JP3749689B2 - 心電信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、浴槽内に設置された電極によって検知された入浴者の心電信号に基づいて、入浴者の心拍数を算出する心拍数算出処理等の所定の信号処理を行う心電信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入浴時に心拍を測定する浴槽においては、心臓に負担をかけずに入浴を行うことができるように、従来から、浴槽に浸かっている入浴者の心拍数や心電波形等の心電情報を報知する心電情報報知システムが開発されており、この種の心電情報報知システムとしては、例えば、図4に示すようなものがある。
【0003】
この心電情報報知システム50は、同図に示すように、浴槽に浸かっている入浴者が発する心電信号を、浴槽内の湯水を介して検出する電極51a、51bと、この電極51a、51bによって検出された心電信号に基づいて、単位時間当りの心拍数を算出する心拍数算出処理を行う心電信号処理装置52と、この心電信号処理装置52によって算出された単位時間当りの心拍数を表示する表示装置58とから構成されており、心電信号処理装置52は、電極51a、51b間の電位差を心電信号として増幅する差動増幅回路53と、この差動増幅回路53によって増幅された心電信号からノイズ成分を除去するフィルタ回路54と、このフィルタ回路54によってノイズ成分が除去された心電信号を増幅する増幅回路55と、この増幅回路55によって増幅された心電信号の波形を整形する波形整形回路56と、この波形整形回路56によって波形整形された心電信号に基づいて、単位時間当りの心拍数を算出する演算回路57とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような心電情報報知システム50に使用されている心電信号処理装置52では、増幅回路55による心電信号の増幅率を予め定めた固定値に設定することになるが、水質の変化や入浴剤の使用等によって浴槽に貯留された湯水の導電率が大幅に変動すると、これに伴って電極51a、51bによって検出される心電信号の信号レベルも大幅に変動することになるので、電極51a、51bによって検出される心電信号の信号レベルが大きくなる、湯水の導電率が低い状態にあわせて増幅回路55の増幅率を設定しておくと、電極51a、51bによって検出される心電信号の信号レベルが小さくなる、湯水の導電率が高いときには、増幅回路55から出力される心電信号レベルが低すぎて、その後に演算回路57で行われる心拍数の算出処理等を適切に行うことができない。
【0005】
逆に、電極51a、51bによって検出される心電信号の信号レベルが小さくなる、湯水の導電率が高い状態にあわせて増幅回路55の増幅率を設定しておくと、電極51a、51bによって検出される心電信号の信号レベルが大きくなる、湯水の導電率が低いときには、増幅回路55から出力される心電信号が飽和状態になるので、入浴者の心拍数を算出することができなくなるといった問題がある。
【0006】
そこで、この発明の課題は、浴槽に貯留された湯水の導電率の影響を受けることなく、心拍数算出処理等の所定の処理を確実に行うことができる心電信号処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、浴槽内に設置された電極によって検知された入浴者の心電信号に基づいて、所定の信号処理を行う心電信号処理装置において、前記電極によって検出された心電信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段によって増幅された心電信号に基づいて所定の心電情報を作成する心電情報作成機能を有する制御手段と、前記浴槽に貯留された湯水の導電率を測定する導電率測定手段とを備え、前記増幅手段は、前記浴槽に貯留された湯水の導電率に応じて、入力される心電信号の増幅率を変更可能に構成されていることを特徴とする心電信号処理装置を提供するものである。
【0008】
以上のように、この心電信号処理装置では、浴槽に貯留された湯水の導電率に応じて、検出された心電信号を増幅する増幅手段の増幅率を変更することができるので、電極によって検出される心電信号の信号レベルが小さくなる、浴槽に貯留された湯水の導電率が高いときには、増幅手段の増幅率を大きくし、電極によって検出される心電信号の信号レベルが大きくなる、浴槽に貯留された湯水の導電率が低いときには、増幅手段の増幅率を小さくすることによって、浴槽に貯留された湯水の導電率の影響を受けることなく、その後に制御手段で行われる心拍数の算出処理等を適切に行うことが可能となる。
【0009】
具体的には、請求項2にかかる発明の心電信号処理装置のように、前記増幅手段を、増幅器と、前記増幅器の倍率を設定する倍率設定手段とによって構成すればよく、さらに具体的には、請求項3にかかる発明の心電信号処理装置のように、前記増幅手段を、演算増幅器と、前記演算増幅器の負帰還回路に選択的に接続される複数の負帰還抵抗とによって構成し、前記負帰還回路に対する複数の前記負帰還抵抗の接続状態を切り替えることによって、増幅率を変更するようにすればよい。
【0010】
また、複数の前記負帰還抵抗の接続状態を切り替えるには、請求項4にかかる発明の心電信号処理装置のように、前記導電率測定手段から出力される導電率検出信号を前記制御手段に入力し、前記導電率検出信号に応じて前記制御手段から出力される切替指令に従って、前記負帰還回路に対する複数の前記負帰還抵抗の接続状態を切り替える切替手段を前記増幅手段に設ける構成を採用すればよい。
【0011】
また、上記の課題を解決するため、請求項5にかかる発明は、浴槽内に設置された電極によって検知された入浴者の心電信号に基づいて、所定の信号処理を行う心電信号処理装置において、前記電極によって検出された心電信号を増幅する演算増幅器を有する増幅手段と、前記増幅手段によって増幅された心電信号に基づいて所定の心電情報を作成する心電情報作成機能を有する制御手段と、前記浴槽に貯留された湯水の導電率を測定する導電率測定手段とを備え、前記制御手段には、前記導電率測定手段によって測定された導電率が入力されるようになっており、前記制御手段は、入力された導電率に基づいて所定の出力処理を実行し、前記演算増幅器の入力側に出力する負帰還電圧を制御することによって、前記増幅手段の増幅率を変更するようにした心電信号処理装置を提供するものである。
【0012】
以上のように、この心電信号処理装置では、浴槽に貯留された湯水の導電率に基づいて、制御手段が所定の出力処理を実行し、演算増幅器の入力側に出力する負帰還電圧を制御することによって、増幅手段の増幅率を変更するようになっているので、浴槽に貯留された湯水の導電率が高いときには増幅手段の増幅率を大きくし、浴槽に貯留された湯水の導電率が低いときには増幅手段の増幅率を小さくすることによって、浴槽に貯留された湯水の導電率の影響を受けることなく、心電信号に基づいて行われる心拍数の算出処理等を適切に行うことが可能となる。
【0013】
なお、上述した「導電率測定手段」は、浴槽に貯留された「導電率」を直接測定するもの以外に、浴槽に貯留された湯水の「導電率」に相当する「電気抵抗」等の物性値を測定するものも含む広い概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の心電信号処理装置を使用した心電情報報知システムを示している。同図に示すように、この心電情報報知システム1は、浴室R内に設置された浴槽Bに対する自動注湯機能や追焚機能の他、シャワーやカラン等への給湯機能を備えた風呂給湯器10と、この風呂給湯器10を操作するための操作手段として、浴室R及び台所に設置される浴室用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bと、浴槽Bに浸かっている入浴者の心電信号を検出するために浴槽B内に設置される心拍検出電極31、32、33と、これらの心拍検出電極31、32、33がそれぞれ接続され、心拍検出電極31、32、33によって検出された心電信号に基づいて、1分間当りの心拍数に数値化された心拍データを作成する、本発明にかかる心電信号処理装置である心拍数演算ユニット40とを備えており、この心拍数演算ユニット40には、前記風呂給湯器10から電源の供給が行われるようになっている。なお、図1では、通信系統を破線で、電源系統を実線で表示してある。
【0015】
前記風呂給湯器10、前記浴室用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bには、通信手段であるシリアルインターフェースを介して相互に通信可能なコントローラ11、21a、21bがそれぞれ搭載されており、これらのコントローラ11、21a、21bが相互に連携をとりながら、風呂給湯器10の運転動作を統括的に制御している。
【0016】
また、浴室用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bは、風呂設定温度、給湯設定温度等の風呂給湯器関連情報や入浴者の心拍数等の心拍関連情報等を表示する表示部22a、22bをそれぞれ備えており、これらの表示部22a、22bには、風呂給湯器関連情報または心拍関連情報のいずれを表示させるのかを切り替える(選択する)ための報知モード切替(選択)用のメニュースイッチ(図示せず)が表示されるようになっている。
【0017】
一対の心拍検出電極31、32は、浴槽Bに浸かった入浴者の心臓を挟むように、浴槽Bにおける一端側の左右両側壁に、残りの心拍検出電極(中性点)33は、浴槽Bに浸かった入浴者の足元側(他端側)における浴槽Bの側壁にそれぞれ設置されており、各心拍検出電極31、32、33は、浴槽Bに貯留された湯水を介して入浴者の心電信号が検出されるように、所定の高さ位置に設置されている。
【0018】
前記心拍数演算ユニット40は、通信手段であるシリアルインターフェースを介して、浴室用操作リモコン20aや台所用操作リモコン20bに通信可能に接続されており、この心拍数演算ユニット40によって作成された心拍データ(1分間当りの心拍数)が、所定の時間間隔(例えば、2秒間隔)で浴室用操作リモコン20aや台所用操作リモコン20bのコントローラ21a、21bに送信されるようになっている。
【0019】
この心拍数演算ユニット40は、図2に示すように、心拍検出電極31、32、33がそれぞれ接続され、心拍検出電極31、32、33によって検出された心電信号から周波数の高いインパルスノイズを除去する第1フィルタ回路41と、この第1フィルタ回路41によってノイズが除去された心電信号を増幅する差動増幅回路42と、この差動増幅回路42によって増幅された心電信号から電源周波数以上のノイズを除去する第2フィルタ回路43と、この第2フィルタ回路43によってノイズが除去された心電信号を再度増幅する増幅回路44と、この増幅回路44によって増幅された心電信号が入力されるマイクロコンピュータ45と、浴槽Bに貯留された湯水の導電率を測定する導電率センサ47とを備えており、マイクロコンピュータ45が、入力された心電信号に基づいて1分間当りの心拍数に数値化された心拍データを作成し、この心拍データをシリアルインターフェース(I/F)46を介して浴室用操作リモコン20aや台所用操作リモコン20bのコントローラ21a、21bに送信するようになっている。
【0020】
前記導電率センサ47は、浴槽Bに設置される通水口(風呂アダプタ)に設けられた一対の導電率検出電極47aと、この一対の導電率検出電極47aによって検出される、浴槽B内の湯水の電気抵抗を、導電率検出信号である電圧信号として出力するセンサ回路47bとから構成されており、このセンサ回路47bから出力される電圧信号がマイクロコンピュータ45に入力されるようになっている。
【0021】
前記増幅回路44は、図3に示すように、第2フィルタ回路43からコンデンサ48を介して出力される心電信号が非反転入力端子(+)に入力される演算増幅器441を備えた非反転増幅回路であり、演算増幅器441の反転入力端子(−)は、抵抗442を介してシグナルグランド(2.5V)に接続されていると共に、演算増幅器441の出力が反転入力端子側に負帰還されている。
【0022】
演算増幅器441の負帰還回路は、マイクロコンピュータ45によってスイッチング操作される半導体スイッチ443を介して並列的に接続された、抵抗値の異なる帰還抵抗がそれぞれ接続された4つの有抵抗回路444を備えており、半導体スイッチ443によって4つの有抵抗回路444を適宜切り替えることで、増幅回路44の増幅率を4段階に変更することができるようになっている。
【0023】
前記マイクロコンピュータ45は、導電率センサ47から出力される電圧信号に対応する導電率を予め記憶しており、浴槽Bに貯留された湯水の導電率が高くなると、増幅回路44の増幅率を大きくするように、逆に、浴槽Bに貯留された湯水の導電率が低くなると、増幅回路44の増幅率を小さくするように、上述した4つの有抵抗回路444を切り替えるための切替信号を半導体スイッチ443に出力するようになっている。
【0024】
以上のように構成された心電情報報知システム1では、浴室用操作リモコン20aまたは台所用操作リモコン20bの運転スイッチをONすると、浴室用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bの表示部22a、22bに、風呂設定温度や給湯設定温度等の風呂給湯器関連情報が自動的に表示されるが、浴槽Bに浸かった入浴者または入浴者以外の家族の人が、浴室用操作リモコン20aまたは台所用操作リモコン20bを操作することによって、報知モード切替(選択)用のメニュースイッチを表示させ、このメニュースイッチによって心拍関連情報の報知モードに切り替えると、浴室用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bの表示部22a、22bに入浴者の心拍数が表示される。
【0025】
以上のように、この心電情報報知システム1では、心拍数演算ユニット40を構成している増幅回路44が、増幅率を変更可能な構成になっており、しかも、浴槽Bに貯留された湯水の導電率に応じて、マイクロコンピュータ45が増幅回路44の増幅率を自動的に変更するようになっているので、水質の変化や入浴剤の使用等によって浴槽Bに貯留された湯水の導電率が大幅に変動したとしても、マイクロコンピュータ45には、常に、適正な信号レベルの心電信号が入力されることになる。
【0026】
従って、マイクロコンピュータ45は、常に、適正な信号レベルの心電信号に基づいて、心拍数等の算出処理を実行することができ、浴槽Bに貯留された湯水の導電率の影響を受けることなく、入浴者の心拍数等の適正な心電情報を確実に報知することができる。
【0027】
なお、上述した実施形態では、演算増幅器441の負帰還回路を構成している抵抗値の異なる複数の有抵抗回路444を、浴槽Bに貯留された湯水の導電率に応じてマイクロコンピュータ45が半導体スイッチ443を介して切り替えることによって増幅回路44の増幅率を変更するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、演算増幅器441の入力側にマイクロコンピュータ45のD/A出力ポートから帰還電圧を直接出力する構成を採用し、この帰還電圧を、浴槽Bに貯留された湯水の導電率に応じてマイクロコンピュータ45が制御することで、増幅回路44の増幅率を変更するようにしてもよい。
【0028】
また、上述した実施形態では、導電率検出電極47aを、浴槽Bに設置される風呂アダプタ内に設けるようにしているが、これに限定されるものではなく、風呂給湯器10の追焚系統の配管内に導電率検出電極を設けることも可能である。
【0029】
また、上述した実施形態では、マイクロコンピュータ45が、検出された心電信号に基づいて入浴者の心拍数のみを算出するようにしているが、これに限定されるものではなく、マイクロコンピュータ45が一定時間毎に算出した心拍数を記憶しておき、記憶された心拍数に基づいて、一定時間内における心拍数の平均値、最大値、最小値等を算出し、これらを浴室用操作リモコン20aや台所用操作リモコン20bの表示部22a、22bに表示させるようにしてもよい。
【0030】
また、上述した実施形態では、本発明にかかる心電信号処理装置の一例である心拍数演算ユニット40を使用した心電情報報知システム1について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明の心電信号処理装置は、浴槽内に設置された電極によって間接的に検知された入浴者の心電信号に基づいて、種々の信号処理を行う場合に適用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる心電信号処理装置の一実施形態である心拍数演算ユニットが使用されている心電情報報知システムを示す概略構成図である。
【図2】同上の心拍数演算ユニットを示すブロック図である。
【図3】同上の心拍数演算ユニットを構成している増幅回路の詳細を示す回路図である。
【図4】従来の心電信号処理装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 心電情報報知システム
10 風呂給湯器
20a 浴室用操作リモコン
20b 台所用操作リモコン
31、32、33 心拍検出電極(電極)
40 心拍数演算ユニット(心電信号処理装置)
44 増幅回路(増幅手段)
441 演算増幅器
442 抵抗
443 半導体スイッチ(切替手段)
444 有抵抗回路
45 マイクロコンピュータ(制御手段)
47 導電率センサ(導電率測定手段)
47a 導電率検出電極
47b センサ回路
B 浴槽
R 浴室

Claims (5)

  1. 浴槽内に設置された電極によって検知された入浴者の心電信号に基づいて、所定の信号処理を行う心電信号処理装置において、
    前記電極によって検出された心電信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅された心電信号に基づいて所定の心電情報を作成する心電情報作成機能を有する制御手段と、
    前記浴槽に貯留された湯水の導電率を測定する導電率測定手段とを備え、
    前記増幅手段は、前記浴槽に貯留された湯水の導電率に応じて、入力される心電信号の増幅率を変更可能に構成されていることを特徴とする心電信号処理装置。
  2. 前記増幅手段は、増幅器と、前記増幅器の倍率を設定する倍率設定手段とを備えている請求項1に記載の心電信号処理装置。
  3. 前記増幅手段は、演算増幅器と、前記演算増幅器の負帰還回路に選択的に接続される複数の負帰還抵抗とを備えており、
    前記負帰還回路に対する複数の前記負帰還抵抗の接続状態を切り替えることによって、増幅率を変更するようにした請求項1に記載の心電信号処理装置。
  4. 前記導電率測定手段から出力される導電率検出信号が、前記制御手段に入力されるようになっており、
    前記増幅手段は、前記導電率検出信号に応じて前記制御手段から出力される切替指令に従って、前記負帰還回路に対する複数の前記負帰還抵抗の接続状態を切り替える切替手段を備えている請求項3に記載の心電信号処理装置。
  5. 浴槽内に設置された電極によって検知された入浴者の心電信号に基づいて、所定の信号処理を行う心電信号処理装置において、
    前記電極によって検出された心電信号を増幅する演算増幅器を有する増幅手段と、
    前記増幅手段によって増幅された心電信号に基づいて所定の心電情報を作成する心電情報作成機能を有する制御手段と、
    前記浴槽に貯留された湯水の導電率を測定する導電率測定手段とを備え、
    前記制御手段には、前記導電率測定手段によって測定された導電率が入力されるようになっており、
    前記制御手段は、入力された導電率に基づいて所定の出力処理を実行し、前記演算増幅器の入力側に出力する負帰還電圧を制御することによって、前記増幅手段の増幅率を変更するようにした心電信号処理装置。
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