JP3750717B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3750717B2 JP3750717B2 JP2000044392A JP2000044392A JP3750717B2 JP 3750717 B2 JP3750717 B2 JP 3750717B2 JP 2000044392 A JP2000044392 A JP 2000044392A JP 2000044392 A JP2000044392 A JP 2000044392A JP 3750717 B2 JP3750717 B2 JP 3750717B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing roller
- coil
- fixing
- coils
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- General Induction Heating (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタの定着装置、特に電子写真方式のプリンタの定着装置に関し、さらにインクジェットプリンタの溶媒を乾燥させる定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8はハロゲンランプを加熱源にした従来の定着装置の例を示す図であり、21は定着ローラ、22は加圧ローラ、23はハロゲンランプ、24はトナー像、25は記録紙、27はバネ、28は温度検出手段を示す。
【0003】
プリンタの定着装置には、ハロゲンランプを加熱源にしたものや電磁誘導加熱装置を熱源としたものがある。ハロゲンランプを加熱源にした従来の定着装置は、図8に示すように中空状の定着ローラ21の中心に略円筒状のハロゲンランプ23が配置され、電流を流すことによってハロゲンランプ23から赤外線を主体とした電磁波が放射され、定着ローラ21の内側に到達し熱に変わる。その熱は、定着ローラ21の外側に伝達され、定着ローラ21と加圧ローラ22との挟まれたマーキング材(トナー像24)を持つ記録紙25をバネ27により加圧しながら加熱し、マーキング材24を定着する。温度検出手段28により定着ローラ21の外側の温度を検出し、制御回路によりその検出温度に基づきハロゲンランプ23の電流を制御して、定着ローラ21の温度を制御する。
【0004】
定着ローラ21は、通常鉄系又はアルミニウム系のパイプ状芯金に、表面にはマーキング材のオフセットを防止するための離型層が施される。必要に応じて弾性層(シリコンゴムなど)がパイプ状芯金の外周に形成される。その場合には、記録紙25の凹凸に対しても適切な圧力でトナー像を記録紙25に加圧できるので、定着後の画像は均一にトナーが溶融され良好な画質が得られる。しかし弾性層が通常熱伝導率が芯金の金属に比べて劣るため、定着ローラ21の表面の温度が所定の温度になるまでの時間がかかり、しかも熱応答性が悪くなる。この定着ローラ21は、両端部を軸受けで構造体に回転支持する。
【0005】
加圧ローラ22は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの芯金にシリコンゴムなどの弾性層を外周に設ける。両面印刷の場合には、加圧ローラ22にも離型層を設ける。定着ローラ21と加圧ローラ22は、バネ27によってニップ荷重が与えられてニップを形成する。
【0006】
一方、電磁誘導加熱装置を熱源とした従来のプリンタの定着装置には、例えば定着ローラの内部に加熱コイルを配置した定着装置(特開平8−179647号公報、特開平9−160413号公報参照)や、定着ローラの内部に閉磁路のコアを通して、加熱コイルを定着ローラの外側に配置した定着装置(特開平8−129315号公報参照)などがある。さらには、複数のコイルを巻き隣接するコイルと逆方向に磁界を与える定着装置(特開平8−63022号公報参照)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、定着ローラの内部に加熱コイルを配置した定着装置(特開平8−179647号公報)の場合には、中空の定着ローラの中心部にコイルが配置され、コイルによって生じる磁束は、コイルの中心部から定着ローラに沿って流れるため、その磁路は、定着ローラの長さとコイルの長さを加えた長さに相当し、長くなってしまう。そのため、磁気抵抗が大きくなり、磁束密度は低下してしまう。渦電流の発生は、磁束密度の2乗に比例するために、誘導加熱の効率が低下するという課題があった。
【0008】
定着ローラの内部に加熱コイルを配置した他の定着装置(特開平9−160413号公報)の場合には、中空の定着ローラの中心部にボビンとそれに巻かれたコイルが配置され、コイルによって生じる磁束は、コイル中心部から定着ローラに沿って流れるため、上記の場合と同様な構造になっており、同様な課題を抱えている。
【0009】
加熱コイルを定着ローラの外側に配置した定着装置(特開平8−129315号公報参照)の場合には、定着ローラとコアとが磁気ギャップを持って磁気回路を構成し、定着ローラに沿って流れるため、その磁路は、定着ローラの長さとコアの長さを加えた長さに相当し、長くなってしまう。
【0010】
隣接するコイルで逆方向に磁界を与える定着装置(特開平8−63022号公報参照)の場合には、単に隣接するコイルが逆方向の磁界が形成されるように接続するケースに限定され、しかも接続の違いが定量的に把握できない。
【0011】
また、定着フイルムの中に複数のコアとコイルを配置して、記録紙幅に応じてコイルを使い分けする定着装置(特開平8−16005号公報参照)も提案されているが、高周波電流の駆動回路や制御回路については内容が明らかでない。複数のコイルに交流電流を流すには、コイルのインダクタンス、抵抗に応じて共振インバータのコンデンサを選んでやる必要があり、コイル毎に共振インバータを備えることになるため、コスト的に高価になってしまうという課題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するものであって、加熱効率を高め、記録紙の幅に応じた効率的に加熱し、記録紙が通紙する部分の定着ローラの温度制御の安定性を高めるものである。
【0013】
そのために本発明は、定着ローラ、加圧ローラ、前記定着ローラに対して交流磁界を与えて誘導加熱するコイル、前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段、及び前記コイルに交流電流を流し該交流電流を前記検出温度に基づき制御することにより前記定着ローラの温度を制御する制御手段を備えた誘導加熱定着装置において、前記コイルは、導電性金属箔を渦巻き状に成形し、絶縁シートを貼り合わせ、多層に積層したものを前記定着ローラの軸方向に複数のコイルに分割し前記定着ローラの外周に一定ギャップを維持し交互方向接続にして配置したことを特徴とするものである。
【0014】
また、前記コイルは、リッツ線を渦巻き状に巻いたものであり、前記コイルは、導電性金属箔を渦巻き状に成形し、絶縁シートを貼り合わせ、多層に積層したものであり、前記制御手段は、1石電圧共振型インバータを有することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る定着装置の実施の形態を示す図であり、1は定着ローラ、2は加圧ローラ、3はコイル、4はトナー像、5は記録紙、6は磁束、7はバネ、8は温度検出手段を示す。
【0016】
図1において、定着ローラ1は、導電性で熱容量の小さい加熱層と離型層から構成され、必要に応じて離型層の下に数10μm〜数100μm程度の厚さの弾性層が配設される。加熱層には、コイル1からの交流磁界によって渦電流が効率的に発生するために、導電性が必要である。離型層は、溶融したトナーが定着ローラ1から剥離し易くするために設けるものであり、オフセット防止が目的である。離型層の材質としては、フッ素樹脂(PFA、PTFE、PEP)、シリコン樹脂、フッ素ゴム、シリコンゴムなどが適しており、その厚さは、数10μm〜数100μmが望ましい。数10μm以下になると記録紙との摩耗でなくなったしまい、数100μm以上になると熱伝導率が低下して加熱層からの熱が効率的に伝達できなくなる。定着ローラ1は、両端にフランジがあって軸受けで回転可能に支持され、モータからの回転トルクが歯車やベルトなどによって伝達されて一定の角速度で回転する。
【0017】
定着ローラ1に弾性層がある場合には、記録紙5の凹凸に対してもトナーに十分なニップ圧力が与えられ、定着後の画像がムラなく仕上げられる。しかし、弾性層は、熱伝導率が低いシリコンゴムやフッ素ゴムなどが利用されるため、定着ローラ1の加熱立ち上がり時間を長くする傾向がある。
【0018】
加圧ローラ2は、芯金、弾性層から構成され、さらに両面印刷用の場合には離型層が表面に形成され、バネ7によって定着ローラ1とニップを形成する。芯金は、炭素鋼、ステンレスなど、強度を有している材料が適し、両端部が軸受けで回転可能に支持され、軸受けを介してバネ7でニップ荷重を与え、通常定着ローラ1との摩擦で従動する。
【0019】
トナー像4が転写された記録紙5は、このニップに入って回転しながらニップ荷重を受け、同時に定着ローラ1から加熱される。トナー像4は、この加熱によって記録紙5の上で溶融し、ニップから出ると冷却されてトナー像4が記録紙5に定着される。トナー像4が記録紙5に定着されるかは、定着温度、記録紙の搬送速度、ニップ幅、ニップ圧力及びトナーの性質に依存する。
【0020】
定着ローラ1と加圧ローラ2との間で形成するニップ荷重が大きいとニップ幅が広くなり、ニップ荷重が小さいとニップ幅が狭くなる。ニップ幅は、定着時間を決める重要なパラメータであり、電子写真のプロセス速度やトナーの熱的な性質との関係で決められる。ニップ幅が広くなると定着時間が長くなり、ニップ幅が狭くなると定着時間が短くなる。ただし、定着時間を長く取ろうとしてニップ荷重を大きくすると、回転トルクも大きくなる傾向があり、そうなるとモータが大きくなるので制約もある。
【0021】
コイル3は、定着ローラ1の外周に一定ギャップを維持しながら交流電流を流して交流磁界を発生させることにより定着ローラ1を加熱するものである。コイル3は、高周波電流が流れるため表面抵抗を小さくしてコイルの損失を小さくする必要がある。そのため、絶縁被覆した銅線を複数本束ねて撚ったリッツ線を用いる。例えば直径φ=0.5mmの絶縁被覆した銅線を8本撚りにして使用して後述する図4に示すような一体コイルと分割コイルを巻いた。
【0022】
温度検出手段8は、定着ローラ1の表面に接触して又は一定の距離を持って保持され、温度を検出して制御回路/駆動回路へ信号を伝達する。制御指示温度に対して定着ローラ1の温度が低い場合、制御回路は、コイル3に流す交流電流を大きくすることにより、誘導加熱を強めて定着ローラ1の温度を上げる。逆に制御指示温度に対して定着ローラ1の温度が低い場合、制御回路は、コイル3に流す交流電流を小さくすることにより、誘導加熱を弱めて定着ローラ1の温度を下げる。こうして定着ローラ1の温度はほぼ一定に保たれる。
【0023】
次に、誘導加熱定着装置の加熱効率ηについて説明する。図2は加熱効率を説明するための図である。コイルと被加熱体(定着ローラ)が磁気結合している状態の等価回路は図2(a)のように表すことができる。この回路方程式は、
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】
〔数1〕、〔数2〕の式より高周波電源から見たインピーダンスZ3 は、
【0027】
【数3】
【0028】
〔数3〕の式の右辺第1項は加熱コイルの抵抗値、第2項は被加熱体の抵抗値となるので、図2(a)の等価回路は、図2(b)に示す等価回路に書き換えられる。ここで、R3 =R1 +{τκ2 /(A+τ2 )}L1 とすれば、入力電力はP0 =I1 ×R3 となり、被加熱体で消費される電力は、P1 =I1 ×(R3 −R1 )と表されるので、加熱効率ηは、次の〔数4〕の式となる。
【0029】
【数4】
【0030】
ここで、R1 は加熱コイル単体の抵抗値、R3 は被加熱体を磁気結合させたときの加熱コイル抵抗値となる。すなわち、コイル単体の抵抗R1 を測定し、定着ローラにコイルを配置してコイルの抵抗R3 を測定して〔数4〕の式に従って計算すると、加熱効率ηが算出される。この加熱効率ηは測定する周波数によって変わる。
【0031】
図3は積層コイルを説明するための図、図4はコイルの形態を説明するための図、図5は分割コイルの接続形態を説明するための図である。コイル3としては、リッツ線の他にも、積層したシート状のコイルを用いることも可能である。例えば図3(a)に示すようにポリイミドなどの絶縁層33の上に渦巻き状導体31を形成して、両端に接続パッド32を設ける。渦巻き状導体31は、銅箔をエッチングして作るか、プレスで成形して作る。こうしてできたシート状コイルを8層積層した例を示したのが図3(b)である。導体の表面積は、1層のシート状コイルに比べて8倍となるため、表面抵抗もその分だけ小さくすることができる。
【0032】
コイルは、図4に示すように巻き数を同じにした一体コイル、分割コイル(順方向接続)、分割コイル(交互方向接続)などの形態を採用することができる。それぞれLCRメータでインダクタンスLと抵抗Rを10kHzで測定し、加熱効率η(%)を算出し、その比較例を示したのが次の〔表1〕である。インダクタンスL3、抵抗R3は定着ローラ上で測定した値であり、コイルと定着ローラのギャップは、全ての場合について2.5mm一定にしてある。分割コイルの数は、5つである。
【0033】
【表1】
【0034】
上記の例において、加熱効率ηについては、分割コイル(交互方向接続)が最も高い結果となった。すなわち、加熱効率を極大にする接続方法は、この場合、図5(b)の矢印に示すように分割された5つのコイルを交互に接続して高周波電流を交互に渦巻きの逆方向に流すことである。
【0035】
分割コイルで順方向接続の場合と交互方向接続の場合の磁束の流れの違いを図5に示しているが、順方向接続の場合には、磁気回路が細かく分割され磁路長が長くなっている。それに対して交互方向接続の場合には、磁気回路が大きく形成され磁路長が短くなっている。その結果が加熱効率ηの違いに現れている。
【0036】
勿論、この例の5つのコイルに限定することはなく、複雑な形状のコイルを複数巻いたり、互いに重ね合わせたりしてどのように接続していいかわからない場合でも、この加熱効率ηを用いることによって最適な接続方法を定量的に見つけ出すことができる。
【0037】
次に、コイル駆動回路、接続切り換え回路について説明する。図6はコイルの切り換えに応じて回路抵抗を切り換えるコイル駆動回路の構成例を示す図、図7はコイルの接続切り換え回路の構成例を示す図である。
【0038】
まず、記録紙の幅が異なる場合について説明する。A3及びB4サイズの記録紙を縦方向に印刷するには、幅方向70mmの5つのコイルを定着ローラの軸方向に配置する。A3サイズの時には5つのコイル全てに高周波電流を流して加熱し、B4サイズの時には4つのコイルに高周波電流を流して加熱する。この場合、コイルのインダクタンス、抵抗が変わってしまうため、高周波電流の駆動回路は、図6に示すように4つ分のコイル105と残り1つのコイル106、共振コンデンサ107、108、IGBTなどのスイッチング素子109、110、スイッチング素子のゲートドライバ112、113をそれぞれ2つずつ持って、記録紙の幅に応じて選択する。交流の商用電源101を整流回路102で整流してインダクタ103とコンデンサ104で平滑化して直流電力を供給する。比較器111は、スイッチング素子109と110の電圧がゼロ付近を検出して信号を送り、それを受けてタイミング回路114がゲートドライバ回路112、113にオン/オフのタイミング信号を与えて共振インバータを制御しコイルから交流磁界が発生する。この交流磁界によって定着ローラ表面近傍に渦電流が発生してジュール熱に変わって定着ローラを加熱する。記録紙がA3サイズの場合には、5つのコイル全てにより加熱されるので、定着ローラのほぼ全体が加熱され、記録紙がB4サイズの場合には、4つのコイルにより加熱されるので、定着ローラのほぼ4/5が加熱されることになる。そのため、B4サイズの場合でも、記録紙が通紙されないところでも温度が上昇しすぎることは回避される。
【0039】
分割コイルの順方向接続、交互方向接続、記録紙サイズに応じた駆動コイルの接続切り換えを行う回路は、例えば図7に示すように構成することができる。図7において、切り換えスイッチS1が分割コイルの順方向接続、交互方向接続の切り換えを行うスイッチであり、「順」側に切り換えると、5つのコイルが順方向接続になり、「逆」側に切り換えると、5つのコイルが交互方向接続になる。また、切り換えスイッチS2は、分割コイルの記録紙サイズに応じた接続切り換えを行うスイッチであり、「大」側に切り換えると、5つのコイルによる加熱回路になり、「小」側に切り換えると、図示最下段のコイルが切り離されて4つのコイルによる加熱回路になる。さらに、両側のコイルを切り離す場合には、切り換えスイッチS2と同様に切り換えスイッチS3を設け、接続するコイル数の変更に伴って共振回路の共振条件を切り換える場合には、例えば共振回路を構成するコンデンサC1、C2の切り換えを行えばよい。
【0040】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、定着ローラの軸方向に分割して並べて配置した複数のコイルを順方向接続又は交互方向接続に設定して加熱効率が極大になるようしたが、分割した複数のコイルは、重ね合わせにして配置した場合であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、定着ローラ、加圧ローラ、前記定着ローラに対して交流磁界を与えて誘導加熱するコイル、前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段、及び前記コイルに交流電流を流し該交流電流を前記検出温度に基づき制御することにより前記定着ローラの温度を制御する制御手段を備えた誘導加熱定着装置において、前記コイルは、導電性金属箔を渦巻き状に成形し、絶縁シートを貼り合わせ、多層に積層したものを前記定着ローラの軸方向に複数のコイルに分割し前記定着ローラの外周に一定ギャップを維持し交互方向接続にして配置したので、誘導加熱により早く定着ローラを加熱することができ、印刷装置に利用することにより、電源を投入してからの印刷時間の短縮を図ることができる。また、より少ない電力で定着ローラの温度を一定に維持することができ、省エネが達成できる。さらに、記録紙の幅に応じてコイルとその駆動回路を選択してやることにより、記録紙が通紙しない部分の過昇温防止が可能になり、その結果として、記録紙が通紙する部分の定着ローラの温度制御の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 加熱効率を説明するための図である。
【図3】 積層コイルを説明するための図である。
【図4】 コイルの形態を説明するための図である。
【図5】 分割コイルの接続形態を説明するための図である。
【図6】 コイルの切り換えに応じて回路抵抗を切り換えるコイル駆動回路の構成例を示す図である。
【図7】 コイルの接続切り換え回路の構成例を示す図である。
【図8】 ハロゲンランプを加熱源にした従来の定着装置の例を示す図である。
【符号の説明】
1…定着ローラ、2…加圧ローラ、3…コイル、4…トナー像、5…記録紙、6…磁束、7…バネ、8…温度検出手段
Claims (1)
- 定着ローラ、加圧ローラ、前記定着ローラに対して交流磁界を与えて誘導加熱するコイル、前記定着ローラの温度を検出する温度検出手段、及び前記コイルに交流電流を流し該交流電流を前記検出温度に基づき制御することにより前記定着ローラの温度を制御する制御手段を備えた誘導加熱定着装置において、前記コイルは、導電性金属箔を渦巻き状に成形し、絶縁シートを貼り合わせ、多層に積層したものを前記定着ローラの軸方向に複数のコイルに分割し前記定着ローラの外周に一定ギャップを維持し交互方向接続にして配置したことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000044392A JP3750717B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 定着装置 |
EP01103631A EP1128230A3 (en) | 2000-02-22 | 2001-02-22 | Fixing device |
US09/790,073 US6882807B2 (en) | 2000-02-22 | 2001-02-22 | Fixing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000044392A JP3750717B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001235962A JP2001235962A (ja) | 2001-08-31 |
JP3750717B2 true JP3750717B2 (ja) | 2006-03-01 |
Family
ID=18567144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000044392A Expired - Fee Related JP3750717B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3750717B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7065315B2 (en) | 2003-06-30 | 2006-06-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing apparatus |
US7002118B2 (en) | 2004-03-22 | 2006-02-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuser and heatfusing control method |
US7045749B2 (en) * | 2004-03-22 | 2006-05-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for fixing toner on transferred material |
US7340192B2 (en) * | 2005-03-16 | 2008-03-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fixing device of image forming apparatus |
JP6483399B2 (ja) | 2014-10-23 | 2019-03-13 | エイチピー プリンティング コリア カンパニー リミテッド | 誘導加熱方式画像定着装置及び誘導加熱方式画像定着装置駆動プログラム |
-
2000
- 2000-02-22 JP JP2000044392A patent/JP3750717B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001235962A (ja) | 2001-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7386243B2 (en) | Heating apparatus and induction heating control method | |
US6882807B2 (en) | Fixing device | |
US6850728B2 (en) | Induction heating roller apparatus, fixing apparatus and image formation apparatus | |
US20090238593A1 (en) | Heating apparatus and induction heating control method | |
JP3687439B2 (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JP4136210B2 (ja) | 加熱装置及び画像形成装置 | |
JPH09258586A (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JP3750717B2 (ja) | 定着装置 | |
JP2006337740A (ja) | 誘導加熱定着装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
US7085527B2 (en) | Fixing apparatus having fixing roller and induction heating device therein | |
JP2003317923A (ja) | 誘導加熱ローラ装置、定着装置および画像形成装置 | |
JP3763542B2 (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JPH09106207A (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JP3750718B2 (ja) | 定着装置 | |
JP4402432B2 (ja) | 誘導加熱を用いた定着装置 | |
JP2002222689A (ja) | 誘導加熱ローラ装置における加熱ローラ、誘導加熱ローラ装置、定着装置および画像形成装置 | |
JP3680926B2 (ja) | 定着装置 | |
JP4845919B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09120222A (ja) | 誘導加熱定着装置 | |
JP3935657B2 (ja) | 定着装置および画像形成装置 | |
JP3765219B2 (ja) | 誘導加熱定着装置及び誘導加熱装置 | |
CN117742115A (zh) | 定影单元和图像形成装置 | |
JP2003215954A (ja) | 加熱コイル、加熱ローラ、および加熱ローラの加熱方式 | |
JP3750716B2 (ja) | 定着装置 | |
JPH08220912A (ja) | 電磁誘導加熱による定着装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050616 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051129 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111216 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |