JP7453830B2 - 吹き抜け部の落下防止構造、および支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、建設途中の建物における吹き抜け部の落下防止構造、および支持具に関する。
建設途中の建物における吹き抜け部からの落下(転落)を防止するために、吹き抜け部を覆う作業床を仮設することが従来から行われている。特開2017-172112号公報(特許文献1)では、梁上固定部材を鉄骨梁に固定し、梁上固定部材に作業床受け部材を取り付けて作業床を仮設している。梁上固定部材は、鉄骨梁の上フランジの上面に締結部材によって固定される固定部と、固定部の上面に溶接等により固定された縦板部と、縦板部の上端部に溶接等により固定された支持板部とを有しており、この縦板部に、作業床受け部材の縦板部が取り付けられている。このような構成とすることにより、梁上固定部材と作業床受け部材との締結箇所が、2枚の縦板部の厚みに過ぎないため、耐火被覆材に欠損を生じることなく耐火被覆を行うことができる。
特開2017-172112号公報
特許文献1に示されるような作業床受け部材を用いて吹き抜け部に作業床を仮設することにより、吹き抜け部近傍の作業を安全に行うことができる。しかしながら、作業の種類等によっては、作業床を取り除いた状態で作業をしなくてはならない場合がある。そのため、このような場合においても安全に、吹き抜け部近傍の作業を行える技術が望まれていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、安全かつ効率的に吹き抜け部近傍の作業を行うことができる吹き抜け部の落下防止構造、および、当該落下防止構造に好適な支持具を提供することである。
この発明のある局面に従う吹き抜け部の落下防止構造は、建物の吹き抜け部の周囲を取り囲む梁に固定される固定部材と、固定部材に取り付けられる支持部材とを備え、支持部材は、吹き抜け部を覆う作業床を下方から支持するための床支持部と、吹き抜け部の際に配置される手すりを取り付けるための手すり取付け部とを含む。
好ましくは、支持部材は、固定部材に固定されて吹き抜け部側に向かって延出し、先端部に床支持部が連結されたブラケットを含み、手すり取付け部は、床支持部と固定部材との範囲内においてブラケットに連結され、固定部材よりも上方、または水平方向に延びている。
手すり取付け部は、たとえば、梁に平行な横板部の上端部により構成されている。
好ましくは、支持部材は、互いに平行な第1の梁に、互いに対向するように固定される第1の支持部材と、第1の梁に交差し、互いに平行な第2の梁に、互いに対向するように固定される第2の支持部材とを含む。この場合、第1の支持部材の床支持部は、作業床を載置するための載置面を有する床受け部により構成され、第2の支持部材の床支持部は、作業床を下方から支持するための桟材を受け入れる受け入れ部により構成されていることが望ましい。
好ましくは、固定部材は、梁の延在方向に沿って延び、吹き抜け部側に開口する略U字状断面の本体部を含んでおり、吹き抜け部の際に配置される端部床の下地部材を兼ねている。
この発明の他の局面に従う支持具は、建物の吹き抜け部の周囲を取り囲む梁に、固定部材を介して取り付けられる支持具であって、固定部材に固定されるブラケットと、ブラケットに連結され、吹き抜け部を覆う作業床を下方から支持するための床支持部と、ブラケットに連結され、吹き抜け部の際に配置される手すりを取り付けるための手すり取付け部とを備える。
本発明によれば、作業床と手すりの両方を容易に仮設することができる。その結果、吹き抜け部近傍の作業を安全かつ効率的に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る吹き抜け部の落下防止構造を模式的に示す平面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 (A)~(C)は、本発明の実施の形態における第1の支持部材を示す図である。 図1のIV-IV線に沿う断面図である。 (A)~(C)は、本発明の実施の形態における第2の支持部材を示す図である。 本発明の実施の形態に係る吹き抜け部の落下防止構造の分解斜視図である。 本発明の実施の形態における第2の支持部材に手すりが取り付けられる様子を模式的に示す正面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(概略構成について)
図1を参照して、本実施の形態に係る吹き抜け部の落下防止構造1の概略構成について説明する。図1は、吹き抜け部の落下防止構造1を模式的に示す平面図である。
吹き抜け部の落下防止構造1(以下「落下防止構造1」と略す)は、建物の建設途中において、たとえば2階の床部分に形成された吹き抜け部10からの落下を防止するための構造である。
落下防止構造1は、吹き抜け部10の周囲を取り囲む梁2a~2dに固定される固定部材3と、固定部材3に取り付けられる複数の支持部材4,5とを備えている。支持部材4,5は、典型的には金属製の支持具である。
梁2a,2bは、互いに平行であり、紙面左右方向に延びている。梁2c,2dは、互いに平行であり、紙面前後方向に延びている。梁2a~2dの少なくとも一つは、建物床13の端部を下方から支持している。建物床13は、たとえば建物の2階の床を構成する部材であり、典型的には、ALC材で形成された床パネルである。以下の説明において、梁2a~2dを区別する必要のない場合には、これらを単に梁2という。また、梁2の延在方向を梁方向という。
本実施の形態では、梁2c,2dに、少なくとも一対の第1の支持部材4が互いに対向するように固定されてる。梁2c,2dに、少なくとも一対の第2の支持部材5が互いに対向するように固定されている。
第1の支持部材4は、主に、吹き抜け部10を覆う作業床11を載置するための載置面を有する床受け部43と、吹き抜け部10の際(外周部)に配置される手すり12(図2等)を取り付けるための手すり取付け部42とを含む。第2の支持部材5は、主に、作業床11を下方から支持するための桟材6を受け入れる受け入れ部53と、手すり12を取り付けるための手すり取付け部52とを含む。第1の支持部材4の床受け部43および第2の支持部材5の受け入れ部53は、作業床11を下方から支持するための床支持部として機能する。
固定部材3、第1の支持部材4、および第2の支持部材5の具体的な構成例について、以下に説明する。なお、これらの部材の説明において、吹き抜け部10側を内側、建物床13側を外側という。
(固定部材の構成例)
図1および図2を参照して、固定部材3の構成例について説明する。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。図2の矢印A1は内側を示し、矢印A2は上方を示している。
固定部材3は、梁方向に延在し、開口が内側を向くように配置された略U字状(コの字状)断面の本体部30と、本体部30の内壁面に直交し、梁方向に沿って互いに間隔をあけて配置された縦板部34とを含んでいる。縦板部34は、たとえば400mm~600mmの間隔で設けられている。
本体部30の構成を具体的に説明すると、本体部30は、梁2の上面に、ボルト81などの締結部材により締結される下板部31と、下板部31と平行に配置される上板部32と、下板部31および上板部32の外側端部を連結して上下方向に延びる連結部33とを有している。
連結部33は、建物床13の内側端面と当接または近接して配置されている。上板部32上には、建物床13の上面と略面一状に配置される端部床14が載置されている。端部床14は、建物床13と同様にALC材で形成されている。
このように、本実施の形態における固定部材3は、端部床14の下地部材を兼ねている。図2に示されるように、固定部材3(本体部30)の内側端部は、梁2から多少持ち出されていてもよい。
(第1の支持部材の構成例)
図2および図3を参照して、第1の支持部材4の構成例について説明する。図3(A)は、第1の支持部材4の側面図である。図3(B)は、第1の支持部材4を上方から見た平面図であり、図3(A)のIIIB方向から見た図に相当する。図3(C)は、第1の支持部材4を正面(吹き抜け部10側)から見た正面図であり、図3(A)のIIIC方向から見た図に相当する。図3に示す矢印A3は、梁方向を表わしている。
第1の支持部材4は、固定部材3の縦板部34に重ね合わされて固定され、内側に向かって延出する一対のブラケット41と、一対のブラケット41の先端部に連結されて梁方向に延在する床受け部43と、床受け部43よりも外側の位置において各ブラケット41に連結されて上方に延びる手すり取付け部42とを含む。
ブラケット41は、板厚方向が梁方向となるように配置される板状部材である。一対のブラケット41の間隔L1は、縦板部34の配置ピッチに対応して定められており、たとえば400mm~600mmである。
図2に示されるように、手すり取付け部42は、床受け部43と固定部材3との範囲内に配置され、固定部材3よりも上方に延びている。本実施の形態において、手すり取付け部42は、ブラケット41に交差(直交)し、梁2に平行な横板部44の上端部により構成されている。横板部44は、固定部材3の本体部30の上面高さ(図3(A)において二点鎖線で示す)よりも上方に突出する上方突出部44aを有しており、この上方突出部44aが手すり取付け部42を構成している。
手すり12の下端部には、後述の図7に示すように、手すり取付け部42を挟み込む1対の挟持部12aが設けられている。一対の横板部44の間隔は、一対の挟持部12aの間隔L4(図7)に対応するように定められている。一対のブラケット41の間隔L1も同様である。横板部44の横幅寸法L2は、挟持部12aの取り付け易さを考慮して定められており、具体的にはたとえば50mm~100mmである。
横板部44(手すり取付け部42)の上端高さは、作業床11(および建物床13)の上面高さ以下であることが望ましい。本実施の形態では、図2に示されるように、横板部44の上端高さは、作業床11の上面高さと略一致している。これにより、手すり12を設置せず作業床11を仮設しているケースにおいて、作業者が、建物床13と作業床11間との移動時に手すり取付け部42につまずくことを防止できる。
図2および図3に示されるように、横板部44は、固定部材3の本体部30の下面高さ、すなわち梁2の上面高さ(図3(A)において一点鎖線で示す)よりも下方に突出する下方突出部44bをさらに有しており、ブラケット41が横板部44の位置で内外方向に分割されていてもよい。この場合、ブラケット41は、固定部材3側の第1ブラケット41aと、床受け部43側の第2ブラケット41bとに分割される。図3(B),(C)に示されるように、第1ブラケット41aと第2ブラケット41bの梁方向位置は多少ずれていてもよい。また、これらの厚みは同一でなくてもよい。
第1ブラケット41aには、板厚方向に貫通する貫通孔41hが設けられている。当該貫通孔41hと固定部材3の縦板部34に設けられた貫通孔34h(図7)とに、ボルト82などの締結部材が挿通されて、ブラケット41が縦板部34に締め付け固定される。
床受け部43は、略水平に延在する載置面43aを有しており、一対の第2ブラケット41b上に連結されている。床受け部43の幅寸法L3は、ブラケット41の間隔L1よりも大きく、たとえば600mm~900mm程度である。床受け部43の先端部43bは、下方に折り曲げられていてもよい。
なお、本実施の形態では、梁方向に長い一つの床受け部43に対し、ブラケット41および横板部44が2個(1対)ずつ設けられているが、これらが3個以上設けられていてもよい。あるいは、後述する第2の支持部材5と同様に、梁方向長さが短い床受け部43を、1個のブラケット41および横板部44に対して1つずつ設けるようにしてもよい。
(第2の支持部材の構成例)
図4および図5を参照して、第2の支持部材5の構成例について説明する。図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図である。図5(A)は、第2の支持部材5の側面図である。図5(B)は、第2の支持部材5を上方から見た平面図であり、図5(A)のVB方向から見た図に相当する。図5(C)は、第2の支持部材5を正面(吹き抜け部10側)から見た正面図であり、図5(A)のVC方向から見た図に相当する。
第2の支持部材5は、固定部材3の縦板部34に重ね合わされて固定され、内側に向かって延出するブラケット51と、ブラケット51の先端部に連結される受け入れ部53と、受け入れ部53よりも外側の位置においてブラケット51に連結されて上方に延びる手すり取付け部52とを含む。桟材6は、たとえば角形鋼により構成されている。ブラケット51は、第1の支持部材4のブラケット41と同様に、板厚方向が梁方向となるように配置される板状部材である。
手すり取付け部52は、第1の支持部材4の手すり取付け部42と同様に、ブラケット51に交差(直交)し、梁2に平行な横板部54の上端部により構成されている。つまり、横板部54は、固定部材3の本体部30の上面高さ(図5(A)において二点鎖線で示す)よりも上方に突出する上方突出部54aを有しており、この上方突出部54aが手すり取付け部52を構成している。横板部54の基本構成は、第1の支持部材4の横板部44の構成と同様である。
横板部54もまた、固定部材3の本体部30の下面高さ、すなわち梁2の上面高さ(図5(A)において一点鎖線で示す)よりも下方に突出する下方突出部54bをさらに有しており、第1の支持部材4と同様に、ブラケット51が横板部54の位置で内外方向に分割されていてもよい。この場合、ブラケット51は、固定部材3側の第1ブラケット51aと、受け入れ部53側の第2ブラケット51bとに分割される。図5(B),(C)に示されるように、第1ブラケット51aと第2ブラケット51bの梁方向位置は多少ずれていてもよい。また、これらの厚みは同一でなくてもよい。
第1ブラケット51aには、板厚方向に貫通する貫通孔51hが設けられている。当該貫通孔51hと固定部材3の縦板部34に設けられた貫通孔(図示せず)とに、ボルトなどの締結部材が挿通されて、ブラケット51が縦板部34に締め付け固定される。
受け入れ部53は、略U字(コの字)状断面を有している。つまり、受け入れ部53は、略水平な底面部53aと、底面部53aの両側から上方(垂直)に立ち上がる一対の側面部53b,53cとを含む。受け入れ部53の底面部53aが、第2ブラケット51b上に連結されている。受け入れ部53は、梁2に交差する方向に沿って延びており、受け入れ部53の各部53a~53cの外側端面が、溶接等により横板部54に連結されている。
(使用方法)
図1、図6および図7を参照して、第1の支持部材4および第2の支持部材5の使用方法について説明する。図6は、第2の支持部材5が固定される部分における落下防止構造1の分解斜視図である。図7は、第2の支持部材5に手すり12が取り付けられる様子を模式的に示す正面図である。
図1および図6を参照して、各梁2の上面には、開口が吹き抜け部10側を向くように、固定部材3がボルト81で固定されている。この状態で、作業者は、梁2a,2bに固定された固定部材3の縦板部34に、第2の支持部材5のブラケット51を取り付ける。また、梁2c,2dに固定された固定部材3の2つの縦板部34に、第1の支持部材4の一対のブラケット41を取り付ける。
吹き抜け部10に作業床11を仮設する場合、第1の支持部材4の床受け部43の上面(載置面43a)、および、第2の支持部材5の受け入れ部53に支持された桟材6の上面に、作業床11を載置する。これにより、作業者は、作業床11上で、吹き抜け部10近傍の作業を行うことができるので、吹き抜け部10から下階への落下を防止することができる。
また、作業床11が邪魔になるような作業を行う場合には、吹き抜け部10に作業床11を仮設せず、代わりに、吹き抜け部10の際(外周部)に、手すり12を設置する。具体的には、梁2aまたは2bに沿って手すり12を設置する場合、図7に示されるように、梁方向に隣り合う二つの第2の支持部材5の手すり取付け部52(図7において破線で囲む部分)に、手すり12の下端部に設けられた一対の挟持部12aを上方からはめ込み、たとえば図4に示すボルト83を締め付けて両者を固定する。この場合、挟持部12aの貫通孔12hの内周面に、ボルト83の軸部に螺合する雌ねじが切られていてもよい。
梁2c,2dに沿って手すり12を設置する場合には、共通の(一つの)第1の支持部材4の二つの手すり取付け部42に、手すり12の下端部に設けられた一対の挟持部12aを上方からはめ込み、上記と同様に、両者を締め付け固定する。
なお、図6および図7に示すように、手すり12の揺動を防止するために、梁2上(または端部床14上)に、上方に立ち上がる一対の棒状部材15を固定し、図示しない連結部材等を介して、手すり12の両側部を棒状部材15に連結させてもよい。
上述のように、本実施の形態によれば、第1および第2の支持部材4,5がともに、床支持部(床受け部43,受け入れ部53)と手すり取付け部42,52とを備えているため、第1および第2の支持部材4,5を用いることにより、作業床11と手すり12の両方を容易に仮設することができる。したがって、吹き抜け部10近傍の作業を、安全かつ効率的に行うことができる。
また、本実施の形態では、第1および第2の支持部材4,5が、固定部材3の縦板部34に重ね合わされるブラケット41,51によって固定部材3に取り付けられるため、梁2の周りに耐火被覆材(図示せず)を欠損なく施工することもできる。
また、固定部材3は、上述のように、端部床14の下地部材を兼ねているため、吹き抜け部10近傍の作業が終了すると、第1および第2の支持部材4,5を固定部材3から取り外すだけでよい。したがって、落下防止構造1に必要な部品点数の増加を抑えることができる。また、建物全体の施工性を向上させることができる。
(変形例)
本実施の形態においては、落下防止構造1が、第1の支持部材4と第2の支持部材5とを備えることとして説明したが、全ての梁2a~2dに同じ構成の支持部材が取り付けられてもよい。たとえば、全ての梁2a~2dに、第1の支持部材4が取り付けられてもよい。この場合、桟材6は不要である。
また、本実施の形態では、図3(A)および図5(A)に示したように、手すり取付け部42(52)が、ブラケット41(51)に連結された横板部44(54)の上方突出部44a(54a)により構成されることとしたが、このような例に限定されない。図7において想像線で示す手すり取付け部52Aのように、手すり取付け部は、ブラケット41(51)に連結された横板部44(54)の側方突出部により構成されてもよい。側方突出部は、床支持部(床受け部43、受け入れ部53)の位置よりも側方に突出する部分である。つまり、手すり取付け部は、ブラケット41(51)連結されて、固定部材3よりも上方、または水平方向(側方)に延びる部分に、設けられていればよい。
あるいは、本実施の形態では、手すり取付け部42(52)が、手すり12の下端部に設けられた一対の挟持部12aに挟持される板状部材、すなわち横板部44(54)により構成されることとしたが、このような例に限定されない。手すり取付け部は、たとえば、手すり12の下端部に設けられたボルトが螺合する雌ねじ孔を有する接合部等により構成されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 吹き抜け部の落下防止構造、2,2a~2d 梁、3 固定部材、4 第1の支持部材、5 第2の支持部材、6 桟材、10 吹き抜け部、11 作業床、12 手すり、30 本体部、34 縦板部、41,51 ブラケット、42,52,52A 手すり取付け部、43 床受け部、43a 載置面、44,54 横板部、53 受け入れ部。

Claims (6)

  1. 建物の吹き抜け部の周囲を取り囲む梁に固定される固定部材と、
    前記固定部材に取り付けられる支持部材とを備え、
    前記支持部材は、
    前記固定部材に固定されて前記吹き抜け部側に向かって延出するブラケットと、
    前記ブラケットの先端部に連結され、前記吹き抜け部を覆う作業床の端部、または、前記作業床を下方から支持する桟材の端部を下方から支持するための床支持部と、
    前記床支持部と前記固定部材との範囲内において前記ブラケットに連結されて前記固定部材よりも上方または水平方向に延び、前記吹き抜け部の際に配置される手すりを取り付けるための手すり取付け部とを含む、吹き抜け部の落下防止構造。
  2. 前記手すり取付け部は、前記梁に平行な横板部の上端部により構成されている、請求項に記載の吹き抜け部の落下防止構造。
  3. 前記支持部材は、互いに平行な第1の梁に、互いに対向するように固定される第1の支持部材と、前記第1の梁に交差し、互いに平行な第2の梁に、互いに対向するように固定される第2の支持部材とを含み、
    前記第1の支持部材の前記床支持部は、前記作業床を載置するための載置面を有する床受け部により構成され、
    前記第2の支持部材の前記床支持部は、前記作業床を下方から支持するための桟材を受け入れる受け入れ部により構成されている、請求項1または2に記載の吹き抜け部の落下防止構造。
  4. 前記固定部材は、前記梁の延在方向に沿って延び、前記吹き抜け部側に開口する略U字状断面の本体部を含んでおり、前記吹き抜け部の際に配置される端部床の下地部材を兼ねている、請求項1~のいずれかに記載の吹き抜け部の落下防止構造。
  5. 建物の吹き抜け部の周囲を取り囲む梁に、固定部材を介して取り付けられる支持具であって、
    前記固定部材に固定されて前記吹き抜け部側に向かって延出するブラケットと、
    前記ブラケットに連結され、前記吹き抜け部を覆う作業床の端部、または、前記作業床を下方から支持する桟材の端部を下方から支持するための床支持部と、
    前記床支持部と前記固定部材との範囲内において前記ブラケットに連結されて前記固定部材よりも上方または水平方向に延び、前記吹き抜け部の際に配置される手すりを取り付けるための手すり取付け部とを備える、支持具。
  6. 建物の吹き抜け部の周囲を取り囲む梁に固定される固定部材と、
    前記固定部材に取り付けられる支持部材とを備え、
    前記支持部材は、前記吹き抜け部を覆う作業床を下方から支持するための床支持部と、前記吹き抜け部の際に配置される手すりを取り付けるための手すり取付け部とを含み、
    前記支持部材は、互いに平行な第1の梁に、互いに対向するように固定される第1の支持部材と、前記第1の梁に交差し、互いに平行な第2の梁に、互いに対向するように固定される第2の支持部材とを含み、
    前記第1の支持部材の前記床支持部は、前記作業床を載置するための載置面を有する床受け部により構成され、
    前記第2の支持部材の前記床支持部は、前記作業床を下方から支持するための桟材を受け入れる受け入れ部により構成されている、吹き抜け部の落下防止構造。
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