JP4750163B2 - 照明灯の接続システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば道路灯、トンネル灯、街路灯、あるいは、倉庫・工場照明灯などの室外施設用の照明灯の接続システムに関する。
高速道路に設置される道路灯においては、例えば高速道路設備の電気室(インターチェンジ設置)においてフィーダ系統ごとに管理されている。高速道路設備の電気室には、例えば4〜5フィーダの系統が設置され、その1つのフィーダ系統(1照明回路)には多数(例えば20灯程度)の道路灯が接続されている。このような道路照明設備では、各フィーダ系統に対し主電源回線と調光電源回線とが布設されており、通常、主電源をオンとした後に調光電源をオンにするという順序で電源供給が行われている(例えば、特許文献1及び2参照)。
また、従来の道路照明設備では、例えば、MCB(Molded case Circuit Breaker)及び接続端子が内蔵されたジョイントボックスを用いた送り配線により、各照明灯を電気的に接続(直列接続)することで、電気室からの電源(主電源及び調光電源等)を各照明灯に供給している。
なお、このような電源供給システムは、トンネル灯、街路灯、あるいは、倉庫・工場照明灯などの室外施設用の照明灯にも採用されている。
特開2000−068078号公報 特開2002−043071号公報
ところで、道路照明設備に用いられる道路灯は、一般に高圧ナトリウムランプが使用されており、専用の安定器が内蔵されていることから、その安定器の絶縁不良による故障が発生することがある。また、電路の絶縁不良による故障も発生することがある。
このような故障が発生したときには、まずは電気室側で電源供給が遮断され、その後に故障箇所を特定する必要がある。上記した従来の道路照明設備では、電源供給遮断後に、絶縁不良箇所を特定する際(絶縁抵抗測定を実施する際)に、各照明灯に設置したジョイントボックス内の接続端子のビスを外して配線ケーブルを電気的に切り離す必要があり、その作業に多くの時間を要する。また、復旧の際に、ジョイントボックス内の接続端子へのビス止めにより配線ケーブルの電気的な接続を行う必要があり、この復旧作業にも多くの時間を要するため、照明機能停止が長時間になる場合がある。なお、従来のシステム(道路照明設備)では、上記した切り離し作業・復旧作業の際に、接続ビスの紛失や配線の接続間違いなどが発生する可能性もある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、安定器を有する複数の照明灯が接続された接続システムにおいて、安定器の絶縁不良などの故障が発生した場合に、その故障箇所の特定を簡単かつ短時間で終えることが可能なシステムの提供を目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明は、安定器を有する複数の照明灯の接続に、第1ボックス(マスターボックス)と第2ボックス(スレーブボックス)とを用いる。第1ボックスは、入力端子と、出力端子と、安定器接続端子と、断路器とを備え、前記入力端子と出力端子とが断路器を介して接続され、前記入力端子と安定器接続端子とが接続されている。第2ボックスは、入力端子と、出力端子と、安定器接続端子と、断路器とを備え、前記入力端子と出力端子とが接続され、前記入力端子と安定器接続端子とが断路器を介して接続されている。
そして、1照明回路を構成する複数の照明灯を少なくとも2つのグループに分け、その各グループを構成する複数の照明灯のうちの1つに前記第1ボックスを設けてその照明灯の安定器を当該第1ボックスの前記安定器接続端子に接続し、他の各照明灯にはそれぞれ前記第2ボックスを設けてその各照明灯の安定器を当該第2ボックスの安定器接続端子に接続するとともに、1グループを構成する複数の照明灯について、前記第1ボックスの出力端子と前記第2ボックスの入力端子とを接続し、第2ボックス同士は、その一方の第2ボックスの出力端子と他方の第2ボックスの入力端子とを接続することにより、1つの第1ボックスに対して複数の第2ボックスを直列に接続する。さらに、前記複数のグループ間の接続については、1グループの第1ボックスの出力端子と他グループの第1ボックスの入力端子とを接続するか、または、1グループの末端に配置された第2ボックスの出力端子と他グループの第1ボックスの入力端子とを接続することを特徴としている。
なお、本発明において、安定器と接続端子との電気的な接続や、接続端子同士の電気的な接続などの電気的接続を単に「接続」という場合もある。
本発明によれば、照明システムに絶縁不良による故障が発生したときに、その故障箇所(安定器・電路)を特定する作業を簡単かつ短時間で終了することできる。この点について具体的に説明する。
まず、本発明において、1照明回路を構成する複数の照明灯を、例えば、AグループとBグループとに分け、そのAグループを構成する複数の照明灯のうちの1つに第1ボックス(マスターボックス)を設け、他の各照明灯にそれぞれ第2ボックス(スレーブボックス)を設ける。さらに第1ボックスの出力端子と第2ボックスの入力端子とを接続し、第2ボックス同士については、一方の第2ボックスの出力端子と他方の第2ボックスの入力端子とを接続することにより、1つの第1ボックスに対して複数の第2ボックスを直列に接続する。また、Bグループの照明灯についても、同様な接続により、1つの第1ボックスに対して複数の第2ボックスを直列に接続する。
そして、このようにして構成したAグループ及びBグループについて、例えば、Aグループ末端の第2ボックスの出力端子をBグループの第1ボックスの入力端子に接続するとともに、Aグループの第1ボックスの入力端子を電源回線(電気室からの電源供給用)に接続することによって照明灯の接続システムを構築する。
なお、この接続システムにおいて、Aグループ及びBグループの各第1ボックスの断路器は通常時閉であり、各々の第1ボックスの入力端子と出力端子とが接続されている。また、全ての第2ボックスの断路器も通常時閉であり、各々の第2ボックスの入力端子と安定器接続端子とが接続されている。
ここで、以上のような構成の照明灯の接続システムにおいて、ある部位の安定器または電路(端子間の接続電路)に絶縁不良が生じた場合、まずは電気室側で電源供給が遮断される。その後に、Aグループの第1ボックスの断路器及びBグループの第1ボックスの断路器を共に開放した状態で、メガー(絶縁抵抗計)にてメガリング(絶縁抵抗測定)を実施して、絶縁破壊(故障)が生じているグループを検出する。このメガリングにより、例えばAグループに絶縁不良が発生している場合、第1ボックスに直列接続されている第2ボックスの断路器を、第1ボックス側から順次開放していき、その断路器開放ごとにメガリングを実施することにより、絶縁不良箇所(安定器または電路)を検出することができる。この例の場合、Bグループの安定器や電路についてはメガリングを実施する必要がないので、故障箇所の特定作業の効率化(短縮化)を図ることができる。
以上のように、本発明の接続システムによれば、1フィーダ系統(1照明回路)を構成する複数の照明灯を少なくとも2つのグループに分けているので、絶縁不良が発生したときには、まずは故障グループを検出し、その故障グループのみについて故障箇所の検出作業を行えばよいので、安定器の絶縁不良などによる故障箇所の絞り込み(特定)に要する時間を短くすることができる。しかも、各ボックスに設けた断路器を所定のルーチン処理で操作(開放操作)するだけで、配線ケーブルを切り離す作業を行うことなく、各照明灯を簡単に切り離すことができるので作業効率が大幅に向上する。その結果として、故障対応時間の短縮化を図ることができ、ドライバの視環境を速やかに確保することができる。また、故障対応時間の短縮化に伴い作業に余裕が生じることから作業の安全性を確保することができる。
なお、本発明の接続システムでは、故障箇所の特定作業・復旧作業の際に接続ビスの紛失や配線の接続間違いなどが発生する可能性もない。
本発明において、第1ボックスの内部に避雷器を配置し、その避雷器を安定器接続端子に接続しておいてもよい。このように避雷器を実装しておくと、雷害の発生リスクを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の接続システムに用いるマスタージョイントボックス(第1ボックス)及びスレーブジョイントボックス(第2ボックス)について、図1及び図2を参照して説明する。
−マスタージョイントボックス−
図1に示すマスタージョイントボックス(以下、「マスターボックス」という)101は、ランプ(例えば、高圧ナトリウムランプ)11及び安定器12を有する道路灯1の1次側(安定器12の1次側)に接続されるボックスであって、入力端子T11r,T11s,T11t,T11n,T11c(以下、特に区別しない場合には「入力端子T11」という)と、出力端子T12r,T12s,T12t,T12n,T12c(以下、特に区別しない場合には「出力端子12」という)と、これら入力端子T11と出力端子T12との間に設けられ、入力端子T11と出力端子T12との接続及びその切り離しを行うための断路器SW11r,SW11s,SW11t,SW11n,SW11c(以下、特に区別しない場合には「断路器SW11」という)と、5つの接続端子対が配置された端子台U11とを備えている。これらの入力端子T11、出力端子T12、断路器SW11及び端子台U11は防水機能型のボックス本体101aの内部に収容されている。
入力端子T11は主電源回線(RST線、接地線N)及び調光電源回線への接続用端子である。また、出力端子T12も主電源回線及び調光電源回線への接続用端子である。
断路器SW11は、電流が流れていない状態で開閉操作される電気機器であって、例えば、操作レバーの操作により回動するブレード(断路刃)とコンタクト(接触子)とを備え、ブレードをコンタクトに接触させた状態(接続状態;入力端子T11と出力端子T12との接続状態)から、操作レバーによりブレードを回動させてコンタクトから切り離すことにより電路を遮断(入力端子T11と出力端子T12との電気的な接続を遮断)することができる。なお、図1では、断路器SW11を開放状態で示しているが、この例に用いる断路器SW11は通常時閉である。また、断路器SW11は、配電路の必用充分な電流容量と許容電圧降下に相応しい太さをもったケーブルを接続可能な接続端子を有するものとする。
この例において、各断路器SW11のブレードをそれぞれ個別の操作レバーにて回動させる構造であってもよいし、5台の断路器SW11の全てのブレードを1つの操作レバーの操作により回動させる構造を採用してもよい。また、5台の断路器SW11、入力端子T11及び出力端子T12を一体化して断路端子台を構成しておいてもよい。
一方、端子台U11には、連絡端子T13r,T13n,T13c,T13a,T13b(以下、特に区別しない場合には「連絡端子13」という)と、安定器接続端子T14r,T14n,T14c,T14a,T14b(以下、特に区別しない場合には「安定器接続端子14」という)とからなる接続端子対が配置されている。
端子台U11に配置された連絡端子T13のうち、連絡端子T13r,T13n,T13cは、それぞれ、連絡配線L11r,L11n,L11cを介して入力端子T11r,T11n,T11cに接続されており、他の連絡端子T13a、T13bはランプ11に接続される。また、端子台U11に配置された安定器接続端子T14r,T14n,T14c,T14a,T14bには安定器12が接続される。
なお、端子台U11に配置された一対の接続端子、つまり、連絡端子T13rと安定器接続端子T14rと、連絡端子T13nと安定器接続端子T14nと、連絡端子T13cと安定器接続端子T14cと、連絡端子T13aと安定器接続端子T14aと、連絡端子T13bと安定器接続端子T14bとはそれぞれ電気的に接続されている。
−スレーブジョイントボックス−
図2に示すスレーブジョイントボックス(以下、「スレーブボックス」という)102は、ランプ11及び安定器12を有する道路灯1の1次側(安定器12の1次側)に接続されるボックスであって、5つの入力・出力端子対が配置された端子台U22と、連絡端子T23r,T23n,T23c,T23a,T23b(以下、特に区別しない場合には「連絡端子23」という)と、安定器接続端子T24r,T24n,T24c,T24a,T24b(以下、特に区別しない場合には「安定器接続端子24」という)と、これら連絡端子T23と安定器接続端子T24との間に設けられ、連絡端子23と安定器接続端子24との接続及びその切り離しを行うための断路器SW21r,SW21n,SW21c,SW21a,SW21b(以下、特に区別しない場合には「断路器SW21」という)とを備えている。これらの端子台U22、連絡端子23、安定器接続端子24及び断路器SW21は防水機能型のボックス本体102aの内部に収容されている。なお、端子台U22は、配電路の許容電圧降下に相応しい太さをもったケーブルを接続可能な接続端子を有するものとする。
端子台U21には、入力端子T21r,T21s,T21t,T21n,T21c(以下、特に区別しない場合には「入力端子21」という)と、出力端子T22r,T22s,T22t,T22n,T22c(以下、特に区別しない場合には「出力端子22」という)とからなる入力・出力端子対が配置されており、その各入力・出力端子同士、つまり入力端子T21rと出力端子T22rと、入力端子T21sと出力端子T22sと、入力端子T21tと出力端子T22tと、入力端子T21nと出力端子T22nと、入力端子T21cと出力端子T22cとはそれぞれ電気的に接続されている。入力端子T21は主電源回線及び調光電源回線への接続用端子である。また、出力端子T22も主電源回線及び調光電源回線への接続用端子である。
端子台U21に配置された入力端子T21のうち、入力端子T21r,T21n,T21cは、それぞれ、連絡配線L21r,L21n,L21cを介して連絡端子T23r,T23n,T23cに接続されており、他の入力端子T21s,T21tはそれぞれ出力端子T22s、T22tのみに接続されている。また、他の連絡端子T23a,T23bにはランプ11が接続される。
断路器SW21は、上記したマスターボックス101の断路器SW11と同様に、電流が流れていない状態で開閉操作される電気機器であり、例えば、操作レバーの操作により回動するブレードとコンタクトとを備え、ブレードをコンタクトに接触させた状態(接続状態;入力端子T21(連絡端子23)と安定器接続端子T24との接続状態)から、操作レバーによりブレードを回動させてコンタクトから切り離すことにより電路を遮断(入力端子T21(連絡端子23)と安定器接続端子T24との電気的な接続を遮断)することができる。なお、図1では、断路器SW21を開放状態で示しているが、この例に用いる断路器SW21は通常時閉である。
このスレーブボックス102に設ける断路器SW21についても、上記したマスターボックス101の断路器SW11と同様に、各断路器SW21のブレードをそれぞれ個別の操作レバーにて回動させる構造であってもよいし、5台の断路器SW21の全てのブレードを1つの操作レバーの操作により回動させる構造を採用してもよい。また、5台の断路器SW21、入力端子T21及び出力端子T22を一体化して断路端子台を構成しておいてもよい。
なお、マスターボックス102の断路器SW11及びスレーブボックス102の断路器SW21としては、例えば特開平9−306300号公報に記載されているものを適用することができる。
−接続システムの構成−
次に、本発明の照明灯の接続システムの一例について図3を参照して説明する。
この例では、高速道路の道路灯の接続に本発明を適用した例を示している。
1フィーダ系統(1照明回路)には複数(この例では20灯)の道路灯1・・1が設置されており、この例では、それら複数の道路灯1・・1をAグループとBグループの2グループに分けている。なお、図3には、説明を判りやすくするために、各道路灯1に対して端末番号N101,N102,・・,N110,N201,N202,・・,N210を付している。
Aグループを構成する複数の道路灯1・・1のうち、1灯目(端末N101)の道路灯1(電気室200に近い側の道路灯1)に、図1に示したマスターボックス(M)101を設置しており、そのマスターボックス(M)101の安定器接続端子T14に安定器12を接続し、連絡端子13にランプ11を接続している(図1参照)。他の道路灯1(端末N102〜端末N110)には、それぞれ、図2に示したスレーブボックス(S)102を設置しており、その各スレーブボックス(S)102の安定器接続端子T24に安定器12を接続し、連絡端子23にランプ11を接続している(図2参照)。
このAグループにおいては、1つのマスターボックス(M)101に対し複数(9個)のスレーブボックス(S)102・・102を直列に接続している。具体的には、1灯目(端末N101)のマスターボックス(M)101の出力端子T12に、2灯目(端末N102)のスレーブボックス(S)102の入力端子T21を配線ケーブルを介して接続しており、この2灯目(端末N102)のスレーブボックス(S)102の出力端子T22に、3灯目(端末N103)のスレーブボックス(S)102の入力端子T21を配線ケーブルを介して接続している。同様にして、4灯目(端末N104)の道路灯1〜10灯目(端末N110)の道路灯1を順次接続することによって、1つのマスターボックス(M)101に対し複数のスレーブボックス(S)102・・102を直列に接続している。
また、Bグループの道路灯1・・1についても、同様に、1灯目(端末N201)の道路灯1(Aグループに近い側の道路灯1)に、図1に示すマスターボックス(M)101を設置しており、そのマスターボックス(M)101の安定器接続端子T14に安定器12を接続し、連絡端子13にランプ11を接続している(図1参照)。他の道路灯1(端末N202〜端末N210)には、それぞれ、図2に示したスレーブボックス(S)102を設置しており、その各スレーブボックス(S)102の安定器接続端子T24に安定器12を接続し、連絡端子23にランプ11を接続している(図2参照)。このBグループにおいても、上記したAグループと同様の接続方法により、1つのマスターボックス(M)101に対し複数(9個)のスレーブボックス(S)102・・102を直列に接続している。
そして、Aグループの末端(10灯目;端末N110)のスレーブボックス(S)102の出力端子T22に、Bグループの1灯目(端末N201)の道路灯1のマスターボックス(M)101の入力端子T11を配線ケーブルを介して接続して、Aグループの道路灯1・・1とBグループの道路灯1・・1とを直列に接続している。さらに、Aグループの1灯目(端末N101)の道路灯1のマスターボックス(M)101の入力端子T11に、電気室200からの主電源回線及び調光電源回線を接続している。
以上のように、この例の接続システムでは、1つの道路灯1のマスターボックス(M)101に対して複数の道路灯1のスレーブボックス(S)102を直列接続して2つのグループ(AグループとBグループ)を構築し、そのAグループとBグループとを電源回線(主電源回線及び調光電源回線等)に直列に接続しているので、グループ単位で故障箇所を特定することが可能になり、故障対応時間の短縮化を図ることができる。この点について以下に説明する。
−接続システムの故障箇所の検出処理−
図3に示す接続システムにおいて、安定器12の絶縁破壊により漏電地絡電流が生じた場合、電気室200側で電源供給が遮断され、その電源供給遮断後に、故障箇所を特定する。その特定作業の一例を図3及び図4を参照して説明する。なお、図4には主電源回線のみを示している。
まず、電気室200からの電源供給が確実に遮断されたことを確認し、その後に、Aグループの1灯目(端末N101)のマスターボックス(M)101の断路器SW11、及び、Bグループの1灯目(端末N201)のマスターボックス(M)101の断路器SW11を共に開放した状態で、メガー(例えば、DC500Vメガー)300にてメガリングを実施して、絶縁破壊(故障)が生じているグループを検出する。このメガリングにより、例えばAグループに絶縁不良が発生している場合、Aグループの絶縁不良箇所(安定器12または電路)を特定する。
具体的には、(1)Aグループの2灯目(端末N102)のスレーブボックス(S)102の断路器SW21を開放した状態で、1灯目(端末N101)の道路灯1の安定器12に対してメガリングを実施する。その計測結果が絶縁不良(メガー=0Ω)である場合は、故障箇所が1灯目(端末N101)の道路灯1の安定器12であると特定することができる。
(2)Aグループの2灯目(端末N102)のスレーブボックス(S)102の断路器SW21を開放した状態で、2灯目(端末N102)の道路灯1の安定器12に対してメガリングを実施する。その計測結果が絶縁不良(メガー=0Ω)である場合、故障箇所が2灯目(端末N102)の道路灯1の安定器12であると特定することができる。
(3)上記した(2)の作業を終了した後に、3灯目(端末N103)のスレーブボックス(S)102の断路器SW21を開放し、この状態で、3灯目(端末N103)の道路灯1の安定器12に対してメガリングを実施する。その計測結果が絶縁不良(メガー=0Ω)である場合、故障箇所が3灯目(端末N103)の道路灯1の安定器12であると特定することができる。同様にして、Aグループの4灯目(端末N104)〜10灯目(端末N110)の道路灯1について、各スレーブボックス(S)102の断路器SW21を順次開放していき、その各スレーブボックス(S)102の断路器SW21を開放するごとにメガリングを実施することにより、故障箇所(安定器12の絶縁不良)を特定することができる。
ここで、以上の故障検出処理により安定器12の絶縁不良が検出されなかった場合、Aグループの各道路灯1間のいずれかの電路に絶縁不良が生じているので、その箇所を特定する。具体的には、Aグループのマスターボックス101の断路器SW11、及び、全てのスレーブボックス102の断路器SW21を開放した状態で、各道路灯1間の電路に対してメガリングを実施する。その計測結果により、例えば図4に示す部位が不良(メガー=0Ω)である場合、故障箇所が、4灯目(端末N104)のスレーブボックス(S)102の出力端子T22と5灯目(端末N105)のスレーブボックス(S)102の入力端子T21との間の電路であると特定することができる。
以上のように、この例の接続システムによれば、1フィーダ系統(1照明回路)を構成する複数の道路灯1を2つのグループに分けているので、絶縁不良が発生したときには、まずは故障グループを検出し、その故障グループのみについて故障箇所の検出作業を行えばよいので、安定器12の絶縁不良などによる故障箇所の絞り込み(特定)に要する時間を短くすることができる。しかも、各ボックス101,102に設けた断路器SW11,SW21を所定のルーチン処理で開放操作するだけで、配線ケーブルを切り離す作業を行うことなく、各道路灯1を簡単に切り離すことができるので作業効率が大幅に向上する。その結果として、故障対応時間の短縮化を図ることができ、ドライバの視環境を速やかに確保することができる。
また、故障対応時間の短縮化に伴い作業に余裕が生じることから作業の安全性を確保することができる。さらに、断路器SW11,SW21の操作(開放操作)などの作業をルーチン化することで、緊急対応待機保守員の技量の差を小さくすることができ、安定した作業結果を得ることができる。
−マスターボックスの変形例−
図5はマスターボックスの他の例を示す図である。
この例のマスターボックス110は、図1に示したマスターボックス101の構成に加えて、避雷器111をボックス本体110aの内部に配置し、その避雷器111を安定器接続端子T14に連絡端子T13を介して電気的に接続した点に特徴がある。このようにして避雷器111を実装しておくと、雷害の発生リスクを低減することができる。
−他の実施形態−
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
以上の例(図3の例)では、Aグループの末端(10灯目;端末N110)のスレーブボックス(S)102の出力端子T22に、Bグループの1灯目(端末N201)の道路灯1のマスターボックス(M)101の入力端子T11を接続し、Aグループの1灯目(端末N101)の道路灯1のマスターボックス(M)101の入力端子T11に主電源回線及び調光電源回線を接続しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図6に示すように、Aグループのマスターボックス(M)101及びスレーブボックス(S)102の接続形態を図3の例に対して逆の形態(マスターボックス(M)101を電気室200に対して遠い側に配置する形態)とし、そのAグループの1灯目(端末N101)の道路灯1のマスターボックス(M)101の出力端子T12に、Bグループの1灯目(端末N201)の道路灯1のマスターボックス(M)101の入力端子T11を接続し、Aグループの先端(10灯目;端末N110)のスレーブボックス(S)102の入力端子T21に主電源回線及び調光電源回線を接続してもよい。
以上の例では、1フィーダ系統に設置される複数の道路灯1・・1を2つのグループ(Aグループ及びBグループ)に分けた例を示しているが、本発明はこれに限られることなく、3つ以上のグループに分けてもよい。この場合も、マスターボックス101とスレーブボックス102との組み合わせを考慮することにより、故障箇所(絶縁不良箇所)の特定作業を効率的かつ確実に行うことができる。
以上の例では、入力端子、出力端子、断路器、連絡端子及び安定器接続端子の数を5個としているが、これに限られることなく、照明回路の電源回線数などに応じて変更してもよい。
以上の例では、高速道路に設置される道路灯の接続システムに本発明を適用した例を示しているが、本発明はこれに限られることなく、例えばトンネル灯、街路灯、あるいは、倉庫・工場照明灯などの室外施設用の各種照明灯の接続システムにも適用できる。
本発明の照明灯の接続システムに用いるマスターボックスの一例を示す図である。 本発明の照明灯の接続システムに用いるスレーブボックスの一例を示す図である。 本発明の照明灯の接続システムの一例を示すブロック図である。 故障箇所の検出手順の説明図である。 本発明の照明灯の接続システムに適用するマスターボックスの他の例を示す図である。 本発明の照明灯の接続システムの他の例を示すブロック図である。
符号の説明
1 道路灯
11 ランプ
12 安定器
101 マスターボックス(第1ボックス)
T11r,T11s,T11t,T11n,T11c 入力端子
T12r,T12s,T12t,T12n,T12c 出力端子
SW11r,SW11s,SW11t,SW11n,SW11c 断路器
U11 接続台
T13r,T13n,T13c,T13a,T13b 連絡端子
T14r,T14n,T14c,T14a,T14b 安定器接続端子
201 スレーブボックス(第2ボックス)
U21 端子台
T21r,T21s,T21t,T21n,T21c 入力端子
T22r,T22s,T22t,T22n,T22c 出力端子
SW21r,SW21n,SW21c,SW21a,SW21b 断路器
T23r,T23n,T23c,T23a,T23b 連絡端子
T24r,T24n,T24c,T24a,T24b 安定器接続端子
111 避雷器
200 電気室
300 メガー(絶縁抵抗計)

Claims (2)

  1. 安定器を有する複数の照明灯の接続システムであって、
    入力端子と、出力端子と、安定器接続端子と、断路器とを備え、前記入力端子と出力端子とが断路器を介して接続され、前記入力端子と安定器接続端子とが接続された第1ボックスと、
    入力端子と、出力端子と、安定器接続端子と、断路器とを備え、前記入力端子と出力端子とが接続され、前記入力端子と安定器接続端子とが断路器を介して接続された第2ボックスとを用い、
    前記複数の照明灯を少なくとも2つのグループに分け、その各グループを構成する複数の照明灯のうちの1つに前記第1ボックスを設けてその照明灯の安定器を当該第1ボックスの前記安定器接続端子に接続し、他の各照明灯にはそれぞれ前記第2ボックスを設けてその各照明灯の安定器を当該第2ボックスの安定器接続端子に接続し、
    1グループを構成する複数の照明灯について、前記第1ボックスの出力端子と前記第2ボックスの入力端子とを接続し、第2ボックス同士は、その一方の第2ボックスの出力端子と他方の第2ボックスの入力端子とを接続することにより、1つの第1ボックスに対して複数の第2ボックスを直列に接続し、
    前記複数のグループ間の接続については、1グループの第1ボックスの出力端子と他グループの第1ボックスの入力端子とを接続するか、または、1グループの末端に配置された第2ボックスの出力端子と他グループの第1ボックスの入力端子とを接続したことを特徴とする照明灯の接続システム。
  2. 請求項1記載の照明灯の接続システムにおいて、
    前記第1ボックスの安定器接続端子に避雷器が接続されていることを特徴とする照明灯の接続システム。
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