JP2002038749A - リフト並設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備 - Google Patents
リフト並設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】空間の有効利用を図りつつ入出庫時間を短縮す
る。 【解決手段】入出庫階１から複数の格納階ｎＦにわたっ
て搬器２ａ〜４ａを昇降させる３基以上の昇降装置２〜
４が並設され、これら昇降空間２ｓ〜４ｓで両側にそれ
ぞれ格納室６が形成されて車を出し入れ可能なコンベヤ
が設けられ、入出庫階１に、車を出し入れする入出庫装
置１２と、昇降装置２，３の昇降空間２ｓ，３ｓと、入
出庫装置から昇降空間２ｓ，３ｓの搬器２ａ，３ａとの
間で車を受け渡しする第１運搬台車装置１３とを設け、
入出庫階１に隣接する移載階５に、入出庫装置１２の上
方空間に配置された付帯昇降装置４の付帯昇降空間４ａ
と、この付帯昇降空間４の搬器４ａと昇降空間２ｓの搬
器２ａとの間で車を受け渡しする第２運搬台車装置２３
を設けた。
る。 【解決手段】入出庫階１から複数の格納階ｎＦにわたっ
て搬器２ａ〜４ａを昇降させる３基以上の昇降装置２〜
４が並設され、これら昇降空間２ｓ〜４ｓで両側にそれ
ぞれ格納室６が形成されて車を出し入れ可能なコンベヤ
が設けられ、入出庫階１に、車を出し入れする入出庫装
置１２と、昇降装置２，３の昇降空間２ｓ，３ｓと、入
出庫装置から昇降空間２ｓ，３ｓの搬器２ａ，３ａとの
間で車を受け渡しする第１運搬台車装置１３とを設け、
入出庫階１に隣接する移載階５に、入出庫装置１２の上
方空間に配置された付帯昇降装置４の付帯昇降空間４ａ
と、この付帯昇降空間４の搬器４ａと昇降空間２ｓの搬
器２ａとの間で車を受け渡しする第２運搬台車装置２３
を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い敷地内のスペ
ースで高い収容台数を確保するために、複数基の昇降装
置が並設され、効率よく車や荷を入出庫可能なリフト並
設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備に関する。
ースで高い収容台数を確保するために、複数基の昇降装
置が並設され、効率よく車や荷を入出庫可能なリフト並
設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】隣接配置された複数基のリフト装置の昇
降空間両側に、格納階毎に格納室を形成して、昇降装置
の搬器と格納室との間で車を受け渡しする形式のものが
ある。従来、このような形式では、入出庫階の前面空き
地に、パレットを介して車を出し入れするターンテーブ
ルを配置し、このターンテーブル上のパレットは、補助
昇降リフトにより２階に運ばれた後、複数基の昇降装置
の搬器に振り分けて移載される。このような形式では、
前面空き地の上方空間にも昇降装置を設置できることか
ら、空間の有効利用が図れるという利点がある。
降空間両側に、格納階毎に格納室を形成して、昇降装置
の搬器と格納室との間で車を受け渡しする形式のものが
ある。従来、このような形式では、入出庫階の前面空き
地に、パレットを介して車を出し入れするターンテーブ
ルを配置し、このターンテーブル上のパレットは、補助
昇降リフトにより２階に運ばれた後、複数基の昇降装置
の搬器に振り分けて移載される。このような形式では、
前面空き地の上方空間にも昇降装置を設置できることか
ら、空間の有効利用が図れるという利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成で
は、すべての昇降装置の搬器に搬入するのに補助昇降リ
フトを経由する必要があり、このために入出庫に要する
時間は補助昇降リフトの能力に依存されるため、補助昇
降リフトにより車を搬送している間が入出庫の時間待ち
となるため、入出庫を迅速に行うことに限界があるとい
う問題があった。
は、すべての昇降装置の搬器に搬入するのに補助昇降リ
フトを経由する必要があり、このために入出庫に要する
時間は補助昇降リフトの能力に依存されるため、補助昇
降リフトにより車を搬送している間が入出庫の時間待ち
となるため、入出庫を迅速に行うことに限界があるとい
う問題があった。
【０００４】本発明は上記問題点を解決して、空間の有
効利用を図りつつ入出庫時間を短縮可能なリフト並設式
立体駐車設備および立体自動倉庫設備を提供することを
目的とする。
効利用を図りつつ入出庫時間を短縮可能なリフト並設式
立体駐車設備および立体自動倉庫設備を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の発明は、入出庫階から複数の格納階に
わたって搬器を昇降させる少なくとも３基以上の昇降装
置が並設されるとともに、これら搬器の昇降空間で格納
階ごとに両側にそれぞれ格納室が形成され、搬器と格納
室との間で車を出し入れ可能な受渡し装置が設けられた
リフト並設式立体駐車設備において、入出庫階に、車を
出し入れする入出庫装置と、少なくとも１基の昇降装置
の昇降空間を除く残りのすべての昇降装置の昇降空間
と、前記入出庫装置と残りの昇降空間の搬器との間で車
を受け渡しする第１運搬台車装置とを設け、入出庫階に
隣接する移載階に、前記入出庫装置の上方空間または下
方空間に配置された少なくとも１基の昇降装置の昇降空
間と、この昇降空間の搬器と残りの昇降装置のうちの１
つの昇降空間の搬器との間で車を受け渡しする第２運搬
台車装置を設けたものである。
に請求項１記載の発明は、入出庫階から複数の格納階に
わたって搬器を昇降させる少なくとも３基以上の昇降装
置が並設されるとともに、これら搬器の昇降空間で格納
階ごとに両側にそれぞれ格納室が形成され、搬器と格納
室との間で車を出し入れ可能な受渡し装置が設けられた
リフト並設式立体駐車設備において、入出庫階に、車を
出し入れする入出庫装置と、少なくとも１基の昇降装置
の昇降空間を除く残りのすべての昇降装置の昇降空間
と、前記入出庫装置と残りの昇降空間の搬器との間で車
を受け渡しする第１運搬台車装置とを設け、入出庫階に
隣接する移載階に、前記入出庫装置の上方空間または下
方空間に配置された少なくとも１基の昇降装置の昇降空
間と、この昇降空間の搬器と残りの昇降装置のうちの１
つの昇降空間の搬器との間で車を受け渡しする第２運搬
台車装置を設けたものである。
【０００６】上記構成によれば、入出庫階では、入出庫
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に直接車を出し入れし、格納室に入出庫することがで
きるので、１基を除くすべての昇降装置との間で迅速に
車を入出庫することができる。また、入出庫装置に上方
空間または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介し
て残りの１基の昇降装置の搬器に車を搬入出できるの
で、限られた空間を有効利用して収容台数を高めること
ができる。
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に直接車を出し入れし、格納室に入出庫することがで
きるので、１基を除くすべての昇降装置との間で迅速に
車を入出庫することができる。また、入出庫装置に上方
空間または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介し
て残りの１基の昇降装置の搬器に車を搬入出できるの
で、限られた空間を有効利用して収容台数を高めること
ができる。
【０００７】また請求項２記載の立体自動倉庫設備は、
入出庫階から複数の格納階にわたって搬器を昇降させる
少なくとも３基以上の昇降装置が並設されるとともに、
これら搬器の昇降空間で格納階ごとに両側にそれぞれ格
納室が形成され、搬器と格納室との間で荷を出し入れ可
能な受渡し装置が設けられた立体自動倉庫設備におい
て、入出庫階に、荷を出し入れする入出庫装置と、少な
くとも１基の昇降装置を除くすべての昇降装置の昇降空
間と、入出庫装置と各昇降空間の搬器との間で荷を受け
渡しする第１運搬台車とを設け、入出庫階に隣接する移
載階に、前記入出庫装置の上方空間または下方空間に配
置された少なくとも１基の昇降装置の昇降空間と、この
昇降空間の搬器と残りの昇降空間のうちの１つの搬器と
の間で荷を受け渡しする第２運搬台車を設けたものであ
る。
入出庫階から複数の格納階にわたって搬器を昇降させる
少なくとも３基以上の昇降装置が並設されるとともに、
これら搬器の昇降空間で格納階ごとに両側にそれぞれ格
納室が形成され、搬器と格納室との間で荷を出し入れ可
能な受渡し装置が設けられた立体自動倉庫設備におい
て、入出庫階に、荷を出し入れする入出庫装置と、少な
くとも１基の昇降装置を除くすべての昇降装置の昇降空
間と、入出庫装置と各昇降空間の搬器との間で荷を受け
渡しする第１運搬台車とを設け、入出庫階に隣接する移
載階に、前記入出庫装置の上方空間または下方空間に配
置された少なくとも１基の昇降装置の昇降空間と、この
昇降空間の搬器と残りの昇降空間のうちの１つの搬器と
の間で荷を受け渡しする第２運搬台車を設けたものであ
る。
【０００８】上記構成によれば、入出庫階では、入出庫
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に荷を直接出し入れすることができるので、昇降装置
との間で迅速に荷の入出庫作業を行うことができる。ま
た、入出庫装置の上方空間または下方空間にも、移載階
で第２運搬台車を介して残りの１基の昇降装置の搬器に
荷を搬入出できるので、限られた空間を有効利用して収
容台数を高めることができる。
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に荷を直接出し入れすることができるので、昇降装置
との間で迅速に荷の入出庫作業を行うことができる。ま
た、入出庫装置の上方空間または下方空間にも、移載階
で第２運搬台車を介して残りの１基の昇降装置の搬器に
荷を搬入出できるので、限られた空間を有効利用して収
容台数を高めることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る立体駐車設
備の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。
備の実施の形態を図１〜図５に基づいて説明する。
【００１０】図１，図２に示すように、建屋Ｂの１階１
Ｆ部分に入出庫階１が設けられ、２階から上方にわたっ
て複数の格納階２Ｆ〜ｎＦが設けられた立体駐車設備
で、入出庫階１から最上階の格納階ｎＦにわたってそれ
ぞれ第１，第２搬器２ａ，３ａを第１，第２昇降空間２
ｓ，３ｓに沿って昇降させる第１，第２昇降装置２，３
が設置されるとともに、格納階２Ｆ〜ｎＦのうち入出庫
階１に隣接する２階２Ｆが移載階５に構成され、この移
載階５から最上階の格納階ｎＦにわたって搬器４ａを付
帯昇降空間４ｓに沿って昇降させる付帯昇降装置４と先
の第１，第２昇降装置２，３とが並設されている。そし
て、入出庫階１と移載階５とを除く格納階２Ｆ〜ｎＦご
との各搬器２ａ〜４ａの昇降空間２ｓ〜４ｓの両側に
は、格納室６がそれぞれ形成され、搬器２ａ〜４ａに設
けられた搬器コンベヤ（受渡し装置）７と、格納室６に
設けられた格納室コンベヤ（受渡し装置）８との間で車
を受渡し可能に構成されている。
Ｆ部分に入出庫階１が設けられ、２階から上方にわたっ
て複数の格納階２Ｆ〜ｎＦが設けられた立体駐車設備
で、入出庫階１から最上階の格納階ｎＦにわたってそれ
ぞれ第１，第２搬器２ａ，３ａを第１，第２昇降空間２
ｓ，３ｓに沿って昇降させる第１，第２昇降装置２，３
が設置されるとともに、格納階２Ｆ〜ｎＦのうち入出庫
階１に隣接する２階２Ｆが移載階５に構成され、この移
載階５から最上階の格納階ｎＦにわたって搬器４ａを付
帯昇降空間４ｓに沿って昇降させる付帯昇降装置４と先
の第１，第２昇降装置２，３とが並設されている。そし
て、入出庫階１と移載階５とを除く格納階２Ｆ〜ｎＦご
との各搬器２ａ〜４ａの昇降空間２ｓ〜４ｓの両側に
は、格納室６がそれぞれ形成され、搬器２ａ〜４ａに設
けられた搬器コンベヤ（受渡し装置）７と、格納室６に
設けられた格納室コンベヤ（受渡し装置）８との間で車
を受渡し可能に構成されている。
【００１１】図５に示すように、前記搬器コンベヤ７
は、前輪と後輪とをそれぞれ直接支持して格納室側に移
送可能な前輪用スラットコンベヤ７ａおよび後輪用スラ
ットコンベヤ７ｂにより構成され、また格納室コンベヤ
８は、前輪と後輪とをそれぞれ直接支持して搬器２ａ〜
４ａ側に移送可能な前輪用スラットコンベヤ８ａおよび
後輪用スラットコンベヤ８ｂにより構成されている。さ
らに搬器コンベヤ７の駆動源は、搬器２ａ〜４ａに設け
られ、図示しない公知の動力伝達装置により格納コンベ
ヤ８に伝達される。
は、前輪と後輪とをそれぞれ直接支持して格納室側に移
送可能な前輪用スラットコンベヤ７ａおよび後輪用スラ
ットコンベヤ７ｂにより構成され、また格納室コンベヤ
８は、前輪と後輪とをそれぞれ直接支持して搬器２ａ〜
４ａ側に移送可能な前輪用スラットコンベヤ８ａおよび
後輪用スラットコンベヤ８ｂにより構成されている。さ
らに搬器コンベヤ７の駆動源は、搬器２ａ〜４ａに設け
られ、図示しない公知の動力伝達装置により格納コンベ
ヤ８に伝達される。
【００１２】図３に示すように、入出庫階１には、建屋
Ｂの入出庫口９の外側空き地にターンテーブル１１が配
設されており、建屋Ｂ内には、入出庫口９が形成された
入出庫室１０と機内の第１搬送通路１４に車を出し入れ
する入出庫装置（受渡し装置）１２と、この入出庫装置
１２と第１，第２昇降装置２，３とを接続する第１搬送
通路１４にガイドレール１５を介して移動自在に配置さ
れ入出庫装置１２と第１，第２昇降空間２ｓ，３ｓの第
１，第２搬器２ａ，３ａとの間でに車を受け渡しする第
１運搬台車装置１３とが設けられている。また第１，第
２昇降空間２ｓ，３ｓの第１搬送通路１４と反対側に
は、格納室６が設けられている。
Ｂの入出庫口９の外側空き地にターンテーブル１１が配
設されており、建屋Ｂ内には、入出庫口９が形成された
入出庫室１０と機内の第１搬送通路１４に車を出し入れ
する入出庫装置（受渡し装置）１２と、この入出庫装置
１２と第１，第２昇降装置２，３とを接続する第１搬送
通路１４にガイドレール１５を介して移動自在に配置さ
れ入出庫装置１２と第１，第２昇降空間２ｓ，３ｓの第
１，第２搬器２ａ，３ａとの間でに車を受け渡しする第
１運搬台車装置１３とが設けられている。また第１，第
２昇降空間２ｓ，３ｓの第１搬送通路１４と反対側に
は、格納室６が設けられている。
【００１３】前記入出庫装置１２は、前輪と後輪とをそ
れぞれ直接支持して第１搬送通路１４に車を移送可能な
前輪用スラットコンベヤ１２ａおよび後輪用スラットコ
ンベヤ１２ｂにより構成されている。また第１運搬台車
装置１３は、第１搬送空間１４に沿って敷設されたガイ
ドレール１５に案内されて自走可能な第１運搬台車（シ
ャトル台車）１３ａを具備し、第１運搬台車１３ａには
車を移送可能な前輪用スラットコンベヤ１６ａおよび後
輪用スラットコンベヤ１６ｂからなる第１台車コンベヤ
（受渡し装置）１６が搭載されている。さらに入出庫装
置１２と第１搬送通路１４の間には、開閉シャッター１
７が配置されて運転者や乗員が第１搬送通路１４側に立
ち入らないように安全配慮されている。
れぞれ直接支持して第１搬送通路１４に車を移送可能な
前輪用スラットコンベヤ１２ａおよび後輪用スラットコ
ンベヤ１２ｂにより構成されている。また第１運搬台車
装置１３は、第１搬送空間１４に沿って敷設されたガイ
ドレール１５に案内されて自走可能な第１運搬台車（シ
ャトル台車）１３ａを具備し、第１運搬台車１３ａには
車を移送可能な前輪用スラットコンベヤ１６ａおよび後
輪用スラットコンベヤ１６ｂからなる第１台車コンベヤ
（受渡し装置）１６が搭載されている。さらに入出庫装
置１２と第１搬送通路１４の間には、開閉シャッター１
７が配置されて運転者や乗員が第１搬送通路１４側に立
ち入らないように安全配慮されている。
【００１４】したがって、ターンテーブル１１を介して
または直接入出庫口９から入出庫室１０に侵入した車
が、入出庫装置１２の前輪用スラットコンベヤ１２ａと
後輪用スラットコンベヤ１２ｂ上の乗り入れて停止する
と、エンジンを止め、運転者や乗員が降車する。そし
て、入庫用スイッチが入れられると、入出庫装置１２が
起動されて開閉シャッター１７が開けられ、入出庫装置
１２から第１搬送通路１４に停止された第１運搬台車１
３ａに車が搬送されて第１台車コンベヤ１６上に移載さ
れる。そして、シャッター１７が閉じられた後、第１運
搬台車１３ａが移動されて目的の昇降空間２ｓまたは３
ｓに臨んで停止され、第１台車コンベヤ１６により第１
運搬台車１３ａから搬器２ａ，３ａの搬器コンベヤ７上
に搬入される。そして、第１または第２昇降空間２ｓ，
３ｓの格納室６に入庫される場合には、第１または第２
搬送装置２，３により搬器２ａ，３ａが目的の格納階ま
で上昇されて停止され、搬器コンベヤ７により搬器２
ａ，３ａから目的の格納室６の格納室コンベヤ８上に搬
入される。出庫は上記と逆の手順で行われる。
または直接入出庫口９から入出庫室１０に侵入した車
が、入出庫装置１２の前輪用スラットコンベヤ１２ａと
後輪用スラットコンベヤ１２ｂ上の乗り入れて停止する
と、エンジンを止め、運転者や乗員が降車する。そし
て、入庫用スイッチが入れられると、入出庫装置１２が
起動されて開閉シャッター１７が開けられ、入出庫装置
１２から第１搬送通路１４に停止された第１運搬台車１
３ａに車が搬送されて第１台車コンベヤ１６上に移載さ
れる。そして、シャッター１７が閉じられた後、第１運
搬台車１３ａが移動されて目的の昇降空間２ｓまたは３
ｓに臨んで停止され、第１台車コンベヤ１６により第１
運搬台車１３ａから搬器２ａ，３ａの搬器コンベヤ７上
に搬入される。そして、第１または第２昇降空間２ｓ，
３ｓの格納室６に入庫される場合には、第１または第２
搬送装置２，３により搬器２ａ，３ａが目的の格納階ま
で上昇されて停止され、搬器コンベヤ７により搬器２
ａ，３ａから目的の格納室６の格納室コンベヤ８上に搬
入される。出庫は上記と逆の手順で行われる。
【００１５】前記移載階２Ｆには、図４に示すように、
付帯昇降空間４ｓの格納室６に出し入れする移載用の第
２運搬台車装置２３が配置されている。すなわち、前記
入出庫装置１２の上方階に付帯昇降装置４の付帯昇降空
間４ｓが形成され、この付帯昇降空間４ｓとこの付帯昇
降空間４ｓに近い側の第１昇降空間２ｓの側部には、付
帯昇降空間４ｓと第１昇降空間２ｓとを互いに連結する
第２搬送通路２１が形成されている。そして第２搬送通
路２１に配置された第２運搬台車装置（シャトル台車）
２３は、ガイドレール２２に案内されて付帯昇降空間４
ｓと第１昇降空間２ｓに対応する位置の間で移動自在な
第２運搬台車２３ａが配置され、この第２運搬台車２３
ａには、第２台車コンベヤ（受渡し装置）２４が搭載さ
れている。この第２台車コンベヤ２４は、車を移送可能
な前輪用スラットコンベヤ２４ａおよび後輪用スラット
コンベヤ２４ｂにより構成され、第２運搬台車２２の第
２台車コンベヤ２４により、第１搬器２ａの搬器コンベ
ヤ７と付帯昇降空間の搬器４ｓの搬器コンベヤ７間で車
を受渡しすることができる。なお、第２昇降空間３ｓの
両側と、第１昇降空間２ｓおよび付帯昇降空間４ｓの第
２搬送通路２１と反対側には、それぞれ格納室６が設け
られている。
付帯昇降空間４ｓの格納室６に出し入れする移載用の第
２運搬台車装置２３が配置されている。すなわち、前記
入出庫装置１２の上方階に付帯昇降装置４の付帯昇降空
間４ｓが形成され、この付帯昇降空間４ｓとこの付帯昇
降空間４ｓに近い側の第１昇降空間２ｓの側部には、付
帯昇降空間４ｓと第１昇降空間２ｓとを互いに連結する
第２搬送通路２１が形成されている。そして第２搬送通
路２１に配置された第２運搬台車装置（シャトル台車）
２３は、ガイドレール２２に案内されて付帯昇降空間４
ｓと第１昇降空間２ｓに対応する位置の間で移動自在な
第２運搬台車２３ａが配置され、この第２運搬台車２３
ａには、第２台車コンベヤ（受渡し装置）２４が搭載さ
れている。この第２台車コンベヤ２４は、車を移送可能
な前輪用スラットコンベヤ２４ａおよび後輪用スラット
コンベヤ２４ｂにより構成され、第２運搬台車２２の第
２台車コンベヤ２４により、第１搬器２ａの搬器コンベ
ヤ７と付帯昇降空間の搬器４ｓの搬器コンベヤ７間で車
を受渡しすることができる。なお、第２昇降空間３ｓの
両側と、第１昇降空間２ｓおよび付帯昇降空間４ｓの第
２搬送通路２１と反対側には、それぞれ格納室６が設け
られている。
【００１６】したがって、付帯昇降空間４ｓの格納室６
に車を入庫する場合には、車が入出庫装置１２から第１
運搬台車装置１３を介して第１昇降空間２ｓの第１搬器
２ａに搬入され、移載階５で停止される。そして、搬器
コンベヤ７により第１搬器２ａから第２運搬台車２３ａ
の第２台車コンベヤ２４上に移送され、第２運搬台車２
３ａが第２搬送通路２１に沿って移動されて付帯昇降空
間４ｓに対応して停止される。そして、第２台車コンベ
ヤ２４により第２運搬台車２３ａから搬器４ａの搬器コ
ンベヤ装置７上に移送される。そして付帯昇降装置４が
起動されて付帯搬器４ａを目的の格納階３Ｆ〜ｎＦまで
上昇させ、付帯搬器４ａから目的の格納室６に入庫す
る。出庫は上記と逆の手順で行われる。
に車を入庫する場合には、車が入出庫装置１２から第１
運搬台車装置１３を介して第１昇降空間２ｓの第１搬器
２ａに搬入され、移載階５で停止される。そして、搬器
コンベヤ７により第１搬器２ａから第２運搬台車２３ａ
の第２台車コンベヤ２４上に移送され、第２運搬台車２
３ａが第２搬送通路２１に沿って移動されて付帯昇降空
間４ｓに対応して停止される。そして、第２台車コンベ
ヤ２４により第２運搬台車２３ａから搬器４ａの搬器コ
ンベヤ装置７上に移送される。そして付帯昇降装置４が
起動されて付帯搬器４ａを目的の格納階３Ｆ〜ｎＦまで
上昇させ、付帯搬器４ａから目的の格納室６に入庫す
る。出庫は上記と逆の手順で行われる。
【００１７】上記実施の形態によれば、入出庫装置１２
を有する入出庫室１０の上方空間にも、付帯昇降装置４
を介して車を入出庫可能な格納室６を配置することによ
り、建屋Ｂの空間を有効に利用して高い収容台数を確保
できる。同時に、付帯昇降装置４の格納室６以外では、
入出庫階１において入出庫装置１２から第１運搬台車装
置１３を介して第１，第２昇降装置２，３の搬器２ａ，
３ａに車を直接出し入れすることができるので、格納階
２Ｆ〜ｎＦの格納室６に対して迅速に入出庫作業を行う
ことができる。また付帯昇降装置４の格納室６にでは、
隣接する移載階５の第２運搬台車装置２３を利用して車
を入出庫することができる。
を有する入出庫室１０の上方空間にも、付帯昇降装置４
を介して車を入出庫可能な格納室６を配置することによ
り、建屋Ｂの空間を有効に利用して高い収容台数を確保
できる。同時に、付帯昇降装置４の格納室６以外では、
入出庫階１において入出庫装置１２から第１運搬台車装
置１３を介して第１，第２昇降装置２，３の搬器２ａ，
３ａに車を直接出し入れすることができるので、格納階
２Ｆ〜ｎＦの格納室６に対して迅速に入出庫作業を行う
ことができる。また付帯昇降装置４の格納室６にでは、
隣接する移載階５の第２運搬台車装置２３を利用して車
を入出庫することができる。
【００１８】さらに入出庫室１０では、開閉シャッター
１７を設けて運転者が第１搬送空間内に立ち入らないよ
うに構成されるので、安全を確保することができる。な
お、上記実施の形態では、第１，第２昇降空間２ｓ，３
ｓと付帯昇降空間４ｓの３連としたが、昇降空間をさら
に増設することもでき、付帯昇降空間４ｓを複数とする
こともできる。
１７を設けて運転者が第１搬送空間内に立ち入らないよ
うに構成されるので、安全を確保することができる。な
お、上記実施の形態では、第１，第２昇降空間２ｓ，３
ｓと付帯昇降空間４ｓの３連としたが、昇降空間をさら
に増設することもでき、付帯昇降空間４ｓを複数とする
こともできる。
【００１９】また、入出庫階１を１階１Ｆに配置した
が、図６に示すように、入出庫階１を最上階ｎＦに配置
し、移載階５をその下の階ｎ−１Ｆに入出庫室１０を配
置してもよい。さらに、図７に示すように、入出庫階１
を中層階ｘＦに配置し、入出庫室１０の上方階ｘ＋１Ｆ
および下方階ｘ−１Ｆに移載階５，５を配置し、これら
移載階５，５に第２走行台車装置２３，２３と付帯昇降
装置４，４が設置される。
が、図６に示すように、入出庫階１を最上階ｎＦに配置
し、移載階５をその下の階ｎ−１Ｆに入出庫室１０を配
置してもよい。さらに、図７に示すように、入出庫階１
を中層階ｘＦに配置し、入出庫室１０の上方階ｘ＋１Ｆ
および下方階ｘ−１Ｆに移載階５，５を配置し、これら
移載階５，５に第２走行台車装置２３，２３と付帯昇降
装置４，４が設置される。
【００２０】さらにまた、取り扱う対象を車としたが、
コンテナなどの大型の荷を取り扱うこともできる。この
場合には、入出庫装置、搬器、運搬台車および格納室６
に設けられた受渡し装置であるコンベヤ装置の形態が荷
の形状に対応して変更される。
コンテナなどの大型の荷を取り扱うこともできる。この
場合には、入出庫装置、搬器、運搬台車および格納室６
に設けられた受渡し装置であるコンベヤ装置の形態が荷
の形状に対応して変更される。
【００２１】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項１記載のリフ
ト並設式立体駐車設備によれば、入出庫階では、入出庫
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に直接車を出し入れし、格納室に入出庫することがで
きるので、１基を除くすべての昇降装置との間で迅速に
車を入出庫することができる。また、入出庫装置に上方
空間または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介し
て残りの１基の昇降装置の搬器に車を搬入出できるの
で、限られた空間を有効利用して収容台数を高めること
ができる。
ト並設式立体駐車設備によれば、入出庫階では、入出庫
装置から第１運搬台車を介して１基を除く昇降装置の搬
器に直接車を出し入れし、格納室に入出庫することがで
きるので、１基を除くすべての昇降装置との間で迅速に
車を入出庫することができる。また、入出庫装置に上方
空間または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介し
て残りの１基の昇降装置の搬器に車を搬入出できるの
で、限られた空間を有効利用して収容台数を高めること
ができる。
【００２２】また請求項２記載の立体自動倉庫設備によ
れば、入出庫階では、入出庫装置から第１運搬台車を介
して１基を除く昇降装置の搬器に荷を直接出し入れする
ことができるので、昇降装置との間で迅速に荷の入出庫
作業を行うことができる。また、入出庫装置の上方空間
または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介して残
りの１基の昇降装置の搬器に荷を搬入出できるので、限
られた空間を有効利用して収容台数を高めることができ
る。
れば、入出庫階では、入出庫装置から第１運搬台車を介
して１基を除く昇降装置の搬器に荷を直接出し入れする
ことができるので、昇降装置との間で迅速に荷の入出庫
作業を行うことができる。また、入出庫装置の上方空間
または下方空間にも、移載階で第２運搬台車を介して残
りの１基の昇降装置の搬器に荷を搬入出できるので、限
られた空間を有効利用して収容台数を高めることができ
る。
【図１】本発明に係る立体駐車設備の実施の形態を示す
全体側面断面図である。
全体側面断面図である。
【図２】同立体駐車設備の全体正面断面図である。
【図３】同立体駐車設備の駐車階の平面断面図である。
【図４】同立体駐車設備の移載階の平面断面図である。
【図５】同立体駐車設備の格納階の平面断面図である。
【図６】本発明に係る立体駐車設備の他の実施の形態を
示す全体側面断面図である。
示す全体側面断面図である。
【図７】本発明に係る立体駐車設備のさらに他の実施の
形態を示す全体側面断面図である。
形態を示す全体側面断面図である。
２Ｆ〜ｎＦ 格納階 １ 入出庫階 ２ 第１昇降装置 ２ａ 第１搬器 ２ｓ 第１昇降空間 ３ 第２昇降装置 ３ａ 第２搬器 ３ｓ 第２昇降空間 ４ 付帯昇降装置 ４ａ 付帯搬器 ４ｓ 付帯昇降空間 ５ 移載階 ６ 格納室 ７ 搬器コンベヤ ８ 格納室コンベヤ １０ 入出庫室 １２ 入出庫装置 １３ 第１運搬台車装置 １３ａ 第１運搬台車 １４ 第１搬送通路 １６ 第１台車コンベヤ １７ 開閉シャッター ２１ 第２搬送通路 ２３ 第２運搬台車装置 ２３ａ 第２運搬台車 ２４ 第２台車コンベヤ
Claims (2)
- 【請求項１】入出庫階から複数の格納階にわたって搬器
を昇降させる少なくとも３基以上の昇降装置が並設され
るとともに、これら搬器の昇降空間で格納階ごとに両側
にそれぞれ格納室が形成され、搬器と格納室との間で車
を出し入れ可能な受渡し装置が設けられたリフト並設式
立体駐車設備において、 入出庫階に、車を出し入れする入出庫装置と、少なくと
も１基の昇降装置の昇降空間を除く残りのすべての昇降
装置の昇降空間と、前記入出庫装置と残りの昇降空間の
搬器との間で車を受け渡しする第１運搬台車装置とを設
け、 入出庫階に隣接する移載階に、前記入出庫装置の上方空
間または下方空間に配置された少なくとも１基の昇降装
置の昇降空間と、この昇降空間の搬器と残りの昇降装置
のうちの１つの昇降空間の搬器との間で車を受け渡しす
る第２運搬台車装置を設けたことを特徴とするリフト並
設式立体駐車設備。 - 【請求項２】入出庫階から複数の格納階にわたって搬器
を昇降させる少なくとも３基以上の昇降装置が並設され
るとともに、これら搬器の昇降空間で格納階ごとに両側
にそれぞれ格納室が形成され、搬器と格納室との間で荷
を出し入れ可能な受渡し装置が設けられた立体自動倉庫
設備において、 入出庫階に、荷を出し入れする入出庫装置と、少なくと
も１基の昇降装置を除くすべての昇降装置の昇降空間
と、入出庫装置と各昇降空間の搬器との間で荷を受け渡
しする第１運搬台車とを設け、 入出庫階に隣接する移載階に、前記入出庫装置の上方空
間または下方空間に配置された少なくとも１基の昇降装
置の昇降空間と、この昇降空間の搬器と残りの昇降空間
のうちの１つの搬器との間で荷を受け渡しする第２運搬
台車を設けたことを特徴とする立体自動倉庫設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000224686A JP2002038749A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | リフト並設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000224686A JP2002038749A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | リフト並設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002038749A true JP2002038749A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18718604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000224686A Pending JP2002038749A (ja) | 2000-07-26 | 2000-07-26 | リフト並設式立体駐車設備および立体自動倉庫設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002038749A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110566021A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 北京中岩智泊科技有限公司 | 一种新型垂直升降立体车库 |
-
2000
- 2000-07-26 JP JP2000224686A patent/JP2002038749A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110566021A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-12-13 | 北京中岩智泊科技有限公司 | 一种新型垂直升降立体车库 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040422 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070807 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071204 |