JP2017172112A - 建物耐火構造および建物吹抜部の作業床設置工法 - Google Patents

建物耐火構造および建物吹抜部の作業床設置工法 Download PDF

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Abstract

【課題】建物の構成要素が耐火被覆材で被覆される建物耐火構造において、着脱可能に設けられる部材によって上記耐火被覆材に欠損が生じることを低減する。【解決手段】建物の第1部材に対して着脱可能に第2部材が取り付けられる建物耐火構造であって、上記第1部材および上記第2部材の各々に設けられている縦板部同士が重ね合わされて固定されることで上記第1部材に上記第2部材が取り付けられ、上記縦板部同士が重ね合わされる箇所の上記耐火被覆材には縦に切込4aが形成されている。例えば、建物吹抜部100aの周囲部を形成し耐火被覆材4が被覆された鉄骨梁1に上記第1部材として梁上固定部材5が固定されており、この梁上固定部材5に取り付けられる上記第2部材としての作業床受け部材6によって、上記建物吹抜部100aに作業床7が仮設される。【選択図】図2

Description

この発明は、建物の構成要素が耐火被覆材で被覆される建物耐火構造および建物吹抜部の作業床設置工法に関する。
特許文献1には、耐火被覆材を傷付けることがなく、外壁側からのみの施工で梁に外壁板を取り付けることが出来る梁外壁結合構造が開示されている。
ところで、建物吹抜部の周囲部を形成する鉄骨梁に耐火被覆材が被覆され、このような耐火被覆材が被覆された鉄骨梁を用いて上記建物吹抜部に作業床を仮設することが行われる。このような作業床の仮設においても、上記耐火被覆材に欠損が生じないことが求められる。
特開2009−127268号公報
しかしながら、上記建物吹抜部に作業床を仮設する場合において 、この作業床を一時的に支持する支持金物を上記鉄骨梁に着脱可能に設けるとした場合、上記支持金物を取り付ける際或いは当該支持金物を取り外す際に、上記鉄骨梁を被覆する耐火被覆材に欠損が生じることがあり、この場合には、欠損の修復のために別途作業員や時間が必要になるという問題があった。また、上記特許文献1に開示の技術では、上記のような場合に耐火被覆材の欠損を防止することができない。
この発明は、上記の事情に鑑み、建物の構成要素が耐火被覆材で被覆される建物耐火構造において、着脱可能に設けられる部材によって上記耐火被覆材に欠損が生じるのを低減することを課題とする。
この発明の建物耐火構造は、上記の課題を解決するために、少なくとも一部が耐火被覆材で被覆される建物の第1部材に対して着脱可能に第2部材が取り付けられる建物耐火構造であって、上記第1部材および上記第2部材の各々に設けられている縦板部同士が重ね合わされて固定されることで上記第1部材に上記第2部材が取り付けられ、上記縦板部同士が重ね合わされる箇所の上記耐火被覆材には縦に切込が形成されていることを特徴とする。
上記の構成においては、上記縦板部同士の重ね合わせの箇所の水平方向厚さは、2枚の板厚を加算した厚さに過ぎず比較的薄くできるので、上記耐火被覆材に形成された上記切込を広げることによって、上記耐火被覆材に欠損を生じることなく、上記縦板部同士が重ね合わされる箇所の耐火被覆を行うことができる。そして、上記第2部材を取り外すときには、上記切込から工具を差し込んで上記縦板部同士の固定の状態を解くことができる。上記第2部材を取り外すと、上記縦板部同士の重ね合わせが無くなり、上記切込内では上記第1部材の縦板部との間に隙間が生じるが、上記切込の周囲の耐火被覆材を寄せて上記隙間を閉じることが可能である。よって、上記の着脱可能に設けられる第2部材によって上記耐火被覆材に欠損が生じるのを低減することができる。
上記の建物耐火構造において、建物吹抜部の周囲部を形成し耐火被覆材が被覆される鉄骨梁に上記第1部材が固定されており、この第1部材に取り付けられる上記第2部材としての作業床受け部材によって、上記建物吹抜部に作業床が仮設される構造としてもよい。これによれば、上記作業床受け部材を上記1部材に取り付ける際或いは上記作業床受け部材を上記1部材から取り外す際に、上記鉄骨梁を被覆する耐火被覆材に欠損が生じるのを低減することができる。
上記第1部材として上記鉄骨梁の上部に固定される梁上固定部材が設けられており、この梁上固定部材は、その縦板部の上部に支持板部が固定された構造を有しており、上記支持板部の下面側に耐火被覆材が設けられ、上面側に下地板が設けられていてもよい。上記梁上固定部材の支持板部により、この下側と上記鉄骨梁の上部側との間に、耐火被覆材が入れられる空間が形成される。
上記作業床受け部材は、その縦板部に上記作業床を受ける支持板部が固定された構造を有しており、上記支持板部には上記作業床の立面部が当たる立ち上げ部が形成されていてもよい。これによれば、上記作業床の横ずれを生じ難くすることができる。
上記作業床と上記鉄骨梁との間には、上記耐火被覆材が差し込める隙間が形成されていてもよい。これによれば、上記作業床の設置後でも上記耐火被覆材を上記鉄骨梁に巻き付けることができる。
また、この発明の建物吹抜部の作業床設置工法は、上記建物耐火構造を用いた建物吹抜部の作業床設置工法であって、上記梁上固定部材を上記鉄骨梁に固定する過程と、上記梁上固定部材に上記作業床受け部材を取り付けて上記作業床を仮設する過程と、上記耐火被覆材を鉄骨梁に被覆する過程と、上記作業床を用いた作業の終了後に上記作業床および上記作業床受け部材を取り外す過程と、を含むことを特徴とする。
本発明であれば、建物の構成要素が耐火被覆材で被覆される建物耐火構造において、着脱可能に設けられる部材によって上記耐火被覆材に欠損が生じるのを低減できるという効果を奏する。
同図(A)は本発明の実施形態に係る建物耐火構造である建物吹抜部の作業床設置構造を示した概略の斜視図であり、同図(B)は作業床設置に用いる梁上固定部材を示した概略の斜視図である。 同図(A)は図1の作業床設置構造を示した概略の説明図であり、同図(B)は耐火被覆材の切込を示した説明図である。 本発明の他の実施形態に係る建物耐火構造である建物吹抜部の作業床設置構造を示した概略の説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この実施形態にかかる建物耐火構造は、少なくとも一部が耐火被覆材で被覆される建物の第1部材に対して着脱可能に第2部材が取り付けられる建物耐火構造であって、上記第1部材および上記第2部材の各々に設けられている縦板部同士が重ね合わされて固定されることで上記第1部材に上記第2部材が取り付けられる。
例えば、図1(A)および図1(B)に示すように、建物100の上階部には、建物吹抜部100aの周囲部を形成する鉄骨梁1が設けられている。この鉄骨梁1は、例えば、H形鋼からなり、その上フランジの上面であって、当該上フランジの幅方向中心より一方の片側(部屋側)には、ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)床板2が設けられる。
また、図2(A)に示すように、上記ALC床板2には鉛直方向に貫通孔が形成されており、この貫通孔に上側から挿通された床板固定具3によって、上記ALC床板2の端部が上記鉄骨梁1の上フランジに固定される。上記床板固定具3の下端には、L字状に開くフック部3aが設けられており、上側から落とし込んでボルト部3bを回すことで、上記フック部3aを上記鉄骨梁1の上フランジの下面に圧接させることができる。
上記鉄骨梁1の外周には、耐火被覆材4が被覆される。この耐火被覆材4は、例えば、耐熱ロックウールからなる柔軟性を有する巻き付け可能な耐火材であり、一端側は、上記ALC床板2の端側の裏面に当てられ、他端側は上記鉄骨梁1の上フランジの幅方向中心より他方の片側(建物吹抜部側)に載せられている。また、上記鉄骨梁1の上フランジの幅方向中心より他方の片側には、上記第1部材として梁上固定部材5が設けられている。上記梁上固定部材5が設けられる上記鉄骨梁1の上フランジ上に壁または床を形成することができる。
上記梁上固定部材5は、図1(B)に示したように、上記鉄骨梁1の上フランジの上面に締結部材(ボルト・ナット等)11によって固定される固定部51と、この固定部51の上面に溶接等により固定された縦板部52と、この縦板部52の上端部に溶接等により固定された支持板部53、54とを有する。上記固定部51には、上記締結部材11が挿通される挿通孔が、上記鉄骨梁1の長手方向に沿って2箇所形成されており、上記鉄骨梁1の上フランジにも上記2箇所の挿通孔と同間隔で挿通孔が形成されている。上記上フランジに形成される各固定部51用の2箇所の挿通孔は、他の箇所で用いる図示しない床下地金物を固定するための挿通孔と同じように形成することができる。また、上記縦板部52は、上記2箇所の挿通孔の間の位置において上記鉄骨梁1の長手方向に直交するように立てて設けられており、また、鉤形状を有し、上記上フランジの外側で下方に垂下している。この垂下部分には、水平方向に貫通された2個の貫通孔52aが上下方向に離間して形成されている。また、上記支持板部53、54は、上記縦板部52の上縁に水平に固定されており、これら支持板部53、54によってALC等からなる耐火板21(下地板)を支持することができ、また、その下側と上記上フランジとの間に、耐火被覆材4が入れられる空間が形成される。なお、下地板としては、耐火板21に限らず、合板等を設けることもできる。上記梁上固定部材5における上記支持板部53、54の上面以外は、上記耐火被覆材4で覆われる。上記耐火被覆材4においては、その厚さが、上記上フランジの上面から上記支持板部53、54の下面までの高さに略等しいものとなっているが、上記上フランジの上面から上記支持板部53、54の下面までの高さより薄いものを用いる場合には、上記支持板部53、54の下面側に別の耐火被覆材を設けることができる。
上記梁上固定部材5には、上記第2部材としての作業床受け部材6が取り外し可能に設けられる。この作業床受け部材6は、縦板部61と、この縦板部61に溶接等により固定された支持板部62とを備える。上記縦板部61は、上記鉄骨梁1の長手方向に直交するように立てて取り付けられるものであり、また、この縦板部61には、水平方向に貫通された2個の貫通孔61aが上下方向に離間し上記貫通孔52aの間隔と同間隔で形成されている。上記縦板部61と上記縦板部52とを重ね合わせた状態で、上記貫通孔61aと上記貫通孔52aとに締結部材(ボルト・ナット等)を設けて締め付けることにより、上記梁上固定部材5に上記作業床受け部材6を取り付けることができる。上記縦板部61と上記縦板部52との重ね合わせの箇所は、一部において上記締結部材の水平方向長さによる凸部が形成されるものの、全体としてはこれら2枚の縦板部61、52の板厚を加算した厚さに過ぎないので、比較的薄いものとなる。
上記作業床受け部材6の支持板部62は、上記縦板部61の上記建物吹抜部100aの側に張り出した箇所上で当該縦板部61に直交して水平に設けられており、この支持板部62上に作業床7を置くことができるようになっている。上記縦板部61の上記張り出し箇所の高さ位置は、上記上フランジの高さ位置と略同じとされている。また、上記支持板部62における上記鉄骨梁1の側には、上記作業床7の立面部(側面等)が当たる立ち上げ部62aが形成されている。上記立ち上げ部62aと上記鉄骨梁1の上フランジの縁との間には、上記耐火被覆材4が差し込める程度の隙間が形成される。また、上記作業床7は、枠部7aと、この枠部7aにヒンジによって開閉自在に設けられた蓋部7bとからなり、作業中において必要に応じて、上記蓋部7bを開閉することができる。
この実施形態では、上記作業床7を仮設した後に、上記鉄骨梁1に上記耐火被覆材4を巻き付ける作業を行う。すなわち、この例においては、上記鉄骨梁1に上記梁上固定部材5及び上記作業床受け部材6を取り付け、上記作業床7を仮設した状態で、上記鉄骨梁1に上記耐火被覆材4を巻き付けることができる。この耐火被覆材4の巻き付けにおいては、図2(B)に示すように、上記縦板部52と上記縦板部61の重ね合わせ箇所に位置する上記耐火被覆材4の部分に縦に切込4aを形成しておく。そして、この切込4aによって上記重ね合わせ部分を避けながら、上記耐火被覆材4の端側を上記鉄骨梁1の上フランジの幅方向中心より他方の片側(建物吹抜部側)に載せる。
上記耐火被覆材4の巻き付け作業および他の作業が完了して上記作業床7を取り外すときには、上記作業床受け部材6も取り外して回収する。
上記の構成において、上記梁上固定部材5(第1部材)と上記作業床受け部材6(第2部材)との縦板部52、61同士の重ね合わせの箇所の水平方向厚さは、上記したように、一部において上記締結部材の水平方向長さによる凸部が形成されるものの、全体としては2枚の板厚を加算した厚さに過ぎず比較的薄くなる。よって、上記耐火被覆材4に形成された上記切込4aを広げることにより、上記耐火被覆材4に欠損を生じることなく、上記縦板部52、61同士が重ね合わされる箇所の耐火被覆を行うことができる。そして、上記作業床受け部材6を取り外すときには、上記切込4aから工具(スパナ等)を差し込んで上記縦板部52、61同士の固定の状態を解くことができる。上記作業床受け部材6を取り外すと、上記縦板部52、61同士の重ね合わせが無くなり、上記切込4a内では上記梁上固定部材5の縦板部52との間に隙間が生じるが、上記切込4aの周囲の耐火被覆材4を寄せて上記隙間を閉じることが可能である。
上記梁上固定部材5が、上記縦板部52の上部に支持板部53、54が固定された構造を有し、上記支持板部53、54の下面側に耐火被覆材4が設けられ、上面側に耐火板21が設けられていると、上記梁上固定部材5の支持板部53、54の上面側(床或いは壁)の耐火を図ることができる。
上記作業床受け部材6の上記支持板部62に上記作業床7が当たる立ち上げ部62aが形成されていると、上記作業床7の横ずれを生じ難くすることができる。
上記作業床7と上記鉄骨梁1との間に上記耐火被覆材4が差し込める隙間が形成されていると、上記作業床7の設置後でも上記耐火被覆材4を上記鉄骨梁1に巻き付けることができる。
また、この発明の建物吹抜部の作業床設置工法は、上記の建物耐火構造を用いた建物吹抜部の作業床設置工法であって、上記梁上固定部材5を上記鉄骨梁1に固定する過程と、上記梁上固定部材5に上記作業床受け部材6を取り付けて上記作業床7を仮設する過程と、上記耐火被覆材4を鉄骨梁1に被覆する過程と、上記作業床7を用いた作業の終了後に上記作業床7および上記作業床受け部材6を取り外す過程と、を含む。よって、上記作業床7の仮設することにおいて、上記鉄骨梁1を被覆する耐火被覆材4に欠損が生じるのを低減することができる。なお、上記梁上固定部材5が取り付けられた上記鉄骨梁1に上記切込4aを形成した上記耐火被覆材4を被覆した後に、上記切込4aから上記作業床受け部材6の縦板部61を入れて締結部材によって上記梁上固定部材5に上記作業床受け部材6を取り付けるようにしてもよいものである。
図3は、第1部材として梁上固定部材5Aを用い、第2部材として作業床受け部材6Aを用いた建物耐火構造を示している。上記梁上固定部材5Aの縦板部52として鉤形状板を用いずに長方形形板を用いており、また、1箇所に貫通孔52aを有している。また、上記作業床受け部材6Aにも、貫通孔61aが1箇所形成されている。そして、上記作業床受け部材6Aの縦板部61の上記鉄骨梁1側の部位には、上記固定部51の上面にかかる入角部61bが形成されている。この入角部61bの鉛直縁を上記鉄骨梁1の上フランジの縁に当接させた状態で上記1箇所の貫通孔52aと貫通孔61aとが重なり、当該貫通孔に締結部材を設けて締結することで、上記梁上固定部材5Aに上記作業床受け部材6Aが取り付けられる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :鉄骨梁
2 :ALC床板
3 :床板固定具
4 :耐火被覆材
4a :切込
5 :梁上固定部材
5A :梁上固定部材
6 :作業床受け部材
6A :作業床受け部材
7 :作業床
11 :締結部材
21 :耐火板(下地板)
51 :固定部
52 :縦板部
52a :貫通孔
53 :支持板部
54 :支持板部
61 :縦板部
61a :貫通孔
62 :支持板部
62a :立ち上げ部
63 :当接水平板部
100 :建物
100a :建物吹抜部

Claims (6)

  1. 少なくとも一部が耐火被覆材で被覆される建物の第1部材に対して着脱可能に第2部材が取り付けられる建物耐火構造であって、上記第1部材および上記第2部材の各々に設けられている縦板部同士が重ね合わされて固定されることで上記第1部材に上記第2部材が取り付けられ、上記縦板部同士が重ね合わされる箇所の上記耐火被覆材には縦に切込が形成されていることを特徴とする建物耐火構造。
  2. 請求項1に記載の建物耐火構造において、建物吹抜部の周囲部を形成し耐火被覆材が被覆される鉄骨梁に上記第1部材が固定されており、この第1部材に取り付けられる上記第2部材としての作業床受け部材によって、上記建物吹抜部に作業床が仮設されることを特徴とする建物耐火構造。
  3. 請求項2に記載の建物耐火構造において、上記第1部材として上記鉄骨梁の上部に固定される梁上固定部材が設けられており、この梁上固定部材は、その縦板部の上部に支持板部が固定された構造を有しており、上記支持板部の下面側に耐火被覆材が設けられ、上面側に下地板が設けられることを特徴とする建物耐火構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載の建物耐火構造において、上記作業床受け部材は、その縦板部に上記作業床を受ける支持板部が固定された構造を有しており、上記支持板部には上記作業床の立面部が当たる立ち上げ部が形成されていることを特徴とする建物耐火構造。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の建物耐火構造において、上記作業床と上記鉄骨梁との間には、上記耐火被覆材が差し込める隙間が形成されることを特徴とする建物耐火構造。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の建物耐火構造を用いた建物吹抜部の作業床設置工法であって、上記梁上固定部材を上記鉄骨梁に固定する過程と、上記梁上固定部材に上記作業床受け部材を取り付けて上記作業床を仮設する過程と、上記耐火被覆材を鉄骨梁に被覆する過程と、上記作業床を用いた作業の終了後に上記作業床および上記作業床受け部材を取り外す過程と、を含むことを特徴とする建物吹抜部の作業床設置工法。
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