JP3747221B2 - 高分子エポキシ樹脂の製造方法及び塗料組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗料、接着剤、電気絶縁材料等に適用可能な加工性、密着性、耐食性に優れるビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂を簡便かつ安価に製造する方法と、該製造方法によって製造されるビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂を含有する塗料用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
エポキシ樹脂は、加工性、密着性、耐食性等に優れることから塗料、接着剤、電気絶縁材料等に広く利用されている。このエポキシ樹脂の製造方法の一つとして、低分子量のエポキシ樹脂と2価フェノールを触媒の存在下で反応させて高分子量のエポキシ樹脂を製造する方法があり、一般に2段法と呼ばれよく知られている。この反応にはビスフェノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールAが一般的に性能バランスの面から好適に使用されている。
【0003】
近年、塗料用途においては、過酷な使用条件、要求性能の高度化により加工性、密着性、耐食性等の向上が必要となっている。一方、省資源、省エネルギーの面からは揮発性有機溶剤の削減が望まれており、低粘度のエポキシ樹脂の必要性が高まっている。これらの問題を解決する方法として、例えば特公平3−45620号公報には、エポキシ樹脂成分の20重量%〜100重量%がビスフェノールF型エポキシ樹脂であるエポキシ樹脂を用いる方法が開示されている。しかしながら、通常のビスフェノールF型エポキシ樹脂は1分子中にベンゼン核及びオキシラン基をそれぞれ3個以上含有する多核体を約10重量%含んでいるため、加工性、密着性が劣るという問題があった。更に、多核体を含有するためエポキシ樹脂製造時に分岐反応が進行しゲル化の危険性があるため高分子量化には限界があった。
【0004】
また、特許第2799401号公報には、ビスフェノールF型エポキシ樹脂及びビスフェノールFの構成成分中における2核体純度が96重量%以上から成るものを用いて製造されるビスフェノール型エポキシ樹脂が開示されている。しかしながら、2核体純度が96重量%以上のビスフェノールF型エポキシ樹脂を得るためには通常のビスフェノールF型エポキシ樹脂(2核体純度75〜80重量%)を分子蒸留する必要があり、経済的に非常に問題があった。また製造工程が煩雑であり工業化には非常に不利であつた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、缶用塗料、粉体塗料、PCM塗料等に適用可能なビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂を簡便かつ経済的で工業的に有利に製造する方法を提供することにある。更に、かかるエポキシ樹脂を用いて、加工性、密着性、耐食性に優れる塗料用組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)2核体含有率96重量%以上で、それを構成する異性体成分がO−O’体=15〜19重量%、O−P’体=48〜52重量%、P−P’体=29〜35重量%のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを反応させて得られるエポキシ当量160〜180g/eq.で、下記式(1)で示される化合物の含有率が60重量%以上96重量%未満であるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノール型エポキシ樹脂(b)とを、(a)/(b)=100/0〜5/95の重量比で含有するエポキシ樹脂(A)と2価のフェノール(B)とを触媒の存在下で加熱重合させることを特徴とする、重量平均分子量2000以上のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
【化1】
【0008】
(2)エポキシ樹脂(A)におけるビスフェノール型エポキシ樹脂(b)は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールK型エポキシ樹脂、ビスフェノールB型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、それらのハロゲン化物及びそれらのC1〜C9アルキル置換体より選ばれる少なくとも1種のエポキシ当量170〜1000g/eq.のエポキシ樹脂であることを特徴とする、(1)項記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
【0009】
(3)2価フェノール(B)は、2核体含有率が96%以上であるビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールK、ビスフェノールB、それらのハロゲン化物及びそれらのC1〜C9アルキル置換体より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、(1)項又は(2)項に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
【0010】
(4)エポキシ樹脂(A)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFをエピクロルヒドリンと反応させて成るビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノールA型エポキシ樹脂(b)の混合物であり、2価のフェノール(B)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF又はビスフェノールAであることを特徴とする、(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
【0011】
(5)エポキシ樹脂(A)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFをエピクロルヒドリンと反応させて成るビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)であり、2価のフェノール(B)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF、ビスフェノールA又はそれらの混合物であることを特徴とする、(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
【0014】
(6)(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されるビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)を含有することを特徴とする塗料組成物。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明で使用するエポキシ樹脂(A)は、2核体含有率が96重量%以上のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを反応させて得られるビスフェノールFエポキシ樹脂(a)と、2価フェノールとエピクロルヒドリンとを反応させて得られるビスフェノール型エポキシ樹脂(b)との重量比が(a):(b)=100:0〜5:95のエポキシ樹脂である。
ここで用いられるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)は、エポキシ当量が好ましくは、155〜1000g/eq.、更に好ましくは、160〜500g/eq.、特に好ましくは、160〜180g/eq.、である。エポキシ当量が155g/eq.未満の樹脂の製造は経済的に不利であり、1000g/eq.超では末端基純度が低すぎて充分に高分子量化しなくなり好ましくない。
【0016】
また、前記式(1)で示される化合物の含有率が96重量%未満、好ましくは60〜90重量%であることも本発明のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂においては重要である、96重量%以上にするためには分子蒸留もしくは再結晶する必要があり経済的に非常に不利である。
【0017】
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)の製造方法は、2核体含有率が96重量%以上のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを用いる以外は特に限定されるものではなく、公知のどのような方法でも用いることができる。例えば、2核体含有率が96重量%以上のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとをアルカリ金属触媒の存在下、50〜200℃で20〜300分、縮合重合後、過剰のエピクロルヒドリンを除去し、その後、芳香族溶剤、ケトン系溶剤等の溶剤に希釈し、水洗、中和処理後、溶剤を除去する方法等が挙げられる。
このようなビスフェノールF型エポキシ樹脂としては、エピコート806(油化シェルエポキシ株式会社製)、エピコート806H(油化シェルエポキシ株式会社製)、等が挙げられる。
【0018】
本発明で用いられるビスフェノール型エポキシ樹脂(b)としては種々のものが使用できる。例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールB型エポキシ樹脂、ビスフェノールK型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂等、又はこれらのハロゲン化物又はC1 〜C9 のアルキル基置換体が挙げられるが、特にビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。ビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が好ましくは、170〜1000g/eq.、更に好ましくは180〜500g/eq.、特に好ましくは180〜190g/eq.である。エポキシ当量が170g/eq.未満の樹脂の製造は経済的に不利であり、1000g/eq.超では末端基純度が低すぎて充分に高分子量化しなくなり好ましくない。
【0019】
このようなビスフェノールA型エポキシ樹脂としては、エピコート828(商品名:油化シェルエポキシ株式会社製)、エピコート828EL(商品名:油化シェルエポキシ株式会社製)、エピコート828US(商品名:油化シェルエポキシ株式会社製)、エピコート1001(商品名:油化シェルエポキシ株式会社製)等が挙げられる。
【0020】
本発明で使用する2価フェノール(B)としては種々のものが使用可能である。例えば、2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールK、ビスフェノールB等のビスフェノール類、又はこれらのハロゲン化物又はC1 〜C9 のアルキル基置換体、及びそれらの混合物が挙げられるが、特に2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF、ビスフェノールA、又はこれらを任意の比率で混合したものが好ましい。これらビスフェノール類には、p-t-ブチルフェノール、ノニルフェノール、オクチルフェノール、クレゾール類等のフェノール類を併用することもできる。
【0021】
本発明で用いられる2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFとは、3核体、4核体等の多核体及び不純物が4重量%以下の高純度ビスフェノールFである。2核体含有率としては、98重量%以上含有することがより好ましい。96重量%未満の含有量では多核体の影響で付加重合反応時に分岐反応等が発生しゲル化の危険性があるため十分な高分子量化が難しく、結果的に加工性が低下する。更に、2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFを構成する異性体成分の含有率が、O−O’体=15〜19重量%、O−P’体=48〜52重量%、P−P’体=29〜35重量%であることが好ましい。このようなビスフェノールFとしては、BPF−ST〔商品名:三井化学(株)社製〕、BPF−SST〔商品名:三井化学(株)社製〕等が挙げられる。
【0022】
本発明の高分子エポキシ樹脂(C)は、例えば、前記のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)よりなるエポキシ樹脂(A)とビスフェノールAよりなる2価フェノール(B)との付加重合物、前記のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノールA及びビスフェノールFよりなる2価フェノール(B)との付加重合物、前記のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)と、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹脂(b)の混合物と前記のビスフェノールF又はビスフェノールAよりなる2価フェノール(B)との付加重合物、前記のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)と、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹脂(b)の混合物と前記のビスフェノールF及びビスフェノールAよりなる2価フェノール(B)との付加重合物、前記ビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノールFよりなる2価フェノール(B)との付加重合物等である重量平均分子量が2000以上のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂である。
【0023】
本発明において、高分子エポキシ樹脂(C)中に占めるビスフェノールF骨格の含有率は、好ましくは、5重量%以上、より好ましくは10重量%〜100重量%である。5重量%未満では加工性、密着性が不十分であり、また粘度の低下も小さいことから好ましくない。
【0024】
本発明における、エポキシ樹脂(A)と2価フェノール(B)の配合比率は、特に限定されるものではなく目的の分子量を得るために任意に設定することが出来るが、エポキシ基:フェノール性水酸基の当量比として、1.9〜1:1とするのが好ましい。
【0025】
本発明に使用される触媒は、エポキシ基とフェノール性水酸基との反応を進めるような触媒機能を有する化合物であればどのようなものでもよい。例えば、アルカリ金属化合物、有機リン化合物、第3級アミン、第4級アンモニウム塩、イミダゾール類等が挙げられる。アルカリ金属化合物の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化リチウム、水酸化リチウム、メトキシナトリウム、水素化ナトリウム等が挙げられる。有機リン化合物の具体例としては、トリフェニルフォスフィン、テトラメチルホスホニウムブロマイド、テトラメチルホスホニウムアイオダイド、テトラエチルホスホニウムブロマイド、テトラエチルホスホニウムアイオダイド、トリフェニルエチルホスホニウムアイオダイド、トリフェニルエチルホスホニウムブロマイド、トリフェニルエチルホスホニウムクロライド等が挙げられる。
【0026】
第3級アミンの具体例としては、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリエタノールアミン、ベンジルジメチルアミン等が挙げられる。第4級アンモニウム塩の具体例としては、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロライド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルアンモニウムハイドロオキサイド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリメチルアンモニウムハイドロオキサイド等が挙げられる。イミダゾール類の具体例としては、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール等が挙げられる。これらの触媒は併用することができる。
通常、触媒量は固形分中0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜1重量%未満である。
【0027】
本発明における付加重合の反応温度条件は、好ましくは50〜230℃、より好ましくは120〜200℃ある。50℃未満では付加重合反応は著しく遅く、十分に高分子量化しなくなるし、230℃超では副反応が多くなり好ましくない。
【0028】
本発明の付加重合反応は、無溶剤で実施することもできるが、分子量のより大きいエポキシ樹脂の製造には、溶媒中で実施することが好ましい。使用できる溶媒は、原料となるエポキシ樹脂とビスフェノール類を溶解するものであればどのようなものでもよい。
例えば、芳香族系溶媒、ケトン系溶媒、アミド系溶媒、グリコールエーテル系溶媒等が挙げられる。芳香族系溶媒の具体例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられる。ケトン系溶媒の具体例としては、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
【0029】
アミド系溶媒の具体例としては、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙げられる。グリコールエーテル系溶媒の具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等が挙げられる。
これらの溶媒は併用することができる。製造時の合成反応時における固形分濃度は50重量%〜98重量%が好ましい。
【0030】
本発明の塗料用組成物は、粉体塗料、溶剤型塗料、水性塗料等の形で利用することができる。
例えば、水性塗料における方法は、エポキシ樹脂をアクリル酸、メタクリル酸などのようなカルボキシ基含有ビニルモノマーの1種もしくは2種以上と共重合可能なビニルモノマー、例えば、スチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等の1種もしくは2種以上を共重合させて得られるカルボキシル基を含有するアクリル樹脂にてエステル化して、過剰のカルボキシル基を3級アミン等の塩基で中和して水中に分散させる方法、もしくは、過酸化ベンゾイル等のラジカル開始剤を用いてアクリルモノマーをエポキシ樹脂にグラフト化し3級アミンの存在下にて水性媒体中に分散する方法等により行われる。
【0031】
本発明の塗料組成物に使用する硬化剤は特に限定されるものではなく公知のものが使用できる。粉体塗料用としては、例えばジシアンジアミド、有機酸ジヒドラジド、酸無水物、イミダゾール類、酸末端ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。溶剤型塗料としては、例えばメラミン樹脂、尿素樹脂等のアミノ樹脂、イソシアネート類、レゾール型フェノール樹脂、ノボラック型フェノール樹脂、ポリアミノアミド類、脂肪族ポリアミン、変性ポリアミン等が挙げられる。また水性塗料用としては、例えばヘキサメトキシメチルメラミン樹脂、メチロールメラミン樹脂メチロール化尿素樹脂等の水性アミノプラスト樹脂を用いることができる。
【0032】
高分子量エポキシ樹脂と上記硬化剤との配合比率は、98/2〜50/50の範囲が好ましい。
また硬化促進剤としてリン酸又はパラトルエンスルホン酸もしくはその塩、フェノール類、アミン類等を添加してもよい。また顔料、流れ調整剤、増量剤、補強剤、酸化防止剤等の添加剤についても公知のものを用いることができる。
【0033】
本発明の塗料組成物は例えば、高分子エポキシ樹脂と硬化剤とを水性化もしくは溶解可能な溶剤に溶解後、固形分10〜50%の範囲に調整し、鋼板、ブリキ板、アルミ板等の金属素材に、スプレー、ロールコート等の公知の方法により乾燥膜厚1〜25ミクロンの範囲になるよう塗装する。塗膜の硬化条件としては、温度が120〜260℃で30秒〜30分焼き付けすることができる。
【0034】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、実施例における部及び%は重量部及び重量%を示す。また、各物性値の測定は、次のように行った。
(1)エポキシ当量の測定は、JIS規格分析法K7236に準拠して測定した。
(2)粘度は、ガードナーホルト気泡粘度計を用いて25℃で測定した。
(3)GPC測定は、東ソー(株)製HLC−8120GPC装置でUV検出器を使用した。移動相にはテトラヒドロフランを使用し、流速0.5L/min.で測定した。GPCカラムは東ソー(株)製TSK−gelsuperHM−Hを一本、H4000を二本、H3000を一本、H2000を一本用いた。また、分子量はポリスチレン検量線により求めた。
【0035】
製造例1
攪拌機、温度計、窒素ガス供給装置、コンデンサー、還流装置を備えた反応器内に、2核体含有率99%、異性体成分の含有率が、O−O’体=17%、O−P’体=50%、P−P’体=33%のビスフェノールF〔三井化学(株)社製:BPF−ST〕1000部とエピクロルヒドリン4630部を入れ、窒素雰囲気下で攪拌し系内を80℃に昇温した。その後50%の苛性ソーダ水溶液800部を徐々に添加し系内を100℃に保持した。反応の進行に伴い発生する水を除去しながら3時間反応を実施した。反応終了後、未反応のエピクロルヒドリンを減圧下にて留去した。次いで、トルエン2600部を入れ系内を70℃に保持した。その後50%の苛性ソーダ水溶57部を入れ、2時間、脱塩化水素反応を実施した。反応終了後、水洗を4回実施し不純物を除去した後、トルエンを留去し、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂1539g(収率は97%)を得た。この樹脂の性状は、WPE=169g/eq.、式(1)に示される化合物含有比率=82%であった。尚、製造に要した時間は約10時間であった。
【0036】
製造例2(比較用)
2核体含有比率90%のビスフェノールF〔三井化学(株)社製:BPF−M〕を用いた以外は製造例1と同様の仕込量で同様の操作を実施し、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂1508g(収率は95%)を得た。この樹脂の性状はWPE=169g/eq.、式(1)に示される化合物含有比率=78%であった。得られたビスフェノールF型液状エポキシ樹脂1500部を分子蒸留装置に入れ温度180℃、真空度0.05torrの条件で分子蒸留し、ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂975gを得た。この樹脂の性状は、WPE=158g/eq.、式(1)に示される化合物含有率=98%であった。この樹脂の収率は63%であり、製造に要した時間は約15時間であった。
【0037】
実施例1
攪拌機、温度計、窒素ガス供給装置、コンデンサーを備えた加圧可能な反応器内に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂1000部とビスフェノールA613部、触媒として27%のテトラメチルアンモニウムハイドライドオキサイド水溶液3.2部を入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下140℃で8時間反応を行った。反応終了後、メチルエチルケトン1912部で希釈し、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−1)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す
【0038】
実施例2
実施例1と同様に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂510部とビスフェノールA164部及び製造例1で用いた2核体含有比率99%の原料ビスフェノールF144部、メチルエチルケトン273部、触媒として27%のテトラメチルアンモニウムハイドライドオキサイド水溶液18.6部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下140℃で8時間反応を行った。反応終了後、メチルエチルケトン954部で希釈し、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−2)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0039】
実施例3
実施例1と同様に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂510部とエポキシ当量=186g/eq.のビスフェノールA型エポキシ樹脂510部の混合物にビスフェノールA、302部及び製造例−1で用いた2核体含有比率99%の原料ビスフェノールF、293部、メチルエチルケトン546部、触媒として27%のテトラメチルアンモニウムハイドライドオキサイド水溶液3.2部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下140℃で8時間反応を行った。反応終了後、メチルエチルケトン1912部で希釈し、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−3)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す
【0040】
実施例4
実施例1と同様に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂500部とエポキシ当量:186g/eq.のビスフェノールA型エポキシ樹脂500部の混合物に製造例1で用いた2核体含有率99%の原料ビスフェノールF、535部、メチルエチルケトン512部、触媒として27%のテトラメチルアンモニウムハイドライドオキサイド水溶液3.1部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下140℃で8時間反応を行った。反応終了後、メチルエチルケトン1791部で希釈し、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−4)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す
【0041】
実施例5
実施例1と同様に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂1000部と製造例1で用いた2核体含有率99%の原料ビスフェノールF502部、触媒として50%のテトラメチルアンモニウムクロライド0.8部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下で200℃まで徐々に昇温し、5時間反応を行い、その後メチルエチルケトン2253部を加え、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−5)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0042】
実施例6
実施例1と同様に、製造例1で得られたビスフェノールF型エポキシ樹脂1000部と製造例1で用いた2核体含有率99%の原料ビスフェノールF537部、触媒として50%のテトラメチルアンモニウムクロライド0.8部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下で200℃まで徐々に昇温し、5時間反応を行い、その後メチルエチルケトン2306部を加え、固形分40%のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−6)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0043】
塗料製造例−1
実施例2で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−2)50部をキシレン8部、n−ブタノール8部で希釈して固形分30%のエポキシ樹脂溶液を調整した。このエポキシ樹脂溶液に硬化剤としてレゾール型フェノール樹脂(商品名:ヒタノール4010、日立化成株式会社製、不揮発分50%)4.5部、リン酸(85%)0.1gを混合し、塗料(D−1)を得た。
【0044】
塗料製造例−2
実施例3で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−3)を用いた以外は塗料製造例−1と同様の方法で塗料(D−2)を得た。
【0045】
塗料製造例−3
実施例1で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−1)を用いた以外は塗料製造例−1と同様の方法で塗料(D−3)を得た。
【0046】
実施例7
塗料製造例−1、2及び3で得られた塗料(D−1)、(D−2)及び(D−3)を厚さ0.3mmのアルミ板に乾燥塗膜が10ミクロンになるようにバーコーターで塗布し、210℃で5分間焼き付けて試験パネルを作成し、各性能評価を下記のごとく評価した。それらの結果を表2に示した。
【0047】
(塗膜性能評価方法)
(1)密着性:試験パネルの塗膜面にナイフを使用して1mmの幅で縦、横それぞれ11本の切り目を碁盤目状に入れる。24mm幅の粘着テープを密着させ、強く剥離したときの碁盤目部の未剥離数を分子に表す。
(2)耐水性:試験パネルを125℃、60分間水中に浸漬後、塗膜の表面状態を観察する。
○:全く変化無し、△:若干変化あり、×:著しく変化有り。
(3)耐食性:塗膜面にナイフを使用して×印の切り目を入れた試験パネルを1%の食塩水で125℃、40分間を行いかつ50℃、7日間保存し、×印近傍の腐食の程度を判定する。
○:全く腐食無し △:若干腐食あり ×:著しく腐食有り
(4)加工性:特殊ハゼ折り型デュポン衝撃試験器を用い、厚さ0.3mmのアルミ板を2枚挟んで2つ折りにした試験パネルを試験器にセットして、接触面が平らな重さ1Kgのおもりを50cmの高さから折り曲げ部分に落下させた後、折り曲げ部の先端部に6.5Vで10秒間通電したときの折り曲げ部分の先端部20mm幅の電流値を測定した。
【0048】
比較例1
攪拌機、温度計、窒素ガス供給装置、コンデンサーを備えた加圧可能な反応器内に、エポキシ当量=186g/eq.のビスフェノールA型エポキシ樹脂474部とビスフェノールA276部、メチルエチルケトン250部、触媒として27%のテトラメチルアンモニウムハイドライドオキサイド水溶液1.3部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下140℃で8時間反応を行った。反応終了後、メチルエチルケトン875部で希釈し、固形分40%のビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂(C−7)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0049】
比較例2
フェノキシアソシエート社製のビスフェノールA型フェノキシ樹脂PKHH400部、メチルエチルケトン600部を反応器に入れ、窒素雰囲気下で120℃で完全に溶解し、固形分40%のビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂(C−8)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0050】
比較例3
攪拌機、温度計、窒素ガス供給装置、コンデンサーを備えた加圧可能な反応器内に、エポキシ当量=186g/eq.のビスフェノールA型エポキシ樹脂1000gとビスフェノールA512部、触媒として50%のテトラメチルアンモニウムクロライド0.8部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下で200℃まで徐々に昇温し、5時間反応を行い、その後メチルエチルケトン2268部を加え、固形分40%のビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂(C−9)を得た。このエポキシ樹脂の性状を表1に示す。
【0051】
比較例4
攪拌機、温度計、窒素ガス供給装置、コンデンサーを備えた加圧可能な反応器内に、製造例2で得たビスフェノールF型液状エポキシ樹脂500部と製造例2で用いた2核体含有比率90%の原料ビスフェノールF268部、触媒として50%のテトラメチルアンモニウムクロライド0.4部を反応器に入れ、攪拌しながら窒素ガス雰囲気下で200℃まで徐々に昇温し反応を行った、1時間経過したところで急激に粘度が上昇しゲル化した。
【0052】
塗料製造比較例−1
比較例1で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−7)50部をキシレン8部、n−ブタノール8部で希釈して固形分30%のエポキシ樹脂溶液を調整した。このエポキシ樹脂溶液に硬化剤としてレゾール型フェノール樹脂(商品名:ヒタノール4010、日立化成株式会社製、不揮発分50%)4.5部、リン酸(85%)0.1gを混合し、塗料(D−4)を得た。
【0053】
塗料製造比較例−2
比較例2で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C−8)を用いた以外は塗料製造例−1と同様の方法で塗料(D−5)を得た。
【0054】
比較例5
塗料製造比較例−1及び−2で得られた塗料(D−4)及び(D−5)を厚さ0.3mmのアルミ板に乾燥塗膜が10ミクロンになるようにバーコーターで塗布し、210℃で5分間焼き付けて試験パネルを作成し、各性能評価を下記のごとく評価した。それらの結果を表2に示した。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】
本発明に必須の原料ビスフェノールF型エポキシ樹脂は、比較製造例2で示すような蒸留工程を使用する必要がないため製造工程が簡単でかつ収率の面からも明らかに経済的に有利である。従って、この原料ビスフェノールF型エポキシ樹脂を用いる本発明の製造方法を使用すれば、ビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂を経済的に製造することが可能である。さらに、各実施例で示すように、本発明で得られたビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂はビスフェノールA型高分子エポキシ樹脂に比較して低粘度であり、かかるエポキシ樹脂を用いた塗料は加工性、密着性、耐食性に優れた硬化塗膜を得ることが可能である。
Claims (6)
- 2核体含有率96重量%以上で、それを構成する異性体成分がO−O’体=15〜19重量%、O−P’体=48〜52重量%、P−P’体=29〜35重量%のビスフェノールFとエピクロルヒドリンとを反応させて得られるエポキシ当量160〜180g/eq.で、下記式(1)で示される化合物の含有率が60重量%以上96重量%未満であるビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノール型エポキシ樹脂(b)とを、(a)/(b)=100/0〜5/95の重量比で含有するエポキシ樹脂(A)と2価のフェノール(B)とを触媒の存在下で加熱重合させることを特徴とする、重量平均分子量2000以上のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
- エポキシ樹脂(A)におけるビスフェノール型エポキシ樹脂(b)は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールK型エポキシ樹脂、ビスフェノールB型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、それらのハロゲン化物及びそれらのC1〜C9アルキル置換体より選ばれる少なくとも1種のエポキシ当量170〜1000g/eq.のエポキシ樹脂であることを特徴とする、請求項1記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
- 2価フェノール(B)は、2核体含有率が96%以上であるビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールK、ビスフェノールB、それらのハロゲン化物及びそれらのC1〜C9アルキル置換体より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
- エポキシ樹脂(A)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFをエピクロルヒドリンと反応させて成るビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)とビスフェノールA型エポキシ樹脂(b)の混合物であり、2価のフェノール(B)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF又はビスフェノールAであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
- エポキシ樹脂(A)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールFをエピクロルヒドリンと反応させて成るビスフェノールF型エポキシ樹脂(a)であり、2価のフェノール(B)が2核体含有率96重量%以上のビスフェノールF、ビスフェノールA又はそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法によって製造されるビスフェノールF骨格含有高分子エポキシ樹脂(C)を含有することを特徴とする塗料組成物。
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