JP2003180785A - 心電信号処理装置 - Google Patents

心電信号処理装置

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JP2003180785A
JP2003180785A JP2001386941A JP2001386941A JP2003180785A JP 2003180785 A JP2003180785 A JP 2003180785A JP 2001386941 A JP2001386941 A JP 2001386941A JP 2001386941 A JP2001386941 A JP 2001386941A JP 2003180785 A JP2003180785 A JP 2003180785A
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electrodes
electrode
electrocardiographic
electrocardiographic signal
bathtub
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JP2001386941A
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English (en)
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Yasuo Tauchi
康夫 田内
Masahiko Yamabuchi
山渕  正彦
Norihiro Miyamoto
典弘 宮本
Tetsuji Morita
哲司 森田
Hikari Ozaki
光 尾崎
Hajime Fujii
元 藤井
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Osaka Gas Co Ltd
Noritz Corp
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Noritz Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61H33/00Bathing devices for special therapeutic or hygienic purposes
    • A61H33/005Electrical circuits therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61HPHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
    • A61H2230/00Measuring physical parameters of the user
    • A61H2230/04Heartbeat characteristics, e.g. E.G.C., blood pressure modulation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61H2230/00Measuring physical parameters of the user
    • A61H2230/04Heartbeat characteristics, e.g. E.G.C., blood pressure modulation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴槽内における入浴者の入浴姿勢の影響を受け
ることなく、心拍数算出処理等の所定の処理を確実に行
うことができる心電信号処理装置を提供する。 【解決手段】入浴者の心電信号を検出するために浴槽B
内に設置される心拍検出電極30と、心拍検出電極30
によって検出された心電信号に基づいて入浴者の心拍数
を算出する心拍数演算ユニット40と、心拍数演算ユニ
ット40によって作成された入浴者の心拍数を表示する
風呂給湯器の操作リモコンとを備えている。心拍検出電
極30は、浴槽の異なる位置に設置された二対の電極
(+電極31a、−電極31b及び+電極32a、−電
極32b)を備えており、信号レベルの大きな心電信号
が心拍数演算ユニット40を構成しているマイクロコン
ピュータ45に入力されるように、二対の電極を切替ス
イッチ47a、47bを介してマイクロコンピュータ4
5が自動的に切り替えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴槽内に設置さ
れた電極によって検知された入浴者の心電信号に基づい
て、入浴者の心拍数を算出する心拍数算出処理等の所定
の信号処理を行う心電信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平5−95921号公報に
開示されているように、浴槽に浸かっている入浴者の心
拍数等の心拍情報を入浴者等に報知する心拍情報報知シ
ステムが従来から提案されている。
【0003】この心拍情報報知システムは、図9に示す
ように、浴槽Bに浸かっている入浴者の心電信号を検知
するために浴槽B内に設置される一対の心拍検出電極5
1a、51b及び中性点電極51cと、この心拍検出電
極51a、51b及び中性点電極51cによって検出さ
れた入浴者の心電信号に基づいて、心拍数等の数値化さ
れた心拍データを作成するCPU等からなる心拍データ
作成部やこの心拍データ作成部によって作成された心拍
データを表示する表示部等を備えた、浴室内に設置され
る本体部52とから構成されており、浴槽Bに浸かった
入浴者が、本体部52のスイッチをONすることによっ
て、心拍数等の入浴者自身の心拍情報が本体部52の表
示部に連続的に表示されるようになっている。従って、
入浴者は、本体部52に表示される心拍情報に基づい
て、心臓の状態変化を的確に把握することができ、心臓
の負担が大きくなる前に浴槽Bから出ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た心拍情報報知システム50では、同図に示すように、
一対の心拍検出電極51a、51bが、浴槽Bの短手方
向に対向する壁面における長手方向の一端側に、相互に
対向するように固定設置されているので、例えば、中性
点電極51c側に背を向けて入浴している状態から、中
性点電極51cと反対側に背を向けるように入浴姿勢を
変えた場合や心拍検出電極51a、51b側に背を向け
るように入浴姿勢を変えた場合のように、浴槽B内にお
ける入浴者の入浴姿勢が変化すると、検出される入浴者
の心電信号の信号レベルが小さくなったり、入浴者の心
電信号を検出することができなくなったりして、その後
に心拍データ作成部で行われる心拍数の算出処理等を適
切に行うことができないという問題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、浴槽内におけ
る入浴者の入浴姿勢の影響を受けることなく、心拍数算
出処理等の所定の処理を確実に行うことができる心電信
号処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1にかかる発明は、浴槽に浸か
っている入浴者の心電信号を前記浴槽に貯留された湯水
を介して検出する二対の電極と、前記電極によって検出
された入浴者の心電信号に基づいて、所定の信号処理を
行う信号処理部とを備え、二対の前記電極は、前記浴槽
の短手方向に対向する壁面における長手方向の両端側
に、それぞれ対向するように設置されており、前記信号
処理部は、二対の前記電極によって検出されたそれぞれ
の心電信号を切り替えて使用するようにしたことを特徴
とする心電信号処理装置を提供するものである。なお、
明細書中で使用されている「浴槽の短手方向に対向する
壁面における長手方向の両端側」とは、当該壁面におけ
る中央より両側に偏った位置を意味しており、当該壁面
の両端部に限定されるものではない。
【0007】以上のように、この心電信号処理装置で
は、浴槽の短手方向に対向する壁面における長手方向の
両端側にそれぞれ設置された二対の電極を切り替えて使
用するようにしたため、例えば、浴槽の長手方向におけ
る一端側に上半身が位置するように、入浴者が入浴した
場合は、浴槽の長手方向の一端側に設置されている電極
を使用し、浴槽の長手方向における他端側に上半身が位
置するように、入浴者が入浴した場合は、浴槽の長手方
向の他端側に設置されている電極を使用することで、常
に、適正レベルの心電信号を検出することができ、信号
処理部で行われる所定の信号処理を確実に実行すること
ができる。
【0008】また、請求項2にかかる発明の心電信号処
理装置のように、浴槽に浸かっている入浴者の心電信号
を前記浴槽に貯留された湯水を介して検出する二対の電
極と、前記電極によって検出された入浴者の心電信号に
基づいて、所定の信号処理を行う信号処理部とを備え、
一対の前記電極は、前記浴槽の短手方向に対向する壁面
に、相互に対向するように設置されており、他の一対の
前記電極は、前記浴槽の長手方向に対向する壁面に、相
互に対向するように設置されており、前記信号処理部
は、二対の前記電極によってそれぞれ検出される心電信
号を切り替えて使用するようにしたものにあっては、入
浴者が浴槽の長手方向に向くように入浴する場合のみな
らず、浴槽の短手方向に向くように入浴した場合につい
ても、適正レベルの心電信号を検出することができ、信
号処理部で行われる所定の信号処理を確実に実行するこ
とができる。
【0009】また、上述した心電信号処理装置では、浴
槽に設置する電極数を最小限の二対に設定すると共に、
この二対の電極を、想定される入浴者の入浴姿勢に対応
するように配置しているので、多数対の電極を浴槽に無
作為に設置して切り替える場合に比べて、入浴者の心電
信号の検出精度を低下させることなく、電極の切替処理
を短時間に行うことができ、しかも、製品コストの上昇
を最小限に抑えることができるという利点がある。
【0010】二対の電極の切替手法としては、請求項3
にかかる発明の心電信号処理装置のように、前記信号処
理部が、二対の前記電極によってそれぞれ検出される心
電信号のうち、信号レベルの大きい心電信号を使用する
ようにしたり、請求項4にかかる発明の心電信号処理装
置のように、二対の前記電極のうち、どちらの電極を使
用するのかを入浴者に指示させるスイッチを設けてお
き、前記信号処理部が、前記スイッチによって指示され
た一対の電極によって検出される心電信号を使用するよ
うにしておけばよい。
【0011】また、上記の課題を解決するため、請求項
5にかかる発明は、浴槽に浸かっている入浴者の心電信
号を前記浴槽に貯留された湯水を介して検出する、前記
浴槽の異なる位置に設置された二対の電極と、前記電極
によって検出された入浴者の心電信号に基づいて、所定
の信号処理を行う信号処理部とを備え、前記信号処理部
は、二対の前記電極によってそれぞれ検出される心電信
号を加算し、この加算された心電信号に基づいて、所定
の信号処理を行うようにしたことを特徴とする心電信号
処理装置を提供するものである。
【0012】以上のように、この心電信号処理装置で
は、異なる位置に設置された二対の電極によってそれぞ
れ検出される心電信号を、信号処理部が加算して使用す
るようにしたため、電極の切替処理が不要になると共
に、各対の電極によって検出された心電信号に比べて、
加算後の信号レベルが常に大きくなり、入浴者の入浴姿
勢の影響を受けることなく、信号処理部が所定の信号処
理を適正に実行することができる。
【0013】この場合も、請求項6にかかる発明の心電
信号処理装置のように、二対の前記電極を、前記浴槽の
短手方向に対向する壁面における長手方向の両端側に、
それぞれ対向するように設置したり、請求項7にかかる
発明の心電信号処理装置のように、一対の前記電極を、
前記浴槽の短手方向に対向する壁面に、相互に対向する
ように設置し、他の一対の前記電極を、前記浴槽の長手
方向に対向する壁面に、相互に対向するように設置して
おくことによって、想定される入浴者の入浴姿勢を確実
にカバーすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の心電信号処理装置
を使用した心拍情報報知システムを示している。同図に
示すように、この心拍情報報知システム1は、浴室R内
に設置された浴槽Bに対する自動注湯機能や追焚機能の
他、シャワーやカラン等への給湯機能を備えた風呂給湯
器10と、この風呂給湯器10を操作するための操作手
段として、浴室R及び台所に設置される浴室用操作リモ
コン20a及び台所用操作リモコン20bと、浴槽Bに
浸かっている入浴者の心電信号を検出するために浴槽B
内に設置される心拍検出電極30と、これらの心拍検出
電極30がそれぞれ接続され、心拍検出電極30によっ
て検出された心電信号に基づいて、1分間当りの心拍数
に数値化された心拍データを作成する心拍数演算ユニッ
ト40とを備えており、心拍検出電極30及び心拍数演
算ユニット40が本発明にかかる心電信号処理装置に相
当する。なお、図1では、通信系統を破線で、電源系統
を実線で表示してある。
【0015】前記風呂給湯器10、前記浴室用操作リモ
コン20a及び台所用操作リモコン20bには、通信手
段であるシリアルインターフェースを介して相互に通信
可能なコントローラ11、21a、21bがそれぞれ搭
載されており、これらのコントローラ11、21a、2
1bが相互に連携をとりながら、風呂給湯器10の運転
動作を統括的に制御している。
【0016】また、浴室用操作リモコン20a及び台所
用操作リモコン20bは、風呂設定温度、給湯設定温度
等の風呂給湯器関連情報や入浴者の心拍数等の心拍関連
情報等を表示する表示部22a、22bをそれぞれ備え
ており、これらの表示部22a、22bには、風呂給湯
器関連情報または心拍関連情報のいずれを表示させるの
かを切り替える(選択する)ための報知モード切替(選
択)用のメニュースイッチ(図示せず)が表示されるよ
うになっている。
【0017】前記心拍検出電極30は、図2に示すよう
に、浴槽Bの短手方向に対向する側壁B1、B2に、相
互に対向するようにそれぞれ取り付けられた二対の電極
(+電極31a、−電極31b及び+電極32a、−電
極32b)と、浴槽Bにおける長手方向に対向する側壁
B3、B4のいずれか一方に取り付けられた中性点電極
33とから構成されており、二対の電極(+電極31
a、−電極31b及び+電極32a、−電極32b)
は、入浴者が浴槽Bの対向する側壁B3、B4のいずれ
に背を向けて浴槽Bに浸かった場合でも、いずれか一方
がその入浴者の心臓を概ね挟むように、側壁B3、B4
の両端側にそれぞれ配置されている。なお、各心拍検出
電極31a、31b、32a、32b、33は、浴槽B
に貯留された湯水を介して心電信号が検出されるよう
に、所定の高さ位置に設置されている。
【0018】前記心拍数演算ユニット40は、通信手段
であるシリアルインターフェースを介して、浴室用操作
リモコン20aや台所用操作リモコン20bに通信可能
に接続されており、この心拍数演算ユニット40によっ
て作成された心拍データ(1分間当りの心拍数)が、所
定の時間間隔(例えば、2秒間隔)で浴室用操作リモコ
ン20aや台所用操作リモコン20bのコントローラ2
1a、21bに送信されるようになっている。
【0019】この心拍数演算ユニット40は、図3に示
すように、心拍検出電極30が接続され、心拍検出電極
30によって検出された心電信号から周波数の高いイン
パルスノイズを除去する第1フィルタ回路41と、この
第1フィルタ回路41によってノイズが除去された心電
信号を増幅する差動増幅回路42と、この差動増幅回路
42によって増幅された心電信号から電源周波数以上の
ノイズを除去する第2フィルタ回路43と、この第2フ
ィルタ回路43によってノイズが除去された心電信号を
再度増幅する増幅回路44と、この増幅回路44によっ
て増幅された心電信号が入力されるマイクロコンピュー
タ45とを備えており、このマイクロコンピュータ45
が、入力された心電信号に基づいて1分間当りの心拍数
に数値化された心拍データを作成し、この心拍データを
シリアルインターフェース(I/F)46を介して浴室
用操作リモコン20aや台所用操作リモコン20bのコ
ントローラ21a、21bに送信するようになってい
る。
【0020】前記心拍検出電極30のうち、+電極31
a、32a及び−電極31b、32bは、同図に示すよ
うに、それぞれ切替スイッチ47a、47bによって、
対をなす+電極31a、−電極31bまたは+電極32
a、−電極32bのいずれか一方が選択的に第1フィル
タ回路41に接続されるようになっており、2つの切替
スイッチ47a、47bは、マイクロコンピュータ45
から出力される切替信号に従って、以下に示すように、
切替操作が行われる。
【0021】まず、入浴者が浴槽Bに浸かっていないと
きは、心拍検出電極30によって心電信号が検出されな
いので、マイクロコンピュータ45に心電信号が入力さ
れることはなく、マイクロコンピュータ45は、切替ス
イッチ47a、47bを所定時間(例えば、5秒)毎に
交互に切り替えながら、心電信号が入力されるまで待機
する。
【0022】入浴者が浴槽Bに浸かると、何らかの心電
信号がマイクロコンピュータ45に入力されることにな
るので、マイクロコンピュータ45は、その時点で選択
されている+電極及び−電極によって検出された心電信
号の信号レベルを記憶した後、切替スイッチ47a、4
7bを切り替えることによって、他方の+電極及び−電
極によって検出された心電信号を取得し、両者を比較す
ることによって、信号レベルの大きい心電信号を検出し
ている+電極及び−電極が選択されるように、切替スイ
ッチ47a、47bを切り替える。なお、このとき、浴
槽Bに浸かった入浴者の上半身に近いほうの+電極及び
−電極によって検出された心電信号が、他方の+電極及
び−電極によって検出された心電信号に比べて、信号レ
ベルが大きくなっている。
【0023】その後、所定時間(例えば、1分)は、切
り替えた+電極及び−電極から出力される心電信号に基
づいて、マイクロコンピュータ45が心拍データの作成
処理を実行することになるが、所定時間が経過すると、
マイクロコンピュータ45は、再び、切替スイッチ47
a、47bを切り替えて、他方の+電極及び−電極によ
って検出された心電信号を取得することによって、両者
の信号レベルが逆転していないかどうかを判断し、信号
レベルが逆転していない場合は、再度、切替スイッチ4
7a、47bを切り替えることによって元の状態に戻し
て心拍データの作成処理を実行するが、信号レベルが逆
転している場合は、そのままの状態で所定時間、心拍デ
ータの作成処理を実行する。以後、マイクロコンピュー
タ45に心電信号が入力されなくなるまで、上記処理を
繰り返すことになる。
【0024】以上のように構成された心拍情報報知シス
テム1では、浴室用操作リモコン20aまたは台所用操
作リモコン20bの運転スイッチをONすると、浴室用
操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bの表
示部22a、22bに、風呂設定温度や給湯設定温度等
の風呂給湯器関連情報が自動的に表示されるが、浴槽B
に浸かった入浴者または入浴者以外の家族の人が、浴室
用操作リモコン20aまたは台所用操作リモコン20b
を操作することによって、報知モード切替(選択)用の
メニュースイッチを表示させ、このメニュースイッチに
よって心拍関連情報の報知モードに切り替えると、浴室
用操作リモコン20a及び台所用操作リモコン20bの
表示部22a、22bに入浴者の心拍数が表示される。
【0025】以上のように、この心拍情報報知システム
1では、二対の電極(+電極31a、−電極31b及び
+電極32a、−電極32b)を浴槽Bの短手方向に対
向する壁面B1、B2における長手方向の両端側にそれ
ぞれ設置し、信号レベルの大きい心電信号を検出してい
る+電極31a、−電極31bまたは+電極32a、−
電極32bに適宜切り替えて使用するようにしたので、
入浴者が浴槽Bの対向する側壁B3、B4のいずれに背
を向けて浴槽Bに浸かった場合でも、適正レベルの心電
信号を確実に検出することができ、心拍数演算ユニット
40で行われる心拍数等の心拍データの作成処理を適正
に実行することができる。
【0026】また、上述したように、マイクロコンピュ
ータ45に心電信号が入力されている間は、二対の電極
(+電極31a、−電極31b及び+電極32a、−電
極32b)によってそれぞれ検出される心電信号の信号
レベルを所定時間毎に比較して、信号レベルの大きい心
電信号を検出している電極に適宜切り替えるようにして
いるので、入浴者が浴槽Bに浸かった状態で入浴姿勢を
変更したような場合でも、適正な信号レベルの心電信号
に基づいて、心拍データを確実に作成することができ
る。
【0027】なお、上述した実施形態では、二対の(+
電極31a、−電極31b及び+電極32a、−電極3
2b)を、浴槽Bの短手方向に対向する側壁B1、B2
における長手方向の両端側にそれぞれ設置するようにし
ているが、これに限定されるものではなく、例えば、図
4に示すように、一対の電極(+電極31a、−電極3
1b)を、浴槽Bの短手方向に対向する壁面B1、B2
における長手方向の一端側に設置すると共に、他の一対
の電極(+電極32a、−電極32b)を、浴槽Bの長
手方向に対向する壁面B3、B4の中央部に設置し、所
定時間毎に信号レベルの大きい心電信号を検出している
電極(+電極31a、−電極31bまたは+電極32
a、−電極32b)に適宜切り替えるようにすることも
可能であり、二対の電極をこのように配置することによ
って、入浴者が浴槽Bの短手方向に対向する壁面B1、
B2のいずれか一方に背を向けて入浴した場合について
も、適正レベルの心電信号を検出することができ、心拍
数演算ユニット40で行われる心拍数等の心拍データの
作成処理を適正に実行することができる。
【0028】また、このように、+電極31a、32
a、−電極31b、32bを浴槽Bの4つの壁面B1、
B3、B2、B4にそれぞれ設置する場合は、同図に示
すように、中性点電極33を浴槽Bの底面に設置してお
けばよい。
【0029】特に、上述した各実施形態のように、浴槽
Bに設置する電極数を最小限の二対に設定すると共に、
この二対の電極を、図2及び図4に示すように、想定さ
れる入浴者の入浴姿勢に対応するように配置しておく
と、多数対の電極を浴槽に無作為に設置して切り替える
場合に比べて、入浴者の心電信号の検出精度を低下させ
ることなく、電極の切替処理を短時間に行うことがで
き、しかも、製品コストの上昇を最小限に抑えることが
できるという利点がある。
【0030】また、上述した各実施形態では、信号レベ
ルの大きな心電信号がマイクロコンピュータ45に入力
されるように、二対の電極(+電極31a、−電極31
bまたは+電極32a、−電極32b)をマイクロコン
ピュータ45が自動的に切り替えるようにしているが、
例えば、図5(a)、(b)及び図6に示すように、浴
槽Bに二対の前記電極のうち、どちらの電極を使用する
のかを入浴者に指示させる電極選択スイッチ48を浴槽
Bに設置しておき、この電極選択スイッチ48によって
指示された一対の電極が選択されるように、マイクロコ
ンピュータ45が切替スイッチ47a、47bを切り替
えるようにしてもよい。
【0031】このように、電極選択スイッチ48を設け
る場合は、必ずしも、浴槽Bに設置する必要はなく、例
えば、浴室Rの壁面に設置したり、浴室用操作リモコン
20aの表示部に電極選択スイッチを表示させるように
してもよい。
【0032】また、上述した各実施形態では、浴槽Bに
設置された二対の電極(+電極31a、−電極31b及
び+電極32a、−電極32b)を自動または手動で切
り替えるようにしているが、これに限定されるものでは
なく、二対の電極(+電極31a、−電極31b及び+
電極32a、−電極32b)によってそれぞれ検出され
る心電信号を加算し、この加算された心電信号に基づい
て、マイクロコンピュータ45が心拍データを作成する
ようにしてもよい。
【0033】このように、二対の電極によって検出され
た心電信号を加算すると、二対の電極の切替処理が不要
になると共に、各対の電極によって検出された個別の心
電信号に比べて、加算後の心電信号の信号レベルが常に
大きくなり、入浴者の入浴姿勢の影響を受けることな
く、マイクロコンピュータ45が心拍データの作成処理
を適正に実行することが可能となる。
【0034】具体的には、図7に示す心拍数演算ユニッ
ト40aのように、第1フィルタ回路41によってノイ
ズが除去された心電信号のうち、+電極31a、−電極
31b及び+電極32a、−電極32bによって検出さ
れた心電信号をそれぞれ差動増幅する差動増幅回路42
a、42bを設けると共に、差動増幅回路42a、42
bによってそれぞれ差動増幅された心電信号を加算する
加算回路49を設け、この加算回路49から出力される
加算後の心電信号を第2フィルタ回路43、増幅回路4
4を介して、マイクロコンピュータ45に出力するよう
にしたり、図8に示す心拍数演算ユニット40bのよう
に、第1フィルタ回路41によってノイズが除去された
心電信号のうち、+電極31a、32aによって検出さ
れた心電信号同士及び−電極31b、32bによって検
出された心電信号同士を加算する加算回路49a、49
bを設け、各加算回路49a、49bからそれぞれ出力
される心電信号を差動増幅回路42によって差動増幅し
た後、第2フィルタ回路43、増幅回路44を介して、
マイクロコンピュータ45に出力するようにすればよ
い。
【0035】この場合、二対の電極(+電極31a、−
電極31b及び+電極32a、−電極32b)の配置は
特に限定されるものではないが、想定される入浴者の入
浴姿勢を考慮すると、上述したように、図2に示す電極
配置や図4に示す電極配置を採用することが望ましく、
このような電極配置を採用することによって、浴槽に設
置された多数対(三対以上)の電極によって検出される
心電信号を加算する場合に比べて、入浴者の心電信号の
検出精度を低下させることなく、製品コストの上昇を最
小限に抑えることができるという利点がある。
【0036】また、上述した実施形態では、本発明にか
かる心電信号処理装置の一例である心拍検出電極30及
び心拍数演算ユニット40を使用した心拍情報報知シス
テム1について説明したが、これに限定されるものでは
なく、本発明の心電信号処理装置は、浴槽内に設置され
た電極によって間接的に検知された入浴者の心電信号に
基づいて、種々の信号処理を行う場合に適用することが
できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる心電信号処理装置が使用され
ている心拍情報報知システムを示す概略構成図である。
【図2】同上の心電信号処理装置を構成している心拍検
出電極の設置状態を示す浴槽の平面図である。
【図3】同上の心電信号処理装置を構成している心拍数
演算ユニットを示すブロック図である。
【図4】他の実施形態である心電信号処理装置を構成し
ている心拍検出電極の設置状態を示す浴槽の平面図であ
る。
【図5】(a)、(b)は他の実施形態である心電信号
処理装置を構成している心拍検出電極及電極選択スイッ
チの設置状態を示す浴槽の平面図である。
【図6】同上の心電信号処理装置を構成している心拍数
演算ユニットを示すブロック図である。
【図7】他の実施形態である心電信号処理装置を構成し
ている心拍数演算ユニットを示すブロック図である。
【図8】他の実施形態である心電信号処理装置を構成し
ている心拍数演算ユニットを示すブロック図である。
【図9】従来の心電信号処理装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 心拍情報報知システム 10 風呂給湯器 20a 浴室用操作リモコン 20b 台所用操作リモコン 30 心拍検出電極 31a、32a +電極 31b、32b −電極 33 中性点電極 40 心拍数演算ユニット(信号処理部) 41 第1フィルタ回路 42、42a、42b 差動増幅回路 43 第2フィルタ回路 44 増幅回路 45 マイクロコンピュータ 46 シリアルインターフェース 47a、47b 切替スイッチ 48 電極選択スイッチ 49、49a、49b 加算回路 B 浴槽 R 浴室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 5/0492 A61B 5/02 321D (72)発明者 山渕 正彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 宮本 典弘 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 森田 哲司 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 尾崎 光 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 藤井 元 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 2D005 FA00 4C017 AA02 AA19 AB10 AC16 BC07 BC16 CC04 FF30 4C027 AA02 CC00 EE01 EE03 EE05 FF00 FF02 GG18 KK00 KK01 KK03 4C094 AA01 BC30 DD14 EE20 FF18 GG12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽に浸かっている入浴者の心電信号を
    前記浴槽に貯留された湯水を介して検出する二対の電極
    と、 前記電極によって検出された入浴者の心電信号に基づい
    て、所定の信号処理を行う信号処理部とを備え、 二対の前記電極は、前記浴槽の短手方向に対向する壁面
    における長手方向の両端側に、それぞれ対向するように
    設置されており、 前記信号処理部は、二対の前記電極によって検出された
    それぞれの心電信号を切り替えて使用するようにしたこ
    とを特徴とする心電信号処理装置。
  2. 【請求項2】 浴槽に浸かっている入浴者の心電信号を
    前記浴槽に貯留された湯水を介して検出する二対の電極
    と、 前記電極によって検出された入浴者の心電信号に基づい
    て、所定の信号処理を行う信号処理部とを備え、 一対の前記電極は、前記浴槽の短手方向に対向する壁面
    に、相互に対向するように設置されており、 他の一対の前記電極は、前記浴槽の長手方向に対向する
    壁面に、相互に対向するように設置されており、 前記信号処理部は、二対の前記電極によってそれぞれ検
    出される心電信号を切り替えて使用するようにしたこと
    を特徴とする心電信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理部は、二対の前記電極によ
    ってそれぞれ検出される心電信号のうち、信号レベルの
    大きい心電信号を使用するようにした請求項1または2
    に記載の心電信号処理装置。
  4. 【請求項4】 二対の前記電極のうち、どちらの電極を
    使用するのかを入浴者に指示させるスイッチを備えてお
    り、 前記信号処理部は、前記スイッチによって指示された一
    対の電極によって検出される心電信号を使用するように
    した請求項1または2に記載の心電信号処理装置。
  5. 【請求項5】 浴槽に浸かっている入浴者の心電信号を
    前記浴槽に貯留された湯水を介して検出する、前記浴槽
    の異なる位置に設置された二対の電極と、 前記電極によって検出された入浴者の心電信号に基づい
    て、所定の信号処理を行う信号処理部とを備え、 前記信号処理部は、二対の前記電極によってそれぞれ検
    出される心電信号を加算し、この加算された心電信号に
    基づいて、所定の信号処理を行うようにしたことを特徴
    とする心電信号処理装置。
  6. 【請求項6】 二対の前記電極は、前記浴槽の短手方向
    に対向する壁面における長手方向の両端側に、それぞれ
    対向するように設置されている請求項5に記載の心電信
    号処理装置。
  7. 【請求項7】 一対の前記電極は、前記浴槽の短手方向
    に対向する壁面に、相互に対向するように設置されてお
    り、 他の一対の前記電極は、前記浴槽の長手方向に対向する
    壁面に、相互に対向するように設置されている請求項5
    に記載の心電信号処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011606A1 (en) * 2007-07-17 2009-01-22 Vladimir Randjelovic Apparatus for relaxation analysis in bathtubs
CN110523000A (zh) * 2019-08-06 2019-12-03 深圳市理邦精密仪器股份有限公司 一种心电模拟装置
JP2021053021A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社Lixil 心電測定装置

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CN110523000B (zh) * 2019-08-06 2023-07-28 深圳市理邦精密仪器股份有限公司 一种心电模拟装置
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