JP3732164B2 - 商品包装ネット袋の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生鮮野菜や果物等の商品を収納し鮮度保持のため通気性の良い商品包装ネット袋及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、離型シート機能を有する封口用舌片によって開口部を封口でき、且つ、容易に開封できる商品包装ネット袋及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の商品包装ネット袋は、商品収納の開口部を封口用舌片で開閉するために、封口用舌片の内面又は商品収納の開口部の外面のいずれかに粘着剤層を設け、この粘着剤層の上に、剥離シートを貼り付けているものが広く使用されている。この方式では、商品を収納後封口する場合、該剥離シートを剥がして、粘着剤層で封口用舌片を貼着し封口している。しかし、このような従来の商品包装袋は、開口部から商品を収納する時、粘着剤層を保護被覆している離型シートを除去しなければならず、且つ、除去した離型シートは、ゴミとして廃棄することとなるので、環境対策の面でも好ましくない欠点があり、また、ネット袋は本質的に柔軟すぎるので商品収納後の封口操作に手間がかかる欠点がある。
さらに、剥離シートが粘着された状態で、自動包装工程にかけると工程中に剥離シートが剥がれるおそれがあり、また、自動的封口操作においては、剥離シートの剥がし操作及び剥がした剥離紙の機械的除去操作が困難となる。
従来の自動包装の封口は、ヒートシール又は溶断によって行われているが、熱溶着による封口は、粘着剤による封口の場合のように、商品収納後の封口の開閉が反復できない欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、粘着剤で封口する商品包装ネット袋において、封口に際して粘着剤層の上の剥離シートを除去する操作が不要であり、且つ、開口部から商品の出し入れが容易である商品包装ネット袋及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、剥離シートの機能を保有する封口用舌片を、粘着剤層を塗布した封口片上端に溶着させることによって、従来の商品包装袋の欠点を改善できることに着目して、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(1)表側及び裏側の合成樹脂製ネットシートを重合した重合ネットシートの両側縁部分を溶着して袋体部側縁を形成し、上部に開口部を有する袋体部を有する商品包装ネット袋の連続的製造工程において、該開口部の裏側の開口縁のネットシートと封口片の下縁を開口縁に平行に溶着し、該封口片の上縁に、上縁と平行に粘着剤層を形成し、該粘着剤層上に、離型剤を塗布した熱可塑性フイルム別片を貼着し、該熱可塑性フイルム別片を封口片上縁端で溶着して、封口片上縁端に該熱可塑性フイルム別片を封口用舌片として固定し、該封口片を袋体開口部側に折り返したとき、封口片の上縁の前記粘着剤層が当接する袋体開口部の表側の開口縁のネットシート上に熱可塑性フイルム受片を該開口縁に沿って溶着固定することを特徴とする商品包装ネット袋の製造方法、及び
(2)合成樹脂製の長尺のネットシートから、下記1)〜5)の工程によって、上部に開口部を有し、封口用舌片によって該開口部を封口できる商品包装ネット袋を、連続的に製造することを特徴とする商品包装ネット袋の製造方法、
1)離型剤を塗布した長尺の熱可塑性フイルム上に粘着剤を所定の位置に塗布した長尺の熱可塑性フイルム別片シートの中心線を長尺の封口片シートの中心線上に、粘着剤層を内側にして重ねて、長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを作製する工程、
2)表側長尺合成樹脂製ネットシート及び裏側長尺合成樹脂製ネットシートを重合して2系列のネットシート重合帯を形成する工程、
3)2)の工程で作製された2系列の長尺の重合ネットシートを、裏側長尺合成樹脂製ネットシートを下にして、所定の間隔を空けて互いに開口部を対向させて、ヒートシール台に送り出し、2系列のネットシート重合帯の下面に、1)の工程で作製された長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを、2系列のネットシート重合帯のそれぞれの上縁に、封口片シートが当接融着すべき位置に送り出し、さらに、2系列の長尺の熱可塑性フイルム受片シートを表側長尺重合ネットシートのそれぞれの上縁の当接融着すべき位置に送り出し、表面及び裏面からヒートシール台に対してヒートシーラーを押圧して、長尺の封口片シート及び長尺の受片シートをそれぞれネットシート重合帯の裏側及び表側に溶着固定するヒートシール工程、
4)長尺の封口片シートと長尺の熱可塑性フイルム別片シートとの積層シートの中心線で該積層シートを溶断し、熱可塑性フイルム別片シートを封口用舌片として封口片シートに溶着するとともに、2系列のネットシート重合帯を分離する工程、
5)4)工程によって分離された2系列のネットシート重合帯を所定の間隔ごとに溶着切断又は溶着溶断して袋体部側縁を形成する工程、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の商品包装ネット袋は、表側及び裏側の合成樹脂製ネットシートを重合し、両側縁及び底部を形成させて上方に開口部を有する袋体としてなり、袋体裏側と封口片の下縁を溶着し、封口片の上縁に粘着剤層を有し、離型剤層を有する封口用舌片を、封口片の上縁に、粘着剤層と離型剤層とが接着するように溶着し、封口片を折り返して袋体開口部を封口するとき、粘着剤層が当接する袋体表側開口縁のネットシート上に熱可塑性フイルム受片を溶着してなるものである。
以下に、図1、2、3、4及び5によって本発明の実施の形態をさらに詳細に説明するが、図面は、本発明の一態様を示すものであり、これらの図面により本発明はなんら限定されるものではない。
図1は、商品包装ネット袋の平面図である。
図2は、商品包装ネット袋の開封時の側断面図である。
図3は、商品包装ネット袋の封口時の側断面図である。
図4は、商品包装ネット袋の作製加工時の斜視図である。
図5は、商品包装ネット袋の作製加工時の断面図である。
【0006】
本発明の、図1、図2及び図3に示す商品包装ネット袋1は、合成樹脂製の表側ネットシート2及び裏側ネットシート3を重合した重合ネットシートの袋体部両側縁部分を形成すべき所定の位置でヒートシーラー(図示されない)によって、図1に示すネット袋側縁溶着部5で溶着して袋体部側縁を形成し、袋体部底部は、一枚のネットシートを半折した場合には、半折部分がそのまま底部を形成し、表、裏別の二枚のネットシートを重合する場合には、底部で二枚のネットシートを溶着することによって底部を形成し、上部に開口部を有する商品収納部4を形成することができる。該商品収納部4の開口部の開口縁の裏側ネットシート3と封口片8の下縁を開口縁に平行に図2で示すように、封口片溶着部9で溶着し、該封口片8の上縁に、上縁と平行に粘着剤層12を形成し、該粘着剤層上に、離型剤層13を塗布した熱可塑性フイルムを貼着し、これを溶着することによって該封口片8の上縁と封口用舌片溶着部11で溶着した封口用舌片10を形成し、図3に示すように、該粘着剤層12が封口時に当接する袋体開口部の開口縁の表側ネットシート2の上に熱可塑性フイルム受片6を受片溶着部7で、ヒートシーラー(図示されない)によって、溶着して本発明の商品包装ネット袋1作製することができる。
【0007】
本発明の商品包装ネット袋1は、連続的に製造することができる。すなわち、合成樹脂製の長尺のネットシートから、下記1)〜5)の工程に従って、連続的に、商品包装ネット袋1を製造することができる。これを図4商品包装ネット袋の作製加工時の斜視図及び図5商品包装ネット袋の作製加工時の断面図によって説明する。
1)離型剤層13を塗布した長尺の熱可塑性フイルムの離型剤層13の上に粘着剤層12を塗布した長尺の熱可塑性フイルム別片シートの中心線を、長尺の封口片シートの中心線上に、粘着剤層12を内側にして重ねて、長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを作製する。
2)長尺合成樹脂製の表側ネットシート2及び長尺合成樹脂製の裏側ネットシート3を重合して2系列のネットシート重合帯を形成する。
3)2)の工程で作製された2系列の長尺の重合ネットシートを、長尺合成樹脂製の裏側ネットシート3を下にして、所定の間隔を空けて互いに開口部を対向させて、図5に示すように、ヒートシール台15に送り出し、2系列のネットシート重合帯の下面に、1)の工程で作製された長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを、図4及び図5に示すように、2系列のネットシート重合帯のそれぞれの上縁に、封口片シートが当接融着すべき位置に送り出し、さらに、2系列の長尺の熱可塑性フイルム受片6シートを長尺の表側重合ネットシート2のそれぞれの上縁の当接融着すべき位置に送り出し、表面及び裏面から、図5に示すヒートシール台15に対してヒートシーラー(図示されない)を押圧して、長尺の封口片シート及び長尺の受片シートをそれぞれネットシート重合帯の裏側及び表側にヒートシールによって溶着固定する。
【0008】
本工程において、1)の工程で作製された長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートをネットシート重合帯の下面に、ヒートシールによって溶着固定するにあたっては、必要よっては、裏側ネットシート3の袋体内側のネットシート上に該積層シートを溶着固定することもできる。
4)長尺の封口片シートと長尺の熱可塑性フイルム別片シートとの積層シートの中心線で、図4に示すように、該積層シートを溶着溶断し、熱可塑性フイルム別片シートを封口用舌片として封口片シートに溶着するとともに、2系列のネットシート重合帯を熱溶断シーラー14によって分離する。
5)4)工程によって分離された2系列のネットシート重合帯を所定の間隔ごとに図1に示すネット袋側縁溶着部5で溶着し、隣接ネット袋側縁溶着部5との中間で熱的に又は機械的に切断して、袋体部側縁を形成することによって、商品包装ネット袋1を作製する。
以上に、効率の良い2系列同時並行製造方式によって、本発明の商品包装ネット袋を連続的に製造する方法を説明したが、本発明は2系列同時並行連続製造方式に限定されるものではない。1系列のみで、本発明の商品包装ネット袋を連続的に製造することができる。
【0009】
本発明に用いる合成樹脂製ネットシートは、通気性がよく、商品保護のために十分な強度を有し、ネットシート同士、ネットシートと封口片、又は、ネットシートと熱可塑性フイルムとが溶着可能であり、本発明の商品包装ネット袋を作製するのに適したものであれば、公知の材料及び方法を特に制限なく使用することができる。例えば、高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、エチレン酢ビコポリマー、ポリビニルアルコール酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、熱可塑性ポリウレタン等のネットシートを使用することができる。高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂等のネットシートを好適に使用することができる。
【0010】
本発明に用いる重合ネットシートは、1枚の合成樹脂製ネットシートを半折するか、又は2枚の合成樹脂製ネットシートを重ねて重合することによって作製することができる。
本発明の商品包装ネット袋の袋体部は、重合ネットシートの両側縁部分を溶着して袋体部側縁を形成し、1枚の合成樹脂製ネットシートを半折する重合方法の場合には、半折部分がそのまま、本発明の商品包装ネット袋の底部を形成することができる。2枚の合成樹脂製ネットシートを重ねて重合する方法の場合には、商品包装ネット袋の底部を溶着又は接着によって接合して底部を形成することができる。該袋体部側縁及び該底部を形成することによって、上部に開口部を有するように袋体部を作製することができる。
本発明に用いる袋体部側縁の溶着は、図1に示すネット袋側縁溶着部5で、表側ネットシートと裏側ネットシートの側縁を互いにヒートシール等の熱圧着又は、熱溶断によって施工することができる。本発明の製造方法において用いる溶着切断又は溶着溶断は単に溶断施工をすることもできるが、隣接ネット袋との境界線上を一定の幅で熱溶着して、その境界線上で熱的に又は機械的に切断して、袋体部側縁を形成することができる。
【0011】
本発明における袋体開口部の裏側の開口縁のネットシートと封口片の下縁との溶着は、封口片の下縁を開口縁に平行に保持して、ヒートシール等の熱圧着によって施工することができる。
本発明における熱可塑性フイルム別片と封口片上縁端の溶着は、互いにヒートシール等の熱圧着又は、溶着溶断によって施工することができる。
本発明における袋体開口部の表側の開口縁のネットシートと熱可塑性フイルム受片との溶着は、熱可塑性フイルム受片を開口縁に平行に保持して、ヒートシール等の熱圧着によって施工することができる。
本発明に用いる溶着又は熱溶断には、ヒートシーラー、超音波加熱、熱溶断シーラー等を好適に使用することができる。
【0012】
本発明に用いる封口片は、袋体部の開口部の一方の開口縁のネットシートと封口片の下縁を開口縁に平行に溶着し、該封口片の上縁の一部に、上縁と平行に粘着剤層を形成し、該粘着剤層上に、離型剤を塗布した熱可塑性フイルムを貼着し、該熱可塑性フイルムを封口片上縁端で溶着することによって、封口片上縁端に熱可塑性フイルムの封口用舌片を溶着することができる。そして、該封口片を袋体開口部側に折り返して、封口片の上縁の前記粘着剤層が当接する袋体開口部のネットシート上に熱可塑性フイルムの受片と粘着結合して、本発明の商品包装ネット袋の袋体部を封鎖して収納した商品を包装ネット袋の内部に保持する目的を達成できるものであれば、公知の材料及び方法を特に制限なく使用することができる。
例えば、高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、エチレン酢ビコポリマー、ポリビニルアルコール酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性フイルムを使用することができる。高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂等の熱可塑性フイルムを好適に使用することができる。
本発明の商品包装ネット袋を連続的に製造する場合には、本発明に用いる封口片は、離型剤を塗布した長尺の熱可塑性フイルム上に粘着剤を所定の位置に塗布した長尺の熱可塑性フイルム別片シートの中心線を長尺の封口片シートの中心線上に、粘着剤層を内側にして重ねて、長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを作製することができる。そして、ネットシート重合帯のそれぞれの上縁に、封口片シートが当接融着すべき位置に重ねて、積層シートの中心線で、図4に示すように、溶着溶断し、熱可塑性フイルム別片シートを封口片シートに溶着するとともに、2系列のネットシート重合帯を分離して、封口片を形成させることができる。
【0013】
本発明に用いる封口用舌片10によって、商品収納前には、粘着剤層12を保護することができ、封口に際しては、従来技術の欠点である粘着剤層を保護被覆している離型シートを除去する手間が省くことができる。図2に示す商品収納前のネット袋に図3に示すように商品を収納し、封口する場合には、封口用舌片をめくって、この封口用舌片を指でつまんで粘着剤層12と熱可塑性フイルム受片6を圧着することができるので、軟弱で形状が不安定なネット袋であっても手作業による封口作業を短時間に、且つ、正確に実行できる。また、開口縁に遊離している封口用舌片を引きはがすことができるので包装袋の開封操作も容易にできる。
【0014】
本発明の熱可塑性フイルム受片は、ネットシートと熱可塑性フイルム受片とが溶着可能であり、本発明に用いる粘着剤層を塗布した封口片を圧着したとき粘着剤層と適度の接着を維持できるものであれば、公知のものを特に制限なく使用することができる。例えば、高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、エチレン酢ビコポリマー、ポリビニルアルコール酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリカーボネート、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性フイルムを使用することができる。高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂等の熱可塑性フイルムを好適に使用することができる。
本発明に用いる粘着剤層は、本発明の封口片の熱可塑性フイルムに塗布して粘着剤層を形成することができ、且つ、当接する熱可塑性フイルム受片と粘着して本発明の商品包装ネット袋の開口部を封口することができるものであれば、公知のものを特に制限なく使用することができる。例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリビニルエーテル、ポリアクリルエステル、エチレン酢ビコポリマー、ポリビニルアルコール酢ビコポリマー、エチレンビニルアルコールコポリマー、ポリウレタン等による粘着剤を使用することができる。溶液型、無溶剤型のいずれも使用することができる。また、エマルジョン型、水溶性型、オリゴマー型のいずれも使用することができる。ドクターナイフ、ダイレクトグラビアコーター、メイヤーバーコーター、オフセットグラビアコーター、エアナイフコーター等で塗布することができる。
【0015】
本発明に用いる離型剤は、本発明に用いる粘着剤層と接触したとき粘着剤層と適度の接着を維持し、剥離したとき、粘着剤層が離型剤層に移行しないものであれば、公知のものを特に制限なく使用することができる。例えば、溶剤型、エマルジョン型、無溶剤型のシリコーンを使用することができる。縮合反応型、付加反応型のシリコーンをいずれも使用することができる。ダイレクトグラビアコーター、メイヤーバーコーター、オフセットグラビアコーター、エアナイフコーター等で塗布することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の商品包装ネット袋及びその製造方法によって、封口作業に際して粘着剤層の上の保護用剥離シートを除去する操作が不要であり、且つ、開口部から商品の出し入れが容易である生鮮野菜や果物等の商品を収納し鮮度保持のため通気性の良い商品包装ネット袋及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、商品包装ネット袋の平面図である。
【図2】図2は、商品包装ネット袋の開封時の側断面図である。
【図3】図3は、商品包装ネット袋の封口時の側断面図である。
【図4】図4は、商品包装ネット袋の作製加工時の斜視図である。
【図5】図5は、商品包装ネット袋の作製加工時の断面図である。
【符号の説明】
1 商品包装ネット袋
2 表側ネットシート
3 裏側ネットシート
4 商品収納部
5 ネット袋側縁溶着部
6 熱可塑性フイルム受片
7 受片溶着部
8 封口片
9 封口片溶着部
10 封口用舌片
11 封口用舌片溶着部
12 粘着剤層
13 離型剤層
14 熱溶断シーラー
15 ヒートシール台

Claims (2)

  1. 表側及び裏側の合成樹脂製ネットシートを重合した重合ネットシートの両側縁部分を溶着して袋体部側縁を形成し、上部に開口部を有する袋体部を有する商品包装ネット袋の連続的製造工程において、該開口部の裏側の開口縁のネットシートと封口片の下縁を開口縁に平行に溶着し、該封口片の上縁に、上縁と平行に粘着剤層を形成し、該粘着剤層上に、離型剤を塗布した熱可塑性フイルム別片を貼着し、該熱可塑性フイルム別片を封口片上縁端で溶着して、封口片上縁端に該熱可塑性フイルム別片を封口用舌片として固定し、該封口片を袋体開口部側に折り返したとき、封口片の上縁の前記粘着剤層が当接する袋体開口部の表側の開口縁のネットシート上に熱可塑性フイルム受片を該開口縁に沿って溶着固定することを特徴とする商品包装ネット袋の製造方法
  2. 合成樹脂製の長尺のネットシートから、下記1)〜5)の工程によって、上部に開口部を有し、封口用舌片によって該開口部を封口できる商品包装ネット袋を、連続的に製造することを特徴とする商品包装ネット袋の製造方法。
    1)離型剤を塗布した長尺の熱可塑性フイルム上に粘着剤を所定の位置に塗布した長尺の熱可塑性フイルム別片シートの中心線を長尺の封口片シートの中心線上に、粘着剤層を内側にして重ねて、長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを作製する工程、
    2)表側長尺合成樹脂製ネットシート及び裏側長尺合成樹脂製ネットシートを重合して2系列のネットシート重合帯を形成する工程、
    3)2)の工程で作製された2系列の長尺の重合ネットシートを、裏側長尺合成樹脂製ネットシートを下にして、所定の間隔を空けて互いに開口部を対向させて、ヒートシール台に送り出し、2系列のネットシート重合帯の下面に、1)の工程で作製された長尺の熱可塑性フイルム別片シートと長尺の封口片シートの積層シートを、2系列のネットシート重合帯のそれぞれの上縁に、封口片シートが当接融着すべき位置に送り出し、さらに、2系列の長尺の熱可塑性フイルム受片シートを表側長尺重合ネットシートのそれぞれの上縁の当接融着すべき位置に送り出し、表面及び裏面からヒートシール台に対してヒートシーラーを押圧して、長尺の封口片シート及び長尺の受片シートをそれぞれネットシート重合帯の裏側及び表側に溶着固定するヒートシール工程、
    4)長尺の封口片シートと長尺の熱可塑性フイルム別片シートとの積層シートの中心線で該積層シートを溶断し、熱可塑性フイルム別片シートを封口用舌片として封口片シートに溶着するとともに、2系列のネットシート重合帯を分離する工程、
    5)4)工程によって分離された2系列のネットシート重合帯を所定の間隔ごとに溶着切断又は溶着溶断して袋体部側縁を形成する工程。
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