JP3749020B2 - 自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、自動車の自動変速機に用いられるシャフトとスリーブの組立構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車の自動変速機に用いられるシャフトとスリーブの組立構造体は、図6に示すように、スリーブ61にシャフト62が挿入され、このシャフト62とスリーブ61との間には針状ころ軸受63が嵌合されている。
【0003】
ところで、この構造体では、シャフト62の先端部62Aから軸方向に穿たれた軸方向孔65が形成されており、この軸方向孔65の軸方向の所定位置から径方向に貫通する径方向貫通孔66が穿たれている。そして、上記軸方向孔65と径方向貫通孔66を通って、上記針状ころ軸受63に作動油が供給される。ここで、上記軸方向孔65と径方向貫通孔66とが油通路をなし、上記シャフト62の先端部62Aとスリーブ61との間を作動油が流通しないように、上記シャフト62の先端部62Aとスリーブ61との間にシールリング67が嵌合されている。このシールリング67はウレタンゴム等のゴム部材からなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構造体では、針状ころ軸受63の内側にシャフト62を挿入するときに、図5(A)に示すように、保持器73の軸方向端部73Aにシャフト先端部62Aに嵌合したシールリング67が当たって破損し易いという問題がある。さらには、外輪71の径方向内方に屈曲した鍔部72の内端72Aにシールリング67が引っかかって破損し易いという問題がある。
【0005】
また、図5(B)に示すように、保持器73の端部73Aが外輪鍔部72に隠れるように径方向外方に屈曲させて、シールリング67が保持器73の端部73Aに当たらないようにした場合には、外輪鍔部72ところ75の端面75Aの間にシールリング67が入り込んでしまい、破損し易くなるという問題がある。
【0006】
なお、図4に示すように、シャフト先端部62Aの径をシャフト中央部62Bの径よりも小さくすれば、シールリング67が針状ころ軸受63に当たることをある程度防げるが、先端部62Aの径をあまり小さくすると強度不足を招いてしまう。
【0007】
そこで、この発明の目的は、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜けるように、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体は、内部に作動油が通る油通路を有する自動変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合するスリーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、上記シャフトの油導入路から作動油が供給されるようになっている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記針状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの間に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体であって、
上記針状ころ軸受は、
上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している鍔部の径方向内端部の軸方向外側が軸方向内側に湾曲している湾曲面になっていると共に上記鍔部は軸方向内面が上記径方向内端部の先端から径方向外方に延在する略平坦な内側平坦面を有している外輪と、
上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲部の外側が湾曲面になっていると共に上記鍔部は上記湾曲面から径方向外方に延在する略平坦な外側平坦面を有している保持器とを備え、
上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している保持器の鍔部は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している外輪の鍔部に対して軸方向内方に所定の間隙寸法だけ隔てて配置されており、この間隙寸法が上記シールリングの軸方向寸法よりも小さく設定されており、
上記外輪の鍔部の上記内側平坦面と上記保持器の鍔部の上記外側平坦面とは、上記所定の間隙寸法を隔てて軸方向に対向しており、
上記外輪の鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されていることを特徴としている。
【0009】
この請求項1の発明では、上記針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャフトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリングは上記径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0010】
したがって、この請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜けるように、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0011】
また、請求項1の発明は、上記針状ころ軸受は、上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲部の外側が湾曲面になっている保持器を備えている。
【0012】
この請求項1の発明では、上記針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャフトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリングは上記軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0013】
したがって、この請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0014】
つまり、この請求項1の発明では、上記針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、上記シャフトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリングは上記径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。さらに、上記シャフトに嵌合されたシールリングが、上記針状ころ軸受の保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリングは上記軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0015】
したがって、この請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0016】
また、請求項1の発明のシャフトとスリーブの組立構造体は、上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している保持器の鍔部は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している外輪の鍔部に対して軸方向内方に所定の間隙寸法だけ隔てて配置されており、この間隙寸法が上記シールリングの軸方向寸法よりも小さく設定されており、上記外輪の鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されている。
【0017】
この請求項1の発明では、外輪の鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されているから、外輪の鍔部の湾曲面を通過したシールリングは、続いて、保持器の鍔部の湾曲面に確実に当接して滑らかに通過できる。また、上記外輪の鍔部と保持器の鍔部との間隙寸法とシールリングの軸方向寸法よりも小さくしたから、上記間隙にシールリングが嵌り込むこともない。
【0018】
したがって、この発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受の外輪および保持器の内側をシールリングをスムーズに通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0020】
図1に、この発明の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体の実施の形態を示す。この実施形態は、内部に作動油が通る油通路10を有するシャフト11と、このシャフト11が内側に嵌合するスリーブ12を備える。上記油通路10は、シャフト11の先端部11Aから軸方向に穿たれた軸方向孔13と、軸方向に所定間隔を隔てて形成された径方向貫通孔15,16で構成されている。
【0021】
一方、シャフト11の先端部11Aに対向するスリーブ12の底部12Aには、シャフト11の軸方向孔13と略同心に形成された軸方向孔17およびこの軸方向孔17から直角に延びている径方向孔18が形成されている。この軸方向孔17と径方向孔18とがスリーブ側の油通路20を構成している。
【0022】
そして、上記シャフト11の先端部11Aは、中央部11Bに比べてやや小径になっている。この先端部11Aの外周には周溝21が形成されており、この周溝21には、シールリング22が嵌合されている。このシールリング22はウレタンゴム等のゴム部材からなる。また、シャフト11の上記2つの径方向貫通孔15と16の間の中央部11Bとスリーブ12の内周面23との間には所定の径方向間隙が形成されている。そして、この間隙に、針状ころ軸受25が圧嵌めされている。この針状ころ軸受25は、外輪33を有し、この外輪33は軸方向の両端で径方向内方に屈曲している2つの鍔部35と36を有している。
【0023】
この自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体では、図1に一点鎖線で示すように、作動油がスリーブ12の油通路20,シャフト11の油通路10を通って、針状ころ軸受25を潤滑する。
【0024】
次に、図2(B)を参照して、上記針状ころ軸受25の構造を説明する。この針状ころ軸受25は、ころ31ところ31を保持する保持器32と外輪33からなる。上記外輪33の軸方向両端の鍔部35,36のうち、上記シールリング22から遠い位置に配置される鍔部36は、その径方向内端部36Aの軸方向外側で軸方向内方に湾曲している湾曲面37を有している。さらに、上記保持器32は、上記外輪33の鍔部36の軸方向内側で径方向外方に屈曲している鍔部38を有している。この鍔部38は、屈曲部40の外側が湾曲面41になっている。
【0025】
次に、図3を参照して、上記外輪33の鍔部36と保持器32の鍔部38との位置関係を説明する。上記鍔部36と鍔部38とは、軸方向間隙Cを隔てており、この軸方向間隙Cはシールリング22の軸方向寸法よりも小さく設定されている。また、外輪33の鍔部36の内径寸法Bを上記鍔部38の湾曲面41の外径寸法A以下に設定した。
【0026】
上記構成の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体は、次のようにして組み立てられる。まず、シャフト11の先端部11Aの外周に形成されている周溝21にシールリング22を嵌合させる。次に、このシャフト11を、スリーブ12の内周面23に嵌合されている針状ころ軸受25の内側に挿入する。この挿入時に、シャフト11の先端部11Aに嵌合されているシールリング22は、最初に、図2(B)に示す針状ころ軸受25の外輪33の鍔部36の径方向内端部36Aの湾曲面37に当接する。この当接時に、シールリング22はやや径方向に縮まりながら、湾曲面37に沿って軸方向に滑らかに摺動して、鍔部36の径方向内側を通過できる。次に、シールリング22は、保持器32の鍔部38の屈曲部40の湾曲面41に当接し、この湾曲面41に沿ってやや径方向に縮まりながら、軸方向に滑らかに摺動して、鍔部38の屈曲部40を通過できる。そして、シャフト11のさらなる挿入により、シールリング22は、さらに軸方向に挿入されて、ころ軸受25を通過し、スリーブ内周面23の縮径面23Aを越えて、スリーブ12内の所定位置に達する。
【0027】
このように、この組立構造体によれば、シャフト11に嵌合したシールリング22をころ軸受25を通過させるときに、ころ軸受25とシールリング22との接触がシールリング22を損傷させることがない。
【0028】
また、この組立構造体によれば、ころ軸受25の外輪33の鍔部36と、保持器32の鍔部38との軸方向間隙Cを、シールリング22の軸方向寸法よりも小さくしたから、シャフト11のシールリング22が外輪鍔部36と保持器鍔部38の間に嵌り込んでしまうことがない。また、外輪鍔部36の内径寸法Bを保持器鍔部38の湾曲面41の外径寸法A以下にしたから、外輪鍔部36を乗り越えてきたシールリング22を、次の湾曲面41で確実に受けてスムーズにスライドさせることができる。
【0029】
したがって、この実施の形態によれば、シャフト11に嵌合させたシールリング22を傷付けることなく、針状ころ軸受25内側をシールリング22が通り抜けるように、シャフト11を針状ころ軸受25に挿入して組み立てることができる。
【0030】
なお、上記実施の形態では、針状ころ軸受25が保持器32を有する場合について説明したが、図2(A)に示すように、保持器を備えていない針状ころ軸受を採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体は、針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ軸受の外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリングは径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。したがって、この請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側をシールリングが通り抜けるように、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0032】
また、請求項1の発明は、自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体であって、針状ころ軸受は、軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲部の外側が湾曲面になっている保持器を備えている。
【0033】
この請求項1の発明では、針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ軸受の保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリングは上記軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。したがって、この請求項2の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側をシールリングを通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0034】
すなわち、請求項1の発明は、針状ころ軸受の軸方向一端からシャフトを挿入する際に、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ軸受の外輪の鍔部の径方向内端部に当たったときに、シールリングは径方向内端部の軸方向内側に湾曲している湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。さらに、シャフトに嵌合されたシールリングが、針状ころ軸受の保持器の軸方向一端に当たったときに、シールリングは軸方向一端の鍔部の湾曲面に沿って滑らかに鍔部の径方向内側をくぐり抜けることができる。
【0035】
したがって、この請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受内側にシールリングを通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【0036】
また、請求項1の発明は、外輪の鍔部の内径寸法が、保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されているから、外輪の鍔部の湾曲面を通過したシールリングは、続いて、保持器の鍔部の湾曲面に確実に当接して滑らかに通過できる。また、外輪の鍔部と保持器の鍔部との間隙寸法とシールリングの軸方向寸法よりも小さくしたから、上記間隙にシールリングが嵌り込むこともない。したがって、請求項1の発明によれば、シャフトに嵌合させたシールリングを傷付けることなく、針状ころ軸受の外輪および保持器の内側をシールリングをスムーズに通り抜けさせて、シャフトを針状ころ軸受に挿入して組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体の実施の形態を示す断面図である。
【図2】 図2(A)は上記実施形態の針状ころ軸受の変形例を示す図であり、図2(B)は上記実施形態の針状ころ軸受を示す図である。
【図3】 上記実施形態の針状ころ軸受の寸法関係を詳細に示す図である。
【図4】 自動変速機のシャフト先端部の形状を示す図である。
【図5】 図5(A)は従来例の針状ころ軸受を示す図であり、図5(B)は従来例のもう1つの針状ころ軸受を示す図である。
【図6】 従来の自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体を示す断面図である。
【符号の説明】
11…シャフト、11A…先端部、12…スリーブ、12A…底部、
13…軸方向孔、15,16…径方向貫通孔、17…軸方向孔、
18…径方向孔、20…油通路、21…周溝、22…シールリング、
23…内周面、25…針状ころ軸受、31…ころ、32…保持器、
33…外輪、35,36…鍔部、36A…径方向内端部、38…鍔部、
40…屈曲部、37,41…湾曲面、A…外径寸法、B…内径寸法、
C…軸方向間隙。
Claims (1)
- 内部に作動油が通る油通路を有する自動変速機のシャフトと、このシャフトが内側に嵌合するスリーブと、上記シャフトとスリーブの間に配置され、上記シャフトの油導入路から作動油が供給されるようになっている針状ころ軸受と、上記シャフトの先端と上記針状ころ軸受との間の位置で上記シャフトとスリーブの間に嵌合されたシールリングとを備えた自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体であって、
上記針状ころ軸受は、
上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している鍔部の径方向内端部の軸方向外側が軸方向内側に湾曲している湾曲面になっていると共に上記鍔部は軸方向内側面が上記径方向内端部の先端から径方向外方に延在する略平坦な内側平坦面を有している外輪と、
上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している鍔部の屈曲部の外側が湾曲面になっていると共に上記鍔部は上記湾曲面から径方向外方に延在する略平坦な外側平坦面を有している保持器とを備え、
上記軸方向一端で径方向外方に屈曲している保持器の鍔部は、上記軸方向一端で径方向内方に屈曲している外輪の鍔部に対して軸方向内方に所定の間隙寸法だけ隔てて配置されており、この間隙寸法が上記シールリングの軸方向寸法よりも小さく設定されており、
上記外輪の鍔部の上記内側平坦面と上記保持器の鍔部の上記外側平坦面とは、上記所定の間隙寸法を隔てて軸方向に対向しており、
上記外輪の鍔部の内径寸法が、上記保持器の湾曲面の外径寸法以下に設定されていることを特徴とする自動変速機のシャフトとスリーブの組立構造体。
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