JP3746190B2 - 操作パネルの着脱機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は操作パネルの着脱機構に係わり、特に、車載用電子機器に好適な操作パネルの着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車載用音響機器等の操作パネルは盗難を防止するために着脱自在とするものがあった。そのような従来の操作パネルの着脱機構の例を図4〜図7により説明する。図4〜図7に示す操作パネル1はその一端に設けられた凸部が本体に回動自在に係止され、他端に設けられた凹み1aがロックアーム5の係止爪5aに係止された状態で本体に装着される。
【0003】
図4(a)、(b)および図5(a)に示すロックアーム5は図示していない本体に固定された軸4に回動自在に支持され、図示していないばねにより反時計方向に付勢されている。
【0004】
軸4を挿通させた押出し棒6は図4(a)におけるP(押出し)方向および図4(b)におけるQ(押込み)方向に移動自在に支持されており、図示していないばねによりP(押出し)方向に付勢されている。
【0005】
操作パネル1の一端を本体に係止させた状態で、図4(a)におけるP方向の付勢力に抗して押出し棒6を押込むと、図4(b)に示すように押出し棒6をQ方向に移動させ、操作パネル1の先端がロックアーム5の係止爪5aの傾斜面を押すようになる。
【0006】
係止爪5aの傾斜面が押されるとロックアーム5はばねの弾力に抗して時計方向に回動して操作パネル1の先端を通過させる。操作パネル1の裏面と凹み1aの側面の間の突出部が通過すると、ロックアーム5はばねの弾力により回動して図5(a)に示すようにロックアーム5の係止爪5aが操作パネル1の凹み1aを係止した状態となり操作パネル1が本体に装着される。操作パネル1を本体から外す場合は、図示していない解除機構によりロックアーム5を図7に示すように、時計方向に回動させると、操作パネル1は押出し棒6によりP方向に押出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の操作パネルの着脱機構では、操作パネル1をロックアーム5の係止爪5aに係止させるように押込むとき操作パネル1が係止爪5aと接触する前では押出し棒6のみと接触しており、ロックアーム5の係止爪5aの傾斜面を押すようになると操作パネル1を押す負荷が大きく変わり、押込み動作途中に違和感を生じることがあった。
【0008】
ロックアーム5の付勢力を小さくすれば、操作パネル1を押込むときの負荷の変動が小さくなるが、ロックアーム5は図5(b)に示す操作パネル1との接点Mでの摩擦力に抗して回動させる必要があり、付勢力を小さくすることはできない。
【0009】
このようにロックアーム5に大きい付勢力を加えるため、例えば、図6に示すように操作パネル1を角度αだけ傾けて押込むときにはロックアーム5の係止爪5aが常時操作パネル1に強い力で押しつけられており、押込み動作を中断しても操作パネル1は係止爪5との摩擦力で保持され、未ロック状態で使用されことがあった。このような場合は意図しないときに操作パネルが解放されこともあり得る。
【0010】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、操作がスムーズであり、ロックが確実に行われる操作パネルの着脱機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の操作パネルの着脱機構は、係止爪を有するロックアームを本体に回動自在に支持すると共に前記係止爪が操作パネルの被係止部を係止する方向に前記ロックアームをばねで付勢し、付勢された押出し棒の付勢力に抗して前記操作パネルを押し込んだ状態で前記係止爪で操作パネルを係止させ、前記ロックアームを前記ばねの弾力に抗して回動させることにより操作パネルの係止を解除して前記押出し棒で前記操作パネルを押出させる操作パネルの着脱機構において、前記操作パネルを押し込むときに前記押出し棒に設けた突起を前記ロックアームに設けたカムと当接させ前記ロックアームを前記ばねの弾力に抗して回動させてロックアームの係止爪が前記操作パネルの前記被係止部と定位置にて係止するまでは係止爪が操作パネルに接触しないように構成したものである。
【0012】
また、前記操作パネルの着脱機構において、前記操作パネルの一端を前記係止爪に係止させ、前記操作パネルの他端と本体の夫々に設けた凸部と凹部とを回動自在に係止させたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例である操作パネルの着脱機構を図面に基づいて説明する。図1および図2はこの発明の実施例である操作パネルの着脱機構を示す側面図である。
【0014】
図に示す操作パネル1はその一端に設けられた凸部が本体に回動自在に係止され、他端に設けられた凹み1aがロックアーム2の係止爪2aに係止された状態で本体に装着される。
【0015】
ロックアーム2は図示していない本体に固定された軸4に回動自在に支持され、図示していないばねにより反時計方向に付勢されている。軸4を挿通させた押出し棒3は図1(a)におけるQ(押込み)方向および図1(b)におけるP(押出し)方向に移動自在に支持されており、図示していないばねによりP(押出し)方向に付勢されている。
【0016】
押出し棒3には突起3aが形成されており、ロックアーム2には突起3aと当接するカム2bが形成されている。操作パネル1の一端を本体に係止させた状態で、押出し棒3を図1(a)に示すQ方向に押込むと、図1(b)に示すように押出し棒3の突起3aがロックアーム2のカム2bを押してロックアーム2を時計方向に回動させ操作パネル1が係止爪2aと距離Cだけ離れるようになり、操作パネル1はロックアーム2と無接触状態で押込まれる。
【0017】
突起3aがロックアーム2のカム2bの山を乗り越えると、ロックアーム2は反時計方向に回動するが係止爪2aの先端は操作パネル1の凹み1aの角を図2に示す距離Eだけ離れた位置を通過し、係止爪2aが操作パネル1の凹み1aを定位置にロックするまでは係止爪2aは操作パネル1に接触しない。
【0018】
操作パネル1を本体から外す場合は、図示していない解除機構によりロックアーム2を図2に示すように時計方向に回動させると、係止爪2aが操作パネル1の凹み1aから離れ、さらにロックアーム2のカム2bが押出し棒3の突起3aから離れ押出し棒3が操作パネル1を図1(b)におけるP方向に押出すようになる。このように操作パネル1の一端のロックを解除し、他端の凸部の係合を外して操作パネル1を本体から取り外すことができる。
【0019】
このように、操作パネル1を押込むとき操作パネル1と係止爪2aとの接触によりロックアーム2を回動させるのではないので操作パネル1を押込むときの負荷が急に変わるような違和感が生じることがない。
【0020】
また、係止爪2aが操作パネル1の凹み1aを定位置にロックするまでは係止爪2aは操作パネル1に接触しないのでロックアーム2の係止爪2aが操作パネル1に押しつけられて、押込み動作を中断しても操作パネル1が係止爪2aとの摩擦力で保持され未ロック状態で使用されることがなくなる。
【0021】
さらに、ばねで付勢されたロックアーム2の付勢トルクをMとし、図3に示すロックアーム2の回動中心からカム2bの作用点までの距離をx1 とし、係止爪2aの作用点までの距離をx2 とすると、従来のものはロックアームが回動するために外力に作用する力はM/x2 =F2 であるのに対して実施例のものはM/x1 =F1 であり、F1 >F2 となり従来のものより大きい力で外力に対抗してロック方向に回動することになる。
【0022】
【発明の効果】
この発明の操作パネルの着脱機構によれば、操作パネルを押込むとき操作パネルと係止爪との接触によりロックアームを回動させるのではないので操作パネルを押込むときの負荷が急に変わるような違和感が生じることがない。
【0023】
また、ロックアームの係止爪が操作パネルの凹みを定位置にロックするまでは係止爪は操作パネルに接触しないのでロックアームの係止爪が操作パネルに押しつけられて、押込み動作を中断しても操作パネルが係止爪との摩擦力で保持された未ロック状態で使用されることがなくなる。
【0024】
さらに、ロックアームは従来のものより大きい力で外力に対抗してロック方向に回動するので操作パネルを確実にロックする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である操作パネルの着脱機構を示す側面図である。
【図2】同操作パネルの着脱機構の他の状態を示す側面図である。
【図3】同操作パネルの着脱機構の作用を説明するための寸法を示す部材の側面図である。
【図4】従来の操作パネルの着脱機構の例を示す側面図である。
【図5】図5(a)は同操作パネルの着脱機構の他の状態を示す側面図、図5(b)は同操作パネルの着脱機構の他の状態を示す部分側面図である。
【図6】同操作パネルの着脱機構の他の状態を示す正面図である。
【図7】同操作パネルの着脱機構の他の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 操作パネル、1a 凹み
2 ロックアーム、2a 係止爪、2b カム
3 押出し棒、3a 突起
4 軸
5 ロックアーム、5a 係止爪
6 押出し棒
Claims (2)
- 係止爪を有するロックアームを本体に回動自在に支持すると共に前記係止爪が操作パネルの被係止部を係止する方向に前記ロックアームをばねで付勢し、付勢された押出し棒の付勢力に抗して前記操作パネルを押し込んだ状態で前記係止爪で操作パネルを係止させ、前記ロックアームを前記ばねの弾力に抗して回動させることにより操作パネルの係止を解除して前記押出し棒で前記操作パネルを押出させる操作パネルの着脱機構において、前記操作パネルを押し込むときに前記押出し棒に設けた突起を前記ロックアームに設けたカムと当接させ前記ロックアームを前記ばねの弾力に抗して回動させてロックアームの係止爪が前記操作パネルの前記被係止部と定位置にて係止するまでは係止爪が操作パネルに接触しないように構成した操作パネルの着脱機構。
- 前記操作パネルの一端を前記係止爪に係止させ、前記操作パネルの他端と本体の夫々に設けた凸部と凹部とを回動自在に係止させた請求項1の操作パネルの着脱機構。
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