JP3235290B2 - 成形用ガラス素材及び光学ガラス素子の製造方法 - Google Patents

成形用ガラス素材及び光学ガラス素子の製造方法

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    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学機器に使用される
レンズ、プリズム等の高精度光学ガラス素子を精密ガラ
ス成形法により形成するための成形用ガラス素材、光学
ガラス素子の製造方法及び光学ガラス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高精度光学レンズ、特に非球面ガ
ラスレンズ等の製造法として、研磨工程無しの一発成形
により、形成する試みが多くなされ、具現化されつつあ
る。
【0003】その成形法の一つとして、ガラス素材を変
形可能な温度、例えば軟化点近傍の温度に加熱し、押圧
成形等の手段を用いて成形する方法がある(例えば、特
開昭61ー21927号公報、特開昭62−18212
2号公報)。
【0004】この方法には、良好な面粗度及び適切な形
状を有した成形用ガラス素材が必要である。以下、図面
を用いて従来の光学ガラス素子の製造方法の一例につい
て説明する。
【0005】図5は、従来の成形用ガラス素材、片面は
平面、他方はR曲面形状を成形して光学ガラス素子を加
圧変形させた状態を示す断面図である。20、21はそ
れぞれ上型と下型、22は胴型、25は光学ガラス素
子、23、24は加熱加圧機構を備えたプレスヘッドの
一部である。
【0006】成形用ガラス素材25を、上型20、下型
21、胴型22の中に供給し、加熱加圧機構を備えたプ
レスヘッド23、24で加熱して押圧成形する。変形が
終了した後は上型20、下型21、胴型22、光学ガラ
ス素子25を徐々に冷却し、光学ガラス素子25が取り
出し可能な温度以下になると上型20を開き、光学ガラ
ス素子25を取り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の成形方法におい
て、胴型内径に比べて成形用ガラス素材外径がある程度
以上小さいと、成形用ガラス素材と上下型に偏心が生じ
る。偏心が生じると、成形用ガラス素材の有効面以外の
面が光学ガラス素子の光学有効面まで回り込んでくる。
【0008】前述した光学ガラス素子の光学有効面と
は、光学ガラス素子において実際に光学ガラス素子に要
求される光学性能を生み出すために最小限必要とされる
光学作用面のことであり、また、光学ガラス素材の有効
面とは光学ガラス素子と同等の面粗度を有した面のこと
である。
【0009】その面粗度の一例を具体的に述べれば、研
磨加工面の場合、Rmax=0.01μm以下が用いられることが
多いが、勿論、光学ガラス素子により必要な面粗度が異
なるので、一律に断言することはできない。
【0010】成形用ガラス素材の有効面以外の面が光学
ガラス素子の光学有効面として成形されると、外観上は
勿論のこと透過率の低下など光学ガラス素子としての性
能に悪影響を及ぼす。
【0011】また、それらを防止するために、成形用ガ
ラス素材と型の位置決め機構を設けたり、成形用ガラス
素材の有効面以外の面を有効面と同様の面粗度に加工し
た成形用ガラス素材を用いたりすると、成形用ガラス素
材や成形された光学ガラス素子のコストアップの要因と
なる。
【0012】また、胴型内径と成形用ガラス素材外径の
差が殆ど無いと見なせる程に小さい場合には、型の形状
や成形用ガラス素材の形状によって、型の光学機能面と
成形用ガラス素材の有効面間にある密閉空間部分の気体
が抜けない、あるいは変形量が十分に確保できない等の
問題が生じ、光学有効面の転写が不完全になり、良好な
光学ガラス素子を得ることが出来なかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、胴型内径をφC、一対の上下型のうち光学
有効面径が大きい型の光学有効面径をφA、成形用ガラ
ス素材の外径をφS、成形用ガラス素材の有効面径をφ
SSとした時、それらの関係が、φA<φSS≦φSで
あり、かつ、φC−[φS−{(φS−φSS)/
2}]≦(φC−φA)/2である成形用ガラス素材を
用いるものである。
【0014】
【作用】前述した関係を満たす成形用ガラス素材によ
り、成形用ガラス素材と上下型に偏心が生じた場合で
も、光学ガラス素子の光学有効面に成形用ガラス素材の
有効面以外の面の回り込みがなくなり、良好な光学有効
面を有した光学ガラス素子を得ることが出来る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の成形用ガラス素材と光学ガラ
ス素子の製造方法と光学ガラス素子の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例の説明図であり、成形用ガラス素材を上下型間に保持
した状態及び光学ガラス素子が示されている。
【0017】図1において、1は上型、2は下型、3は
胴型、6は成形用ガラス素材、4、5は加熱加圧機構を
備えたプレスヘッドの一部、7は光学ガラス素子であ
る。
【0018】本実施例では、成形された光学ガラス素子
7の外径を規制する胴型内径φCはφ6mmである。上
型1の光学機能面径φBu及び下型2の光学機能面径φ
Bdはφ5.5mm、上型1の光学有効面径φAuはφ
4.3mm、下型2の光学有効面径φAdはφ4.5m
mである。
【0019】また、上型1の曲率半径は8mm、下型2
の曲率半径は12mmで光学機能面径φBu=φBd=
φ5.5mmまで加工されており、それより外周は平坦
部となっている。
【0020】前述した上下型の光学有効面とは、成形転
写された光学ガラス素子の光学有効面に対応して実際に
光学ガラス素子に要求される光学性能を生み出すために
最小限必要とされる面のことである。
【0021】また、前述した光学機能面とは、図1
(a)で示すように光学有効面を含み、光学有効面から
平坦面までの曲面を加えた面までのことである。平坦面
がない場合は、胴型内径と摺動収納する上下型の外径部
分までが光学機能面である。
【0022】上型1、下型2の光学有効面径φAu、φ
Adは勿論のこと、光学有効面径φAu、φAdから光
学機能面径φBu、φBdまでを球面でなく非球面に加
工しても良い。
【0023】形状精度は上型1、下型2ともPV=λ/
8(λ=633nm)以下である。成形用ガラス素材6
の形状(図4(a)に断面図を示す)は、両端面ともに
平面で光学ガラス素子7と同等の面粗度Rmax=0.
01μm以下に仕上げられているが、外周面(有効面以
外の面)は研削面であり、面粗度はRmax=約1μ
m、外径φSと有効面径φSSは等しくφ5.4mmで
作成してある。
【0024】よって、本実施例では、上下型のうち光学
有効面径が大きい型の光学有効面径φAd=φA=φ
4.5mm、上下型のうち光学機能面径が小さい型の光
学機能面径φBu=φBd=φB=φ5.5mm、φS
=φSS=5.4mm、φC=φ6mmとなり、本発明
の寸法関係の範囲内である。
【0025】また、光学ガラス素子7の中心厚は3.0
mmであり、成形用ガラス素材6の厚みは3.12mm
に作成されている。また成形用ガラス素材6の材料とし
ては、SF4(Tg=430℃)を用いた。
【0026】成形用ガラス素材6を成形用ガラス素材6
の有効面径φSSと上下型の光学有効面径φAu、φA
dが対向するよう上型1、下型2、胴型3の間に配置す
る。プレスヘッド4、5によりそれらを加熱する。
【0027】成形用ガラス素材6が成形可能な温度に到
達すると、プレスヘッド4、5により加圧を行い所定量
変形させる。成形温度は520℃、加圧力は450Kg
f/cm2とした。
【0028】光学ガラス素子7の中心厚は胴型3の端面
と上型1、下型2の胴型3の端面と対向する面が当接す
ることにより決定している。他の方法で光学ガラス素子
の中心厚を決定しても良い。
【0029】変形が終了した後、プレスヘッド4、5に
より、冷却を行う。光学ガラス素子7が取りだし可能な
温度420℃以下になると上型1、胴型3を分解し、光
学ガラス素子7を取り出す。光学ガラス素子7の形状精
度は上下面ともPV=λ/5以下を示し、型精度を良好
に転写していた。
【0030】また、図1(b)に示すように、成形用ガ
ラス素材6が一方に偏り外周面が胴型3の内壁に接触し
ても、対向する側の成形用ガラス素材6の外周面と胴型
3の内壁との最大隙間Lsは、Ls=φC−[φS−
{(φS−φSS)/2}]=6−[5.4−{(5.
4−5.4)/2}]=0.6mmであり、胴型3の内
壁から、上型1の光学有効面径φAuまでの距離Lku
=(φC−φAu)/2=(6−4.3)/2=0.8
5mm、下型2の光学有効面径φAdまでの距離Lkd
=(φC−φAd)/2=(6−4.5)/2=0.7
5mmより小さいため、すなわち、本発明に規定の寸法
関係であるため、図1(c)に示すように光学ガラス素
子7の光学有効面径φAu、φAdに成形用ガラス素材
6の有効面径φSS以外の面が回り込むこと無く常に良
好な転写面を有した光学ガラス素子7が得られた。
【0031】本実施例の上型1、下型2の形状、光学機
能面径φBu、φBdが胴型内径φCより小さく光学機
能面径φBu、φBdが凹面形状を有し、図4(a)の
ような両端面が平面形状の成形用ガラス素材を用いる場
合、上下型のうち光学有効面径が大きい型の光学有効面
径φA、上下型のうち光学機能面径が小さい型の光学機
能面径φB、成形用ガラス素材の外径φS、成形用ガラ
ス素材の有効面径φSSの関係が、φA<φSS≦φS
≦φBにしておくことが望ましい。
【0032】φSがφBより大きくなると、φSとφC
の間隔が小さくなり、変形量が十分でなく成形用ガラス
素材6の有効面径φSSと型の光学機能面径φBの間の
密閉空間の気体が抜けにくく、転写不良の生じる原因と
なる。
【0033】しかし、図4(d)のような形状をした成
形用ガラス素材を用いた場合であれば、密閉空間は存在
しなくなるのでφA<φSS≦ φSの関係でも転写不
良が発生することは無い。
【0034】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例の説明図であり、成形用ガラス素材13を上下型8、
9間に保持した状態を示すものである。11、12は加
熱加圧機構を備えたプレスヘッドの一部である。
【0035】上型8、下型9は、所望の光学性能が得ら
れるように凸形状に加工されている(従って、凹レンズ
が成形される)。上型8、下型9の光学機能面径φB
u、φBdは、胴型内径φCと同じ径φ8mmに、また
上型8の曲率半径は6mm、下型9の曲率半径は7.5
mmに加工されており、光学有効面径φAu、φAdは
それよりも小さく上型φ6.0mm、下型φ6.2mm
である。形状精度は上型8、下型9ともPV=λ/8以
下である。
【0036】成形用ガラス素材13の形状は、両端面と
もに平面で、この平面部分は光学ガラス素子と同等の面
粗度Rmax=0.01μm以下に仕上げられている
が、外周面は研削面であり、面粗度はRmax=約0.
2μmであり、、外径φSと有効面径φSSは等しく共
にφ7.1mmで作成してあり、本発明に規定の寸法関
係の範囲内である。
【0037】成形して得られる光学ガラス素子の中心厚
は0.8mmで、成形用ガラス素材13の厚みは2.6
5mmとした。
【0038】本実施例においては、第1の実施例と同様
な工程で光学ガラス素子を得る。本実施例では、成形用
ガラス素材13としてSF8(Tg=425℃)を用
い、成形温度は530℃、加圧力は200Kgf/cm
2、取り出し温度は420℃以下で行った。
【0039】その結果、得られた光学ガラス素子の形状
精度は上下面ともPV=λ/5以下を示し、型の精度を
良好に転写していた。
【0040】また、図1(b)と同様に、故意に成形用
ガラス素材13を一方に偏らせた場合(言い換えれば、
成形用ガラス素材13と上型8、下型9に偏心が生じた
場合)でも、成形用ガラス素材13の有効面径φSS以
外の面が光学ガラス素子の光学有効面径φAu、φAd
に転写されることは無く、成形用ガラス素材13の有効
面径φSS内で光学ガラス素子の光学有効面径φAu、
φAdを形成した良好な光学性能の光学ガラス素子が成
形できた。
【0041】本実施例では、成形用ガラス素材13が一
方に偏り成形用ガラス素材13の外周面が胴型10の内
壁に接触した時、対向する側の成形用ガラス素材13の
外周面と胴型10の内壁との最大隙間は0.9mmであ
り、胴型10の内壁から下型9の光学有効面径φAdま
での距離0.9mmと同じである。
【0042】一方、押圧成形することにより、成形前の
成形用ガラス素材の有効面径φSSは大きく広がること
が確認されており、従って本実施例において光学ガラス
素子の光学有効面に成形用ガラス素材13の有効面以外
の面(外周面)が回り込むことはない。
【0043】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施
例を示すもので、成形用ガラス素材19を上下型14、
15間に保持した状態を示す。16は胴型、19は成形
用ガラス素材、17、18は加熱加圧機構を備えたプレ
スヘッドの一部である。
【0044】上型14は曲率半径8.0mmの凸形状に
加工されている。上型14の光学機能面径φBuは胴型
16の内径φCと同じφ13mmで、光学有効面径φA
uはφ8.24mmである。
【0045】下型15の光学機能面径φBdはφ12m
mで、光学有効面径φAdはφ10.8mm、曲率半径
は40.0mmである。形状精度は上型14、下型15
ともPV=λ/8以下である。
【0046】成形用ガラス素材19の形状は、両端面と
もに平面の円板形状で、この平面部は光学ガラス素子と
同等の面粗度Rmax=0.01μm以下に仕上げられ
ているが、外周面は面粗度がRmax=0.8μm程度
の研削面である。また、外径φSと有効面径φSSは等
しくφ11.9mmで作成してあり、本発明に規定の寸
法関係を満たしている。光学ガラス素子の中心厚1.2
mmを得るため、成形用ガラス素材19の厚みは2.9
3mmとした。
【0047】第1の実施例と同様な工程で光学ガラス素
子を得た。光学ガラス素子の形状精度は上下面ともPV
=λ/4以下を示し、型精度を良好に転写していた。
【0048】さらに図4(b)、(c)に示す外周面と
有効面をC面、R面で連結した形状を有する成形用ガラ
ス素材を作成した。いずれも外径φSはφ12mm、面
取り部分は0.1mm(それぞれC0.1mm、R0.
1mm)とし、有効面径φSSはφ11.8mm、厚み
は2.88mm、有効面径の面粗度はRmax=0.0
1μm以下、有効面以外の面粗度はRmax=3μmで
ある。
【0049】また図4(d)に示す成形用ガラス素材を
作成したが、これは、両凸Rの形状で、外径φSと有効
面径φSSは等しくφ11.95mm、曲率半径は両面
とも38.0mm、中心厚3.37mmである。
【0050】これらの成形用ガラス素材について同様に
成形を行った。いずれの形状の光学用ガラス素材も本発
明に規定の寸法関係を満たしており、故意に成形用ガラ
ス素材を片方に偏らせた場合でも、成形用ガラス素材の
有効面以外の面が光学ガラス素子の光学有効面に回り込
んで転写されることは無く、成形用ガラス素材の有効面
径φSS内で光学ガラス素子の光学有効面を形成した良
好な光学性能の光学ガラス素子を得ることができた。
【0051】尚、本実施例で挙げた成形用ガラス素材以
外の形状においても、本発明に規定の関係を満たしてい
れば良好な転写面を有した光学ガラス素子が得られるこ
とは言うまでもない。
【0052】例えば、図4(c)の様にR面取りをした
形状において、R面取り部を鏡面加工し、有効面部φS
Sを外径φSと同一径にしても問題無い。また、成形後
に胴型内径で規制された光学ガラス素子の外径を心取り
加工等を施して光学ガラス素子として用いても何等問題
はない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、成形用ガラス素材と上
下型に偏心が生じた場合でも、成形用ガラス素材の有効
面以外の面が光学ガラス素子の光学有効面に回り込むこ
とがなく、成形用ガラス素材の有効面のみで光学ガラス
素子の光学有効面が形成できる。
【0054】このため、成形用ガラス素材の有効面以外
の面を有効面と同様な面粗度に加工していない成形用ガ
ラス素材を用いることが可能となり成形用ガラス素材が
安価になる。
【0055】また、偏心を防止するための成形用ガラス
素材の位置決め装置なども必要なく工程が容易になり、
さらには光学ガラス素子の低価格化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の説明図
【図2】本発明の第2実施例の説明図
【図3】本発明の第3実施例の説明図
【図4】本発明の成形用ガラス素材の実施例を示す断面
【図5】従来の光学ガラス素子の成形技術の説明図
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 胴型 4 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 5 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 6 成形用ガラス素材 7 光学ガラス素子 8 上型 9 下型 10 胴型 11 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 12 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 13 成形用ガラス素材 14 上型 15 下型 16 胴型 17 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 18 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 19 成形用ガラス素材 20 上型 21 下型 22 胴型 23 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 24 加熱加圧機構を有するプレスヘッドの一部 25 光学ガラス素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春原 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 片岡 秀直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−286727(JP,A) 特開 昭62−182122(JP,A) 特開 昭61−21927(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 11/00 - 11/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の上下型のうち光学有効面径が大きい
    型の光学有効面径をφA、胴型内径をφC、成形用ガラ
    ス素材の外径をφS、成形用ガラス素材の有効面径をφ
    SSとした時、それらの関係が、φA<φSS≦φSで
    あり、かつ、φC−[φS−{(φS−φSS)/
    2}]≦(φC−φA)/2であることを特徴とする成
    形用ガラス素材。
  2. 【請求項2】一対の上下型のうち光学有効面径が大きい
    型の光学有効面径をφAとし、前述の上下型のうち光学
    機能面径の小さい型の光学機能面径をφB、成形用ガラ
    ス素材の外径をφS、成形用ガラス素材の有効面径をφ
    SSとした時、φA<φSS≦φS≦φBであることを
    特徴とする請求項1記載の成形用ガラス素材。
  3. 【請求項3】一対の上下型のうち光学有効面径が大きい
    型の光学有効面径をφA、胴型内径をφC、成形用ガラ
    ス素材の外径をφS、成形用ガラス素材の有効面径をφ
    SSとした時、それらの関係が、φA<φSS≦φSで
    あり、かつ、φC−[φS−{(φS−φSS)/
    2}]≦(φC−φA)/2である成形用ガラス素材を
    上下型間に型の光学有効面と成形用ガラス素材の有効面
    とが対向するように供給し、前記成形用ガラス素材を軟
    化点近傍の温度まで加熱し、上型、下型により押圧成形
    を行い、その後、光学ガラス素子がガラス転移点近傍の
    温度になるまで冷却した後、光学ガラス素子を取り出す
    ことを特徴とする光学ガラス素子の製造方法。
  4. 【請求項4】一対の上下型のうち光学有効面径が大きい
    型の光学有効面径をφA、前述の上下型のうち光学機能
    面径の小さい型の光学機能面径をφB、成形用ガラス素
    材の外径をφS、成形用ガラス素材の有効面径をφSS
    とした時、φA<φSS≦φS≦φBである成形用ガラ
    ス素材を用いることを特徴とする請求項3記載の光学ガ
    ラス素子の製造方法。
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