JP7010466B2 - 鉄骨梁の耐火構造 - Google Patents
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Description
図1には、鉄骨梁の耐火構造10が適用された図示しない建物の一部が示されている。以後の説明では、建物の桁方向をX方向、妻方向をY方向、上下方向(高さ方向)をZ方向と称する。X方向、Y方向及びZ方向は、互いに直交する。X方向及びY方向は、上下方向と交差する横方向の一例である。
床大梁22は、Z方向にて一階部分12の図示しない天井材と床パネル26との間かつ外壁パネル16の近傍に配置されている。なお、床大梁22と天井材との間には、Z方向にて空間が設けられている。
図4に示されるように、床大梁22には、下地部材34が取り付けられている。この下地部材34は、一例として鋼板により構成されており、第1フランジ34Aと、第2フランジ34Bと、固定部材取付面としての締結壁部34Cと、によってZ方向視にて略U字状に形成されている(図5参照)。第1フランジ34Aと第2フランジ34Bとは、X方向にて互いに離間しており、それぞれはウェブ22Aの面直方向に沿って延設されている。
図2(B)に示されるように、床大梁22の屋内側には、床大梁22を屋内側から被覆するように耐火被覆材46が設けられている。この耐火被覆材46は、一例として、耐熱ロックウールを含んで構成されており、Z方向における上端部46Aが床パネル26に取り付けられると共に、Z方向における下端部46Bが外壁パネル16に取り付けられている。具体的には、床パネル26の下側面26Aに沿って延設された上端部46Aと、上端部46Aの屋外側端部からZ方向下方側へ延設された第1側壁部46Cと、第1側壁部46Cの下端からY方向屋外側へ延設された第2側壁部46Dと、第2側壁部46Dの屋外側端部から外壁パネル16の屋内側面16Aに沿ってZ方向下方側へ延設された下端部46Bとを有している。第1側壁部46Cは、床大梁22におけるフランジ22Bの屋内側端部22BA及びフランジ22Cの屋内側端部22CAのそれぞれを繋ぐように延設されている。なお、下地部材34が設けられた位置では、第1側壁部46Cは下地部材34の締結壁部34Cに沿って延設されている(図3参照)。これにより、下地部材34は、第1側壁部46Cからウェブ22A側へ向かう付勢力を受けるため、床大梁22に対する変位が抑制される。また、第2側壁部46Dは、床大梁22のフランジ22Cの下側面に沿って延設されている。
22 床大梁(鉄骨梁)
22A ウェブ
22B フランジ(鉄骨梁のフランジ)
22C フランジ(鉄骨梁のフランジ)
22CA 屋内側端部(鉄骨梁の屋内側の角部)
24 床梁(鉄骨梁)
24A ウェブ
24B フランジ(鉄骨梁のフランジ)
24C フランジ(鉄骨梁のフランジ)
24CA Y方向端部(鉄骨梁の屋内側の角部)
24CB Y方向端部(鉄骨梁の屋内側の角部)
34 下地部材
34A 第1フランジ(下地部材におけるウェブの面直方向に延設されたフランジ)
34B 第2フランジ(下地部材におけるウェブの面直方向に延設されたフランジ)
34C 締結壁部(固定部材取付面)
38 切欠部
40 ガイド部
46 耐火被覆材
50 増し張り耐火被覆材
60 耐火被覆材
62 増し張り耐火被覆材
SL 分割位置
Claims (9)
- 建物の躯体の一部を構成する鉄骨梁と、
前記鉄骨梁を屋内側から被覆すると共に、前記鉄骨梁の長手方向にて複数に分割された耐火被覆材と、
前記鉄骨梁と前記耐火被覆材との間かつ前記耐火被覆材の分割位置を跨ぐように設けられると共に、前記鉄骨梁の屋内側の少なくとも一つの角部の一部を屋内側から覆う金属製の下地部材と、
を有し、
前記下地部材は、前記鉄骨梁のウェブの面直方向に延設された一対のフランジを有し、該一対のフランジのうち少なくとも一方の当該フランジが、前記ウェブ及び前記鉄骨梁の一対のフランジのうち建物下方向側のフランジに当接する鉄骨梁の耐火構造。 - 前記下地部材は、前記ウェブ及び前記鉄骨梁の一対のフランジのうち建物下方向側のフランジにのみ当接する、
請求項1記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記鉄骨梁がH型鋼又はI型鋼により構成されており、
前記下地部材は、前記鉄骨梁のウェブの少なくとも一部を覆うと共に当該ウェブに対して屋内側に設けられた固定部材取付面を有している、
請求項1又は請求項2記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記下地部材は、一対の当該フランジのうち一方の当該フランジが前記ウェブに当接し、他方の当該フランジは前記ウェブと離間されている、
請求項3記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記下地部材には、前記鉄骨梁のウェブの略面直方向に延設されていると共に建物上下方向にて前記鉄骨梁のフランジの板厚と略同一の寸法とされかつ前記鉄骨梁側が開放された切欠部が形成されており、
当該切欠部の前記鉄骨梁側は、前記鉄骨梁側へ向かうにつれて前記鉄骨梁のフランジの厚さ方向外側へ傾斜されたガイド部を有している、
請求項3又は請求項4記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記下地部材の切欠部の内部には、前記鉄骨梁の一対のフランジのうち建物下方側のフランジが挿入されている、
請求項3~請求項5のいずれか一項に記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記耐火被覆材の分割位置には、当該分割位置を跨ぐように屋内側から増し張り耐火被覆材が設けられている、
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の鉄骨梁の耐火構造。 - 前記下地部材は、前記鉄骨梁の一対のフランジのうちの一方の当該フランジから、前記鉄骨梁の一対のフランジの間の中間部と他方の当該フランジとの間の位置まで延設されている、
請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の鉄骨梁の耐火構造。 - H型鋼又はI型鋼により構成され、建物の躯体の一部を構成する鉄骨梁と、
前記鉄骨梁を屋内側から被覆すると共に、前記鉄骨梁の長手方向にて複数に分割された耐火被覆材と、
前記鉄骨梁と前記耐火被覆材との間かつ前記耐火被覆材の分割位置を跨ぐように設けられると共に、前記鉄骨梁の屋内側の少なくとも一つの角部の一部を屋内側から覆う金属製の下地部材と、
を有し、
前記下地部材は、前記鉄骨梁のウェブの少なくとも一部を覆うと共に当該ウェブに対して屋内側に設けられた固定部材取付面を有し、前記ウェブの面直方向に延設された一対のフランジを有して、一対の当該フランジのうち一方の当該フランジが前記ウェブに当接し、他方の当該フランジは前記ウェブと離間されている、鉄骨梁の耐火構造。
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