JP3727153B2 - 清掃用モップ - Google Patents

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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基台の外周に清掃用のシートを覆設して掃除を行なうための清掃用モップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の清掃用モップを示す外観斜視図である。
図4に示される掃除用モップの基台1は、主に上基台2と、前記上基台2の外縁に装着され且つ上基台2の底面を覆う滑止め部材3とから構成されている。例えば、上基台2は合成樹脂を射出成形することにより形成されており、滑止め部材3は常温で顕著な弾性を示す高分子物質(エラストマー)などによって形成されている。
上基台2の中央には、連結部4が設けられており、この連結部4にジョイント7が連結され、このジョイント7がモップの柄に連結される。
【0003】
上基台2の長手方向の両側に位置する固定部10A,10Bでは、上基台2に凹状に成形された受部11およびこの受部11に嵌合される押え部材12が設けられている。押え部材12は、前記連結部4側に位置するヒンジ部11aを支点として回動自在に支持されている。
受部11には、円弧穴14,14が開口し、また前記ヒンジ部11aと逆側の位置に、爪受部15が一体に形成されている。押え部材12の下面には、前記爪受部15に掛止される掛止爪12aが一体に形成され、また前記円弧穴14,14内に介入する押え爪12b,12bが一体に形成されている。
【0004】
前記清掃用モップの基台1の外周には、一点鎖線で示すように所定形状の清掃シートSが設置される。清掃シートSは、滑止め部材3の下面に設置され、その両縁部Sa,Saが上基台2の側方から上面に巻付けられる。このとき、固定部10A,10Bでは、押え部材12,12を上向きに回動させて受部11から離しておく。そして前記清掃シートSの縁部Sa,Saを爪受部15の側方へ引き寄せ、そのまま押え部材12を回動させ、この押え部材12を受部11に押し付ける。
このとき、押え部材12に形成された押え爪12b,12bにより清掃シートSが円弧穴14,14内に押し込まれるとともに、掛止爪12aが爪受部15の穴15a内に掛止され、押え部材12が閉じられた状態でロックされる。清掃シートSの側部は、前記押え爪12b,12bと円弧穴14,14との間に挟持されて、外れ止めとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように清掃シートSは、押え爪12b,12bにより円弧穴14,14に押し込まれて掛止されるが、このとき清掃シートSの幅寸法が大きいものであると、清掃シートSの両縁部Saが爪受部15の上面に乗ったままとなる場合がある。そのまま、押え部材12を受部11に押し付けると、清掃シートSが掛止爪12aと爪受部15との間に挟み込まれ、掛止爪12aが爪受部15の穴15aに確実に掛止されないことがある。
【0006】
この場合に、強行的に押え部材12を押圧して、掛止爪12aと爪受部15とを係合させようとすると、掛止爪12aを破損させたり、または押え部材12に亀裂が生じる可能性がある。
特に、図4に示す清掃モップの基台1に適合できない非常に幅寸法の大きい清掃シートSを使用すると、縁部SaとSaが爪受部15の上面で重なって2重になり、押え部材12を押しても、掛止されない状態が生じやすくなる。
【0007】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、押え部材を基台に押圧する際に、清掃シートの縁部が爪受部から側方へ逃げやすくし、清掃シートの縁部と縁部との間の隙間を通して、押え部材と基台とが掛止されやすいようにした清掃用モップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)基台と、この基台の上面に掛止手段を介して固定される押え部材とを有し、前記基台の下面から上面にかけて設置される清掃シートの両側部が、前記基台と押え部材との間に挟持される清掃用モップにおいて、
(b)前記掛止手段は、押え部材から基台側へ突出し且つ先部に鉤部を有する掛止爪と、前記基台から押え部材の方向へ突出し且つ前記鉤部が掛止される穴または段差を有する爪受部とから構成されており、この爪受部の上面には、清掃シートを前記穴または段差の上方位置から側方へ滑らせるための傾斜面が形成されており、
)前記基台の下面に設置された前記清掃シートの両側部が前記掛止手段に向かう経路上では、前記掛止手段の両側に、基台から上方へ突出して前記押え部材に対向する凸部と、前記掛止手段と前記凸部との間で前記押え部材から下方へ突出して前記基台に形成された貫通穴または凹部内に入り込む押し込み凸部が設けられて、前記掛止手段によって前記押え部材が掛止された状態で、前記凸部と前記押え部材との間に隙間が形成可能とされており、
)前記清掃シートがそれぞれの前記凸部の上を通過しさらにそれぞれの前記押し込み凸部の下を通過して、前記掛止手段の上または掛止手段の近傍に至り、前記掛止シートが前記凸部と前記押え部材との間に挟み込まれた状態で、前記掛止手段によって前記押え部材が固定されることを特徴とするものである。
あるいは本発明の清掃用モップは、前記()における基台から上方へ突出して前記押え部材に対向する凸部に代えて、前記押え部材から下方へ突出して前記基台に対向する凸部が設けられて、前記掛止手段によって前記押え部材が掛止された状態で、前記凸部と前記基台との間に隙間が形成可能とされており、
前記()における前記押え部材から下方へ突出する押し込み凸部に代えて、前記基台から上方へ突出して前記押え部材に形成された貫通穴または凹部内に入り込む押し込み凸部が設けられており、
前記()に代えて、前記清掃シートがそれぞれの前記凸部の下を通過しさらにそれぞれの前記押し込み凸部の上を通過して、前記掛止手段の上または掛止手段の近傍に至り、前記掛止シートが前記凸部と前記基台との間に挟み込まれた状態で、前記掛止手段によって前記押え部材が固定されるものである。
【0009】
本発明での前記押え部材は、図1に示すように一端が基台に回動自在に支持され、他端が掛止手段により掛止されるものであり、押え部材と基台との合わせ部において、両側方から押え部材の下へ清掃シートが導かれるものとなる。または、押え部材が基台に回動自在に支持されているものでなく、押え部材が2ヵ所の掛止手段により基台に掛止され、且つ基台から分離可能とされているものであってもよい。
【0010】
清掃シートの幅方向の両側部は、押え部材側と基台側の双方から互い違いに突出する凸部の上を通過することにより、掛止手段に至る清掃シートの経路が実質的に長くなる。そのため、押え部材で清掃シートを基台に対して押圧したときに、清掃シートの縁部が、掛止手段での掛止部に挟み込まれる確率を低くでき、清掃シートの縁部と縁部との隙間内で、掛止手段による掛止が確実に行なえるようになる。
【0012】
前記凸部が対面側に形成された穴または凹部内に入り込むことにより、この部分での清掃シートの撓み量を多くでき、清掃シートが、掛止手段内に挟み込まれる確率をさらに低くできる。
【0013】
さらに、前記掛止手段によって押え部材と基台とが掛止された状態で、前記押え部材側または基台側から突出する前記凸部の先端と、この凸部が対面する基台または押え部材との間に隙間が形成され、この隙間内に所定の厚み以上の清掃シートが挟まれたときに、前記掛止手段による掛止が不能となるように前記隙間の対向寸法が設定されていることが好ましい。
【0014】
このように構成されていると、規定の厚さ以上の清掃シートが使用されたとき、または清掃シートが2枚重ねで使用されたようなときに、押え部材が基台に対して押し付けられる移動量を制限でき、掛止手段が無理に掛止させられようとして、押え部材に必要以上の曲げ力が作用して破損の原因になったり、掛止手段を非常に大きな抵抗力に逆らって掛止させられ、その結果掛止手段を破損するなどという問題が生じなくなる。
【0015】
さらに、前記掛止手段は、押え部材から基台側へ突出し且つ先部に鉤部を有する掛止爪と、前記基台から押え部材の方向へ突出し且つ前記鉤部が掛止される穴または段差を有する爪受部とから構成されており、この爪受部の上面には、清掃シートを前記穴または段差の上方位置から側方へ滑らせるための傾斜面が形成されている構造とすることができる。
【0016】
この構成では、清掃シートの縁部が爪受部の上に乗った状態で押え部材が押さえつけられたときに、清掃シートの縁部が前記傾斜面を滑って爪受部の上から側方へ待避しやすくなり、掛止手段による掛止がさらに確実になる。
【0017】
なお、掛止爪の先端に傾斜面を形成して、掛止爪の先端を矢の先端のような形状にし、掛止爪が、清掃シートの縁部と縁部との間に強制的に介入できる構造とすることにより、掛止手段による掛止をさらに確実に行なえるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は、本発明における清掃用モップを示す外観斜視図、図2(A)は図1のIIa−IIa線における断面図、図2(B)は図1のIIb−IIb線における断面図である。
図1に示される清掃用モップの基台21は、主に合成樹脂を射出成形して形成された上基台22および熱可塑性エラストマーなどから形成された滑止め部材23から構成されている。
【0019】
上基台22の表面中央には連結部24が設けられ、その両側方には固定部30A,30Bがそれぞれ設けられている。連結部24は、一対の支軸部25a,25b、回動部材26およびY型ジョイント27より構成されている。支軸部25a,25bの対向面には、Y軸方向に突出する凸部25a1,25b1(図示せず)がそれぞれ形成され、この凸部25a1,25b1に回動部材26が軸支されている。よって、回動部材26は凸部25a1,25b1の回りを自在に回転可能となっている。またY型ジョイント27の先端は、2つに分岐形成されており、その間に回動部材26が狭入されているとともに、分岐対向面上に形成された凸部27a,27aにより回動部材26に対し軸支されている。よって、Y型ジョイント27は、凸部27a,27aの回りを自在に回動可能となっている。これらにより、Y型ジョイント27は支軸部25a,25bを中心に上基台22に対して様々の角度に回動できるようになっている。
【0020】
また、Y型ジョイントのZ1側の端面には、ねじ溝が形成されている。この端面には、所定の長さに形成された柄が連結される。
固定部30Aおよび30Bは、上基台22の上面において凹状に形成された受部31と押え部材32とで構成される。受部31の両端には、凸溝31aおよび円弧溝31bがそれぞれ連続して一体で形成されている。固定部30Aに示されるように、押え部材32は凸溝31aの内部において、押え部材32の基部32Aに形成された回転軸(図示せず)を中心にβ1−β2方向に回動自在に軸支されている。
【0021】
受部31には、滑り止めシート33が敷設され、またその両側方には円弧穴34,34が開口している。
前記受部31では、円弧溝31bの内側で且つ基台21の幅方向の中心位置に爪受部35が一体に隆起形成されている。この爪受部35には、押え部材32の掛止爪32aが掛止される穴35aが形成されている。またはこの穴35aの代わりに凹部が形成され、その段差に掛止爪32aが掛止されるものであってもよい。
【0022】
爪受部35の両側方には、貫通穴36,36が形成され、その両側には凸部37,37がそれぞれ一体に形成されている。なお、図2に示すように爪受部35、貫通穴36,36および凸部37,37は、ほぼ横一列に並設されている。一方、押え部材32には、従来と同じ掛止爪32a、押え爪32b,32bが形成されているが、さらに、掛止爪32aの両側部に押し込み凸部32c,32cがそれぞれ形成されている。なお、図2に示すように、押し込み凸部32c,32cが最も長く形成されている。
【0023】
押え部材32をβ1方向に回動させることにより、固定部30Bに示すような閉鎖状態とすることができる。この際、円弧穴34,34には押え爪32b,32bが挿入され、貫通穴36,36には押し込み凸部32c,32cがそれぞれ挿入される。また、同時に押え部材32の裏面32Bが凸部37,37に近接するとともに、最終的に掛止爪32aの先端の鉤部が爪受部35の穴35aに掛止されて、閉鎖状態のままロックされる。すなわち、この実施の形態では、掛止爪32aと爪受部35とで、掛止手段が構成されている。
また、閉鎖状態から円弧溝31b内に指を挿入して押え部材32をβ2方向に軽く押し上げることにより、ロック状態が解除されて回動可能となって固定部30Aのような開口状態とすることが可能である。
【0024】
以上のように構成される清掃用モップの基台21の外周に清掃シートSを設置すると図2の一点鎖線で示すような状態となる。
すなわち、図2(A)に示す開口状態では、押え部材32が上方(図示Z1方向)に離間されている。このとき、清掃シートSの幅方向の長さLSが基台21を一周する長さL0よりも長い場合(LS>L0)には、図2(A)に示すように、清掃シートSの端部Sa,Saが爪受部35の上で重なることになる。
【0025】
この状態から押え部材32をβ1方向に回動させ閉鎖状態とすると、図2(B)に示すように、最も長い押し込み凸部32c,32cが貫通穴36,36内に最初に挿通される。よって、この際、押し込み凸部32c,32cの先端部が清掃シートSの一部を貫通穴36,36の内部に押し入む。また押し込み凸部32c,32cの外側では、凸部37,37により清掃シートSが持ち上げられる。さらに、押し込み凸部32c,32cの内側では、爪受部35の両側部の立ち上がり部35b,35bにより清掃シートSが持ち上げられる。
【0026】
清掃シートSが、基台21の両側部から上面に至り、さらに掛止手段に至る過程で、シートSの延びる経路が、凸部37,37、押し込み凸部32c,32c、立ち上がり部35b,35bによりジグザグの経路を辿ることになる。よって、清掃シートSの縁部Sa,Saが爪受部35の穴35aの真上に至るまでの経路が長くなる。そのため、図2(B)に示すように、清掃シートSの縁部Sa,Saが、掛止爪32aの下降を妨げない位置まで左右に間隔を開けるように移動する。
【0027】
前記押し込み凸部32cは、掛止爪32aの先端の鉤部が爪受部35の穴35aに掛止される以前に、前記の清掃シートSを貫通穴36に押し込むことになるため、掛止爪32aが爪受部35の付近まで下降した時点で、清掃シートSの縁部SaとSaは左右に開いている。よって、掛止爪32aが清掃シートSに邪魔されることなく、確実に爪受部35の穴35aに掛止されてロックされる。
また、押え部材32が受部31に向けて下降し、掛止爪32aと爪受部35とが掛止された状態で、凸部37,37の上端面は、押え部材32の裏面32Bに平行に対面している。よって、押え部材32が閉じられた状態で、この押え部材32に対しZ2方向に大きな押圧力が作用したときに、凸部37,37の上端面が押え部材32の裏面32Bを受けることになり、押え部材32に過大な曲げ力などが作用するのを防止でき、押え部材32の破損を防止できる。
【0028】
また、図2(B)に示すように、押え部材32が閉じ、掛止爪32aが爪受部35に掛止された状態で、受部31から立上がる前記凸部37の先端面と、押え部材32の裏面32Bとの間に隙間δが形成される。この隙間δは、この清掃用モップの基台21に適用される標準的な規格の清掃シートSの厚みと同じか、または前記厚みよりもやや短く設定されている。よって、前記規格の清掃シートSが1枚使用されたときには、清掃シートSが前記隙間δ内に挟み込まれた状態で、掛止爪32aを爪受部35の穴35aに掛止することが可能である。
ただし、前記規格よりも極端に厚みの大きい清掃シートSが使用された場合、または前記規格の清掃シートSが2枚またはそれ以上重ねて使用された場合には、このようなシートが、凸部37と押え部材32の裏面32Bとの間に挟まれた状態では、掛止爪32aの先端の鉤部が爪受部35の穴35aに届かず、よって押え部材32が閉鎖状態でロックされなくなる。
【0029】
よって、規格以外の厚みが極端に大きい清掃シートSが使用され、押え部材32が無理やり押さえつけられ、掛止爪32aと爪受部35が無理に掛止させられて、掛止爪32aを破損したり、あるいは押え部材32が破損するという問題が生じなくなる。
なお、押し込み凸部32c,32cが貫通穴36,36に挿通されることにより、凸部37,37側の清掃シートSが基台21の中心(掛止爪32a)方向に互いに引かれるため、清掃シートSを基台21に強く張設した状態で掛止でき、清掃中に清掃シートSの緩みを防止することができる。
【0030】
また、上記においては押し込み凸部32c,32cは受部31側に形成された貫通穴36,36に挿通されるものを示したが、貫通穴36,36の代わりに凹部を設け、この凹部内に、押し込み凸部32c,32cが入り込んだときに、凹部と押し込み凸部32c,32cの先端との間に清掃シートSが入り込める程度の隙間が形成されるものであってもよい。
さらに上記においては、押し込み凸部32c,32cを押え部材32側に設け、貫通穴36,36を受部31側に設けたが、本発明はこのようなものに限られるものではなく、押し込み凸部を受部31側に設け、貫通穴又は凹部を押え部材に設けたものであってもよい。
【0032】
次に、図3(A)に示すものでは、爪受部35の上面に、左右方向へ下降する形状の傾斜面35c,35cが形成されている。また図3(B)に示すものでは、爪受部35の左右の立ち上がり部35b,35bからさらに上方へ突出する傾斜面35d,35dが形成されている。よって、清掃シートSの縁部Saが爪受部35の上に乗ったとしても、この縁部Saは、前記傾斜面35cまたは35dにより左右に滑り落ちやすく、または傾斜面35cまたは35dによりシートの縁部が上に向けられるため、縁部SaとSaとの間隔がさらに広がりやすくなって、掛止爪32aがシートに当たりにくくなる。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、清掃シートの端部どうしの重なりを防止することができるため、清掃シートが長い場合でも常に掛止手段を露出状態とすることができる。よって、押え部材を確実に掛止することができ、清掃シートを基台に確実に固定することが可能となる。
【0034】
また、押え部材の掛止が円滑に行なうことができるため、必要以上に大きな力で掛止する必要がなく、押え部材の割れや掛止爪の破損等を防止することができる。
【0035】
さらに清掃用モップの使用中に押え部材の掛止が解除されるという誤作動も生じにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における清掃用モップを示す外観斜視図、
【図2】(A)は図1のIIa−IIa線における断面図、(B)は図1のIIb−IIb線における断面図、
【図3】 (A)(B)は、掛止手段を構成する爪受部の好ましい構造を示す部分拡大図、
【図4】 従来の清掃用モップの基台を示す外観斜視図、
【符号の説明】
21 基台
22 上基台
23 滑止め部材
24 連結部
25a,25b 支軸部
26 回動部材
27 Y型ジョイント
30A,30B 固定部
31 受部
32 押え部材
32a 掛止爪
32b 押え爪
32c 押し込み凸部
33 滑り止めシート
34 円弧穴
35 爪受部
36 貫通穴
37 凸部
S 清掃シート

Claims (2)

  1. (a)基台と、この基台の上面に掛止手段を介して固定される押え部材とを有し、前記基台の下面から上面にかけて設置される清掃シートの両側部が、前記基台と押え部材との間に挟持される清掃用モップにおいて、
    (b)前記掛止手段は、押え部材から基台側へ突出し且つ先部に鉤部を有する掛止爪と、前記基台から押え部材の方向へ突出し且つ前記鉤部が掛止される穴または段差を有する爪受部とから構成されており、この爪受部の上面には、清掃シートを前記穴または段差の上方位置から側方へ滑らせるための傾斜面が形成されており、
    )前記基台の下面に設置された前記清掃シートの両側部が前記掛止手段に向かう経路上では、前記掛止手段の両側に、基台から上方へ突出して前記押え部材に対向する凸部と、前記掛止手段と前記凸部との間で前記押え部材から下方へ突出して前記基台に形成された貫通穴または凹部内に入り込む押し込み凸部が設けられて、前記掛止手段によって前記押え部材が掛止された状態で、前記凸部と前記押え部材との間に隙間が形成可能とされており、
    )前記清掃シートがそれぞれの前記凸部の上を通過しさらにそれぞれの前記押し込み凸部の下を通過して、前記掛止手段の上または掛止手段の近傍に至り、前記掛止シートが前記凸部と前記押え部材との間に挟み込まれた状態で、前記掛止手段によって前記押え部材が固定されることを特徴とする清掃用モップ。
  2. 前記()における基台から上方へ突出して前記押え部材に対向する凸部に代えて、前記押え部材から下方へ突出して前記基台に対向する凸部が設けられて、前記掛止手段によって前記押え部材が掛止された状態で、前記凸部と前記基台との間に隙間が形成可能とされており、
    前記()における前記押え部材から下方へ突出する押し込み凸部に代えて、前記基台から上方へ突出して前記押え部材に形成された貫通穴または凹部内に入り込む押し込み凸部が設けられており、
    前記()に代えて、前記清掃シートがそれぞれの前記凸部の下を通過しさらにそれぞれの前記押し込み凸部の上を通過して、前記掛止手段の上または掛止手段の近傍に至り、前記掛止シートが前記凸部と前記基台との間に挟み込まれた状態で、前記掛止手段によって前記押え部材が固定される請求項1記載の清掃用モップ。
JP25667897A 1997-09-22 1997-09-22 清掃用モップ Expired - Lifetime JP3727153B2 (ja)

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