JPH07310440A - 手摺の仮止め装置 - Google Patents

手摺の仮止め装置

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JPH07310440A
JPH07310440A JP10537994A JP10537994A JPH07310440A JP H07310440 A JPH07310440 A JP H07310440A JP 10537994 A JP10537994 A JP 10537994A JP 10537994 A JP10537994 A JP 10537994A JP H07310440 A JPH07310440 A JP H07310440A
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JP
Japan
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handrail
rising
column base
state
sides
Prior art date
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Pending
Application number
JP10537994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Iwamura
浩道 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手摺の施工に際してその手摺の柱脚を確実に
抜け止めした状態で鉛直に保持することがで、しかも無
足場状態においても確実かつ容易にしかも安全に施行す
ることができるようにした手摺の仮止め装置を提供しよ
うとするものである。 【構成】 相対する二つの側片部11、11とこれらを
連結する連結部12とによりほぼコ字形に形成された装
置本体10と、前記両側片部11、11に設けられて前
記立ち上がり部2の両側からその立ち上がり部2を挟み
付ける形態で圧接させる締め付けボルト13、13とを
備え、かつ、前記締め付けボルト13、13にて前記立
ち上がり部2の両側を挟み付けた状態において、装置本
体10の連結部12が前記柱脚1に連なる横桟4の上に
位置する構成とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物に設ける手摺の中
でも、特に落下防止用として設ける柵状の手摺をコンク
リート造の下地部分に取付ける際に利用した場合に好適
な手摺の仮止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、マンションなどの中高層集合住
宅では、一般に鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の建物として建築されている。そして、このよう
な建物の例えばバルコニーや、外壁から張り出させて設
ける各階の通路、あるいは屋上などには落下防止用とし
て柵状に構成されるアルミ製などからなる手摺が設けら
れている。
【0003】従来、このような手摺を、バルコニーや各
階の通路として利用される張り出し部の先端近くに設け
る場合、その張り出し部の先端近くにおける、手摺の柱
脚を立てるべき位置に、補強を兼ねるコンクリート造の
立ち上がり部を張り出し部と一体に設けると共に、この
立ち上がり部の上面に手摺の柱脚を取付けるための穴を
間隔をおいて複数設けておき、これらの穴に各柱脚の下
端をそれぞれ挿入し各柱脚を鉛直に保持した状態で、各
穴にモルタル等の充填材を充填してこれを硬化させるこ
とにより取付けるといった方法が採用されている。
【0004】ところで、充填材が硬化するまでの期間、
各柱脚を鉛直に保持すると共に、安全性を考慮して抜け
止め対策も講じておく必要があるが、この対策として従
来は柱脚の下端にその下端面よりも大きな当て板を設け
てこれを穴の底面に密着させて柱脚の鉛直性を保持する
とともに、穴内に露出させたアンカーボルト等に柱脚の
下端を直接または当て板を溶接して柱脚の抜け止めを図
るという方法で行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の手摺の取付け方法では、立ち上がり部の施工時
に予めアンカーボルトを埋設しておく作業や、このアン
カーボルトに対して穴内で柱脚を溶接する作業などを必
要とするために、手摺の施工に手間や工費が嵩むという
問題があった。また、従来では、建物の躯体の施工およ
び手摺等を含む外部造作の施工では足場を組んで行なっ
ていたが、新工法である無足場施工法の実施化に伴い、
特に安全対策上からも、落下防止用の手摺等はいち早く
施工しておかなければならず、この点においても手摺を
確実かつ容易にしかも安全に施工できるようにする技術
の開発が望まれていた。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、手摺の施工に際してその手摺の柱脚を確実
に抜け止めした状態で鉛直に保持することがで、しかも
無足場状態においても確実かつ容易にしかも安全に施行
することができるようにした手摺の仮止め装置を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
建物に設ける手摺の柱脚を立てる位置にコンクリート造
の立ち上がり部が設けられ、この立ち上がり部に設けた
穴に柱脚の下端を挿入した状態で柱脚を鉛直に保持して
おくための手摺の仮止め装置であって、相対する二つの
側片部とこれらを連結する連結部とによりほぼコ字形に
形成された装置本体と、前記両側片部に設けられて前記
立ち上がり部の両側からその立ち上がり部を挟み付ける
形態で圧接させる締め付けボルトとを備え、かつ、前記
締め付けボルトにて前記立ち上がり部の両側を挟み付け
た状態において、装置本体の連結部が前記柱脚に連なる
横桟の上に位置する構成としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の手摺の仮止め装置によれば、手
摺の柱脚を穴内に挿入した状態で、その手摺の横桟の上
に装置本体の連結部を当接させて下方へ押しつけつつ、
締め付けボルトにて、立ち上がり部に対しその両側から
これを挟み付ける形態で締め付けボルトの先端部分を圧
接させることにより、手摺の柱脚が確実に抜け止めされ
て固定される。このとき、柱脚と穴の壁面との間に木製
くさびなどを挿入しておくことにより柱脚の鉛直性保持
用として、さらにはぐらつき防止用として作用させるこ
とが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図1ないし図
3を参照して説明する。本実施例による手摺の仮止め装
置は、図1および図2に示すように、建物に設ける手摺
の柱脚1を立てる位置にコンクリート造の立ち上がり部
2が設けられ、この立ち上がり部2に設けた穴3に柱脚
1の下端を挿入した状態で柱脚1を鉛直に保持しておく
ための装置であって、相対する二つの側片部11、11
とこれらを連結する連結部12とによりほぼコ字形に形
成された装置本体10と、前記両側片部11、11に設
けられて前記立ち上がり部2の両側からその立ち上がり
部2を挟み付ける形態で圧接させる締め付けボルト1
3、13とを備え、かつ、前記締め付けボルト13、1
3にて前記立ち上がり部2の両側を挟み付けた状態にお
いて、装置本体10の連結部12が前記柱脚1に連なる
横桟4の上に位置する構成とされている。
【0010】次いで、これらの詳細について説明する。
なお、図示例による手摺の仮止め装置は、例えばバルコ
ニーの床を構成するコンクリート造の張り出し部Bの先
端近くに、その先端面に沿って延在するコンクリート造
の立ち上がり部2が一体に形成されている部分に、ユニ
ット式のアルミ製の手摺を設ける場合に好適な例が示さ
れている。したがって、手摺Tとしては、ここでは柱脚
1が角筒状に、横桟4の上面が平面に形成され、全体と
して格子状に構成されたものが示されている。
【0011】前記装置本体10は、実施例では金属板を
コ字形に曲げ形成して、相対する二つの側片部11、1
1と、これらを連結する連結部12を構成し、さらに各
部の補強用として、連結部12の外面側にほぼ直角に曲
げ形成したいわゆるアングル材状の補強材14を溶接止
めし、かつ、連結部12と両側片部11、11との間に
いわゆるハ字形ブレース材を形成するような補強プレー
ト15、15を架け渡して溶接止めした構成とされてい
る。
【0012】そして、両側片部11、11の先端近くの
互いに対応する外面部分に固定ナット16、16をそれ
ぞれ溶接止めし、これらに前記締め付けボルト13、1
3をねじ込んだ構成とされている。なお、各締め付けボ
ルト13、13の先端には回転自在な当て金17、17
がそれぞれ設けられている。
【0013】このような構成の手摺の仮止め装置を用い
て無足場状態で手摺を施工するには、作業者は張り出し
部Bの内側に位置して、図1に示すように手摺の柱脚1
の下端を穴3内に挿入し、装置本体10の連結部12の
平坦な内面側を横桟4の上面に当接させた状態で、締め
付けボルト13を締め付けてその先端の当て金17を立
ち上がり部2の側面に強く圧接させればよい。
【0014】このようにすると、柱脚1が鉛直に保持さ
れると共に、連結部12により横桟4部分が押さえ付け
られるため、柱脚1が確実に抜け止めされた状態で固定
される。そしてこの状態において、穴3内にアルミおよ
びコンクリートの双方に対して良好な接着性を有し、か
つ硬化性を持つ充填材Jを充填してこれを硬化させるこ
とにより、例えば樹脂系接着剤、あるいはモルタル等を
充填して硬化させることにより、柱脚1は立ち上がり部
2に強固に固定される。充填材Jの硬化後は仮止め装置
を取り外せばよい。なお、充填材Jを充填するまでの間
に、穴3の内壁面と柱脚1との間の隙間に木製くさびな
どを打ち込んで、柱脚1がぐらつかないように配慮して
もよい。
【0015】上記の作業は張り出し部B上で行なうこと
ができるので、特に足場を必要とせず、また、アンカー
ボルトの埋設作業やアンカーボルトと柱脚との溶接作業
等を必要としないので手摺の施工を簡単かつ容易に行な
うことができる。
【0016】なお、上記実施例においては、バルコニー
等の張り出し部に設ける手摺の仮止め装置として適用し
た例が示されているが、例えば屋上のタラペットのよう
な立ち上がり部も上に設ける手摺の施工等にも適用する
ことができる。また、装置本体10について、板材を用
いて構成した例を示したが、棒材やパイプ材等を用いて
構成するようにしても良い。また、締め付けボルトには
操作性を考慮してハンドル等を設けた構造としてもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る手摺
の仮止め装置によれば、以下のような優れた効果を奏す
る。
【0018】請求項1に係る発明においては、建物に設
ける手摺の柱脚を立てる位置にコンクリート造の立ち上
がり部が設けられ、この立ち上がり部に設けた穴に柱脚
の下端を挿入した状態で柱脚を鉛直に保持しておくため
の装置であって、相対する二つの側片部とこれらを連結
する連結部とによりほぼコ字形に形成された装置本体
と、前記両側片部に設けられて前記立ち上がり部の両側
からその立ち上がり部を挟み付ける形態で圧接させる締
め付けボルトとを備え、かつ、前記締め付けボルトにて
前記立ち上がり部の両側を挟み付けた状態において、装
置本体の連結部が前記柱脚に連なる横桟の上に位置する
構成とした構成としたから、手摺の柱脚を穴内に挿入し
た状態で、その手摺の横桟の上に装置本体の連結部を当
接させて下方へ押しつけつつ、締め付けボルトにて、立
ち上がり部に対しその両側からこれを挟み付ける形態で
締め付けボルトの先端部分を圧接させることにより、手
摺の柱脚を確実に抜け止めした状態で保持することがで
きる。しかもこうした作業を無足場状態においても確実
かつ容易にしかも安全に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部の断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 柱脚 2 立ち上がり部 3 穴 4 横桟 10 装置本体 11 側片部 12 連結部 13 締め付けボルト 14 補強材 15 補強プレート 16 固定ナット 17 当て金 T 手摺 B 張り出し部 J 充填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物に設ける手摺の柱脚を立てる位置にコ
    ンクリート造の立ち上がり部が設けられ、この立ち上が
    り部に設けた穴に柱脚の下端を挿入した状態で柱脚を鉛
    直に保持しておくための手摺の仮止め装置であって、相
    対する二つの側片部とこれらを連結する連結部とにより
    ほぼコ字形に形成された装置本体と、前記両側片部に設
    けられて前記立ち上がり部の両側からその立ち上がり部
    を挟み付ける形態で圧接させる締め付けボルトとを備
    え、かつ、前記締め付けボルトにて前記立ち上がり部の
    両側を挟み付けた状態において、装置本体の連結部が前
    記柱脚に連なる横桟の上に位置する構成としたことを特
    徴とする手摺の仮止め装置。
JP10537994A 1994-05-19 1994-05-19 手摺の仮止め装置 Pending JPH07310440A (ja)

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JP10537994A JPH07310440A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 手摺の仮止め装置

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JPH07310440A true JPH07310440A (ja) 1995-11-28

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ID=14406055

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JP10537994A Pending JPH07310440A (ja) 1994-05-19 1994-05-19 手摺の仮止め装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200448522Y1 (ko) * 2008-04-11 2010-04-21 (주) 해성에스앤씨 방호선반 고정용 브라켓트
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CN107503523A (zh) * 2017-08-30 2017-12-22 云南工程建设总承包公司 一种工具式临边或洞口防护装置
JP2018031113A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 大隅機設株式会社 挟持装置及び挟持装置を備えた梯子装置

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