JP3735069B2 - はんだ付けされた電子部品の取り外し方法及びその装置 - Google Patents

はんだ付けされた電子部品の取り外し方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板上にはんだ付けで表面実装された電子部品の取り外し方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板などに搭載される表面実装用電子部品(SMD)としては、QFP(Quad Flat Package)、SOP(Small Outline Package)、LCC(Leaded Chip Carrier)、抵抗やコンデンサなどの角チップ、BGA(Ball Grid Array)、CSP(Chip Size Package)などがある。また、挿入用電子部品(IMD)としてDIP(Dual Inline Package)、SIP(Single Inline Package)、コンデンサ、ダイオードなどがある。
【0003】
上記のような電子部品は、リフローによる方法又はフローによる方法によってプリント基板に実装されており、リフローによる方法には、赤外線炉、電熱炉、熱風、光ビーム、ベーパーソルダリング装置などが、またフローによる方法には、はんだ浴を噴流させるウエーブソルダリングや、はんだ浴を静止させた状態で基板を浸漬させるデイップソルダリングなどの方法が使用されている。
【0004】
そして、このようにはんだ付けされた電子部品の一部には、はんだブリッジ、はんだボールの付着、はんだ付け部の剥離、はんだのぬれ不足、熱影響によるプリント基板や電子部品の焦げや反りなどの発生によって、検査の段階で不良と判定されるものがある。このため、不良の程度によって、一部修正、補修、抜き取り除去される。例えば一部修正の場合には、QFPのリード線部におけるはんだブリッジ、はんだボールの付着のときは、専用のピンセットを使って手作業ではんだブリッジの箇所、はんだボールの付着物を直接取り除く。また補修のときはQFPや角チップなどは専用のはんだゴテで、はんだ付け部を溶融して取り外し、その場で溶融はんだを吸引器などで吸い取る。
【0005】
しかし、CSP、BGAなどのように、はんだバンプ部と配線電極のパッドとが直接接続されているようなタイプ、又は、LGA(リードレス・グリッド・アレイ)のように、あらかじめクリームはんだで印刷された配線電極のパッドとLGA側のパッドとを直接接合するようなタイプにおいては、接続箇所を直接加熱できない。
【0006】
このため、従来より、プリント基板の実装面側から直接熱風を吹き付け、実装面とは反対の裏面側からは、比較的広い範囲で電気ヒータ又は赤外線で加熱することにより、はんだ接続部を溶融させて取り外す方法が行われており、このような装置は、リペア装置、リワーク装置として知られている。
【0007】
図6には、このような加熱されたガスとプリント基板の予熱を利用した従来のリペア装置の構成の一例が示されている。このリペア装置70は、プリント基板42の配線電極44にはんだ層43を介して実装された電子部品41の実装面側に設けられたガス吹き付け手段と、実装面とは反対の裏面側に設けられたプリント基板予熱手段とより構成されている。
【0008】
ガス吹き付け手段は、電子部品41を覆うようにプリント基板42上に密着して被せられる外側ノズル71と、この外側ノズル71内に配置された内側ノズル72とを備えている。
【0009】
内側ノズル72の上部開口77には、吸引パッド73が上下昇降可能に挿入されている。また、外側ノズル71の上面中央には電気ヒータ75が配置されたガス供給管76が連結されており、また、外側ノズル71の上面の周縁部にはガス排出口74が複数個設けられている。
【0010】
一方、プリント基板予熱手段は、電気ヒータ77及び送風ファン78より構成されている。
【0011】
このリペア装置70を用いた取り外し方法は、まず、図6に示すように、電子部品41が実装されたプリント基板42に、電子部品41を覆うように外側ノズル71を被せて配置する。
【0012】
一方、実装面とは反対の裏面側から、電気ヒータ77により加熱された空気を送風ファン78により吹き付けて、プリント基板42を予熱しておく。
【0013】
この状態で、図示しないガス供給装置よりガスGをガス供給管76を通して導入する。このガスGは電気ヒータ75を通過して加熱され、開口部77から内側ノズル72の内部空間79、及び内側ノズル72と外側ノズル71との間の空間80を通って、電子部品41全体に吹き付けられる。
【0014】
これによって、電子部品41全体が均一に加熱され、配線電極44上のはんだ層43が溶融する。このとき、内側ノズル72はプリント基板42上の電子部品41のはんだ層43をすべて覆うように被せられているので、上記空間79は高温で均一な温度分布をなすことができる。
【0015】
そして、はんだ層43が溶けるタイミングで吸着パッド73が降下して電子部品41を吸着し、その状態で吸着パッド73が上昇して、電子部品41を配線電極44から取り外すことができる。なお、供給されたガスGはガス排出口74から大気中に排出される。
【0016】
また、上記の方法以外にも、例えば、特開2001−196735号公報、特開2001−77526号公報には、加熱された不活性ガスを実装面側から吹き付けて、はんだ付けされた電子部品を取り外すことにより、電子部品及びプリント基板の酸化劣化を防止することが開示されている。また、特開平5−235536号公報、特開平5−235538号公報には、レーザ光の照射を利用して、はんだ付けされた部分の修正を行う電子部品修正装置が開示されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の実装面側から直接熱風を吹き付け、裏面側から電気ヒータ等でプリント基板を予熱しておく方法では、プリント基板の実装側と裏面側の両面から加熱しなければならないため、プリント基板の温度管理や加熱のタイミングなどの調整が煩雑であり、また、実装面側からの加熱がガスのみであるので熱伝導が悪く、加熱に要する時間が長くなるという問題があった。
【0018】
また、加熱時間が長いので、熱影響によって周辺に実装されている電子部品の熱破壊、破損、熱変色などが発生したり、基板配線パターンの剥離や基板の反りなどが発生しやすいという問題点も生じていた。
【0019】
一方、特開2001−196735号公報、特開2001−77526号公報に開示されているような加熱された不活性ガスを吹き付けることによって、はんだ付けされた電子部品を取り外す方法においても、やはりガスを用いるために加熱に要する時間が長く、周辺に実装されている電子部品等への熱影響が生じ易かった。
【0020】
更に、特開平5−235536号公報、特開平5−235538号公報に開示されているような、レーザ光の照射によってはんだ付け部を局所的に加熱する方法においては、加熱時間は短いものの、局所加熱されるので過熱状態になり易く、やはり電子部品への熱影響が生じ易かった。また、レーザ光を集光して局所加熱するので、複数のはんだ付け箇所がある場合には同時に加熱することができないという問題もあった。
【0021】
本発明は、以上の問題点に鑑みなされたもので、電子部品の不良と判定されたはんだ付け部を短時間に、かつ周辺の電子部品及びプリント基板などに対して熱影響を与えずに取り外すことができるようにした、はんだ付けされた電子部品の取り外し方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のはんだ付けされた電子部品の取り外し方法は、プリント基板の複数の配線電極上にはんだ付けされている電子部品に対して、レーザ光の照射と共に加熱されたガスを吹き付けて前記電子部品を前記プリント基板から取り外す方法において、前記レーザ光の光軸を前記ガスの吹き出しノズル内に配置して、前記吹き出しノズル内に、前記レーザ光が通過する開口を有する仕切壁を設けて、レーザ光照射手段側とノズル開口側とを仕切り、該仕切壁のレーザ光照射手段側をパージガス室とし、該仕切壁のノズル開口側を加熱ガス供給路として、パージガス室には常温ガスを導入して前記開口を通して前記加熱ガス供給路に導入し、前記加熱ガス供給路には加熱ガスを供給して、ノズル開口を通して前記電子部品に吹き付けると共に、前記レーザ光を前記電子部品に対して面状に照射して、該電子部品の全てのはんだ付け部をほぼ同時に溶融させることを特徴とする。
【0023】
本発明の方法によれば、レーザ光の光軸をガスの吹出しノズル内に配置し、加熱されたガスを電子部品に吹き付けることによって電子部品を均一に予備加熱すると共に、レーザ光を電子部品に対して面状に照射することにより、複数のはんだ付け部が短時間でほぼ同時に溶融温度まで達するので、プリント基板や周辺の電子部品への熱影響を抑えつつ、電子部品の取り外しを効率よく容易に行うことができる。
【0024】
本発明の方法においては、前記電子部品を覆うように、前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルとを有するガス吹き付け手段を用い、前記内側ノズルを通して前記電子部品に前記加熱されたガスを吹き付け、このガスを前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通し、更に前記外側ノズルに設けたガス流出口を通して流出させることが好ましい。
【0025】
これにより、電子部品の周囲に高温ガスの雰囲気を作ることができ、電子部品の周縁部分までガスが回り込むので、電子部品を更に均一に加熱することができると共に、高温ガスを内側ノズルと外側ノズルとの隙間を通し、更に外側ノズルに設けたガス流出口を通して流出させることにより、周辺に配置された電子部品への熱影響を軽減することができる。
【0026】
また、前記電子部品を覆うように、前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、前記内側ノズルから前記外側ノズルの外部へ抜ける排気路とを有するガス吹き付け手段を用い、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通して前記電子部品に前記加熱されたガスを吹き付け、このガスを前記内側ノズルの内部に導入し、更に前記排気路を通して流出させる方法も好ましく採用される。
【0027】
この方法においても、電子部品の周囲に高温ガスの雰囲気を作ることができ、電子部品の周縁部分までガスが回り込むので、電子部品を更に均一に加熱することができると共に、高温ガスを内側ノズルの内部から排気路を通して流出させることにより、周辺に配置された電子部品への熱影響を軽減することができる。
更に、前記ガスとして不活性ガス又は空気を用いることが好ましい。
【0028】
不活性ガスを用いる場合には、プリント基板や電子部品の酸化劣化を防止することができるので、新しい電子部品等を再度はんだ付けする際に、はんだ付けが確実に行われる。また、プリント基板への再はんだ付けを行わない場合には、空気を用いれば安価であるので経済的である。
【0029】
一方、本発明の電子部品の取り外し装置は、プリント基板の複数の配線電極上にはんだ付けされている電子部品を前記プリント基板から取り外す装置において、レーザ光を所定箇所に照射するレーザ光照射手段と、加熱されたガスを所定箇所に吹き付けるガス吹き付け手段とを備え、前記レーザ光照射手段によるレーザ光の光軸が前記ガス吹き付け手段の吹き出しノズル内に配置され、前記吹き出しノズル内に、前記レーザ光が通過する開口を有する仕切壁が設けられて、レーザ光照射手段側とノズル開口側とに仕切られ、該仕切壁のレーザ光照射手段側がパージガス室とされ、該仕切壁のノズル開口側が加熱ガス供給路とされて、前記パージガス室には常温ガスを導入して前記開口を通して前記加熱ガス供給路に導入し、前記加熱ガス供給路には加熱ガスを供給して、ノズル開口を通して前記電子部品に吹き付けると共に、前記レーザ光が前記電子部品に対して面状に照射されるように構成されていることを特徴とする。
【0030】
本発明の装置によれば、ガス吹き付け手段の吹き出しノズルから加熱されたガスを吹き出して電子部品に吹き付けると共に、上記吹き出しノズル内に光軸を有するレーザ光を電子部品に対して面状に照射することによって、複数のはんだ付け部を短時間でほぼ同時に溶融させ、プリント基板や周辺の電子部品への熱影響を抑えつつ、電子部品の取り外しを効率よく容易に行うことができる。
【0031】
本発明の装置においては、前記ガス吹き付け手段が、前記電子部品を覆うように前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、この外側ノズルに設けたガス流出口とを備え、前記加熱されたガスが、前記内側ノズルを通して前記電子部品に吹き付けられ、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間に導入された後、前記ガス流出口を通して流出するように構成されていることが好ましい。
【0032】
これによれば、電子部品の周囲に高温ガスの雰囲気を作って、電子部品の周縁部分まで高温ガスが回り込むので、電子部品を均一に加熱することができると共に、高温ガスを内側ノズルと外側ノズルとの隙間を通し、更に外側ノズルに設けたガス流出口を通して流出させることにより、周辺に配置された電子部品への熱影響を軽減することができる。
【0033】
また、前記ガス吹き付け手段が、前記電子部品のはんだ付け部を覆うように前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、前記内側ノズルから前記外側ノズルの外部へ抜ける排気路とを備え、前記加熱されたガスが、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通して前記電子部品に吹き付けられ、前記内側ノズルの内部に導入された後、前記排気路を通して流出するように構成されていることが好ましい。
【0034】
この態様においても、電子部品の周囲に高温ガスの雰囲気を作って、電子部品の周縁部分までガスが回り込むので、電子部品を均一に加熱することができると共に、高温ガスを内側ノズルの内部から排気路を通して流出させることにより、周辺に配置された電子部品への熱影響を軽減することができる。
更に、前記ガスとして不活性ガス又は空気が用いられることが好ましい。
【0035】
不活性ガスを用いる場合には、プリント基板や電子部品の酸化劣化を防止することができ、新しい電子部品等を再度はんだ付けする際に、はんだ付けが確実に行われる。また、プリント基板への再はんだ付けを行わない場合には、空気を用いれば安価であるので経済的である。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1〜3には、本発明のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の一実施形態が示されている。図1は同取り外し装置の一実施形態を示す概略構成図、図2はプリント基板に実装された電子部品近傍の拡大図、図3は同取り外し装置の拡大図であって、(a)は集光ユニット及びガスノズル近傍の部分拡大図、(b)は(a)のA−A'矢視線に沿った断面図である。
【0037】
図1に示すように、この取り外し装置10は、YAGレーザ等のレーザ発振器21を有し、このレーザ発振器21は、光ファイバ22を介して集光ユニット23に連結されている。集光ユニット23は、光ファイバ22を通して導入されたレーザ光Lを集光させる集光レンズ24を有している。上記レーザ発振器21、光ファイバ22、集光ユニット23が、本発明におけるレーザ光照射手段を構成している。
【0038】
集光ユニット23は、レーザ光Lをプリント基板42上に実装された電子部品41に集光させるものであるが、レーザ光Lが電子部品41に対して面状に照射されるように、焦点位置からややずれた位置で電子部品41に照射されるように構成されている。なお、この実施態様では、レーザ光Lが焦点より遠方にずれた位置で電子部品41に照射されるように構成されているが、焦点より手前の位置で電子部品41に照射されてもよい。
【0039】
上記集光ユニット23の下方には、ガスノズル30が配置されている。図3に示すように、ガスノズル30は、ほぼ同心状に配置された、外側ノズル30aと、内側ノズル30bとを有する二重ノズルで構成されている。
【0040】
外側ノズル30aは、集光ユニット23の下面に連設されていて、その周壁には複数、この実施形態の場合2つのガス供給口33が設けられている。また、各ガス供給口33は、ガス供給チューブ32を介して、ガスボンベ、ファン、ポンプなどのガス供給装置31に連結されている。
【0041】
更に、各ガス供給口33は、加熱ガス供給路34と、常温ガス供給路36とに連通しており、供給されたガスが上記各供給路34、36に分割されて流れるようになっている。また、加熱ガス供給路34には、供給されるガスを加熱するための電気ヒータ35が配置されている。
【0042】
そして、外側ノズル30aの常温ガス供給路36が導入された空間は、第1仕切壁30eで仕切られてパージガス室30fとなっている。第1仕切壁30eの中央には、開口30cが形成され、この開口30cを通して内側ノズル30bが配置された空間に連通している。
【0043】
また、外側ノズル30aの加熱ガス供給路34が導入された空間は、内側ノズル30bが配置された空間に直接連通している。内側ノズル30bは、その下面が開放されていて、プリント基板42上に実装された電子部品41上に覆い被されるように配置されている。内側ノズル30bの上面には第2仕切壁30gが設けられ、第2仕切壁30gの中央には開口30dが形成されている。この開口30dを介して、外側ノズル30aが内側ノズル30bの内部空間30iに連通している。
【0044】
更に、外側ノズル30a内周と内側ノズル30b外周との間隙は、加熱ガス流路30hをなしている。外側ノズル30aの下面は、内側ノズル30bと同様に開口しており、電子部品41を覆うように配置された内側ノズル30bの更に外側を囲むように配置されている。
【0045】
次に、この取外し装置10を用いた、本発明のはんだ付けされた電子部品の取外し方法の一実施形態を説明する。
【0046】
本発明の取外し方法が適用される電子部品としては、前述したQFP、SOP、LCC、抵抗やコンデンサなどの角チップ、BGA、CSPなどや、挿入用電子部品であるDIP、SIP、コンデンサ、ダイオードなど、各種のものが挙げられる。しかし、これらの中でも、CSP、BGAなどのように、はんだバンプ部と配線電極のパッドとが直接接続されているようなタイプ、又はLGA(リードレス・グリッド・アレイ)のように、あらかじめクリームはんだで印刷された配線電極のパッドとLGA側のパッドとを直接接合するようなタイプであって、接続箇所を直接加熱できないものに特に好適である。
【0047】
電子部品41は、図2に示すように、プリント基板42上の配線電極44に、はんだ層43を介して接続されている。この電子部品41を本発明の方法で取外す際には、図3に示すように、上記電子部品41が搭載されたプリント基板42に、ガスノズル30を近接させて、内側ノズル30bで電子部品41が覆われるように配置する。このとき、ガスノズル30の下端とプリント基板42表面との間には、加熱ガスを流出させるための所定の距離dを設ける。ここで、距離dは適宜選択可能であるが、1〜10mmの範囲であることが好ましい。
【0048】
この状態で、ガス供給装置31から、圧力、流量などが調節されたガスを供給し、ガス供給チューブ32を通して、ガスノズル30のガス供給口33から導入する。なお、本発明において、上記ガスとしては不活性ガス又は空気を用いることが好ましい。不活性ガスを用いる場合には、不活性ガスでシールドされることによる酸化防止効果と、レーザ光の短時間照射によって熱影響が少ないという効果との相乗効果により、配線電極44の清淨度が向上するので、電子部品41を交換する場合に再接合が確実になる。不活性ガスとしては、窒素、アルゴン、ヘリウムなどが使用できる。また、再接合等を行わない場合には空気、好ましくは乾燥空気を用いることがコストの点から好ましい。
【0049】
ガス供給口33から導入されたガスは、加熱ガス供給路34と、常温ガス供給路36との2つの流路に分かれて流れる。常温ガス供給路36に導入されたガスは、パージガス室30fに流入し、集光レンズ24等の光学系を保護するためのパージガスとなる。また、上記ガスの流入によってパージガス室30fは、加熱ガス流路30hや、内側ノズル30bの内部空間30iよりも常に若干の正圧となっており、加熱ガスのパージガス室30fへの流入を防止する。
【0050】
一方、加熱ガス供給路34に導入されたガスは、電気ヒータ35によって、好ましくは50〜300℃、より好ましくは150〜250℃に加熱される。そして、加熱されたガスは、その一部が内側ノズル30bの開口30dを通って内部空間30iに入ると共に、残りが加熱ガス流路30hに入り、それぞれの下端開口部から電子部品41上に吹き付けられてはんだ層43が予熱される。なお、ワークの大きさにもよるが、このときのガスの噴出圧は0.01〜0.5MPa、流速は0.5〜10NL(リットル)/分が好ましい。加熱されたガスはプリント基板42と外側ノズル30aの隙間より排出される。
【0051】
次に、上記の工程ではんだ層43を均一に予熱した後、レーザ発振器21からのレーザ照射を行う。レーザ発振器21で出力されるレーザ光Lは、光ファイバ22を通して集光ユニット23に導入され、集光ユニット23内に配置された集光レンズ24によって集光されつつ、ガスノズル30の内部を通る。そして、この実施形態の場合、レーザ光Lは、ガスノズル30の内部で一旦集光されて焦点を結んだ後、再度広がって電子部品41の上面を覆うように面状に照射される。なお、レーザ光Lが焦点を結ぶ手前の部分で電子部品41に面状に照射されるようにしてもよい。
【0052】
その結果、加熱ガスによって予備加熱されたはんだ層43が、レーザ光Lの照射によって急速に加熱され、電子部品41のはんだ付け個所の全てが同時に溶融するので、電子部品41を容易に取り外すことができる。電子部品41を取り外す方法としては、ガスノズル30をプリント基板42に対して相対的に横にずらしてガスノズル30の先端で電子部品41を動かして取り外す方法や、手作業により電子部品41を吸引器やピンセットで取り外す方法等が採用される。
【0053】
なお、レーザ照射する面積は、例えば集光レンズ24の位置を上下するなどの光学設計により適宜変更可能である。また、例えばSOPのようにリード線が外部に張り出しているようなものについては、レーザ光Lをリード線全体まで張り出す範囲の面積まで拡大して照射すればよい。レーザ光Lの照射面積は特に限定されないが、電子部品41の実装面側からみた面積の50%以上をカバーすることが好ましく、全体をカバーすることがより好ましい。
【0054】
また、上記レーザ光Lの出力は、ワークの種類、大きさによって適宜変更可能であるが、通常1〜40Wが好ましい。レーザの種類も特に限定されず、YAGレーザ以外のレーザであってもよい。また、YAGレーザ等を用いたレーザ発振は、通常、連続発振(CW)で行われているが、レーザ出力をパルス化してもよい。このように、レーザ出力をパルス化すると、レーザ光がONのときに溶融、OFFのときに冷却となる。また、このパルスの繰り返し周波数(Hz)、あるいはパルスON時間の設定により、はんだの溶融温度が制御しやすくなるため、急激な温度上昇が抑えられ、プリント基板や周辺の電子部品に対する悪影響を抑えることができる。このように、レーザ出力をパルス化するためには、内部シャッターとしてメカシャッターでON、OFFしてもよく、電気的にON、OFFしてもよい。
【0055】
このように、本発明の取り外し方法によれば、加熱されたガスが電子部品の周囲から全体を覆うように吹き付けられ、更に、電子部品のはんだ付け部を覆うように面状にレーザ光が照射されるので、はんだ付け部を含む電子部品全体が均一に加熱される。よって、多数のはんだ接合箇所がほとんど同時に溶融されることになるので、短時間で容易に電子部品を取り外すことができる。
【0056】
図4には、本発明のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
【0057】
この取り外し装置10aは、基本的な構成は図1〜3の装置と同じであるが、ガスノズル50の構造が図3とは異なっている。すなわち、外側ノズル50aの途中に仕切壁50dが設けられ、加熱ガス供給路34、及びパージガス室30fの開口30cが、仕切壁50dの中央に設けられた開口30dを通して、内側ノズル50dの内部空間30iにのみ連通している。
【0058】
そして、外側ノズル50aの下端は、内側ノズル50bの下端よりも下方に延出されており、プリント基板42に実装された電子部品41を囲んで、その下端がプリント基板42に当接するように配置されている。また、内側ノズル50bは、外側ノズル50aよりも上記のように短く形成されているので、内側ノズル50bの下端とプリント基板42表面との間に加熱ガスが流通する隙間が設けられている。また、外側ノズル50aの周壁には、複数のガス流出口50cが設けられている。
【0059】
したがって、この取り外し装置10aによれば、電気ヒータ35で加熱されたガスは、開口30dを通って内側ノズル50bの内部空間30iに入り、内側ノズル50bの下端開口から電子部品41に吹き付けられる。更に、加熱ガスは、電子部品41の周縁部から、内側ノズル50bの下端とプリント基板42表面との隙間を通って、外側ノズル50aと内側ノズル50bの間の通路30hに導入され、外側ノズル50aのガス流出口50cから排出される。
【0060】
このようにガス流出口50cを外側ノズル50aの上部に設け、外側ノズル50aの下端をプリント基板42に当接させることにより、加熱されたガスが、外側ノズル50aで囲まれた空間に効率的に吹き付けられて、電子部品41のはんだ付け部が均一に予熱されるようにすると共に、取り外したい電子部品41の周辺に位置する電子部品に吹き付けられることを防止することができる。
【0061】
図5には、本発明のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略することにする。
【0062】
この取り外し装置10bも、基本的な構成は図1〜3の装置と同じであるが、ガスノズル60の構造が図3とは異なっている。すなわち、内側ノズル60bの上端が、パージガス室30fの仕切壁30eまで伸びて連設されており、パージガス室30fの開口30cは、内側ノズル60bの内部空間30iにのみ連通している。内側ノズル60bの途中には、開口30dを有する仕切壁60dが形成されている。
【0063】
また、外側ノズル60aは、内側ノズル60bを囲んで、内側ノズル60bとの間に加熱ガス流路30hを形成しており、前記加熱ガス供給路34は、加熱ガス流路30hのみに連通している。更に、外側ノズル60aの下端は、内側ノズル60bの下端よりも下方に延出されており、プリント基板42に実装された電子部品41を囲んで、その下端がプリント基板42に当接するように配置されている。
【0064】
そして、内側ノズル60bは、外側ノズル60aよりも上記のように短く形成されているので、内側ノズル60bの下端とプリント基板42表面との間に加熱ガスが流通する隙間が設けられている。更に、内側ノズル60bの周壁の途中には、加熱ガス流路30hを横切って外側ノズル60aの外部へ抜ける排気路60cが設けられている。
【0065】
したがって、この取り外し装置10bによれば、電気ヒータ35で加熱されたガスは、外側ノズル60aと内側ノズル60bの間の加熱ガス流路30hを通って、その下端開口から電子部品41に向かって吹き付けられ、その後、内側ノズル60bの内部空間30iに導入されて、排気路60cを通って排出される。
【0066】
そして、外側ノズル60aをプリント基板42に当接させることにより、加熱されたガスが、外側ノズル60bで囲まれた空間に効率的に吹き付けられて、電子部品41のはんだ付け部が均一に予熱される。また、内側ノズル60bの内部空間30iに導入された加熱ガスを、排気路60cを通して外側ノズル60aの外側に排気するようにしたので、取外したい電子部品41の周辺に位置する電子部品に吹き付けられることを防止することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基板にはんだ付けされた電子部品を取り外すに際し、レーザ光の光軸をガスの吹出しノズル内に配置し、加熱されたガスを電子部品に吹き付けることによって電子部品を均一に予備加熱すると共に、レーザ光を電子部品に対して面状に照射することにより、複数のはんだ付け部が短時間でほぼ同時に溶融温度まで達するので、プリント基板や周辺の電子部品への熱影響を抑えつつ、電子部品の取り外しを効率よく容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 プリント基板に実装された電子部品近傍の拡大図である。
【図3】 同取り外し装置の拡大図であって、(a)は集光ユニット及びノズル近傍の部分拡大図、(b)は(a)のA−A'矢視線に沿った断面図である。
【図4】 本発明によるはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の他の実施形態を示す集光ユニット及びガスノズル近傍の部分拡大図である。
【図5】 本発明によるはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の更に他の実施形態を示す集光ユニット及びガスノズル近傍の部分拡大図である。
【図6】 従来技術によるはんだ付けされた電子部品の取り外し装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10、10a、10b:はんだ付けされた電子部品の取り外し装置
21:レーザ発振器
22:光ファイバ
23:集光ユニット
24:集光レンズ
30、50、60:ガスノズル
30a、50a、60a:外側ノズル
30b、50b、60b:内側ノズル
30c、30d:開口
30e:第1仕切壁
30f:パージガス室
30g:第2仕切壁
30h:加熱ガス流路
30i:内部空間
31:ガス供給装置
32:ガス供給チューブ
33:ガス供給口
34:加熱ガス供給路
35:電気ヒーター
36:常温ガス供給路
41:電子部品
42:プリント基板
43:はんだ層
44:配線電極
50c:ガス流出口
60c:排気路
L:レーザ光

Claims (8)

  1. プリント基板の複数の配線電極上にはんだ付けされている電子部品に対して、レーザ光の照射と共に加熱されたガスを吹き付けて前記電子部品を前記プリント基板から取り外す方法において、前記レーザ光の光軸を前記ガスの吹き出しノズル内に配置して、前記吹き出しノズル内に、前記レーザ光が通過する開口を有する仕切壁を設けて、レーザ光照射手段側とノズル開口側とを仕切り、該仕切壁のレーザ光照射手段側をパージガス室とし、該仕切壁のノズル開口側を加熱ガス供給路として、パージガス室には常温ガスを導入して前記開口を通して前記加熱ガス供給路に導入し、前記加熱ガス供給路には加熱ガスを供給して、ノズル開口を通して前記電子部品に吹き付けると共に、前記レーザ光を前記電子部品に対して面状に照射して、該電子部品の全てのはんだ付け部をほぼ同時に溶融させることを特徴とするはんだ付けされた電子部品の取り外し方法。
  2. 前記電子部品を覆うように、前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルとを有するガス吹き付け手段を用い、前記内側ノズルを通して前記電子部品に前記加熱されたガスを吹き付け、このガスを前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通し、更に前記外側ノズルに設けたガス流出口を通して流出させる、請求項1記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し方法。
  3. 前記電子部品を覆うように、前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、前記内側ノズルから前記外側ノズルの外部へ抜ける排気路とを有するガス吹き付け手段を用い、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通して前記電子部品に前記加熱されたガスを吹き付け、このガスを前記内側ノズルの内部に導入し、更に前記排気路を通して流出させる、請求項1記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し方法。
  4. 前記ガスとして不活性ガス又は空気を用いる、請求項1〜3のいずれか一つに記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し方法。
  5. プリント基板の複数の配線電極上にはんだ付けされている電子部品を前記プリント基板から取り外す装置において、レーザ光を所定箇所に照射するレーザ光照射手段と、加熱されたガスを所定箇所に吹き付けるガス吹き付け手段とを備え、前記レーザ光照射手段によるレーザ光の光軸が前記ガス吹き付け手段の吹き出しノズル内に配置され、前記吹き出しノズル内に、前記レーザ光が通過する開口を有する仕切壁が設けられて、レーザ光照射手段側とノズル開口側とに仕切られ、該仕切壁のレーザ光照射手段側がパージガス室とされ、該仕切壁のノズル開口側が加熱ガス供給路とされて、前記パージガス室には常温ガスを導入して前記開口を通して前記加熱ガス供給路に導入し、前記加熱ガス供給路には加熱ガスを供給して、ノズル開口を通して前記電子部品に吹き付けると共に、前記レーザ光が前記電子部品に対して面状に照射されるように構成されていることを特徴とするはんだ付けされた電子部品の取り外し装置。
  6. 前記ガス吹き付け手段が、前記電子部品を覆うように前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、この外側ノズルに設けたガス流出口とを備え、前記加熱されたガスが、前記内側ノズルを通して前記電子部品に吹き付けられ、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間に導入された後、前記ガス流出口を通して流出するように構成されている、請求項5記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置。
  7. 前記ガス吹き付け手段が、前記電子部品のはんだ付け部を覆うように前記プリント基板上に被せられる外側ノズルと、この外側ノズル内に配置された内側ノズルと、前記内側ノズルから前記外側ノズルの外部へ抜ける排気路とを備え、前記加熱されたガスが、前記内側ノズルと前記外側ノズルとの隙間を通して前記電子部品に吹き付けられ、前記内側ノズルの内部に導入された後、前記排気路を通して流出するように構成されている、請求項5記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置。
  8. 前記ガスとして不活性ガス又は空気が用いられる、請求項5〜7のいずれか一つに記載のはんだ付けされた電子部品の取り外し装置。
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