JP3858169B2 - ブロー成形容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、定形の外殻を形成する外層内に、変形自在な内袋を形成する内層を剥離自在に積層形成し、外観形状を変化させることなく、内容液の注出使用を可能とした積層剥離合成樹脂製ブロー成形容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
定形の外殻を形成する外層内に、変形自在な内袋を形成する内層を剥離自在に積層して構成した、一般にデラミボトルと称されるブロー成形壜体である積層剥離合成樹脂製容器が知られている。
【0003】
このブロー成形された積層剥離合成樹脂製容器は、相溶性の殆どない外層パリソンと内層パリソンとを共押出しで積層パリソンに押出し成形し、この積層パリソンをブロー成形して得られるが、ブロー金型のピンチオフ部で押し潰し成形される底シール部分は、基本的には相溶性の殆どない外層部分と内層部分との積層構造となるため、外層部分に容易に底割れが発生すると云う不満があった。
【0004】
この不満を解消する従来技術として、ブロー金型のピンチオフ部により偏平に押し潰されて成形される底シール部を、一対のリブ片を重合圧着してパーティングラインに沿った突条状に成形し、この突条状物に、一対のリブ片の一方から他方に食い込む食い込み部を複数設けて構成した技術(特開平8−216238号公報参照)がある。
【0005】
この従来技術は、底シール部を高さ幅を有する突条状とすることにより、底シール部における外層と内層との圧着面積を大きくし、また複数の食い込み部を設けることにより、外層と内層との圧着面積をさらに増大させるばかりでなく、圧着面に平行する剪断力に対する抗力を飛躍的に高め、これにより底割れの発生し難い、機械的強度の高い底シール部を得ることを可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、容器のブロー成形完了後における底部の経時収縮の影響により、底シール部に底割れが発生する場合があり、特に大型の容器にあっては、内容液を充填した状態で落としたり、衝撃を与えたりすると、底割れがしばしば発生する、と云う問題があった。
【0007】
それゆえ、この種のブロー成形容器は、金型内で収縮、すなわち冷却収縮を完了させる必要があるが、底シール部は大きな高さ幅と厚みとを有するので、その体積が大きなものとなり、このため冷却に長時間を要し、容器の生産効率をきわめて低いものとしてしまう、と云う問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、底シール部の体積を増大させることなく、底シール部における外層同士の強固な接着を達成することを技術的課題とし、もって底部に座機能の低下のない、かつ生産性の良いブロー成形された積層剥離合成樹脂製容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段の内、請求項1記載の発明の手段は、ブロー成形のより、定形の外殻を形成する合成樹脂製の外層と、この外層と剥離自在に積層され、内袋を形成する可撓性合成樹脂製の内層と、外層と内層とを、全高さ範囲に亘って接着固定し、容器の中心軸に関して略対称に、かつ外層に形成された、外層と内層との間に外気を侵入させる吸気孔を避けて位置した縦帯状の一対の接着層とから構成されること、
一対の接着層を、パーティングラインを境として、互いに反対側に位置させると共に、容器の底部の、ブロー割り金型のピンチオフ部により偏平に押し潰されて成形される、一対のリブ条片で構成される底シール部における両接着層の下端縁を、互いに対向位置させること、
少なくとも一方の接着層を、互いに平行となった縦細帯状の複数の接着帯で構成すること、
にある。
【0010】
容器は、通常のピンチオフ部構造を有するブロー割り金型でブロー成形されるので、底部に形成される喰い切り部である底シール部は、通常のブロー成形品と同様に、低い突出高さの一対のリブ条片が重合した突条状となり、両リブ条片は重合した内層同士を強固に溶着させている。
【0011】
このように、この底シール部の体積は、通常のブロー成形品の底シール部と同様に、充分に小さいので、容器の離型に際しての、底シール部に対する冷却は、速やかにかつ充分に達成できることになる。
【0012】
パーティングラインを境として互いに反対側に位置する両接着層は、その下端縁を、パーティングライン上に位置する底シール部の各リブ条片の先端部(喰い切り部)に位置させているので、この接着層の下端縁が位置したリブ条片部分では、接着層の下端縁の幅範囲で、外層と内層とが強固に接着固定された状態となっている。
【0013】
上記のような接着層下端縁で外層と内層が強固に接着固定された部分と、底シ−ル部の左右端部の3ヶ所が、外層と内層からなる積層体の底シール部における変形に対して結節点の機能を果たし、底シール部の、接着層のない部分においても、外層および内層単独での変形は抑制され、その結果、底シール部になんらかの力が負荷された状態でも、この力に対抗することができ、底シール部の割れを防止することが可能となる。
【0014】
同様に、接着層を構成する複数の接着帯の間隔を開けることにより、接着層の幅範囲を広くすることが可能であり、これにより結節点としての機能が確実に発揮され、外層および内層単独での変形を、効果的に抑制することができ、充分な割れ防止効果を得ることができる。
【0015】
また、少なくとも、一方の接着層を、細い複数の接着帯で構成したので、所望幅の接着層を構成するのに消費される、高価な接着性合成樹脂材の量を大幅に少なくすることができ、また底シール部における両接着層の下端縁の対向位置関係を、厳格な位置合わせを要することなく、自由に設定すること許容することが可能となる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、両接着層のそれぞれを、複数の接着帯で構成したこと、を加えたものである。
【0017】
この請求項2記載の発明においては、両接着層を、それぞれ複数の接着帯で構成したので、大きな幅の接着層を、少ない接着性合成樹脂材で成形することが可能となり、また接着層の幅を、簡単に変更設定することができる。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、両接着層を、複数で同数の接着帯で構成したこと、を加えたものである。
【0019】
この請求項3記載の発明においては、両接着層を、それぞれ複数の接着帯で構成したので、大きな幅の接着層を、少ない接着性合成樹脂材で成形することが可能となり、また接着層の幅を、簡単に変更設定することができ、さらに両接着層の各接着帯の下端縁を、一対一で対向させることができるので、両接着層の下端縁の対向姿勢の設定が容易である。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、一方の接着層を構成する各接着帯の下端縁の全域を、他方の接着層を構成する接着帯の下端縁に、突き合わせて対向位置させたこと、を加えたものである。
【0021】
この請求項4記載の発明においては、少なくとも一方の接着層の下端縁の全域が、他方の接着層に対して、溶着した内層を介してきわめて間近に位置することになるので、両接着層の下端縁は、殆ど直接接着結合した状態となり、接着層の下端縁が位置した底シール部部分の強固な接着結合を得ることができる。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、一方の接着帯層を構成する各接着帯の下端縁を、他方の接着帯層を構成する接着帯の下端縁に対して、最大で、間に撓み変形を殆どしない程度の内層部分が位置するまでずらして対向させたこと、を加えたものである。
【0023】
この請求項5記載の発明においては、対向した接着帯の下端縁間に、最大で、間に撓み変形を殆どしない程度の内層部分が位置する程度のずれが発生したとしても、両下端縁間に位置した内層部分が殆ど撓み変形しないのであるから、各接着帯で外層と内層とを接着固定されたリブ条片部分は、この殆ど撓み変形しない内層部分で略不動に結合されることになり、接着層の下端縁が位置する両リブ条片部と、このリブ条片部に対向して隣接位置する他方のリブ条片部とが位置する底シール部部分を、妄りに変形させることなく、安定して一定に保持する。
【0024】
このように、接着層の下端縁が位置する底シール部部分の姿勢が、安定して一定に保持されるので、この底シール部部分に、接合している外層と内層とを剥離させるように外力が作用することは殆どなく、外層と内層との接合状態が比較的安定して保持される。
【0025】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、吸気孔を、口筒部の外層部分に設けたこと、を加えたものである。
【0026】
この請求項6記載の発明においては、吸気孔を、キャップで覆われる口筒部に開設するので、この吸気孔が容器の外観を劣化させることがなく、またこの吸気孔を後加工で切り取り成形するに際して、口筒部における内層部分の肉厚が大きいので、この吸気孔の切り取り成形を、内層部分に穴を開けることなく、容易に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1ないし図5は、本発明による容器1の基本的な構成の一実施例を示すもので、この容器1は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂材料で、必要とする自己形状保持能力を持たせた外殻体として成形された外層2と、ナイロン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート等の外層2に対して相溶性の低い合成樹脂材料で、撓み変形が自在な袋状に成形された内層3と、外層2および内層3に対して充分な接着性を発揮する接着性合成樹脂材で成形され、容器1の全高さ範囲に亘って設けられた縦帯状の一対の接着層4とを積層させたブロー成形容器である。
【0028】
この容器1の胴部7は円筒形状をしており、胴部7の上端に起立連設され、外周面に螺条を刻設した口筒部8の左右の外層2部分には、外気を外層2と内層3との間に導入するための吸気孔9が開設されており、両接着層4は、この吸気孔9に対して略中心角90°変位した箇所に対称に位置しており、胴部7の下端には、球弧状に陥没した底壁を有する底部10が連設されている。
【0029】
底部10(図3、図4、図5参照)は、底壁の周囲に、容器1の脚機能部を形成し、この底壁の下面中央に、パーティングライン6上に位置して底壁を略横断する、ブロー割り金型のピンチオフ部で押し潰し喰い切り成形された、一対のリブ条片12を重合させた底シール部11を形成している。
【0030】
容器1のブロー成形は、外層2となる外層パリソンと、この外層パリソンの内側に位置する内層3となる内層パリソンと、外層パリソンと内層パリソンとの間に設けられ、中心軸に関して略対称位置に一対設けられた縦帯状の接着層4とを、共押出ししてパリソンを押出し成形し、このパリソンをブロー割り金型で容器1にブロー成形する。
【0031】
この容器1のブロー成形に際して、パリソンは、その中心軸から略ブロー割り金型の型締め方向に、一対、2本の接着層4を位置させるように、ブロー割り金型に対する姿勢が設定されているので、図3に示すように、両接着層4は、底部10のパーティングライン6上に位置する底シール部11まで達することになり、このため図4および図5に示すように、喰い切り部である底シール部11を構成する両リブ条片12の、接着層4が位置する中央部分における外層2と内層3とは、接着層4により強固に接着固定される。
【0032】
図6図示実施例の場合、一方の接着層4が一本の縦帯状の接着帯5で構成され、他方の接着層4が二本の縦細帯状の接着帯5で構成されており、一方の接着帯層4の接着帯5は、他方の接着層4の両接着帯5間に、両端部を突き合わせ状に対向した姿勢となっている。
【0033】
それゆえ、底シール部11においては、両接着層4の下端縁は、その突き当たった側端部で外層2同士を強固に接着結合した状態で、他方の接着層4の幅範囲全域で、外層2と内層3との接合を安定して保持する。
【0034】
図7図示実施例の場合、図6図示実施例の両接着層4の構成において、底シール部11における、一方の接着層4の接着帯5の下端縁と、他方の接着層4の接着帯5の下端縁との間に、撓み変形を殆どしない程度の内層部分13を位置させた構成となっている。
【0035】
底シール部11において、各接着帯5の下端縁間に位置する内層部分13が殆ど撓み変形しないのであるから、外層2と内層3とが接着帯5で接着固定された両リブ条片12部分は、この殆ど撓み変形しない内層部分12により、略一体的に連結されることになり、これにより妄りに撓み変形しない底シール部11の幅を、他方の接着層4の大きな幅範囲とすることができる。
【0036】
すなわち、図7図示実施例の場合、両接着層4は、図6図示実施例のように、不動に溶着結合した内層3を介して直接的に結合するのではなく、殆ど撓み変形しない内層3部分を介して連結するので、両接着層4の不動な結合程度は、図6図示実施例に比べて劣るものの、より大きな妄りに撓み変形しない範囲を得ることができる。
【0037】
図8図示実施例の場合、両接着層4を、同一幅寸法および間隔に配置された二本の接着帯5で同様に構成し、各接着帯5の下端縁全域を、他方の接着層4の接着帯5の下端縁に突き当たり状に対向位置させているので、対向した接着帯5間の結合はきわめて強力となり、底シール部11における外層2と内層3との結合を最も強力に達成維持する。
【0038】
吸気孔9は、周方向に沿って、両接着帯4から等距離となる、略パーティングライン5上に位置させるのが、内層3の萎み変形を円滑にかつ良好に行わせるのに有利である。
【0039】
なお、図6および図7図示実施例において、一方の接着層4を一本の接着帯5で構成し、他方の接着層4を二本の接着帯5で構成した例を示したが、接着層4を構成する接着帯5の数が限定されることはなく、接着層4を構成する接着帯5の数は、必要に応じて適宜に選択設定できるものであり、このことは、図8図示実施例においても同様である。
【0040】
なお、上記した実施例においては、容器1を外層2と内層3との二層構造として説明したが、内層3は単層構造に特定されるものではなく、例えば外側に外層2との剥離性を有する合成樹脂製の層を、そして内側に耐内容液性に優れた合成樹脂製の層を積層したものとしても良いことは云うまでもない。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成としたので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、容器の底部の底シール部に対する冷却を、速やかにかつ充分に達成できるので、容器の生産サイクルを、通常のブロー成形製品と同程度まで高めることができる。
【0042】
また、金型冷却効率を考慮した、特殊な金型を用いる必要がなく、通常の金型を使用することができるので、設備費の大幅な低減を達成できる。
【0043】
そして、接着層の幅を、高価な接着性合成樹脂材の消費量を増やすことなく、実質的に大きくすることができるので、外層と内層との剥離不能な接着固定を、広い幅範囲で達成することができ、これにより外層と内層とを剥離自在な合成樹脂材料で成形したことによる、底部の機械的強度の低下を確実にそして充分にそして安価に防止することができる。
【0044】
さらに、接着層を複数の接着帯で構成することにより、両接着層の下端縁の、底部の底シール部での対向位置合わせに際して、許容寸法誤差を大きくすることが可能となり、これにより容器の生産性を高めることができる。
【0045】
請求項2記載の発明にあっては、より経済的に接着層の幅を大きくすることができ、また接着層の幅を簡単に変更設定して、底部の機械的強度の補強程度を無駄なく設定することができる。
【0046】
請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の発明と同じ効果を発揮する他に、両接着層の下端縁の対向姿勢の設定が容易となる。
【0047】
請求項4記載の発明にあっては、両接着層の下端縁間を、殆ど直接接着結合した状態とすることができるので、接着層の下端縁が位置した底シール部部分のきわめて強固な接着結合を確実に得ることができる。
【0048】
請求項5記載の発明にあっては、接着層の下端縁が位置する底シール部部分の姿勢が、比較的安定して一定に保持されるので、この底シール部部分に、接合している外層と内層とを剥離させるように外力が作用することは殆どなく、外層と内層との接合状態が、大きな幅範囲で比較的安定して保持される。
【0049】
請求項6記載の発明にあっては、容器の外観体裁に悪影響を与えることなく、吸気孔を開設することができると共に、この吸気孔を安全にかつ簡単に、後加工により開設成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、一部破断した全体斜視図。
【図2】図1に示した実施例の、平断面図。
【図3】図1に示した実施例の、底面図。
【図4】図1に示した実施例の、底部拡大縦断面図。
【図5】図4中の、底シール部の拡大図。
【図6】本発明の両接着層の組合わせの実施例を示す、底面拡大図。
【図7】本発明の両接着層の組合わせの他の実施例を示す、底面拡大図。
【図8】本発明の両接着層の組合わせのさらに他の実施例を示す、底面拡大図。
【符号の説明】
1 ; 容器
2 : 外層
3 ; 内層
4 ; 接着層
5 ; 接着帯
6 ; パーティングライン
7 ; 胴部
8 ; 口筒部
9 ; 吸気孔
9 ; 吸気孔
10; 底部
11; 底シール部
12; リブ条片
13; 内層部分

Claims (6)

  1. ブロー成形のより、定形の外殻を形成する合成樹脂製の外層(2)と、該外層(2)と剥離自在に積層され、内袋を形成する可撓性合成樹脂製の内層(3)と、前記外層(2)と内層(3)とを、全高さ範囲に亘って接着固定し、容器(1)の中心軸に関して略対称に、かつ前記外層(2)に形成された、該外層(2)と内層(3)との間に外気を侵入させる吸気孔(9)を避けて位置した縦帯状の一対の接着層(4)とから構成され、該一対の接着層(4)を、パーティングライン(6)を境として、互いに反対側に位置させると共に、前記容器(1)の底部(10)の、ブロー割り金型のピンチオフ部により偏平に押し潰されて成形される、一対のリブ条片(12)で構成される底シール部(11)における前記両接着層(4)の下端縁を、互いに対向位置させ、少なくとも一方の前記接着層(4)を、互いに平行となった縦細帯状の複数の接着帯(5)で構成したブロー成形容器。
  2. 両接着層(4)のそれぞれを、複数の接着帯(5)で構成した請求項1記載のブロー成形容器。
  3. 両接着層(4)のそれぞれを、複数で同数の接着帯(5)で構成した請求項1記載のブロー成形容器。
  4. 一方の接着層(4)を構成する各接着帯(5)の下端縁の全域を、他方の接着層(4)を構成する接着帯(5)の下端縁に、突き合わせて対向位置させた請求項1、2または3記載のブロー成形容器。
  5. 一方の接着層(4)を構成する各接着帯(5)の下端縁を、他方の接着層(4)を構成する接着帯(5)の下端縁に対して、最大で、間に撓み変形を殆どしない程度の内層部分(13)が位置するまでずらして対向位置させた請求項1、2または3記載のブロー成形容器。
  6. 吸気孔(9)を、口筒部(8)の外層(2)部分に設けた請求項1、2,3,4または5記載のブロー成形容器。
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