JP3739861B2 - n−アルキルメチル基を有する架橋シロキサンの製造方法 - Google Patents

n−アルキルメチル基を有する架橋シロキサンの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線状ポリシロキサンを架橋させるための方法と、その結果得られた組成物とに関する。
【0002】
【発明の概要】
本発明は、ポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を架橋させ且つ同時にアルキル化してn−アルキルメチル基を有する架橋したシロキサンを生成することに関する。本発明では、1種以上のα−オレフィンを架橋剤として加えられた少量の不共役α,ω−ジエンとともに使用して、ポリ(ヒドリドメチル)シロキサン出発物質の鎖長を変えずに、n−アルキルメチル基を持つ軽く架橋した一群のシロキサンを製造する。n−アルキルメチル基を有する軽く架橋したシロキサンの粘度は広い範囲に及ぶ。本発明のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)は、シラノールのない非常に純粋なヘキサメチルジシロキサン、そして、水を100ppm以上含まずシラノールのないテトラメチルシクロテトラシロキサン(DH 4)及びペンタメチルシクロペンタシロキサン)(DH 5)との非常に純粋な混合物から、無水トリフルオロメタンスルホン酸(トリフル酸(triflic acid)、CF3 SO3 H)を用いて、線状のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)(MDH x M)(この式のxは8〜250)となるよう室温で製造される。これらの粗ポリマーを固形NaHCO3 で中和し、次いでろ過してNa+ トリフレートを除去して、中性のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)がもたらされる。
【0003】
これらのポリ(ヒドリドメチルシロキサン)に、触媒、α−オレフィン、及び不共役α,ω−ジエンである架橋剤からなる反応混合物を加える。その結果得られた、n−アルキルメチル基を有する軽く架橋したシロキサンは室温でワックスあるいは流体であり、そしてポリマーの粘度を制御することが重要である様々な用途において有用である。本発明の組成物は 写真複写で使用されるトナーへの添加剤として殊に有用である。
【0004】
本発明は、これらの超純粋なポリマーを活用して当該技術を劇的に進歩させる。これまでは、n−アルキルメチル基を持つ利用可能なシロキサンは、ここにおいて提供されるもののような主として線状のものではなかった。どちらかと言うと、従来技術ではかなりの枝分かれの部位のあるポリマーが利用されていた。それらの枝分かれしたポリマーに架橋剤を加えると、得られた組成物は極めて高い粘度を持ち、時には無用なゲルが生成された。更に、その他の点では有用な組成物に増分量を同じにして架橋剤を加えると、極端に粘度の高い物質となろう。この結果は、架橋剤の量の少しの変動が、粘度が幅広く変動しあるいは使用不能にされるロットをもたらしかねない生産上の主要な難題を生じさせる。本発明の枝分かれのない出発物質は、この問題を解消する。更に、従来利用可能であったシロキサンは非常に反応性の残留SiHで一般に汚染されていて、それにより粘度が時間がたつと上昇する不安定な組成物をもたらしていた。本発明の架橋されたシロキサンは、検出できる量の残留SiHを含まず、従って時間がたっても安定である。
【0005】
従って、本発明は、米国特許第2491843号明細書により教示された架橋した油性物質を含有しているゲル、あるいはEuropean PolymerJournal, Vol. 29, No. 1, pp.15−22(1993)に記載された、SiOH末端基を持つ架橋したポリマーとはっきり相違する。更に、本発明のアルキル化した生成物は、非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのない出発物質から調製され、そして少量の残留水素化ケイ素官能基を含有しあるいはそれを少しも含有しない。
【0006】
本発明の目的は、白金触媒、α−オレフィン、及び不共役α,ω−ジエンである架橋剤からなる反応混合物へ混合される、枝分かれの部位が実質的に減少している超純粋なポリ(ヒドリドメチルシロキサン)から、n−アルキルメチル基を有する架橋したシロキサンを製造する方法を提供することである。
【0007】
本発明の更に別の目的は、n−アルキルメチル基を有する架橋シロキサンの粘度を制御する方法をもたらすことである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以前から、メチル水素ジクロロシランは加水分解及び縮合させて、反応性水素を高い比率で保持している線状のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を与えることができることが知られていたが、典型的にそれらは枝分かれの部位を1%以上含む。これらの反応は制御するのが困難であることがしばしばであり、そして得られたものは場当たり的であって、(i)時には流体の代わりに無用なゲル又は硬質の脆い固形物を生成し、そして(ii)時にはゲル化を招くケイ素のヒドロキシル置換をもたらす。これは、ポリマー合成用出発物質としてのポリ(ヒドリドメチルシロキサン)の有効性を制限する。純粋でないポリ(ヒドリドメチルシロキサン)物質をここに記載されたような触媒、1種以上のオレフィン及び架橋剤の反応混合物に加えると、得られた組成物は本発明のワックスや流体と言うよりもむしろ望ましくないゲルとなろう。更に、これらの物質は、比較的多量の残留水素化ケイ素官能基が粘度を変える更なる反応を可能にするので、長期にわたって安定な粘度を示さない。その上、これらの物質に量を増加して架橋剤を加えると粘度が猛烈に変化することになる。
【0009】
これらの不都合は、非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのないヘキサメチルジシロキサンと、非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのないヒドリドメチルシクロシロキサンDH 4及びDH 5とから得られた線状のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を出発物質として使用することによって、驚くべきことに克服される。
【0010】
本発明のトリメチルシロキシ基で末端をキャップされた高分子量のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)は、非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのないヘキサメチルジシロキサンと、非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのないテトラメチルシクロテトラシロキサン及び/又は非常に純粋な、本質的に無水の、シラノールのないペンタメチルシクロペンタシロキサンの、無水トリフル酸に触媒される穏やかな室温重合により調製される。
【0011】
「シラノールのない」とは、シロキサン出発物質が、ケイ素−29核磁気共鳴(29Si NMR)及びフーリエ変換赤外分光分析(FTIR)による検出の限界内で、残留≡SiOHを含有しないことを意味し、そしてそれは1ppm以下である。得られたポリ(ヒドリドメチルシロキサン)は、望ましくないゲルを生じる結果になりかねない枝分かれ部位を29Si NMRにより0.2%以上含まない流体である。0.2%という枝分かれ部位の出現頻度は、500のケイ素原子のうちの一つが枝分かれ部位を持つことを意味する。得られたポリマーの重合度は、反応混合物中に存在するシクロシロキサンの量により制御され、そしてシリコーン分子が8〜250のシロキサン主鎖を有するポリマーをもたらすが、とは言え8〜100の重合度が好ましく、8〜60の重合度が最も好ましい。
【0012】
ここで使用される「実質的に純粋なポリ(ヒドリドメチルシロキサン)」という用語は、シラノールがなく且つ枝分かれ部位の出現頻度が0.2%以下であるポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を意味する。本発明の反応条件は穏やかであり、そのため枝分かれ部位は重合中に形成されない。例えば、好ましい温度範囲は20〜30℃(68〜86°F)であるが、とは言え所望ならば、枝分かれ部位の形成を避けるようその要求に合わせて、最高で100℃までの温度を使用することができる。
【0013】
これらのポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を調製する方法は、米国特許第5516870号明細書にもっと詳しく記載されている。
【0014】
本発明のポリマーを調製するためには、これらの高純度ポリ(ヒドリドメチルシロキサン)をα−オレフィン、架橋剤及び触媒からなる反応混合物に加える。この混合物を発熱が起こるまで、典型的には60〜120℃で、攪拌する。次に混合物をその発熱温度で、反応が完了するまで連続的に攪拌し、その時点でFTIR分析からSiHが0ppmであることが示される。
【0015】
反応混合物中で使用されるα−オレフィンCH2 =CR’R”(この式のR’はH又はメチル基であり、R”は炭素原子数が2〜30+のアルキル基である)には、炭素原子数が2〜30+、好ましくは6〜30、そして最も好ましくは6〜18のアルケン類が含まれる。α−オレフィンが無水であることを保証するために、特別の注意を払うべきである。
【0016】
一部の適当なα−オレフィンを挙げると、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン(2−メチルプロペン)、1−ペンテン(C5)、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、2−メチル−1−ヘキセン、1−オクテン、2−メチル−1−ヘプテン、1−ノネン、1−デセン(C10)、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン(C15)、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン(C20)、並びに、米国テキサス州ヒューストンのChevron Chemical CompanyによりGULFTENE(商標)24−28及びGULFTENE(商標)30+として販売されている、C22〜C30+ のα−オレフィンをいろいろな割合で含有しているα−オレフィンフラクションである。当業者には、上述のα−オレフィンのいろいろな混合物も本発明の容認可能な組成物を作ることが容易に理解されよう。
【0017】
本発明の架橋剤は、不共役のα,ω−ジエンである。これらの架橋剤は、水素化ケイ素と反応する官能基を二つ持ちそして加水分解的に及び/又は酸化的に安定であることを特徴とする。好ましい架橋剤は、1,5−ヘキサジエンであるが、1,7−オクタジエン、1,9−デカジエン及び1,13−テトラデカジエンも本発明を実施する際に使用することができる。
【0018】
この変性のために不共役のα,ω−ジエンを使用することの利点は、ジエンのオレフィン系原子団の化学反応性がα−オレフィンのオレフィン系原子団の化学反応性と類似しているということである。この類似性は、α−オレフィンとα,ω−ジエンのヒドロシリル化が同時に進行(同じ時に且つ同じ速度で)するのを可能にして、それによってより良好な処理加工の再現性と製品の再現性の両方をもたらす。
【0019】
この方法において使用することができるα,ω−ジエンのα−オレフィンに対する比率は、ポリ(ヒドリドメチルシロキサン)物質の鎖長に依存する。短いポリマー(例えば重合度が20未満)について言えば、この比率は最高で2/100まででよい。α,ω−ジエンの使用量は一般にかなり少量であって、α−オレフィンに対し0.5〜3%である。過剰量のα,ω−ジエンはポリマー生成物のゲル化を引き起こし、本発明の組成物の典型的な調製では、100重量部のポリ(ヒドリドメチルシロキサン)及びオレフィン当たりに0.3〜0.6重量%の架橋剤が含まれる。本発明の方法では、同等量の≡Si−H含有反応物と不飽和α−オレフィン反応物とを使用すべきであり、そして一つのエチレン系の結合が一つのケイ素結合水素原子と理論上同等なものである。とは言え、シロキサン生成物中の≡SiHをすっかり消費するために、過剰のα−オレフィンを使用することが必要なことがある。
【0020】
使用する白金触媒の最高量は、経済上の考慮と、使用する反応物の種類及び純度による最高量とにより決定される。反応物が極めて純粋である場合には、当量のα−オレフィン化合物当たり1×10-6モルの白金といったような非常に低濃度の白金触媒を使用することができる。とは言え、当量のα−オレフィン化合物当たり1×10-5モルの触媒を使用することが、また当量のα−オレフィン当たり1×10-4モルの触媒を使用することさえ、可能である。
【0021】
白金触媒の「モル」数は、1単位原子(例えば1グラム原子)の白金を供給する1モルに換算して測定される。「当量」のα−オレフィンとは、どのような他の反応性の、又は潜在的に反応性の置換基が存在するかもしれないことにかかわりなく、1単位重量のエチレン系不飽和(すなわち1単位重量の≡Si−Hに相当する)を供給する反応物の量である。従って、エチレンの当量はその分子量である。
【0022】
好ましいヒドロシリル化触媒は、中性で、可溶性の、0価白金触媒、あるいは粒子径が1〜2mmの活性炭に担持された白金である。活性炭に担持された白金の量は、活性炭の重量を基にして0.1〜5重量%であることができる。炭素に担持され白金触媒をそれが無水になるよう乾燥させるのを保証するために、注意を払うべきである。
【0023】
反応温度はいろいろでよく、そして最適な温度は白金触媒の濃度と反応物の性質に依存する。反応は、室温より低い温度(20℃〜−10℃)で開始され、一度始まると発熱する。温度は、全ての反応物が液体又は気体の状態にあるものであるべきである。最高温度は、反応物の揮発性と安定性により決定される。通常は、反応温度を130〜150℃より低く保つことが最良である。大抵の反応物にあっては、反応を50〜180℃で開始させそして反応をこの範囲のうちの合理的な限度内に維持することによって最良の結果が得られる。とは言え、この反応の発熱する性質は温度を短い間に最高で150℃まで上昇させることがある。
【0024】
最適な反応時間は、反応物、反応温度、そして白金触媒の形態と濃度に応じて変わる。通常は、16又は17時間を超えて反応物の接触時間を延長することに利益はないが、極端な高温を使用しない限りは、同じように通常は害もない。多くの反応物の場合に、120分以内で実用的な収量の生成物が得られる。
【0025】
反応は、大気圧で、大気圧を下回る圧力で、あるいは大気圧を超える圧力で行うことができる。ここでもやはり、条件の選択は、反応物の性質と利用可能な装置に基づき、大部分は論理的な問題である。不揮発性の反応物は、還流装置を用いあるいは用いずに、大気圧で加熱するのに特に適応可能である。常温で気体である反応物は、好ましくは、自己発生の又は誘発された圧力の下で実質的に一定の容積で反応させる。最良の結果は、全ての反応物を液相に維持することで得られる。
【0026】
【実施例】
下記の例において、粘度はブルックフィールド(Brookfield、商標)粘度計(米国マサチューセッツ州Stoughton)を使って測定した。残留SiHの部数は、29Si NMRとFTIRにより測定した。ここで使用したシロキサンポリマーは、比較例におけるものを除き、この明細書に、また米国特許第5516870号明細書に記載されたように、シラノールのない非常に純粋なヘキサメチルジシロキサンと、100ppm以上の水を含まない、シラノールのないテトラメチルシクロテトラシロキサン(DH 4)及びペンタメチルシクロペンタシロキサン(DH 5)の非常に純粋な混合物とから、無水トリフルオロメタンスルホン酸(トリフル酸、CF3 SO3 H)を用いて室温で製造された実質的に純粋なポリマーであった。
【0027】
比較を目的として、平均式(CH33 SiO(HCH3 SiO)60 Si(CH33 〔MD’60M〕を有する、ダウ・コーニング・コーポレーション(米国ミシガン州Midland)から商業的に入手できる製品のDC−1107にも言及する。DC−1107は、ここに示された方法よりもHCH3 SiCl2 と(CH33 SiClの共加水分解により製造される。下記の例の目的上、「白金触媒」という用語はPt(0)と(CH2 =CH(CH32 Si)2 Oの錯体を指すものである。
【0028】
〔比較例1〕
1−オクタデセン(482g、1.91モル)と白金触媒(0.14ml、2.5ppm Pt)の攪拌した均質溶液に、DC−1107(100g、0.027モル)を滴下する速度で加えた。反応混合物は発熱して90℃になり、この温度を24時間保持した。この時点で、過剰のオレフィンを除去し(ポット温度180〜200℃、2mmHg(266.6Pa))、FTIRで測定して残留SiHが164ppm、そして溶融粘度が50℃で1275mPa・s (cP)、175℃で160mPa・s (cP)である未架橋の白色ワックス(融点46〜48℃)が得られた。
【0029】
〔比較例2〕
20g(0.0053モル)のDC−1107に、1−オクタデセン(96.4g、0.383モル)及び1,5−ヘキサジエン(220mg、全試薬の0.19重量%)の混合物15mlを加え、続いて室温でかき混ぜた。この溶液に白金触媒(0.026ml、2.5ppm Pt)と残部のオクタデセン/ヘキサジエンの溶液をゆっくりした速度で一滴ずつ加えた。急速に発熱して140℃になってから、反応を120℃で16時間継続した。過剰のオレフィンを蒸留して(200〜260℃、2mmHg(266.6Pa))反応混合物から除き、FTIRで測定して残留オレフィンが0.5%、残留SiHが108ppmの白色ワックス(融点39〜41℃)が得られた。180℃での溶融粘度は800mPa・s (cP)であった。
【0030】
〔比較例3〕
20g(0.0053モル)のDC−1107に、1−ヘキセン(32g、0.383モル)及び1,5−ヘキサジエン(182mg、全試薬の0.35重量%)の混合物15mlを加え、続いて室温でかき混ぜた。この溶液に白金触媒(0.016ml、2.5ppm Pt)と残部のヘキセン/ヘキサジエンの溶液をゆっくりした速度で一滴ずつ加えた。急速に発熱して110℃になってから、反応を120℃で18時間継続した。過剰のオレフィンを蒸留して(140〜250℃、2mmHg(266.6Pa))反応混合物から除き、残留SiHが120ppmのかすかに黄色のワックス(融点27〜29℃)が得られた。溶融粘度は、25℃で82,000mPa・s (cP)、180℃で22,000mPa・s (cP)であった。従来の方法を使用すると、800mPa・s (cP)(比較例2参照)から22,000mPa・s (cP)への溶融粘度の上昇が、架橋剤の量を単に2倍にすることで観測された。これは、最初の架橋した物質のほぼ27倍の粘度上昇に相当する。従って、架橋剤をごく少量増加させることが従来の方法においては粘度を激しく上昇させて、製造中に粘度を制御するのを困難にする。
【0031】
参考例4、6は、出発物質として超純粋なポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を使用し、従って架橋剤の量を増加させた場合に激しい粘度上昇を示さない。
【0032】
参考例4〕
・Me3 SiO(MeC1837SiO)60SiMe3 〔MD18 60M〕の調製
1−オクタデセン(24.16g、0.096モル)と白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、0.02ml)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (117g、0.031モル)を滴下速度で0.5時間かけて加えた。発熱反応で80℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を4時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。次いで、混合物からオレフィンを除去して(0.2mmHg(26.7Pa)、180〜220℃)、41〜44℃で溶融し溶融流動粘度が180℃で測定して140mPa・s (cP)である白色ワックスが得られた。
【0033】
〔例5〕
・Me3 SiO(MeC1837SiO)60SiMe3 〔MD18 60M〕の調製
1−オクタデセン(3056g、12.5モル)、1,5−ヘキサジエン(全試薬の0.20重量%、7.62g)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、0.454ml)の攪拌均質溶液に、環式化合物から作られた実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (654g、0.1739モル)を滴下速度で2時間かけて加えた。発熱反応で80℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を16時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。次いで、混合物から蒸留によりオレフィンを除去して(0.2mmHg(26.7Pa)、180〜220℃)、180℃で測定して溶融流動粘度が1000mPa・s (cP)である白色の架橋したワックスが得られた。
【0034】
〔例6〕
・Me3 SiO(MeC1837SiO)60SiMe3 〔MD18 60M〕の調製
1−オクタデセン(117g、0.464モル)、1,5−ヘキサジエン(全試薬の0.55重量%、790mg)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、5mg)の攪拌均質溶液に、環式化合物から作られた実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (24.16g、0.0065モル)を滴下速度で0.5時間かけて加えた。発熱反応で80℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を16時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。次いで、混合物から蒸留によりオレフィンを除去して(0.2mmHg(26.7Pa)、180〜220℃)、180℃で測定した溶融流動粘度が7500mPa・s (cP)である白色の架橋ワックスが得られた。比較例2及び3と対比して、本発明のポリマーにおいて架橋剤の量を約3倍にすると、粘度上昇は最初の架橋組成物のほぼ7.5倍となるに過ぎない。この粘度の倍増はなおも、使用するのに適した性質を持つポリマーに帰着する。
【0035】
〔例7〕
重合度を異にし且つα−オレフィンを異にして、n−アルキルメチル基を有する、多数の架橋した及び架橋していないシロキサンを、超純粋なポリ(ヒドリドメチルシロキサン)を使って調製した。n−アルキルメチル基を有するこれらの架橋シロキサン及び非架橋シロキサンの粘度を表1に示す。これらのポリマーを製造する代表的な方法も説明する。
【0036】
(MD6 9.6M)
(CH3 3 SiO(HCH3 SiO)9.6 Si(CH3 3 〔MD' 9.6 M〕(50g、0.068モル)に、1−ヘキセン(66g、0.78モル)/1,5−ヘキサジエン(全試薬の0.3重量%、347mg)、白金触媒(2.5ppm、0.014ml)の混合物を20分かけて非常にゆっくりと加えた。発熱反応で80℃になり、そしてオレフィンを加えてから80℃で3時間攪拌した。この時点で、FTIR分析によりSiHが0ppmであることが示された。
【0037】
(MD18 9.6 M)
MD' 9.6 M(50g、0.068モル)に、1−オクタデセン(184g、0.73モル)/1,5−ヘキサジエン(0.3重量%、700mg)と白金触媒(2.5ppm、0.029ml)の混合物を30分かけて非常にゆっくりと加えた。発熱反応で110℃になり、そしてオレフィンを加えてから110℃で3時間攪拌した。この時点で、FTIR分析によりSiHが0ppmであることが示された。
【0038】
【表1】
Figure 0003739861
【0039】
表1のデータは、本発明によるポリ(ヒドリドメチルシロキサン)の架橋と同時のアルキル化の結果、先の方法により製造された未架橋の組成物より粘度が高くなることをはっきりと示している。
【0040】
参考例8〕
・Me3 SiO(MeC613SiO)60SiMe3 〔MD6 60 M〕の調製
1−ヘキセン(32g、0.38モル)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、0.05ml)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (20g、0.0053モル)を滴下速度で0.5時間かけて加えた。発熱反応で90℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を3時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。生成物は、粘性の流体であり、25℃で測定した粘度は100mPa・s (cP)であった。
【0041】
参考例9〕
・Me3 SiO(MeC613SiO)200 SiMe3 〔MD6 200M〕の調製
1−ヘキセン(15g、0.18モル)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、0.09ml)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)200 SiMe3 (20g、0.0016モル)を滴下速度で0.5時間かけて加えた。発熱反応で100℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を16時間保持した。FTIR分析から50ppmの残留SiHが示された。生成物は粘性の流体で、粘度が25℃で測定して80,000mPa・s (cP)であった。
【0042】
〔例10〕
・架橋したMe3 SiO(MeC613SiO)200 SiMe3 〔MD6 200M〕の調製
1−ヘキセン(15g、0.18モル)、1,5−ヘキサジエン(260mg、試薬の0.74重量%)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、0.09ml)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)200 SiMe3 (20g、0.0016モル)を滴下速度で0.5時間かけて加えた。発熱反応で100℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を16時間保持した。FTIR分析から50ppmの残留SiHが示された。生成物は粘性の流体で、粘度が25℃で測定して170,000mPa・s (cP)であった。
【0043】
参考例11〕
・Me3 SiO(MeC613SiO)30(MeC1837SiO)30SiMe3 の調製
1−ヘキセン(29.4g、0.35モル)、1−オクタデセン(88g、0.35モル)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、16mg)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (40g、0.0106モル)を滴下速度で3時間かけて加えた。発熱反応で90℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を16時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。生成物は粘性の流体であり、25℃で測定した粘度は200mPa・s (cP)であった。
【0044】
〔例12〕
・架橋したMe3 SiO(MeC613SiO)30(MeC1837SiO)30SiMe3 の調製
1−ヘキセン(29g、0.35モル)、1−オクタデセン(88g、0.35モル)、1,5−ヘキサジエン(0.471mg、全試薬の0.34重量%)及び白金触媒(トルエン中に2.4%のPt、2.5ppm、16mg)の攪拌均質溶液に、実質的に純粋なMe3 SiO(MeHSiO)60SiMe3 (20g、0.0053モル)を滴下速度で1時間かけて加えた。発熱反応で90℃になり、そして外部からの加熱によりその温度を17時間保持した。FTIR分析から0ppmの残留SiHが示された。生成物は粘性の流体であり、25℃で測定した粘度は800mPa・s (cP)であった。

Claims (1)

  1. 下記の工程(i)〜(iii)を含む、n−アルキルメチル基を有する架橋シロキサンの製造方法。
    (i)少なくとも1種のα−オレフィン、架橋剤としての不共役α,ω−ジエン、及びヒドロシリル化用の白金触媒を含有する反応混合物を作る工程
    (ii)この反応混合物を少なくとも1種の、シラノールがなく且つ枝分かれ部位の出現頻度が0.2%以下である実質的に純粋なポリ(ヒドリドメチルシロキサン)と接触させる工程
    (iii)上記混合物と上記触媒を150℃未満で攪拌して、n−アルキルメチル基を有する架橋したシロキサンを生成させる工程
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