JP3735322B2 - 耕耘爪取付装置及び正逆転ロータリ耕耘装置 - Google Patents

耕耘爪取付装置及び正逆転ロータリ耕耘装置 Download PDF

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孝雄 来田
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孝雄 来田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耕耘爪を軸に取り付けるための耕耘爪取付装置、そして、耕耘爪が耕土に対して下向きに回転切削するダウンカットロータリと、逆に上向きに回転切削するアップカットロータリとを適宜切換可能な正逆転ロータリ耕耘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
正逆転ロータリ耕耘装置では、ダウンカット時には耕耘爪がその根元側から順に耕土に切り込むようにして切削する際の抵抗を抑えるようにする必要があり、アップカット時には装置の進行方向とは逆方向に耕土中を耕耘爪が回転するためダウンカットの時よりも大きな抵抗を受けることからその対策を講じる必要がある。
【0003】
ダウンカット用に根元から後ろ方向に湾曲した耕耘爪を使用すると、アップカットではそのまま使用することができないため耕耘爪を取り替えることが必要となるが、手間がかかることから、耕耘爪を直刀形状に成形して回転方向に揺動することが考えられている。例えば、特公平6−75441号公報では、ロータリ軸と直交する方向に延びる爪取付フランジを固設し、その先端部に枢支ピンにより両側端縁に刃縁を形成した作業爪を枢着した点が記載されている。作業爪は爪取付フランジに設けられたストッパにより所定角度だけ揺動可能に規制されている。また、特公平6−12961号公報には、爪軸とほぼ直交する方向にブラケットを固定し、ブラケットに耕耘爪を装着して枢軸を支点に揺動可能とした点が記載されており、そして、耕耘爪の両側縁にダウンカット用刃部とアップカット用刃部をそれぞれ湾曲して形成し、それぞれの切削時の抵抗を減少するようにしている。
【0004】
また、特許第3264730号公報では、耕耘軸にホルダを固設してホルダ内に耕耘爪の取付基部を嵌挿し、取付基部とホルダとにピンを挿通して抜け止めするとともに、ホルダ内に取付基部を押圧する押えバネを装着して耕耘爪のがたつきを抑えるようにした点が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来技術では、いずれもロータリ軸に固定されたフランジやブラケットに耕耘爪を装着しているため、取付位置が固定されてしまう。したがって、耕土の状況に応じた設定を行うことが困難である。また、フランジやブラケットへの耕耘爪の取り付けをピンで枢支しているため、使用している間にがたつきが生じてくることは避けられない。特許第3264730号公報のように、押えバネを用いることも考えられるが、構造が複雑になり、また、長期間使用すればいずれがたつきが生じてくるようになる。
【0006】
そこで、本発明では、簡単な構造でダウンカット及びアップカットでの切削時の抵抗を減少し効率的な耕耘作業を行うことが可能な耕耘爪取付装置及び正逆転ロータリ耕耘装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る耕耘爪取付装置は、爪部と棒状の軸に嵌合する基部とを有し前記軸の軸方向に移動自在であるとともに前記軸の回りを回動自在である爪部材と、前記爪部材を前記軸の回動動作に追従して回動させるとともに前記爪部材が所定角度だけ前記軸の回りを回動自在となるようにする規制手段を備えたことを特徴とする。さらに、前記爪部材の基部には、前記軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記規制手段は、前記軸に嵌合し前記軸の軸方向にのみ移動自在であるとともに前記軸の回動動作に追従して回動する回動部材と、前記回動部材に突設され前記爪部材の長孔に遊嵌する規制部材とを備えており、前記爪部材は、前記規制部材により前記長孔の両端で規定される所定角度だけ前記軸の回りを回動自在とされていることを特徴とする。
【0008】
そして、本発明に係る正逆転ロータリ耕耘装置は、上記の耕耘爪取付装置により取り付けた爪部材を所定間隔置いてロータリ軸に複数嵌合されていることを特徴とする。さらに、各爪部材の爪部が前記ロータリ軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る耕耘爪取付装置は、上記のような構成を有することで、爪部材の基部自体が軸の回りを回動するようになるため、ダウンカット及びアップカットのいずれの場合にも耕土に爪部材の爪部が接地した際に爪部材全体が所定角度回動して耕土の切削動作に入るようになり、徐々に爪部材が耕土内に入っていくことでその抵抗を減少させることができる。また、爪部材全体が回動することから、爪部の側縁全体で接地するようにすることが容易であるから、爪部材にかかる負荷が一部に集中することを避けることができる。さらに、爪部材の基部が軸に嵌合しているため、従来技術のようなピンで枢支する場合のようながたつきを生じるようなことはない。そして、爪部材は軸方向に移動自在であることから、爪部材の軸方向の取付位置を任意に設定でき、取り付ける爪部材の数に応じて軸方向に適宜取り付ければよい。また、爪部材は回動自在でもあることから、爪部材の回転方向の取付位置も任意で設定でき、軸方向から見て所定角度ずつずらせてスクリューのように取り付けることも簡単にできるようになる。このような耕耘爪取付装置により複数の爪部材をロータリ軸に装着した正逆転ロータリ耕耘装置は、装着する爪部材の数を選択したり、取付位置も適宜設定でき、またスクリューのように爪部材をずらせて取り付けることで、耕土の状況に応じた最適の耕耘作業を行うことができる。特に、スクリューのように爪部材を取り付けることで、耕耘動作時の振動が減少し、駆動装置の馬力も小さくできるとともに、耕土の反転も全体にバランスよく行うことができる。
【0010】
爪部材の基部に円弧状の長孔を穿設し、規制手段として、上記のような回動部材と規制部材を用いることで、簡単な構造で確実に爪部材を規制しながら軸の回動に追従して回動させることができる。また、各部材を軸に嵌合するだけで取り付けることができるので、取付作業を簡略化することが可能となる。
【0011】
また、本発明に係る正逆転ロータリ耕耘装置は、正六角形の断面形状を有するロータリ軸と、前記ロータリ軸の断面である正六角形の頂点を結ぶ円とほぼ同一形状の嵌合孔が穿設され該嵌合孔で前記ロータリ軸に嵌合する基部を有する爪部材と、前記爪部材の基部を挟むように設けられた2つの円板からなるとともに前記各円板はその中心部に前記ロータリ軸の断面である正六角形とほぼ同一形状の装着孔が穿設され該装着孔で前記ロータリ軸に嵌合する回動部材とを備え、前記爪部材の基部には、前記ロータリ軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記回動部材の2つの円板には、それぞれ前記爪部材の長孔に対向する部分に穴部が穿設されており、該穴部を貫通するとともに前記長孔に遊嵌する棒状の規制部材を備えていることを特徴とする。
【0012】
さらに、前記爪部材及び前記回動部材を1単位として、複数の単位が所定の間隔を置いて前記ロータリ軸に嵌合されていることを特徴とする。
【0013】
さらに、前記各単位の間には、所定の長さの筒体が前記ロータリ軸に嵌装されており、前記筒体の両端は、前記各単位の回動部材の円板に設けられた突起部で支持されていることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記各単位の爪部材の基部には、円弧状の前記長孔が複数穿設され各長孔は同一形状で所定角度ずつずれて形成されており、前記各単位の回動部材の2つの円板には、複数の前記長孔に対向する部分に前記穴部が所定角度ずつずれて複数穿設されており、前記規制部材は、前記各単位の爪部材の爪部が前記ロータリ軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されるように前記各単位の爪部材の前記長孔に遊嵌されていることを特徴とする。そして、前記規制部材は、前記ロータリ軸にほぼ平行に支持された直線状の複数の棒状部材からなり各棒状部材は前記各単位の爪部材の基部に設けられた前記長孔に遊嵌するとともに遊嵌された長孔に対応する前記各円板の前記穴部を貫通していることを特徴とする。
【0015】
上記のような構成を有することで、爪部材はロータリ軸の断面である正六角形の頂点を結ぶ円とほぼ同一形状の嵌合孔を有するからロータリ軸に対して軸方向に移動自在で軸の回りを回動自在となり、回動部材を構成する2つの円板はロータリ軸の断面である正六角形とほぼ同一形状の装着孔を有するから軸方向のみ移動自在とすることができる。そして、爪部材に穿設された円弧状の長孔に爪部材を両側から挟む円板に穿設された穴部を貫通して棒状部材からなる規制部材を遊嵌しているので、爪部材はその長孔の長さだけロータリ軸の回りを回動自在になる。このように簡単な構造で確実に爪部材全体が所定角度だけ軸の回りを回動自在となるようにすることができる。
【0016】
そして、爪部材及び回動部材を1単位としてその間に所定の長さの筒体を嵌装すれば、各単位を所定の間隔で配置することができ、筒体の長さを変更することで各単位の取付位置を簡単に変更することが可能となる。また、各爪部材の長孔とそれに対応する各円板の穴部を複数設け、ロータリ軸にほぼ平行に支持された直線状の棒状部材で各爪部材の長孔と対応する各円板の穴部を貫通することで、簡単な構造で各爪部材を位置決めできるとともにその爪部をロータリ軸の軸方向から見て所定の角度ずつずらせていくことが容易に設定可能となる。
【0017】
本発明に係る正逆転ロータリ耕耘装置は、棒状の支持軸と、爪部と前記支持軸に嵌合する基部とを有する複数の爪部材と、複数の前記爪部材を連結し一体として動作させる連結部材と、前記支持軸の軸心を通る直線とほぼ一致する軸心を有するロータリ軸と、前記ロータリ軸に嵌合し前記ロータリ軸を中心に回動自在である作動部材と、前記作動部材を前記ロータリ軸の回動動作に追従して回動させるとともに前記作動部材が所定角度だけ前記ロータリ軸の回りを回動自在となるようにする規制手段とを備え、前記連結部材は前記作動部材に連結されており、前記ロータリ軸の回動により前記作動部材が回動することで前記連結部材を介して複数の前記爪部材が一体として回動することを特徴とする。
【0018】
さらに、前記爪部材の基部には、前記支持軸の軸心を中心とする円周に沿って所定角度ずつずらして複数の位置決め穴部が穿設されており、前記連結部材は、前記支持軸にほぼ平行に支持された直線状の複数の棒状部材からなり、前記各棒状部材は前記各爪部材の基部に設けられた前記位置決め穴部を貫通していることを特徴とする。
【0019】
さらに、前記連結部材の各棒状部材は、前記各爪部材の爪部が前記支持軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されるように前記各爪部材の基部の設けられた前記位置決め穴部に貫通していることを特徴とする。
【0020】
さらに、前記作動部材には、前記ロータリ軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記規制手段は、前記ロータリ軸の回動動作に追従して回動する回動部材と前記回動部材に突設され前記作動部材の長孔に遊嵌する規制部材とを備えていることを特徴とする。
【0021】
さらに、複数の前記爪部材が所定の間隔を置いて前記支持軸に嵌合されていることを特徴とする。
【0022】
さらに、複数の前記爪部材の間には、所定の長さの筒体が前記支持軸に嵌装されており、前記筒体の両端は、前記各爪部材の基部に設けられた突起部で支持されていることを特徴とする。
【0023】
上記のような構成を有することで、支持軸に嵌合された複数の爪部材を連結部材で一体化してこれら全体が作動部材とともに所定角度だけロータリ軸の回りを回動自在なるようにすることができる。したがって、ダウンカット及びアップカットのいずれの場合にも耕土に爪部材の爪部が接地した際に爪部材全体が所定角度回動して耕土の切削動作に入るようになり、徐々に爪部材が耕土内に入っていくことでその抵抗を減少させることができる。また、爪部材は支持軸に対して軸方向に移動自在であることから、爪部材の数、その軸方向の取付位置を任意に設定できる。その際各爪部材の間に所定の長さの筒体を嵌装すれば、簡単かつ確実に爪部材を位置決めできる。そして、爪部材の基部に設けた複数の位置決め穴部を貫通して棒状部材を設けることで簡単な構造で一体化できるとともに、棒状部材に貫通する位置決め穴部をずらしていくことで、軸方向から見た各爪部材の爪部を所定角度ずつずらせて設定することが容易にできる。したがって、スクリューのように取り付けることで耕耘時の抵抗を減少することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る耕耘爪取付装置及び正逆転ロータリ耕耘装置に関する実施形態について詳しく説明する。図1は、正逆転ロータリ装置全体の概略図である。図示しないトラクタに昇降可能に取り付けられた機体1には、中央部のギアボックス2と、それから横方向に延びる横フレーム3及び伝達軸フレーム4、横フレーム3から垂下して設けられた支持フレーム5、伝動軸フレーム4から垂下して設けられたチェーンフレーム7がそれぞれ取り付けられている。ギアボックス2内には、図示しないトラクタの駆動装置からの駆動力を伝達する傘歯車等の歯車機構10が収納されており、伝達軸フレーム4内には、伝達軸11が軸支されている。チェーンフレーム7内には、伝達軸11の端部にスプロケット12が固定されている。一方、支持フレーム5及びチェーンフレーム7の下部には両者の間に横架されたロータリ軸15が軸支されており、チェーンフレーム7内にはロータリ軸15に固定されたスプロケット14が収納されている。そして、スプロケット12及びスプロケット14にはチェーン13が懸架されている。ロータリ軸15には、後述する複数の爪部材16が嵌合されており、各爪部材16の間には筒体17が嵌装されて所定の間隔を保持するようになっている。
【0027】
図示しないトラクタからの駆動力は、歯車機構10で適宜正逆回転に切り換えられて伝達軸11に伝達される。伝達軸11の回転によりスプロケット12が回転するとチェーン13及びスプロケット14を介してロータリ軸15が回転する。ロータリ軸15の回転により爪部材16がロータリ軸15の回りを回転し、耕土を切削していく。爪部材16の上部にはカバー18が爪部材16全体を覆うように配設されており、耕耘時に石等が飛散するのを防止する。
【0028】
図2は、耕耘爪取付装置の構造を分解斜視図で示したものである。ロータリ軸15は断面形状が正六角形となるように成形されている。爪部材16は、基部20及び爪部21からなる。図3には、爪部材16の正面図と側面図が示されており、基部20は、中央部にロータリ軸15に嵌合する嵌合孔23が穿設されており、嵌合孔23は、ロータリ軸15の断面形状である正六角形の頂点を結ぶ円周とほぼ一致する形状とされている。また、基部20には、嵌合孔23の周囲に3つの長孔22が穿設されており、各長孔22は、ロータリ軸15の軸心を中心に所定の半径で描いた円周に沿って、所定の幅を有する円弧状となっている。そして、各長孔22の形状は同一で、120度ずつずれて形成されている。爪部21は、基部20と一体化しており、基部20の上部へ延出する板状で先端部は湾曲して耕耘時のすくい部を形成している。爪部21の両側縁は刃部が形成されており、ダウンカット時及びアップカット時に刃部が耕土に接地して切削する。基部20の爪部が一体化した部分以外の外形は、ロータリ軸15の軸心を中心とする円形状に形成されている。
【0029】
図2に示すように、爪部材16の両側には回動部材24がロータリ軸15に嵌合しており、装着時には爪部材16の基部20に密着して装着される。図4に示すように、回動部材24は、中央部にロータリ軸15の断面形状である正六角形にほぼ一致する形状の装着孔27が穿設されている。装着孔27の周囲には3つの穴部26が穿設されており、各穴部26は、後述する長尺状の棒状部材28が挿通可能な形状となっている。そして、装着時に各穴部26は爪部材16の各長孔22に対向するように120度ずつずれて形成されている。回動部材24の外周は、爪部材16の基部20の円形状とほぼ同一の円板状となっており、爪部材16の基部20との当接面は平面上となっているが、当接面と逆の面にはフランジ部25が外周より小さい同心円状に形成されている。
【0030】
ロータリ軸15に装着する際には、爪部材16の両側に回動部材24が密着したグループを一単位として複数の単位を装着し、各単位の間には筒体17が嵌装されて所定の間隔に保たれる。筒体17は、その両端を回動部材24のフランジ部25に嵌め込むことで、保持されるようになっている。3本の長尺状の棒状部材28が各単位の回動部材24の穴部26とそれに対応する爪部材16の長孔22を貫通している。各棒状部材28は、ボルト状に形成されており、一方の端部に頭部が形成され、他方の端部にネジ溝が形成されている。一番外側に位置する回動部材24の穴部26を貫通して突出したネジ溝にナットを螺着して爪部材16、回動部材24及び筒体17が密着して保持されるようにする。
【0031】
以上のように装着された爪部材16は、嵌合孔23がロータリ軸15の断面形状である正六角形の頂点を結ぶ円周とほぼ一致する形状であるから、ロータリ軸15の回りを回動自在となっているが、基部20の長孔22に棒状部材28が遊嵌されているため、図5に示すように、棒状部材28に規制されて長孔22の円弧状の長さだけ回動自在とされている。そして、回動部材24の装着孔27はロータリ軸15の断面形状と同じ正六角形であることから、回動部材24はロータリ軸15に追従して回転し、回動部材24の穴部26で保持された棒状部材28は回動部材24とともに回転する。したがって、爪部材16は長孔22の端部に棒状部材28が係合してロータリ軸15の周りを回動するようになる。
爪部材16は、ロータリ軸15の回りを回動して耕土に接地すると、上述したように長孔22の円弧状の長さ分だけ回動自在であるため、耕土に押圧されて一旦逆方向に回動してから、長孔22の端部に棒状部材28が係合してロータリ軸15の回動力が伝達されて耕土を切削するようになる。ダウンカット時及びアップカット時のいずれの場合にも同様の動作がなされるため、いずれの場合にも耕土に爪部材16の爪部21が押入する際の抵抗を減少することができるとともに、爪部21の先端部に負荷が集中することもない。
【0032】
各単位の爪部材16の爪部21は、各棒状部材28に遊嵌する長孔22をずらすことで、図6に示すように、ロータリ軸15の軸方向から見て120度ずつずらして装着することができる。全体からみると、爪部21がスクリュー状に配列されるようになり、この装着状態でロータリ軸15を回動すると、各爪部21が順次耕土に押入されるので、爪部21の押入時の抵抗が減少して小さい馬力で効率よく耕耘作業を行うことができる。
【0033】
上記の例では、3つの爪部21を120度ずつずらせた3連スクリュータイプを説明したが、爪部材をスクリュー状にずらす角度を小さくしていくと爪部材の回動自在となる角度が小さくなる。そこで、爪部材の回動自在となる角度をそのまま維持してスクリュー状にずらす角度を小さくすることができる例を説明する。
【0034】
図7には、6連スクリューの場合の分解斜視図を示している。爪部材16、支持円板33及び筒体17は正六角形の断面形状を有する支持軸29に嵌合されている。支持軸29は筒状に形成され、ロータリ軸15の端部には円柱状の差込部30が延設されており、支持軸29の一方の端部に差込部30を挿入することで支持軸29はロータリ軸15により回動自在に軸支される。爪部材16の基部20には、中央部に支持軸29の断面形状とほぼ同一の正六角形の嵌合孔31が穿設されており、その周囲には支持軸29の軸心を中心とする円周に沿って60度ずつずらせて6つの位置決め穴部32が穿設されている。支持円板33には、支持軸29の断面形状とほぼ同一の正六角形の貫通孔35が穿設され、その周囲には上述した位置決め穴部32と同じ円周上の位置に120度ずつずらせて穴部34が穿設されている。支持円板33の外周は、爪部材16の基部20の円形状とほぼ同一の円板状となっており、爪部材16の基部20との当接面は平面上となっているが、当接面と逆の面にはフランジ部36が外周より小さい同心円状に形成されている。
【0035】
支持円板33は爪部材16の基部20に両側から密着するように装着され、支持円板33の3つの穴部34は、基部20の6つの位置決め穴部32のうち1つおきに選択される3つの位置決め穴部32と一致するように装着される。そして、1つの爪部材16及び2つの支持円板33を1単位として複数単位を支持軸29に嵌合する。各単位の爪部材16の爪部21を支持軸29に対して60度ずつずらして嵌合すれば、図8に示すように支持軸29の軸方向から見てスクリュー状に装着することができる。そして、各単位の間に筒体17を嵌装し、筒体17の両端を支持円板33のフランジ部36に嵌合して所定間隔を保つようにする。
【0036】
各単位の支持円板33の3つの穴部34及びこれらに一致する爪部材16の基部20の位置決め穴部32には長尺状の3つの支持棒48が挿通されて支持軸29とほぼ平行に支持されている。各支持棒48の一方の端部はボルトの頭部状に形成され、他方の端部はネジ溝が形成されている。支持軸29のロータリ軸15側の端部には、一番外側にカバー部材45が支持軸29に嵌合されている。カバー部材45は、円形状で後述する作動部材37を覆うためのものである。そして、その中央部には支持軸29の断面形状とほぼ一致する正六角形の貫通孔47が穿設されており、貫通孔47の周囲には上述した3つの支持棒48が貫通する3つの穴部46が穿設されている。
【0037】
一方ロータリ軸15は断面形状を正六角形に成形されており、端部には上述のように差込部30が形成されて支持軸29が軸支されている。そして、円板状の作動部材37及び回動部材41がロータリ軸15に嵌合されている。作動部材37は、中央部にロータリ軸15に嵌合する嵌合孔39が穿設されており、嵌合孔39は、ロータリ軸15の断面形状である正六角形の頂点を結ぶ円周とほぼ一致する形状とされている。したがって、作動部材37は、ロータリ軸15の回りに回動自在となっている。また、嵌合孔39の周囲に3つの長孔38が穿設されており、各長孔38は、ロータリ軸15の軸心を中心に所定の半径で描いた円周に沿って、所定の幅を有する円弧状となっている。そして、各長孔22の形状は同一で、120度ずつずれて形成されている。各長孔38と嵌合孔39との間には上記の3つの支持棒48の端部に形成されたネジ溝がそれぞれ螺着して固定するための3つのネジ穴40が穿設されている。
【0038】
回動部材41は、作動部材37を中心にカバー部材45とは反対側に装着され、カバー部材45と同様に円形状に成形されており、カバー部材45の周囲に突設したフランジ部と密着して作動部材37を被覆する。回動部材41の中央部には、ロータリ軸15の断面形状である正六角形とほぼ同一の形状の装着孔43が穿設されており、装着孔43の周囲には3つの穴部42が作動部材37に形成された3つの長孔38に対応して120度ずつずれて穿設されている。3つの穴部42には棒状部材44が挿通して長孔38に遊嵌しており、棒状部材44の端部には長孔38からの抜け止めのためナット等が止着されている。作動部材37は、長孔38に棒状部材44が遊嵌されているため、長孔の円弧状の長さ分だけロータリ軸15の回りを回動自在となっている。
【0039】
図9には、ロータリ軸15及び支持軸29の接合部分付近の分解正面図を示している。支持軸29は、ロータリ軸15の差込部30が挿入されて軸支される。支持軸29に支持円板33、爪部材16、支持円板33、筒体17、カバー部材45が順番に嵌合されており、支持棒48により貫通されて連結されている。ロータリ軸15には作動部材37及び回動部材41が嵌合されており、両者は棒状部材44で連結されている。
【0040】
以上の構成でロータリ軸15が回動すると、回動部材41は正六角形の装着孔43でロータリ軸15に嵌合しているため、ロータリ軸15に追従して回動する。回動部材42が回動すると、穴部42に挿通された棒状部材44が追従して回動するが、作動部材37の長孔38に棒状部材44が遊嵌されているため、長孔38の一端に棒状部材44が係止したときに作動部材37が追従して回動するようになる。作動部材37には3つの支持棒48の一端が固定されているため、支持棒48が貫通して連結されたカバー部材45、支持円板33、爪部材16及び筒体17が一体として作動部材37に追従して回動するようになる。したがって、ロータリ軸15が回動して爪部材16が耕土に接地すると、耕土から抵抗を受けて一旦ロータリ軸15とは逆方向に回動するが、作動部材37が長孔38で棒状部材44で規制されるとロータリ軸15に追従して回動し、爪部材16は耕土に押入されて耕土を切削するようになる。したがって、爪部材16の押入時の抵抗を減少することができ、また6つの爪部材16をスクリュー状に配列できるので、よりバランスよく耕耘することが可能となる。
【0041】
上記実施例においては、爪部材16は基部20及び爪部21が一体となったもので説明したが、基部20及び爪部21を別体とすることも可能である。図10に示すように、基部20には、図3と同様に長孔22と嵌合孔23が穿設されており、上部に当接部50と2つの基孔52が穿設されている。爪部21には、下部に2つの基孔52に対応して2つの取付孔53が穿設されており、取付孔53の間には切欠部51が形成されている。図11に示すように、基部20の一方の面に爪部21の下部を密着させて基孔52及び取付孔53を一致させ固定部材54で固定する。固定部材54としては、ボルト及びナットを用いることができるが、固定することが可能であればよく、特に限定されない。
【0042】
また、図12に示すように、切欠部51で当接部50に跨ぐように基部20に爪部21を装着して固定部材54で固定すれば、基部20に対して爪部21を斜めにして取り付けることができる。こうして爪部21が斜めに取り付けられると、爪部21が回動したときに、耕土を進行方向に対して一方のサイドに寄せ集めることができる。従来の爪部材でもこうした効果をねらって捻るように湾曲した形状に形成することが行われているが、成形が難しくまた根元から捻ることができなかった。本発明の爪部材は、簡単に加工でき、さらに根元から斜めに取り付けられるので、耕耘作業性も向上する。また、固定部材を取り外すだけで爪部の装着方向を簡単に変えることができるので、爪部の取付作業を簡単に短時間で行うことが可能となる。
【0043】
また、図13には、図7に示す爪部材16について基部20及び爪部21を別体とした場合の基部20を示している。図10と同様に基孔52に爪部21を取り付けて爪部材16を構成することができる。また、図14及び図15は、基部20の上下に当接部51及び基孔52を設けた例である。図16に示すように、上下に2つの爪部21を固定部材54で固定すれば、爪部の数を2倍に増やすことができる。また、図12と同様に爪部21を適宜斜めに取り付けるようにすることもでき、種々の耕耘作業に対して簡単に対応することが可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明に係る耕耘爪取付装置は、爪部材はロータリ軸の断面である正六角形の頂点を結ぶ円とほぼ同一形状の嵌合孔を有するからロータリ軸に対して軸方向に移動自在で軸の回りを回動自在となり、回動部材を構成する2つの円板はロータリ軸の断面である正六角形とほぼ同一形状の装着孔を有するから軸方向のみ移動自在とすることができる。そして、爪部材に穿設された円弧状の長孔に爪部材を両側から挟む円板に穿設された穴部を貫通して棒状部材からなる規制部材を遊嵌しているので、爪部材はその長孔の長さだけロータリ軸に対して回動自在になる。このように簡単な構造で確実に爪部材全体を所定角度だけ軸の回りを回動自在をすることができる。
【0045】
本発明に係る正逆転ロータリ耕耘装置は、爪部材及び回動部材を1単位としてその間に所定の長さの筒体を嵌装すれば、各単位を所定の間隔で配置することができ、筒体の長さを変更することで各単位の取付位置を簡単に変更することが可能となる。また、各爪部材の長孔とそれに対応する各円板の穴部を複数設け、ロータリ軸にほぼ平行に支持された直線状の棒状部材で各爪部材の長孔と対応する各円板の穴部を貫通することで、簡単な構造で各爪部材を位置決めできるとともにその爪部をロータリ軸の軸方向から見て所定の角度ずつずらせていくことが容易に設定可能となる。
【0046】
本発明に係る正逆転ロータリ耕耘装置は、支持軸に嵌合された複数の爪部材を連結部材で一体化してこれら全体を作動部材とともに所定角度だけロータリ軸に対して相対的に回動自在とすることができる。したがって、ダウンカット及びアップカットのいずれの場合にも耕土に爪部材の爪部が接地した際に爪部材全体が所定角度回動して耕土の切削動作に入るようになり、徐々に爪部材が耕土内に入っていくことでその抵抗を減少させることができる。また、爪部材は支持軸に対して軸方向に移動自在であることから、爪部材の数、その軸方向の取付位置を任意に設定できる。その際各爪部材の間に所定の長さの筒体を嵌装すれば、簡単かつ確実に爪部材を位置決めできる。そして、爪部材の基部に設けた複数の位置決め穴部を貫通して棒状部材を設けることで簡単な構造で一体化できるとともに、棒状部材に貫通する位置決め穴部をずらしていくことで、軸方向から見た各爪部材の爪部を所定角度ずつずらせて設定することが容易にできる。したがって、スクリューのように取り付けることで耕耘時の抵抗を減少することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の正逆転ロータリ耕耘装置の概略図である。
【図2】 本発明に係る実施形態の正逆転ロータリ耕耘装置の分解斜視図である。
【図3】 本発明に係る実施形態の爪部材の正面図及び側面図である。
【図4】 本発明に係る実施形態の回動部材の正面図及び側面図である。
【図5】 本発明に係る実施形態の爪部材のロータリ軸の軸方向から見た動作図である。
【図6】 本発明に係る実施形態の複数の爪部材のロータリ軸の軸方向から見た図である。
【図7】 本発明に係る実施形態の正逆転ロータリ耕耘装置の分解斜視図である。
【図8】 本発明に係る実施形態の複数の爪部材のロータリ軸の軸方向から見た図である。
【図9】 本発明に係る実施形態の正逆転ロータリ耕耘装置の分解正面図である。
【図10】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の分解図である。
【図11】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の組立図である。
【図12】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の組立図である。
【図13】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の基部の正面図である。
【図14】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の基部の正面図である。
【図15】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の基部の正面図である。
【図16】 本発明に係る実施形態に用いられる爪部材の組立図である。
【符号の説明】
1 機体
2 ギアボックス
3 横フレーム
4 伝達軸フレーム
5 支持フレーム
7 チェーンフレーム
10 歯車機構
11 伝達軸
12 スプロケット
13 チェーン
14 スプロケット
15 ロータリ軸
16 爪部材
17 筒体
18 カバー
20 基部
21 爪部
22 長孔
23 嵌合孔
24 回動部材
25 フランジ部
26 穴部
27 装着孔
28 棒状部材
29 支持軸
30 差込部
31 嵌合孔
32 位置決め穴部
33 支持円板
34 穴部
35 貫通孔
36 ブランジ部
37 作動部材
38 長孔
39 嵌合孔
40 ネジ穴
41 回動部材
42 穴部
43 装着孔
44 棒状部材
45 カバー部材
46 穴部
47 貫通孔
48 支持棒
50 当接部
51 切欠部
52 基孔
53 取付孔
54 固定部材

Claims (15)

  1. 爪部と棒状の軸に嵌合する基部とを有し前記軸の軸方向に移動自在であるとともに前記軸の回りを回動自在である爪部材と、前記爪部材を前記軸の回動動作に追従して回動させるとともに前記爪部材が所定角度だけ前記軸の回りを回動自在となるようにする規制手段を備えたことを特徴とする耕耘爪取付装置。
  2. 前記爪部材の基部には、前記軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記規制手段は、前記軸に嵌合し前記軸の軸方向にのみ移動自在であるとともに前記軸の回動動作に追従して回動する回動部材と、前記回動部材に突設され前記爪部材の長孔に遊嵌する規制部材とを備えており、前記爪部材は、前記規制部材により前記長孔の両端で規定される所定角度だけ前記軸の回りを回動自在とされていることを特徴とする請求項1に記載の耕耘爪取付装置。
  3. 前記軸はロータリ軸であり、複数の前記爪部材が所定間隔を置いて前記ロータリ軸に嵌合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  4. 複数の前記爪部材は、各爪部材の爪部が前記ロータリ軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  5. 正六角形の断面形状を有するロータリ軸と、前記ロータリ軸の断面である正六角形の頂点を結ぶ円とほぼ同一形状の嵌合孔が穿設され該嵌合孔で前記ロータリ軸に嵌合する基部を有する爪部材と、前記爪部材の基部を挟むように設けられた2つの円板からなるとともに前記各円板はその中心部に前記ロータリ軸の断面である正六角形とほぼ同一形状の装着孔が穿設され該装着孔で前記ロータリ軸に嵌合する回動部材とを備え、前記爪部材の基部には、前記ロータリ軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記回動部材の2つの円板には、それぞれ前記爪部材の長孔に対向する部分に穴部が穿設されており、該穴部を貫通するとともに前記長孔に遊嵌する棒状の規制部材を備えていることを特徴とする正逆転ロータリ耕耘装置。
  6. 前記爪部材及び前記回動部材を1単位として、複数の単位が所定の間隔を置いて前記ロータリ軸に嵌合されていることを特徴とする請求項5に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  7. 前記各単位の間には、所定の長さの筒体が前記ロータリ軸に嵌装されており、前記筒体の両端は、前記各単位の回動部材の円板に設けられた突起部で支持されていることを特徴とする請求項6に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  8. 前記各単位の爪部材の基部には、円弧状の前記長孔が複数穿設され各長孔は同一形状で所定角度ずつずれて形成されており、前記各単位の回動部材の2つの円板には、複数の前記長孔に対向する部分に前記穴部が所定角度ずつずれて複数穿設されており、前記規制部材は、前記各単位の爪部材の爪部が前記ロータリ軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されるように前記各単位の爪部材の前記長孔に遊嵌されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  9. 前記規制部材は、前記ロータリ軸にほぼ平行に支持された直線状の複数の棒状部材からなり各棒状部材は前記各単位の爪部材の基部に設けられた前記長孔に遊嵌するとともに遊嵌された長孔に対応する前記各円板の前記穴部を貫通していることを特徴とする請求項8に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  10. 棒状の支持軸と、爪部と前記支持軸に嵌合する基部とを有する複数の爪部材と、複数の前記爪部材を連結し一体として動作させる連結部材と、前記支持軸の軸心を通る直線とほぼ一致する軸心を有するロータリ軸と、前記ロータリ軸に嵌合し前記ロータリ軸を中心に回動自在である作動部材と、前記作動部材を前記ロータリ軸の回動動作に追従して回動させるとともに前記作動部材が所定角度だけ前記ロータリ軸の回りを回動自在となるようにする規制手段とを備え、前記連結部材は前記作動部材に連結されており、前記ロータリ軸の回動により前記作動部材が回動することで前記連結部材を介して複数の前記爪部材が一体として回動することを特徴とする正逆転ロータリ耕耘装置。
  11. 前記爪部材の基部には、前記支持軸の軸心を中心とする円周に沿って所定角度ずつずらして複数の位置決め穴部が穿設されており、前記連結部材は、前記支持軸にほぼ平行に支持された直線状の複数の棒状部材からなり、前記各棒状部材は前記各爪部材の基部に設けられた前記位置決め穴部を貫通していることを特徴とする請求項10に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  12. 前記連結部材の各棒状部材は、前記各爪部材の爪部が前記支持軸の軸方向からみて所定角度ずつずれて配置されるように前記各爪部材の前記位置決め穴部に貫通していることを特徴とする請求項11に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  13. 前記作動部材には、前記ロータリ軸の軸心を中心とする円周に沿って円弧状の長孔が穿設されており、前記規制手段は、前記ロータリ軸の回動動作に追従して回動する回動部材と前記回動部材に突設され前記作動部材の長孔に遊嵌する規制部材とを備えていることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  14. 複数の前記爪部材が所定の間隔を置いて前記支持軸に嵌合されていることを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
  15. 複数の前記爪部材の間には、所定の長さの筒体が前記支持軸に嵌装されており、前記筒体の両端は、前記各爪部材の基部に設けられた突起部で支持されていることを特徴とする請求項14に記載の正逆転ロータリ耕耘装置。
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