JP2017179960A - 耐火部材取付金物及び梁の耐火構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋼製の梁に対して、耐火部材を容易に配置できるように改良された耐火部材取付金物及びこの耐火部材取付金物を使用した梁の耐火構造を提供する。【解決手段】耐火部材取付金物1は、耐火部材保持部11と、第1梁保持部12と、第2梁保持部13と、を備える。耐火部材保持部11は、底壁11aと、起立壁11c,11bと、延出壁11c,11cと、を備えて構成され、第1梁保持部12は、延出壁11b,11cから起立する第1基体壁12a,12aと、第1基体壁12a,12aから延出する第1挟持壁12b,12bと、を備えて構成される。また、第2梁保持部13は、延出壁11c,11cの端部から延びる第2挟持壁13bを備えて構成される。第1挟持壁12bと、この第1挟持壁12bが形成される第1基体壁12aと連続する延出壁11cから延出している側の第2挟持壁13bと、は対向すると共に、その間隔は所定の間隔に設定されている。【選択図】図2
Description
本発明は、梁に対する耐火措置を行うために、梁に耐火部材を取付けるための耐火部材取付金物及びこれを使用した梁の耐火構造に関するものである。
住宅においては、耐火対策を講じることが義務付けられることがある。
例えば、鋼製梁(H形鋼等)においては、様々な方式で、耐火基準に合致するよう耐火対策が構築されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4等参照)。
特許文献1には、鉄鋼材の耐火被覆構造が開示されている。
特許文献1の技術においては、鉄鋼材(H形鋼)の周囲を囲うように耐火板が配置される構成をとる。
例えば、鋼製梁(H形鋼等)においては、様々な方式で、耐火基準に合致するよう耐火対策が構築されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4等参照)。
特許文献1には、鉄鋼材の耐火被覆構造が開示されている。
特許文献1の技術においては、鉄鋼材(H形鋼)の周囲を囲うように耐火板が配置される構成をとる。
また、特許文献2の技術では、H形鋼の両フランジ部間及びウエブ部にて形成される空間に、耐火性能を有する矩形状板を嵌合させる構成をとる。
この技術は、H形鋼の両フランジ部間及びウエブ部にて形成される空間に、耐火ボードを嵌め込む構成であるが、この耐火ボードの下端側には、鉤状の挟持部を有する金物が取付けられており、この金物でH形鋼のフランジを挟持することで、H形鋼に対して耐火ボードを取付ける構成である。
この技術は、H形鋼の両フランジ部間及びウエブ部にて形成される空間に、耐火ボードを嵌め込む構成であるが、この耐火ボードの下端側には、鉤状の挟持部を有する金物が取付けられており、この金物でH形鋼のフランジを挟持することで、H形鋼に対して耐火ボードを取付ける構成である。
また、特許文献3の技術では、梁のH形鋼の両フランジ部間及びウエブ部にて形成される空間に、ロックウールを嵌め込み、H形鋼の両フランジの外面にはケイ酸カルシウム板を配置している。そして、ロックウールの外側面を覆うと共に、両ケイ酸カルシウム板の外側面架橋するように配置される平面視略コ字形状の被覆板2枚によってロックウール及びケイ酸カルシウム板が固定されるようになっている。
つまり、平面視略コ字形状の被覆板2枚を中合わせに対面させることで、内部に直方体状の空間を形成し、この空間に、ロックウールとケイ酸カルシウム板と共にH形鋼を配置することとなる。そして、2枚の被覆板の突き合わせ部分を結合板で留め付けることにより、ロックウールとケイ酸カルシウム板は、H形鋼に対して固定される。この被覆板は積層構造となっており、外側は金属板及び内側は熱膨張性耐火材で構成されている。
つまり、平面視略コ字形状の被覆板2枚を中合わせに対面させることで、内部に直方体状の空間を形成し、この空間に、ロックウールとケイ酸カルシウム板と共にH形鋼を配置することとなる。そして、2枚の被覆板の突き合わせ部分を結合板で留め付けることにより、ロックウールとケイ酸カルシウム板は、H形鋼に対して固定される。この被覆板は積層構造となっており、外側は金属板及び内側は熱膨張性耐火材で構成されている。
更に、特許文献4の技術では、耐火被覆材をH形鋼の梁に配設できるランナー固定金具が開示されている。
このランナー固定金具は、平板上の取付け部(下地材を取付ける部分)と、この端部からU字状に屈曲して折り返されるように延出するブラケットにより形成されている。この取付け部からは、ボルトの脚部が突出している。このボルトの脚部は、取付け部に形成された雌ネジに螺合した状態で、上方へ向けて起立している。なお、このボルトの脚部は、ブラケットの端部側に覆われる位置に、このブラケット端部側に向けて突出しており、ブラケットの端部側において、そのボルトの脚部の直上には蝶ネジが螺合する雌ネジが形成されている。
施工する際には、耐火被覆材が取付けられた梁のフランジ端部をブラケットが挟み込むように、当該ランナー固定金具を差し込んだ後、ボルト及び蝶ネジをねじ込み(つまり、下方から上方に向けてボルトをねじ込むと共に、上方から下方に向けて蝶ネジをねじ込み)、ボルト上端部と蝶ネジ上端部とで、梁のフランジを挟持する。このとき、ボルト及び蝶ネジは、耐火被覆材を押し破って進行する。
このランナー固定金具は、平板上の取付け部(下地材を取付ける部分)と、この端部からU字状に屈曲して折り返されるように延出するブラケットにより形成されている。この取付け部からは、ボルトの脚部が突出している。このボルトの脚部は、取付け部に形成された雌ネジに螺合した状態で、上方へ向けて起立している。なお、このボルトの脚部は、ブラケットの端部側に覆われる位置に、このブラケット端部側に向けて突出しており、ブラケットの端部側において、そのボルトの脚部の直上には蝶ネジが螺合する雌ネジが形成されている。
施工する際には、耐火被覆材が取付けられた梁のフランジ端部をブラケットが挟み込むように、当該ランナー固定金具を差し込んだ後、ボルト及び蝶ネジをねじ込み(つまり、下方から上方に向けてボルトをねじ込むと共に、上方から下方に向けて蝶ネジをねじ込み)、ボルト上端部と蝶ネジ上端部とで、梁のフランジを挟持する。このとき、ボルト及び蝶ネジは、耐火被覆材を押し破って進行する。
このように、鋼製の梁(特に、H形鋼)に耐火性の部材を配置するための技術は、かねてより様々に提案されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、耐火板を鉄鋼材に取付けるために、溶接ピンを使用する必要がある。このため、このような取付方法であると、溶接作業を行う必要性があり、煩雑となる。また、通常作業員とは別の専門工が必要となり、スケジュール調整の必要がある。また、特に、狭小な空間に配置された梁(例えば、直近に外壁が控えている梁等)に耐火施工する場合には、作業空間が小さく、溶接作業自体が極めて困難であり作業効率が悪い。
このため、溶接作業を回避するために、特許文献2乃至特許文献4に開示されたような技術が提案されているが、特許文献2の技術では、H形鋼のフランジ小口を耐火材で覆うことができず、耐火性という面からは好ましくない。
更に、特許文献3及び特許文献4の技術では、溶接作業を必要とすることなく、H形鋼で構成された梁の小口を覆うことができるが、特許文献3の技術では、積層構造を有する被覆材であると共に、梁の長手方向全長に亘って覆う必要があり、コスト的に不利である。また、大きな被覆材2枚を、ロックウール及びケイ酸カルシウム板が配置された梁を挟み込むように配置した後、結合板で係止するという、大掛かりな作業が必要であり、作業性が良好とはいえない。
また、特許文献4の技術では、耐火被覆材が配置された梁のフランジにブラケットに挟み込む際には、作業員が耐火被覆材を保持しながら作業を行う必要があり、特に高所作業においては、作業性が良好とはいえない。更に、梁に外壁等が迫っている狭小箇所における作業は極めて困難である。
このように、従来技術において、良好な施工性及び高い耐火性を双方具備した技術はなく、これらを兼ね備えた技術の開発が求められていた。
つまり、更なる高い耐火性を備えるためには、梁全体を効率良く耐火被覆材で覆うことが重要であり、特に、H形鋼のフランジ小口等まできめ細かく覆うことが望ましい。
しかしながら、実際の現場での作業においては、高所での作業であったり狭小地での作業であったりと、施工することが困難な箇所も少なくない。
このため、更なる高い耐火性を備えるだけではなく、施工性もまた良好となる技術の開発が求められていた。
しかしながら、特許文献1の技術では、耐火板を鉄鋼材に取付けるために、溶接ピンを使用する必要がある。このため、このような取付方法であると、溶接作業を行う必要性があり、煩雑となる。また、通常作業員とは別の専門工が必要となり、スケジュール調整の必要がある。また、特に、狭小な空間に配置された梁(例えば、直近に外壁が控えている梁等)に耐火施工する場合には、作業空間が小さく、溶接作業自体が極めて困難であり作業効率が悪い。
このため、溶接作業を回避するために、特許文献2乃至特許文献4に開示されたような技術が提案されているが、特許文献2の技術では、H形鋼のフランジ小口を耐火材で覆うことができず、耐火性という面からは好ましくない。
更に、特許文献3及び特許文献4の技術では、溶接作業を必要とすることなく、H形鋼で構成された梁の小口を覆うことができるが、特許文献3の技術では、積層構造を有する被覆材であると共に、梁の長手方向全長に亘って覆う必要があり、コスト的に不利である。また、大きな被覆材2枚を、ロックウール及びケイ酸カルシウム板が配置された梁を挟み込むように配置した後、結合板で係止するという、大掛かりな作業が必要であり、作業性が良好とはいえない。
また、特許文献4の技術では、耐火被覆材が配置された梁のフランジにブラケットに挟み込む際には、作業員が耐火被覆材を保持しながら作業を行う必要があり、特に高所作業においては、作業性が良好とはいえない。更に、梁に外壁等が迫っている狭小箇所における作業は極めて困難である。
このように、従来技術において、良好な施工性及び高い耐火性を双方具備した技術はなく、これらを兼ね備えた技術の開発が求められていた。
つまり、更なる高い耐火性を備えるためには、梁全体を効率良く耐火被覆材で覆うことが重要であり、特に、H形鋼のフランジ小口等まできめ細かく覆うことが望ましい。
しかしながら、実際の現場での作業においては、高所での作業であったり狭小地での作業であったりと、施工することが困難な箇所も少なくない。
このため、更なる高い耐火性を備えるだけではなく、施工性もまた良好となる技術の開発が求められていた。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、鋼製の梁に対して、耐火部材を容易に配置できるように改良された耐火部材取付金物及びこの耐火部材取付金物を使用した梁の耐火構造を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、耐火部材取付金物を使用して耐火部材が適切に配置されることによって、耐火性能が高められた梁の耐火構造を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、耐火部材取付金物を使用して耐火部材が適切に配置されることによって、耐火性能が高められた梁の耐火構造を提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る耐火部材取付金物によれば、平板状の底壁の両端辺から各々起立する起立壁と、該起立壁の端辺から他方の前記起立壁の方向に向けて各々延びる延出壁と、を備えた耐火部材保持部と、前記延出壁から前記底壁が配置される側と反対方向に各々起立する第1基体壁と、該第1基体壁から他方の前記第1基体壁の方向に向けて各々延出する第1挟持壁と、を有する第1梁保持部と、前記延出壁から他方の前記延出壁に向けて各々延びる第2挟持壁を備えた第2梁保持部と、を備えて構成され、前記第1挟持壁と、該第1挟持壁が形成される前記第1基体壁と連続する前記延出壁から延出している側の前記第2挟持壁と、は対向すると共に、その間隔は所定の間隔に設定されていることにより解決される。
このように、本発明においては、底壁と、双方の起立壁と、双方の延出壁とで、空間が形成され、この空間の上方(説明のため、底壁が配置される側を下方、ここから起立壁等が起立する側を上方と記載する)に、第1梁保持部と第2梁保持部とが形成される。このため、第1梁保持部の第1挟持壁と、第2梁保持部の第2挟持壁と、の間隔を梁の厚さに設定し、これらで梁の一部を挟持すれば、その下方に耐火部材を配設するための空間を形成することができる。
例えば、H形鋼であれは、第1挟持壁と第2挟持壁とでフランジ部の両端を各々挟持すれば、フランジ部の下方外側面側に耐火部材を配置することができる。なお、この場合は、所定の間隔は、フランジ部の厚みとほぼ同じに設定するとよい。
このように、本発明に係る耐火部材取付金物を使用すると、梁に対して簡易に耐火部材を取付けることができる。
また、このとき、請求項2のように、前記延出壁と前記底壁とは対向すると共に、前記延出壁と前記底壁との間隔は、所定間隔に設定されていると、この所定間隔を耐火部材の厚みに設定することで、より堅固に耐火部材を配設することができる。
例えば、H形鋼であれは、第1挟持壁と第2挟持壁とでフランジ部の両端を各々挟持すれば、フランジ部の下方外側面側に耐火部材を配置することができる。なお、この場合は、所定の間隔は、フランジ部の厚みとほぼ同じに設定するとよい。
このように、本発明に係る耐火部材取付金物を使用すると、梁に対して簡易に耐火部材を取付けることができる。
また、このとき、請求項2のように、前記延出壁と前記底壁とは対向すると共に、前記延出壁と前記底壁との間隔は、所定間隔に設定されていると、この所定間隔を耐火部材の厚みに設定することで、より堅固に耐火部材を配設することができる。
また、請求項3に記載のように、前記起立壁と前記延出壁との境界部分各々からは、前記底壁が配置される側と反対方向に起立する耐火部材補助挟持壁が備えられていると好適である。このように構成されることで、起立壁と延出壁との間に耐火部材の端部を配設するための空間が形成される。
また、上記耐火部材取付金物を使用した梁の耐火構造においては、請求項4に記載のように、フランジ部とウエブ部とで構成されたH形鋼である梁と、複数に分割構成された耐火部材と、請求項1乃至請求項3に記載の耐火部材取付金物と、を有して構成され、該耐火部材取付金物は、前記第1挟持壁と、該第1挟持壁と対向する前記第2挟持壁とにより、前記フランジ部の端部を挟持しており、前記底壁と、前記起立壁と、前記延出壁と、で形成された空間には、複数に分割構成された前記耐火部材の一部が配設されていると好適である。
このとき、請求項5に記載のように、前記耐火部材取付金物は、前記ウエブ部に対して上下方向に各々配置される双方の前記フランジ部に各々取付けられていると好適である。
このように構成されているため、両フランジ部の外側面側に対し、耐火部材を簡易に取付けられると共に、当該部分の耐火性能を高めることができる。
このとき、請求項5に記載のように、前記耐火部材取付金物は、前記ウエブ部に対して上下方向に各々配置される双方の前記フランジ部に各々取付けられていると好適である。
このように構成されているため、両フランジ部の外側面側に対し、耐火部材を簡易に取付けられると共に、当該部分の耐火性能を高めることができる。
更に、このとき、具体的な構成としては、請求項6に記載のように、前記底壁と、前記起立壁と、前記延出壁と、で形成された空間には、第1耐火部材が配設され、前記ウエブ部と、双方の前記フランジ部と、で構成された空間には、第2耐火部材が各々配設され、上方に配置された前記延出壁と、下方に配置された前記延出壁との間には、第3耐火部材が嵌合し、前記底壁と、双方の前記起立壁と、前記第3耐火部材の端部側の一部と、を被覆するように第4耐火部材が配設されており、前記第4耐火部材の端部は、前記フランジ部の小口を覆う位置を超えて、前記第3耐火部材の端部側を被覆するよう延びると共に、前記第4耐火部材の外側からは、前記第3耐火部材を貫通して前記第1基体壁に向かって締結部材によって締結されていると好適である。
このように構成されているため、第1耐火部材は、耐火部材取付金物によって簡易に取付けられると共に、第2耐火部材は、フランジ部とウエブ部とで構成される空間に配設できる。そして、第3耐火部材は、上下方向に対向する両延出壁間に配設される。このように、第1耐火部材〜第3耐火部材は、梁や耐火部材取付金物によって、簡易に配設できる。そして、第4耐火部材は、その外側から第3耐火部材を貫通して第1基体壁に向かって締結される締結部材によって取付けられる。具体的には、ビス留め等で簡易に取付けることができ、よって、溶接等の特殊な作業無しに容易に耐火構造を実現できる。
また、第4耐火部材は、フランジ部の小口を超えて延出しているため、小口部分を第3被覆部材に重ねて覆うことができ、耐火性能がより向上する。
このように構成されているため、第1耐火部材は、耐火部材取付金物によって簡易に取付けられると共に、第2耐火部材は、フランジ部とウエブ部とで構成される空間に配設できる。そして、第3耐火部材は、上下方向に対向する両延出壁間に配設される。このように、第1耐火部材〜第3耐火部材は、梁や耐火部材取付金物によって、簡易に配設できる。そして、第4耐火部材は、その外側から第3耐火部材を貫通して第1基体壁に向かって締結される締結部材によって取付けられる。具体的には、ビス留め等で簡易に取付けることができ、よって、溶接等の特殊な作業無しに容易に耐火構造を実現できる。
また、第4耐火部材は、フランジ部の小口を超えて延出しているため、小口部分を第3被覆部材に重ねて覆うことができ、耐火性能がより向上する。
また、このとき、請求項7に記載のように、前記起立壁と前記延出壁との境界部分各々からは、前記底壁が配置される側と反対方向に起立する耐火部材補助挟持壁が備えられており、該耐火部材補助挟持壁が起立する側の前記延出壁から起立している前記第1基体壁と、前記耐火部材補助挟持壁と、の間には、前記第3耐火部材の端部が挟持されていると、第3耐火部材がより堅固に取付けられるため好適である。
更に、このとき、請求項8に記載のように、前記フランジ部の小口は、第5耐火部材によって被覆されており、前記第1挟持壁と、該第1挟持壁と対向する前記第2挟持壁とは、前記第5耐火部材と共に前記フランジ部の端部を挟持していると、フランジ部の小口を重ねて保護できるため、耐火性能がより向上する。
また、請求項9に記載のように、前記第5耐火部材は、略コ字形状の縦断面形状を有するクリップ状の金物によって、前記フランジ部の端部に固定されていると、第5耐火部材を保持する必要がなく、作業性が向上する。なお、このクリップ状の金物は、梁の長手方向に沿って、複数個配置されているとよい。
更に、請求項10に記載のように、前記耐火部材取付金物は、前記梁の長手方向に沿って、前記フランジ部に複数個取付けられていると、梁の長手方向全体に対し、簡易に耐火部材を取付けることができるため好適である。
また、請求項9に記載のように、前記第5耐火部材は、略コ字形状の縦断面形状を有するクリップ状の金物によって、前記フランジ部の端部に固定されていると、第5耐火部材を保持する必要がなく、作業性が向上する。なお、このクリップ状の金物は、梁の長手方向に沿って、複数個配置されているとよい。
更に、請求項10に記載のように、前記耐火部材取付金物は、前記梁の長手方向に沿って、前記フランジ部に複数個取付けられていると、梁の長手方向全体に対し、簡易に耐火部材を取付けることができるため好適である。
本発明に係る耐火部材取付金物は、梁の一部への取付けるための部分となる第1梁保持部及び第2梁保持部と、耐火部材を配設する耐火部材保持部とを一体的に構成した。これにより、鋼製の梁に対して、耐火部材を容易に配置できる。
このため、特に、外壁に近接するような狭小な場所に梁が配置されている場合であっても、耐火部材取付金物及び耐火部材を取付けることが容易であり、この耐火部材取付金物を使用した耐火構造の構築が容易である。このように、高い作業性を実現することができる。また、この耐火部材取付金物が使用されることにより、耐火部材が適切に配置され、耐火性能をより高めることができる。
このため、特に、外壁に近接するような狭小な場所に梁が配置されている場合であっても、耐火部材取付金物及び耐火部材を取付けることが容易であり、この耐火部材取付金物を使用した耐火構造の構築が容易である。このように、高い作業性を実現することができる。また、この耐火部材取付金物が使用されることにより、耐火部材が適切に配置され、耐火性能をより高めることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、鋼製の梁に対して容易に耐火部材を取付けることを可能とした耐火部材取付金物の構成と、これを使用することにより、高い耐火性能を実現している梁の耐火構造に関するものである。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、鋼製の梁に対して容易に耐火部材を取付けることを可能とした耐火部材取付金物の構成と、これを使用することにより、高い耐火性能を実現している梁の耐火構造に関するものである。
図1乃至図6は、本発明に係る一実施形態を示すものであり、図1は耐火構造が設置される箇所を示す斜視説明図、図2は耐火部材取付金物を示す斜視図である。図3は耐火部材取付金物の組立方法を示す説明図であり、図4は耐火部材取付金物を梁に取付けた状態を示す説明図である。また、図5には、耐火部材取付金物を使用して構築した耐火構造を示す説明図を示し、図6には、この耐火構造の形成方法を示す説明図を示した。
また、図7乃至図9は、改変例を示すものであり、図7は小口金物の構成と使用方法を示す説明図、図8は小口金物の使用形態を示す斜視図、図9は小口金物を使用した耐火構造を示す説明図である。
また、図7乃至図9は、改変例を示すものであり、図7は小口金物の構成と使用方法を示す説明図、図8は小口金物の使用形態を示す斜視図、図9は小口金物を使用した耐火構造を示す説明図である。
<好適な適用箇所の具体例について>
本実施形態に係る耐火構造Sは、外壁との距離が少ない位置に配置された梁Hに対して良好に適用される。
また、図1に示すように、梁Hが外壁パネルによって囲まれるような構造である袖壁Wにおいては、特に好適に適用される。
このような袖壁Wは、パネル化された外壁である外壁パネルが使用される場合、建方工事終了時点では、外装材まで仕上がった状態となり、このため、梁Hは外壁パネルによって囲まれる。このような状態では、梁Hへ耐火構造を形成することは困難であるため、袖壁Wでは、建方工事中に耐火構造を形成する必要がある。よって、以下の実施形態では、建方工事中に、建方工事を行っている作業員が、溶接等の作業を行うことなく容易に耐火構造Sを実現できると共に、高い耐火性能を実現する技術を開示する。
本実施形態に係る耐火構造Sは、外壁との距離が少ない位置に配置された梁Hに対して良好に適用される。
また、図1に示すように、梁Hが外壁パネルによって囲まれるような構造である袖壁Wにおいては、特に好適に適用される。
このような袖壁Wは、パネル化された外壁である外壁パネルが使用される場合、建方工事終了時点では、外装材まで仕上がった状態となり、このため、梁Hは外壁パネルによって囲まれる。このような状態では、梁Hへ耐火構造を形成することは困難であるため、袖壁Wでは、建方工事中に耐火構造を形成する必要がある。よって、以下の実施形態では、建方工事中に、建方工事を行っている作業員が、溶接等の作業を行うことなく容易に耐火構造Sを実現できると共に、高い耐火性能を実現する技術を開示する。
<梁の構成について>
本実施形態に係る梁Hについて説明する。
本実施形態に係る梁Hは、H形鋼であり、平行に対面して配設される矩形板状のフランジ部H1,H1と、これらフランジ部H1,H1の中央を架橋するウエブ部H2と、を有して構成されている。
そして、これらの構成により、縦断面がH字形状の鋼材の梁Hとなっている。
説明の便宜上、2枚のフランジ部H1,H1とウエブ部H2とで囲まれた略直方体形状の空間を「梁空間K1」とすると、この梁空間K1は、ウエブ部H2の両面側に2個形成されることとなる。
また、フランジ部H1のうち、ウエブ部H2が形成される側を向く面を「フランジ部内側面H1a」と記し、反対側を向く面を「フランジ部外側面H1b」と記す。
本実施形態に係る梁Hについて説明する。
本実施形態に係る梁Hは、H形鋼であり、平行に対面して配設される矩形板状のフランジ部H1,H1と、これらフランジ部H1,H1の中央を架橋するウエブ部H2と、を有して構成されている。
そして、これらの構成により、縦断面がH字形状の鋼材の梁Hとなっている。
説明の便宜上、2枚のフランジ部H1,H1とウエブ部H2とで囲まれた略直方体形状の空間を「梁空間K1」とすると、この梁空間K1は、ウエブ部H2の両面側に2個形成されることとなる。
また、フランジ部H1のうち、ウエブ部H2が形成される側を向く面を「フランジ部内側面H1a」と記し、反対側を向く面を「フランジ部外側面H1b」と記す。
<耐火部材取付金物の構成について>
次いで、図2により、耐火部材取付金物1について説明する。
本実施形態に係る耐火部材取付金物1は、耐火部材保持部11と、第1フランジ保持部12と、第2フランジ保持部13と、を有して構成されている。
本実施形態に係る耐火部材保持部11は、略長方形状の鋼板を屈曲して形成される略C形状の部材である。
この耐火部材保持部11は、略長方形状の底壁11aと、この底壁11aの両端部各々から垂直に起立する起立壁11bと、この起立壁11bから、底壁11aと鉛直方向に対向するように延出する延出壁11cと、を有して構成されている。
なお、底壁11aと延出壁11cとは、平行となるように構成されており、起立壁11b,11bから延出している延出壁11c,11cは、その端部(起立壁11bと連続する側の端部と対向する端部)が、水平方向に対面することとなる。
また、底壁11aと延出壁11cの間の距離t1は、第1耐火部材21(後述する)の厚さt2とほぼ同じとなるように構成されている。更に、水平方向に対面している起立壁11b,11b間の距離t3は、第1耐火部材21の幅t4とほぼ同じとなるように構成されている。このように構成することで、底壁11a、起立壁11b,11b、延出壁11c,11c、で形成される空間である第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を嵌合できるようになる。
次いで、図2により、耐火部材取付金物1について説明する。
本実施形態に係る耐火部材取付金物1は、耐火部材保持部11と、第1フランジ保持部12と、第2フランジ保持部13と、を有して構成されている。
本実施形態に係る耐火部材保持部11は、略長方形状の鋼板を屈曲して形成される略C形状の部材である。
この耐火部材保持部11は、略長方形状の底壁11aと、この底壁11aの両端部各々から垂直に起立する起立壁11bと、この起立壁11bから、底壁11aと鉛直方向に対向するように延出する延出壁11cと、を有して構成されている。
なお、底壁11aと延出壁11cとは、平行となるように構成されており、起立壁11b,11bから延出している延出壁11c,11cは、その端部(起立壁11bと連続する側の端部と対向する端部)が、水平方向に対面することとなる。
また、底壁11aと延出壁11cの間の距離t1は、第1耐火部材21(後述する)の厚さt2とほぼ同じとなるように構成されている。更に、水平方向に対面している起立壁11b,11b間の距離t3は、第1耐火部材21の幅t4とほぼ同じとなるように構成されている。このように構成することで、底壁11a、起立壁11b,11b、延出壁11c,11c、で形成される空間である第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を嵌合できるようになる。
本実施形態に係る第1フランジ保持部12は、耐火部材保持部11を構成する双方の延出壁11cから各々立ち上がっており、これら第1フランジ保持部12,12は、水平方向に対面している。
第1フランジ保持部12は、垂直に起立する矩形状の第1基体壁12aと、この第1基体壁12aの両側辺(鉛直方向の延びる両辺)のほぼ中央部から、水平方向に対面する第1フランジ保持部12へ向けて各々延出する第1挟持壁12bと、を有して構成されている。
第1フランジ保持部12は、垂直に起立する矩形状の第1基体壁12aと、この第1基体壁12aの両側辺(鉛直方向の延びる両辺)のほぼ中央部から、水平方向に対面する第1フランジ保持部12へ向けて各々延出する第1挟持壁12bと、を有して構成されている。
本実施形態に係る第1挟持壁12bは、図3(a)に示すように、折り曲げ形成することにより作成される。
つまり、台形状の第1挟持壁12bは、当初は、第1基体壁12aと同一平面上に存在する形態で打抜かれる。そして、第1挟持壁12bとなる部分と第1基体壁12aとの境界部分を折り目とし、第1挟持壁12bとなる部分を、第1基体壁12aに対して垂直となるように同方向に折り曲げることによって、第1挟持壁12bを形成する。
この第1挟持壁12bが台形状に形成されているのは、第1基体壁12aの境界部分の長さを小さくし、折り返し易くするためである。また、境界部分の端部には、小さな円形状の切欠きを形成し、更に、折り返しを容易にしている。
なお、上記、第1挟持壁12bの形状は一例であり、もちろん、図3(a)に示す台形状に限られるものではない。
例えば、図3(b)に示すように、境界部分の長さを短く維持しながら、図3(a)よりも、フランジ部H1に当接する部分(各々、点線で囲った部分を参照)の長さを確保するような形状であると好適である。
つまり、台形状の第1挟持壁12bは、当初は、第1基体壁12aと同一平面上に存在する形態で打抜かれる。そして、第1挟持壁12bとなる部分と第1基体壁12aとの境界部分を折り目とし、第1挟持壁12bとなる部分を、第1基体壁12aに対して垂直となるように同方向に折り曲げることによって、第1挟持壁12bを形成する。
この第1挟持壁12bが台形状に形成されているのは、第1基体壁12aの境界部分の長さを小さくし、折り返し易くするためである。また、境界部分の端部には、小さな円形状の切欠きを形成し、更に、折り返しを容易にしている。
なお、上記、第1挟持壁12bの形状は一例であり、もちろん、図3(a)に示す台形状に限られるものではない。
例えば、図3(b)に示すように、境界部分の長さを短く維持しながら、図3(a)よりも、フランジ部H1に当接する部分(各々、点線で囲った部分を参照)の長さを確保するような形状であると好適である。
本実施形態に係る第2フランジ保持部13は、延出壁11cから底壁11aと対向する矩形状平板である。そして、この第2フランジ保持部13は、その一部(以下、「固定壁13a」と記す)が延出壁11cの裏面側(底壁11a側を向く面)に固定されている。この固定は、締結部材による締結であってもよいし、溶接等により固着であってもよい。
なお、以下、この第2フランジ保持部13において、延出壁11cよりも延出している部分を「第2挟持壁13b」と記す。
なお、以下、この第2フランジ保持部13において、延出壁11cよりも延出している部分を「第2挟持壁13b」と記す。
なお、第1挟持壁12b端部(第2挟持壁13b側の端部)と第2挟持壁13b表面(第1基体壁12aが起立する方向側を向く面)との間の距離t5は、フランジ部H1の厚さt6とほぼ同じとなるように構成されている。
また、第1基体壁12a,12a間の距離t7は、フランジ部H1の幅t8とほぼ同じになるように構成されている。
このように構成されているため、双方の第1挟持壁12b端部と第2挟持壁13bとで、フランジ部H1の幅方向両端部を各々挟持することができ、このようにフランジ部H1を挟持することで、フランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が取付けられることとなる。
また、第1基体壁12a,12a間の距離t7は、フランジ部H1の幅t8とほぼ同じになるように構成されている。
このように構成されているため、双方の第1挟持壁12b端部と第2挟持壁13bとで、フランジ部H1の幅方向両端部を各々挟持することができ、このようにフランジ部H1を挟持することで、フランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が取付けられることとなる。
また、本実施形態においては、備えていない例を示したが、図2の二点鎖線で示したように、延出壁11cには、補助部14が備えられていてもよい。
補助部14は、矩形状平板をL字形状に屈曲させて形成されたものであり、延出壁固定部14aと、耐火部材補助挟持壁14bとを備えて構成される。なお、矩形状の耐火部材補助挟持壁14bは、矩形状の延出壁固定部14aの端辺から垂直に起立している。
この補助部14は、延出壁固定部14aが延出壁11cの表面(第1基体壁12aが起立する方向側を向く面)に固定されることにより、耐火部材保持部11に取付けらている。
補助部14は、矩形状平板をL字形状に屈曲させて形成されたものであり、延出壁固定部14aと、耐火部材補助挟持壁14bとを備えて構成される。なお、矩形状の耐火部材補助挟持壁14bは、矩形状の延出壁固定部14aの端辺から垂直に起立している。
この補助部14は、延出壁固定部14aが延出壁11cの表面(第1基体壁12aが起立する方向側を向く面)に固定されることにより、耐火部材保持部11に取付けらている。
なお、このとき、補助部14は、延出壁固定部14aと耐火部材補助挟持壁14bとの境界部が、起立壁11bと延出壁11cとの境界部に整合すると共に、耐火部材補助挟持壁14bが第1基体壁12aの起立方向と同方向に起立するように位置決めされて固定される。
つまり、耐火部材補助挟持壁14bは、起立壁11bと連続して、第1基体壁12aと平行かつ同方向に起立することとなる。
つまり、耐火部材補助挟持壁14bは、起立壁11bと連続して、第1基体壁12aと平行かつ同方向に起立することとなる。
そして、耐火部材補助挟持壁14bと第1基体壁12aとは、所定の間隔t9をもって対面しており、この間隔t9は、第3耐火部材23(後述する)の厚さt10とほぼ同じとなるように構成されている。このように構成されているため、延出壁11cの一部(耐火部材補助挟持壁14bと第1基体壁12aとの間に位置する部分)、耐火部材補助挟持壁14b、第1基体壁12aで形成される空間である第2耐火部材保持空間K3には、第3耐火部材23を配設することができるようになる。
以上のように構成された耐火部材取付金物1を梁Hに取付けた状態を図4に示した。
ここに示すように、双方の第1挟持壁12b端部と第2挟持壁13bとで、フランジ部H1の幅方向両端部を各々挟持することにより、フランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が取付けられる。
そして、第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を挿入すると、耐火部材取付金物1を介して、梁Hに第1耐火部材21が取付けられる。
ここに示すように、双方の第1挟持壁12b端部と第2挟持壁13bとで、フランジ部H1の幅方向両端部を各々挟持することにより、フランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が取付けられる。
そして、第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を挿入すると、耐火部材取付金物1を介して、梁Hに第1耐火部材21が取付けられる。
<耐火構造及び耐火部材の配設方法について>
図5及び図6により、梁Hの耐火構造S及び耐火部材2の配設方法について説明する。
なお、本実施形態においては、梁Hの長手方向に延びる側面相当部分(4面)を、耐火部材2にて被覆する構成を例示したが、これに限られることはない。つまり、底面相当部分もまた被覆されていてもよい。これは、例えば、他の新たな耐火部材2を底面相当部分に配置してもよいし、耐火部材2のうちのいずれかの長手方向長さを延長し、底面相当部分を巻き込むように施工してもよい。
好ましくは、梁Hの側面相当部分(4面)は被覆し、両底面相当部分は必要に応じて被覆するよう構成されているとよい。
図5及び図6により、梁Hの耐火構造S及び耐火部材2の配設方法について説明する。
なお、本実施形態においては、梁Hの長手方向に延びる側面相当部分(4面)を、耐火部材2にて被覆する構成を例示したが、これに限られることはない。つまり、底面相当部分もまた被覆されていてもよい。これは、例えば、他の新たな耐火部材2を底面相当部分に配置してもよいし、耐火部材2のうちのいずれかの長手方向長さを延長し、底面相当部分を巻き込むように施工してもよい。
好ましくは、梁Hの側面相当部分(4面)は被覆し、両底面相当部分は必要に応じて被覆するよう構成されているとよい。
本実施形態に係る耐火部材2は、図5に示すように、第1耐火部材21,21、第2耐火部材22,22、第3耐火部材23,23、第4下張耐火部材24,24、第4上張耐火部材25,25で構成されている。
図5及び図6(a)に示すように、第1耐火部材21は、フランジ部H1のフランジ部外側面H1bを覆うように配置される。これは、2個のフランジ部H1双方に配置される。
そして、この第1耐火部材21は、耐火部材取付金物1を介して、前述したように取付けられる。また、本実施形態においては、上下双方のフランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が設置され、これら双方の耐火部材取付金物1の第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を配設することにより、双方のフランジ部H1に対して第1耐火部材21が取付けられる。
図5及び図6(a)に示すように、第1耐火部材21は、フランジ部H1のフランジ部外側面H1bを覆うように配置される。これは、2個のフランジ部H1双方に配置される。
そして、この第1耐火部材21は、耐火部材取付金物1を介して、前述したように取付けられる。また、本実施形態においては、上下双方のフランジ部H1に対して耐火部材取付金物1が設置され、これら双方の耐火部材取付金物1の第1耐火部材保持空間K2に第1耐火部材21を配設することにより、双方のフランジ部H1に対して第1耐火部材21が取付けられる。
そして、図5及び図6(b)に示すように、双方の梁空間K1には、第2耐火部材22が各々挿入される。なお、両フランジ部H1,H1間の距離t11は、第2耐火部材22の高さ(上下方向距離)t12とほぼ同一となるように構成され、ウエブ部H2からフランジ部H1端部までの距離t13は、第2耐火部材22の幅t14とほぼ同一となるように構成されている。
これにより、第2耐火部材22は、梁空間K1に嵌合することとなる。なお、図5においては、第2耐火部材22とウエブ部H2との間に若干の間隙が形成されているが、もちろん、当該空隙は存在していなくてもよい。
これにより、第2耐火部材22は、梁空間K1に嵌合することとなる。なお、図5においては、第2耐火部材22とウエブ部H2との間に若干の間隙が形成されているが、もちろん、当該空隙は存在していなくてもよい。
また、図5及び図6(c)に示すように、第2耐火部材22の外側面を各々覆うように、第3耐火部材23が配置される。
このとき、フランジ部H1双方には、各々耐火部材取付金物1が配置されており、延出壁11cはフランジ部H1に沿って水平方向外側に延出するようになるため、第3耐火部材23の高さ(上下方向距離)t15を、上下方向に対向する延出壁11c,11c間の距離t16と、ほぼ同一となるように構成すると、第3耐火部材23は、第2耐火部材22の外側面と、双方のフランジ部H1の小口H11を被覆しつつ、上下方向に対面している延出壁11c,11c間に嵌合することとなり自立する。このため、施工の際に、第3耐火部材23を作業員が手で支持する必要性は低い。
このとき、フランジ部H1双方には、各々耐火部材取付金物1が配置されており、延出壁11cはフランジ部H1に沿って水平方向外側に延出するようになるため、第3耐火部材23の高さ(上下方向距離)t15を、上下方向に対向する延出壁11c,11c間の距離t16と、ほぼ同一となるように構成すると、第3耐火部材23は、第2耐火部材22の外側面と、双方のフランジ部H1の小口H11を被覆しつつ、上下方向に対面している延出壁11c,11c間に嵌合することとなり自立する。このため、施工の際に、第3耐火部材23を作業員が手で支持する必要性は低い。
なお、このとき、補助部14が備えられている場合には、上方の第2耐火部材保持空間K3に第3耐火部材23の上端が挟持されると共に、下方の第2耐火部材保持空間K3に第3耐火部材23の下端が挟持されることとなる。つまり、第2耐火部材保持空間K3,K3間において、第3耐火部材23が配設されることとなり、より確実に第3耐火部材23を配設することができ、作業性を向上させることができる。
また、図5及び図6(d)に示すように、双方の耐火部材取付金物1の外側には、第4下張耐火部材24が配設され、この第4下張耐火部材24の外側には第4上張耐火部材25が配設される。
下方の耐火部材取付金物1側について説明すると、第4下張耐火部材24は、底壁11a及び双方の起立壁11bを覆い、それらの上端部は、第1挟持壁12bが配置されている位置よりも上方まで延びるように配置されている。そして、同様に、第4上張耐火部材25もまた、第4下張耐火部材24全体を覆うように配置されている。
そして、2個の締結部材であるビスPを、双方の第4上張耐火部材25上端部外側から、双方の第1基体壁12aに、各々締結することにより、双方の第4上張耐火部材25下端、双方の第4下張耐火部材24下端、双方の第3耐火部材23下端を共締めする。
なお、上方の耐火部材取付金物1側においても同様に、双方の第4上張耐火部材25上端、双方の第4下張耐火部材24上端、双方の第3耐火部材23上端が共締めされる。
下方の耐火部材取付金物1側について説明すると、第4下張耐火部材24は、底壁11a及び双方の起立壁11bを覆い、それらの上端部は、第1挟持壁12bが配置されている位置よりも上方まで延びるように配置されている。そして、同様に、第4上張耐火部材25もまた、第4下張耐火部材24全体を覆うように配置されている。
そして、2個の締結部材であるビスPを、双方の第4上張耐火部材25上端部外側から、双方の第1基体壁12aに、各々締結することにより、双方の第4上張耐火部材25下端、双方の第4下張耐火部材24下端、双方の第3耐火部材23下端を共締めする。
なお、上方の耐火部材取付金物1側においても同様に、双方の第4上張耐火部材25上端、双方の第4下張耐火部材24上端、双方の第3耐火部材23上端が共締めされる。
このように構成されていることで、フランジ部H1の小口H11は、第3耐火部材23、第4下張耐火部材24、第4上張耐火部材25により三重に被覆されるため、耐火性能が向上する。
また、第1耐火部材21は、耐火部材取付金物1に配設され、第2耐火部材22は、フランジ部H1,H1間に配設される。更に、第3耐火部材23は、上下に対面している延出壁11c,11c間に配設されると共に、第4下張耐火部材24及び第4上張耐火部材25と共締めされる。このように、耐火部材2を各パーツに分解しても、施工性が低下することはなく、簡易に耐火部材2を梁Hに配置していくことができる。
また、第1基体壁12aは、ビスPを締結するための受け金物とすることができるので、第4下張耐火部材24及び第4上張耐火部材25を固定する際に、溶接等の作業が不要となる。
また、第1耐火部材21は、耐火部材取付金物1に配設され、第2耐火部材22は、フランジ部H1,H1間に配設される。更に、第3耐火部材23は、上下に対面している延出壁11c,11c間に配設されると共に、第4下張耐火部材24及び第4上張耐火部材25と共締めされる。このように、耐火部材2を各パーツに分解しても、施工性が低下することはなく、簡易に耐火部材2を梁Hに配置していくことができる。
また、第1基体壁12aは、ビスPを締結するための受け金物とすることができるので、第4下張耐火部材24及び第4上張耐火部材25を固定する際に、溶接等の作業が不要となる。
なお、この耐火部材取付金物1は、フランジ部H1の長手方向に沿って、複数個取付けられる。つまり、所定間隔をおいて必要個数の耐火部材取付金物1が取付けられて、耐火部材2を配置していくこととなる。
<改変例について>
図7乃至図9により改変例を説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成については、説明は省略する。
本例においては、上記の実施形態に加えて、小口金物3が使用されている。
図7(a)に示すように、小口金物3は、略コ字形状に屈曲形成されたクリップ状の金物である。
この小口金物3の開口幅t17は、フランジ部H1の厚さt6よりも若干大きくなるように構成されている。
これは、小口H11を包み込むように覆う第5耐火部材26の厚さをt18とすると、以下のようなサイズに設定されているとよい。
開口幅t17≒厚さt6+厚さt18×2
このように構成されているため、小口H11を包み込むように、第5耐火部材26を配置した後、図7(b)のように、小口金物3をフランジ部H1の端部に向かって差し込むと、図8に示すように、第5耐火部材26は、フランジ部H1に取付けられる。
図7乃至図9により改変例を説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成については、説明は省略する。
本例においては、上記の実施形態に加えて、小口金物3が使用されている。
図7(a)に示すように、小口金物3は、略コ字形状に屈曲形成されたクリップ状の金物である。
この小口金物3の開口幅t17は、フランジ部H1の厚さt6よりも若干大きくなるように構成されている。
これは、小口H11を包み込むように覆う第5耐火部材26の厚さをt18とすると、以下のようなサイズに設定されているとよい。
開口幅t17≒厚さt6+厚さt18×2
このように構成されているため、小口H11を包み込むように、第5耐火部材26を配置した後、図7(b)のように、小口金物3をフランジ部H1の端部に向かって差し込むと、図8に示すように、第5耐火部材26は、フランジ部H1に取付けられる。
なお、この小口金物3は、フランジ部H1の長手方向に沿って、複数個取付けられる。つまり、小口H11を被覆する第5耐火部材26の外側から、所定間隔をおいて必要個数の小口金物3が取付けられて、第5耐火部材26をフランジ部H1端部に取付けていくこととなる。
次いで、図9において、改変例に係る耐火構造Sについて説明する。耐火部材2の取付け工程に関しては、図6(a)を行う前に、小口金物3によって、第5耐火部材26をフランジ部H1端部に取付けておくことと、図6(d)の工程以外は、図6と同様である。
本例では、予め、上記の方法で、フランジ部H1の端部(小口H11)を、第5耐火部材26により覆い、これを複数の小口金物3で固定しておく。これは、各フランジ部H1端部全てに実施されるとよい。
本例では、予め、上記の方法で、フランジ部H1の端部(小口H11)を、第5耐火部材26により覆い、これを複数の小口金物3で固定しておく。これは、各フランジ部H1端部全てに実施されるとよい。
そして、図6(d)は、図9のようになる。
つまり、第4下張耐火部材24と第4上張耐火部材25が、第6耐火部材27に変更されている。
本例では、第6耐火部材27は、フランジ部外側面H1bを被覆するように配置され、この第6耐火部材27の外側からビスPを底壁11aに締結することにより、固定されている。
本例では、小口H11は、第5耐火部材26で保護されているため、上記実施形態のように、第6耐火部材27を小口H11の位置まで引き上げる必要がない。
よって、本例においても、簡易に耐火構造Sを形成することができると共に、耐火性能を向上させることができる。
つまり、第4下張耐火部材24と第4上張耐火部材25が、第6耐火部材27に変更されている。
本例では、第6耐火部材27は、フランジ部外側面H1bを被覆するように配置され、この第6耐火部材27の外側からビスPを底壁11aに締結することにより、固定されている。
本例では、小口H11は、第5耐火部材26で保護されているため、上記実施形態のように、第6耐火部材27を小口H11の位置まで引き上げる必要がない。
よって、本例においても、簡易に耐火構造Sを形成することができると共に、耐火性能を向上させることができる。
以上のように、上記実施形態に係る梁Hの耐火構造Sでは、耐火部材2を複数に分割し、これらを順次配置していく構成にした。
そして、この際、梁Hのフランジ部H1に、耐火部材取付金物1を複数個配置することで、簡易に第1耐火部材21を梁Hに対して取付けることができる。
また、この耐火部材取付金物1は、耐火部材2をビスPにより固定するときの、受け金物となる。よって、溶接ピン等は利用せず、ビスPによる締結にて簡易に耐火部材2を固定することができる。
そして、この際、梁Hのフランジ部H1に、耐火部材取付金物1を複数個配置することで、簡易に第1耐火部材21を梁Hに対して取付けることができる。
また、この耐火部材取付金物1は、耐火部材2をビスPにより固定するときの、受け金物となる。よって、溶接ピン等は利用せず、ビスPによる締結にて簡易に耐火部材2を固定することができる。
1 耐火部材取付金物
11 耐火部材保持部
11a 底壁
11b 起立壁
11c 延出壁
12 第1フランジ保持部(第1梁保持部)
12a 第1基体壁
12b 第1挟持壁
13 第2フランジ保持部(第2梁保持部)
13a 固定壁
13b 第2挟持壁
14補助部
14a 延出壁固定部
14b 耐火部材補助挟持壁
2 耐火部材
21 第1耐火部材
22 第2耐火部材
23 第3耐火部材
24 第4下張耐火部材
25 第4上張耐火部材
26 第5耐火部材
27 第6耐火部材
3 小口金物(クリップ状の金物)
H 梁
H1 フランジ部
H1a フランジ部内側面
H1b フランジ部外側面
H11 小口
H2 ウエブ部
K1 梁空間
K2 第1耐火部材保持空間
K3 第2耐火部材保持空間
P ビス(締結部材)
W 袖壁
S 耐火構造
11 耐火部材保持部
11a 底壁
11b 起立壁
11c 延出壁
12 第1フランジ保持部(第1梁保持部)
12a 第1基体壁
12b 第1挟持壁
13 第2フランジ保持部(第2梁保持部)
13a 固定壁
13b 第2挟持壁
14補助部
14a 延出壁固定部
14b 耐火部材補助挟持壁
2 耐火部材
21 第1耐火部材
22 第2耐火部材
23 第3耐火部材
24 第4下張耐火部材
25 第4上張耐火部材
26 第5耐火部材
27 第6耐火部材
3 小口金物(クリップ状の金物)
H 梁
H1 フランジ部
H1a フランジ部内側面
H1b フランジ部外側面
H11 小口
H2 ウエブ部
K1 梁空間
K2 第1耐火部材保持空間
K3 第2耐火部材保持空間
P ビス(締結部材)
W 袖壁
S 耐火構造
Claims (10)
- 平板状の底壁の両端辺から各々起立する起立壁と、該起立壁の端辺から他方の前記起立壁の方向に向けて各々延びる延出壁と、を備えた耐火部材保持部と、
前記延出壁から前記底壁が配置される側と反対方向に各々起立する第1基体壁と、該第1基体壁から他方の前記第1基体壁の方向に向けて各々延出する第1挟持壁と、を有する第1梁保持部と、
前記延出壁から他方の前記延出壁に向けて各々延びる第2挟持壁を備えた第2梁保持部と、を備えて構成され、
前記第1挟持壁と、該第1挟持壁が形成される前記第1基体壁と連続する前記延出壁から延出している側の前記第2挟持壁と、は対向すると共に、その間隔は所定の間隔に設定されていることを特徴とする耐火部材取付金物。 - 前記延出壁と前記底壁とは対向すると共に、前記延出壁と前記底壁との間隔は、所定間隔に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火部材取付金物。
- 前記起立壁と前記延出壁との境界部分各々からは、前記底壁が配置される側と反対方向に起立する耐火部材補助挟持壁が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耐火部材取付金物。
- フランジ部とウエブ部とで構成されたH形鋼である梁と、複数に分割構成された耐火部材と、請求項1乃至請求項3に記載の耐火部材取付金物と、を有して構成され、
該耐火部材取付金物は、前記第1挟持壁と、該第1挟持壁と対向する前記第2挟持壁とにより、前記フランジ部の端部を挟持しており、
前記底壁と、前記起立壁と、前記延出壁と、で形成された空間には、複数に分割構成された前記耐火部材の一部が配設されていることを特徴とする梁の耐火構造。 - 前記耐火部材取付金物は、前記ウエブ部に対して上下方向に各々配置される双方の前記フランジ部に各々取付けられていることを特徴とする請求項4に記載の梁の耐火構造。
- 前記底壁と、前記起立壁と、前記延出壁と、で形成された空間には、第1耐火部材が配設され、
前記ウエブ部と、双方の前記フランジ部と、で構成された空間には、第2耐火部材が各々配設され、
上方に配置された前記延出壁と、下方に配置された前記延出壁との間には、第3耐火部材が嵌合し、
前記底壁と、双方の前記起立壁と、前記第3耐火部材の端部側の一部と、を被覆するように第4耐火部材が配設されており、
前記第4耐火部材の端部は、前記フランジ部の小口を覆う位置を超えて、前記第3耐火部材の端部側を被覆するよう延びると共に、前記第4耐火部材の外側からは、前記第3耐火部材を貫通して前記第1基体壁に向かって締結部材によって締結されていることを特徴とする請求項5に記載の梁の耐火構造。 - 前記起立壁と前記延出壁との境界部分各々からは、前記底壁が配置される側と反対方向に起立する耐火部材補助挟持壁が備えられており、
該耐火部材補助挟持壁が起立する側の前記延出壁から起立している前記第1基体壁と、前記耐火部材補助挟持壁と、の間には、前記第3耐火部材の端部が挟持されていることを特徴とする請求項6に記載の梁の耐火構造。 - 前記フランジ部の小口は、第5耐火部材によって被覆されており、
前記第1挟持壁と、該第1挟持壁と対向する前記第2挟持壁とは、前記第5耐火部材と共に前記フランジ部の端部を挟持していることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の梁の耐火構造。 - 前記第5耐火部材は、略コ字形状の縦断面形状を有するクリップ状の金物によって、前記フランジ部の端部に固定されていることを特徴とする請求項8に記載の梁の耐火構造。
- 前記耐火部材取付金物は、前記梁の長手方向に沿って、前記フランジ部に複数個取付けられていることを特徴とする請求項4乃至請求項9いずれか一項に記載の梁の耐火構造。
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JP2016070607A JP2017179960A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 耐火部材取付金物及び梁の耐火構造 |
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Cited By (3)
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KR102150901B1 (ko) * | 2019-06-18 | 2020-09-02 | 장호암 | H형강 구조체 |
JP2020181778A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 日本圧着端子製造株式会社 | 高速伝送用コネクタ |
JP7399704B2 (ja) | 2019-12-19 | 2023-12-18 | センクシア株式会社 | 耐火構造の構築方法 |
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2016
- 2016-03-31 JP JP2016070607A patent/JP2017179960A/ja active Pending
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