JP3743286B2 - 洗面化粧台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネットの上端にカウンターを載置固定する洗面化粧台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、洗面所や脱衣室等の部屋に設置される洗面化粧台は、前記部屋の床面上に配置するキャビネット部と、このキャビネット部上に載置固定するカウンターとからなり、キャビネット部は、床面上に設置される台枠と、台枠上に配置される底板と、底板の外周の端縁より上方に向けて連設される背板及び両側の側板と、両側の側板の前端縁に取り付けられる扉とで構成される。
【0003】
床面上に設置される台枠は、平面視ロ字状をしており、台枠上には底板が載置固定される。底板は、平面形状が台枠の外郭よりも若干大きい矩形状をしており、平面視で底板内に台枠が収まるように台枠上に載置固定される。底板からは、後端縁より上方に向けて背板を連設すると共に両側端縁より上方に向けて側板をそれぞれ連設してある。背板と両側板とは、背板の両側端縁がそれぞれ側板の後端縁と固定されてあり、これら台枠,底板,背板,両側板とで上部開口及び前部開口を有する略箱状のキャビネット部が構成される。そして、洗面ボールが形成されたカウンターをキャビネット部の上部開口を閉塞するように載置すると共に、前部開口を閉塞するように両側板の前端縁に扉を開閉自在に取り付けるものである。
【0004】
ところで、人が手を洗ったりするためにカウンターに形成された洗面ボール上方に手を持っていく場合、腕を身体の前方に向けて伸ばすことでバランスが悪くなって身体が前傾になりがちであるため、通常はバランスを取るために身体を奥方、すなわち背方に前進させて、身体の前面部、例えば胸部や腹部や膝部等をカウンターや扉の前面に押し付けたりするもので、特に膝部を扉前面に押し付けたりすることが多い。そうした場合、つま先が扉前面よりも背方に位置していなければ余計にバランスが悪くなってしまうものである。この従来の洗面化粧台においては、高さ位置がつま先とほぼ同じとなる台枠が扉前面よりも若干背方に位置しているため、この扉前面よりも背方で台枠の前方に形成される空所につま先がある程度は入り込めるものの、良好にバランスを取れるまでには至らず、この空所では不充分なものであった。また、例えば車椅子に載った人がカウンターの洗面ボール上方に手を持っていく場合は、車椅子の前半部が扉前面よりも背方へ深く入り込まなければならないが、この空所では到底不可能であった。
【0005】
以上のようなことから、キャビネット部内の前下部に、つま先は勿論のこと車椅子の前半部が入り込むことのできる凹空所を形成することが望まれるものであった。凹空所は、車椅子の前半部が容易に入り込めるように、凹空所の下端すなわち、凹空所の下方の床面とキャビネット部の前方の床面とが面一となることが望ましいため、上記のような従来の洗面化粧台においては、床面上に設置する台枠と底板とを無くすことが考えられた。このようにすることで、キャビネット部の前面が略門形となって該略門形内の開口の内方(すなわち背方)に車椅子の前半部が容易に入り込むことのできる凹空所を形成することができる。しかし、このようにした場合、洗面化粧台を前方から見ると、前面視略門形をしたキャビネット部の両脚部が側板のみで構成されるのが見えるが、一般的に側板は厚さがそれ程厚くないものであるため、キャビネット部のカウンター支持強度が弱いという印象を与えかねず、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄えを良くすることができないものであった。
【0006】
そこで更に、側板を厚く成形することが考えられるが、この場合、既存の側板の製造ラインを停止して新たな側板の設計や製造ラインの構築を行わなければならず、側板を成形するのに必要な材料も増大し、さらに、厚く成形した側板がより広いスペースを占めることとなって該側板が占めるスペースを利用することができない、といった問題があるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、床面上に載置されるキャビネットの前面を略門形として該略門形内の開口内方に車椅子等が容易に入り込むことのできる凹空所を形成すると共に、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄えの良い洗面化粧台を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る洗面化粧台は、両側板1の前端1aに横幅が側板厚tよりも長い柱脚板2を夫々固着すると共に、該両柱脚板2の上端部間に幕板3を架設して、両側板1と両柱脚板2と幕板3とで前面が略門形となるキャビネット4を構成し、キャビネット4上端にカウンター5を載置固定し、キャビネット4の略前半部に少なくとも前方開口と下方開口とを有する凹空所61を形成して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、キャビネット4の前面を略門形として該略門形内の開口内方に車椅子等が容易に入り込むことのできる凹空所61を形成することができると共に、両側板1の前端1aに横幅が側板1厚よりも長い柱脚板2を固着すると共に該両柱脚板2の上端部間に幕板3を架設することで、キャビネット4のカウンター5支持強度が強いという印象を与えて、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄えを良くすることができるものである。
【0009】
また、両側板1の前後方向略中央の内側面11間に開閉自在な扉7を取り付けたので、扉7の背方側をキャビネット4前方側から見えなくすることができる。
【0010】
また、両側板1の幕板3背方の内側面11間に前補強桟41を架設し、両側板1の後端部間に後補強桟42を架設し、両側板1の扉7の下端部背方の内側面11間に底補強桟43を架設したので、キャビネット4を補強することができる。
【0011】
また、柱脚板の内側端2aが側板1の内側面11の略延長面上に位置するように柱脚板2を側板1に固着することが好ましい。このような構成とすることで、キャビネット4内側に柱脚板の内側端2aが突出することがなく、つま先を引っ掛けたりするのを防止することができる。
【0012】
また、側板1の外側方で且つ該側板1に固着した柱脚板2の背方に位置する空間を配管8を配設する配管スペース62とし、上記側板1にキャビネット4内と配管スペース62とを連通する配管8点検用の点検窓12を開口すると共に、点検窓12を閉塞する開閉自在な点検窓扉13を設けることが好ましい。このような構成とすることで、デッドスペースとなりがちなスペースを配管スペース62として配管8を配設したりすることができ、さらに、配管8を点検したりする際にこの点検窓扉13を開くことでキャビネット4内側から容易に配管スペース62に配設してある配管8を点検することができる。
【0013】
また、扉上端7aの上方に、前方よりキャビネット4に手を挿し入れて扉上端7aを掴んで扉7を幕板3よりも前方に開くことを可能とする幕板3前面側から扉7の背面側に連通する手の挿入スペース63を形成することが好ましい。このような構成とすることで、扉上端7aを掴んだ手が扉7と幕板3との間に挟まることなく扉7を幕板3よりも前方にまで開くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0015】
本発明における洗面化粧台は、洗面所や脱衣室等の部屋の床面上に配置されるキャビネット4と、キャビネット4上に載置固定するカウンター5とからなる。
【0016】
キャビネット4は、両側に配置される側板1と、両側板1の前端1a部にそれぞれ固着する柱脚板2と、両柱脚板2の上端部間に架設する幕板3とで構成されるもので、本実施形態においてはさらに、両側板1間に前補強桟41,後補強桟42,底補強桟43,を架設すると共に両側板1の後端部間に背板44を架設してキャビネット4の補強を図り、また、両側板1の内側面11間に扉7を取り付けて、扉7の背方の配管8を洗面化粧台の前面より見えなくしたりするものである。
【0017】
キャビネット4の両側に配置される側板1はそれぞれ、側面視矩形状で且つ前面視での横幅すなわち、側板厚がtとなっている。両側板1の内側面11後端部には、前面視矩形状をした背板44の側端部がビス及びタッカーにて固定されてあり、これら平面視コ字形を為す両側板1と背板44との下端が床面上に設置され、後述するカウンター5を支持するものとなる。また、両側板1の前端1aには、横幅wが側板厚tよりも長い柱脚板2をねじで固着してある。但しこの時、柱脚板の内側端2aが側板1の内側面11の略延長面上に位置するように固着するものであり、このようにすることで、キャビネット4を前方より見た場合、柱脚板2を厚さwの側板1のように見せることができると共に、柱脚板2の背方で且つ側板1の外側方に空間が形成されて該空間を後述する配管スペース62とすることができる。さらにこれに伴って、該配管スペース62とキャビネット4内とを連通する開口を側板1に形成してこれを後述する点検窓12とすると共に、点検窓12を閉塞する点検窓扉13を側板1にビスにて着脱自在に、すなわち開閉自在に取り付けてある。また、両柱脚板2の上端部間にはダボにて幕板3を架設してあり、これら柱脚板2と幕板3とによって、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄え良くすることができる。さらに、両側板1には、幕板3背方の内側面11間に前補強桟41を、後端部内側面11間に上下に二本の後補強桟42を、前後方向略中央の下端部内側面11間に底補強桟43をそれぞれダボにて架設してあり、キャビネット4を補強している。また、前補強桟41はダボにて背方側より幕板3にも固着されると共に、後補強桟42はビス及びタッカーにて前方側より背板44にも固着されて、更に強固にキャビネット4を補強している。また、底補強桟43のすぐ前方の両側板1の内側面11間には、前方に開くことのできる開閉自在な扉7が取り付けてある。この扉7は、扉上端7aが幕板3の下端3aよりも100mm乃至150mm(図中のh)下方に位置するようにして、手の挿入スペース63を形成してある。このようにすることで、幕板3の前方側より幕板3下端の下側からキャビネット4内に手を挿し入れ、扉上端7aを手で掴んで扉7を前方に引くことで、手が扉7と幕板3とに挟まれたりすることなく扉7を幕板3よりも前方に開くことができる。そして更に、両側板1の上端部にはそれぞれ前後方向二箇所に、カウンター5を固定するための略L形の固定具93がビスにて固着してある。
【0018】
カウンター5は、前後方向長さがキャビネット4の側板1の前後方向長さとほぼ同じであると共に、左右方向長さが側板1に固着された両脚注板の外側端間とほぼ同じである平面視矩形状のもので、カウンター5のほぼ中央部には略円形の洗面ボール51が形成してあり、さらに、洗面ボール51後方には給水用孔52が穿孔してあると共に、洗面ボール51底部には排水用孔53が穿孔してある。給水用孔52には、下方より後述する給水管8aの端部を接続して且つ上方に向けて水栓部材54を取り付け、排水用孔53には下方より後述する排水管8bの端部を接続するものである。また、カウンター5の前端縁からは係止板部55が垂設してあり、カウンター5を載置する際に幕板3と柱脚板2の上端部に係止されて、さらにこれらの上端部を覆い隠すことができる。また、カウンター5には、側板1に固着してある固定具93に載置固定するための固定部が設けてあり、固定部にはビス孔が穿孔してある。
【0019】
このようなカウンター5は、前端縁から垂設した係止板部55をキャビネット4の幕板3と両柱脚板2の上端部とに被せるようにしながら上方よりキャビネット4に載置すると同時に、キャビネット4の固定部を側板1に固着してある固定具93にそれぞれ載置して、固定具93に穿孔してある挿通孔に下方よりビスを挿通させて固定部のビス孔に螺着して固定するものである。このようにすることで、カウンター5の前端縁から垂設した係止板部55をキャビネット4の幕板3と両側板1とに係止して確実に固定することができ、さらに、係止板部55によって幕板3と柱脚板2の上端部を覆い隠してこれらが板状のものであることを判らなくして、奥行きに、すなわち背方に長いものであるように見せることができる。
【0020】
このようにしてキャビネット4上にカウンター5を載置固定した洗面化粧台は、洗面所や脱衣室等の部屋の壁際や隅部の床面上に配置される。本実施形態においては、洗面化粧台の両側と背側とがそれぞれ部屋の内壁面にほぼ当接するように配置されるもので、このとき柱脚板2の背方で且つ側板1の外側方に形成された配管スペース62は内壁と床面とで開口が全て閉塞されて、キャビネット4の外方からは見えなくなる。そして、洗面化粧台には、給水管8aと排水管8bといった配管8を接続するもので、これは上述したように、給水管8aの端部をカウンター5の給水用孔52に下方より接続すると共に、排水管8bの端部をカウンター5の洗面ボール51底部の排水用孔53に下方より接続するものである。このようにカウンター5の下方、すなわちキャビネット4内側よりカウンター5の給水用孔52と排水用孔53とにそれぞれ接続された給水管8aと排水管8b等の配管8は、上述した点検窓12を挿通して配管スペース62へと入っていき、そこから更に内壁や床あるいは天井から部屋外へと導出されるのであるが、この配管8はキャビネット4内かあるいは配管スペース62内にのみ存在するため、上述したようにキャビネット4外方から配管8が見えず見苦しいといったことがないものである。そして、点検窓12を閉塞する点検窓扉13には、給水管8aと排水管8bが挿通するための配管挿通口13aをそれぞれ穿孔しておき、これら配管8がキャビネット4内から点検窓12を挿通して配管スペース62へと入ることができるようにしながら点検窓12を閉塞するものである。なお、図中において94は排水トラップを示す。
【0021】
以上のような構成とすることで、部屋に配置された洗面化粧台は、そのキャビネット4の前面形状を略門形として該門形内の開口内方に前方及び下方に開口する凹空所61を形成することができて、凹空所61の下端すなわち凹空所61の下方の床面はキャビネット4前方の床面から面一となって段部が存在しないため、つま先が幕板3よりも背方に入り込めるのは勿論のこと、車椅子の前半部等も容易に入り込むことができて、カウンター5が使用し易くなるものであると同時に、両側板1の前端1a部にそれぞれ柱脚板2を固着して両柱脚板2の上端部間に幕板3を架設したので、キャビネット4を前方より見た時に柱脚板2を厚さwの側板1のように見せることができて、キャビネット4のカウンター5支持強度を強く見せて、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄えを良くすることができる。また、両側板1の内側面11間に、上端が幕板3の下端3aよりも100mm乃至150mm下方に位置する部分に前方に開くことのできる扉7が取り付けてあるので、扉7の背方に位置する配管8をキャビネット4前方側から見えなくすることができ、さらに、手の挿入スペース63を形成することができて、幕板3の前方より幕板3の下端3aのやや下側を通って手をキャビネット4内に挿し入れて扉上端7aを手で掴んで扉7を幕板3よりも前方に引くことで、扉上端7aを掴んだ手が扉7と幕板3との間に挟まることなく扉7を幕板3よりも前方にまで開くことができる。さらに、柱脚板2の内側端2aが側板1の内側面11の略延長面上に位置するように柱脚板2を側板1に固着して、側板1の外側方で且つ該側板1に固着した柱脚板2の背方に配管スペース62を形成したので、デッドスペースとなりがちなスペースに配管8を配設して利用することができるようになり、点検窓12を閉塞する開閉自在な点検窓扉13を設けたので、配管8を点検したりする場合にこの点検窓扉13を開くことでキャビネット4内側から容易に配管スペース62に配設してある配管8を点検することができる。
【0022】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、両側板の前端に横幅が側板厚よりも長い柱脚板を夫々固着すると共に、該両柱脚板の上端部間に幕板を架設して、両側板と両柱脚板と幕板とで前面が略門形となるキャビネットを構成し、キャビネット上端にカウンターを載置固定し、キャビネットの略前半部に少なくとも前方開口と下方開口とを有する凹空所を形成したので、キャビネット上に載置固定されるカウンターを使用し易くするために、キャビネットの前面を略門形として該略門形内の開口内方に車椅子等が容易に入り込むことのできる凹空所を形成することができると共に、両側板の前端に横幅が側板厚よりも長い柱脚板を固着すると共に該両柱脚板の上端部間に幕板を架設することで、前方から見た時に横幅の広い柱脚でカウンターを支持しているように見え、既存の側板の製造ラインを停止して新たな側板の設計や製造ラインの構築を行うことなく、且つ、側板を成形するのに必要な材料が増大することもなく、且つ、側板を厚く成形することによるデッドスペースの増加もないものでありながら、キャビネットのカウンター支持強度が強いという印象を与えて、洗面化粧台に重厚感を付与して見栄えを良くすることができるものである。
【0023】
また、両側板の前後方向略中央の内側面間に開閉自在な扉を取り付けたので、扉の背方側をキャビネット前方側から見えなくすることができるものである。
【0024】
また、両側板の幕板背方の内側面間に前補強桟を架設し、両側板の後端部間に後補強桟を架設し、両側板の扉下端部背方の内側面間に底補強桟を架設したので、キャビネットを補強することができるものである。
【0025】
また請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて柱脚板の内側端が側板の内側面の略延長面上に位置するように柱脚板を側板に固着したので、キャビネット内側に柱脚板の内側端が突出することがなく、つま先を引っ掛けたりするのを防止することができるものである。
【0026】
また請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて側板の外側方で且つ該側板に固着した柱脚板の背方に位置する空間を配管を配設する配管スペースとし、上記側板にキャビネット内と配管スペースとを連通する配管点検用の点検窓を開口すると共に、点検窓を閉塞する開閉自在な点検窓扉を設けたので、デッドスペースとなりがちなスペースを配管スペースとして配管を配設したりすることができ、さらに、配管を点検したりする際にこの点検窓扉を開くことでキャビネット内側から容易に配管スペースに配設してある配管を点検することができるものである。
【0027】
また請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて扉上端の上方に、前方よりキャビネットに手を挿し入れて扉上端を掴んで扉を幕板よりも前方に開くことを可能とする幕板前面側から扉背面側に連通する手の挿入スペースを形成したので、扉上端を掴んだ手が扉と幕板との間に挟まることなく扉を幕板よりも前方にまで開くことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のキャビネットの斜視図である。
【図2】同上の柱脚板及び幕板を示し、(a)は前面図であり、(b)は平面図である。
【図3】同上の側板と背板と前補強桟,後補強桟,底補強桟と扉を示し、(a)は背面図であり、(b)は平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は前面図である。
【図4】同上の洗面化粧台を示し、(a)は平面図であり、(b)は前面図であり、(c)は側面図である。
【図5】同上の洗面化粧台に配管した状態を示す前面図である。
【図6】同上の洗面化粧台に配管した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 側板
1a 前端
2 柱脚板
3 幕板
4 キャビネット
5 カウンター
61 凹空所
Claims (4)
- 両側板の前端に横幅が側板厚よりも長い柱脚板を夫々固着すると共に、該両柱脚板の上端部間に幕板を架設して、両側板と両柱脚板と幕板とで前面が略門形となるキャビネットを構成し、キャビネット上端にカウンターを載置固定し、キャビネットの略前半部に少なくとも前方開口と下方開口とを有する凹空所を形成し、両側板の前後方向略中央の内側面間に開閉自在な扉を取り付け、両側板の幕板背方の内側面間に前補強桟を架設し、両側板の後端部間に後補強桟を架設し、両側板の扉下端部背方の内側面間に底補強桟を架設して成ることを特徴とする洗面化粧台。
- 柱脚板の内側端が側板の内側面の略延長面上に位置するように柱脚板を側板に固着して成ることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
- 側板の外側方で且つ該側板に固着した柱脚板の背方に位置する空間を配管を配設する配管スペースとし、上記側板にキャビネット内と配管スペースとを連通する配管点検用の点検窓を開口すると共に、点検窓を閉塞する開閉自在な点検窓扉を設けて成ることを特徴とする請求項1または2記載の洗面化粧台。
- 扉上端の上方に、前方よりキャビネットに手を挿し入れて扉上端を掴んで扉を幕板よりも前方に開くことを可能とする幕板前面側から扉背面側に連通する手の挿入スペースを形成して成ることを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
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