JPH0215053Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0215053Y2 JPH0215053Y2 JP1984188995U JP18899584U JPH0215053Y2 JP H0215053 Y2 JPH0215053 Y2 JP H0215053Y2 JP 1984188995 U JP1984188995 U JP 1984188995U JP 18899584 U JP18899584 U JP 18899584U JP H0215053 Y2 JPH0215053 Y2 JP H0215053Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retainer
- raceway
- outer ring
- ring
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は玉軸受装置に関するものである。特に
保持器のポケツトの一方端が開放された形式のも
のの保持器の脱落防止の改良に係わるものであ
る。
保持器のポケツトの一方端が開放された形式のも
のの保持器の脱落防止の改良に係わるものであ
る。
内輪を持たずに外側軌道を有する軸と、内側軌
道を有する外輪と、軌道間に配設される複数の玉
と、該玉をセパレートする保持器とからなる玉軸
受は周知技術である。そして、その保持器のポケ
ツトが、特に軸に外側軌道を直接形成した軸受の
組立上の理由から一方端が開放された形式のもの
も周知である。しかし、一方端が開放されている
がために、保持器が抜け出すという欠点がある。
そこで、従来のものにあつては、外輪の軸方向へ
の抜け出しを防止するためにハウジングの周溝の
装着されたC形止め輪の軸方向外側に、保持器抜
け出し防止用のストツプリングを更にハウジング
の内径に嵌着する手段を講ずる等して、抜け出し
防止用の部材が特に必要になつている。又、保持
器の抜け出し防止策として、英国特許第1355007
号明細書に開示されている如く、軸に周溝を形成
し、該溝に保持器に形成したフランジを入り込ま
せる手段もあるが、保持器の製作及び軸への組立
に難点がある。
道を有する外輪と、軌道間に配設される複数の玉
と、該玉をセパレートする保持器とからなる玉軸
受は周知技術である。そして、その保持器のポケ
ツトが、特に軸に外側軌道を直接形成した軸受の
組立上の理由から一方端が開放された形式のもの
も周知である。しかし、一方端が開放されている
がために、保持器が抜け出すという欠点がある。
そこで、従来のものにあつては、外輪の軸方向へ
の抜け出しを防止するためにハウジングの周溝の
装着されたC形止め輪の軸方向外側に、保持器抜
け出し防止用のストツプリングを更にハウジング
の内径に嵌着する手段を講ずる等して、抜け出し
防止用の部材が特に必要になつている。又、保持
器の抜け出し防止策として、英国特許第1355007
号明細書に開示されている如く、軸に周溝を形成
し、該溝に保持器に形成したフランジを入り込ま
せる手段もあるが、保持器の製作及び軸への組立
に難点がある。
本考案の目的は、一方端が開放された形式の保
持器を含む玉軸受装置の保持器の抜け出し装置を
提供することにあり、特に、外輪の抜け出し装置
と兼用された簡単で、確実で、かつ安価な手段を
提供することにある。
持器を含む玉軸受装置の保持器の抜け出し装置を
提供することにあり、特に、外輪の抜け出し装置
と兼用された簡単で、確実で、かつ安価な手段を
提供することにある。
上記目的を達成する本考案は、外側軌道を有す
る軸と、該外側軌道に対応する内側軌道を有する
外輪と、前記外側軌道と前記内側軌道との間に配
設される複数の玉と、該複数の玉を円周方向に間
隔をあけて配置するためのポケツトを有し、ポケ
ツトの一方が開放し、他方が環状部を備えて閉鎖
している保持器と、前記外輪が嵌合するハウジン
グとからなる玉軸受装置において、前記ハウジン
グは前記外輪の一端面に隣接する位置に周溝を有
し、該周溝にC形の止め輪が装着され、該止め輪
が前記環状部上の位置まで部分的に延長された複
数の張り出し部を備えて、前記外輪および前記保
持器の抜け出しが防止される玉軸受装置である。
る軸と、該外側軌道に対応する内側軌道を有する
外輪と、前記外側軌道と前記内側軌道との間に配
設される複数の玉と、該複数の玉を円周方向に間
隔をあけて配置するためのポケツトを有し、ポケ
ツトの一方が開放し、他方が環状部を備えて閉鎖
している保持器と、前記外輪が嵌合するハウジン
グとからなる玉軸受装置において、前記ハウジン
グは前記外輪の一端面に隣接する位置に周溝を有
し、該周溝にC形の止め輪が装着され、該止め輪
が前記環状部上の位置まで部分的に延長された複
数の張り出し部を備えて、前記外輪および前記保
持器の抜け出しが防止される玉軸受装置である。
ハウジングの周溝に装着されるC形の止め輪に
より、外輪の軸方向への抜け出しが防止され、か
つ、保持器の環状部上の位置まで部分的に延長さ
れた前記止め輪の張り出し部が保持器の軸方向へ
の抜け出しを防止する。
より、外輪の軸方向への抜け出しが防止され、か
つ、保持器の環状部上の位置まで部分的に延長さ
れた前記止め輪の張り出し部が保持器の軸方向へ
の抜け出しを防止する。
本考案の実施例を第1図及び第2図を用いて詳
述する。
述する。
本考案の玉軸受装置は、外側軌道11を有する
軸10と、外側軌道11に対応する内側軌道21
を有する外輪20と、外側軌道11と内側軌道2
1との間に配設される複数の玉30と、複数の玉
30を円周方向の間隔をあけて配置するためのポ
ケツトを有し、ポケツトの一方が開放し、他方が
環状部41を備えて閉鎖しているプラスチック製
の保持器(冠形保持器)40と、外輪20が嵌合
するハウジング50と、ハウジング50の外輪2
0が嵌合する内径に刻設された周溝51に装着さ
れるC形の止め輪60とからなる。
軸10と、外側軌道11に対応する内側軌道21
を有する外輪20と、外側軌道11と内側軌道2
1との間に配設される複数の玉30と、複数の玉
30を円周方向の間隔をあけて配置するためのポ
ケツトを有し、ポケツトの一方が開放し、他方が
環状部41を備えて閉鎖しているプラスチック製
の保持器(冠形保持器)40と、外輪20が嵌合
するハウジング50と、ハウジング50の外輪2
0が嵌合する内径に刻設された周溝51に装着さ
れるC形の止め輪60とからなる。
周溝51は外輪20の一端面22に隣接するハ
ウジングの内径に刻設されており、周溝51に装
着された止め輪60の一端面が外輪20の一端面
22に当接し、軸方向への抜け出しを防止してい
る。
ウジングの内径に刻設されており、周溝51に装
着された止め輪60の一端面が外輪20の一端面
22に当接し、軸方向への抜け出しを防止してい
る。
なお、外輪20の他端面23はハウジング50
の内径に形成した段部52に当接している。
の内径に形成した段部52に当接している。
止め輪60は、その内径から保持器40の環状
部41上の位置まで部分的に延長された張り出し
部61,62が形成されている。張り出し部は2
つの第1の張り出し部61と1つの第2の張り出
し部62の複数のものからなつている。第1の張
り出し部61は止め輪60の両端部に形成され、
第2の張り出し部62は両端部から円周方向に等
距離の中間部に形成されている。その結果、保持
器40がポケツトの反開放端側に移動(第2図に
おいて上方へ移動)したときには、環状部41が
3つの張り出し部61,62に当接し、保持器4
0の抜け出しが防止される。
部41上の位置まで部分的に延長された張り出し
部61,62が形成されている。張り出し部は2
つの第1の張り出し部61と1つの第2の張り出
し部62の複数のものからなつている。第1の張
り出し部61は止め輪60の両端部に形成され、
第2の張り出し部62は両端部から円周方向に等
距離の中間部に形成されている。その結果、保持
器40がポケツトの反開放端側に移動(第2図に
おいて上方へ移動)したときには、環状部41が
3つの張り出し部61,62に当接し、保持器4
0の抜け出しが防止される。
止め輪60の装着は図示しない通常用いられる
工具の先端を、止め輪60の両端部に設けた穴6
3に入れ、止め輪60をあらかじめ、ハウジング
50の内径よりも縮径しておき、周溝51内で開
放して行う。この際、張り出し部61,62の位
置が両端部及び中間部にあるので装着作業には影
響を与えない。
工具の先端を、止め輪60の両端部に設けた穴6
3に入れ、止め輪60をあらかじめ、ハウジング
50の内径よりも縮径しておき、周溝51内で開
放して行う。この際、張り出し部61,62の位
置が両端部及び中間部にあるので装着作業には影
響を与えない。
止め輪に張り出し部を設けてあるので、外輪の
抜け出しが防止されるとともに冠形保持器の抜け
出し防止も同時に計られている。従つて、保持器
の抜け出し防止用の特別な部材が必要ない。
抜け出しが防止されるとともに冠形保持器の抜け
出し防止も同時に計られている。従つて、保持器
の抜け出し防止用の特別な部材が必要ない。
また、従来のC形の止め輪を装着するのと同様
であるので作業工程を増やす必要がない。
であるので作業工程を増やす必要がない。
以上説明の通り、本願考案は安価にして実用上
極めて有効な玉軸受装置である。
極めて有効な玉軸受装置である。
第1図は本考案の正面図、第2図は第1図の
−断面図で、符号40は保持器、41は環状
部、60は止め輪、61,62は張り出し部であ
る。
−断面図で、符号40は保持器、41は環状
部、60は止め輪、61,62は張り出し部であ
る。
Claims (1)
- 外側軌道を有する軸と、該外側軌道に対応する
内側軌道を有する外輪と、前記外側軌道と前記内
側軌道との間に配設される複数の玉と、該複数の
玉を円周方向に間隔をあけて配置するためのポケ
ツトを有し、ポケツトの一方が開放し、他方が環
状部を備えて閉鎖している保持器と、前記外輪が
嵌合するハウジングとからなる玉軸受装置におい
て、前記ハウジングは前記外輪の一端面に隣接す
る位置に周溝を有し、該周溝にC形の止め輪が装
着され、該止め輪が前記環状部上の位置まで部分
的に延長された複数の張り出し部を備えて、前記
外輪および前記保持器の抜け出しが防止される玉
軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984188995U JPH0215053Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984188995U JPH0215053Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61104825U JPS61104825U (ja) | 1986-07-03 |
JPH0215053Y2 true JPH0215053Y2 (ja) | 1990-04-24 |
Family
ID=30746458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984188995U Expired JPH0215053Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0215053Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5080893B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2012-11-21 | 株式会社やまびこ | 刈払機 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP1984188995U patent/JPH0215053Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61104825U (ja) | 1986-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4138168A (en) | Axial securing assembly for roller or ball bearings | |
US4723851A (en) | Double-row angular-contact ball bearing | |
US4324444A (en) | Snap-in bearing retainer and bearing | |
JPS6347292Y2 (ja) | ||
US4722617A (en) | Ball bearing assembly | |
US4757887A (en) | Split thrust/retainer ring for an overrunning clutch | |
US3694043A (en) | Retaining ring and cage for unit assembly of tapered bearing components | |
JPS6249015A (ja) | ラジアルころがり軸受 | |
US5158375A (en) | Combined radial and thrust bearing | |
JPH0215053Y2 (ja) | ||
JP2567601Y2 (ja) | スラストニードル軸受 | |
JPS61157823A (ja) | ころがり軸受、特に玉軸受 | |
JPH0456921U (ja) | ||
JP2527963Y2 (ja) | 玉軸受用の合成樹脂製保持器 | |
JPH043128Y2 (ja) | ||
JPH02190617A (ja) | 圧力嵌めアダプターによってハウジングボアに固定される転がり軸受 | |
JPH0620901Y2 (ja) | スラスト針状ころ軸受 | |
JPH0516410Y2 (ja) | ||
JPH0610207Y2 (ja) | 密封形転がり軸受 | |
JPS60188224U (ja) | スピンドルユニツト | |
JPH0342257Y2 (ja) | ||
JPH0238099Y2 (ja) | ||
JP2003097565A (ja) | アンギュラ玉軸受 | |
JPH01174629U (ja) | ||
JPS5940623U (ja) | 球面ころ軸受用プラスチツク保持器 |