JP3749622B2 - 溶鋼の脱水素方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶鋼の真空脱ガス処理において、真空槽内での地金の飛散や付着を抑制し、短時間で効率的な脱水素を可能とする溶鋼の脱水素方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶鋼の脱水素方法にはRHが広く用いられている。しかし、RHにおいて、溶鋼を環流させるためには高真空度が必須となり、また、上昇管から入れるArガス量も多くする必要があるため、処理中に溶鋼が多量に飛散(スプラッシュ)し、真空槽内に地金が堆積する。脱水素処理中に付着する地金は炭素濃度が高いため、同一装置で極低炭素鋼を処理する場合には大きな弊害となる。
これに対して、本出願人は、既に極低炭素鋼を効率的に溶製する方法として、特開平06−116624号公報に、直胴型大径の浸漬槽を取鍋内溶鋼に浸漬し、該浸漬槽内部を減圧する真空脱ガス方法を開示した。しかし、この方法では、脱水素反応を効率的に進めるための条件は何ら開示されてなく、効率的に脱水素を実施することはできない。また、特開平10−158721号公報(特願平8−337711号)には、真空度を50〜300Torrで行う脱水素方法が開示されているが、未脱酸状態での処理のため脱酸時や合金添加時に、付着水分により水素濃度が再上昇するという問題がある。
従って、これまで本出願人が開示した先行技術では、地金飛散をほぼ完全に抑制して効率的に脱水素精錬を実施するための最適操業条件が明確に開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、脱水素率を短時間で向上し、また地金の飛散及び付着を抑制した状態で脱水素を安定的に行う溶鋼の脱水素方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の溶鋼の脱水素方法は、直胴型大径の浸漬槽を取鍋内の溶鋼に浸漬し、該浸漬槽内部を減圧する真空脱ガス方法による溶鋼の脱水素方法において、以下の式で表される溶鋼循環流量パラメータΛを0.45以上で2以下とする。
Λ=1/(τ/30) ・・・・・(1)
τ=100{(J2 /H)2 ×(h’/H)-3.2
×(s/D/0.15)-0.504/ε}0.337 ・・・・・(2)
ε=(371/W)・(Q/1000/60)・T
・{ln(ρgH/133.32/P)+0.06(1−298/T)}
・・・・・(3)
ここで、Wは溶鋼重量(ton)、Qは底吹きガス流量(Nリットル/min)、Hはガス吹き込み位置の浴深(m)、Tは溶鋼温度(K)、Dは浸漬槽内直径(m)、Jは取鍋内直径(m)、h’は修正ガス吹き込み位置の浴深(m)、sは浸漬槽中心に対するガス吹き込み位置(偏心距離(m))、ρは溶鋼密度(kg/m3 )、gは重力加速度(m/s2 )、Pは浸漬管内圧力(Torr)、τは溶鋼の循環による均一混合時間(sec)である。なお、Pが1Torr以下の場合はP=1とする。また、ガス吹き込みにガス吹き込みパイプを用いた場合には、吐出方向の垂直上方に対する角度をθ(deg)、パイプ直径をd(m)、ガス密度をρg (kg/m3 )とすると、h’は以下の式で求められる。なお、ガス吹き込みがポーラス煉瓦の場合にはh’=Hとする。
h’=H−cosθ×d×5.07×(Fr’)1/3 ・・・・・(4)
Fr’=(ρg /ρ)×{(Q/1000/60)
/(3.14×(d/2)2 )}2 /(g・H)・・・・・(5)
【0005】
請求項2記載の溶鋼の脱水素方法は、請求項1記載の溶鋼の脱水素方法において、前記ガス吹き込みがポーラス煉瓦の場合には、該ポーラス煉瓦の表面積当たりの底吹きガス流量q(Nリットル/min/cm2 )と前記浸漬管内圧力P(Torr)の比(q/P)を3〜50とする。
(q/P)を3〜50としたのは、(q/P)が3未満の場合では、気泡群中の気泡密度が小さすぎるため、溶鋼の下降流により気泡群が押し曲げられて気泡が浸漬槽外に流出し、有効に気泡活性面の生成に使用されなくなるからであり、一方、この比が50を超える場合には、ポーラス煉瓦表面直上で気泡同士が合体し気泡群が有効に広がらないと共に、自由表面で破泡する際にスプラッシュが激しく生じ、地金飛散が大きくなるからである。
【0006】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係る溶鋼の脱水素方法を適用する溶鋼の脱水素設備の構成図、図2は溶鋼循環流量パラメータと脱水素率との関係を表すグラフである。
【0007】
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る溶鋼の脱水素方法を適用する溶鋼の脱水素設備10は、溶鋼11を貯留する取鍋12と、取鍋12内の溶鋼11中に浸漬され、かつ図示しない排気設備に接続され、真空装置により高真空度に減圧される直胴型大径の浸漬槽13とを有している。図1中の符号14は底吹き羽口、符号15は気泡群、符号16は気泡活性面を示す。
真空下での脱水素精錬を効率的に行うには、反応が起こる場所である真空下に暴露された自由表面17での表面反応を極限まで高めることが重要である。このための手段として、溶鋼の脱水素設備10においては、例えば、特開平8−41523号公報では、(1)取鍋12内に受湯した溶鋼11内に、従来よりはるかに大きい、例えば取鍋内直径Jの50%以上の浸漬槽内直径Dをもった直胴型の浸漬槽13を溶鋼11内に浸漬し、(2)取鍋12底部の中心から偏心した位置に設けた底吹き羽口14のノズルから、特定量のガス(アルゴン等の不活性ガス)を吹き込んで適切な気泡活性面16を形成し、(3)しかも溶鋼11の循環攪拌を図りつつ、(4)減圧下で精錬を行うことを提示している。
【0008】
本発明の溶鋼の脱水素方法でも、この技術の適用が有効であり、その際の表面反応は、底吹きされた気泡群15が自由表面17で破泡する領域である気泡活性面16を利用することが効果的である。表面反応を利用するには、底吹きされた気泡群15が浮上途中で自由に水平方向に広がりながら上昇し、合体することなく小さな気泡径を保ったままで自由表面17に到達することが重要である。このような場合には、自由表面17で極めて多くの小さな気泡が破泡するため、破泡により小さな液滴が生成し、あるいは、表面に細かい周波数の波立ちが起こり、気泡群15としての破泡の総エネルギーを有効に反応表面積の増大に変換することが可能となる。また一方では、個々の気泡の破泡のエネルギーは極めて小さいため地金の飛散という面からは、これを抑制することができる特徴がある。
【0009】
これを実現する第1の要素が、図1に模式的に示したような取鍋内直径Jに対して30%以上の浸漬槽内直径Dを有する浸漬槽13を取鍋12内の溶鋼11に浸漬し、浸漬槽13内部を減圧する真空脱ガス方法とすることである。つまり、底吹き羽口14から吹き込まれたガスの気泡群15は浮上途中で自由に水平方向に広がりながら上昇することができるため、自由表面17に広い気泡活性面16を形成することが可能となる。気泡活性面16は図1にも示すように、底吹きされた気泡群15が12度の立体角で広がるとして幾何学形状から計算されるものである。
【0010】
さらに効率的な精錬をするためには、浸漬槽13内で精錬された溶鋼11が、取鍋12全体の溶鋼11と停滞することなしに高速に置き換わることである。つまり、以下の(1)〜(3)式で表されている溶鋼循環流量パラメータΛを0.45〜2.0とすることが必要である。
【0011】
ここで、Wは溶鋼重量(ton)、Qは底吹きガス流量(Nリットル/min)、Hはガス吹き込み位置の浴深(m)、Tは溶鋼温度(K)、Dは浸漬槽内直径(m)、Jは取鍋内直径(m)、h’は修正ガス吹き込み位置の浴深(m)、sは浸漬槽中心mに対するガス吹き込み位置(偏心距離(m))、ρは溶鋼密度(kg/m3 )、gは重力加速度(m/s2 )、Pは浸漬管内圧力(Torr)である。なお、Pが1Torr以下の場合はP=1とする。ガスの吹き込みにガス吹き込みパイプを用いた場合は、吐出方向の垂直上方に対する角度をθ(deg)、パイプ直径をd(m)、ガス密度をρg (kg/m3 )とすると、h’は以下の(4)、(5)式で求められる。また、ガス吹き込みがポーラス煉瓦の場合には、h’=Hとする。なお、τは溶鋼の循環による均一混合時間(sec)を表している。
h’=H−cosθ×d×5.07×(Fr’)1/3 ・・・・・(4)
Fr’=(ρg /ρ)×{(Q/1000/60)
/(3.14×(d/2)2 )}2 /(g・H)・・・・・(5)
【0012】
図2に溶鋼循環流量パラメータΛと脱水素率の関係を示すが、溶鋼循環流量パラメータΛが0.45よりも小さい場合には、溶鋼の循環が悪くなるため脱水素率が40%未満に低下し、一方溶鋼循環流量パラメータΛを2.0よりも大きくすると、循環のために供給する底吹きガス流量が大きくなりすぎるため、地金飛散が激しくなる。本発明の方法では、基本的にガス気泡による循環流は浸漬槽13内で形成される。溶鋼循環流量パラメータΛが0.45未満の場合には、浸漬槽13内循環流の流速が小さいため浸漬槽13外の溶鋼11に循環流を形成させることができず、浸漬槽13内で閉鎖的となるため極めて脱水素に悪影響を与えるが、溶鋼循環流量パラメータΛが0.45以上であれぱ浸漬槽13内循環流が浸漬槽13外の溶鋼11にも影響を与え、浸漬槽13外にも循環流が形成されるため脱水素速度が増加する。
【0013】
溶鋼循環流量パラメータΛの物理的意味は以下のようなものである。
前記(1)式中の1/(τ/30)は本発明者らにより導出された溶鋼循環速度と均一混合時間τとの関係を規定した式であり、τは図1に示した本発明技術での均一混合時間である。ここで、均一混合時間τとは任意の位置での濃度変化が溶鋼11全体に均一になるまでに要する時間であり、一般にはCu合金を添加し、Cu濃度がほぼ均一(±5%の誤差の範囲)になるまでの時間として測定される。
上記(2)式は、図1に示した本発明技術での均一混合時間τを表わす実験式であり、本発明者らの詳細なる実験により始めて明らかとされたものである。特に、(s/D/0.15)-0.504は、底吹き羽口14又はガス吹き込みパイプの底吹きガス吹き込み位置と浸漬槽中心mとの偏心距離sの影響を定量化したものであり、均一混合時間τには、取鍋中心との相対位置関係は何ら影響を持たず、ガス吹き込み位置と浸漬槽中心mとの偏心距離sでのみ決定される点が重要である。
【0014】
(2)式中の(h’/H)-3.2は、ガス吹き込み方法の影響を定量化した実験式である。ガス吹き込みはポーラス煉瓦の他に、インジェクションランスを浸漬してガス吹き込みパイプからガスを吹き込むことがある。ポーラス煉瓦の場合には、ガスは慣性力を失って吐出されるためh’=Hとなるが、ガス吹き込みパイプの場合には、慣性力によりジェットコアと呼ばれる気柱が立つため、実質的なガス吹き込み深さは、気柱高さを幾何学的にガス吹き込み位置の浴深Hより差し引く必要があることを意味する。気柱高さは、(4)式中のcosθ×d×5.07×(Fr’)1/3 で表わされる。
【0015】
さらに、効率的な精錬を実施するための条件としては、底吹きガスをポーラス煉瓦から供給する場合の最適条件を規定したものであり、ポーラス煉瓦の表面積当たりの底吹きガス流量q(Nリットル/min/cm2 )と浸漬管内圧力P(Torr)の比(q/P)を3〜50とするものである。この比が50よりも大きい場合には、ポーラス煉瓦の表面直上で気泡同士が合体し気泡群15が有効に広がらない上に、自由表面17で破泡する際にスプラッシュが激しく生じ、地金飛散が大きくなる。逆に、この比が3よりも小さい場合には、気泡群15中の気泡密度が小さすぎるため、溶鋼11の下降流により気泡群15が押し曲げられて気泡が浸漬槽13外に流出し、有効に気泡活性面16の生成に使用されなくなるためである。ここで、真空度は10Torr以下で(q/P)を制御することが望ましい。なぜなら、10Torrよりも低真空度では脱水素反応はほとんど進行せず、(q/P)を制御する必要が無いためである。
【0016】
【実施例】
実施例は、図1の溶鋼の脱水素設備10を用いて、以下の条件で実施した。溶鋼重量Wは350ton、取鍋内直径Jは4m、浸漬槽内直径Dは2m(従って、浸漬槽断面積Sは3.14m2 )、底吹きガスはAr(アルゴン)とし、取鍋12炉底に設置した直径90mmのポーラス煉瓦からなる底吹き羽口14から吹き込んだ。ガス吹き込み位置の浴深Hは4.77m、浸漬槽中心mに対するガス吹き込み位置の偏心距離sは0.35m、溶鋼温度Tは1870(K)、溶鋼密度ρは7000kg/m3 であり、底吹きガス流量Qを400〜1500(Nリットル/min)、浸漬管内圧力Pは1〜10(Torr)とした。
【0017】
取鍋12内の、炭素濃度が約0.55重量%、Al(アルミニウム)濃度が約0.020重量%の溶鋼11に浸漬槽13を浸漬し、槽内を排気することで真空処理を約10分間実施した。
処理開始から5分以内に真空度は1Torrまで低下し、溶鋼循環流量パラメータΛは0.89、ポーラス煉瓦の表面積当たりの底吹きガス流量qと浸漬管内圧力Pの比(q/P)は15.7Nリットル/min/cm2 /Torrであった。10分の処理で水素は4ppmから1.4ppmまで低下し、脱水素率は65%と高く、地金飛散は極めて軽微であった。従って、短時間で高い脱水素率を得ることができた。
【0018】
比較例も実施例と同一の装置で実施した。
取鍋12内の、炭素濃度が約0.55重量%、Al濃度が約0.020重量%の溶鋼に浸漬槽13を浸漬し、槽内を排気することで真空処理を約10分間実施した。底吹きガス流量Qを150Nリットル/minとし、到達真空度は7Torrであった。溶鋼循環流量パラメータΛは0.43、(q/P)は0.36Nリットル/min/cm2 /Torrであり、脱水素率は32%と低かった。
【0019】
【発明の効果】
請求項1、2記載の溶鋼の脱水素方法においては、溶鋼循環流量パラメータΛを0.45以上で2以下としているので、浸漬槽内循環流の流速が大きく、その結果浸漬槽外(取鍋内)溶鋼に循環流を形成させることができるため、短時間で脱水素率が向上し、安定的に脱水素が行える。
また、溶鋼循環流量パラメータΛを2以下とするので、溶鋼の循環のために供給する底吹きガス流量が適正であるため、地金飛散、付着が抑制される。
特に、請求項2記載の溶鋼の脱水素方法においては、ポーラス煉瓦の表面積当たりの底吹きガス流量と浸漬管内圧力の比(q/P)を3〜50とするので、脱水素率を維持しながら、地金飛散、付着も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る溶鋼の脱水素方法を適用する溶鋼の脱水素設備の構成図である。
【図2】溶鋼循環流量パラメータと脱水素率との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
10 溶鋼の脱水素設備 11 溶鋼
12 取鍋 13 浸漬槽
14 底吹き羽口 15 気泡群
16 気泡活性面 17 自由表面
Claims (2)
- 直胴型大径の浸漬槽を取鍋内の溶鋼に浸漬し、該浸漬槽内部を減圧する真空脱ガス方法による溶鋼の脱水素方法において、
以下の式で表される溶鋼循環流量パラメータΛを0.45以上で2以下とすることを特徴とする溶鋼の脱水素方法。
Λ=1/(τ/30) ・・・・・(1)
τ=100{(J2 /H)2 ×(h’/H)-3.2
×(s/D/0.15)-0.504/ε}0.337 ・・・・・(2)
ε=(371/W)・(Q/1000/60)・T
・{ln(ρgH/133.32/P)+0.06(1−298/T)}
・・・・・(3)
ここで、Wは溶鋼重量(ton)、Qは底吹きガス流量(Nリットル/min)、Hはガス吹き込み位置の浴深(m)、Tは溶鋼温度(K)、Dは浸漬槽内直径(m)、Jは取鍋内直径(m)、h’は修正ガス吹き込み位置の浴深(m)、sは浸漬槽中心に対するガス吹き込み位置(偏心距離(m))、ρは溶鋼密度(kg/m3 )、gは重力加速度(m/s2 )、Pは浸漬管内圧力(Torr)、τは溶鋼の循環による均一混合時間(sec)である。なお、Pが1Torr以下の場合はP=1とする。また、ガス吹き込みにガス吹き込みパイプを用いた場合には、吐出方向の垂直上方に対する角度をθ(deg)、パイプ直径をd(m)、ガス密度をρg (kg/m3 )とすると、h’は以下の式で求められる。なお、ガス吹き込みがポーラス煉瓦の場合にはh’=Hとする。
h’=H−cosθ×d×5.07×(Fr’)1/3 ・・・・・(4)
Fr’=(ρg /ρ)×{(Q/1000/60)
/(3.14×(d/2)2 )}2 /(g・H)・・・・・(5) - 前記ガス吹き込みがポーラス煉瓦の場合には、該ポーラス煉瓦の表面積当たりの底吹きガス流量q(Nリットル/min/cm2 )と前記浸漬管内圧力P(Torr)の比(q/P)を3〜50とする請求項1記載の溶鋼の脱水素方法。
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