JP3738220B2 - 除湿機 - Google Patents

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    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/30Arrangement or mounting of heat-exchangers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、除湿機に係わり、特に狭いスペースに置いて使用することが可能な除湿機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
除湿機は、一般に、室内の隅部に置かれ、吸気口から吸い込んだ室内空気を、本体内側に設けた蒸発器にて冷却除湿し、蒸発器にて冷却除湿された空気を凝縮器で再加熱して乾燥した空気として室内に吹き出すようにしている。
【0003】
また、除湿機は、一般に、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、蒸発器、膨張弁等の構成部品が内部に収納されている。また、この除湿機においては、蒸発器で除湿された室内空気中の水分は、本体ケースの下部に配置した除湿水タンクに溜められ、適時に除湿水タンクを取り出して排水するように構成されている。
【0004】
また、除湿機は、従来一般的には、正面に吸気口が設けられ、正面から見た幅寸法が大きく、奥行き寸法(前後方向の寸法)が小さい形状とされていた。
【0005】
しかし、正面から見た幅方向寸法が大きい除湿機では、押入れや、家具と家具との間の隙間等、幅の狭いスペースに除湿機を設置した際、吸気口が押入れ内の布団や、家具等と向かい合い、それらで吸気口が閉塞されるという状況になり、通気量が減少し除湿能力が低下したりする問題があった。
【0006】
このような問題を解決するものとして特開平2000−220867号公報に記載した除湿機のように、除湿機の外観形状を、正面から見た幅寸法を小さくし、前後方向の寸法を大きくするとともに、吸気口を正面部及び後面部に設け、更に正面から引き出し可能に除湿水タンク設けたものが提案されている。
この従来の除湿機は、前述のようなそれ以前の除湿機が有していた問題点を解決しているが、周囲の状況によっては、例えば前面及び後面が塞がれたような場合には、吸気口が閉塞され除湿できないという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような課題をより完全に解決するものとしてなされたものであって、前後左右の各面のうち任意の3面が壁面や家具等の障害物で塞がれても機内への吸気を可能とし、除湿できるようにした除湿機を提供することを目的と得る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するため、本願発明に係る除湿機は、前後方向に細長く形成されるとともに、前部及び後部は前後方向の中間部の幅に比し前端又は後端に行くに従い細幅となるように形成された本体ケースと、給排気する送風機と、冷媒を圧縮する圧縮機と、送風機で吸気された空気を冷却除湿する蒸発器と、蒸発器で冷却除湿された空気を再加熱する凝縮器と、蒸発器で除湿された空気中の水分を貯留する除湿水タンクと、凝縮器で再加熱された空気を排出する吹出口と、本体ケースの前部における細幅部分の左右側面部に形成された二つの吸気口と、本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口とを備え、前記蒸発器、凝縮器及び送風機は、本体ケースの後部における細幅部分の前記吸気口が形成された側面側から左右方向に列を成すように配置されているものである。
【0009】
このように構成すると、任意の3方向の面が塞がれても機内への吸気が可能となり、除湿運転することができる。なお、以下の説明では、本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口は、本体ケースの後部における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口の場合について述べるものとするが、この吸気口を、後面から左側面部にかけて形成した場合は、左右対称的な吸気が可能となるのであって、発明の本質は同様である。以下より具体的に説明する。
すなわち、除湿機の右側面のみ開放されている場合、本体ケースの前部における細幅部分の右側面部に形成された吸気口と本体ケースの後部における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口とから室内空気を吸気することができる。また、除湿機の左側面のみ開放されている場合、本体ケースの前部における細幅部分の左側面部に形成された吸気口から室内空気を吸気することができる。また、除湿機の後面のみ開放されている場合、本体ケースの後部における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口から室内空気を吸気することができる。また、除湿機の正面のみ開放されている場合、本体ケースの前部における細幅部分の左右側面部に形成された二つの吸気口から室内空気を吸気することができる。
【0010】
また、前記除湿水タンクは、正面から引き出し式に本体ケースの下部に収納してもよい。
このように構成すれば、除湿水タンクに溜められた除湿水を排水する場合、除湿機自身を狭い設置場所などから引きずり出すことなく、正面からそのまま除湿水タンクを取り出すことができ、除湿水を排水することができる。
【0011】
また、前記本体ケースの前部における二つの吸気口のうち、送風機側の側面部に形成された吸気口から吸入され空気が蒸発器に吸入される前に通過するように本体ケース前部内に配置された紫外線ランプユニットを更に設けることができる。
このように構成すれば、吸気された空気を殺菌することができる。
【0012】
また、前記本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口には、樹脂一体成形されたルーバを設けることができる。
このように構成すると、2面のルーバを連続した一部品で構成することができる。したがって、一部品分の金型作成費用と部品代金をほぼ省略することができる。また、この場合、後面から一側面部にかけてのコーナ部は鈍角に形成されるので、一体ものとして構成するルーバの位置嵌合や取付けが容易になる。
【0013】
また、前記樹脂一体成形されたルーバは、後面側部分と側面側部分との間のコーナ部を、ルーバを有しない盲板部に形成することができる。
このように構成すると、コーナ部の強度を向上させることができる。
【0014】
また、この盲板部に形成したコーナ部の内面側に、後面部と側面部との連結強度を向上させる補強リブを一体に形成してもよい。
このように構成すれば、コーナ部の強度をより一層向上させることができる。
【0015】
また、前記一体に形成されたルーバの内面に、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルターを係止するためのピン状突出爪を適宜の複数個所に一体成形してもよい。
このように構成すれば、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルターを容易に係止することができ、係止具製作費用も安価となる。
【0016】
また、前記送風機は、軸方向の一半部のハウジングを上吹出用ハウジング、他半部のハウジングを下吹出用ハウジングとした上下吹出形送風機であり、前記吹出口は、この上吹出用ハウジングに連通するように本体ケースの上部に形成された上部吹出口と、下吹出用ハウジングに連通するように本体ケースの下部に形成された下部吹出口とからなるように構成してもよい。
このように構成すると、吹出口が複数に設けられることにより所望の方向に除湿空気を供給することが容易になる。前述の従来除湿機(前出の特開平2000−220867号公報参照)では、本体ケースの上面部のみに吹出口が形成されており、下方部には除湿空気を供給することが困難であったが、上記構成を有する本発明ではこのような欠点が解決される。
【0017】
また、この前記下部吹出口には、下部吹出口の上部に上端部が回転支持された1枚の水平羽根を設けてもよい。
このように構成すると、床面に向けて直接除湿空気を吹き出すことが可能となり、特に床面などの乾燥効果を向上させることができる。
【0018】
また、この下部吹出口には、下部吹出口の下部に下端部が回転支持された1枚の水平羽根を設けるようにしてもよい。
このように構成すれば、床面と水平の方向から斜め上方向までの対象物に乾燥空気を吹き出すことが可能となり、広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【0019】
また、この下部吹出口には、下部吹出口の中間高さ部分に中間部が回転支持された1枚の水平羽根を設けるようにしてもよい。このように構成すれば、空気を床面に向けて斜めに直接直接吹き付けることが可能であり、かつ、斜め上方の対象物に対しも除湿空気を直接吹き付けることができ、より広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る除湿機は、図1又は図2の外観斜視図に示すように、機械本体の本体ケース1は、前後方向に長い形状とされている。そして、本体ケース1の前部2及び後部3は、前後方向の中間部の幅に比し前端又は後端に行くに従い細幅となるように形成されている。
【0021】
本体ケース1は、上面左側に上部吹出口5を備え、左側面部の下部に下部吹出口6を備えている。上部吹出口5は、図2に示すように、格子状開口部の上部に開閉蓋7を備えている。この開閉蓋7は、右端を回転軸として開閉できるように構成されている。下部吹出口6は上下にスライドできる開閉蓋8を備えている。また、本体ケース1の前部2上面には、操作パネル4が設けられている。さらに、本体ケース1の上面中央部には、上部吹出口5とは反対側に倒して収納される取っ手10が取り付けられている。
【0022】
本体ケース1内上部には、図3の上面側から見た内部構成図に示すように、幅方向に、冷凍サイクルの熱交換器を構成する蒸発器20、凝縮器21、上下吹出形送風機23が順次配列されている。上下吹出形送風機23は、モータ24、羽根車25、上下吹出形ハウジング26等から構成され、上下に吹出可能に構成されている。
【0023】
前記送風機23のハウジング26は、図3及び図4に示すように、羽根車25の、図4における右側部分のハウジング26a部分が上吹出用ハウジングに形成され、羽根車25の図2における左側部分のハウジング26b部分が下吹出用ハウジングに形成されて機械本体内に収納されている。そして、前記上部吹出口5が送風機23の上吹出用ハウジング26aに連通され、前記下部吹出口6が送風機23の下吹出用ハウジング26bに連通されている。
【0024】
また、本体ケース1内の下部側には、図4の正面側から見た内部構成図及び図5の左側面側から見た内部構成図に示すように、本体ケース1内の後側(図5の下部左側)に、蒸発器20や凝縮器21と共に冷凍サイクルを構成する圧縮機28、アキュムレータ29が取り付けられ、本体ケース1内の前側(図5の下部右側)に、蒸発器20で結露して滴下する除湿水を貯留する除湿水タンク11が配置されている。
【0025】
除湿水タンク11は、機械本体の前面から引き出し式に本体ケース1内に着脱自在に収納され、収納状態において前面側部分が本体ケース1外に露出している。そして、この露出部分は、機械本体の外側輪郭の一部を形成している。
【0026】
また、本体ケース1上部の前面部分の内面側には、紫外線ランプユニット13が組み込まれている。更に、本体ケース1における紫外線ランプユニット13の前面側には、前面カバー15が着脱可能に取り付けられている。
【0027】
前面カバー15は、機械本体の外側輪郭の一部を形成する。また、前面カバー15は、本体ケース1の前部細幅部分において、前面カバー15の両端部と本体ケース1との間に隙間が形成されるように取り付けられている。そして、この隙間が空気を吸い込む幅狭の吸気口31、32として形成されている。
なお、前面カバー15の内面側と紫外線ランプユニット13との間には、平面視略山形のエアーフィルター17が介在されており、吸気口31、32から吸入され機内を循環する空気は、このエアーフィルター17を介して機内に取り込まれるように構成されている。
【0028】
本実施の形態に係る除湿機の吸気口は、上記吸気口31、32以外に、前記本体ケース1の後部における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口35を備えている。
この吸気口35は、図2に示すように、本体ケース1の格子状開口部36に対し、樹脂一体成形の略L字形ルーバ40が嵌め込み式に取り付けられている。略L字形ルーバ40は、後面側部分41と側面側部分42とを盲板部のコーナ部43で連結したものである。なお、44は後面側の引っ掛け式固定構造を形成する突起部であり、45はこの突起部44を挿入する穴である。また、46は側面側の爪、47は爪46を嵌めこむ穴、40aは略L字形ルーバ40の把持部であり、48は把持部40aを掴みやすくする為に本体ケース1側に設けられた凹部である(図6参照)。
【0029】
また、略L字形ルーバ40は、内面に柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルター50を係止するための爪49が適宜の複数個所に一体成形されている(図6参照)。エアーフィルター50は、この爪49と本体ケース1に設けられた格子状開口部36とにより、所定位置に固定される。また、略L字形ルーバ40は、コーナ部43内面に水平方向のリブ51が2箇所に設けられている。
【0030】
このように構成された除湿機においては、運転中室内の空気は吸気口31、32、35から吸入される。吸気口31から吸入された空気は、エアーフィルター17で除塵され、さらに紫外線ランプユニット13で殺菌されて蒸発器20の吸入側に流れる。また、吸気口32から吸入された空気は、エアーフィルター17で除塵されて蒸発器20の吸入側に流れる。また、吸気口35から吸入された空気は、エアーフィルター50で除塵されて蒸発器20の吸入側に流れる。
【0031】
これら空気は、蒸発器20で冷却除湿され、凝縮器21で再加熱され、上下吹出形送風機23により、一部は上吹出用ハウジング26aに案内されて上部吹出口5から室内に吹き出され、残部は下吹出用ハウジング26bに案内されて下部吹出口6から室内に吹き出される。なお、上部吹出口5及び下部吹出口6の何れか一方を使用する必要がないときは、開閉蓋7又は8を閉じることにより一方の吹出口5又は6のみを使用することができる。
【0032】
また、以上のように構成された除湿機が狭い空間に使用されるときは、前後左右の面のうち何れかの面あるいは複数の面が塞がれることがある。極端な場合として一面のみが開放され、他の3面が塞がれることが考えられるが、この実施の形態にかかる除湿機では、次のような使用が可能である。これを図3に記した空気流れの符号を使用しながら説明する。
【0033】
例えば、正面のみ開放されている場合には、本体ケース1の前部2における細幅部分の左右側面部に形成された二つの吸気口31、32に対する矢印A、B方向からの吸気が行われ、除湿が行われる。
また、右側面部のみ開放されている場合には、本体ケース1の前部2における細幅部分の右側面部に形成された吸気口32に対するC方向からの吸気、及び、本体ケース1の後部3における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口35に対するD方向からの吸気が行われ、除湿が行われる。
また、後面のみ開放されている場合は、本体ケース1の後部3における細幅部分の後面から右側面部に跨って形成された吸気口35に対するE方向からの吸気が行われ、除湿が行われる。
また、左側面部のみ開放されている場合は、本体ケース1の前部2における細幅部分の左側面部に形成された吸気口31に対するF方向からの吸気が行われ、除湿が行われる。
【0034】
このようにして除湿された空気中の水分は、除湿水タンク11に貯留される。貯留された水分は、除湿水タンク11を前面側に引き出して排水することができる。したがって、押入れ等の狭い場所に取り付けれているような場合でも、除湿機本体を引き摺り出さなくても除湿水を簡単に排水することができる。
【0035】
また、上記構成の除湿機においては、本体ケース1の後部3における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口35には、樹脂一体成形されたルーバ40が設けられているので、2面のルーバを連続した一部品で構成することができる。したがって、一部品分の金型作成費用と部品代金をほぼ省略することができる。また、この場合、後面から一側面部にかけてのコーナ部43は鈍角に形成されるので、一体ものとして構成するルーバの位置嵌合や取付けが容易になる。
【0036】
また、樹脂一体成形されたルーバ40は、後面側部分41と側面側部分42との間のコーナ部43を、ルーバを形成しない盲板部としているので、コーナ部43の強度を向上させることができる。また、このコーナ部43の内面には補強リブ51が形成されているので、コーナ部43の強度をより一層向上させることができる。
【0037】
また、一体に形成されたルーバの40内面に、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルター50を係止するためのピン状突出爪49を、適宜の複数個所に一体成形されているので、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルター50を簡単にルーバ40の内面に取りことができ、係止具製作費用も安価となる。なお、エアーフィルター50が取り付けられた使用状態においては、エアーフィルター50は、ルーバ40と格子状開口部36との間に挟まれた状態となっているので、ルーバ40の内面からずれ落ちる心配はない。
【0038】
また、この除湿機においては、吹出口が複数に設けられているので、所望の方向に除湿空気を供給することが容易になる。特に、除湿機が幅の狭いスペースに用いられる場合には、本体ケースの上部吹出口5と下部吹出口6の両方を開放して使用することにより、多方向に除湿空気を吹き出すことができ、対象物を効率良く乾燥させることができる。
【0039】
なお、下部吹出口6を次のように変形することができる
図7は、下部吹出口6に、下部吹出口6の上部に回転支持された1枚の水平羽根61を設けたものである。このように構成すれば、床面に向けて直接除湿空気を吹き出すことが可能となり、特に床面などの乾燥効果を向上させることができる。
【0040】
図8は、下部吹出口6に、下部吹出口6の下部に回転支持された1枚の水平羽根62を設けたものである。このように構成すれば、空気を床面に向けて斜めに直接直接吹き付けることが可能であり、かつ、斜め上方の対象物に対しても除湿空気を直接吹き付けることができ、広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【0041】
図9は、下部吹出口6の中間高さ部分に回転支持された1枚の水平羽根63を設けたものである。このように構成すれば、空気を床面から斜め上方までの対象物に対し、下部吹出口6から除湿された空気を直接吹き付けることができ、より広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【0042】
なお、上記実施の形態においては、本体ケース1の後部3における細幅部分の後面から右側面部にかけて吸気口35を形成したが、これを本体ケース1の後部における細幅部分の後面から左側面部にかけて吸気口を形成するようにしてもよい。このように構成した場合は、本体ケースの後部における吸気が右側面から左側面に変わるのみで、前記実施の形態のものと左右対称的な吸気が可能となる。
【0043】
【発明の効果】
本願発明は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によれば、本体ケースの前部における細幅部分の左右側面部に形成された二つの吸気口と、前記本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口とを備えているので、前後左右4面のうちの何れかの面が開放されている限り、室内空気の吸気が可能となり除湿運転ができる。
【0044】
また、請求項2記載の発明によれば、除湿水タンクを正面から引き出し式に本体ケースの下部に収納しているので、除湿機が例え狭い空間に設置されている場合であっても、前面が開放されている限り除湿機本体を引きずり出すことなく、除湿水タンクを取り外すことができ、除湿水を排水することができる。
【0045】
また、請求項3記載の発明によれば、本体ケースの前部における送風機側の側面部に形成された吸気口から吸入され空気を、紫外線ランプユニットを通してから蒸発器に吸入されるように構成しているので、吸気された空気を殺菌することができる。
【0046】
また、請求項4記載の発明によれば、本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口が樹脂一体成形されたルーバにより構成されているので、2面の吸気口を連続した一部品で構成することができ、一部品分の金型作成費用と部品代金をほぼ省略することができる。また、この場合、後面から一側面部にかけてのコーナ部は鈍角に形成されるので、一体ものとして構成するルーバの位置嵌合や取付けが容易になる。
【0047】
また、請求項5記載の発明によれば、前記樹脂一体成形されたルーバは、後面側部分と側面側部分との間のコーナ部を、ルーバを形成しない盲板部としているので、コーナ部の強度を向上させることができる。
【0048】
また、請求項6記載の発明によれば、前記コーナ部に後面部と側面部との連結強度を向上させる補強リブが一体に形成されているので、コーナ部の強度をより一層向上させることができる。
【0049】
また、請求項7記載の発明によれば、一体に形成されたルーバの内面に、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルターを係止するための爪を適宜の複数個所に一体成形しているので、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルターを容易に係止することができ、係止具製作費用も安価となる。
【0050】
また、請求項8記載の発明によれば、上吹出用ハウジング及び下吹出ハウジングが、それぞれ上部吹出口又は下部吹出口に連通されているので、吹出口を複数に設けることができ、多方向への除湿空気の吹出が可能となる。
【0051】
また、請求項9記載の発明によれば、下部吹出口には、下部吹出口の上部に回転支持された1枚の水平羽根が設けられているので、床面に向けて直接除湿空気を吹き出すことが可能となり、床面などの乾燥効果を向上させることができる。
【0052】
また、請求項10記載の発明によれば、下部吹出口には、下部吹出口の下部に回転支持された1枚の水平羽根が設けられているので、床面と水平の方向から斜め上方向までの対象物に乾燥空気を吹き出すことが可能となり、広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【0053】
また、請求項11記載の発明によれば、下部吹出口には、下部吹出口の中間高さ部分に回転支持された1枚の水平羽根が設けられているので、空気を床面に向けて斜めに直接直接吹き付けることが可能であり、かつ、斜め上方の対象物に対しも直接除湿空気を直接吹き付けることができ、より広範囲の対象物を乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る除湿機の斜め前方からの外観斜視図。
【図2】上記除湿機の斜め後方からの外観斜視図であって、本体ケースの後部の吸入ルーバを取り外した状態図。
【図3】上記除湿機の内部構成を上面側から見た内部構成図。
【図4】上記除湿機の内部構成を正面側から見た内部構成図。
【図5】上記除湿機の内部構成を左側面側から見た内部構成図。
【図6】上記除湿機における後部の吸気ルーバの内面側から見た斜視図。
【図7】上記除湿機における下部吹出口の一変形例を示し、(a)は閉鎖時の状態図、(b)は中間開放時の状態図、(c)は全開放時の状態図。
【図8】上記除湿機における下部吹出口の他変形例を示し、(a)は閉鎖時の状態図、(b)は中間開放時の状態図、(c)は全開放時の状態図。
【図9】上記除湿機における下部吹出口の他変形例を示し、(a)は閉鎖時の状態図、(b)は45°上方吹出の状態図、(c)は45°下方吹出の状態図、(d)は水平吹出の状態図。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 前部
3 後部
5 上部吹出口
6 下部吹出口
7 開閉蓋
8 開閉蓋
10 取っ手
11 除湿水タンク
20 蒸発器
21 凝縮器
23 上下吹出形送風機
26 上下吹出形ハウジング
26a 上吹出用ハウジング
26b 下吹出用ハウジング
31 (本体ケースの前部における細幅部分に形成された)吸気口
32 (本体ケースの前部における細幅部分に形成された)吸気口
35 (後面から一方の側面部に跨って形成された)吸気口
40 L字形ルーバ
41 後面側部分
42 側面側部分
49 (エアーフィルターを係止するための)爪
61 水平羽根
62 水平羽根
63 水平羽根

Claims (11)

  1. 前後方向に細長く形成されるとともに、前部及び後部は前後方向の中間部の幅に比し前端又は後端に行くに従い細幅となるように形成された本体ケースと、給排気する送風機と、冷媒を圧縮する圧縮機と、送風機で吸気された空気を冷却除湿する蒸発器と、蒸発器で冷却除湿された空気を再加熱する凝縮器と、蒸発器で除湿された空気中の水分を貯留する除湿水タンクと、凝縮器で再加熱された空気を排出する吹出口と、本体ケースの前部における細幅部分の左右側面部に形成された二つの吸気口と、本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口とを備え、前記蒸発器、凝縮器及び送風機は、本体ケースの後部における細幅部分の前記吸気口が形成された側面側から左右方向に列を成すように配置されている除湿機。
  2. 前記除湿水タンクは、正面から引き出し式に本体ケースの下部に収納されている請求項1記載の除湿機。
  3. 前記本体ケースの前部における二つの吸気口のうち送風機側の側面部に形成された吸気口から吸入され空気が蒸発器に吸入される前に通過するように本体ケース前部内に配置された紫外線ランプユニットを更に有する請求項1又は2記載の除湿機。
  4. 前記本体ケースの後部における細幅部分の後面から一方の側面部に跨って形成された吸気口には、樹脂一体成形されたルーバが設けられている請求項1〜3の何れか1項記載の除湿機。
  5. 前記樹脂一体成形されたルーバは、後面側部分と側面側部分との間のコーナ部がルーバを有しない盲板部に形成されている請求項4記載の除湿機。
  6. 前記盲板部に形成されているコーナ部の内面側に、後面部と側面部との連結強度を向上させる補強リブが一体に形成されている請求項5記載の除湿機。
  7. 前記一体に形成されたルーバの内面には、柔軟性多孔性樹脂板からなるエアーフィルターを係止するためのピン状突出爪が適宜の複数個所に一体成形されている請求項4〜6の何れか1項記載の除湿機。
  8. 前記送風機は、軸方向の一半部のハウジングを上吹出用ハウジング、他半部のハウジングを下吹出用ハウジングとした上下吹出形送風機であり、前記吹出口は、この上吹出用ハウジングに連通するように本体ケースの上部に形成された上部吹出口と、下吹出用ハウジングに連通するように本体ケースの下部に形成された下部吹出口とからなる請求項1〜7の何れか1項記載の除湿機。
  9. 前記下部吹出口には、下部吹出口の上部に上端部が回転支持された1枚の水平羽根が設けられている請求項8記載の除湿機。
  10. 前記下部吹出口には、下部吹出口の下部に下端部が回転支持された1枚の水平羽根が設けられている請求項8記載の除湿機。
  11. 前記下部吹出口には、下部吹出口の中間高さ部分に中間部が回転支持された1枚の水平羽根が設けられている請求項8記載の除湿機。
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