JP3730428B2 - 半導体装置試験用コンタクタの製造方法 - Google Patents

半導体装置試験用コンタクタの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置試験用コンタクタの製造方法に係り、特にベアチップ、BGA(Ball Grid Array),SOP(Small Outline Package),QFP(Quad Flat Package)等の半導体装置(以下、これらの各種半導体素子及び半導体装置を総称して半導体装置という)に対して電気的にコンタクトを得る半導体装置試験用コンタクタの製造方法に関する。
【0002】
近年の半導体装置は、小型化、高速化、高密度化が要求されている。このため、これらの半導体装置に配置された電極についても、小型化、高速化、高密度化に対応すべく微細化が図られている。よって、このように微細化された電極を有した半導体装置に対しても、確実に電気的な接続を得るための半導体装置用コンタクタが求められている。
【0003】
【従来の技術】
一般に、半導体装置の試験工程に用い、被試験対象となる半導体装置の電極部と電気的な接続を行う半導体装置試験用コンタクタは、その内部に半導体装置の電極部と電気的に接続する電極パッドが形成された配線基板を有している。前記したように、半導体装置は、小型化、高速化、高密度化が望まれており、これに対応しうる配線基板として、ポリイミドフィルム上に導電パターンを施した形態のメンブレン(薄膜)式配線基板を用いたものが増える傾向にある。メンブレン式配線基板は、導電パターンを微細形成することが可能であり、よって半導体装置の電極パッドが微細化してもこれに対応することが可能である。
【0004】
このメンブレン式配線基板は、それ自身に柔軟性があるため、これを半導体装置用コンタクタとして使用する場合にはなんらかの補強手段が必要となる。このため、従来の半導体装置試験用コンタクタは、メンブレン式配線基板を補強するため補強部材を設けており、この補強部材にメンブレン式配線基板を配設することにより所定の強度を持たせる構成としている。
【0005】
また、メンブレン式配線基板を補強部材に配設する手段としては、両面粘着テープや接着剤を用いて接着する手段(以下、接着手段という)、または機械的にメンブレン式配線基板と補強部材とをネジ止めする手段(以下、機械的固定手段という)等が取られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の接着手段及び機械的固定手段では、半導体装置用コンタクタの基本構成要素(メンブレン式配線基板,補強部材)と別個に、接着手段では両面粘着テープや接着剤を必要とし、また機械的固定手段ではネジ等を必要とする。このため、部品点数が増加し、半導体装置用コンタクタのコストが上昇してしまうという問題点がある。
【0007】
また、接着手段及び機械的固定手段を用いた場合には、両面粘着テープの配設処理,接着剤塗布処理が必要となり、また機械的固定手段ではネジの締結処理が必要となる。このため、半導体装置用コンタクタの製造工程が複雑化し、効率良く半導体装置用コンタクタを製造することができないという問題点も生じる。
更に、接着手段を用いた場合には、メンブレン式配線基板と補強部材との熱膨張差に起因して、例えばバーンイン試験等の交番的に熱印加を行なう試験を実施した場合には、接着剤及び両面粘着テープの熱劣化が生じる。このように接着剤及び両面粘着テープに熱劣化が生じると、例えば、皺が発生する等により補強部材に対してメンブレン式配線基板が位置ずれを生じ、半導体装置の電極パッドとメンブレン式配線基板の導電パターンとを電気的に接続することができなくなるおそれが生じる。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、部品点数の削減,製造工程の簡単化,及び信頼性の向上を図りうる半導体装置試験用コンタクタの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
【0018】
請求項1記載の発明は、
可撓性を有する基板本体上に半導体装置の電極部と電気的に接続する電極パッドが形成されてなる配線基板と、型を用いて成形される前記配線基板を補強する第1の補強部材とを具備し、前記配線基板と前記第1の補強部材とを一体的に固着成形してなる半導体装置試験用コンタクタの製造方法であって、
上型と、前記補強部材の形状に対応した下型キャビティが形成された下型とにより構成される金型に、前記配線基板を装着する装着工程と、
前記金型内に補強部材用材料を装填し、前記配線基板と一体的に固着した状態となるよう第1の補強部材を形成する補強部材形成工程と
を有することを特徴とするものである。
【0019】
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記装着工程において、前記下型キャビティの底面に芯材を装着することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記装着工程において、前記下型キャビティ内にバックアップ材を装着すると共に、該バックアップ材の装着位置を前記配線基板の前記半導体装置が搭載する領域と対向する位置に設定したことを特徴とするものである。
【0020】
また、請求項4記載の発明は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記金型を構成する上型に第2の補強部材の形状に対応した上型キャビティを形成し、
前記補強部材形成工程において、前記金型内に補強部材用材料を装填し、前記配線基板と一体的に固着した状態となるよう第1及び第2の補強部材を形成することを特徴とするものである。
【0021】
また、請求項5記載の発明は、
請求項4記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記装着工程で前記金型に装着される前記配線基板の所定位置に貫通穴が形成されたものを用い、
前記補強部材形成工程において、前記第1及び第2の補強部材が前記貫通穴を介して一体的に接続されるよう形成したことを特徴とするものである。
【0022】
また、請求項6記載の発明は、
請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記補強部材形成工程で、補強部形成時における前記配線基板の熱膨張量が、前記補強部材の形成収縮量より大きくなるよう前記配線基板の温度制御を行なうことを特徴とするものである。
【0023】
更に、請求項7記載の発明は、
請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
前記補強部材形成工程で、前記配線基板に引っ張り加重を加えた状態で前記補強部材の形成処理を行なうことを特徴とするものである。
【0024】
上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、
半導体装置の電極部と電気的に接続する電極パッドが形成された配線基板と、この配線基板を補強する第1の補強部材とを一体的に固着成形した構成としたことにより、配線基板と第1の補強部材の固定に両面粘着テープ,接着剤,ネジ等の固定手段が不要となり、部品点数の削減及びコスト低減を図ることができる。また、両面粘着テープ及び接着剤を用いた場合に必要となる接着処理、及びネジ用いた場合に必要となる締結処理が不要となり、半導体装置試験用コンタクタの製造工程の簡略化を図ることができる。更に、接着剤の劣化に伴う皺等の発生が抑制させるため、半導体装置に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0025】
また、請求項2記載の発明によれば、
第1の補強部材の熱変形を規制する芯材を設けると共に、配線基板、第1の補強部材、及び芯材を一体的に固着成形したことにより、請求項1の作用効果を維持しつつ、更に芯材により第1の補強部材の熱変形を規制することができる。よって、配線基板と第1の補強部材との間に熱膨張差があったとしても、配線基板の変形は抑制され平坦性が維持されるため、半導体装置に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0029】
また、請求項4記載の発明によれば、
配線基板の第1の補強部材が固着された面と反対側の面に、配線基板を補強する第2の補強部材を設けたことにより、配線基板は第1及び第2の補強部材に挟持された状態で補強されることとなるため、配線基板の補強をより確実に行なうことができる。また、配線基板、前記第1の補強部材、及び第2の補強部材を一体的に固着成形したことにより、請求項1記載の作用効果を維持することができる。
【0030】
また、請求項5記載の発明によれば、
第1の補強部材と第2の補強部材が、配線基板に形成した貫通穴を介して一体的に接続された構成としたことにより、第1の補強部材と第2の補強部材の接合力は向上し、半導体装置試験用コンタクタの強度向上を図ることができると共に、配線基板と各補強部材との剥離を確実に防止することが出来る。
【0032】
また、請求項3記載の発明によれば、
第1の補強部材に形成された開口部に内に、弾性材料よりなるバックアップ材を配設したことにより、バックアップ材の弾性を適宜選定することにより、半導体装置が配線基板に装着(押圧)された際に発生する前記弾性復元力を調整することが可能となる。このため、配線基板に形成された電極パッドと半導体装置の電極との接続状態を最適な状態とすることができ、接続信頼性を向上させることができる。
【0033】
また、配線基板の電極パッド及び半導体装置の電極に高さバラツキが存在していたとしても、この高さバラツキはバックアップ材が弾性変形することにより吸収されるため、高さバラツキの存在に拘わらず良好な接続状態を実現することができる。
【0034】
また、請求項6記載の発明によれば、
補強部材形成工程で、補強部材の形成時における配線基板の熱膨張量が、補強部材の形成収縮量より大きくなるよう配線基板の温度制御を行なうことにより、成形後において配線基板は第1の補強部材に対し常に張られた状態を維持するため、配線基板に平坦性を持たせることができ、半導体装置との接続性を向上させることができる。
【0035】
更に、請求項7記載の発明によれば、
補強部材形成工程で、配線基板に引っ張り加重を加えた状態で補強部材の形成処理を行なうことにより、成形後においても配線基板は引っ張られた状態を維持するため、配線基板の平坦性を向上させることが出来る。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の第1実施例である半導体装置試験用コンタクタ10A(以下、コンタクタという)を示しており、図1(A)は側面を、図1(B)は平面を夫々示している。また同図では、半導体装置1が装着された状態を示している。
【0037】
このコンタクタ10Aは、半導体装置1の試験工程に用いるものであり、被試験対象となる半導体装置1が搭載され、その搭載状態において各種試験(例えば、バーンイン試験等)が実施される。尚、本明細書における半導体装置1は、半導体素子(ベアチップ)、ウェーハ、及びBGA(Ball Grid Array), SOP(Small Outline Package), QFP(Quad Flat Package) 等の各種パッケージ構造を有した半導体装置を含むものとする。
【0038】
コンタクタ10Aは、大略すると配線基板11Aと第1の補強部材12Aとにより構成されている。本実施例では、配線基板11Aとしてメンブレン式配線基板を用いている。
このメンブレン式配線基板により構成される配線基板11Aは、例えばポリイミド(PI)からなるベースフィルム13A(基板本体)に、例えば銅箔からなる導電パターン14を形成した構成とされている。従って、配線基板11Aは、それ自身で可撓性を有した構成とされている。また、導電パターン14の内側端部には、半導体装置1に配設された電極2と電気的に接続する装置接続用パッド15が形成されている。また、導電パターン14の外側端部には、図示しない半導体試験装置と接続される外部接続用パッド16が形成されている。
【0039】
ところで、前記したように半導体装置1は小型化、高速化、高密度化が急速に進んでおり、これに伴い電極2も微細化している。しかるに、本実施例で配線基板11Aとして用いているメンブレン式配線基板は、導電パターン14及び各パッド15,16の微細形成が可能となるため、微細化された電極2を有する半導体装置1に容易に対応することができる。
【0040】
第1の補強部材12Aは、配線基板11Aの半導体装置1が接続する面(以下、上面という)と反対側の面(以下、背面という)に配設されており、配線基板11Aを補強する機能を奏する。即ち、メンブレン式配線基板である配線基板11Aは、前記したようにベースフィルム13Aに導電パターン14を形成した構成であるため、それ自身に可撓性(柔軟性)がある。よって、この配線基板11Aを半導体装置用のコンタクタとして使用する場合にはなんらかの補強手段が必要となる。このため、配線基板11Aの背面に第1の補強部材12Aを配設し、配線基板11Aを補強する構成を取っている。
【0041】
この第1の補強部材12Aは配線基板11Aの背面に固着されるが、本実施例では配線基板11Aと第1の補強部材12Aとを一体的に固着成形したことを特徴としている。このように、配線基板11Aと第1の補強部材12Aとを一体的に固着成形する方法としては、後に詳述するように金型40Aに予め配線基板11Aを装着しておき、この金型40Aに第1の補強部材12Aとなる補強部材用材料45を注入することにより、配線基板11Aと第1の補強部材12Aとを一体的に固着する(図11参照)。
【0042】
このように、配線基板11Aと第1の補強部材12Aとを一体的に固着成形した構成とすることにより、配線基板11Aと第1の補強部材12Aの固定に際し、従来必要とされていた両面粘着テープ,接着剤,ネジ等の固定手段が不要となり、部品点数の削減及びコスト低減を図ることができる。また、接着剤の劣化に伴う皺等の発生が抑制させるため、半導体装置1に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0043】
ここで、配線基板11Aの材料と、第1の補強部材12Aの材料に注目し以下説明する。前記したように、配線基板11Aの基本材料はPI等の樹脂材料である。また、本実施例では第1の補強部材12Aとなる補強部材用材料45も樹脂を用いた構成としている。具体的には、補強部材用材料45としては、例えばPES,PEI,PPE等の樹脂材料が挙げられる。
【0044】
本実施例では、第1の補強部材12Aを形成する際、配線基板11Aとなる樹脂材料の熱膨張量が、第1の補強部材12Aとなる樹脂材料の成形収縮量より大きくなるよう各樹脂の材料選定を行なっている。これにより、第1の補強部材12Aを成形した後において、配線基板11Aは第1の補強部材12Aに対し常に張られた状態を維持することとなる。よって、配線基板11Aに平坦性を持たせることができ、半導体装置1との電気的な接続性を向上させることができる。
【0045】
尚、第1の補強部材12Aとなる補強部材用材料45の材質は樹脂に限定されるものではなく、上記した熱膨張量と成形収縮量の関係を維持できるものであれば他の材料を用いてもよい。ここで、配線基板11Aの材料としてPIを用いた場合、第1の補強部材12Aとして使用できる材料としては、セラミック,ガラス材,シリコン材等が考えられる。
【0046】
続いて、本発明の第2実施例であるコンタクタ10Bについて説明する。
図2は、第2実施例に係るコンタクタ10Bを示している。尚、図2において、図1を用いて説明した第1実施例に係るコンタクタ10Aと同一構成については同一符号を付して、その説明を省略する。また、この第2実施例を含め、以下説明する各実施例についても同様とする。
【0047】
本実施例に係るコンタクタ10Bは、第1実施例に係るコンタクタ10Aと同様に配線基板11A,第1の補強部材12Aを有した構成とされているが、更に第1の補強部材12Aの配線基板11Aが固着する面と反対側の面(以下、下面という)に芯材17Aを設けたことを特徴としている。
この芯材17Aは例えばSCCP材、またはSUS材等の金属材料により形成されており、第1の補強部材12Aと一体的に固着形成された構成とされている。即ち、本実施例の構成では、配線基板11A,第1の補強部材12A,及び芯材17Aは一体的に固着成形された構成となっている。よって、本実施例に係るコンタクタ10Bにおいても、先に述べた第1実施例に係るコンタクタ10Aと同様の作用効果を実現でき、部品点数の削減,コスト低減、及び半導体装置1に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0048】
上記のように第1の補強部材12Aの下面に芯材17Aを設けることにより、第1の補強部材12Aに発生する熱変形を規制することができる。以下、この理由について説明する。
前記したように、配線基板11A及び第1の補強部材12Aの材料を選定するに際し、第1の補強部材12Aの形成時における配線基板11Aの熱膨張量が、第1の補強部材12Aの成形収縮量より大きくなるよう選定を行なっている。これにより、配線基板11Aは第1の補強部材12Aに対し常に張られた状態を維持し、配線基板11Aに平坦性を持たせることができる。
【0049】
ところが、配線基板11Aの熱膨張量と第1の補強部材12Aの成形収縮量との差が必要以上に大きくなると、配線基板11Aと第1の補強部材12Aの固着成形時の歪みが発生するおそれがある。
しかるに、第1の補強部材12Aの下面に芯材17Aを設けることにより、通常2%ほど発生する第1の補強部材12A(樹脂材料)の成形収縮を抑えることができ、配線基板11Aと第1の補強部材12Aの固着成形時に第1の補強部材12Aに発生する歪み、及び配線基板11Aに発生する変形を緩和することができる。この際、芯材17Aは、その熱膨張率が配線基板11Aの熱膨張率と第1の補強部材12Aの熱膨張率との間の値となる材料を選定する必要がある。
【0050】
これにより、配線基板11Aと第1の補強部材12Aとの間に熱膨張差があったとしても、配線基板11Aの変形は抑制され平坦性が維持されるため、半導体装置1に対する接続信頼性をより高めることができる。
続いて、本発明の第3実施例であるコンタクタ10Cについて説明する。
図3は、第3実施例に係るコンタクタ10Cを示している。本実施例に係るコンタクタ10Cは、前記した第2実施例に係るコンタクタ10Bと基本構成を等しくしている。本実施例に係るコンタクタ10Cは、第2実施例に係るコンタクタ10Bに対し、芯材17Bに第1の補強部材12Aにくい込むアンカー部18を形状としたことを特徴とするものである。
【0051】
このアンカー部18は、芯材17Bの外周縁部の所定範囲を上方(第1の補強部材12Aと固着する側)に向けて折り曲げた構成とされている。このように、アンカー部18は、芯材17Bの一部を折り曲げただけの構成であるため、容易に、かつコスト上昇を伴うことなく形成することができる。
上記のように芯材17Bにアンカー部18を形成することにより、第1の補強部材12Aに対する芯材17Bの固着力を増大することができる。よって、第1の補強部材12Aに発生する歪みをより確実に抑制でき、これに伴い配線基板11Aに変形が発生することも抑制される。従って、配線基板11Aの平坦性の向上を図ることができ、半導体装置1の装着時における接続信頼性の向上を図ることができる。
【0052】
続いて、本発明の第4実施例であるコンタクタ10Dについて説明する。
図4(A)は、第4実施例に係るコンタクタ10Dを示している。本実施例に係るコンタクタ10Dは、第1の補強部材12Aが固着される配線基板11Bの固着領域の全部或いはその一部に、配線基板11Bと第1の補強部材12Aとの固着面積を増大させる固着面積増大部19Aを形成したことを特徴とするものである。尚、本実施例では、固着面積増大部19Aを配線基板11Bと第1の補強部材12Aとが固着する全領域に形成している。
【0053】
図4(B)は、図4(A)において矢印Aで示す円内部分を拡大して示す図である。同図に示すように、配線基板11Bを構成するベースフィルム13Bの背面は、粗面化されることにより固着面積増大部19Aが形成されている。ベースフィルム13Bの背面を粗面化する方法としては種々考えられるが、例えばエアブラストを用いた方法、また腐食剤によりベースフィルム13Bを腐食させる方法等を用いることができる。
【0054】
このように、ベースフィルム13Bの背面(第1の補強部材12Aが固着される面)を粗面化しその表面積を増大させることにより、第1の補強部材12Aと配線基板11Bの固着時における密着性を向上させることができる。これにより、第1の補強部材12Aと配線基板11Bの固着力は増大し、配線基板11Bに対する第1の補強部材12Aの補強力は向上する。また、配線基板11Bと第1の補強部材12Aとの間における剥がれを防止でき、コンタクタ10Dの信頼性を向上させることができる。
【0055】
また、固着面積増大部の構成は、図4(B)に示したベースフィルム13Bの背面を粗面化することにより形成した固着面積増大部19Aに限定されるものではなく、例えば図4(C)に示すようなベースフィルム13Bの背面に凹凸を形成することにより固着面積増大部19Bを構成してもよく、またベースフィルム13Bの背面に微細孔を多数形成することにより固着面積増大部を構成してもよい。また、粗面化の度合い、凹凸の高さ、微細孔の径寸法等を適宜調整することにより、第1の補強部材12Aと配線基板11Bとの間の固着力を調整することも可能である。
【0056】
続いて、本発明の第5実施例であるコンタクタ10Eについて説明する。
図5は、第4実施例に係るコンタクタ10Eを示している。前記した第1乃至第4実施例に係るコンタクタ10A〜10Dは、配線基板11A,11Bの背面のみに第1の補強部材12Aを配設した構成とされていた。これに対し、本実施例に係るコンタクタ10Eは、配線基板11Cの上面(第1の補強部材12Bが固着された面と反対側の面)に、配線基板11Cを補強する第2の補強部材20を設けたことを特徴とするものである。
【0057】
本実施例では、第1及び第2の補強部材12B,20は同一の補強部材用材料45により形成されている。また、配線基板11Cの第1の補強部材12Bと第2の補強部材20とが対向する位置には貫通穴21が形成されており、この貫通穴21を介して第1の補強部材12Bと第2の補強部材20は一体的に接続した構成となっている。また、第2の補強部材20は、第1の補強部材12Bと同様に配線基板11Cに対して一体的に固着形成された構成となっている。
【0058】
上記構成とされたコンタクタ10Eでは、配線基板11Cは第1及び第2の補強部材12B,20に挟持された状態で補強されることとなり、配線基板11Cの補強をより確実に行なうことができる。また、配線基板11C、第1の補強部材12B、及び第2の補強部材20は一体的に固着成形された構成であるため、新たに第2の補強部材20を設けても、上記の各実施例と同様に、部品点数の削減,コスト低減、及び半導体装置1に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0059】
更に本実施例では、前記のように第1の補強部材12Bと第2の補強部材20が、配線基板11Cに形成した貫通穴21を介して一体的に接続された構成とされているため、第1の補強部材12Bと第2の補強部材20の接合力は強くなっている。このため、コンタクタ10Eの強度向上を図ることができ、かつ配線基板11Cと各補強部材12B,20との剥離を確実に防止することができる。
【0060】
尚、本実施例においては、第1の補強部材12Bと第2の補強部材20を同一材料により形成した構成としたが、第1の補強部材12Bの補強部材用材料と第2の補強部材20の補強部材用材料とを別材料とすることも可能である。
この場合には、配線基板11Cを挟んで、上面における熱収縮量と背面における熱収縮量がことなるため、各材料の熱膨張係数を適宜選定することにより各補強部材12B,20に歪みが発生することを防止することができる。
【0061】
また、貫通穴21は必ずしも必要ではなく、第1の補強部材12Bと第2の補強部材20を配線基板11C上に別個に形成する(例えば、第1の補強部材12Bを形成した後に第2の補強部材20を形成する)ことも可能である。
続いて、本発明の第6実施例であるコンタクタ10Fについて説明する。
図6は、第6実施例に係るコンタクタ10Fを示している。前記した第1乃至第5実施例に係るコンタクタ10A〜10Eは、第1の補強部材12A,12Bの形状が平板状とされていた。これに対し、本実施例に係るコンタクタ10Fは、第1の補強部材12Cに開口部22を形成すると共に、この開口部22が配線基板11Aの半導体装置1が搭載する領域と対向するよう構成したことを特徴とするものである。この開口部22の形状は、半導体装置1の形状に対応した矩形状とされており、第1の補強部材12Cを上下に貫通するよう形成されている。
【0062】
このように、第1の補強部材12Cに開口部22を形成することにより、配線基板11Aの開口部22と対向した部分は背面に支持するものが存在しなくなるため可撓変形することが可能となる。よって、半導体装置1がコンタクタ10Fに装着された際、半導体装置1が開口部に対向した配線基板11Aを押圧すると、これにより配線基板11Aには弾性復元力が発生する。
【0063】
この弾性復元力は、配線基板11Aに形成されている装置接続用パッド15を半導体装置1の電極2に向け押圧する力として作用する。これにより、装置接続用パッド15は半導体装置1の電極2に適当な押圧力で圧接し、よって半導体装置1と配線基板11Aを確実に接続することができる。
続いて、本発明の第7実施例であるコンタクタ10Gについて説明する。
【0064】
図7は、第7実施例に係るコンタクタ10Gを示している。本実施例に係るコンタクタ10Gは、先に説明した第6実施例に係るコンタクタ10Fと基本構成は同一である。しかるに、本実施例では第6実施例に係るコンタクタ10Fにおいて、更に第1の補強部材12Cに形成された開口部22に内に、弾性材料よりなるバックアップ材23を配設したことを特徴とするものである。このバックアップ材23の材料としては、エラストマー,シリコンゴム等の弾性材料の利用が考えられる。
【0065】
前記したように、配線基板11Aはベースフィルム13Aに導電パターン14を形成した構成であり、容易に可撓する構成である。よって、図6に示した第6実施例に係るコンタクタ10Fの構成では、半導体装置1が配線基板11Aに強く押圧された場合には、配線基板11Aがこの押圧力に耐えられないおそれがある。しかるに、本実施例のように開口部22内に弾性材料よりなるバックアップ材23を配設することにより、バックアップ材23は配線基板11Aを支持し、よって配線基板11Aに対し半導体装置1が強く押圧された場合でも、配線基板11Aを保護することができる。
【0066】
また、バックアップ材23の弾性を適宜選定することにより、半導体装置1が配線基板11Aに装着(押圧)された際に発生する弾性復元力を調整することが可能となる。このため、配線基板11Aに形成された装置接続用パッド15と半導体装置1の電極2との接続状態を最適な状態とすることができ、接続信頼性を向上させることができる。
【0067】
更に、装置接続用パッド15或いは半導体装置1の電極2に高さバラツキが存在していたとしても、この高さバラツキはバックアップ材23が弾性変形することにより吸収されるため、高さバラツキの存在に拘わらず良好な接続状態を実現することができる。
続いて、本発明の第8実施例であるコンタクタ10Hについて説明する。
【0068】
図8は、第8実施例に係るコンタクタ10Hを示している。本実施例に係るコンタクタ10Hは、先に説明した第7実施例に係るコンタクタ10Gにおいて、配線基板11Aとバックアップ材23との間に、配線基板11Aとバックアップ材23との相対的変位を可能とするフィルム状部材24を介装したことを特徴とするものである。このフィルム状部材24は、耐熱性及び平滑性を有したものが選定されており、例えば耐熱性のフッ素樹脂フィルム等の利用が考えられる。
【0069】
このように、配線基板11Aとバックアップ材23との間に両者11A,23間における相対的変位を可能とするフィルム状部材24を介装したことにより、加熱を伴う試験を実施した時にも安定した試験を行なうことができる。
即ち、例えば半導体装置1に対しバーンイン試験等の加熱を伴う試験を実施した際、バックアップ材23にもこの熱は印加されるため、バックアップ材23に熱膨張或いは熱収縮が発生する。特に、弾性部材は熱変形量が大きい材料が多いため、熱印加時に発生するバックアップ材23の熱変形量は大きい。よって、バックアップ材23が直接配線基板11Aに当接した構成では、バックアップ材23の熱変形に伴い配線基板11Aにも変形が発生するおそれがある。
【0070】
しかるに、配線基板11Aとバックアップ材23との間に上記特性を有するフィルム状部材24を介装することにより、バックアップ材23に熱膨張及び熱収縮が発生しても、バックアップ材23はフィルム状部材24上で滑るため、このバックアップ材23の熱変形が配線基板11Aに影響するようなことはない。よって、コンタクタ10Hを加熱を伴う試験に用いたとしても、配線基板11Aとと半導体装置1との接続状態を良好な状態に維持でき、安定した試験を行なうことができる。
【0071】
続いて、本発明の第9実施例であるコンタクタ10Iについて説明する。
図9は、第9実施例に係るコンタクタ10Iを示している。本実施例に係るコンタクタ10Iは、先に説明した第7実施例に係るコンタクタ10Gにおいて、第1の補強部材12Cの下面に芯材17Aを固着したことを特徴とするものである。
【0072】
本実施例のように、開口部22を設けた第1の補強部材12Cであっても、その下面に芯材17Aを配設することは可能である。よって、第1の補強部材12Cの下面に芯材17Aを配設することにより、前記した同様の理由により第1の補強部材12Cに歪みが発生することを防止できると共に、配線基板11Aに変形が発生することを防止できる。
【0073】
図10は、本発明の一実施例である半導体装置用キャリア25(以下、単にキャリアという)を示している。
このキャリア25は、大略するとコンタクタ10Jと加圧機構28とにより構成されている。コンタクタ10Jは、前記した配線基板11Aと、第1の補強部材12Dとにより構成されている。
【0074】
この配線基板11Aと第1の補強部材12Dは一体的に固着形成された構成とされており、よって部品点数の削減,コスト低減、及び半導体装置1に対する接続信頼性の向上が図られている。また、第1の補強部材12Dにはクッション材27が埋設されており、このクッション材27の配設位置は装着状態にある半導体装置1と対向する位置に設定されている。
【0075】
また、加圧機構28は、大略すると係止部材29,キャップ30,押圧板32,及び押圧バネ33等により構成されている。係止部材29は第1の補強部材12Dから立設した構成とされており、その先端部には係止爪29Aが形成されている。
キャップ30は配線基板11Aに装着された状態にある半導体装置1を覆うように配設されるものであり、半導体装置1を保護する機能を奏するものである。このキャップ30の下縁部には、側方に延出する鍔部31が形成されており、この鍔部31は係止部材29に形成された係止爪29Aと係合する構成とされている。また、キャップ30の天板には押圧バネ33の上端が固定されており、更に押圧バネ33の下端には押圧板32が配設されている。
【0076】
半導体装置1をキャリア25に装着するには、キャップ30が取り外された状態で、先ず半導体装置1をコンタクタ10Jに装着し、続いてキャップ30を係止部材29に装着する。この装着状態において、前記のように鍔部31は係止爪29Aと係合し、キャップ30は固定される。また、このキャップ30の固定状態において、押圧板32は押圧バネ33のバネ力により半導体装置1をコンタクタ10Jに向け押圧する。
【0077】
これにより、半導体装置1とコンタクタ10Jとを良好な状態で接続することができる。また、半導体装置1の装着位置と対向する第1の補助部材12Dにはクッション材27が設けられているため、押圧バネ33のバネ力が強すぎた場合でも、クッション材27が弾性変形することにより半導体装置1とコンタクタ10Jとの接続状態を良好な状態とすることができる。また、半導体装置1の電極2或いはコンタクタ10Jの装置接続用パッド15に高さバラツキが存在しても、クッション材27によりこれを吸収することができる。
【0078】
尚、上記した実施例では、キャリア25に用いるコンタクタとしてクッション材27が配設されたコンタクタ10Jを用いたが、キャリア25に用いるコンタクタはこれに限定されるものではなく、先に説明した第1乃至第9実施例に係るコンタクタ10A〜10Iを用いることもできる。よって、本実施例に係るキャリア25によれば、先に説明した第1乃至第9実施例に係るコンタクタ10A〜10Iの作用効果を持ったキャリアを実現することができる。
【0079】
続いて、本発明の第1実施例であるコンタクタの製造方法について説明する。図11は、第1実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。本実施例に係る製造方法は、先に図1を用いて説明した第1実施例に係るコンタクタ10Aの製造方法である。コンタクタ10Aは、装着工程及び補強部材形成工程を実施することにより製造される。以下、各工程について説明する。
【0080】
図11(A)は、装着工程を示している。この装着工程では、金型40Aに配線基板11Aを装着する処理を行なう。金型40Aは、上型41Aと下型42Aとにより構成されている。本実施例で用いる金型40Aは、上型41Aの下面は平坦面とされており、また下型42Aには第1の補強部材12Aの形状に対応した下型キャビティ43が形成されている。更に、下型42Aの側部には、下型キャビティ43と連通し、第1の補強部材12Aとなる補強部材用材料45が注入されるゲート44が形成されている。
【0081】
配線基板11Aは、予め他の基板形成工程(説明は省略する)を実施することにより形成されている。この配線基板11Aは、上型41Aと下型42Aとの間に介装され、上型41Aと下型42Aとが図示しないプレス装置でクランプされることにより、上型41Aと下型42Aとの間に固定される。
この際、配線基板11Aと下型キャビティ43との位置決めを行なうため、位置決め穴等を配線基板11Aに設けておいてもよい。また、配線基板11Aを金型40Aに装着する際、導電パターン14が上型41Aと対向し、ベースフィルム13Aが下型42Aと対向するよう配設する。
【0082】
上記した装着工程が終了すると、続いて補強部材形成工程が実施される。図11(B)は、補強部材形成工程を示している。補強部材形成工程では、図示しない射出形成装置から、補強部材用材料45がゲート44を介して下型キャビティ43に注入される。よって、下型キャビティ43内に注入された補強部材用材料45は、配線基板11Aと一体的に固着された状態となる。
【0083】
そして、下型キャビティ43に完全に補強部材作用材料45が充填されると、冷却処理を行なった後、金型40Aは上型41Aと下型42Aに離型され、これにより図11(C)に示すコンタクタ10Aが完成する。
上記したように、本実施例に係る製造方法によれば、従来両面粘着テープ及び接着剤を用いた場合に必要とされた接着処理、及びネジを用いた場合に必要とされた締結処理等が不要となり、コンタクタ10Aの製造工程の簡略化を図ることができる。
【0084】
図12は、上記した金型40Aの第1変形例である金型40Bを示している。本変形例に係る金型40Bは、上型41B内に加熱・冷却装置46を配設したことを特徴とするものである。この加熱・冷却装置46は、上型41Bを加熱或いは冷却するものであり、加熱/冷却の切り換え及び温度設定は図示しない制御装置により行なわれる構成とされている。
【0085】
このように、金型40Bに加熱・冷却装置46を設けることにより、補強部材形成工程で、配線基板11Aに印加する熱を可変することができる。これにより、第1の補強部材12Aの形成時において、配線基板11Aの熱膨張量が第1の補強部材12Aの形成収縮量より大きくなるよう、加熱・冷却装置46により配線基板11Aの温度制御を行なうことが可能となる。
【0086】
よって、第1の補強部材12Aの成形後において、配線基板11Aが第1の補強部材12Aに対し常に張られた状態となるようにすることが可能となる。これにより、配線基板11Aに平坦性を持たせることができ、半導体装置1とコンタクタ10Aとの接続性を向上させることができる。
図13は、上記した金型40Aの第2変形例である金型40Cを示している。
【0087】
本変形例に係る金型40Cは、その両側部に引っ張り部材47を配設したことを特徴とするものである。この引っ張り部材47は、図示しない機構により図中矢印で示す方向に移動する構成とされている。また、引っ張り部材47は固定ネジ49を有しており、この固定ネジ49は配線基板11Dに形成された穴48に挿通される構成とされている。
【0088】
よって、固定ネジ49を配線基板11Dに形成された穴48に挿通した状態で、引っ張り部材47を図中矢印で示す方向に移動させることにより、配線基板11Dは引っ張られた状態となる。
補強部材形成工程で、上記のように引っ張り部材47を用いて配線基板11Dに引っ張り加重を加えた状態で第1の補強部材12Aの形成処理を行なうことにより、第1の補強部材12Aの成形後においても配線基板11Dは引っ張られた状態を維持するため、配線基板11Dの平坦性を向上させることができる。
【0089】
続いて、本発明の第2実施例であるコンタクタの製造方法について説明する。図14は、第2実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。本実施例に係る製造方法は、先に図2を用いて説明した第2実施例に係るコンタクタ10Bの製造方法である。尚、同図において、図11に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。また、後述する図15及び図16についても同様とする。
【0090】
本実施例に係る製造方法は、装着工程において下型キャビティ43の底面に芯材17Aを装着しておくことを特徴とするものである。このように、図11を用いて説明した第1実施例に係る製造方法において、単に装着工程で下型キャビティ43に芯材17Aを装着するだけの処理で、コンタクタ10Bを製造することができる。よって、金型40Aを変更することなく、第1実施例に係るコンタクタ10Aと第2実施例に係るコンタクタ10Bを製造することが可能となり、金型コストの低減,製造工程の簡単化を図ることができる。
【0091】
続いて、本発明の第3実施例であるコンタクタの製造方法について説明する。図15は、第3実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。本実施例に係る製造方法は、先に図5を用いて説明した第5実施例に係るコンタクタ10Eの製造方法である。
本実施例で用いる金型40Dは、上型41Cに第2の補強部材20の形状に対応した上型キャビティ50が形成されている。また、配線基板11Cの第2の補強部材20が形成される位置には、貫通穴21が予め形成されている。
【0092】
コンタクタ10Eを製造するには、装着工程において貫通穴21と上型キャビティ50が対向するよう位置決めを行なった上で上型41Cと下型42Aとの間に配線基板11Cをクランプする。この際、予め芯材17Aを下型キャビティ43に配置しておく。
そして、補強部材形成工程において、金型40D内に補強部材用材料45を装填し、配線基板11Cと一体的に固着した状態となるよう第1及び第2の補強部材12B,20を形成する。下型42Aのゲート44から下型キャビティ43に注入された補強部材用材料45は、下型キャビティ43に充填されると共に貫通穴21を介して上型キャビティ50にも充填されていく。
【0093】
これにより、第1の補強部材12Bと第2の補強部材20が貫通穴21を介して一体的な構成とされたコンタクタ10Eを製造することができる。また、第1の補強部材12Bと同様に、第2の補強部材20も配線基板11Cと一体的に固着するため、第2の補強部材20を有したコンタクタ10Eであっても、その製造工程が複雑化するようなことはない。
【0094】
続いて、本発明の第4実施例であるコンタクタの製造方法について説明する。図16は、第4実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。本実施例に係る製造方法は、先に図7を用いて説明した第7実施例に係るコンタクタ10Gの製造方法である。
コンタクタ10Gを製造するには、先に述べた第1及び第2実施例に係る製造方法と同様に金型40Aを用いると共に、装着工程において下型キャビティ43の底面にバックアップ材23を装着する。
【0095】
このように、本実施例に係る製造方法も、図11を用いて説明した第1実施例に係る製造方法において、単に装着工程で下型キャビティ43にバックアップ材23を装着するだけの処理で、コンタクタ10Gを製造することができる。よって、金型40Aを変更することなく、第1実施例に係るコンタクタ10A,第2実施例に係るコンタクタ10B,及び第7実施例に係るコンタクタ10Gを製造することが可能となり、金型コストの低減,製造工程の簡単化を図ることができる。
【0096】
尚、前記したようにバックアップ材23はゴム等の弾性材料であるため、補強部材形成工程において印加される熱により、バックアップ材23からガスが発生するおそれがある。このガスが第1の補強部材12Cに残留した場合、ボイドとなり第1の補強部材12Cの強度が劣化するおそれがある。よって、このガスを外部に抜くためのガス抜き穴を配線基板11A及び上型41Aに形成し多孔性としてもよい。
【0097】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、次に述べる種々の効果を実現することができる。
請求項1記載の発明によれば、配線基板と第1の補強部材とを固定するのに両面粘着テープ,接着剤,ネジ等の固定手段が不要となり、部品点数の削減及びコスト低減を図ることができる。
【0098】
また、両面粘着テープ及び接着剤を用いた場合に必要となる接着処理、及びネジを用いた場合に必要となる締結処理が不要となり、半導体装置試験用コンタクタの製造工程の簡略化を図ることができる。
更に、接着剤の劣化に伴う皺等の発生が抑制させるため、半導体装置に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0099】
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用効果を維持しつつ、更に芯材により第1の補強部材の熱変形を規制することができる。よって、配線基板と第1の補強部材との間に熱膨張差があったとしても、配線基板の変形は抑制され平坦性が維持されるため、半導体装置に対する接続信頼性の向上を図ることができる。
【0101】
また、請求項4記載の発明によれば、配線基板は第1及び第2の補強部材に挟持された状態で補強されることとなるため、配線基板の補強をより確実に行なうことができる。
また、請求項5記載の発明によれば、第1の補強部材と第2の補強部材の接合力は向上し、半導体装置試験用コンタクタの強度の向上を図ることができると共に、配線基板と各補強部材との剥離を確実に防止することが出来る。
【0103】
また、請求項3記載の発明によれば、半導体装置が配線基板に装着(押圧)された際に発生する弾性復元力を調整することが可能となるため、配線基板に形成された電極パッドと半導体装置の電極との接続状態を最適な状態とすることができ、接続信頼性を向上させることができる。
また、配線基板の電極パッド及び半導体装置の電極に高さバラツキが存在していたとしても、この高さバラツキはバックアップ材が弾性変形することにより吸収されるため、高さバラツキの存在に拘わらず良好な接続状態を実現することができる。
【0105】
更に、請求項6及び請求項7記載の発明によれば、成形後において配線基板は第1の補強部材に対し常に張られた状態を維持するため、配線基板に平坦性を持たせることができ、半導体装置との接続性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図2】本発明の第2実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図3】本発明の第3実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図4】本発明の第4実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図5】本発明の第5実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図6】本発明の第6実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図7】本発明の第7実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図8】本発明の第8実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図9】本発明の第9実施例であるコンタクタを説明するための図である。
【図10】本発明の一実施例であるキャリアをを説明するための図である。
【図11】本発明の第1実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。
【図12】コンタクタを製造する際に用いる金型の第1変形例を示す図である。
【図13】コンタクタを製造する際に用いる金型の第2変形例を示す図である。
【図14】本発明の第2実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。
【図15】本発明の第3実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。
【図16】本発明の第4実施例であるコンタクタの製造方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 半導体装置
2 電極
10A〜10J コンタクタ
11A〜11D 配線基板
12A〜12D 第1の補強部材
13A〜13D ベースフィルム
14 導電パターン
17A〜17C 芯材
18 アンカー部
19A,19B 固着面積増大部
20 第2の補強部材
21 貫通穴
22 開口部
23 バックアップ材
24 フィルム状部材
25 キャリア
27 クッション材
28 加圧機構
40A〜40D 金型
41A〜41C 上型
42A 下型
43 下型キャビティ
45 補強部材用材料
46 加熱・冷却装置
47 引っ張り部材
50 上型キャビティ

Claims (7)

  1. 可撓性を有する基板本体上に半導体装置の電極部と電気的に接続する電極パッドが形成されてなる配線基板と、型を用いて成形される前記配線基板を補強する第1の補強部材とを具備し、前記配線基板と前記第1の補強部材とを一体的に固着成形してなる半導体装置試験用コンタクタの製造方法であって、
    上型と、前記補強部材の形状に対応した下型キャビティが形成された下型とにより構成される金型に、前記配線基板を装着する装着工程と、
    前記金型内に補強部材用材料を装填し、前記配線基板と一体的に固着した状態となるよう第1の補強部材を形成する補強部材形成工程と
    を有することを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記装着工程において、前記下型キャビティに芯材を装着することを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  3. 請求項1または2記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記装着工程において、前記下型キャビティ内にバックアップ材を装着すると共に、該バックアップ材の装着位置を前記配線基板の前記半導体装置が搭載する領域と対向する位置に設定したことを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記金型を構成する上型に第2の補強部材の形状に対応した上型キャビティを形成し、
    前記補強部材形成工程において、前記金型内に補強部材用材料を装填し、前記配線基板と一体的に固着した状態となるよう第1及び第2の補強部材を形成することを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記装着工程で前記金型に装着される前記配線基板の所定位置に貫通穴が形成されたものを用い、
    前記補強部材形成工程において、前記第1及び第2の補強部材が前記貫通穴を介して一体的に接続されるよう形成したことを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記補強部材形成工程で、補強部形成時における前記配線基板の熱膨張量が、前記補強部材の形成収縮量より大きくなるよう前記配線基板の温度制御を行なうことを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置試験用コンタクタの製造方法において、
    前記補強部材形成工程で、前記配線基板に引っ張り加重を加えた状態で前記補強部材の形成処理を行なうことを特徴とする半導体装置試験用コンタクタの製造方法。
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