JP3620322B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のエレベータ式駐車装置を隣接配置した場合の機械式駐車装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータ式駐車装置とは、車両を載せて昇降する昇降台を配設した昇降路を備え、この昇降路に沿って多数の格納棚を多段に配設するとともに、昇降台にこの昇降台と格納棚との間で車両を移載する車両移載装置を設けたものである。
【0003】
従来より、図2に示すように、昇降路を昇降する昇降台1には昇降路に面して多段階に配置された格納室4に向けて、例えばパワーシリンダ等による駆動装置(図示しない)により水平方向に移動自在にパレットキャリヤー2が設けられ、該パレットキャリヤー2には両端にスプロケット2aが回転自在に設けられ、該スプロケット2aどうしに無端状に巻き掛けられたチェーン2bの係合部材2cとパレット3の裏面に設けられた突起部材3aとの係合(パレット搬送駆動機構)によりパレット3が格納室4と昇降台1との間を搬送されて、車両の入出庫が行われるようになっている。
【0004】
ところで、駐車格納台数を多く確保したいときには、2基以上の駐車装置を入出庫方向に、あるいは入出庫方向と直交する方向に並設させるが、立地条件によって駐車装置1基分の間口しかとれない場合がある。図3がそのような場合の立地条件を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような駐車装置の場合には、出入口から見て奥側の駐車装置に対する車両の出入庫を安全・確実に、かつ迅速・円滑に行えなければ意味がない。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、特に車両の運転手に対する安全性と利便性を向上させた駐車装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、昇降台が昇降する昇降路に面して駐車室が多段階に設置され、該昇降台の一部がスライドして該駐車室との間で車両を載せたパレットが搬送されて該車両の入出庫が行われる駐車装置が複数基併設され、移送路を通じて一方の昇降路から他方の昇降路に前記パレットが移送されるものにおいて、出入口に面した昇降台の側方には、歩行路となる可動ステップを前記パレットの裏面に拘束されるように備え、可動ステップは前記昇降台の一部のスライドにより移動させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、昇降路間のパレットの搬送を昇降台を利用して円滑にかつ安全に行わせるものである。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明する。
図1は、例えば図3に示す立地条件の場合の本発明に係る立体駐車装置の全体図、図4は図1のI−I線矢視図、図5は図4の部分拡大図、図6は図5のII−II線矢視図である。
【0010】
図中、図2と同一符号のものは同一のものを示すが、10は出入口5に面した手前側の昇降路、11は昇降路10の昇降台、20は奥側の昇降路、21は昇降路20の昇降台、30は昇降路10と20とを遮る昇降ゲート、22は昇降路20のピットに設けられた方向転換装置、40は昇降路10と20との間の移送路に設けられたパレット3を搬送する昇降路間搬送装置である。
【0011】
23a,23b,23cは運転手の歩行用の固定ステップで、24は後述する構造の可動ステップである。即ち、可動ステップ24の裏面のブラケットにはチェン24aを介してウェイト24bが吊り下げられており、図示しないローラにより案内支持されている。そして、この可動ステップ24の裏面にはパレット3のブラケット3aの凹部と係合する突出部材24cが設けられている。
【0012】
図7は、各昇降台11,12と昇降路間搬送装置40との間でパレット3が移載される機構を示す概念図で、図中11aは昇降台11のパレットキャリヤー両端のスプロケット、11bは該スプロケット11aに巻き掛けられたチェーン、11cはチェーン11bに設けられた係合部材(パレット3裏面の突起部材3aと係合)である。
【0013】
21aは昇降台21のパレットキャリヤー両端のスプロケット、21bは該スプロケット21aに巻き掛けられたチェーン、21cはチェーン21bに設けられた係合部材(パレット3裏面の突起部材3aと係合)である。
【0014】
40aは昇降路間搬送装置40両端のスプロケット、40bは該スプロケット40aに巻き掛けられたチェーン、40cはチェーン40bに設けられた係合部材(パレット3裏面の突起部材3aと係合)である。
【0015】
これらのパレット搬送装置は、お互いに次のように動作する。
即ち、パレット3の受け手側のチェーンを解放させて従動できる状態を保ち、円滑な搬送を可能にするシステムになっている。
【0016】
今仮に、昇降台21から昇降路間搬送装置40を経て昇降台11にパレット3が送られる場合を例に挙げると、、図7(a)に示すように昇降台21上にパレット3が載置されている状態で、パレットキャリヤーが昇降路間搬送装置40側へスライドして後、チェーン21bが時計方向に循環し始める。
【0017】
すると、チェーン21bの係合部材21cとパレット3の突起部材3aとの係合により、図7(b)のようにパレット3が昇降路間搬送装置40の方へ移動して、パレット3の突起部材3aが昇降路間搬送装置40におけるチェーン40bの係合部材40cと係合する。
【0018】
このとき、昇降路間搬送装置40のチェーン40bのブレーキが解放されているため、パレット3の動きに釣られてチェーン40bが時計方向に循環することになる。
【0019】
チェーン40bの連続する係合部材40cが図7(C)に示すように上面に回りこんでくると、それを例えばポジションスイッチ(図示しない)で確認して、チェーン40bを今度は時計方向に駆動し始める。
【0020】
その後、図7(d)の状態になると昇降台21のチェーン21bは停止し、昇降路間搬送装置40のチェーン40bのみでパレット3が搬送され、図7(e)の状態を経て図7(f)の状態に移行する。
【0021】
このときも、昇降台11のチェーン11bのブレーキが既に解放されているため、パレット3の動きに釣られてチェーン11bも時計方向に循環し始める。
【0022】
そして、チェーン11bの連続する係合部材11cが図7(g)に示すように上面に回りこんでくると、チェーン11bも時計方向に駆動し始め、その後、昇降路間搬送装置40のチェーン40bが停止し、昇降台11のチェーン11bのみでパレット3が搬送され、図7(h)の状態を経て図7(i)に示すように昇降台11上にパレット3が完全に載った状態でチェーン11bは停止する。
【0023】
このようなパレッット3の搬送動作は、昇降台11から昇降路間搬送装置40を経て昇降台21へ搬送される場合も全く逆くの動作が行われることになっている。(詳細な説明は省略)
【0024】
この昇降台11と昇降路間搬送装置40との間では、パレット3の搬送に先だって昇降台11のパレットキャリヤーが昇降路間搬送装置40側にスライドすると、図6(a)に示すようにパレットキャリヤーに押されて、可動ステップ24がウェイト24bの自重に逆らって昇降路間搬送装置40側へ移動する。
【0025】
一方、パレットキャリヤーが昇降台11に戻ると可動ステップ24はウェイト24bの重力により昇降台11側へ移動して、開口部が生じないようになっている。
【0026】
したがって、昇降台11上でパレット3の90°旋回後に車両の入出庫に伴い運転手が出入りを行っても図5に示すように可動ステップ24が開口部を塞いでおり、かつパレット3のブラケットに拘束されて移動しないので転落するような障害を生じる虞れはない。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、昇降台を利用してお互いのパレット搬送装置を有機的に連動させて円滑にパレットを移動させることができ、又人の出入りの際に開口部を塞ぐ簡単な構造の可動ステップを構成しているため、安全性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る立体駐車装置の一全体図である。
【図2】エレベータ式駐車装置におけるパレット搬送装置の動作説明図である。
【図3】駐車装置の立地条件の一例を示す平面図である。
【図4】図1のI−I線矢視図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【図6】図5のII−II線矢視図である。
【図7】本発明に係る装置においてパレットが搬送される状態を示す図である。
【符号の説明】
1,11,21 昇降台
2 パレットキャリヤー
3 パレット
4 駐車室
40 昇降路間搬送装置
5 出入口
10,20 昇降路
22 方向転換装置
Claims (4)
- 昇降台が昇降する昇降路に面して駐車室が多段階に設置され、該昇降台の一部がスライドして該駐車室との間で車両を載せたパレットが搬送されて該車両の入出庫が行われる駐車装置が複数基併設され、移送路を通じて一方の昇降路から他方の昇降路に前記パレットが移送されるものにおいて、
出入口に面した昇降台の側方には、歩行路となる可動ステップを前記パレットの裏面に拘束されるように備え、前記可動ステップは前記昇降台の一部のスライドにより移動する構成であることを特徴とする機械式駐車装置。 - 前記可動ステップの裏面には、前記パレットと係合する係合部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
- 前記可動ステップの裏面には、チェンを介してウェイトが吊り下げられていることを特徴とする請求項1に機械式駐車装置。
- 前記出入口が昇降台の側面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
Priority Applications (1)
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JP37690098A JP3620322B2 (ja) | 1998-12-26 | 1998-12-26 | 機械式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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1998
- 1998-12-26 JP JP37690098A patent/JP3620322B2/ja not_active Expired - Fee Related
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