JP3733004B2 - 光学部品及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学レンズとレンズホルダとが一体化された光学部品に係り、特に光学レンズを加圧成形する際の、光学レンズとレンズホルダとの圧着構造、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信装置や、光学式情報読取装置などの各種分野において、光学レンズがレンズホルダに保持されている光学部品が使用されている。この従来の光学部品の構成においては、光学レンズを光学ガラス材料によりプレス成形する際に、レンズをレンズホルダの内面に圧着させて一体化する技術が一般に知られている。
【0003】
この従来の光学部品の場合、ステンレス材などで中空の筒状に形成された金属製のレンズホルダの筒内に、光学ガラスからなる円柱状ないしは球形状のレンズ素材を配置させ、加熱部材によりレンズ素材を加熱軟化させた後、金型で上下方向から挟持して加圧・変形させ、前記筒内に圧着させてレンズ素材とレンズホルダとを一体化させるとともに、レンズ素材に金型面を転写させて筒内の光軸方向にレンズ光学面を成形していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の光学部品の構成においては、図3及び図4に示すように、レンズ素材14を圧着させるレンズホルダ13の内壁面13aの内径と、レンズ素材14を加圧成形する金型11、12の外径とは、約20mm程度の隙間L1、L2が存在しており、このため、レンズ素材14を加圧成形する際に、この隙間L1、L2から変形されたレンズ素材14の一部が外方へはみ出すことから、レンズホルダ13の内壁面13aと接続されるレンズ光学面15a,15bの外周端面15c,15dの形状が不均一となってしまっていた。
【0005】
このため、このレンズ光学面15a,15bの外周端面15c,15dに生じたレンズ素材14のはみ出し部14a、14bが、振動や外力などにより破損して欠けが生じたり、ガラス粉がレンズ光学面15a,15bに付着してしまう可能性があるという問題があった。
【0006】
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、光学レンズとレンズホルダとが一体化された光学部品の構成で、レンズ素材を加圧成形する際に、レンズホルダの内壁面と接続されるレンズ光学面の外周端面のはみ出し部の発生による欠けや付着を防止することが可能な光学部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、金属からなり、上下に開口部を有して中空の筒状に形成されたレンズホルダと、このレンズホルダ内に挿入され、加熱及び加圧されることで前記レンズホルダの内壁部に一体的に圧着される光学レンズとを備え、前記レンズホルダの前記内壁部は、前記下方開口部よりも径の大きな前記上方開口部側に設けられた第1の円筒面と、前記上方開口部よりも前記下方開口部の径を小さくするように筒内に延びて形成された下端部に位置する第2の円筒面と、前記第1,第2の円筒面を繋ぐ傾斜面と、前記第1の円筒面の上端部側に位置した状態で、筒内に突出する環状の突出部を有し、前記光学レンズは、前記レンズホルダの前記上下開口部に位置するレンズ光学面と、このレンズ光学面から径方向に外周に延び、前記レンズホルダの前記内壁部によって保持される外周部を有し、前記光学レンズは、前記外周部の外周端面が前記第1,第2の円筒面と前記傾斜面に圧接されると共に、前記突出部を前記外周部に食い込ませて、前記レンズホルダに前記光学レンズを保持したことを特徴とする。
【0008】
また、第2の解決手段として、前記突出部は、押圧力によって変形された状態で、前記外周部に食い込ませたことを特徴とする。
また、第3の解決手段として、前記第1の円筒面の位置には凹溝部が設けられ、前記凹溝部内には、前記外周部を食い込ませたことを特徴とする。
また、第4の解決手段として、前記レンズホルダの前記内壁部には、前記上方開口部の径が大きくなるように、前記突出部から前記レンズホルダの上端部に向かって漸次傾斜する傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、第5の解決手段として、金属からなり、上下に開口部を有して中空の筒状に形成されたレンズホルダは、筒状の内壁部と、この内壁部に設けられた第1の円筒面と、この第1の円筒面の上端部側から筒内に突出する環状の突出部を有し、前記レンズホルダによって保持される光学レンズは、前記開口部に位置するレンズ光学面と、このレンズ光学面から径方向に外周に延び、前記レンズホルダの前記内壁部によって保持される外周部を有した光学部品を備えたものにおいて、前記光学レンズを形成するためのレンズ素材が前記レンズホルダの筒内に挿入され、その状態で前記レンズ素材を加熱して、前記レンズ素材が上下金型により加圧、変形されることによって、前記レンズ光学面、及び前記第1の円筒面を含む前記内壁部に圧接される外周端面を有した前記外周部が形成されると共に、前記レンズホルダの筒内に挿入される前記上金型は、その下面が環状の前記突出部の孔を塞ぎ、前記突出部の上部に重ね合わされた状態で、前記上金型によって、前記突出部が押圧、変形して前記外周部に食い込まされて、前記レンズホルダに前記光学レンズを保持したことを特徴とする。
また、第6の解決手段として、前記レンズホルダの前記内壁部は、前記下方開口部よりも径の大きな前記上方開口部側に設けられた前記第1の円筒面と、前記上方開口部よりも前記下方開口部の径を小さくするように筒内に延びて形成された下端部に位置する第2の円筒面と、前記第1,第2の円筒面を繋ぐ傾斜面を有し、前記上下金型による前記レンズ素材の変形によって形成される前記外周部の前記外周端面が前記第1,第2の円筒面と前記傾斜面に圧接されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、第7の解決手段として、前記レンズホルダの前記内壁部は、前記上方開口部の径が大きくなるように、前記突出部から前記レンズホルダの上端部に向かって漸次傾斜する傾斜面を有すると共に、前記レンズホルダの下端部には、外平面が設けられ、前記上金型は、環状の前記突出部の先端部における径よりも大きな外径端部を有し、前記下金型は、前記下方開口部を塞ぐように前記外平面に当接すると共に、前記上金型は、前記上方開口部から前記レンズホルダの筒内に挿入され、前記外径端部によって、前記突出部が押圧、変形して前記外周部に食い込まされるようにしたことを特徴とする。
また、第8の解決手段として、前記レンズ素材が球形状、或いは楕円形状に形成され、前記レンズ素材が前記上方開口部側から前記レンズホルダの筒内に挿入された際、前記レンズ素材が前記レンズホルダの筒内における前記第1,第2の円筒面を繋ぐ前記傾斜面に係止されて、筒内に係留されるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の1実施例を図1及び図2に示す。図1は成形前の光学部品を示す右側半分を省略した断面図、図2は成形後の光学部品を示す右側半分を省略した断面図である。
【0012】
図1において、上型1は、図示上下方向に摺動自在に設けられており、この上型1の下面中央には、上側に凹球面または凹非球面とされた光学転写面1aが形成されている。下型2は、図示上下方向に摺動自在に設けられており、この下型2の上面中央には、下側に凹球面または凹非球面または平面とされた光学転写面2aが形成されている。
【0013】
レンズホルダ3は、フェライト系のステンレス鋼などにより中空の筒状に形成されている。このレンズホルダ3の筒内の内壁部3aは、上面側には外側に大きく拡開された第1の傾斜面3bが形成され、この第1の傾斜面3bに続くその中間部には同一径で所定の長さに形成された第1の円筒面3cが形成され、この第1の円筒面3cに続く下面側には内側に向かって小径となるような第2の傾斜面3dが形成されたものとなっている。
【0014】
前記第1の傾斜面3bと前記第1の円筒面3cとの連結部には、前記第1の円筒面3cよりも中空の筒内方向へ突出する内径φAの環状の突出部3eが形成されており、上型1の外径φB(外径端部1b)との寸法関係がφB>φAとなるように形成されている。また、前記第1の円筒面3cには、断面V字状に環状の凹溝部3fが形成されている。また、前記第1の円筒面3cと前記第2の傾斜面3dとの連結部は、円弧面となっており、また、前記第2の傾斜面3dの下面側は先端がやや拡開された同一径で所定の長さに形成された第2の円筒面3gとなっている。
【0015】
レンズ素材4は、光学ガラス材料、例えば酸化鉛系ガラス材料などから形成されている。このレンズ素材4は、本実施例においては球形状のものを使用している。
【0016】
次に、図1及び図2において光学部品の製造方法について説明する。
前記レンズホルダ3は、図示しない金型本体の凹部内に位置決めされて嵌着される。この時、前記レンズ素材4は、前記レンズホルダ3の筒内の内壁部3aの前記第2の傾斜面3dの下端部上に配置されて位置決めされている。
【0017】
図1、2においては省略されているが、前記レンズホルダ3の外周には例えば高周波加熱装置からなる図示しない加熱部材が対向されており、この加熱部材によって前記レンズホルダ3が加熱され、さらには前記レンズ素材4が軟化点以上の温度に加熱されるものとなる。また、前記レンズ素材4は予熱された状態で前記レンズホルダ3内に供給されるようにしてもよい。
【0018】
そして、前記レンズ素材4の上下方向に配設されている前記上型1と下型2とが、お互いに挟圧する方向に駆動されることで、球形状の前記レンズ素材4が、前記光学転写面1aと2aとによって加圧成形されて、図2に示すように、球面または非球面のレンズ光学面5aと5bとを有する光学レンズ5がプレス成形されるものとなる。
【0019】
この場合、前記レンズ素材4が球形状であることから、前記上、下型1と2との光学転写面1aと2aとで加圧された時、前記レンズ素材4の変位、変動が小さくても前記レンズ光学面5a、5bが効率よく成形できるものとなる。
【0020】
また、図2に示すように、前記レンズホルダ3の内壁部3aの形状を、前記第1の円筒面3cと第2の傾斜面3dとの連結部に示すように、球形状の前記レンズ素材4の表面と同様な、円弧状に形成してあることから、素材形状が馴染み易く、すなわちレンズホルダ3の筒内にガラス材料が充填し易いため、前記レンズ素材4から前記光学レンズ5がプレス成形される際に、前記レンズホルダ3に対する圧着力が強化される。
【0021】
また、前記レンズホルダ3の内壁部3aには、前記第1の円筒面3cに環状に前記凹溝部3fを形成してあることから、加圧された前記レンズ素材4が前記凹溝部3fに食い込むこととなり、前記光学レンズ5が前記レンズホルダ3に確実に保持されるものとなる。
【0022】
また、前記レンズホルダ3の内壁部3aには、前記第1の傾斜面3bと第1の円筒面3cとの連結部に前記第1の円筒面3cよりも中空の筒内方向へ突出する環状の前記突出部3eが形成されている。すなわち、図2に示すように、上記の成型過程においては、前記上型1で前記レンズ素材4を加圧して上側に位置する前記レンズ光学面5aを成形する際に、加圧、変形された前記レンズ光学面5aの外周端面5cが、前記突出部3eの内側に位置した状態で、前記レンズ光学面5aの外周端面5cを前記突出部3eの全周にわたって圧接するように成形されるものとなっている。
【0023】
また、前記レンズ素材4の加圧、変形時に、前記突出部3eを、前記上型1の外径端部1bで押圧して変形させることにより、前記突出部3eの一部を前記レンズ光学面5aの外周端面5cに食い込むように埋設させる構成となっている。このため、前記上型1の中心と前記レンズホルダ3の中心とに軸ずれが生じて、前記突出部3eの変形量が不均一になることがあっても、隙間なく確実に前記光学レンズ5をレンズホルダ3に保持させることができる。
【0024】
したがって、前記レンズ素材4を加圧成形する際に、前記レンズホルダ3の内壁部3aの内径と、前記上型1の外径との間に隙間が存在しないことから、変形された前記レンズ素材4の一部が外方へはみ出すことがなく、前記レンズホルダ3の突出部3eと内壁部3aとに前記レンズ光学面5aの外周端面5cが隙間なく充填され、振動や外力などにより破損して欠けが生じたり、ガラス粉がレンズ光学面5aに付着することを防止できる。
【0025】
また、前記突出部3eの一部を前記レンズ光学面5aの外周端面5cに埋設させることから、前記光学レンズ5が前記レンズホルダ3に確実に保持されるものとなる。
【0026】
また、図2に示す上記の成形過程においては、前記下型2で前記レンズ素材4を加圧して下側に位置する前記レンズ光学面5bを成形する際に、前記レンズ素子4の加圧面を押圧する前記下型2の金型面を、全周にわたって前記レンズホルダ3の筒部内壁よりも外側に延設させてある。そして、この延設した部分を前記レンズホルダ3の外平面3hに突き当てることにより、前記レンズ光学面5bの外周端面5dと前記レンズホルダ3の筒部の外平面3hとの交点Pが一致するように、同一の金型面で蓋閉して成形するように構成されている。
【0027】
したがって、前記レンズ素材4を加圧成形する際に、下型2の金型面からの延設部分によって前記レンズホルダ3の筒部の外平面3hを蓋閉して閉空間とすることにより、前記レンズホルダ3の内壁部3aの内径と、前記下型2の外径との間、更にレンズホルダ3の筒部の外平面3hと金型との間に隙間が存在しないことから、変形された前記レンズ素材4の一部が外方へはみ出すことがなく、前記レンズホルダ3の内壁部3aと接続される前記レンズ光学面5bの外周端面5dの形状が均一化され、振動や外力などにより破損して欠けが生じたり、ガラス粉がレンズ光学面5bに付着することを防止できるものとなっている。
【0028】
なお、上記実施例においては、前記レンズ素材4が球形状のもので示されているが、この形状は必ずしも厳密な球形状でなくともよく、こぶなどのある断面が楕円形状などのように多少変形した形状でもよい。また、円柱状などの形状であってもよい。この場合においても上記と同様な効果が得られるのはもちろんである。
【0029】
また、上記実施例においては、前記レンズ素材4をレンズホルダ3の内壁部3aの第2の傾斜面3dに支持させたが、このようなレンズ素材4の支持部をレンズホルダ3に形成する代わりに、前記レンズホルダ3の内壁部3aをほぼ直線円筒状にし、金型で前記レンズ素材4を支持するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光学部品は、金属からなり、中空の筒状に形成されたレンズホルダと、このレンズホルダ内に挿入され、加熱、加圧されることでレンズホルダの内壁部に一体的に圧着されるとともに、開口部の光軸方向にレンズ光学面が形成された光学レンズとを備え、レンズホルダの内壁部で、かつ開口部近傍に環状の突出部を形成し、レンズ光学面の外周端面が突出部の内側に位置した状態で、レンズ光学面の外周端面を突出部の全周にわたって圧接させたことから、レンズホルダの内壁面と接続されるレンズ光学面の外周端面の形状が均一化され、振動や外力などにより破損して欠けが生じたり、ガラス粉がレンズ光学面に付着することを防止できる。
【0031】
また、突出部の一部が、レンズ光学面の外周端面に埋設するように圧接させたことから、光学レンズがレンズホルダに確実に保持される。
【0032】
さらに、本発明の光学部品の製造方法によれば、中空の筒状に形成されたレンズホルダの内壁部の開口部近傍に環状の突出部を形成し、光学ガラスからなるレンズ素子をレンズホルダの筒内に挿入し、その状態でレンズ素子を加熱して金型により加圧、変形させて筒内に圧着させて、開口部の光軸方向にレンズ光学面を成形するとともに、突出部を金型で変形させることにより突出部の一部をレンズ光学面の外周端面に埋設するようにしたことから、レンズ素材を加圧成形する際に、レンズホルダの内壁面の内径と、金型の外径との間に隙間が存在せず、変形されたレンズ素材の一部が外方へはみ出すことがなく、レンズホルダの内壁面と接続されるレンズ光学面の外周端面の形状を均一に成形することができる。
【0033】
また、中空の筒状に形成されたレンズホルダの筒部に、光学ガラスからなるレンズ素子を挿入し、その状態でレンズ素子を加熱して金型により加圧、変形させて筒内に圧着させて、開口部の光軸方向にレンズ光学面を成形するとともに、レンズ素子を加圧、変形させる際に、レンズ素子の加圧面を押圧する金型面をレンズホルダの筒部内壁よりも外側に延設させ、レンズ光学面の外周端面とレンズホルダの筒部の外平面とをこの金型面で蓋閉して成形するようにしたことから、レンズ素材を加圧成形する際に、レンズホルダの内壁部と、金型との間に隙間が存在せず、変形されたレンズ素材の一部が外方へはみ出すことがなく、レンズホルダの内壁面と接続されるレンズ光学面の外周端面の形状を均一に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である成形前の光学部品の右側半分を省略した状態を示す断面図である。
【図2】本発明の同じく成形後の光学部品の右側半分を省略した状態を示す断面図である。
【図3】従来の成形前の光学部品の右側半分を省略した状態を示す断面図である。
【図4】従来の同じく成形後の光学部品の右側半分を省略した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上型(金型)
1a 光学転写面
1b 外径端部
2 下型(金型)
2a 光学転写面
3 レンズホルダ
3a 内壁部
3b 第1の傾斜面
3c 第1の円筒面
3d 第2の傾斜面
3e 突出部
3f 凹溝部
3g 第2の円筒面
3h 外平面
4 レンズ素材
5 光学レンズ
5a,b レンズ光学面
5c,d 外周端面

Claims (8)

  1. 金属からなり、上下に開口部を有して中空の筒状に形成されたレンズホルダと、このレンズホルダ内に挿入され、加熱及び加圧されることで前記レンズホルダの内壁部に一体的に圧着される光学レンズとを備え、前記レンズホルダの前記内壁部は、前記下方開口部よりも径の大きな前記上方開口部側に設けられた第1の円筒面と、前記上方開口部よりも前記下方開口部の径を小さくするように筒内に延びて形成された下端部に位置する第2の円筒面と、前記第1,第2の円筒面を繋ぐ傾斜面と、前記第1の円筒面の上端部側に位置した状態で、筒内に突出する環状の突出部を有し、前記光学レンズは、前記レンズホルダの前記上下開口部に位置するレンズ光学面と、このレンズ光学面から径方向に外周に延び、前記レンズホルダの前記内壁部によって保持される外周部を有し、前記光学レンズは、前記外周部の外周端面が前記第1,第2の円筒面と前記傾斜面に圧接されると共に、前記突出部を前記外周部に食い込ませて、前記レンズホルダに前記光学レンズを保持したことを特徴とする光学部品。
  2. 前記突出部は、押圧力によって変形された状態で、前記外周部に食い込ませたことを特徴とする請求項1記載の光学部品。
  3. 前記第1の円筒面の位置には凹溝部が設けられ、前記凹溝部内には、前記外周部を食い込ませたことを特徴とする請求項1、又は2記載の光学部品。
  4. 前記レンズホルダの前記内壁部には、前記上方開口部の径が大きくなるように、前記突出部から前記レンズホルダの上端部に向かって漸次傾斜する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の光学部品。
  5. 金属からなり、上下に開口部を有して中空の筒状に形成されたレンズホルダは、筒状の内壁部と、この内壁部に設けられた第1の円筒面と、この第1の円筒面の上端部側から筒内に突出する環状の突出部を有し、前記レンズホルダによって保持される光学レンズは、前記開口部に位置するレンズ光学面と、このレンズ光学面から径方向に外周に延び、前記レンズホルダの前記内壁部によって保持される外周部を有した光学部品を備えたものにおいて、前記光学レンズを形成するためのレンズ素材が前記レンズホルダの筒内に挿入され、その状態で前記レンズ素材を加熱して、前記レンズ素材が上下金型により加圧、変形されることによって、前記レンズ光学面、及び前記第1の円筒面を含む前記内壁部に圧接される外周端面を有した前記外周部が形成されると共に、前記レンズホルダの筒内に挿入される前記上金型は、その下面が環状の前記突出部の孔を塞ぎ、前記突出部の上部に重ね合わされた状態で、前記上金型によって、前記突出部が押圧、変形して前記外周部に食い込まされて、前記レンズホルダに前記光学レンズを保持したことを特徴とする光学部品の製造方法。
  6. 前記レンズホルダの前記内壁部は、前記下方開口部よりも径の大きな前記上方開口部側に設けられた前記第1の円筒面と、前記上方開口部よりも前記下方開口部の径を小さくするように筒内に延びて形成された下端部に位置する第2の円筒面と、前記第1,第2の円筒面を繋ぐ傾斜面を有し、前記上下金型による前記レンズ素材の変形によって形成される前記外周部の前記外周端面が前記第1,第2の円筒面と前記傾斜面に圧接されるようにしたことを特徴とする請求項5記載の光学部品の製造方法。
  7. 前記レンズホルダの前記内壁部は、前記上方開口部の径が大きくなるように、前記突出部から前記レンズホルダの上端部に向かって漸次傾斜する傾斜面を有すると共に、前記レンズホルダの下端部には、外平面が設けられ、前記上金型は、環状の前記突出部の先端部における径よりも大きな外径端部を有し、前記下金型は、前記下方開口部を塞ぐように前記外平面に当接すると共に、前記上金型は、前記上方開口部から前記レンズホルダの筒内に挿入され、前記外径端部によって、前記突出部が押圧、変形して前記外周部に食い込まされるようにしたことを特徴とする請求項6記載の光学部品の製造方法。
  8. 前記レンズ素材が球形状、或いは楕円形状に形成され、前記レンズ素材が前記上方開口部側から前記レンズホルダの筒内に挿入された際、前記レンズ素材が前記レンズホルダの筒内における前記第1,第2の円筒面を繋ぐ前記傾斜面に係止されて、 筒内に係留されるようにしたことを特徴とする請求項6、又は7記載の光学部品の製造方法。
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