JP3847719B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,原稿の画像データを読み取り,読み取られた前記画像データに対し,前記原稿が白黒原稿であるか,カラー原稿であるかに応じて選択される所定の処理を施すことで出力データを生成し,生成された該出力データを所定数毎に集約した後に一枚の記録紙上に画像を形成する画像形成装置に係り,詳しくは,前記複数の原稿の画像データを読み取りながら,前記所定の処理の選択を行うことでメモリの使用効率を向上させ,ひいては,処理速度の迅速化を実現し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカラー複写機(画像形成装置の一例)においては,原稿から画像データを読み取り,読み取られた原稿が白黒原稿であるかカラー原稿であるかに応じて前記画像データに対して所定の処理を施すことで出力データを生成し,生成された出力データを所定数毎に集約した後に一枚の記録紙上に画像を形成(いわゆる集約コピー)するに当たり,以下のような処理が行われていた。
先ず,複写開始ボタン等の所定の操作器が操作されると,自動原稿搬送装置(所謂ADF)に載置された原稿が原稿台上に順次搬送されると共に,該原稿の走査が行なわれ,読み取られ画像データが順次メモリに格納される。
そして,全ての原稿の読み取りが終了した時点で,該メモリから画像データが読み出され,該画像データに基いて,読み取られた原稿にカラー原稿が含まれているかどうかが判定される。このような一連の処理は,所謂プレスキャンと呼ばれる処理である。
このプレスキャンが完了すると,再び,前記メモリから原稿の画像データが読み出され,該画像データに対して,プレスキャンによる判定結果(つまりは,カラー原稿の有無)に応じた所定の処理が施される(つまりは,カラー原稿が含まれる場合にはカラーデータを生成するべくカラー処理が選択され,カラー原稿が含まれない場合には白黒データを生成するべく白黒処理が選択される)ことにより,所定の出力データが生成され,該出力データが前記メモリに改めて格納される。
そして最後に,全ての画像データに対する原稿種別毎の処理が終了した時点で,前記メモリから出力データが所定のタイミングで順次読み出され,該出力データに基づいた複写画像が形成される(例えば,特許文献1参照)。
このように従来公知の構成を有する複写機においては,原稿台ガラス上に順次搬送される全ての原稿を一旦プレスキャンすることでカラー原稿の有無が判定され,その判定結果に応じて出力データが生成され,生成された出力データに基づく画像が記録紙上に形成されることで,原稿の原稿種別(つまりは,カラー原稿の有無)に応じた集約コピーを実現し得るものであった。
【0003】
【特許文献1】
特許第3015045号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,従来構成のカラー複写機においては,以下のような問題があった。
先ず,第一には,プレスキャンを実施する構成上,複写する全原稿の画像データを前記メモリに格納し,更には,前記全原稿におけるカラー原稿の有無を判定するに当たり,前記メモリから全ての画像データを一度読み出す必要があるため,大きいメモリを必要とし,且つ読み出しに時間がかかる点。
そして,第二には,プレスキャン(つまりは,カラー原稿の有無の判定)が完了した時点で,再び,前記メモリから全ての画像データを読み出し,その結果(カラー原稿の有無)に応じた所定の処理(カラー処理或いは白黒処理のいずれか)を施すことで出力データを生成した後に,再度,前記メモリに出力データを格納する必要がある点。
このように,従来構成のカラー複写機においては,全画像データを2回読み出す処理を要する構成上,画像データの読み出し/書き込みに係る処理が煩雑となり(つまりは,前記メモリの使用効率が低く),処理速度の低下を招き,実用上問題であった。
そこで,本発明は,前記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,原稿から読み込まれた画像データに対し,その原稿種別(カラー原稿或いは白黒原稿)に応じた所定の処理を施して生成される出力データを一枚の記録紙上に所定枚数集約した後に画像を形成する,いわゆる集約コピー機能を備える画像形成装置において,画像データの読み出し/書き込みに係る処理を簡略化することでメモリの使用効率を向上させ,ひいては,処理速度の迅速化を実現し得る画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は,集約処理に関する集約情報を入力する集約情報入力手段と,
原稿の画像データを読み取る画像入力手段と,
該画像入力手段により読み取られた前記画像データにカラー処理を施してカラーデータを生成するカラー処理手段と,
該画像入力手段により読み取られた前記画像データに白黒処理を施して白黒データを生成する白黒処理手段と,
該画像入力手段により読み取られた前記画像データについて,前記集約情報入力手段により入力された集約情報に基づいて集約される1組の原稿中にカラー原稿が含まれているか否かを上記集約される1組の画像データ毎に判定する原稿判定手段と,
前記原稿判定手段による判定結果に応じて,前記カラー処理手段により生成される前記カラーデータ或いは前記白黒処理手段により生成される前記白黒データのいずれかを所定の記憶手段に格納する記憶制御手段と,
前記記憶制御手段により前記所定の記憶手段に格納された前記集約されるべき1組の原稿に対応するデータを一枚の記録紙上に所定枚数集約する原稿集約手段と,
を具備してなり,
上記集約されるべき1組の画像データについての上記原稿集約手段による原稿集約が終了した後に,上記画像入力手段による次の画像の読み取りを開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置として構成される。
【0006】
ここで,前記記憶制御手段の一例としては,前記白黒処理手段により生成される白黒データと共に,前記画像入力手段により読み取られた元の画像データを記憶するものであって,前記原稿にカラー画像と白黒原稿が混在する場合,前記白黒画像である領域については,該領域に対応して記憶された前記元の画像データを前記カラー処理手段に戻し,該カラー処理手段により生成されるカラーデータを格納するものが考えられる。
【0007】
また,前記記憶手段の他の例としては,白データを生成する白データ生成手段を更に具備するものであって,前記原稿にカラー画像と白黒原稿が混在する場合,前記白黒画像である領域については,該領域に対応して前記白黒処理手段により生成された前記白黒データと前記白データ生成部により生成される前記白データとを格納するものも考えられよう。
【0008】
尚,前記記憶制御手段の別の例としては,前記請求項2に記載の機能と,前記請求項3に記載の機能と,を任意に切り替える制御切り替え手段を更に具備してなるものであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る複写機の概略構成を示す要部断面図,図2は制御装置内で実行されるデータ格納に関する処理の流れの一例を示すフローチャート,図3は制御装置の概略構成の一例を示すブロック図,図4はカラー画像と白黒画像が混在する場合のデータ格納に関する処理の流れの一例を示すフローチャート,図5は集約コピーにおける画像データの処理状況を模式的に示す図,図6は制御装置内で実行されるデータ格納に関する処理の流れの別の例を示すフローチャート,図7は制御装置の概略構成の別の例を示すブロック図,図8はカラー画像と白黒画像が混在する場合のデータ格納に関する処理の流れの別の例を示すフローチャート,図9は集約コピーにおける画像データの処理状況を模式的に示す図である。
【0010】
図1を用いて,本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
ここに,図1は,本発明の実施形態に係るカラー複写機Xの画像形成部における要部断面図である。
同図に示す如く,当該カラー複写機Xは,一対のローラ間に張架された搬送ベルト1を備えており,この搬送ベルト1上を,記録紙2が図中の矢印線方向に搬送されるよう構成されている。また,搬送ベルト1上には,右から順に,白黒(黒)画像形成領域B,シアン画像形成領域C,マゼンタ画像形成領域M,及びイエロー画像形成領域Yが設けられており,各画像形成領域のそれぞれに,感光体ドラム5が配置され,該感光体ドラムそれぞれに対向するように,搬送ベルト1の下側に転写ローラ6が配置されている。(尚,前記画像形成領域B,C,M,Yの配置順は特に限定されるものではなく,この配置は,適宜変更し得るものである。)
【0011】
各画像形成領域において,前記感光体ドラム5の周囲には,主帯電器7,画像露光のための光学系8,及び各画像形成領域に対応する色のトナー用の現像器がこの順に配置されている。即ち,白黒画像形成領域Bには黒トナーが充填された白黒現像器9B,シアン画像形成領域Cにはシアントナーが充填されたシアン現像器9C,マゼンタ画像形成領域Mにはマゼンタトナーが充填されたマゼンタ現像器9M,イエロー画像形成領域Yにはイエロートナーが充填されたイエロー現像器9Yが設けられている。更に,前記転写ローラ6が設けられている領域と前記主帯電器7との間には,除電器(不図示)及びクリーニング装置10が配置されている。
尚,当該カラー複写機Xには,図1に示す画像形成部以外にも,一般的な4連タンデム方式のカラー複写機が備える機器(例えば,給紙部,用紙搬送部,或いは排紙部等)を具備しているが,特に特徴をなすものではないのでここでは説明を省略する。
【0012】
次に,各画像形成領域での画像形成サイクルを,白黒画像形成領域Bを例にとって説明する。
先ず,コロナ帯電器或いは接触帯電ローラ等から成る前記主帯電器7により,前記感光体ドラム5が,所定極性に一様に帯電される。次いで,LED等の光学系8からの光照射により画像露光が行われ,前記感光体ドラム5表面に静電潜像が形成される。尚,該光学系8による光照射は,スキャナ装置12によって原稿から読み取られる画像データに基づいて制御装置13により演算された制御指令に応じて行われる。これにより,前記感光体ドラム5表面には,複写するべく前記スキャナ装置12に載置された原稿の画像データに基いた静電潜像が形成される。尚,前記制御装置13において実行される画像データに対する画像処理については,後段詳説する。
そして,前記感光体ドラム5表面に形成された静電潜像が,黒トナーが充填された前記白黒現像器9Bによるトナーの転写によって現像されることで,前記感光体ドラム5表面には,黒トナーによるトナー像が形成される。このトナー像の帯電極性は,いわゆる反転現像により現像を行う場合には,前記主帯電器7によって帯電される前記感光体ドラム5の帯電極性と同極性であり,いわゆる正規現像により現像を行う場合には,前記感光体ドラム5の帯電極性と逆極性となる。
このようにして前記感光体ドラム5表面に形成された黒トナーによるトナー像は,前記転写ローラ6と対面する領域(転写領域)において,前記搬送ベルト1上を搬送されてきた記録紙2上に転写される。この転写は,前記転写ローラ6にトナー像とは逆極性のバイアス電圧を印加することにより行われる。また,前記転写ローラ6を用いる代わりに,コロナ帯電器を用い,記録紙2の背面をトナー像とは逆極性に帯電させることにより転写を行うこともできる。
上述した転写工程の終了後は,図示されていない除電器及び前記クリーニング装置10により,前記感光体ドラム5の除電及び該感光体ドラム5表面に残存するトナーのクリーニングが行われ,次の画像形成サイクルが行われる。
【0013】
以上のようにして,白黒画像形成領域Bでは,記録紙2上に黒トナーから成る白黒画像が形成される。
同様の工程を経ることで,該記録紙2上には,シアン画像形成領域Cではシアントナーから成るシアン色画像,マゼンタ画像形成領域Mではマゼンタトナーからなるマゼンタ色画像,及びイエロー画像形成領域Yではイエロートナーから成る黄色画像が形成される。
即ち,白黒画像を形成する場合には,白黒画像形成領域Bにおいてのみ,上述した画像形成サイクルが実行されて記録紙2上に白黒画像が形成される。
また,カラー画像を形成する場合には,各画像形成領域B,C,M,Yにおいて,前述した画像形成サイクルがそれぞれ実行され,各色の単色トナー像が重ね合わされて,記録紙2上にカラー画像が形成される。
このようにして画像が形成された記録紙2は,前記搬送ベルト1から排出されて定着装置11に導入され,画像(トナー)の定着が行われた後に所定のトレイ上に排紙される。
【0014】
また,当該カラー複写機Xにおいて,各現像器9B,9C,9M,9Yには,それぞれ,前記感光体ドラム5に対向するように,現像ローラ9Br,9Cr,9Mr,9Yrが設けられており,この現像ローラの駆動回転によって,前記各現像器内に充填されているトナーが,前記各現像ローラにより前記感光体ドラム5と対面している部分に搬送され,このトナーによって前記感光体ドラム5表面に形成された静電潜像の現像が行われる。
尚,各現像器9B,9C,9M,9Yのうち,黒トナー用の前記現像器9Bはいわゆる2成分現像方式であり,一方,残りのカラー(有彩色)用の前記現像器9C,9M,9Yはいわゆる非磁性1成分現像方式である。
そのため,非磁性1成分現像方式のカラー現像器9C,9M,9Yでは,絶縁性トナーのみが現像剤として用いられるのに対し,2成分現像方式の白黒現像器9Bでは,トナー(基本的に非磁性である)と該トナーに電荷を付与するための磁性キャリアとからなる現像剤が用いられる。
【0015】
また,当該カラー複写機Xでは,各画像形成領域に配置されている前記感光体ドラム5は,前記転写ベルト1の搬送方向に並置されているため,フルカラー画像及び白黒,シアン,マゼンタ,イエローの単色画像のいずれを形成する場合でも,4つの感光ドラム5全てが回転駆動するように設定されている。
ここで,前記白黒現像器9Bは,2成分現像方式であるため,対向する前記感光ドラム5の回転中は,トナー転写を行うか否かに関わらずこれに合わせて回転駆動するよう設定されている。これは,磁性キャリアが前記感光体ドラム5表面を傷つけないようにするためである。
一方,シアン,マゼンタ,イエローの各カラー現像器9C,9M,9Yは,磁性キャリアの存在しない非磁性1成分現像方式であるため,各色トナーを感光体ドラム5に転写する場合には,前記感光体ドラム5に合わせて動作させる(現像ローラ9Cr,9Mr,9Yrを回転駆動させる)が,各色トナーを転写しない場合には,前記感光体ドラム5が回転しているか否かに関わらず,その動作(現像ローラ9Cr,9Mr,9Yrの回転駆動)を停止させるよう制御される。
このような各現像ローラ9Br,9Cr,9Mr,9Yrの制御は,CPU及びその周辺装置からなる制御装置13により行われる。
【0016】
以上のような構成を有することで,当該カラー複写機Xにおいては,スキャナ装置12の原稿台上に載置された原稿から読み取られた画像データに基づく画像を一枚の記録紙上に形成することを可能とする。このような運転モードは,以下説明する集約コピー機能と区別するために,通常コピー機能と呼ばれる。
この通常コピー機能に加えて,当該カラー複写機Xは,前記原稿台上に載置された原稿から読み込まれた所定枚数の画像データを一枚の記録紙上に集約した状態で画像形成するいわゆる集約コピー機能を有する。
この集約コピー機能としては,2枚の原稿を1枚の記録紙上に集約して画像形成する2in1コピー,或いは4枚の原稿を集約する4in1コピー等が一般的である。
例えば,4in1コピーが選択された場合には,読み込まれた画像データは画像形成処理に利用される前に1/4に縮小され,縮小された画像データを4枚づつ1組の画像データを利用して一つの画像データが作成される。つまり,4in1コピーでは4枚1組の画像データを集約して(貼り付けて)作成された画像データに基づく画像が一枚の記録紙上に形成されるため,一枚の記録紙上には4枚の原稿を集約した画像が形成される。
この運転モード(通常コピー或いは集約コピー)の切替及び何枚を1組とするかといった集約情報の入力は,不図示であって装置前面等に設けられる表示操作部を操作することにより行われ,更に,その選択及び指定された各運転モードに応じた制御は,所定のプログラムに従って制御装置13により実現される。
尚,このような集約コピー機能を実現し得る処理自体は周知であるので,ここではその説明は省略し,通常の集約コピー機能,即ち,読み込まれた画像データを,その読み込まれた順に集約する場合と異なる部分について焦点を当てて,後段詳説する。
【0017】
ここで,カラー複写機で集約コピーを行うに当たり,不図示であるADF等から供給される原稿の中には,カラー画像を含む原稿(カラー原稿)と白黒画像のみからなる原稿(白黒原稿)とが混在する場合を考える。
そのため,従来構成のカラー複写機においては,原稿を所定枚数毎の集約コピーを行うに当たり,先ず全ての原稿をプレスキャンすることで原稿種別(カラー画像を含み原稿が混在しているかどうか)を判定し,その判定結果に応じて,集約された原稿を白黒印刷するかカラー印刷するかを切り替えるものであった。
しかしながら,このような構成では,前述したように,画像データの読み出し/書き込みに係る処理が煩雑となり(つまりは,メモリの使用効率が低く),処理速度の低下を招き,実用上問題であった。
そこで,本実施形態では,順次搬送される原稿から画像データ(つまりは,白黒データ及び/又はカラーデータ)を読み込みながら原稿種別(カラー,白黒)を判定し,その原稿種別に応じた処理を施すことで生成されたデータ(カラーデータ或いは白黒データ)を一枚の記録紙上に所定枚数集約した状態で所定の記憶手段(後述するメモリ106)に格納すると共に,このように白黒或はカラーに統一された1組の原稿を1枚の用紙に集約印刷することでメモリの節約及び,読み取り時間の短縮を可能とするものである。
このような構成によれば,従来構成の如くプレスキャンを行うことなく,集約された状態で所定の記憶手段に格納される格納データを,カラーデータ或いは白黒データのいずれかに統一することが可能であり,画像データの読み出し/書き込みに係る処理を大きく簡略化することでメモリの使用効率を向上させ,ひいては,処理速度の迅速化を実現し得る。
以下に,本実施形態に係る前記カラー複写機Xにより集約コピーを行うに当たり実行される原稿種別(カラー画像を含む原稿の有無)に応じたメモリ制御の手法について説明する。
【0018】
本発明の実施形態に係る前記カラー複写機Xにおいて,前記制御装置13で実行される画像処理について,図2及び図3を参照しつつ詳説する。
ここに,図2は前記制御装置13により実行される画像処理の流れを示すフローチャート,図3は該制御装置13の概略構成を模式的に示すブロックである。以下,S1,S2・・,は図2に示す符号に対応するものであって,処理手順(ステップ)の番号である。
(S0)
まず,集約モードに設定されると,操作者により前記表示操作部を用いた「1枚のように当たり何ページ分の画像を集約するかといった集約情報」の入力が行なわれる。集約情報は,図示せぬ記憶部に記憶される。
(S1)
次に,原稿が順次読み込まれると,RGB(R:赤・G:緑・B:青)のアナログ信号として前記スキャナ装置12により読み取られた原稿からの原稿反射光(画像データ)が,不図示であるA/D変換部により前記制御装置13にデジタルデータに変換された後に入力されていく。
(S2)
前記制御装置13に入力された画像データには,先ず,シェーディング補正が施される。このシェーディング補正とは,前記スキャナ装置12における照明系(例えば,露光ランプの露光分布特性),撮像系(例えば,CCDの感度分布特性)等で生じる各種の歪みを取り除く処理である。
(S3)
次に,シェーディング補正された画像データには,所定の入力処理が施される。この入力処理には,画像データにおけるRGBの反射率信号に対するMFT補正,或いは色収差補正等が含まれる。
(S4)
その後,所定の入力処理が施された画像データには,前記スキャナ装置12の撮像系(CCD)における読み取りばらつきを補正するスキャナ色補正処理が施される。
(S5)
そして,前記ステップS4を経た画像データは分岐され,その一方がカラー/白黒判定部101に入力され,該画像データが白黒画像であるか,カラー画像であるかの判定に用いられる。この判定は,前記のように事前に入力された集約条件に基づいて決定される集約されるべき1組の(例えば4in1の集約であれば4枚1組)画像毎に行なわれる。即ち,例えば4枚1組の画像のどこかに1部でもカラー画像が含まれていれば,その時点で上記1組の画像群はカラー画像であると判断する。また4枚1組のどこにもカラーの部分が含まれていない場合には,上記1組の画像群は白黒画像であると判断される。
該カラー/白黒判定部101における原稿種別(画像種別)の判定は,入力された画像データにおけるRGB信号のバランスに基づいて行うことが可能である。かかる判定処理は公知技術であるため,ここでは,詳細な説明は省略する。
このステップS5の判定結果は,後述するセレクタ105に入力され,入力された集約されるべき1組の画像データ群に対して統一して施す画像処理を切り替える判定処理(ステップS8)に利用される。
(S6),(S7)
また,前記ステップS4において分岐された画像データの他方は,利用者による設定変倍に応じたデジタル処理が施され,所定倍率に変倍された後に,上記1組の画像データ群毎に前記セレクタ105に入力される。
(S8)
そして,前記セレクタ105において,前記ステップS5により判定された上記1組の原稿群についての原稿種別(つまりは,前記カラー/白黒判定部101による判定結果)に応じて,入力された1組の画像データ群を出力する画像処理部が選択される(切り替えられる)。つまり,その原稿種別に応じて,入力された画像データ群は,カラー処理部102或いは白黒処理部103のいずれかに入力され,統一的に所定の画像処理が施される。
具体的にいうと,1組の集約原稿群の最初にカラー画像部が来れば,始めからカラー原稿と判断され,1組の原稿群は全て問題なくカラー処理部102に送られる。1組の集約原稿群について最後までからー画像であると判断されれば,後記する集約処理部でも1組の集約原稿について統一してカラーの処理を施す。
また最初に白黒と判断される部分が来ると上記カラー/白黒判定部101は,白黒データと判定するので,そのデータは白黒処理部103に転送される。1組の集約原稿群について最後まで白黒画像であると判断されれば,後記する集約処理部でも1組の集約原稿について統一して白黒の処理を施すが,上記のように最初に白黒であったのもが,途中からカラー原稿に変わった(即ち,一部にカラーが含まれる)場合には,カラー/白黒判定部101の判定に従って,セレクタ105は,その部分から画像をカラー処理部102に送ってカラー画像の処理を開始する。その結果,メモリ106にはカラー画像が発見される前の白黒処理部103による白黒画像と,カラー画像が発見された後のカラー処理部102によるカラー画像とが混在することになるが,1枚の集約原稿にカラー処理部102による部分と白黒処理部103による部分が混在すると,見た目に見苦しくなり画質が低下する。そのため,S21の集約処理において後記するように,白黒画像を前記カラー処理部102にループバックすることによりカラー処理することが行なわれる。詳しくは後記を参照されたい。
前記カラー処理部102は,カラー画像に施すべき所定の処理を行うものであり,具体的には,図2におけるS9からS15に至る処理を行う。
一方の前記白黒処理部103は,白黒原稿に施すべき所定の処理を行うものであり,具体的には,図2におけるS16からS20に至る処理を行う。
【0019】
ここでは,先ず,前記カラー処理部102における処理について説明する。
(S9)
前記カラー処理部102では,先ず,入力された画像データにおけるR,G,Bの光強度に応じたRGB形式の画像データを,C(シアン),Y(イエロー),M(マゼンタ)の濃度に応じたCMY形式の信号(濃度記録信号)に変換する色空間変換処理(図2には補正反転処理により示す)が行われ,元のRGB形式の画像データはCMY形式の画像データに周知の方法で変換される。
(S10)
続いて,前記カラー処理部102においては,前記ステップS9において変換されたCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理,更には,元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理(図2では適応UCRにより示す)が行われ,CMY形式の画像データはCMYK形式の画像データに周知の方法で変換される。
(S11)
そして,前記ステップS10においてCMYK形式に変換された画像データにはプリンタ色補正が施され,トナー色の理論上の色とのずれや現像特性等の画像形成に関する出力特性が周知の方法で補正される。
(S12)
次に,前記ステップ11において色補正された画像データには露光γ補正が施され,該画像データが所定の(利用者の所望する)明るさで印刷されるよう明るさが調整される。調整方法は周知である。
(S13)
更に,前記ステップS12においてγ補正された画像データには階調テーブル処理が施される。
例えば,電子写真プロセスにおいては,前記感光体ドラム5やトナーの帯電特性等により画像データに対してリニアに変化する出力特性を得ることは困難である。そのため,このステップS13において,プリンタエンジンにおける出力特性を補正することで,高品質な複写画像を得ることが可能となる。
(S14)
更に,前記ステップS13において階調テーブル処理された画像データにはスクリーン処理が施される。
(S15)
最後に,前記ステップS14においてスクリーン処理された画像データは画像形成する記録紙の用紙サイズに応じてサイズ加工され,カラー印刷に適するCMYK形式のカラーデータ(図3には,仮想線D1により囲まれた信号線CMYKにより示す)として,前記メモリ106に入力される。
【0020】
次に,一方の前記白黒処理部103における処理について説明する。
(S16)
先ず,前記白黒処理部105においては,入力される画像データにおけるRGBのデジタルデータのうち,Gの濃度を利用することによって,黒を出力するための白黒データ(図3には,仮想線D2により囲まれた矢印Kにより示す)が生成される。
ここで,白黒データの生成においてGの濃度を使う意図は,緑信号が人間の目の視感度が最も高い(画像データにおける濃淡を最も捉えた)信号であることによる。
ここで,本実施形態において,この時点における白黒データには,黒を出力するための信号(K)に加え,前記スキャナ装置12により読み取られた元のRGBのデジタルデータ(スキャナデータ)が付与される(図3には,仮想線D2’により囲まれた信号線RGBにより示す)。
なぜならば,前記したように,また後に詳しく述べるように,今回集約される原稿が白黒原稿のみでなく,カラー原稿が含まれる場合には,その集約された原稿は前記白黒現像器9Bのみを用いた白黒印刷ではなく,前記白黒現像器9B及び/又は前記カラー現像器9C,9M,9Yの組み合わせ使用によるカラー印刷する必要があるため,この元のスキャナデータを前記カラー処理部102にループバックすることで,白黒データをカラーデータに変換する処理が行われるからである(つまり,図2に矢印Aで示す処理)。
尚,この元のRGBによるスキャナデータは,今回集約された原稿が白黒原稿のみであると判明した時点で,不要となるため破棄される。
そして,このステップS16に続く,S17からS20に至る処理については,前述したカラー処理の場合と同一であるため,ここでは説明を省略する。
このような一連の処理を経ることで,当該白黒処理部103に入力された画像データは,白黒印刷に適する白黒データ(図3には,仮想線D2により囲まれた信号線Kにより示す)に対し元のスキャナデータ(図3には,仮想線D2’により囲まれた信号線RGBにより示す)を付与された状態で前記メモリ106に入力される。
【0021】
(S21)
このように,本実施形態に係るカラー複写機Xにおいては,入力される1組の集約画像データに対し,カラー印刷用の画像処理と白黒印刷用の画像処理の切替が画像データの読み取りと同時に行われ,夫々の画像処理を経た状態の画像データが前記メモリ106に入力される。
そして,その入力された画像データは,ステップS21において集約処理される。
この集約処理とは,前述した如く,利用者による集約情報の設定(例えば,4in1コピー等)に応じて,画像データが所定倍率(例えば,4in1であれば1/4)に縮小する処理と共に,その縮小された画像データを所定枚数(例えば,4in1であれば4枚)毎に集約して一つの画像データを作成する処理を含むものである。
(S22)
そして,前記ステップS21により集約された画像データに前記カラー/白黒判定部101によりカラー原稿であると判定された原稿があるか(つまりは,集約された画像データにカラー原稿と白黒原稿とが混在しているか)どうかに応じて,前記メモリ106に格納された画像データをカラーデータ或いは白黒データのいずれかに統一する処理(その詳細は後述する)が行われる。
(S23)
そして,最後に,前記ステップS22によりいすれかのデータに統一された状態で前記メモリ106に格納された出力データが,所定のタイミングで読み出され,前記光学系8に順次入力されることで,前述した如く,該出力データ(つまりは,原稿の画像データ)に基づく静電潜像が前記感光体ドラム5表面に形成され,記録紙上に所定枚数毎に集約した状態で複写画像が形成される。
【0022】
ここで,原稿がカラー原稿のみ,或いは白黒原稿のみにより構成されているならば,前記カラー処理部102或いは前記白黒処理部103からの入力信号を集約した時点で,前記メモリ106に格納されているデータは,カラーデータ或いは白黒データのいずれかに統一されたデータであるため,該データを前記メモリ106から順次読み出すことで画像を形成することが可能である。
しかしながら,集約コピーされる原稿が,カラー原稿と白黒原稿が混在している場合には,前記カラー処理部102及び前記白黒処理部103からの入力信号をそのまま集約しただけでは,前記メモリ106には白黒データとカラーデータとが混在した不統一なデータが格納されることとなり,画像形成処理において見栄えの悪い画像が得られるという不都合を生じ得る。
そこで,本実施形態では,前記ステップS22において,原稿に白黒原稿(白黒データ)とカラー原稿(カラーデータ)が混在している場合には,前記メモリ106に格納されている白黒データ(つまりは,元のスキャナデータ)を前記カラー処理部102にループバックし,元のスキャナデータに対してカラー処理を施すことでカラーデータを生成する処理を実行(図2には,矢印Aにより処理の流れを示し,図3には,仮想線D2”により囲まれた信号線RGBにより示す)し,前記メモリ106に格納されるデータをカラーデータに統一する処理が実行される。
上記メモリ制御が終了すると,処理はS1に戻り,次の1組の集約原稿の読み込みが開始される。実際には,上記S2〜S22の処理は短時間に行なわれるので,S1の画像データの読み込みはよどみなく行なわれる。また画像の読み込みを更に速く行なうために,S2〜S22の処理を行なっている間に,原稿の読み取り部への供給を行なっても良く,更には,バッファを設けて原稿の読み取りを先行させることも可能である。
このような処理を実行することにより,本実施形態では,白黒原稿とカラー原稿が混在している原稿の集約コピーを行う場合には,白黒原稿については,一旦白黒原稿として認識されて白黒データが生成されるものの,最終的に前記メモリ106に出力データとして格納される段階においては,出力データは全てCMYK形式のカラーデータに統一された状態で格納されるため,良好な画質のコピーを得ることができる。
このように,本実施形態に係る画像処理方法の特徴点は,原稿から画像データを読み込みながら原稿種別を判定し,その原稿種別に応じた出力データを前記メモリ106に格納すると共に,その格納されたデータを集約するに当たり,集約される1組の原稿全体についてカラー原稿の有無に応じて統一されたデータ(白黒データ或いはカラーデータのいずれか)にするべくメモリ制御する点,及びそのような統一化が1組の集約原稿群毎に行なわれるために,一度の原稿読み込みだけでデータの統一を行うことができることにある。
この特徴点によって,本実施形態よれば,所定の処理を施された画像データを集約して力ラーデータとして前記メモリ106に格納するに当たり,全ての原稿についてひとまずプレスキャンを行い,全ての原稿について何度も画像データの読み出し/書き込みが必要であった従来構成に比べ,著しく簡略な処理によって出力データの形式を統一した状態で前記メモリ106に格納することが可能であり,メモリの使用効率を著しく向上させることが可能であり,ひいては,処理時間の短縮化を図り得る。
【0023】
次に,図4を参照しつつ,前記ステップS22における処理,具体的には,白黒原稿とカラー原稿が混在する原稿の集約コピーを行う場合に,その出力データをカラーデータに統一して前記メモリ106に格納する処理の流れについて詳説する。ここに,図4は,前記制御装置13内のデータ(信号)の流れを模式的に示すブロック図である。
先ず,前記制御装置13においては,前記スキャナ装置12により取得され,所定の入力処理を施されたRGBのデジタルデータ(図中にはスキャナデータにより示す)が,前述したように,前記カラー/白黒判定部101,前記セレクタ105に並列的に入力される。
スキャナデータを受信した前記カラー/白黒判定部101では,受信したスキャナデータに基づいて,現在処理されているスキャナデータがカラー画像であるか白黒画像であるかの判定が行われ,その判定結果(つまりは,カラー画像であることを表す信号)が前記セレクタ105及びカウンタ107に入力される。
前記カラー/白黒判定部101からの判定結果を受信した前記セレクタ105においては,その判定結果に応じて,入力されたスキャナデータを,後段に配置される前記白黒処理部103及び前記カラー処理部102のどちらに入力するかが決定される。
そして,前記セレクタ105からスキャナデータが入力された前記白黒処理部103或いは前記カラー処理部102においては,該スキャナデータに対して所定処理を施すことで白黒データ或いはカラーデータが生成され,それらのデータが前記メモリ106に出力される。尚,この時点の白黒データには,前述或いは図4に示す如く,スキャナデータが付与されている。
一方,前記セレクタ101の判定結果が入力される前記カウンタ107においては,その判定結果を順次記憶することで,前記スキャナ装置12から入力されたスキャナデータのうち,カラー画像である領域の副走査方向の位置情報(メモリアドレス)を記憶すると共に,その情報(つまりは,スキャナデータのうち,カラー画像である領域の位置を特定する情報)を後述するカウンタ判定部108に出力する機能を有する。
【0024】
前記カラー処理部102及び前記白黒処理部103からデータ(白黒データ及びカラーデータ)を受信する前記メモリ106においては,そのデータが副走査方向に順次格納される。
さらに,該メモリ106においては,利用者により選択された設定(集約枚数)に応じて,該メモリ106に格納されたデータを所定倍率に縮小すると共に,一枚の記録紙上に印刷可能な領域に貼り付ける処理(図2にはS21:集約処理により示す)が行われる。
ここで,今回複写する原稿がカラー原稿のみ,或いは白黒原稿のみであれば,この時点で前記メモリ106に格納された格納データは,カラーデータ或いは白黒データのいずれかに統一されたデータであるが,カラー原稿と白黒原稿が混在する原稿を集約コピーする場合には,この時点の格納データには,カラーデータと白黒データとが混在しているため,以下の処理を施すことで,白黒データをカラーデータに変更して,格納データ全体をカラーデータに統一する処理が行われる。
具体的には,先ず,格納データが格納された前記メモリ106から該格納データが一旦読み出されると共に,前記カウンタ判定部108に入力される。
ここで,前述した如く,該カウンタ判定部108には,前記カウンタ107から,今回前記スキャナ装置12により読み込まれたスキャナデータのうち,カラー画像である領域の副走査方向の位置を特定する情報が入力されている。
従って,該カウンタ判定部108においては,前記カウンタ107から入力される情報に基づいて,格納データのうち,カラー画像(カラーデータ)である領域と,白黒画像(白黒データ)である領域とを即時的に識別することが可能である。
そこで,該カウンタ判定部108に入力された格納データのうち,カラーデータである領域(図中には,カウンタON:カラーデータにより示す)のデータについては,そのままの状態で前記メモリ106に再び格納し,白黒データである領域(図中には,カウンタOFF:白黒データにより示す)については,該白黒データに付与されたスキャナデータを前記カラー処理部102にループバックしてカラーデータに変換した後に,前記メモリ106に格納する。
以上の一連の処理が前記制御装置13において実行されることで,本実施形態によれば,カラー原稿と白黒原稿が混在した原稿を集約コピーする場合において,最終的に前記メモリ106に格納されるデータとしては,全てがCMYK形式の画像データ(カラーデータ)に統一されたデータとすることが可能であり,該データを前記光学系8に順次入力することで,違和感の無い高品質なカラー画像を画像形成し得る。
【0025】
次に,前述説明した制御方法に基づいて集約コピーが行われた場合の前記制御装置13における前記メモリ106内の画像データの状態について状態遷移図である図5を参照しつつ,詳説する。
ここに,図5は,当該カラー複写機Xにおいて,4in1コピーが選択された場合の画像データの処理状態を模式的に示すものである。
(S100)
先ず,ステップS100は,図2における前記ステップS1〜S21が実行された後の状態を示すものであって,原稿から読み込まれた画像データが,その順番(ページ順)に集約されて前記メモリ106に記憶されている状態である。
そのため,この時点においては,カラー原稿から読み込まれたCMYK形式のカラーデータと,白黒原稿から読み込まれた白黒データとが混在している。
尚,前述及び図5に示す如く,前記白黒データには,原稿のスキャナデータ(元のRGBのデジタルデータ)が付与されている。
(S101)
そして,ステップS101において,前記メモリ106内に記憶された前記白黒データ(つまりは,スキャナデータ)を前記カラー処理部102にループバックする処理(図2における矢印Aに該当)が実行され,前記白黒データに付加されたRGBデータがCMYK形式のカラーデータに変換され,一枚の記録紙上に集約される全ての画像データがカラーデータに統一される。
(S102)
最後に,ステップS102において,前記ステップS101によりカラーデータに統一された前記画像データが,選択された集約コピーの種別(今回は4in1コピー)に応じて縮小された(今回は1/4縮小)後に,所定の印刷可能領域Zに対して配置(貼り付けられ)一つの画像データとして集約される。
尚,このように一つの集約された画像データが,当該メモリ106から順次読み出され,前記光学系8に入力されることにより該画像データに応じた静電潜像が前記感光体ドラム5表面に形成される後の処理については,前述説明した通常コピー時と同様である。
このように,当該カラー複写機Xにおいては,前記制御装置13において上述説明した一連の処理(プログラム)が実行されることにより,カラー原稿と白黒原稿が混在した原稿を集約コピーする場合には,集約される原稿から生成される画像データがカラーデータに統一された状態で複写画像が形成されることが理解される。
【0026】
【実施例】
(実施例1)
前述説明した実施形態では,集約された原稿が白黒原稿とカラー原稿が混在する場合には,白黒処理により生成された白黒データ(実際には,該白黒データに付与されたスキャナデータ)を,前記カラー処理部102にループバックしてカラーデータに生成し直すことにより,最終的に前記メモリ106に格納されるデータをCMYK形式のカラーデータに統一するものであった。
ところで,白黒原稿に混在するカラー原稿の中には,テキスト原稿の一部にカラー写真を添付したものや,テキスト原稿のヘッダ部分或いはフッタ部分のみに企業ロゴ等のカラー画像が含まれる原稿も多く見られる。
このようなカラー原稿の複写を行う際には,前述実施形態の如く,全ての領域をカラー印刷する必要はなく,むしろ,テキスト原稿の領域については白黒印刷し,写真,ヘッダ部分或いはフッタ部分のみをカラー印刷するような形態が望ましい。
そのような形態によれば,白黒領域における画像品質,処理速度,及びカラートナーの節約の面で前述した実施形態より優れる。
そこで,本実施例では,前記制御装置13において以下のような画像処理を実行することにより,上述したような原稿を印刷する状況に好適な形態を考える。
尚,本実施例と,前述した実施形態との差異は,白黒処理により生成された白黒データをカラーデータとして統一するための処理,具体的には,前記ステップS22であるため,ここでは,その部分について焦点を当てて説明する。
【0027】
本実施例に係る前記カラー複写機Xにおいて,前記制御装置13で実行される画像処理について,該制御装置13により実行される画像処理の流れを示すフローチャートである図6,及び該制御装置13の概略構成を模式的に示すブロックである図7を参照しつつ詳説する。
図6から明らかな如く,その処理の流れは,前述した実施形態(図2参照)と略同一であるが,前記ステップS22における処理のみが異なる。
そこで,図6を用いて,該ステップS22における処理,つまりは白黒処理により生成された白黒データをCMYK形式のカラーデータに変換(統一)する処理について説明する。
前述説明した実施形態では,前記ステップS22において,前記メモリ106に格納された白黒データ(実際には,該白黒データに付与されたスキャナデータ)を読み出し,前記カラー処理部102にループバックしてCMYK形式のカラーデータに生成し直す(図3における仮想線D”で囲まれた信号線RGB参照)処理を行うことで,集約された原稿に対する格納データをCMYK形式のカラーデータに統一するものである。
しかしながら,本実施例では,前記ステップS22において,白黒データ(図7には仮想線D2により囲まれた信号線Kにより示す)に対し,CMY白データ生成部104から入力される白データ(図7には仮想線D2’’’により囲まれる信号線CMYにより示す)を併合することで,CMYK形式のカラーデータ(図7には仮想線D3により囲まれる信号線CMYKにより示す)が生成されるよう構成する。
このような構成であれば,前記メモリ106に格納される格納データをCMYK形式のカラーデータに統一すると同時に,テキスト原稿の領域については,白黒印刷(つまりは,黒色トナーのみによる印刷)によって印刷されることとなるため,その画像品質の向上と共に,カラートナーの浪費を防止することが可能となる。
更には,前述した実施形態の如く,前記メモリ106に格納された白黒データ(スキャナデータ)をループバックさせる処理を省略できるため,処理速度の面でも有利である。
【0028】
次に,図8を参照しつつ,前記ステップS22における処理,具体的には,白黒原稿とカラー原稿が混在する原稿を集約コピーする場合に,全ての画像データをCMYK形式のカラーデータに統一して前記メモリ106に格納する処理の流れについて詳説する。ここに,図8は,前記制御装置13内のデータ(信号)の流れを模式的に示すブロック図である。
同図についても,前述説明した実施形態(図4参照)と略同一であるため,その異なる部分のみ焦点を当てて説明する。
前記実施形態が格納データ(カラーデータ及び白黒データ)を前記メモリ106に格納し,該格納データの一部(つまりは,白黒データ)をループバックさせるのに対し,本実施形態では,前記メモリ106に格納する時点で,全ての格納データがCMYK形式のカラーデータに変更されている点で異なる。つまり,前記白黒処理部103及び前記カラー処理部102から入力される格納データ(つまりは,カラーデータ及び白黒データ)をカラーデータに変更(統一)するための処理が異なる。
具体的には,同図に示す如く,本実施例においては,格納データのうち,カラーデータである領域(図中には,カウンタONにより示す)については,そのまま前記メモリ106に格納し,白黒データである領域(図中には,カウンタOFFにより示す)については,前記CMY白データ生成部104からの白データ(C,M,Y)と併合し,CMYK形式のカラーデータに変換した後に,前記メモリ106に格納することで,格納データをカラーデータに統一している。
以上の処理を前記制御装置13において実行することで,本実施例によれば,カラー原稿と白黒原稿が混在した原稿を集約コピーする状況であっても,最終的に前記メモリ106に格納されるデータとしては,全てがCMYK形式の画像データ(カラーデータ)に統一されたデータとすることが可能であり,該データを前記光学系8に順次入力することで,カラー画像を画像形成し得る。
また,本実施例では,白黒画像の領域については,黒色トナーのみで印刷されるため,前述の実施形態に較べて,白黒印刷に関する画像品質を向上させると共に,無駄なトナー(カラートナー)の浪費を防止することが可能となる。
更に,本実施例によれば,白黒画像領域に対するデータをループバックする処理が省略されているため,前記実施形態に較べて,その分だけ処理速度の面で有利である。
【0029】
次に,前述説明した制御方法に基づいて集約コピーが行われた場合の前記制御装置13における前記メモリ106内の画像データの状態について図9を参照しつつ,詳説する。
ここに,図9は,当該カラー複写機Xにおいて,4in1コピーが選択された場合の画像データの処理状態を模式的に示すものである。
(S200)
先ず,ステップS200は,図6における前記ステップS1〜S21が実行された後の状態を示すものであって,原稿から読み込まれた画像データが,その順番(ページ順)に集約されて前記メモリ106に記憶されている状態である。
そのため,この時点においては,カラー原稿から読み込まれたCMYK形式のカラーデータと,白黒原稿から読み込まれた白黒データとが混在している。
(S201)
そして,ステップS201において,前記メモリ106内に記憶された前記白黒データに対し,CMY白データを併合する処理(図3における仮想線D2’’’により囲まれた信号線CMYに該当)が実行され,前記白黒データがCMYK形式のカラーデータに変換され,一枚の記録紙上に集約される全ての画像データがカラーデータに統一される。
(S202)
最後に,ステップS202において,前記ステップS201によりカラーデータに統一された前記画像データが,選択された集約コピーの種別(今回は4in1コピー)に応じて縮小された(今回は1/4縮小)後に,所定の印刷可能領域Zに対して配置(貼り付けられ)一つの画像データとして集約される。
尚,このように一つの集約された画像データが,当該メモリ106から順次読み出され,前記光学系8に入力されることにより該画像データに応じた静電潜像が前記感光体ドラム5表面に形成される後の処理については,前述説明した通常コピー時と同様である。
このように,当該カラー複写機Xにおいては,前記制御装置13において上述説明した一連の処理(プログラム)が実行されることにより,カラー原稿と白黒原稿が混在した原稿を集約コピーする場合には,集約される原稿から生成される画像データがカラーデータに統一された状態で複写画像が形成されることが理解される。
【0030】
(実施例2)
更には,前記制御装置13において,前述説明した実施形態並びに実施例における処理を利用者のニーズに応じて任意に切り替える機能を有する形態も考えられる。
そのような切り替え機能を備えることで,利用者は,複写画像の画質(つまりは,カラー印刷)を優先させる場合には,前記実施形態に係る処理を選択し,処理速度や白黒画像の画像品質を優先させる場合には,前記実施例に係る処理を選択するといった利用法が可能となり,より利用者のニーズに沿った画像処理を実現し得るカラー複写機を実現することが可能である
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,原稿台上に載置された原稿の画像データを読み込み,読み込まれた前記画像データに対しその原稿種別に応じた所定の処理を施して生成される出力データに基づいて記録紙上に画像を形成するよう構成された画像形成装置において,,集約すべき1組の原稿ごとに画像処理の種類を統一するものであるので,画像データの読み出し/書き込みに係る処理を簡略化することができ,メモリの使用効率を向上させ,ひいては,処理速度の高速化を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る複写機の概略構成を示す要部断面図。
【図2】 制御装置内で実行されるデータ格納に関する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図3】 制御装置の概略構成の一例を示すブロック図。
【図4】 カラー画像と白黒画像が混在する場合のデータ格納に関する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図5】 集約コピーにおける画像データの処理状況を模式的に示す図。
【図6】 制御装置内で実行されるデータ格納に関する処理の流れの別の例を示すフローチャート。
【図7】 制御装置の概略構成の別の例を示すブロック図。
【図8】 カラー画像と白黒画像が混在する場合のデータ格納に関する処理の流れの別の例を示すフローチャート。
【図9】 集約コピーにおける画像データの処理状況を模式的に示す図。
【符号の説明】
X …カラー複写機
1 …搬送ベルト
2 …記録紙
5 …感光体ドラム
6 …転写ローラ
7 …主帯電器
8 …光学系
9B …白黒現像器
9C …シアン現像器
9M …マゼンタ現像器
9Y …イエロー現像器
9Br…現像ローラ
9Cr…現像ローラ
9Mr…現像ローラ
9Yr…現像ローラ
10 …クリーニング装置
11 …定着装置
12 …スキャナ装置
13 …制御装置
101 …カラー/白黒判定部
102 …カラー処理部
103 …白黒処理部
104 …CMY白データ生成部
105 …セレクタ
106 …メモリ
107 …カウンタ
108 …カウンタ判定部
S1,S2,,…処理手順(ステップ)の番号

Claims (4)

  1. 集約処理に関する集約情報を入力する集約情報入力手段と,
    原稿の画像データを読み取る画像入力手段と,
    該画像入力手段により読み取られた前記画像データにカラー処理を施してカラーデータを生成するカラー処理手段と,
    該画像入力手段により読み取られた前記画像データに白黒処理を施して白黒データを生成する白黒処理手段と,
    該画像入力手段により読み取られた前記画像データについて,前記集約情報入力手段により入力された集約情報に基づいて集約される1組の原稿中にカラー原稿が含まれているか否かを上記集約される1組の画像データ毎に判定する原稿判定手段と,
    前記原稿判定手段による判定結果に応じて,前記カラー処理手段により生成される前記カラーデータ或いは前記白黒処理手段により生成される前記白黒データのいずれかを所定の記憶手段に格納する記憶制御手段と,
    前記記憶制御手段により前記所定の記憶手段に格納された前記集約されるべき1組の原稿に対応するデータを一枚の記録紙上に所定枚数集約する原稿集約手段と,
    を具備してなり,
    上記集約されるべき1組の画像データについての上記原稿集約手段による原稿集約が終了した後に,上記画像入力手段による次の画像の読み取りを開始するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶制御手段は,
    前記白黒処理手段により生成される白黒データと共に,前記画像入力手段により読み取られた元の画像データを記憶するものであって,
    前記原稿にカラー画像と白黒原稿が混在する場合,
    前記白黒画像である領域については,該領域に対応して記憶された前記元の画像データを前記カラー処理手段に戻し,該カラー処理手段により生成されるカラーデータを格納してなる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶制御手段は,
    白データを生成する白データ生成手段を更に具備するものであって,
    前記原稿にカラー画像と白黒原稿が混在する場合,
    前記白黒画像である領域については,該領域に対応して前記白黒処理手段により生成された前記白黒データと前記白データ生成部により生成される前記白データとを格納してなる請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶制御手段は,前記請求項2に記載の機能と,前記請求項3に記載の機能と,を任意に切り替える制御切り替え手段を更に具備してなる請求項1に記載の画像形成装置。
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