JP3742216B2 - デラミボトル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デラミボトル、特に外側層に、例えばPP、PETGなどの硬質の合成樹脂を素材として用いてブロー成形したデラミボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
外側層と、該外側層に対して剥離自在な内側層とからなる積層ブローボトルであって、ブロー成形後に、ボトル底部のパーティングラインに対して外側から外力を与えることにより、パーティングライン上の内側層と外側層との間に、スリットを形成したデラミボトルは、例えば特開平5−310265号公報に見られるように従来より知られている。
上記公知のデラミボトルは、外側層に高密度ポリエチレンを用い、内側層にナイロンを用いており、スリットの形成は、ボトル成形後にパーティングラインを外側から押し棒で押すことによって簡単に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外側層にPP、PETGなど硬質の合成樹脂が用いられると、単にパーティングラインを外部から押圧するだけではスリットが形成されないという問題が生じる。
また、押圧力を大きくしてスリットを形成しても、スリット形成後にパーティングラインの両側の平底壁が復元することによってスリットが狭められ、内容物注出時にスリットからのエァーの吸入がスムースに行われないという問題も生じることがあった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決することを技術的課題とし、ボトル底部のパーティングラインの両側の平底壁に段差を設け、下段壁にスリットを形成したデラミボトルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、デラミボトルとして、硬質の合成樹脂を素材とした外側層と、該外側層に対して剥離自在な内側層とからなるデラミボトルであって、ボトル底部が底端周壁と平底壁とからなり、平底壁は、パーティングラインにおいて段差が設けられ、上段壁と下段壁とから形成されており、上段壁は、その外側層と内側層は接着されており、下段壁は、ボトル成形後にその外側層と内側層とが剥離され、スリットが形成されていることを特徴とする構成を採用する。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1,2において、Aは、外側層1と内側層2とからなるデラミボトルで、積層押出しブローによって成形されている。
外側層1は、PP、PETGなど硬質の合成樹脂を素材樹脂としており、内側層2は、PE、ナイロン、E/VALなどを素材樹脂とし、外側層1から剥離自在かつ変形可能な内袋である。
【0007】
外側層1と内側層2の間には、内容物の注出時に、内側層の剥離と変形を一定の形状変化をたどって進行させるために、所定の個所に接着帯3が配設されている。
また、樹脂によっては、パーティングラインにおける内側層同士の融着性を強めるために、従来のものと同じく内側層の内側に接着層を配設するようにしてもよい。
【0008】
図1〜4に示すように、デラミボトルAは、口部4、楕円形の胴部5と底部6とからなっており、口部4には、ネジ7と保持突条8とが設けられている。
底部6は、底端周壁10と該底端周壁10より凹んで位置する平底壁11とからなっており、平底壁11は、パーティングラインPL上に段差が設けられ、パーティングラインPLの両側には、上段壁11aと下段壁11bとが形成されている。
パーティングラインPL上では、内側層の底部2a,2bのピンチオフ部は相互に融着し、融着部2cが形成されている。
上段壁11aの外側層の底部1aと内側層の底部2aは接合されており、下段壁11bの外側層の底部1bと内側層の底部2bとはボトル成形後に剥離され、スリット12が形成されている。
【0009】
次に、本発明のデラミボトルの成形方法について説明する。
ボトルは、積層押出しブロー成形によって成形されるが、図5に示すように、ブロー金型Bの各割型のピンチオフ部20a,20bの上面間には段差が設けられ、一方の割型のピンチオフ部の上面21aは、他方の上面21bより隆起するよう形成されている。
ブロー成形時には、ピンチオフ部20a,20bによって溶融パリソンは、上下にずれて融着され、ボトル底部6の平底壁11は、パリソンの内側層の底部2a,b同士は、断面がほぼ二等辺三角形の融着部2cを形成しており、その融着面2dはやや傾いている。
パリソンの外側層の底部1a,bは、それぞれ対向する内側層の底部2a,bと接着され、融着部2cを挟んで上下にずれて位置している。
【0010】
ブロー成形後に、成形されたボトルは、スリット形成工程に搬送され、図6に示すように、ボトル底部6の上段壁11aに係合する隆起部C1を設けた治具Cが、ボトル底部6に押し当てられる。
治具Cは、その隆起部C1が上段壁11aを押し上げ、図6(b)に示すように、上段壁11aの外側層の底部1aと内側層の底部2aは融着したままで、下段壁11bの内側層の底部2aと外側層の底部1bとが剥離され、スリット12が形成される。
【0011】
その際、上段壁11aと下段壁11bとの間には段差が形成されており、スリット12の形成にあたっては、上段壁11aのみが大きく変形されるので、上段壁11aが、内容液の充填時にある程度復元されても変形時の歪みが残り、スリット12が完全にふさがることはない。
次いで、必要な場合には、スリット12からデラミ空気が圧入され、初期デラミが行われる。
【0012】
デラミボトルの使用にあたっては、デラミボトルAの口部4には、ポンプディスペンサーが取着され、内容物の注出に応じてスリット12から大気が導入される。
注出の進行と共に、内側層2が外側層1から剥離して内側層2内の容積が減少し、外側層1によって容器の外形を保ちながら全ての内容物がほぼ完全に注出されることになる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
ボトル底部には、パーティングラインを挟んで段差を設け、上段壁のみを治具により大きく変形させてスリットを形成するので、スリットの形成が確実に行われ、上段壁の復元によりスリットが狭まることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデラミボトルの側面図である。
【図2】デラミボトルの正面図である。
【図3】デラミボトルの底面図である。
【図4】ボトル底部の拡大側面図である。
【図5】 ボトル成形時のボトル底部の拡大側面図である。
【図6】 治具によるスリット形成時の説明図で、(a)は形成前、(b)は形成後の図である。
【符号の説明】
A デラミボトル
B ブロー金型
C 治具
C1 隆起部
PL パーティングライン
1 外側層
1a,b 外側層の底部
2 内側層
2a,b 内側層の底部
2c 融着部
2d 融着面
3 接着帯
4 口部
5 胴部
6 底部
7 ネジ
8 保持突条
10 底端周壁
11 平底壁
11a 上段壁
11b 下段壁
12 スリット
20a,b ピンチオフ部
21a,b ピンチオフ部の上面

Claims (1)

  1. 硬質の合成樹脂を素材とした外側層と、該外側層に対して剥離自在な内側層とからなるデラミボトルであって、
    ボトル底部が底端周壁と平底壁とからなり、平底壁は、パーティングラインにおいて段差が設けられ、上段壁と下段壁とから形成されており、
    上段壁は、その外側層と内側層は接着されており、下段壁は、ボトル成形後にその外側層と内側層とが剥離され、スリットが形成されていることを特徴とするデラミボトル。
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