JP3734964B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば、原稿上のカラー画像を読取ってその複製画像を形成するための版下を作成するデジタル式カラー複写機などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スキャナやプリンタ、電子複写機等の画像形成装置の高画質化・カラー化において、その再現性が著しく向上し、本来再生されてはならない様な紙幣や有価証券等が、簡単には本物と区別できない程高画質で再生されてしまい、これを悪用されるという危惧が生じている。
【0003】
これに伴い、画像が紙幣や有価証券等であるか否かを識別し、画像が紙幣や有価証券等である判断した場合、画像の再生動作を禁止する等の偽造防止技術が不可欠となっている。
【0004】
また、上記の偽造防止技術を駆使しても、偽造防止の効果は完全ではなく、実際に、本来再生されてはならない様な紙幣や有価証券等が再生されてしまうことが有り得る。
【0005】
そこで、本来再生されてはならない紙幣や有価証券等が再生されたとしても、再生画像から画像形成装置を特定出来る様に、紙幣や有価証券等の再生されてはならない特定原稿の画像に限らず全ての再生画像に対して、肉眼では識別しにくい、たとえば、イエローの色材を用いて、画像形成装置を特定出来る様な機体固有の特定パターンを再生画像に付加する技術が、特開平4−294682号公報等により知られている。
【0006】
一方、フルカラーPPCの中には編集機能などの付加的な機能を有するものが多く、これらの機能の一つに色分解モードを有する機種も多い。
この色分解モードは、通常原稿の色をY、M、C、Kの4色、またはY、M、Cの3色に分解し、それぞれの各版をブラックまたはY、M、C、Kの各色でコピー出力する機能である。ユーザはこれによって4版または3版の版を作成することができ、これらを版下として印刷、写真製版などの手法により、再び複写物を作成することができる。
【0007】
このような上述した色分解モードは、Y、M、C、Kの4色、あるいはY、M、Cの3色の色版を作成し、これを版下として印刷物を作成することができる。
しかし、この場合、通常のコピーモードのように再生画像に対して、再生画像から画像形成装置を特定できるようにイエローの特定パターンを付加することはしていないのが実状である。このため、例えば本来再生されてはならない紙幣や有価証券等をこの色分解モードの機能を使ってY、M、C、Kの4版、あるいはY、M、Cの3版の色版を作成し、この版下から印刷製版により印刷物を作成すると、結果的に画像形成装置を特定するイエローの特定パターンは付加されず、再生画像から画像形成装置を特定することが困難になってしまうという問題点を有していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、通常の原稿の色をY、M、C、Kの4色、あるいはY、M、Cの3色に分解し、それぞれの各版(版下)をブラックで画像形成する画像形成装置の色分解モードにおいて、この色分解モードで版下を作成し、印刷や写真製版等により印刷物を作成した場合においても、機体特定の特定パターンを印刷物に付加することができ、本来複写されてはならない紙幣や有価証券等が複製されてしまった場合でも、この特定パターンを調べることによって画像形成装置を特定することが可能となる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、カラー原稿に対する版下を作成する分版モードを指定する指定手段と、この指定手段により指定された分配モード時に付加する該画像形成装置を特定する固有の特定パターンの色を選択する色選択手段と、カラー原稿を読取り、複数の色に色分解された画像データを出力する画像読取手段と、この画像読取手段から出力される色分解された画像データを色変換して別の画像データに変換する色変換手段と、この色変換手段により色変換された各画像データの中から上記色選択手段に選択されている色の画像データを選択する選択手段と、この選択手段により選択された色の画像データに対して該画像形成装置を特定できる固有の特定パターンを付加する特定パターン付加手段と、この特定パターン付加手段により該画像形成装置を特定する固有の特定パターンを付加した画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行い、色変換手段により変換され固有の特定パターンが付加されていない各画像データに基づきそれぞれ別々の記録媒体上に画像形成を行う画像形成手段とを具備し、上記色選択手段は、操作パネル上のボタンと、上記特定パターンとして選択可能な色を表示する表示手段とからなり、上記操作パネル上の複数のボタンを押しながら電源スイッチをオンすることによりメンテナンスモードに切替えることにより、上記色選択手段による色の選択が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る原稿上のカラー画像を読取ってその複製画像や版下を形成するデジタル式カラー複写機などの画像形成装置の内部構成を概略的に示している。この画像形成装置は、大別して、原稿上のカラー画像を読取って入力する画像読取手段としてのカラースキャナ部1と、入力されたカラー画像の複製画像を形成する画像形成手段としてのカラープリンタ部2とから構成されている。
【0011】
カラースキャナ部1は、原稿台カバー3、原稿台4、露光ランプ5、リフレクタ6、第1ミラー7、第1キャリッジ8、第2キャリッジ9、第2ミラー11、第3ミラー12、結像レンズ13、CCD形カラーイメージセンサ(光電変換素子)15から構成されている。
【0012】
上記露光ランプ5からの光をリフレクタ6により原稿台4上の原稿に集光させると、原稿からの反射光は、第1ミラー7、第2ミラー11、第3ミラー12、および、結像レンズ13を介してカラーイメージセンサ15に入射され、ここで入射光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光の3原色に応じた電気信号に変換される。
【0013】
カラープリンタ部2は、周知の減色混合法に基づいて、各色成分ごとに色分解された画像、すなわち、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、およよび、ブラック(k)の4色の画像をそれぞれ形成する第1〜第4の画像形成部10y、10m、10c、10kを有している。
【0014】
各画像形成部10y、10m、10c、10kの下方には、搬送ベルト21を含む搬送機構20が配設されている。搬送ベルト21は、駆動ローラ91と従動ローラ92との間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。
【0015】
各画像形成部10y、10m、10c、10kは、それぞれ像担持体としての感光体ドラム61y、61m、61c、61kを含んでいる。
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの周囲には、帯電装置62y、62m、62c、62k、除電装置63y、63m、63c、63k、現像ローラ64y、64m、64c、64k、下撹拌ローラ67y、67m、67c、67k、上撹拌ローラ68y、68m、68c、68k、転写装置93y、93m、93c、93k、クリーニングブレード65y、65m、65c、65k、および、排トナー回収スクリュー66y、66m、66c、66kが配置されている。
【0016】
搬送機構20の下方には、各画像形成部10y、10m、10c、10kにより形成された画像を転写する被画像形成媒体(記録媒体)としての用紙Pを複数枚収容した用紙カセット22a、22bが配置されている。
【0017】
用紙カセット22a、22bの一端部にピックアップローラ23a、23bが配置されている。ピックアップローラ23a、23bと従動ローラ92との間には、レジストローラ24が配置されている。
【0018】
なお、他の感光体ドラム61y、61m、61cに形成されたトナー像は、搬送ベルト21上を搬送される用紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に供給される。
【0019】
レジストローラ24と第1の画像形成部10yとの間であって、従動ローラ92の近傍には、吸着ローラ26が配設されている。
搬送ベルト21の一端であって、駆動ローラ91の近傍には、位置ずれセンサ96が配設されている。位置ずれセンサ96は、たとえば、透過形あるいは反射形の光センサにより構成される。
【0020】
駆動ローラ91の外周上であって、位置ずれセンサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベルトクリーニング装置95が配置されている。
搬送ベルト21を介して搬送された用紙Pが駆動ローラ91から離脱されて、さらに搬送される方向には、定着装置80が配設されている。定着装置80は、ヒー卜ローラ対81、オイル塗付ローラ82、83、ウェブ巻取りローラ84、ウェブローラ85、ウェブ押付けローラ86とから構成されている。用紙P上に形成されたトナーを用紙に定着させ、排紙ローラ対87により排出される。
【0021】
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの外周面上にそれぞれ色分解された静電潜像を形成する露光装置50は、後述する画像処理装置36にて色分解された各色ごとの画像データ(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される半導体レーザ発振器60を有している。半導体レーザ発振器60の光路上には、ポリゴンモータ54により回転されるポリゴンミラー51、および、fθレンズ52、53が順に設けられている。
【0022】
fθレンズ53と各感光体ドラム61y、61m、61c、61kとの間には、第1の折り返しミラー55y、55m、55c、55k、および、第2および第3の折り返しミラー56y、56m、56c、57y、57m、57cが配置されている。
【0023】
なお、黒用のレーザービーム光は、第1の折り返しミラー55kにより折り返された後、他のミラーを経由せずに感光体ドラム61k上に案内されるようになっている。
【0024】
図2は、図1に示した画像形成装置の電気的接続および制御のための信号の流れを概略的に表わすブロック図を示している。図2において、制御系は、主制御部30内のメインCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)31、カラースキャナ部1のスキャナCPU100、および、カラープリンタ部2のプリンタCPU110の3つのCPUで構成される。
【0025】
メインCPU31は、プリンタCPU110と共有RAM(ランダム・アクセス・メモリ)35を介して双方向通信を行うものであり、メインCPU31は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態ステータスを返すようになっている。プリンタCPU110とスキャナCPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ステータスを返すようになっている。
【0026】
操作パネル40は、種々のモードの選択画面等が表示されるタッチパネル内蔵の液晶表示部42、各種操作キー43、および、これらが接続されたパネルCPU41を有し、メインCPU31に接続されている。
【0027】
たとえば、液晶表示部42は、版下を作成する分版モード(カラー原稿を色ごとに分解しイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各版のブラックコピーを作成する)の指定画面を表示したり、オペレータによるメンテナンスモード時に、図3に示すように、分版モード時に付加する特定パターンの色の選択画面が表示するようになっている。
【0028】
主制御部30は、メインCPU31、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM33、NVRAM34、共有RAM35、画像処理装置36、ページメモリ制御部37、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、および、プリンタフォントROM121によって構成されている。
【0029】
メインCPU31は、全体的な制御を司るものである。ROM32は、制御プログラムなどが記憶されている。RAM33は、一時的にデータを記憶するものである。
【0030】
上記メインCPU31は、分版モード時に付加する特定パターンの色の選択内容(オペレータによるメンテナンスモード時にあらかじめ選択され、RAM33に記憶されている)に対応するセレクト信号を、画像処理装置36の後述する特定パターン付加部134におけるセレクタ135、セレクタ137に出力するようになっている。
【0031】
NVRAM(持久ランダム・アクセス・メモリ:nonvolatile RAM)34は、バッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を遮断しても記憶データを保持するようになっている。
【0032】
共有RAM35は、メインCPU31とプリンタCPU110との間で、双方向通信を行うために用いるものである。
ページメモリ制御部37は、ページメモリ38に対して画像情報を記憶したり、読出したりするものである。ページメモリ38は、複数ページ分の画像情報を記憶できる領域を有し、カラースキャナ部1からの画像情報を圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成されている。
【0033】
プリンタフォントROM121には、プリントデータに対応するフォントデータが記憶されている。プリンタコントローラ39は、パーソナルコンピュータなどの外部機器122からのプリントデータを、そのプリントデータに付与されている解像度を示すデータに応じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶されているフォントデータを用いて画像データに展開するものである。
【0034】
カラースキャナ部1は、全体の制御を司るスキャナCPU100、制御プログラムなどが記憶されているROM101、データ記憶用のRAM102、前記カラーイメージセンサ15を駆動するCCDドライバ103、前記第1キャリッジ8などを移動する走査モータの回転を制御する走査モータドライバ104、および、画像補正部105などによって構成されている。
【0035】
画像補正部105は、カラーイメージセンサ15から出力されるR、G、Bのアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路、カラーイメージセンサ15のばらつき、あるいは、周囲の温度変化などに起因するカラーイメージセンサ15からの出力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路、および、シェーディング補正回路からのシェーディング補正されたデジタル信号を一旦記憶するラインメモリなどから構成されている。
【0036】
カラープリンタ部2は、全体の制御を司るプリンタCPU110、制御プログラムなどが記憶されているROM111、データ記憶用のRAM112、前記半導体レーザ発振器60を駆動するレーザドライバ113、前記露光装置50のポリゴンモータ54を駆動するポリゴンモータドライバ114、前記搬送機構20による用紙Pの搬送を制御する搬送制御部115、前記帯電装置、現像ローラ、および、転写装置を用いて帯電、現像、転写を行うプロセスを制御するプロセス制御部116、前記定着装置80を制御する定着制御部117、および、オプションを制御するオプション制御部118などによって構成されている。
【0037】
なお、画像処理装置36、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、画像補正部105、および、レーザドライバ113は、画像データバス120によって接続されている。
【0038】
図4は、画像処理装置36の構成を詳細に示している。
画像処理装置36は、カラースキャナ部1から赤(R)、緑(G)、青(B)に色分解された画像データが入力される入力処理部131、入力処理部131からのRGBの画像データをシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各データに変換する色変換手段としての色変換部132、色変換部132から出力されるYMCKの画像データに対し拡大・縮小・下地除去・ノイズ除去・エッジ強調などの処理を行うフィルタ処理部133、フィルタ処理部133から出力されるYMCKの画像データに対し特定パターンを付加する特定パターン付加手段としての特定パターン付加部134によって構成されている。
【0039】
図5は、特定パターン付加部134の内部構成を示すものである。
この特定パターン付加部134は、フィルタ処理部133から出力されるYMCKの画像データのうちの1つをメインCPU31からのセレクト信号に基づいて出力するセレクタ135、セレクタ135からの画像データに特定パターンを付加する特定パターン付加回路136、メインCPU31からのセレクト信号に基づく画像データ以外の画像データと特定パターン付加回路136からの特定パターンが付加された画像データが出力されるセレクタ137によって構成されている。
【0040】
たとえば今、特定パターンの色としてイエロー(Y)が選択されている場合、メインCPU31からセレクタ135、セレクタ137にイエロー(Y)のセレクタ信号が供給される。これにより、セレクタ135は、フィルタ処理部133からのイエロー(Y)の画像データを選択して特定パターン付加回路136に出力し、セレクタ137は、フィルタ処理部133からのシアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各画像データと特定パターン付加回路136からの特定パターンが付加されているイエロー(Y)の画像データを出力するようになっている。
【0041】
図6は、特定パターン付加回路136の構成例を示すものである。この回路は、主走査カウンタ161、副走査カウンタ162、第1のルックアップテーブル(LUT1)163、第2のルックアップテーブル(LUT2)164、アンド回路(AND)165、セレクタ部166、および、加算器167によって構成されている。
【0042】
図6の回路の動作について説明すると、主走査カウンタ161は、画像クロックをカウントすることで、主走査方向に8ビットのカウントを行い、ライン同期信号によってリセットされる。副走査カウンタ162は、ライン同期信号をカウントすることで、副走査方向に8ビットのカウントを行い、ページ同期信号によってリセットされる。
【0043】
第1のルックアップテーブル163には、出力再生画像(複製画像)に特定パターンを付加するか否かの1ビットのデータが格納されるもので、主走査カウンタ161の出力の上位4ビット(D7〜D4)が第1のルックアップテーブル163の下位4ビット(A3〜A0)のアドレスに、副走査カウンタ162の出力の上位4ビット(D7〜D4)が第1のルックアップテーブル163の上位4ビット(A7〜A4)のアドレスにそれぞれ入力されている。したがって、第1のルックアップテーブル163は、主走査方向に16クロックごとに、副走査方向に16ラインごとに、図7に示されるルックアップテーブルの内容を出力する。
【0044】
第2のルックアップテーブル164には、出力再生画像(複製画像)に付加する特定パターンのドット構成を決める2ビットのデータが格納されるもので、主走査カウンタ161の出力の下位4ビット(D3〜D0)が第2のルックアップテーブル164の下位4ビット(A3〜A0)のアドレスに、副走査カウンタ162の出力の下位4ビット(D3〜D0)が第2のルックアップテーブル164の上位4ビット(A7〜A4)のアドレスにそれぞれ入力されている。したがって、第2のルックアップテーブル164は、1クロックごとに図8に示されるルックアップテーブルの内容を出力する。
【0045】
第1のルックアップテーブル163の1ビットの出力を2ビットに拡張し、第2のルックアップテーブル164の2ビットの出力との論理積をアンド回路165でとり、その結果をセレクタ部166の制御信号として入力する。セレクタ部166では、入力された2ビットの制御信号が“00”のとき“0”を、“01”のとき“K1”を、“10”のとき“K2”を、“11”のとき“K3”を、それぞれ8ビットの信号として選択出力し、加算器167でセレクタ部166の出力と入力された画像データとの和をとることで、画像データに対しルックアップテーブル163、164の各内容に応じた特定パターンを付加することが可能である。
【0046】
上記複写機の通常の動作モードに於いては、電源が投入されウォーミングアップが終了した時点に於いて通常の複写動作が可能な状態(以下、通常動作モード)になる。
【0047】
一方、複写機には一般的に、通常動作モードの他に、修理やメンテナンスに使用するメンテナンスモードと呼ばれるモードを備えており、特定ユーザ向けなどに一部パラメータ等を変更したり、各部の動作条件を変更することが可能となっている。動作モードを通常動作モードからメンテナンスモードに切替える方法として、例えば、操作パネル40上のあるボタンを、通常使用時には絶対にあり得ない様な組み合わせで押しながら、電源スイッチをオンにする様な方法が考えられる。
【0048】
図3は、メンテナンスモードに於いて特定パターンを付加する色を選択する液晶表示部42での選択画面の表示例である。
この例では、特定パターンを出力したい色に対応したボタンを、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの中から選択する様になっている。この選択ボタンは互いに排他的になっており、同時に2色を選択できないようになっている。
【0049】
次に、上記のような構成において、版下を再生出力する(作成する)分版モード時の処理について説明する。
たとえば今、上述したメンテナンスモードにおいて、特定パターンを付加する色として、イエローが選択され、RAM33に記憶されているものとする。これにより、メインCPU31からのイエローのセレクト信号が、画像処理装置36の特定パターン付加部134内のセレクタ135、137に出力されている。このため、セレクタ135はフィルタ処理部133からのイエロー(Y)の画像データを選択し、セレクタ137はフィルタ処理部133からのシアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各画像データと特定パターン付加回路136からの特定パターンが付加されているイエロー(Y)の画像データを選択するようになっている。
【0050】
このような状態において、操作パネル40により分版モードが選択され、原稿が原稿台4に載置され、コピー開始が指示される。すると、原稿台4に載置された原稿画像がカラースキャナ部1により読取られ、画像処理装置36の入力処理部131に出力される。
【0051】
これにより、入力処理部131は入力された赤(R)、緑(G)、青(B)に色分解された画像データを色変換部132へ出力する。色変換部132は、供給されるRGBの画像データをシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各データに変換し、フィルタ処理部133へ出力する。フィルタ処理部133は、供給されるYMCKの画像データに対し拡大・縮小・下地除去・ノイズ除去・エッジ強調などの処理を行い特定パターン付加部134内のセレクタ135、137へ出力する。セレクタ135は上記セレクト信号に基づいて、フィルタ処理部133からのイエロー(Y)の画像データを選択して特定パターン付加回路136に出力する。
【0052】
この場合、特定パターン付加回路136は、供給されるイエロー(Y)の画像データに上述したように特定パターンを付加してセレクタ137へ出力する。
そして、セレクタ137は、フィルタ処理部133からのシアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各画像データと特定パターン付加回路136からの特定パターンが付加されているイエロー(Y)の画像データをプリンタ部2へ出力する。
【0053】
すなわち、セレクタ137では、特定パターン付加回路136からの出力がイエローYoutとして出力され、CoutにCin、MoutにMin、KoutにKinが出力される。
【0054】
この後、プリンタ部2では、通常コピーモードの場合とは異なり、画像処理装置34の特定パターン付加部134内のセレクタ137から供給される各色の画像データYout、Mout、Cout、Koutごとにそれぞれ別々の用紙に黒1色で出力される。
【0055】
この実施形態のように通常の特定パターンは視覚的に目立たないイエローで付加されるのが一般的である。しかし、出力の解像度が非常に高くこれらの特定パターンを目に付かないほど微小に付加することができる場合などイエロー以外の色で出力したい場合は、特定パターンの色を上述のメンテナンスモードで切り換えてイエロー以外の色すなわちマゼンタ、シアン、ブラックで付加することも可能となっている。
【0056】
上記したように、通常の原稿の色をY、M、C、Kの4色、あるいはY、M、Cの3色に分解しそれぞれの各版をブラックでコピーするフルカラーPPCの色分解モードにおいても、通常のコピーモードと同様に機体固有の特定パターンを付加する機能を有する複写機である。
【0057】
これにより、この色分解モードで版下を作成し、印刷や写真製版等により印刷物を作成した場合においても機体特定の特定パターンを印刷物に付加することができる。その結果、本来複写されてはならない紙幣や有価証券等が再生されてしまった場合でも、この特定パターンを調べることによって複写機を特定することが可能となる。
【0058】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、通常の原稿の色をY、M、C、Kの4色、あるいはY、M、Cの3色に分解し、それぞれの各版(版下)をブラックで画像形成する画像形成装置の色分解モードにおいて、通常の画像形成モードと同様に機体固有の特定パターンを形成画像に付加することにより、この色分解モードで版下を作成し、印刷や写真製版等により印刷物を作成した場合においても、機体特定の特定パターンを印刷物に付加することができ、本来複写されてはならない紙幣や有価証券等が複製されてしまった場合でも、この特定パターンを調べることによって画像形成装置を特定することが可能となる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するためのデジタルカラー複写機の概略構成を示す断面図。
【図2】デジタルカラー複写機の概略構成を示すブロック図。
【図3】操作パネルの液晶表示部の表示例を示す図。
【図4】画像処理装置の概略構成を示すブロック図。
【図5】特定パターン付加部の概略構成を示すブロック図。
【図6】特定パターン付加部に搭載されている特定パターン付加回路を説明する図。
【図7】特定パターン付加回路内のLUT1の内部のアドレス構成を表す図。
【図8】特定パターン付加回路内のLUT2の内部のアドレス構成を表す図。
【符号の説明】
1…カラースキャナ部(画像読取手段)
2…カラープリンタ部(画像形成手段)
30…主制御部
31…メインCPU
36…画像処理装置
40…操作パネル
42…液晶表示部
131…入力処理部
132…色変換部(色変換手段)
133…フィルタ処理部
134…特定パターン付加部(特定パターン付加手段)

Claims (1)

  1. カラー原稿に対する版下を作成する分版モードを指定する指定手段と、
    この指定手段により指定された分配モード時に付加する該画像形成装置を特定する固有の特定パターンの色を選択する色選択手段と、
    カラー原稿を読取り、複数の色に色分解された画像データを出力する画像読取手段と、
    この画像読取手段から出力される色分解された画像データを色変換して別の画像データに変換する色変換手段と、
    この色変換手段により色変換された各画像データの中から上記色選択手段に選択されている色の画像データを選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された色の画像データに対して該画像形成装置を特定できる固有の特定パターンを付加する特定パターン付加手段と、
    この特定パターン付加手段により該画像形成装置を特定する固有の特定パターンを付加した画像データに基づき記録媒体上に画像形成を行い、色変換手段により変換され固有の特定パターンが付加されていない各画像データに基づきそれぞれ別々の記録媒体上に画像形成を行う画像形成手段とを具備し、
    上記色選択手段は、操作パネル上のボタンと、上記特定パターンとして選択可能な色を表示する表示手段とからなり、
    上記操作パネル上の複数のボタンを押しながら電源スイッチをオンすることによりメンテナンスモードに切替えることにより、上記色選択手段による色の選択が可能であることを特徴とする画像形成装置。
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