JP3727996B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の導電性接片の接触/非接触により電気的なオン/オフ切換えを行うスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなスイッチ(リーフスイッチ)は、特開昭63−45697号公報等にて提案されているように、複数の導電性接片に電気信号伝達用のリード線を半田付けし、例えばこれら導電性接片が未操作状態で非接触となるようスペーサー部材を挟んでケース等にビス止め等されて組み立てられる。
【0003】
そして、このように組み立てられたリーフスイッチでは、少なくとも1つの導電性接片が、操作力により弾性変形して他の導電性接片に接触することにより、電気的なオン状態が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなリーフスイッチにおいては、組立ての際に、導電性接片に対するリード線の半田付け工程が必要となるうえ、スペーサー部材が必要で部品点数が多くなるため、コスト高を招き易いという問題がある。
【0005】
そこで、本願発明の第1の目的は、リード線の半田付けを不要とし、かつ少ない部品で構成することができるリーフスイッチを提供することである。
【0006】
また、本願発明の第2の目的は、導電性接片を介してより確実に電気信号を伝達することができるようにしたリーフスイッチを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願発明では、電気的なオン状態及びオフ状態間での切換えを行うために、接触状態及び非接触状態間で動作可能な複数の導電性接片を有するリーフスイッチにおいて、複数の導電性接片の一部を両面フレキシブルプリント基板において露出したパターンに直接接触させて、導電性接片の他の部分を両面フレキシブルプリント基板外で互いに接触可能とさせるとともに、これら導電性接片に両面プリント基板を挟持させるようにしている。
【0008】
例えば、ビス等の締付け手段を用いて導電性接片および両面プリント基板に締め付け力を付与することにより、導電性接片に両面プリント基板を挟持させ、さらにこの締め付け力によって導電性接片と基板の表裏のパターンとを直接接触させる。これにより、半田付けを行わずに組み立てることができるようにしている。しかも、両面プリント基板がスペーサーの役割を果たさせることにより、スペーサー専用の部材を用いる場合に比べて部品点数を減少させることができるようにしている。
【0009】
なお、上記締付け手段を利用して導電性接片および両面プリント基板をケース等の取付対象部材に固定できるようにし、組立性の向上を図るのが望ましい。
【0010】
また、導電性接片におけるパターンとの接触部分に突起を設けることにより、上記締め付け力がこの突起とパターンとの接触点に集中して作用するようにし、半田付けを行わなくても両者の導通をより確実なものとすることができるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態であるリーフスイッチを示している。この図において、1は第1の導電性接片であり、2は第2の導電性接片である。第1の導電性接片1は、本体部1aと、この本体部1aに対して斜め上方に屈曲し、下方に凸となる突起を有する接触部1bとを有する。また、第2の導電性接片2は、本体部2aと、この本体部2aに対してまっすぐに延び、上方に凸となる突起を有する接触部2bとを有する。さらに、これら導電性接片1,2の本体部1a,2aには、貫通孔1c,2cがそれぞれ形成されている。
【0012】
3は表面および裏面の双方にパターン3a,3bが形成された両面フレキシブルプリント基板であり、この基板3の先端部では、カバーレイフィルム3cが除去されてパターン3a,3bが露出している。また、このフレキシブルプリント基板3の先端部には貫通孔3dが形成されている。
【0013】
本実施形態のリーフスイッチを組み立てるには、上側の第1および下側の第2の導電性接片1,2の間にフレキシブルプリント基板3を挟んだ状態で、これらを装置等のケース5の所定位置に配置する。ケース5の所定位置には、内側がねじ切りされたビス穴5aが形成されている。
【0014】
そして、図に示すように、両導電性接片1,2およびフレキシブルプリント基板3の貫通孔1c,2c,3dにビス4を通し、このビス4をビス穴5aにねじ込む。
【0015】
これにより、両導電性接片1,2およびフレキシブルプリント基板3にビス4による締め付け力が発生し、フレキシブルプリント基板3は両導電性接片1,2に挟持される。さらに、両導電性接片1,2の本体部1a,2aはフレキシブルプリント基板3のパターン3a,3bに直接接触するので、これらの導通が確保される。
【0016】
また、フレキシブルプリント基板3が介在することにより両導電性接片1,2の未操作時における非接触状態(オフ状態)が確保できるため、従来のようにスペーサー専用部材を用いる場合に比べて、部品点数を減少させることができる。しかも、ビス4によって両導電性接片1,2およびフレキシブルプリント基板3がケース5に固定されるので、別に固定専用の部材を用いて固定する場合に比べて組立工数が減り、組立性の向上を図れる。
【0017】
以上のようにして組み立てられたリーフスイッチは、いわゆるノーマルオープン(オフ)タイプのスイッチである。そして、第1の導電性接片1の接触部1bに図示しない操作部材等を介して操作力を加え、これを下方に弾性変形させることにより、接触部1bと第2の導電性接片2の接触部2bとが接触して、電気的なオン状態が得られる。
【0018】
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態であるリーフスイッチを示している。この図において、11は第1の導電性接片であり、12は第2の導電性接片であり、16は第3の導電性接片である。第1および第2の導電性接片11,12は、本体部11a,12aと、この本体部11a,12aに対して斜め上方に屈曲し、下方に凸となる突起を有する接触部11b,12bとを有する。
【0019】
また、第3の導電性接片16は、本体部16aと、この本体部16aの左右両側にまっすぐに延び、それぞれ上方に凸となる突起を有する接触部16bとを有する。さらに、第1および第2の導電性接片11,12の本体部11a,12aには、貫通孔11c,12cがそれぞれ形成されており、第3の導電性接片16の本体部16aの左右には、貫通孔16cが形成されている。
【0020】
また、第1および第2の導電性接片11,12の本体部11a,12aには、下方に凸となる突起11d,12dが形成されており、第3の導電性接片16の本体部16aの左右には、上方に凸となる突起16dが形成されている。
【0021】
13は表面に互いに絶縁されたパターン13a,13bが形成され、裏面にパターン13cが形成されたフレキシブルプリント基板であり、この基板13の先端部では、カバーレイフィルム13dが除去されてパターン13a,13b,13cが露出している。また、このフレキシブルプリント基板13の先端部の左右には貫通孔13eが形成されている。
【0022】
本実施形態のリーフスイッチを組み立てるには、上側の第1および第2の導電性接片11,12と下側の第3の導電性接片16との間にフレキシブルプリント基板13を挟んだ状態で、これらを装置等のケース15の所定位置に配置する。ケース15の所定位置の左右には、内側がねじ切りされたビス穴15aが形成されている。
【0023】
そして、図に示すように、各導電性接片11,12,16およびフレキシブルプリント基板13の貫通孔11c,12c,16c,13eにビス14を通し、これらビス14をビス穴15aにねじ込む。
【0024】
これにより、導電性接片11,12,16およびフレキシブルプリント基板13にビス14による締め付け力が発生し、フレキシブルプリント基板13は導電性接片11,12,16に挟持される。
【0025】
さらに、導電性接片11,12,16の本体部11a,12a,16aはフレキシブルプリント基板13のパターン13a,13b,13cに直接接触するので、これらの導通が確保される。しかも、上記締付け力は突起11d,12d,16dとこれらに接触するパターン13a,13b,13cとの間に集中して作用し、ここに大きな接触圧が発生するため、導電性接片11,12,16とパターン13a,13b,13cとの導通がより確実になる。
【0026】
また、フレキシブルプリント基板13が介在することにより第1および第2の導電性接片11,12と第3の導電性接片16との間の未操作時における非接触状態(オフ状態)が確保できるため、従来のようにスペーサー専用部材を用いる場合に比べて、部品点数を減少させることができる。
【0027】
しかも、ビス14によって導電性接片11,12,16およびフレキシブルプリント基板13がケース15に固定されるので、別に固定専用の部材を用いて固定する場合に比べて組立工数が減り、組立性の向上を図れる。
【0028】
以上のようにして組み立てられたリーフスイッチは、いわゆるノーマルオープン(オフ)タイプのスイッチである。そして、第1又は第2の導電性接片11,12の接触部11b,12bに図示しない操作部材等を介して操作力を加え、これらを下方に弾性変形させることにより、接触部11b,12bと第3の導電性接片16の接触部16bとが接触して、電気的なオン状態が得られる。
【0029】
なお、本発明における導電性接片の形状は、上記各実施形態において示した導電性接片の形状に限定されるものではない。また、上記各実施形態では、フレキシブルプリント基板を用いてリーフスイッチを構成した場合について説明したが、本発明ではフレキシブルでないプリント基板を用いることも可能である。
【0030】
また、上記各実施形態では、ノーマルオープンタイプのリーフスイッチについて説明したが、本発明は、導電性接片が未操作状態で接触し、操作時に非接触となってオフとなるノーマルクローズタイプのリーフスイッチにも適用できる。
【0031】
さらに、本発明は、以上の実施形態および変形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせて用いてもよい。
【0032】
(実施形態と請求の範囲との関係)
上記実施形態における第1,第2および第3の導電性接片1,2,11,12,16が請求の範囲にいう導電性接片に、フレキシブルプリント基板3,13が請求の範囲にいう両面プリント基板に、パターン3a,3b,13a,13b,13cが請求の範囲にいうパターンに、ビス4,14が請求の範囲にいう締付け手段に、ケース5,15が請求の範囲いう取付対象部材に、それぞれ相当する。なお、以上が本発明の各構成と実施形態の各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の構成に限られるものではなく、請求項に示した機構または実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本願第1の発明では、複数の導電性接片を両面プリント基板のパターンに直接接触させながら、これら導電性接片に両面プリント基板を挟持させるようにしてスイッチを構成している。このため、本発明を用いれば、半田付けを行わずに組み立てることができるとともに、プリント基板自体がスペーサーとしての役割も果たすため、スペーサー専用部材を用いる場合に比べて部品点数を減少させることができ、低コストのスイッチを実現することができる。そして、導電性接片とプリント基板を締め付けるビス等を用いて、これらを取付対象部材に固定するようにすれば、固定専用の部品を用いて固定する場合に比べて組立性の向上を図ることができる。
【0034】
また、本願第2の発明では、導電性接片におけるパターンとの接触部分に突起を設けている。このため、本発明を用いれば、ビス等の締め付け力がこの突起とパターンとの接触点に集中して作用し、ここに大きな接触圧を発生させることができるため、導電性接片とパターンとの導通をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリーフスイッチの側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態のリーフスイッチの側面図である。
【符号の説明】
1,2,11,12,16 導電性接片
3,13 フレキシブルプリント基板
3a,3b,13a,13b,13c パターン
11d,12d,16d 突起
4,14 ビス
5,15 ケース
Claims (1)
- 電気的なオン状態及びオフ状態間での切換えを行うために、接触状態及び非接触状態間で動作可能な複数の導電性接片を有するスイッチにおいて、
前記複数の導電性接片の一部をそれぞれ両面フレキシブルプリント基板における露出したパターンに直接接触させて、前記導電性接片の他の部分を前記両面フレキシブルプリント基板外において互いに接触可能とさせるとともに、これら導電性接片に締め付け力を付与する締付け手段を用いて前記両面フレキシブルプリント基板を挟持させ、さらに前記締付け手段により、前記複数の導電性接片および両面フレキシブルプリント基板を取付対象部材に固定したことを特徴とするスイッチ。
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