JP3728992B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば複数のエレベータ方式駐車装置を隣接配置した場合の機械式駐車装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータ方式駐車装置とは、車両を載せて昇降する昇降台を配設した昇降路を備え、この昇降路に沿って多数の格納棚を多段に配設するとともに、昇降台にこの昇降台と格納棚との間で車両を移動させる車両搬送装置を設けたものである。
【0003】
従来より、図2に示すように、昇降路を昇降する昇降台1には昇降路に面して多段階に配置された格納室4に向けて、例えばパワーシリンダ等による駆動装置(図示しない)により水平方向に移動自在にパレットキャリヤー2が設けられ、該パレットキャリヤー2には両端にスプロケット2aが回転自在に設けられ、該スプロケット2aどうしに無端状に巻き掛けられたチェーン2bの係合部材2cとパレット3の裏面に設けられた突起部材3aとの係合(パレット搬送駆動機構)によりパレット3が格納室4と昇降台1との間を搬送されて、車両の入出庫が行われるようになっている。
【0004】
ところで、駐車格納台数を多く確保したいときには、2基以上の駐車装置を入出庫方向に、或いは入出庫方向と直交する方向に併設させるが、立地条件によって駐車装置1基分の間口しか取れない場合がある。図3がそのような場合の立地条件の一例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような駐車装置の場合には、出入口から見て奥側の駐車装置に対する車両の入出庫を安全・確実に、かつ迅速・円滑に行えなければ意味がない。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、特に車両の運転手に対する安全性と利便性を向上させた駐車装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、昇降台が昇降する昇降路に面して駐車室が多段階に設置され、該昇降台の一部がスライドして該駐車室との間で車両を載せたパレットが搬送されて該車両の入出庫が行われる駐車装置が複数基併設され、移送路を通じて出入口に面する一方の昇降路から他方の昇降路に前記パレットが移送されるものにおいて、
該出入口を該昇降台の側面に配置し、該移送路を該出入口に面した階床に配置し、該出入口に面した昇降路のピットには方向転換装置を配備し、該移送路には車両をパレット毎搬送する昇降路間搬送装置を該出入口方向に移動自在に設け、該昇降路間搬送装置には該出入口方向を長手方向にした状態の該パレットの側方を覆うステップを備えるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、昇降路間の車両の搬送を円滑かつ安全に行わせるものである。
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は、たとえば図3に示す立地条件の場合の本発明に係る立体駐車装置の全体図、図4は図1のA−A線矢視図、図5乃至図7はパレット3の搬送状態の推移を示す図である。
【0010】
図中、図2と同一符号のものは同一のものを示すが、10は出入口5に面した手前側の昇降路、11は昇降路10の昇降台、12,13は昇降路10のピットを覆うカバー、14は昇降路10のピットに設けられた方向転換装置、20は奥側の昇降路、21は昇降路20に開閉自在に設けられたスライド天井、40は昇降路10と昇降路20との間の移送路に設けられたパレット3を搬送する昇降路間搬送装置で、出入口5の方向に移動自在に設けられ、この昇降路間搬送装置40には図4乃至図6から分かるとおりステップ41,42が水平状態を維持するように設けられている。
【0011】
図7は、昇降台21と昇降路間搬送装置40との間でパレット3が移載される機構を示す概念図で、図中21aは昇降台21のパレットキャリヤー両端のスプロケット、21bは概スプロケット21aに巻き掛けられたチェーン、21cはチェーン21bに設けられた係合部材(パレット3裏面の突起部材3aと係合)である。
【0012】
40aは昇降路間搬送装置40両端のスプロケット、40bは概スプロケット40aに巻き掛けられたチェーン、40cはチェーン40bに設けられた係合部材(パレット3裏面の突起部材3aと係合)である。
【0013】
これらのパレット搬送装置は、お互いに次のように動作する。
即ち、パレット3の受け手側のチェーンを解放させて従動できる状態を保ち、円滑な搬送を可能にするシステムになっている。
【0014】
今仮に、昇降台21から昇降路間搬送装置40を経て出入口にパレット3が送られる場合を例に挙げると、図7(a)に示すように昇降台21上にパレット3が載置されている状態で、パレットキャリヤーが昇降路間搬送装置40側へスライドして後、チェーン21bが時計方向に循環し始める。
【0015】
すると、チェーン21bの係合部材21cとパレット3の突起部材3aとの係合により、図7(b)のようにパレット3が昇降路間搬送装置40の方へ移動して、パレット3の突起部材3aが昇降路間搬送装置40におけるチェーン40bの係合部材40cと係合する。これは、図6に示す状態でもある。
【0016】
この時、昇降路間搬送装置40のチェーン40bのブレーキが解放されているため、パレット3の動きにつられてチェーン40bが時計方向に循環することになる。
【0017】
チェーン40bの連続する係合部材40cが上面に回り込んでくると、それを例えばポジションスイッチ(図示しない)で確認して、チェーン40bを今度は時計方向に駆動し始める。
【0018】
その後、図7(c)の状態になると昇降台21のチェーン21bは停止し、昇降路間搬送装置40のチェーン40bのみでパレット3が搬送され、又昇降路間搬送装置40自体が昇降路10側へスライドして、図7(d)の状態を経て図7(e)の状態に移行する。これは、図5に示す状態でもある。
【0019】
この時、昇降台11は上方の位置に停止或いは上方で昇降しており、スライド天井23は閉鎖している。
【0020】
このようなパレット3の搬送動作は、一部が昇降路10内に存在する昇降路間搬送装置40を経て昇降台21へ搬送される場合も全く逆の動作が行われることになっている。(詳細な説明は省略)
【0021】
したがって、昇降路10のピットに設けられた方向転換装置22により、パレット3を90°旋回後(出入口5方向を長手方向にした状態)に、車両の入出庫に伴い運転手が出入りを行っても、図4に示すように、昇降路間搬送装置40のステップ41,42が開口部を塞いでいるので、転落するような事故が起こる虞は生じない。即ち、水平状態に維持されたステップ41,42上を運転手等が安全に歩行することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、車両の運転手や管理人は手前の駐車装置に出入りするだけで車両の入出庫作業が行えるとともに、通常ピットに生ずる開口部は可動ステップによって自動的に塞がれるため、極めて安全に入出庫処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す駐車装置の全体図である。
【図2】エレベータ式駐車装置におけるパレット搬送装置の動作説明図である。
【図3】駐車装置の立地条件の一例を示す平面図である。
【図4】図1のA−A線矢視図である。
【図5】図1におけるパレット3の搬送状態の推移を示す状態図である。
【図6】図1におけるパレット3の搬送状態の推移を示す状態図である。
【図7】図1におけるパレット3の搬送状態の推移を示す状態図である。
Claims (2)
- 昇降台が昇降する昇降路に面して駐車室が多段階に設置され、該昇降台の一部がスライドして該駐車室との間で車両を載せたパレットが搬送されて該車両の入出庫が行われる駐車装置が複数基併設され、移送路を通じて出入口に面する一方の昇降路から他方の昇降路に前記パレットが移送されるものにおいて、
該出入口を該昇降台の側面に配置し、該移送路を該出入口に面した階床に配置し、該出入口に面した昇降路のピットには方向転換装置を配備し、該移送路には車両をパレット毎搬送する昇降路間搬送装置を該出入口方向に移動自在に設け、該昇降路間搬送装置には該出入口方向を長手方向にした状態の該パレットの側方を覆うステップを備えたことを特徴とする機械式駐車装置。 - 前記昇降路間搬送装置は、スライド自在なパレット搬送装置であることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
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- 1999-09-13 JP JP25822299A patent/JP3728992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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