JP2005219834A - 自動倉庫における荷の移載装置 - Google Patents

自動倉庫における荷の移載装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005219834A
JP2005219834A JP2004026781A JP2004026781A JP2005219834A JP 2005219834 A JP2005219834 A JP 2005219834A JP 2004026781 A JP2004026781 A JP 2004026781A JP 2004026781 A JP2004026781 A JP 2004026781A JP 2005219834 A JP2005219834 A JP 2005219834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
holding
transfer device
loading
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004026781A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Matsueda
栄次 松枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2004026781A priority Critical patent/JP2005219834A/ja
Publication of JP2005219834A publication Critical patent/JP2005219834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 荷を迅速に荷台と荷棚との間で出し入れできるとともに、スタッカクレーンを走行させたり荷台を昇降させた際に、荷台上に載置された荷を安定させることができる移載装置を提供すること。
【解決手段】 荷4は、荷4の移載方向における少なくとも一方の端部に手掛部36を備え、移載装置13は、荷台66と荷棚3との間で荷4を移載するために手掛部36を保持する保持手段35と、荷台3における荷4の移載方向の両端部側それぞれにおいて、手掛部36を上方または下方から保持する保持位置と、手掛部36から荷4の上方または下方に退避した退避位置と、の間で保持手段35を昇降させる昇降手段17と、荷台3における荷4の移載方向の両端部側それぞれの保持位置間で保持手段35をスライド移動させる移動手段18と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数段の荷棚の目的位置に、スッタカクレーン等を用いて荷を出し入れするようにした自動倉庫における荷の移載装置に関する。
従来、スッタカクレーンの荷の移載装置には、荷を荷棚から出し入れする際に、ベルトコンベア式の移載部の先端を荷の下方まで移動させ、移載部上に荷を載置してからベルトコンベアを作動させて荷を基台(荷台)に引き込むものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の移載装置として搬送ローラ上に荷を載置させるために、物品を収納したコンテナ(荷)に下向き引掛け片を設けて、このコンテナ(荷)の下向き引掛け片を搬送ローラ側に配置されている揺動腕の上向きフックと揺動フックにより挟持することで、コンテナ(荷)を搬送ローラ上に引き込むものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−96904号公報(第3頁、第3図) 特公昭61−37163号公報(第2頁、第6図)
しかしながら、特許文献1にあっては、ベルトコンベアにより荷を基台(荷台)に引き込んでいるので、荷棚からの出し入れの際に、ベルトコンベアと荷の底面との間に滑りが発生して、荷の出し入れを迅速に行えない場合があるとともに、基台(荷台)上に載置された荷は、ベルトコンベアとの摩擦により保持されているだけなので、荷を載置した基台(荷台)を移動させる際に、荷が不安定になる場合がある。
また、特許文献2にあっては、コンテナ(荷)の下向き引掛け片を揺動腕の上向きフックと揺動フックにより挟持して搬送ローラ上に引き込んでいるので、コンテナ(荷)を搬送ローラ上に載置することはできるが、搬送ローラ上から前記荷の引き込み方向と反対側に移載させるためには、別途コンテナ(荷)移動用の装置を設ける必要がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、装置の構造を複雑化することなく、荷台と荷棚との間で荷を簡単な動作で出し入れできるとともに、スタッカクレーンを走行させたり荷台を昇降させる際に、荷台上に載置された荷を安定して支持できる移載装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の自動倉庫における荷の移載装置は、
荷を収納する複数段の荷棚に沿って走行するスタッカクレーンのマストに昇降可能に設けられた荷台を備え、前記荷を入出庫するために前記荷台と前記荷棚との間で荷を移載する自動倉庫における荷の移載装置であって、
前記荷は、該荷の移載方向における少なくとも一方の端部に手掛部を備え、
前記荷の移載装置は、
前記荷台と前記荷棚との間で前記荷を移載するために前記手掛部を保持する保持手段と、
前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれにおいて、前記手掛部を上方または下方から保持する保持位置と、前記手掛部から前記荷の上方または下方に退避した退避位置と、の間で前記保持手段を昇降させる昇降手段と、
前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれの前記保持位置間で前記保持手段をスライド移動させる移動手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、荷棚に収納された荷を荷台に移載する際には、退避位置にある保持手段を昇降手段により保持位置まで上昇させて手掛部に保持させたまま、移動手段により荷台の反対側の端部に向けてスライド移動させることで荷棚から荷台に荷が移載され、また、荷台の荷を荷棚に移載する際には、移動手段により保持手段を荷棚に向けてスライド移動させることで荷台から荷棚に荷が移載される。また、荷棚または荷台に荷を載置した状態で保持手段を退避位置まで上昇または下降させることで保持手段による手掛部の保持が解除されるため、スタッカクレーンの走行及び昇降が自在となって他の荷の移載を行うことが可能となる。さらに、荷台に載置された荷の手掛部を保持手段により保持させておけば、荷を安定して保持したままスタッカクレーンを走行させたり荷台を昇降させることができる。
本発明の請求項2に記載の自動倉庫における荷の移載装置は、請求項1に記載の自動倉庫における荷の移載装置であって、
前記荷は、該荷における移載方向の両端部に前記手掛部を備え、
前記移載装置は、
前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれの前記退避位置間で前記保持手段をスライド移動させて前記保持位置を変更させるための保持位置変更手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、荷棚にある荷の一方の手掛部を保持手段により保持して荷台に移載した後に保持手段を退避位置まで退避させれば、荷台上に荷を載置したまま保持手段を荷台の反対側の端部までスライド移動させることができ、さらに反対側の退避位置から保持位置まで上昇させることで他方の手掛部を保持することができるので、一方の荷棚にある荷を荷台上を通過させて反対側の荷棚に移載することができる。
本発明の請求項3に記載の自動倉庫における荷の移載装置は、請求項1または2に記載の自動倉庫における荷の移載装置であって、
前記荷台は、前記荷の移載方向を向く互いに離間配置された一対の支持部材からなり、該一対の支持部材間に前記保持手段を配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、一対の支持部材間に開口が形成されるため、その間に配置された保持手段のメンテナンス等を前記開口を介して簡単に行うことができる。
本発明の請求項4に記載の自動倉庫における荷の移載装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の自動倉庫における荷の移載装置であって、
前記手掛部が前記荷の幅方向を向く棒部材にて構成されるとともに、
前記保持手段は、上方または下方が開口する略凹状に形成される保持部を前記荷の幅方向の両端部に有する保持部材にて構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上方または下方が開口する略凹状に形成される保持部を、棒部材からなる手掛部に上方または下方から嵌合させるだけで手掛部を容易に保持することができるとともに、手掛部が保持部により水平方向の両側から挟まれるため、荷をどちらの移載方向にも移動させることができる。
本発明の請求項5に記載の自動倉庫における荷の移載装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の自動倉庫における荷の移載装置であって、
前記荷の移載装置は、
前記荷台が上部に配設される装置本体と、
前記装置本体に前記昇降手段を介して昇降自在に設けられた昇降台と、
から構成されており、
前記保持手段を、前記昇降台上における前記荷の移載方向に向けてスライド移動自在に設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、昇降台を昇降させることで、保持手段を荷の移載方向の両端部側の保持位置間及び退避位置間でそれぞれスライド移動させることができるため、装置の構造が簡素化され、製造コストを低減できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の移載装置が設けられたスタッカクレーンと荷棚を示す側面図であり、図2は、スタッカクレーンを示す正面図である。
近年、銀行などの店舗に設置してある貸金庫などは自動化が進んでおり、各利用者が利用する貸金庫ボックスを無人化された自動倉庫から搬出させるための様々なボックス搬送用の装置が用いられている。図1の符号1は、自動化された貸金庫などで貸金庫ボックスを搬送するためのスタッカクレーンである。
以下、図1の左側を前方として説明すると、スタッカクレーン1の前後には、矩形状に組み立てられた枠体2が配置されていて、この枠体2には、複数段の荷棚3が設けられており、貸金庫として使用される本発明の荷としてのボックス4が荷棚3に収納されている。前後の枠体2は上部に配置された上部フレーム5によって連結されており、この上部フレーム5の中央部には、天井レール6が取り付けられていて、床面7にも天井レール6と同じ方向を向く床面レール8が固定されている。
図2に示すように、スタッカクレーン1には、天井レール6と床面レール8との間を上下方向に延びるマスト9が設けられていて、マスト9の下部には、床面レール8上を走行できる台車10が設けられており、台車10の設けられている走行モータ11を駆動させることによって、スタッカクレーン1は天井レール6と床面レール8に案内されながら、前後に配置されている複数段の荷棚3に沿って走行できるようになっている。
また、スタッカクレーン1のマスト9には、上下に昇降できる昇降部12が配置されていて、本発明の移載装置13が昇降部12に固着されている。昇降部12はマスト9に沿って配置されているチェーン14に連結されており、昇降モータ15を駆動させることによって、昇降部12はチェーン14に牽引されて上下方向に昇降できるようになっている。スタッカクレーン1を走行させるとともに、昇降部12を昇降させることにより、スタッカクレーン1の前後に配置されている複数段の荷棚3の内、目的とする荷棚3まで移載装置13を移動させることができる。
次に、本発明の実施例における移載装置13を図3から図5に基づいて説明すると、図3は、移載装置13を示す要部断面側面図であり、図4は、移載装置13を示す要部断面正面図であり、図5は、移載装置13を示す要部断面平面図である。以下、図3の左側を前方とし、図4の手前側を前方とし、図5の左側を前方として説明する。
図3に示すように、移載装置13は本発明の装置本体としての板状のベース体16を有し、ベース体16の上部には、昇降台としての略箱形状の中間ベース17が配置されている。この中間ベース17の上部には、移動手段を構成する略板形状の上部ベース18が設けられている。
上部ベース18は、中間ベース17の上端に配置されているレール19上を摺動案内されるガイド20によって支持されており、この上部ベース18のガイド20が中間ベース17のレール19上を移動することによって、上部ベース18が荷の移載方向としての前後方向に移動できるようになっている。上部ベース18の略中央部の下方には、ラック21が設けられており、このラック21に係合するように、中間ベース17の中央部にはピニオン22が配置されている。
ピニオン22は、移動手段としての磁気ブレーキ付の駆動モータ23に軸着されており、駆動モータ23の駆動により回動されるようになっている。上部ベース18を前後方向に移動させるためには、中間ベース17の中央部に設けられている駆動モータ23を駆動させることでピニオン22を回転させて、ピニオン22に係合されているラック21を前後方向に移動させることで、上部ベース18が中間ベース17のレール19に案内されて前後方向に移動される。
また、上部ベース18の前方の側部には、プレート24が固着されており、このプレート24の位置を検出できるように、中間ベース17の前方の側部には、3つの磁気センサ25、26、27が配置されている。各々の磁気センサ25、26、27は上部ベース18が前、中、後の位置にあることを検出できるように、各々が水平方向に離間されて配置されている。
例えば、図3に示すように、制御回路(図示略)が駆動モータ23を駆動させてピニオン22を図3において時計回りに回転させると、ラック21が後方に移動されて上部ベース18が後方に移動される。そして上部ベース18が最後方まで移動したときに、3つの磁気センサ25、26、27の内、後方に配置されている磁気センサ27がプレート24を検出するので、磁気センサ27がプレート24を検出したときに、制御回路(図示略)が駆動モータ23の駆動を停止させると、上部ベース18を最後方の位置にて止めることができる。
また、図4に示すように、中間ベース17の内部には、略箱形状のモータベース28が配置されていて、移動手段及び保持位置変更手段を構成する駆動モータ29がモータベース28の内部に納められており、この駆動モータ29にはスプロケット30が取り付けられている。略板形状をなす上部ベース18の上面には、2本のレール31、32が設置されており、このレール31、32上に33、34を介して、保持手段としてのフック35が設けられている。
更に、図3に示すように、フック35は側面視で上方が開口する略凹形状の保持部を有しており、ボックス4の前方及び後方の両端部に設けられている手掛部としての棒状の取手36を下方から保持できるようになっている。上方が開口する略凹状に形成されるフック35を、取手36に下方より嵌合させるだけで取手36を容易に保持することができるとともに、取手36がフック35により前後方向から挟まれるため、ボックス4を前後どちらの方向にも移動させることができる。更に図4に示すように、ボックス4の取手36は、長手方向がボックス4の幅方向に延びており、フック35は取手36の幅方向の両端を保持できるようになっている。
そして、図4に示すように、フック35はレール31、32に案内されて上部ベース18の前端から後端まで移動できるようになっており、フック35の下部には、チェーンブロック37が固着されていて、スプロケット30に連係された移動手段及び保持位置変更手段を構成するチェーン38がチェーンブロック37に取り付けられている。
図5に示すように、チェーン38は上部ベース18の前後端に配置されている2つのギア39、40と、スプロケット30にチェーン38をテンションをかけて係合させるための2つのギア41、42と、スプロケット30に掛け渡されていて、スプロケット30が駆動モータ29によって回動されると、フック35がチェーン38に牽引されて前後方向に移動できるようになっている。
尚、図4に示すように、フック35の側方には、プレート43が取り付けられており、図5に示すように、フック35のプレート43を検出できるように、磁気センサ44、45、46、47が上部ベース18上に固定されている。この磁気センサ44、45、46、47は、前後両端にフック35を停止させるための停止用磁気センサ44、47と、停止用磁気センサ44、47よりも若干中央寄りに配置されているフック35を減速させるための減速用磁気センサ45、46が設けられている。
例えば、制御回路(図示略)が駆動モータ29を回転させることによって、スプロケット30を図5において反時計回りに回転させてフック35が前方に移動すると、先ず減速用の磁気センサ45がフック35に固定されているプレート43を検出する。そこで制御回路(図示略)が駆動モータ29の回転速度を落とすと、フック35の移動速度が落ちる。次に停止用の磁気センサ44がフック35のプレート43を検出したときに、制御回路(図示略)が駆動モータ29の回転を停止させると、フック35を上部ベース18の前端に停止させることができる。
図4に示すように、ベース体16の上面の左右両側には、一対のリンクベース48、49が固着されていて、このリンクベース48、49には、左右方向に延びるシャフト50が軸支されており、このシャフト50には、一方の端部に従動ギア51が取り付けられている。ベース体16の右側端部には、モータベース52が固着されていて、このモータベース52上に、減速機53を介して昇降手段を構成する駆動モータ54が固定されており、駆動モータ54の駆動で動く駆動ギア55が、シャフト50の従動ギア51に係合するように配置されている。
また、図3に示すように、シャフト50には、略三角形状をなすカムプレート56が固着されており、このカムプレート56の一端には、縦リンク58の下端が軸着されていて、縦リンク58の上端は、中間ベース17に軸着されている。更に、同様のカムプレート57と縦リンク59が中間ベース17の後方にも配置されており、互いのカムプレート56、57は横リンク60によって連係されている。駆動モータ54を駆動させると、従動ギア51が回動されるので、横リンク60を介して前後両方に配置されているカムプレート56、57が回動するようになっている。
そして、図5に示すように、ベース体16には、垂直方向に延びるレール61が固着されており、中間ベース17にはレール61に摺動案内されるガイド62が固定されていて、カムプレート56、57の回動によって上下昇降される中間ベース17を案内することができる。そして図3に示すように、中間ベース17の側面には、2つのブロック体78、79が左右に離間されて固着されており、このブロック体78、79を検出できるように、2つの磁気センサ76、77がレール61に上下に離間されて設けられている。中間ベース17が最上方まで上昇されたときは、上方の磁気センサ76がブロック体78を検出し、中間ベース17が最下方まで降下されたときは、下方の磁気センサ77がブロック体79を検出するようになっている。
例えば、制御回路(図示略)が駆動モータ54を駆動させて図3中において横リンク60により連係されたカムプレート56、57を時計回りに90°回転させると、縦リンク58、59が上昇されるので、縦リンク58、59に軸着された中間ベース17が上昇するようになり、中間ベース17のガイド62がレール61によって案内されているので、中間ベース17は垂直方向に上昇される。中間ベース17が最上方まで上昇すると、上方の磁気センサ76が中間ベース17に固着されたブロック体78を検出するので、制御回路(図示略)が駆動モータ54の駆動を停止させる。すると中間ベース17を最上方の位置で停止させることができる。
カムプレート56、57の回動によって中間ベース17が最上方まで上昇されたときのフック35位置が保持位置となり、カムプレート56、57の回動によって中間ベース17が最下方まで降下されたときのフック35の位置が退避位置となっている。
図3に示すように、ベース体16の四方の端部には、上方に延びる枠体63、64、65が固着されており、この枠体63、64、65の上端部には、前後方向を向く荷台としての一対のガイドレール66、67が取り付けられている。そして、図4に示すように、ガイドレール66、67は移載装置13の左右両側部に配置されていて、断面視で略L字形状をしており、ボックス4をガイドレール66、67上に載置できるようになっている。
ガイドレール66、67が左右に離間されて配置されているので、ガイドレール66、67の間に開口が形成されるようになり、この開口からフック35やチェーン38やスプロケット30などの上部ベース18に配置されている装置類のメンテナンスができるようになっている。また、このガイドレール66、67はベース体16から延びる枠体63、64、65上に取り付けられており、そのため移載装置13の側方には、枠体63、64、65の間に開口が形成されるようになり、この開口からラック21やピニオン22やカムプレート56、57や縦リンク58、59や横リンク60などの上部ベース18及び中間ベース17に配置されている装置類のメンテナンスができるようになっている。
このガイドレール66、67の左右両側には、図4に示すように、光センサ69、72が配置されており、この光センサ69、72の間にボックス4が配置されることによって、光センサ69、72の検出光が遮蔽されてボックス4を検出できるようになっていて、図5に示すように、左右一対の光センサ68、69、70、71、72がガイドレール66、67の前方、中間、後方の3箇所に配置されている。
例えば、ボックス4がガイドレール66、67上に載置されているときには、中央に配置されている光センサ69、72はボックス4を検出し、前方と後方に配置されている光センサ68、70、71はボックス4を検出しないので、ボックス4がガイドレール66、67上に載置されていることを制御回路(図示略)が把握できるようになっている。
尚、図3に示すように、ガイドレール66、67には、前後の端部近傍が下がるようにテーパ73、74が形成されている。また、ボックス4が載置されている荷棚3の端部には、係止部75が形成されており、ボックス4が荷棚3に載置されたときに、荷棚3の端部からボックス4が摺り落ちないようになっている。
保持位置まで上昇されたフック35は、荷棚3の係止部75よりボックス4の底面が高くなる位置までボックス4の取手36を持ち上げて、その状態でフック35を前方に移動させると、ガイドレール66、67のテーパ74上をボックス4がスライドしてガイドレール66、67上にボックス4を引き込むことができる。また、フック35が退避位置にあるときに、フック35の上端はボックス4がガイドレール66、67上に載置されたときのボックス4の底面の高さLよりも下方の位置に配置されるようになっている。
次に、本発明の実施例におけるボックス4を移載するときの移載装置13の動きを図6から図13を用いて詳述する。
先ずボックス4を移載装置13に移載するときの動きについて説明すると、図6は、ボックス4を移載するときの移載装置13を示す側面概念図であり、図7は、フック35が保持位置に上昇したときの移載装置13を示す側面概念図であり、図8は、ボックス4を引き込むときの移載装置13を示す側面概念図であり、図9は、ボックス4を載せたときの移載装置13を示す側面概念図である。
以下、図6から図9の左側を前方として説明すると、図6に示すように、移載装置13がスタッカクレーン1の走行及びマスト9に配置されている昇降部12の昇降によって目的のボックス4が載置されている荷棚3まで移動される。このとき中間ベース17は最下方の位置あるので、フック35は退避位置に配置されている。この状態で移動手段としての駆動モータ23を回転させると、ピニオン22が回転し、ラック21が後方に移動するので、中間ベース17のレール31、32上の上部ベース18が後方に移動されて、移載装置13の後方の荷棚3上に載置されているボックス4の前方の取手36の下方位置までフック35が移動される。
次に図7に示すように、昇降手段としての駆動モータ54を駆動させてカムプレート56、57を図7中において時計回りに90°回転させると、縦リンク58、59が上昇するので、縦リンク58、59に軸着された中間ベース17と上部ベース18が上昇する。するとフック35がボックス4の前方の取手36を保持できる保持位置まで上昇される。保持位置まで上昇されたフック35はボックス4の前方の取手36に嵌合される。
そして、図8に示すように、移動手段としての駆動モータ29を駆動させてスプロケット30を回転させると、チェーン38に牽引されてフック35がレール31、32上をスライド移動して上部ベース18の前端まで移動される。このときにフック35がボックス4の前方の取手36を保持しているので、ボックス4はフック35の移動とともに前方に移動される。
図9に示すように、フック35が上部ベース18の最前端まで移動した後に、移動手段としての駆動モータ23を反転させると、上部ベース18が前方に移動して、ガイドレール66、67上に載置される。ボックス4をガイドレール66、67上に載置したままスタッカクレーン1によって移載装置13を移動させるときは、フック35がボックス4の前方の取手36を保持したまま移載装置13を移動させる。
略L字形状をなす一対のガイドレール66、67が左右両側からボックス4を支持するとともに、フック35がボックス4の取手36を保持したまま移載装置13を移動させるので、ボックス4は前後方向や左右方向にぐらつくことなくガイドレール66、67上に載置されるので、ボックス4を安定させたまま移載装置13を移動させることができる。
次にボックス4を荷棚3に移載するときの動きについて説明すると、図10は、フック35が退避位置に降下したときの移載装置13を示す側面概念図であり、図11は、フック35がボックス4の下方を移動するときの移載装置13を示す側面概念図であり、図12は、フック35が保持位置に上昇したときの移載装置13を示す側面概念図であり、図13は、ボックス4を荷棚3に入れるときの移載装置13を示す側面概念図である。
以下、図10から図13の左側を前方として説明すると、図10に示すように、移載装置13がスタッカクレーン1の走行及びマスト9に配置されている昇降部12の昇降によってボックス4を載置する目的の荷棚3まで移動される。目的の荷棚3まで移載装置13を移動させた後、昇降手段としての駆動モータ54を駆動させてカムプレート56、57を図10中において反時計回りに90°回転させると、縦リンク58、59が降下するので、縦リンク58、59に軸着された中間ベース17と上部ベース18が降下する。するとフック35がボックス4の前方の取手36から外れてボックス4の底面よりも下方の退避位置まで降下される。
図11に示すように、フック35を退避位置まで降下させた後、保持位置変更手段としての駆動モータ29を回転させることでフック35を上部ベース18の後端までスライド移動させる。上部ベース18の後端まで移動したフック35は、ボックス4の後方の取手36の下方まで移動する。
そして、図12に示すように、昇降手段としての駆動モータ54を駆動させてカムプレート56、57を図12中において時計回りに90°回転させると、縦リンク58、59が上昇するので、縦リンク58、59に軸着された中間ベース17が上昇する。するとフック35がボックス4の後方の取手36を保持できる保持位置まで上昇される。保持位置まで上昇されたフック35はボックス4の後方の取手36に嵌合される。
図13に示すように、移動手段としての駆動モータ29を駆動させるとフック35がレール31、32上をスライド移動して上部ベース18の前端まで移動される。このときにフック35がボックス4の後方の取手36を保持しているので、ボックス4はフック35の移動とともに前方に移動され、ボックス4が移載装置13の前方の荷棚3上に載置される。
以上説明したように、本発明の実施例としての移載装置13によれば、荷棚3に収納されたボックス4をガイドレール66、67に移載するときに、退避位置にあるフック35を保持位置まで上昇させてボックス4の取手36を保持させたまま、ガイドレール66、67の反対側の端部に向けてスライド移動させることで荷棚3からガイドレール66、67にボックス4を移載することができる。また、ガイドレール66、67のボックス4を荷棚3に移載するときに、フック35を荷棚3に向けてスライド移動させることでガイドレール66、67から荷棚3にボックス4が移載される。更に、荷棚3にボックス4を載置した状態でフック35を退避位置まで下降させることでフック35による取手36の保持が解除されるため、スタッカクレーン1の走行及び昇降が自在となって他のボックス4の移載を行うことが可能となる。
また、荷棚3にあるボックス4の一方の取手36をフック35により保持してガイドレール66、67に移載した後にフック35を退避位置まで退避させれば、ガイドレール66、67上にボックス4を載置したままフック35をガイドレール66、67の反対側の端部までスライド移動させることができ、さらに反対側の退避位置から保持位置まで上昇させることで他方の取手36を保持することができるので、一方の荷棚3にあるボックス4をガイドレール66、67上を通過させて反対側の荷棚3に移載することができる。
また、本実施例においては、装置本体としてのベース体16に対して昇降自在に設けられた昇降台を構成する上部ベース18上に、1個のフック35が荷の移載方向に向けてスライド移動自在に設けられているため、上部ベース18を昇降させることでフック35を荷の移載方向の両端部側の保持位置間及び退避位置間でそれぞれスライド移動させることができるため、移載装置13の構造が簡素化され、製造コストを低減できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、側面視で上方が開口する略凹状に形成されたフックがボックスの取手を下方から嵌合するように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、下方が開口する略凹状に形成されたフックがボックスの取手を上方から嵌合することで、取手を保持できるようにしてもよい。
また、上記実施例では、ボックスの一方の取手を保持しているフックが、下方の退避位置まで降下してボックスの下方を通過することで、ボックスの他方の取手を保持できるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、退避位置がボックスの上面よりも上方にあり、この退避位置までフックが上昇してボックスの上方を通過することで、ボックスの他方の取手を保持できるようにしてもよい。
更に、上記実施例では、本発明の移載装置が貸金庫におけるスタッカクレーンに適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、貸金庫以外の荷を移載する移載装置に適用してもよい。
本発明の移載装置が設けられたスタッカクレーンと荷棚を示す側面図である。 スタッカクレーンを示す正面図である。 移載装置を示す要部断面側面図である。 移載装置を示す要部断面正面図である。 移載装置を示す要部断面平面図である。 ボックスを移載するときの移載装置を示す側面概念図である。 フックが保持位置に上昇したときの移載装置を示す側面概念図である。 ボックスを引き込むときの移載装置を示す側面概念図である。 ボックスを載せたときの移載装置を示す側面概念図である。 フックが退避位置に降下したときの移載装置を示す側面概念図である。 フックがボックスの下方を移動するときの移載装置を示す側面概念図である。 フックが保持位置に上昇したときの移載装置を示す側面概念図である。 ボックスを荷棚に入れるときの移載装置を示す側面概念図である。
符号の説明
1 スタッカクレーン
2 枠体
3 荷棚
4 ボックス(荷)
5 上部フレーム
6 天井レール
7 床面
8 床面レール
9 マスト
10 台車
11 走行モータ
12 昇降部
13 移載装置
14 チェーン
15 昇降モータ
16 ベース体(装置本体)
17 中間ベース(昇降手段、昇降台)
18 上部ベース(移動手段、昇降台)
19 レール
20 ガイド
21 ラック(移動手段)
22 ピニオン(移動手段)
23 駆動モータ(移動手段)
24 プレート
25、26、27 磁気センサ
28 モータベース
29 駆動モータ(移動手段、保持位置変更手段)
30 スプロケット(移動手段、保持位置変更手段、駆動部材)
31、32 レール
33、34 ガイド
35 フック(保持手段、保持部、保持部材)
36 取手(手掛部、棒部材)
37 チェーンブロック
38 チェーン(移動手段、保持位置変更手段、駆動部材)
39、40 ギア
41、42 ギア
43 プレート
44、45 磁気センサ
46、47 磁気センサ
48、49 リンクベース
50 シャフト
51 従動ギア(昇降手段)
52 モータベース
53 減速機(昇降手段)
54 駆動モータ(昇降手段)
55 駆動ギア(昇降手段)
56、57 カムプレート(昇降手段)
58、59 縦リンク(昇降手段)
60 横リンク(昇降手段)
61 レール
62 ガイド
63、64、65 枠体
66、67 ガイドレール(荷台、支持部材)
68、69、70 光センサ
71、72 光センサ
73、74 テーパ
75 係止部
76、77 磁気センサ
78、79 ブロック体

Claims (5)

  1. 荷を収納する複数段の荷棚に沿って走行するスタッカクレーンのマストに昇降可能に設けられた荷台を備え、前記荷を入出庫するために前記荷台と前記荷棚との間で荷を移載する自動倉庫における荷の移載装置であって、
    前記荷は、該荷の移載方向における少なくとも一方の端部に手掛部を備え、
    前記荷の移載装置は、
    前記荷台と前記荷棚との間で前記荷を移載するために前記手掛部を保持する保持手段と、
    前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれにおいて、前記手掛部を上方または下方から保持する保持位置と、前記手掛部から前記荷の上方または下方に退避した退避位置と、の間で前記保持手段を昇降させる昇降手段と、
    前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれの前記保持位置間で前記保持手段をスライド移動させる移動手段と、
    を備えることを特徴とする自動倉庫における荷の移載装置。
  2. 前記荷は、該荷における移載方向の両端部に前記手掛部を備え、
    前記移載装置は、
    前記荷台における荷の移載方向の両端部側それぞれの前記退避位置間で前記保持手段をスライド移動させて前記保持位置を変更させるための保持位置変更手段を備える請求項1に記載の自動倉庫における荷の移載装置。
  3. 前記荷台は、前記荷の移載方向を向く互いに離間配置された一対の支持部材からなり、該一対の支持部材間に前記保持手段を配置した請求項1または2に記載の自動倉庫における荷の移載装置。
  4. 前記手掛部が前記荷の幅方向を向く棒部材にて構成されるとともに、
    前記保持手段は、上方または下方が開口する略凹状に形成される保持部を前記荷の幅方向の両端部に有する保持部材にて構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の自動倉庫における荷の移載装置。
  5. 前記荷の移載装置は、
    前記荷台が上部に配設される装置本体と、
    前記装置本体に前記昇降手段を介して昇降自在に設けられた昇降台と、
    から構成されており、
    前記保持手段を、前記昇降台上における前記荷の移載方向に向けてスライド移動自在に設けた請求項1ないし4のいずれかに記載の自動倉庫における荷の移載装置。
JP2004026781A 2004-02-03 2004-02-03 自動倉庫における荷の移載装置 Pending JP2005219834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004026781A JP2005219834A (ja) 2004-02-03 2004-02-03 自動倉庫における荷の移載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004026781A JP2005219834A (ja) 2004-02-03 2004-02-03 自動倉庫における荷の移載装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005219834A true JP2005219834A (ja) 2005-08-18

Family

ID=34995774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004026781A Pending JP2005219834A (ja) 2004-02-03 2004-02-03 自動倉庫における荷の移載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005219834A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113436385A (zh) * 2021-06-21 2021-09-24 深圳市冠乔科技有限公司 一种无人售货商店
CN115246574A (zh) * 2022-06-28 2022-10-28 宝阳装备科技(淮安)有限公司 装卸货码垛物流自动化生产线

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113436385A (zh) * 2021-06-21 2021-09-24 深圳市冠乔科技有限公司 一种无人售货商店
CN115246574A (zh) * 2022-06-28 2022-10-28 宝阳装备科技(淮安)有限公司 装卸货码垛物流自动化生产线
CN115246574B (zh) * 2022-06-28 2023-12-15 宝阳装备科技(淮安)有限公司 装卸货码垛物流自动化生产线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101717447B1 (ko) 이송셔틀 및 이를 이용한 자동창고 시스템
JP5106783B2 (ja) 棚式倉庫及び荷役方法
EP1741644B1 (en) Article storage facility
JP4586990B2 (ja) 物品収納設備
FI117862B (fi) Järjestelmä ja menetelmä varastoinnissa käytetyn kasetin käsittelyyn siirtolaitteen avulla
JP2009269698A (ja) 自動倉庫における荷の移載装置
JP2005219834A (ja) 自動倉庫における荷の移載装置
JP7217139B2 (ja) 荷物の搬送装置
JP2020121859A (ja) パレットシャトルを有する自動倉庫
JP4427740B2 (ja) 物品搬送装置
JP2003206004A (ja) 物品移載装置
JP3950311B2 (ja) 吊り下げ搬送装置
JP4258059B2 (ja) 倉庫設備における入出庫台車装置
JP2947014B2 (ja) 吊下搬送装置
JP2985621B2 (ja) 入出庫用搬送装置
JP2000191141A (ja) 物品移載装置及びそれを用いた物品段積み装置
JP2007076919A (ja) 移載システムおよびそれを備える保管設備
JP4364549B2 (ja) コンテナ運搬車両
JP2726182B2 (ja) 物品の保管・搬送用パレット
JP2010159118A (ja) 自動倉庫
KR200277232Y1 (ko) 화물 적재용 운반차
JPS62215407A (ja) 棚用搬出入装置
JP4427742B2 (ja) 荷受装置
JP2527714Y2 (ja) パレット積み物品保管倉庫の入出庫装置
JP2004238088A (ja) 昇降台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02