JP3728189B2 - 照明灯の管理システム - Google Patents

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば道路灯、トンネル灯、街路灯あるいは倉庫・工場照明灯等の室外施設用の照明灯の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高速道路に設置される道路灯は、インターチェンジにおいてフィーダ系統ごとに管理されている。インターチェンジには、通常、4〜5フィーダの系統が設置され、その1つのフィーダ系統には多数(例えば20〜30灯程度)の道路灯が接続されている。
【0003】
また、道路照明においては、各フィーダ系統に対し主電源回線と調光電源回線が布設されており、通常、主電源をオンとした後に調光電源をオンにするという順序で電源供給が行われる。
【0004】
なお、以上のような電源供給方式は、トンネル灯、街路灯あるいは倉庫・工場照明灯等の他の室外施設用の照明灯にも採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、道路灯としては、専用の安定器が内蔵された高圧ナトリウムランプが使用されており、その安定器の絶縁不良による故障が発生することがある。また、ランプ不点等の故障も発生することがある。
【0006】
このような故障が発生したときには、その故障箇所を特定して復旧作業を行う必要がある。故障復旧の具体的な措置は、主電源をオフにした後、故障箇所の道路灯をフィーダ系統(主電源)から切り離して主電源を再投入するという方法が採られている。
【0007】
しかしながら、そのような復旧措置では、故障が発生すると、どのような状況下においても保守員が現場に出向いて作業を行う必要があり、保守員に多大な労力負担が要求される上、復旧が完了するまでに長時間を要する。さらに、復旧作業が完了するまでは道路照明システムが消灯したままの状態となるので、ドライバの視環境が最も悪い状態が長時間にわたって継続される。
【0008】
本発明はそのような実情に鑑みてなされたもので、安定器の絶縁不良やランプ不点の故障が発生した場合などにおいて、照明灯の主電源からの切り離し・復帰を簡単かつ短時間で終えることが可能な照明灯の管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、主電源回線と調光電源回線に接続された複数の照明灯を管理するシステムであって、主電源回線に接続されるスイッチと、主電源と調光電源が投入された順序を検出する電源検出部と、その電源検出部にて調光電源→主電源の投入順が検出された時点から、予め設定されたスイッチ開閉時間が経過した時点で主電源がオフになったときにスイッチの開閉を制御する開閉制御部を備えてなる端末装置が、複数の照明灯のそれぞれに設けられており、その各照明灯の端末装置のスイッチ開閉時間が互いに異なる値に設定されているとともに、主電源回路に流れる洩れ電流を検出するリーク電流検出部または主電源回路と調光電源回路に流れる回路電流を検出する回路電流検出部と、電源供給設備側に設置され、主電源の投入スイッチ及び調光電源の投入スイッチを開閉制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記投入スイッチの開閉制御により、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うことによって照明灯を順次個別に点灯し、この個別点灯時において前記リーク電流検出部または回路電流検出部の検出値に基づいて複数の照明灯のうち、故障が発生している箇所を特定する故障点検処理と、その故障箇所の特定結果に基づいて、故障が発生している箇所の照明灯を切り離すにあたり、前記投入スイッチの開閉制御により、調光電源投入から主電源投入までの時間を上記した故障点検時とは異なる時間として、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うとともに、主電源の投入からオフまでの時間を、複数の端末装置のうち、故障が発生している箇所の照明灯の端末装置に対応するスイッチ開閉時間に設定し、そのスイッチ開閉時間に一致する故障箇所の端末装置のみを動作させて、この端末装置のスイッチをオフの状態に保持して主電源から切り離す端末切り離し処理を実行することによって特徴づけられる。
【0010】
本発明の管理システムによれば、高速道路に設置される道路灯等の複数の照明灯のうち、特定の照明灯の主電源からの切り離しを、電源供給設備側(電気室等)にて簡単かつ短時間で行うことができる。
【0011】
本発明の管理システムにおいて、調光電源投入から主電源投入までの時間を、上記した故障点検時及び端末装置の切り離し時とは異なる時間として、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うとともに、主電源の投入からオフまでの時間を、複数の端末装置のうち、前記故障が発生している箇所の照明灯の端末装置に対応するスイッチ開閉時間に設定することにより、故障が発生している箇所の端末装置のオフ状態にあるスイッチをオンに復帰させる端末復帰処理を上記制御手段が実行するように構成すれば、切り離しを行った照明灯の復帰も、電源供給設備側にて簡単かつ短時間で行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、以下、図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の管理システムに適用する端末装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
図1に示す端末装置2は、ランプ11及び安定器12を有する道路灯1の1次側(安定器12の1次側に)接続される装置で、主電源回線111と調光電源回線121のそれぞれに接続されるスイッチa,bと、主電源回線111と調光電源回線121に接続され、主電源と調光電源が投入されたときの投入順を検出する電源検出部21と、調光電源が先に投入されたときに計時を開始するタイマ22と、スイッチa,bの開閉制御を行うスイッチ制御部23と、スイッチ制御部23に後述する遅延時間及びスイッチ開閉時間等を設定するための設定部24によって構成されている。
【0015】
スイッチ制御部23は、電源検出部21よって検出される電源投入順序が調光電源→主電源であるときに、故障点検モード、端末切り離しモードまたは端末復帰モードのいずれかを開始する。
【0016】
故障点検モード、端末切り離しモードまたは端末復帰モードのうち、実行するモードは、調光電源投入から主電源投入までの時間(図3〜図6に示す▲1▼−▲2▼間の時間)に基づいて選択される。また、各モードの処理はタイマ22の計時値に基づいて実行される。
【0017】
故障点検モード、端末切り離しモード及び端末復帰モードの各詳細を、図3〜図6参照しつつ説明する。なお、図3〜図6及び図2において、スイッチa,bの各符号には、道路灯ポールN0.1、N0.2・・N0.Nに対応する添え字を付けているが、以下の説明では添え字を省略する。
【0018】
故障点検モードは、調光電源の投入(図2の投入スイッチMC2 オン)から、一定時間(この例では10秒)が経過した時点で主電源が投入(図2の投入スイッチMC1 オン)されたときに動作を開始する。
【0019】
故障点検モードでは、図3、図4のタイミングチャートに示すように、投入スイッチMC2 (調光電源)がオンとなった時点でスイッチaを一度オフにした後、投入スイッチMC1 (主電源)がオンになった時点から所定時間(遅延時間)だけ経過した時点でスイッチaを一定時間(例えば60秒)だけオンにする。スイッチaがオンになった時点から一定時間(例えば30秒)だけ遅れてスイッチbを一定時間(例えば30秒)だけオンにする。
【0020】
なお、調光電源→主電源の投入順が検出された時点からスイッチaがオンとなるまでの遅延時間(図3、図4の▲2▼−▲3▼、▲2▼−▲6▼及び▲2▼−▲9▼間の時間等)は、設定部24の操作により端末装置2ごとに異なる値を設定することができる。
【0021】
端末切り離しモードは、調光電源投入から主電源投入までの時間が、上記した故障点検時とは異なる時間(この例では20秒)であるときに動作を開始する。
【0022】
端末切り離しモードでは、図5のタイミングチャートに示すように、投入スイッチMC2 (調光電源)がオンとなった時点でスイッチaをオフにする。投入スイッチMC1 (主電源)がオンなった時点からオフになるまでの時間(図5の▲2▼−▲3▼間の時間)が、予め設定されたスイッチ開閉時間に一致していないときは、投入スイッチMC2 がオンとなった時点でスイッチaをオンにする。一方、投入スイッチMC1 のオフからオンまでの時間がスイッチ開閉時間に一致しているときには、投入スイッチMC2 がオンとなってもスイッチaはオフのままの状態が維持される(道路灯ポールN0.2)。
【0023】
端末復帰モードは、調光電源投入から主電源投入までの時間が、上記した故障点検時及び端末切り離し時とは異なる時間(この例では30秒)であるときに動作を開始する。この端末復帰モードでは、図6のタイミングチャートに示すように、投入スイッチMC1 (主電源)がオンなった時点からオフになるまでの時間(図6の▲2▼−▲3▼間の時間)が、予め設定されたスイッチ開閉時間に一致するときに、オフ状態が継続されているスイッチa(道路灯ポールN0.2)をオンに復帰する。
【0024】
ここで、端末切り離しモード及び端末復帰モードで用いるスイッチ開閉時間は1台の端末装置2では同じ値を設定する。また、スイッチ開閉時間は設定部24の操作により端末装置2ごとに異なる値を設定することができる。
【0025】
次に、本発明の管理システムの実施形態を図2を参照しつつ説明する。
【0026】
まず、この実施形態では、高速道路の道路灯の管理に本発明を適用した例を示している。1フィーダ系統には複数個(N個)の道路灯1・・1が設置されており、それら道路灯1・・1にそれぞれ主電源回線111と調光電源回線121が接続されている。なお、図2には、説明を判り易くすために、各道路灯1に対して道路灯ポールN0.を付している。
【0027】
各道路灯1には、それぞれ先の図1に示した端末装置2が接続されている。その各端末装置2の遅延時間(故障点検モード)は、道路灯ポールN0.が大きくなるに従って順次に長くなるように設定されている。この例では、道路灯ポールN0.1の端末装置2の遅延時間が5秒、道路灯ポールN0.2の端末装置2の遅延時間が70秒、道路灯ポールN0.3の遅延時間が135秒・・・ となるように設定されている。
【0028】
また、各端末装置2のスイッチ開閉時間(端末切り離し・端末復帰モード)についても、道路灯ポールN0.が大きくなるに従って順次に長くなるように設定されている。この例では、道路灯ポールN0.1の端末装置2のスイッチ開閉時間が5秒、道路灯ポールN0.2の端末装置2のスイッチ開閉時間が6秒、道路灯ポールN0.3がスイッチ開閉時間が7秒・・・ となるように設定されている。
【0029】
一方、主電源101及び調光電源102の電源供給設備側には、投入スイッチMC1 及び投入スイッチMC2 と、主電源回線111に流れる洩れ電流を検出するリーク電流検出部6と、主電源回線111と調光電源回線121に流れる電流を検出する回路電流検出部7が設けられている。
【0030】
これら投入スイッチMC1 ,MC2 、リーク電流検出部6及び回路電流検出部7、並びに管理用のパーソナルコンピュータ3が、例えばインターチェンジの電気室(図示せず)に設置される。
【0031】
リーク電流検出部6及び回路電流検出部7の各出力はA/D変換器8を介してパーソナルコンピュータ3内に採り込まれる。パーソナルコンピュータ3には、入力装置4及び表示装置5等が接続されている。
【0032】
パーソナルコンピュータ3は、故障点検モード、端末切り離しモード、端末復帰モードを行う旨の入力指令があったときには、主電源101の投入スイッチMC1 及び調光電源102の投入スイッチMC2 を開閉制御して各モードの処理を実行する。なお、パーソナルコンピュータ3へのモード実行指令及び道路灯ポールN0.の指定等は、入力装置4のキーボード操作や表示装置5の画面上に表示したアイコンのクリック操作等によって行う。
【0033】
パーソナルコンピュータ3には、各端末装置2の端末切り離しモード及び端末復帰モードの実行時に使用するスイッチ開閉時間を道路灯ポールN0.に対応させて記憶したテーブルが設定されている。
【0034】
パーソナルコンピュータ3にて実行される処理を以下に説明する。
[故障点検処理]
故障点検モードを実行する旨の指令入力があると、パーソナルコンピュータ3は、投入スイッチMC2 (調光電源)をオンとし、10秒経過後に投入スイッチMC1 (主電源)をオンにする。このような投入順(調光電源→主電源)で電源が投入されると、各端末装置2は故障点検モード動作を開始する。
【0035】
故障点検モードでは、図3のタイミングチャートに示すように、各端末装置2のスイッチa,bが、道路灯ポールN0.の順に一定の時間間隔をあけて順次オンとなり、各道路灯1が一定時間ずつ順次個別点灯する。
【0036】
このような個別点灯時において、リーク電流検出部6にて洩れ電流が検出されたときには、パーソナルコンピュータ3は、故障(安定器12の絶縁不良)が発生していると判断して、その故障箇所を特定する。
【0037】
具体的には、道路灯1の点灯のタイミング(図3の▲4▼、▲7▼・・・ )と洩れ電流の検出信号があったときの経過時間とから、故障が発生した道路灯1の道路灯ポールN0.を特定して、その道路灯ポールN0.を表示装置5の画面上に表示する。
【0038】
図3に示す例では、投入スイッチMC1 をオンとした後、図3の▲7▼の時点で洩れ電流の検出信号が発生しているので、道路灯ポールN0.2が故障箇所として表示される。なお、各道路灯1の点灯のタイミングつまり図3の▲2▼からの経過時間▲4▼、▲7▼・・・ は、各端末装置2の遅延時間及びスイッチaをオンに保持する時間によって求めることができるので、その各経過時間▲4▼、▲7▼・・・ を、パーソナルコンピュータ3に予め設定しておくか、あるいはパーソナルコンピュータ3において各経過時間▲4▼、▲7▼・・・ を計算するようにすればよい。
【0039】
また、パーソナルコンピュータ3は、図4のタイミングチャートに示すように、道路灯1の順次個別点灯時(動作は図3と同じ)において、回路電流検出部7の検出出力に基づいて、故障(ランプ不点)が発生した道路灯1の道路灯ポールN0.を特定する。
【0040】
その特定方法を具体的に説明する。まず、ランプ不点が発生していない場合、回路電流検出部7にて検出される検出信号には、電流有りを示す信号(図4に示すようなパルス)が各道路灯1の点灯ごとに発生する。これに対し不点灯の道路灯1があると、回路電流が流れないので故障箇所には検出信号が現れなくなる。従って、検出信号が現れわれていない箇所が、1つ目の検出信号(パルス)から数えて何番目であるかを認識することにより、故障(ランプ不点)が発生している道路灯1を特定することができる。図4に示す例では、2番目の道路灯1が不点状態となっているので、その道路灯ポールN0.2が表示装置5の画面上に表示される。
【0041】
そして、パーソナルコンピュータ3は、全ての道路灯1・・1の個別点灯が完了した時点から、所定時間(例えば10秒)が経過した時点で投入スイッチMC1 ,MC2 を同時にオフにする。この処理により、各端末装置2のスイッチaがオンとなって、各端末装置2が通常モードに復帰する。
【0042】
ここで、故障点検モードにおいてランプ不点の判定方法として、各道路灯ポールN0.の回路電流値を所定周期でサンプリングして、全点灯時と調光点灯時の回路電流値の変化量の大小でランプ不点の有無を判定するという方法を採用してもよい。その判定方法を、道路灯ポールN0.1を例にとって説明する。
【0043】
まず、図4に示すタイミングチャートにおいて、▲3▼−▲4▼間が道路灯ポールN0.1の全点灯時であり、▲4▼−▲5▼間が道路灯ポールN0.1の調光点灯時である。
【0044】
いま、道路灯ポールN0.1の道路灯1が正常である場合、全点灯から調光点灯に移行したときに、図7(A)に示すように、回路電流値が大きく変化する。これに対し道路灯ポールN0.1の道路灯1にランプ不点が発生していると、図7(B)に示すように、全点灯から調光点灯に移行しても、回路電流値は変化せずにほぼ一定の値を示す。
【0045】
従って、全点灯時と調光点灯時における回路電流値の変化量の大小をモニタすることによってランプ不点を判定することができる。なお、ランプ不点が発生している道路灯1の道路灯ポールN0.は、各道路灯ポールN0.の点灯タイミング(図4の▲3▼−▲5▼、▲6▼−▲8▼・・・ )から特定することができる。
[端末切り離しモード]
故障が発生している箇所の道路灯1を主電源101から切り離す場合、故障箇所の道路灯ポールN0.と、端末切り離しモードを実行する旨の指令をパーソナルコンピュータ3に入力する。パーソナルコンピュータ3は、入力された道路灯ポールN0.に対応する端末装置2のスイッチ開閉時間をテーブルから読み出して、投入スイッチMC1 ,MC2 を開閉制御する。
【0046】
具体的には、図5のタイミングチャートに示すように、投入スイッチMC2 (調光電源)をオンとし、20秒経過後に投入スイッチMC1 (主電源)をオンにする。この時点(図5の▲2▼の時点)から、スイッチ開閉時間(テーブルから読み出した値)が経過した時点で投入スイッチMC1 をオフにする。
【0047】
このような処理により、投入スイッチMC1 がオンからオフになるまでの時間(図5の▲2▼−▲3▼間の時間)に、スイッチ開閉時間が一致する端末装置2つまり故障箇所の端末装置2のみが動作する。
【0048】
この例では、道路灯ポールN0.2が故障箇所であるので、その端末装置2のスイッチ開閉時間:6秒がテーブルから読み出され、このスイッチ開閉時間に基づいて投入スイッチMC1 のオン・オフが制御される。これにより、道路灯ポールN0.2の端末装置2のみが端末切り離しモードで動作し、この端末装置2のスイッチaが、投入スイッチMC2 がオフとなった後においてもオフの状態が保持され(図5の▲3▼)、道路灯ポールN0.2の道路灯1が主電源101から切り離される。
[端末復帰処理]
故障箇所の復旧措置が完了した後に、故障箇所の道路灯1を主電源101に再接続する場合、復帰を行う道路灯ポールN0.と、端末復帰モードを実行する旨の指令をパーソナルコンピュータ3に入力する。パーソナルコンピュータ3は、入力された道路灯ポールN0.に対応する端末装置2のスイッチ開閉時間をテーブルから読み出して、投入スイッチMC1 ,MC2 を開閉制御する。
【0049】
具体的には、図6のタイミングチャートに示すように、投入スイッチMC2 (調光電源)をオンとし、30秒経過後に投入スイッチMC1 (主電源)をオンにする。この時点(図6の▲2▼の時点)から、スイッチ開閉時間(テーブルから読み出した値)が経過した時点で投入スイッチMC1 をオフにする。
【0050】
このような処理により、投入スイッチMC1 がオンからオフになるまでの時間(図6の▲2▼−▲3▼間の時間)に、スイッチ開閉時間が一致する端末装置2つまり故障箇所の端末装置2のみが動作する。
【0051】
この例では、道路灯ポールN0.2が復帰箇所であるので、その端末装置2のスイッチ開閉時間:6秒がテーブルから読み出され、このスイッチ開閉時間に基づいて投入スイッチMC1 のオン・オフが制御される。これにより、道路灯ポールN0.2の端末装置2のみが端末復帰モードで動作し、この端末装置2のオフ状態にあるスイッチaが、投入スイッチMC2 がオフとなった時点(図6の▲4▼の時点)でオンに切り替わり、道路灯ポールN0.2の道路灯1が主電源101に再度接続される。
【0052】
以上のように、本実施形態によれば、道路に設置された道路灯1に絶縁不良やランプ不点が発生した場合、保守員は、インターチェンジに設けられた電気室に居りながら、表示装置5の表示画面から絶縁不良状態・ランプ不点状態にある道路灯1を簡単に特定することができる。
【0053】
道路灯1に故障がある場合、その故障箇所の道路灯ポールN0.の指定と端末切り離しモード実行指令をパーソナルコンピュータ3に入力するだけで、故障箇所の道路灯1が主電源101から自動的に切り離されるので、仮復旧措置を、保守員が作業するよりもはるかに短い時間で効率よく行うことができる。また、仮復旧のために保守員が現場に出向く必要がなくなるので、保守員の労力負担を軽減することができる。
【0054】
さらに、故障箇所のランプ11や安定器12の交換等の復旧が完了した後に道路灯1の復帰(主電源への接続)を行う場合も、道路灯ポールN0.の指定と端末復帰モード実行指令をパーソナルコンピュータ3に入力するだけよいので、その復帰作業も電気室側で行うことができる。
【0055】
ここで、以上の実施形態では、故障箇所の道路灯を対象として端末切り離し・端末復帰モードを実行しているが、これに限られることなく、通常の点灯制御を行う場合にも端末切り離し・端末復帰モードを利用することができる。
【0056】
例えば、フィーダ系統に接続されている複数の道路灯のうち、いくつかの道路灯の点灯を間引くというような点灯制御を行う場合、消灯する道路灯ポールN0.をパーソナルコンピュータ3に入力して端末切り離しモードを実行することで、目的とする点灯制御を電気室側の操作にて行うことができる。また、端末復帰モードと端末切り離しモードを組み合わせて実行することにより、消灯箇所と点灯箇所とを逆転させる等の制御も簡単に行うことができる。
【0057】
以上の実施形態では、高速道路に設置される道路灯の保守・管理に本発明を適用した例を示しているが、本発明はこれに限られることなく、例えばトンネル灯、街路灯あるいは倉庫・工場照明灯等の室外施設用の各種照明灯にも適用可能である。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高速道路に設置される道路灯等の複数の照明灯のうち、特定の照明灯の主電源からの切り離し・復帰を、電源供給設備側(電気室等)にて簡単かつ短時間で行うことができる。これにより、照明灯に故障が発生したときに、保守員が現場に急行する必要がなくなり、保守員の労力負担を軽減することができる。また、照明システムの仮復旧を短時間で終えることができるので、例えば、道路灯が故障した場合に、ドライバの視環境を速やかに確保するすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管理システムに適用する端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の管理システムの実施形態の構成を示すブロック図である。
【図3】故障点検モード動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図4】故障点検モード動作の他の例を示すタイミングチャートである。
【図5】端末切り離しモード動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図6】端末復帰モード動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図7】故障点検モード動作の更に別の例の説明図である。
【符号の説明】
1 道路灯
11 ランプ
12 安定器
2 端末装置
a,b スイッチ
21 電源検出部
22 タイマ
23 スイッチ制御部
24 設定部
3 パーソナルコンピュータ
4 入力装置
5 表示装置
6 リーク電流検出部
7 回路電流検出部
101 主電源
111 主電源回線
MC1 投入スイッチ
102 調光電源
121 調光電源回線
MC2 投入スイッチ

Claims (2)

  1. 主電源回線と調光電源回線に接続された複数の照明灯を管理するシステムであって、主電源回線に接続されるスイッチと、主電源と調光電源が投入された順序を検出する電源検出部と、その電源検出部にて調光電源→主電源の投入順が検出された時点から、予め設定されたスイッチ開閉時間が経過した時点で主電源がオフになったときにスイッチの開閉を制御する開閉制御部を備えてなる端末装置が、複数の照明灯のそれぞれに設けられており、その各照明灯の端末装置のスイッチ開閉時間が互いに異なる値に設定されているとともに、
    主電源回路に流れる洩れ電流を検出するリーク電流検出部または主電源回路と調光電源回路に流れる回路電流を検出する回路電流検出部と、電源供給設備側に設置され、主電源の投入スイッチ及び調光電源の投入スイッチを開閉制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記投入スイッチの開閉制御により、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うことによって照明灯を順次個別に点灯し、この個別点灯時において前記リーク電流検出部または回路電流検出部の検出値に基づいて複数の照明灯のうち、故障が発生している箇所を特定する故障点検処理と、その故障箇所の特定結果に基づいて、故障が発生している箇所の照明灯を切り離すにあたり、前記投入スイッチの開閉制御により、調光電源投入から主電源投入までの時間を上記した故障点検時とは異なる時間として、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うとともに、主電源の投入からオフまでの時間を、複数の端末装置のうち、故障が発生している箇所の照明灯の端末装置に対応するスイッチ開閉時間に設定し、そのスイッチ開閉時間に一致する故障箇所の端末装置のみを動作させて、この端末装置のスイッチをオフの状態に保持して主電源から切り離す端末切り離し処理を実行することを特徴とする照明灯の管理システム。
  2. 請求項1記載の照明灯の管理システムにおいて、前記制御手段は、調光電源投入から主電源投入までの時間を、上記した故障点検時及び端末装置の切り離し時とは異なる時間として、照明灯への電源投入を調光電源→主電源の順で行うとともに、主電源の投入からオフまでの時間を、複数の端末装置のうち、前記故障が発生している箇所の照明灯の端末装置に対応するスイッチ開閉時間に設定することにより、故障が発生している箇所の端末装置のオフ状態にあるスイッチをオンに復帰させる端末復帰処理を実行することを特徴とする照明灯の管理システム。
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