を一対のクランプ3の間に固定することができる。同様にして、次々に他の一対のクランプ3の間の長さに相当するように支持ビーム4の長さを調節した後に、両端の係止部材8をクランプ3に設けた横張り出し部材2の透孔1に挿入させて、複数の支持ビーム4を開口部に固定する。
【0043】
このようにして固定した複数の支持ビーム4の上に、複数の足場板Pを連続して並べることにより、スラブ開口部Mを覆うことができる。なお、支持ビーム4の高さは、その両端の係止部材8を横張り出し部材2の透孔1に挿入して固定した状態で、スラブの上面とほぼ一致するよう形成されている。
【0044】
上記のようにスラブ開口部Mを足場板Pで覆った状態で、スラブ開口部Mの中に耐火被覆材を吹き付けると、クランプ3の部分も耐火被覆材で覆われる。建設作業が進み、スラブ開口部Mから足場板Pを取り除く場合は、支持ビーム4を持ちあげることにより支持ビーム4の両端の係止部材8をクランプ3に取付けた横張り出し部材2の透孔1から抜き出して、支持ビーム4をクランプ側から分離して撤去することができる。なお、耐火被覆材で覆われたクランプ3は、そのまま残しても、邪魔にならないので、埋め殺しにしても良い。また、耐火被覆材がクランプ3を覆っていない場合には、クランプ3をも外すようにしても良い。
【0045】
(実施の形態2)
本実施の形態では、前記実施の形態とは異なり、支持ビーム4の下フランジ10を、クランプ3を使用せずに、I型鋼材の上フランジFに係止手段で直接係止する養生足場板支持用組立体である。
【0046】
図8に示すように、本実施の形態では、支持ビーム4の端部には、下フランジ10と上フランジ12とが補強板11で連結されてコの字形状に形成されたみぞ型鋼を、上記両フランジ10、12が横に張り出すように溶接で取り付けられている。さらに、下フランジ10には、固定ボルト18aが通せる透孔1が設けられている。
【0047】
一方、スラブの開口部周縁には、開口部材として型鋼材Sが配置されている。本実施の形態では、型鋼材SとしてI型鋼が使用されている。型鋼材Sの開口側への張り出し部分である上フランジFに、受孔部材16が溶接されて設けられている。受孔部材16は、断面コの字形状のみぞ型鋼からなり、上フランジ17に前記支持ビーム4の下フランジ10に設けたと同様の透孔1が受孔として設けられている。
【0048】
かかる構成の支持ビーム4の下フランジ10の透孔1と、受孔部材16の上フランジ17の透孔1とを位置合わせして、両者を受孔挿入部材18として固定ボルト18aを通してナットで固定すれば、スラブ開口部の開口部材と支持ビーム4とを、クランプ3を使用せずに直接固定することができる。
【0049】
このようにして両者を固定した状態では、図9に示すように、受孔部材16の側面まで耐火被覆材19を設けておいても、支持ビーム4を取り外すときに受孔部材16をそのまま埋め殺しにすれば、耐火被覆材19を剥がさずに取り除くことができる。
【0050】
また、図10に示すように、上フランジF上に、耐火被覆材19の塗布厚さに合わせた高さのボルト受けピース16aを受孔部材16として溶接で固定しておく。このボルト受けピース16aは、略円筒状に形成されており、内部に固定ボルト18aと丁度螺合可能なナット18bが溶接固定されている。
【0051】
かかるボルト受けピース16a上に上記構成の支持ビーム4の下フランジ10の透孔1を合わせ、その状態で固定ボルト18aを通して締めつければ、支持ビーム4と開口部材の張り出し部分である上フランジFとを連結固定することができる。
【0052】
また、図11に示すように、L型鋼を短く切断したアングル材の内側にナット16bを溶接固定しておき、さらにこのL型鋼を上フランジF上に溶接して受孔部材16として構成しても構わない。かかる受孔部材16に前記要領で支持ビーム4の下フランジ10の透孔1を合わせて、受孔挿入部材18として固定ボルト18aをねじ込みながら通せば、簡単に支持ビーム4を開口部材の張り出し部分である上フランジFと連結固定することができる。
【0053】
また、上記実施の形態では、受孔部材16としてボルト受けピース16aやナット16bを使用したが、スリーブなどの筒状部材を使用して、受孔挿入部材18としてピンが使用できるようにしても構わない。ボルトの螺合に比べて簡単に固定することができる。
【0054】
さらに上記実施の形態では、型鋼材Sとして使用するI型鋼の上フランジFに受孔部材16を設け、これに支持ビーム4の両端側の下フランジ10の透孔1を合わせ、両者を受孔挿通部材18で固定するようにしたが、上フランジFに予めボルト孔を設けておき、支持ビーム4の両端に設けた下フランジ10の透孔と位置合わせして両者をボルトで共締めするようにして取り付ける構成も考えられる。
【0055】
(実施の形態3)
本実施の形態では、各階のコンクリート製のスラブに支持ビーム4の両端側を取り付けるようにした構成について説明する。スラブ開口部Mの側面20に、L型鋼を短く切断して形成された張出部材21を、図12に示すように、コンクリートボルト22で固定する。L型鋼製の張出部材21は、その一方のフランジ21aにコンクリートボルト22用の2個のボルト孔が設けられ、他方のフランジ21bには係止部材23が上方に突設させられている。
【0056】
一方、支持ビーム4は前記実施の形態1で述べたように両端側に設けた断面コの字形状のみぞ型鋼の下フランジ10に透孔1を設けておき、この透孔1に上記スラブ側面20に取り付けた張出部材21のフランジ21bの係止部材23を通せば、スラブ側面20に支持ビーム4の取付けが簡単にできる。この様子を、図12に示した。支持ビーム4の両端側に設ける透孔1を有するフランジ部分の構成は、みぞ型鋼以外にも、前記実施の形態2の説明中の図6、7に示す各種の構成を使用しても構わない。
【0057】
また、図13に示すように、張出部材21のフランジ21b側に透孔1を設けておき、前記実施の形態1で説明したように、支持ビーム4の両端側に設けた下フランジ10の係止部材8を通すようにして係止させても構わない。支持ビーム4の両端側に設けるフランジ部分の構成は、前記実施の形態1の説明中の図5に示す各種の構成を使用しても構わない。
【0058】
さらには、張出部材21と下フランジ10の両方に透孔1を設けておき、張出部材21と支持ビーム4の下フランジ10とをボルトで共締めにしても構わない。
【0059】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0060】
(1).本発明の養生足場板支持用組立体は、上下方向の透孔を有する横張り出し部材を有するクランプと、前記透孔に挿入される係止部材を両端に有する支持ビームとを別体に形成しているので、スラブ開口部を足場板で覆う際に、スラブ開口部の周縁側にクランプを取付けておき、その後に、支持ビーム両端の係止部材を、クランプに設けられている横張り出し部材の透孔に上から挿入させることで容易に支持ビームを固定することができ、支持ビームを外す場合も、支持ビームを持ち上げれば容易に係止部材と透孔の係合を外して分離でき、足場板の組み付け取り外しが容易である。
【0061】
(2).本発明では、クランプが耐火被覆材で覆われた場合には、クランプは残して、支持ビームだけを簡単に外すことができる。
【0062】
(3).本発明では、支持ビームは伸縮筒に形成されているので、スラブ開口部の大きさに対して調整することができ、異なる大きさのスラブ開口部において本発明の足場板支持構造を適用することができる。
【0063】
(4).本発明では、支持ビームの両端にそれぞれ2つの係止部材を取付けることにより、足場板の支持高さを変更選択することができる。
【0064】
(5).本発明では、支持ビームの両端に上下のフランジを設けて連結棒やフランジで結合することにより、強度が増しかつその部分を手に持って運び易くすることができる。
【0065】
(6).本発明では、スラブ開口部周縁の開口部材の張り出し部分と、支持ビームの端部とを簡単な構成の受孔部材と受孔挿入部材とで、クランプを使用せずに係止できるので、クランプを使用する場合に比べて、作業がより簡単で、且つ耐火被覆材で覆うに際しても受孔部材を小型化できるので埋め殺しにし易く、耐火被覆仕上げがし易い。
【0066】
(7).本発明では、スラブ開口部周縁の開口部材を一切使用せずに、各階のスラブ開口側面に張出部材を介して取り付けることができる。そのため、開口部材に使用する型鋼材の使用に際しては、支柱ビームの取り付けに係わるクランプなどの止めに配慮する必要がなく、例えば、クランプ止めの難しい狭い幅のフランジの型鋼材など、種々の形式の型鋼材の選択が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す一部切り欠き正面図である。
【図2】図1に示す養生足場板支持用組立体の斜視図である。
【図3】図1に示す養生足場板支持用組立体の要部正面図である。
【図4】(a)は、図1におけるIV−IV線に沿う断面図である。(b)は、外側摺動部材を筒状に形成した場合を示す断面図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれ他の実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す要部正面図である。
【図6】(a)〜(c)は、それぞれ他の実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す要部正面図である。
【図7】他の実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す側面図である。
【図8】クランプを使用せずに他の実施の形態である養生足場板支持用組立体を示す要部斜視図である。
【図9】図8で示す養生足場板支持用組立体を示す要部側面図である。
【図10】他の実施の形態を示す養生足場板支持用組立体を示す要部側面図である。
【図11】(a)は、他の実施の形態の受孔部材の取付け状況を示す斜視図である。(b)は、(a)に示す受孔部材を使用した養生足場板支持用組立体を示す要部側面図である。
【図12】(a)は、支持ビームを張出部材を介してスラブに係止させる様子を示した正面図である。(b)は、張出部材の正面図である。
【図13】張出部材を介して支持ビームをスラブに係止させる構成の変形例を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 透孔
2 横張り出し部材
3 クランプ
3a クランプ本体
4 支持ビーム
4a 外側摺動部材
4b 内側摺動部材
5 押し付けボルト
5a 当て板
8 係止部材
8a 係止部材
8b 係止部材
9 固定ボルト
9a ナット
9b 固定ねじ
10 下フランジ
11 補強板
12 上フランジ
13 連結部材
14 板材
15 固定ボルト
15a ナット
16 受孔部材
16a ボルト受ピース
16b ナット
17 上フランジ
18 受孔挿入部材
18a 固定ボルト
19 耐火被覆材
20 スラブ側面
21 張出部材
21a フランジ
21b フランジ
22 コンクリートボルト
23 係止部材
F 上フランジ
M スラブ開口部
P 足場板
S 型鋼材
Claims (7)
- コンクリート建物の各階のスラブに設けられた開口部を覆う足場板を支持する養生足場板支持用組立体であって、
スラブの開口部周縁に配置された開口部材に取付けられるとともに、横張り出し部材を設けたクランプと、
相互に摺動自在となった2つの摺動部材を備え、両端側を前記クランプに設けた横張り出し部材に係止手段で着脱自在に取り付けられる支持ビームとを有し、
前記開口部材に装着された支持ビームの上に養生足場板を載置し得るようにしたことを特徴とする養生足場板支持用組立体。 - 係止手段は、クランプの横張り出し部材に上下方向に貫通させて設けた透孔に、支持ビームの両端に設けた係止部材を挿入する手段であることを特徴とする請求項1に記載の養生足場板支持用組立体。
- 支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の下部から横に突出された下フランジから下向きに突出されたピンまたはボルトで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の養生足場板支持用組立体。
- 支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の上部から横に突出する上フランジに下向きに取付けられるとともに、支持ビームの両端の下部から横に突出する下フランジに下向きに取付けられて、上下2箇所の係止部材を選択的に横張り出し部材の透孔に挿入し得るようにしたことを特徴とする請求項2に記載の養生足場板支持用組立体。
- 支持ビームの両端に設けた係止部材は、支持ビームの両端の下部から横に突出する下フランジに下向きに取付けられるとともに、支持ビームの両端の上部から横に上フランジが突出されて、上下のフランジの間が連結棒又はフランジで連結されていることを特徴とする請求項2に記載の養生足場板支持用組立体。
- 係止手段は、クランプに設けた横張り出し部材に上向きに突設させた係止部材を、支持ビームの両端側から横に突出するフランジに設けた上下方向に貫通する透孔に挿入する手段であることを特徴とする請求項1に記載の養生足場板支持用組立体。
- 係止手段は、クランプに設けた横張り出し部材と、支持ビームの両端側から横に突出するフランジとを、ボルトで共締めする手段であることを特徴とする請求項1に記載の養生足場板支持用組立体。
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