JP2013037766A - スイッチ装置および照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の照明装置および屋内配線をそのまま利用して、HEMSコントローラから照度を指定して照明装置を制御することを可能とする照明装置のスイッチ装置および照明システムを提供する。
【解決手段】スイッチ26は、シーリングライト2とAC電源との間に設けられる。無線通信部18は、HEMSコントローラから照度の指定値を受信する。CPU12およびスイッチ制御部20は、指定された照度をスイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンでスイッチ26の開閉を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】スイッチ26は、シーリングライト2とAC電源との間に設けられる。無線通信部18は、HEMSコントローラから照度の指定値を受信する。CPU12およびスイッチ制御部20は、指定された照度をスイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンでスイッチ26の開閉を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、スイッチ装置および照明システムに関し、特に、照明装置を制御するスイッチ装置、およびそのようなスイッチ装置を含む照明システムに関する。
従来から照明装置の明るさを制御する方式が提案されている。たとえば、特許文献1(特開2005−285725号公報)には、プルレス動作方式が記載されている。この方式では、操作者が壁スイッチによりAC電源のON/OFFを行なうことにより点灯モードが切り替わる方式が記載されている。
ところで、近年、HEMS(Home Energy Management System)が注目されている。HEMSは、家庭内の電気などのエネルギーの管理し、可視化することによって、省エネを行なうシステムである。
HEMSコントローラが照明装置に対して明るさの制御を行なう場合、明るさを”強/中/弱”の相対値ではなく、絶対値である照度(たとえば100ルクス)で指定することができる。
しかしながら、HEMSコントローラからの制御を受け付ける機能を具備していない既存住宅のシーリングライトについては、HEMSコントローラから照度を指定して明るさを制御することができないという問題がある。
それゆえに、本発明の目的は、既存の照明装置および屋内配線をそのまま利用して、HEMSコントローラから照度を指定して照明装置を制御することを可能とする照明装置のスイッチ装置および照明システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のスイッチ装置は、照明装置と電源との間に設けられたスイッチと、コントローラから照度の指定値を受信する通信部と、指定された照度をスイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンでスイッチの開閉を制御する制御部とを備える。
好ましくは、照明装置が複数個あって、各照明装置に対応してスイッチ装置が設けられている場合に、スイッチ装置は、全スイッチに共通の、明るさレベルとスイッチの開閉パターンとの対応を定めた第1のテーブルと、自装置と接続しているスイッチに固有の、照度と明るさのレベルを定めた第2のテーブルと記憶する記憶部をさらに備える。制御部は、第2のテーブルを参照して、指定された照度に対応する明るさレベルを特定し、さらに第1のテーブルを参照して、特定した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定する。
好ましくは、スイッチ装置は、スイッチの制御後に部屋の照度を検出する照度検出部をさらに備える。制御部は、検出した照度と、指定された照度との差が一定値以上の場合には、第2のテーブルの再設定を行なう。
好ましくは、制御部は、第2のテーブルの再設定時に、第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンでスイッチを制御する。照度検出部は、特定したパターンでスイッチの制御後に、部屋の照度を検出する。制御部は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した照度を第2のテーブルに登録する。
好ましくは、第2のテーブルは、照度と対応して明るさのレベルに加えて消費電力を定める。スイッチ装置は、スイッチの制御後に消費電力を検出する電力検出部をさらに備える。制御部は、検出した消費電力と、第2のテーブルにおける指定された照度に対応する消費電力との差が一定値以上の場合には、第2のテーブルの再設定を行なう。
好ましくは、制御部は、第2のテーブルの再設定時に、第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンでスイッチを制御する。電力検出部は、特定したパターンでスイッチの制御後に、消費電力を検出する。制御部は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した消費電力を第2のテーブルに登録する。
好ましくは、第2のテーブルは、照度と対応して明るさのレベルに加えて消費電力を定める。制御部は、第2のテーブルが設定されていないときに、第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンでスイッチを制御する。スイッチ装置は、特定したパターンでのスイッチの制御後に、部屋の照度を検出する照度検出部と、特定したパターンでのスイッチの制御後に、消費電力を検出する電力検出部とをさらに備える。制御部は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した照度および検出した消費電力を第2のテーブルに登録する。
本発明は、複数の照明装置と、電源と、それぞれが、1つの照明装置と接続される複数のスイッチ装置と、複数の照明装置を制御するコントローラとを含む照明システムであって、スイッチ装置は、照明装置と電源との間に設けられたスイッチと、コントローラから照度の指定値を受信する通信部と、指定された照度をスイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンで接続されたスイッチを制御する制御部とを備える。
本発明によれば、HEMSコントローラから照度を指定して明るさを制御することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(システムの構成)
図1は、本発明の実施形態の照明システムの構成を表わす図である。
(システムの構成)
図1は、本発明の実施形態の照明システムの構成を表わす図である。
図1を参照して、照明システム1は、人感センサ7と、HEMSコントローラ3と、HEMS表示部5と、複数のシーリングライト2_1〜2_Nとを備える。
照明システム1は、さらに、AC100V電源と、複数の壁スイッチ装置10_1〜10_Nとを備える。
人感センサ7とHEMSコントローラ3との間、および壁スイッチ装置10_1〜10_NとHEMSコントローラ3との間は、無線通信ネットワークで接続されている。
シーリングライト2_1〜2_Nは、壁スイッチ装置10_1〜10_NとAC100Vの電源配線で接続されている。
シーリングライト2_1〜2_Nは、AC100V電源のオン/オフパターンで明るさが切り替わる。
壁スイッチ装置10_1〜10_Nは、HEMSコントローラ3から制御され、AC100V電源とシーリングライト2_1〜2_Nとの接続のオン/オフを制御する。
壁スイッチ装置10_1〜10_Nは、電力センス機能があり、シーリングライト2_1〜2_Nの消費電力を検出し、HEMSコントローラ3に通知する。壁スイッチ装置10_1〜10_Nは、照度センス機能があり、室内の照度を検出し、HEMSコントローラ3に通知する。
HEMS表示部5には、シーリングライト2_1〜2_Nの消費電力などが表示される。
(壁スイッチ装置の構成)
図2は、本発明の実施形態の壁スイッチ装置の構成を表わす図である。同図は、シーリングライト2_1〜2_N、および壁スイッチ装置10_1〜10_Nのうちの1つを代表して説明するが、他もこれと同じ構成である。
図2は、本発明の実施形態の壁スイッチ装置の構成を表わす図である。同図は、シーリングライト2_1〜2_N、および壁スイッチ装置10_1〜10_Nのうちの1つを代表して説明するが、他もこれと同じ構成である。
図2を参照して、壁スイッチ装置10は、CPU12と、メモリ14と、記憶部16と、無線通信部18と、スイッチ制御部20と、電力検出部22と、照度検出部24とを備える。
CPU12は、記憶部16内の各種のプログラムを実行する。
メモリ14は、CPU12がプログラムを実行する際に使用される。
メモリ14は、CPU12がプログラムを実行する際に使用される。
電力検出部22は、シーリングライト2に取り付けられた電流センサ28からの信号に基づいて、シーリングライト2の消費電力を検出する。また、CPU12は、消費電力の積算値である積算電力を算出する。
照度検出部24は、シーリングライト2で照明される部屋に取り付けられた照度センサ30からの信号に基づいて、室内の照度を検出する。
記憶部16は、シーリングライト2を制御するための各種のプログラムを記憶する。また、記憶部16は、シーリングライト制御テーブルと、シーリングライト設定テーブルとを記憶する。
(シーリングライト制御テーブル)
図3は、シーリングライト制御テーブルを表わす図である。
図3は、シーリングライト制御テーブルを表わす図である。
シーリングライト制御テーブルは、すべてのスイッチに共通のものである。図3に示すように、シーリングライト制御テーブルは、明るさレベルとスイッチ26の開閉パターン(オン/オフパターン)との対応を定める。
図4は、スイッチ操作と、シーリングライト2の点灯状態とを表わす図である。図4では、明るさレベルが明るさ0〜明るさ4の場合を示している。
明るさレベルが「0」に指定された場合には、スイッチ26がOFFに制御される。このとき、シーリングライト2は消灯する。
明るさレベルが「1」に指定された場合には、スイッチ26がOFF/ONに制御される。このとき、シーリングライト2は全灯する。
明るさレベルが「2」に指定された場合には、スイッチ26がOFF/ON/OFF/ONに制御される。このとき、シーリングライト2は中灯する。ただし、2回目のOFFは短期間とする。
明るさレベルが「3」に指定された場合には、スイッチ26がOFF/ON/OFF/ON/OFF/ONに制御される。このとき、シーリングライト2は小灯する。ただし、2回目および4回目のOFFは短期間とする。
明るさレベルが「4」に指定された場合には、スイッチ26がOFF/ON/OFF/ON/OFF/ON/OFF/ONに制御される。このとき、シーリングライト2は微灯する。ただし、2回目、4回目および6回目のOFFは短期間とする。
(シーリングライト設定テーブル)
図5は、シーリングライト設定テーブルを表わす図である。
図5は、シーリングライト設定テーブルを表わす図である。
シーリングライト設定テーブルは、自装置と接続しているスイッチに固有のテーブルである。図5に示すように、シーリングライト設定テーブルは、明るさレベルと、照度および消費電力との対応を定める。
シーリングライト設定テーブルにおいて、照度が「9999」および消費電力が「9999」は、未設定であることを表わす。
無線通信部18は、HEMSコントローラ3との間でコマンドの伝送を行なう。
(コマンド)
図6は、HEMSコントローラ3と壁スイッチ装置10の間で伝送されるコマンドを表わす図である。
(コマンド)
図6は、HEMSコントローラ3と壁スイッチ装置10の間で伝送されるコマンドを表わす図である。
点灯制御コマンド、消灯制御コマンド、状態取得コマンド、積算電力リセットコマンドは、HEMSから壁スイッチ装置10へ送信される。状態通知コマンドは、壁スイッチ装置10からHEMSへ送信される。
点灯制御コマンドは、ファンクションとして「01」を含み、さらに照明装置IDと、明るさを指定する照度とを含む。HEMSコントローラ3は、人感センサ7などにより人間を検出すると、シーリングライト2の点灯制御を行なうために、点灯制御コマンドを送信する。消灯制御コマンドは、ファンクションとして「02」を含み、さらに照明装置IDを含む。状態取得コマンドは、ファンクションとして「03」を含み、さらに照明装置IDを含む。積算電力リセットコマンドは、ファンクションとして「04」を含み、さらに照明装置IDを含む。状態通知コマンドは、ステイタスとして「03」を含み、さらに照明装置IDと、照度と、消費電力と、積算電力とを含む。
スイッチ制御部20およびCPU12を総称して制御部と呼ぶこともある。
スイッチ制御部20は、CPU12の指示にしたがって、スイッチ26を開閉(オフ/オン)する。
スイッチ制御部20は、CPU12の指示にしたがって、スイッチ26を開閉(オフ/オン)する。
CPU12は、シーリングライト設定テーブルおよびシーリングライト制御テーブルを参照して、HEMSコントーラから指定された照度をスイッチ26の開閉パターンに変換して、スイッチ制御部20を指示して、変換した開閉パターンでスイッチ26を開閉させる。
具体的には、CPU12は、シーリングライト設定テーブルを参照して、指定された照度に対応する明るさレベルを特定し、さらにシーリングライト制御テーブルを参照して、特定した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定する。CPU12は、スイッチ制御部20を指示して、特定したスイッチの開閉パターンでスイッチ26を開閉させる。
CPU12は、シーリングライト設定テーブルの再設定を以下のようにして行なう。
CPU12は、HEMSコントローラ3からの点灯制御コマンドに基づいてスイッチ26を制御した後に照度検出部24に部屋の照度を検出させる。CPU12は、検出された照度と、HEMSコントローラ3から指定された照度との差が一定値以上の場合には、シーリングライト2が交換されたと判断して、HEMS設定テーブルの再設定を行なう。
CPU12は、HEMSコントローラ3からの点灯制御コマンドに基づいてスイッチ26を制御した後に照度検出部24に部屋の照度を検出させる。CPU12は、検出された照度と、HEMSコントローラ3から指定された照度との差が一定値以上の場合には、シーリングライト2が交換されたと判断して、HEMS設定テーブルの再設定を行なう。
HEMS設定テーブルの再設定時に、CPU12は、シーリングライト制御テーブルを参照して、明るさレベルを1つずつ順番に選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定した開閉パターンでスイッチ26を開閉するようにスイッチ制御部20に指示する。その後、照度検出部24に部屋の照度を検出させる。CPU12は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した照度をシーリングライト設定テーブルに登録する。
また、CPU12は、HEMSコントローラ3からの点灯制御コマンドに基づいてスイッチ26を制御した後に電力検出部22に消費電力を検出させる。CPU12は、検出された消費電力と、シーリングライト設定テーブルにおけるHEMSコントローラ3から指定された照度に対応する消費電力の差が一定値以上の場合には、シーリングライト2が交換されたと判断して、HEMS設定テーブルの再設定を行なう。
HEMS設定テーブルの再設定時に、CPU12は、シーリングライト制御テーブルを参照して、明るさレベルを1つずつ順番に選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定した開閉パターンパでスイッチ26を開閉するようにスイッチ制御部20に指示する。その後、電力検出部22に消費電力を検出させる。CPU12は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した消費電力をシーリングライト設定テーブルに登録する。
CPU12は、HEMSコントローラ3から点灯制御コマンドを受信したときに、シーリングライト設定テーブルが未設定時(いずれかの設定値が「9999」)の場合に、シーリングライト設定テーブルの設定を行なう。
CPU12は、シーリングライト制御テーブルを参照して、明るさレベルを1つずつ順番に選択して、選択した明るさレベルに対応するスイッチの開閉パターンを特定して、特定した開閉パターンパでスイッチ26を開閉するようにスイッチ制御部20に指示する。その後、照度検出部24に部屋の照度を検出させ、電力検出部22に消費電力を検出させる。CPU12は、選択した明るさレベルに対応させて、検出した照度および消費電力をシーリングライト設定テーブルに登録する。
(通常時の動作)
図7は、本実施の形態の照明制御の動作手順を表わすフローチャートである。
図7は、本実施の形態の照明制御の動作手順を表わすフローチャートである。
図7を参照して、まず、CPU12は、シーリングライト設定テーブルが設定済みかどうかを調べる。CPU12は、シーリング設定テーブルにおける、いずれかの照度または消費電力が未設定を表わす「9999」の場合には(ステップS101でNO)、シーリングライト設定テーブルが設定済みでないと判断して、シーリングライト設定テーブルの自動設定処理を行なう(ステップS102)。
CPU12は、シーリング設定テーブルにおける、いずれかの照度または消費電力が未設定を表わす「9999」でない場合には(ステップS101でYES)、シーリングライト設定テーブルが設定済みであると判断して、以下の処理を行なう。
無線通信部18は、HEMSコントローラ3から、壁スイッチ装置10で制御するシーリングライトを表わす照明装置IDを含むコマンドを受信する(ステップS103)。
受信したコマンドが図6に示す点灯制御コマンドの場合には(ステップS104でYES)、CPU12は、シーリングライト設定テーブルを参照して、点灯制御コマンドに含まれる照度に対応するシーリングライトの明るさレベルを特定する。ここで、点灯制御コマンドに含まれる照度がシーリングライト設定テーブルに登録されていない場合には、CPU12は、登録されている照度のうち、点灯制御コマンドに含まれる照度に最も近い照度に対応する明るさレベルを特定する。また、最も近い照度が複数ある場合には、CPU12は、たとえば照度が大きいものを選択して、選択した照度に対応する明るさレベルを特定する(ステップS105)。
CPU12は、シーリングライト制御テーブルを参照して、特定した明るさレベルに対応するスイッチのON/OFF制御パターン(開閉パターン)を特定する(ステップS106)。
スイッチ制御部20は、特定されたON/OFF制御パターンに従って、スイッチ26を制御する(ステップS107)。
次に、電力検出部22は、電流センサ28からの信号に基づいて、シーリングライト2の消費電力を検出する。また、照度検出部24は、照度センサ30からの信号に基づいて、室内の照度を検出する。
CPU12は、検出された照度とHEMSコントローラ3から指定された照度との差が一定値未満であり、かつ検出された消費電力とシーリングライト設定テーブルにおけるHEMSコントローラ3から指定された照度に対応する消費電力の差が一定値未満の場合には(ステップS109でYES)、両者が一致していると判断して、ステップS103からの処理を繰返す。
CPU12は、検出された照度とHEMSコントローラ3から指定された照度との差が一定値以上であるか、または検出された消費電力とシーリングライト設定テーブルにおけるHEMSコントローラ3から指定された照度に対応する消費電力の差が一定値以上の場合には(ステップS109でNO)、両者が一致していないと判断して、シーリングライト設定テーブルの自動設定処理を行なう(ステップS110)。
一方、受信したコマンドが図6に示す消灯制御コマンドの場合には(ステップS111でYES)、CPU12は、スイッチ制御部20に指示して、スイッチ26をオフにさせる(ステップS112)。
また、受信したコマンドが図6に示す状態取得コマンドの場合には(ステップS113でYES)、電力検出部22は、電流センサ28からの信号に基づいて、シーリングライト2の消費電力を検出する。CPU12は、消費電力の積算値である積算電力を算出する。照度検出部24は、照度センサ30からの信号に基づいて、室内の照度を検出する(ステップS114)。
CPU12は、検出した消費電力と、積算電力と、照度とを含む図6に示す状態通知コマンドを作成して、無線通支部を通じてHEMSコントローラ3へ送信する。HEMSコントローラ3は、受信した状態通知コマンドに含まれる照度、消費電力、積算電力をHEMS表示部5に表示する(ステップS115)。
また、受信したコマンドが図6に示す積算電力リセットコマンドの場合には(ステップS116でYES)、CPU12は、消費電力を積算しているカウンタをリセットする(ステップS117)。
(シーリングライト設定テーブルの自動設定の動作)
図8は、シーリングライト設定テーブルの自動設定の動作手順を表わすフローチャートである。
図8は、シーリングライト設定テーブルの自動設定の動作手順を表わすフローチャートである。
CPU12は、明るさレベルを表わすカウンタ(明るさレベルカウンタ)を「0」に設定する(ステップS201)。
CPU12は、シーリングライト設定テーブル内のすべての照度と消費電力とを未設定を表わす「9999」に設定する(ステップS202)。
CPU12は、シーリングライト制御テーブルを参照して、カウンタに設定されている明るさレベルに対応するON/OFF制御パターンを特定する(ステップS203)。
スイッチ制御部20は、特定されたON/OFF制御パターン(開閉パターン)に従って、スイッチ26を制御する(ステップS204)。
電力検出部22は、電流センサ28からの信号に基づいて、シーリングライト2の消費電力を検出する。また、照度検出部24は、照度センサ30からの信号に基づいて、室内の照度を検出する(ステップS205)。
CPU12は、検出した照度とシーリングライト設定テーブルの明るさレベル「1」に登録されている照度との差が一定値未満であり、かつ検出した消費電力とシーリングライト設定テーブルの明るさレベル「1」に登録されている消費電力との差が一定値未満の場合には(ステップS206でYES)、設定処理を終了する。これは、シーリングライトのスイッチング(OFF/ON)を一定回数以上を繰返すと、明るさレベル「1」(全灯状態)に戻るためである。
CPU12は、検出した照度とシーリングライト設定テーブルの明るさレベル「1」に登録されている照度との差が一定値以上であるか、または検出した消費電力とシーリングライト設定テーブルの明るさレベル「1」に登録されている消費電力との差が一定値以上の場合には(ステップS206でNO)、シーリングライト設定テーブルにおける、カウンタに設定されている明るさレベルに対応する照度と消費電力の欄に検出した照度と消費電力を書きこむ(ステップS207)。
次に、CPU12は、明るさレベルカウンタを1だけインクリメントして(ステップS208)、ステップS203に戻る。
(効果)
以上説明した本実施の形態の照明システムは、次のような効果を有する。
以上説明した本実施の形態の照明システムは、次のような効果を有する。
(1) 既存住宅の照明装置を利用できるため、HEMS導入費用が安くできる。
(2) 照明装置の正確な明るさ制御が行なえるため、省エネ効果がある。
(2) 照明装置の正確な明るさ制御が行なえるため、省エネ効果がある。
(3) 照明装置の消費電力をHEMSの表示器で表示できるようになり、人間に対して省エネ行動を促すことができる。
(4) 照明装置の交換時の設定を自動で行い、利便性を向上させることができる。
(5) 壁スイッチ部分の取替えで対応できるため部屋の美観を損なうことがない。
(5) 壁スイッチ部分の取替えで対応できるため部屋の美観を損なうことがない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 照明システム、2,2_1〜2_N シーリングライト、3 HEMSコントローラ、5 HEMS表示部、7 人感センサ、10,10_1〜10_N 壁スイッチ装置、12 CPU、14 メモリ、16 記憶部、18 無線通信部、20 スイッチ制御部、22 電力検出部、24 照度検出部、26 スイッチ、28 電流センサ、30 照度センサ。
Claims (8)
- 照明装置と電源との間に設けられたスイッチと、
コントローラから照度の指定値を受信する通信部と、
前記指定された照度を前記スイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンで前記スイッチの開閉を制御する制御部とを備えた、スイッチ装置。 - 前記照明装置が複数個あって、各照明装置に対応して前記スイッチ装置が設けられる場合に、
前記スイッチ装置は、
全スイッチに共通の、明るさレベルと前記スイッチの開閉パターンとの対応を定めた第1のテーブルと、自装置と接続しているスイッチに固有の、照度と明るさのレベルを定めた第2のテーブルと記憶する記憶部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2のテーブルを参照して、前記指定された照度に対応する明るさレベルを特定し、さらに前記第1のテーブルを参照して、前記特定した明るさレベルに対応する前記スイッチの開閉パターンを特定する、請求項1記載のスイッチ装置。 - 前記スイッチ装置は、
前記スイッチの制御後に部屋の照度を検出する照度検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出した照度と、前記指定された照度との差が一定値以上の場合には、前記第2のテーブルの再設定を行なう、請求項2記載のスイッチ装置。 - 前記制御部は、前記第2のテーブルの再設定時に、前記第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、前記選択した明るさレベルに対応する前記スイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンで前記スイッチを制御し、
前記照度検出部は、前記特定したパターンで前記スイッチの制御後に、部屋の照度を検出し、
前記制御部は、前記選択した明るさレベルに対応させて、前記検出した照度を前記第2のテーブルに登録する、請求項3記載のスイッチ装置。 - 前記第2のテーブルは、照度と対応して明るさのレベルに加えて消費電力を定め、
前記スイッチ装置は、
前記スイッチの制御後に消費電力を検出する電力検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出した消費電力と、前記第2のテーブルにおける前記指定された照度に対応する消費電力との差が一定値以上の場合には、前記第2のテーブルの再設定を行なう、請求項2記載のスイッチ装置。 - 前記制御部は、前記第2のテーブルの再設定時に、前記第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、前記選択した明るさレベルに対応する前記スイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンで前記スイッチを制御し、
前記電力検出部は、前記特定したパターンで前記スイッチの制御後に、消費電力を検出し、
前記制御部は、前記選択した明るさレベルに対応させて、前記検出した消費電力を前記第2のテーブルに登録する、請求項5記載のスイッチ装置。 - 前記第2のテーブルは、照度と対応して明るさのレベルに加えて消費電力を定め、
前記制御部は、前記第2のテーブルが設定されていないときに、前記第1のテーブルを参照して、明るさレベルを選択して、前記選択した明るさレベルに対応する前記スイッチの開閉パターンを特定して、特定したパターンで前記スイッチを制御し、
前記スイッチ装置は、
前記特定したパターンでの前記スイッチの制御後に、部屋の照度を検出する照度検出部と、
前記特定したパターンでの前記スイッチの制御後に、消費電力を検出する電力検出部とをさらに備え、
前記制御部は、前記選択した明るさレベルに対応させて、前記検出した照度および前記検出した消費電力を前記第2のテーブルに登録する、請求項2記載のスイッチ装置。 - 複数の照明装置と、
電源と、
それぞれが、1つの照明装置と接続される複数のスイッチ装置と、
複数の照明装置を制御するコントローラとを含む照明システムであって、
前記スイッチ装置は、
前記照明装置と電源との間に設けられたスイッチと、
前記コントローラから照度の指定値を受信する通信部と、
前記指定された照度を前記スイッチの開閉パターンに変換して、変換した開閉パターンで前記接続されたスイッチを制御する制御部とを備えた、照明システム。
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2011
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