JP2003204859A - 合成樹脂製ピンチ - Google Patents
合成樹脂製ピンチInfo
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- JP2003204859A JP2003204859A JP2002006321A JP2002006321A JP2003204859A JP 2003204859 A JP2003204859 A JP 2003204859A JP 2002006321 A JP2002006321 A JP 2002006321A JP 2002006321 A JP2002006321 A JP 2002006321A JP 2003204859 A JP2003204859 A JP 2003204859A
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Abstract
したばねの破片が飛散することのない合成樹脂製ピンチ
を提供すること。 【解決手段】 端部に挟持部11と操作部12とを備え
た一対のピンチ片1を対峙させ、両ピンチ片1に跨る略
U字形の合成樹脂製ばね2を、その先端部に内向きに形
成した係止爪22を、ピンチ片1の内側に外向きに形成
したばね係止爪14に係合させることにより装着するよ
うにした合成樹脂製ピンチPにおいて、合成樹脂製ばね
2に対面するピンチ片1の外側面に、合成樹脂製ばね2
の破損時の飛散を防止する飛散防止壁15を、挟持部1
1近傍から操作部12近傍にかけ連続して形成すること
により、ピンチ片1の外側面に開口が形成されないよう
にする。
Description
に使用される合成樹脂製ピンチに関し、特に、ピンチに
装着されるばねが破損しても、破損したばねの破片が飛
散することがなく、しかも、簡単に組み立てることがで
きる合成樹脂製ピンチに関するものである。
書において、単に「被服」という。)は、専用の被服用
ハンガーに吊した状態で、縫製工場から販売店等へ出荷
される。このような被服用ハンガーとしては、ハンガー
のアーム部に、略U字形の合成樹脂製ばねを装着するよ
うにしたピンチを配設する被服用ハンガーが汎用されて
いる(例えば、実開平5−20673号公報参照)。こ
の被服用ハンガーは、被服をピンチで保持した状態で、
縫製の際に使用した針の残留を検知する検針装置にかけ
られるように、略U字形のばねやピンチを含むすべての
部材を、金属部品を使用することなく合成樹脂により構
成している。
ハンガーのピンチに装着される合成樹脂製のばねは、金
属製のばねに比べて破損し易いという問題があるが、従
来の合成樹脂製ピンチは、製造のし易さ等を考慮して、
ピンチを開放的な構造としているため、略U字形のばね
が露出し、このため、ばねが破損したときに破片が飛散
して、作業者等が負傷するおそれがあった。
有する問題点に鑑み、ピンチに装着されるばねが破損し
ても、破損したばねの破片が飛散することがなく、か
つ、簡単に組み立てることができる合成樹脂製ピンチを
提供することを目的とする。
め、本発明の合成樹脂製ピンチは、端部に挟持部と操作
部とを備えた一対のピンチ片を対峙させ、両ピンチ片に
跨る略U字形の合成樹脂製ばねを、その先端部に内向き
に形成した係止爪を、ピンチ片の内側に外向きに形成し
たばね係止爪に係合させることにより装着するようにし
た合成樹脂製ピンチにおいて、前記合成樹脂製ばねに対
面するピンチ片の外側面に、合成樹脂製ばねの破損時の
飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟持部近傍から操作
部近傍にかけ連続して形成することにより、ピンチ片の
外側面に開口が形成されないようにしたことを特徴とす
る。
に対面するピンチ片の外側面に、合成樹脂製ばねの破損
時の飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟持部近傍から
操作部近傍にかけ連続して形成することにより、ピンチ
片の外側面に開口が形成されないようにしたことから、
略U字形のばねの両脚片が外部に露出することがなく、
これにより、ばねが破損しても、ばねの破片の飛散をほ
ぼ完全に防止することができる。
部に、ピンチ片への装着時に飛散防止壁に摺接して係止
爪を案内する弾性を備えたガイド片を突設することがで
きる。
押し込むだけで係止爪とばね係止爪とを係合させるとと
もに、係合した係止爪をその位置で安定して保持するこ
とができ、ピンチ片と合成樹脂製ばねの組み立てを簡単
に行うことができる。
ばね離脱用のジグを挿入するピン孔を設けることができ
る。
っ掛けて引くことにより、係止爪の係合を解き、組み立
てた合成樹脂製ピンチを容易に分解することができる。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
の一実施例を示す。この合成樹脂製ピンチPは、図6に
示すように、合成樹脂にて一体成形された被服用ハンガ
ーのアーム部H1に、摺動可能に支持することにより、
縫製の際に使用した針の残留を検知する検針装置にかけ
られるようにした被服用ハンガーに好適に用いられるも
のである。ハンガーは、中央部にフック部H2を備える
とともに、両側に略水平に伸びるアーム部H1を一体に
形成している。
ように、端部に挟持部11と操作部12とを備えた一対
のピンチ片1を対峙させ、両ピンチ片1に跨る略U字形
の合成樹脂製ばね2を、その脚片21の先端部に内向き
に形成した係止爪22を、ピンチ片1の内側に外向きに
形成したばね係止爪14に係合させることにより装着す
るようにしている。
ピンチ片1の一端に被服を挟持する挟持部11を、他端
に指を掛けて押圧する操作部12を形成するとともに、
この挟持部11と操作部12間の本体の両側に補強リブ
を兼ねた側壁片13を一体に形成している。また、この
ピンチ片1は、その中央部の内側に外向きのばね係止爪
14を形成するとともに、側壁片13の中央部に、ハン
ガーのアーム部H1を摺動可能に挟持するためのハンガ
ー保持溝16を形成し、さらに、操作部12の内側に略
逆L字形をした合成樹脂製ばね2の破損時の飛散を防止
する上方飛散防止壁17を突設している。
ね2に対面するピンチ片1の外側面に、合成樹脂製ばね
2の破損時の飛散を防止する飛散防止壁15を、前記挟
持部11の近傍から操作部12の近傍にかけて連続して
形成することにより、ピンチ片1の外側面に開口が形成
されないようにしている。
ンチ片1の外側面に飛散防止壁15を形成することによ
りピンチ片1の外側面に開口が形成されないようにする
ために、ピンチ片1の成形型に内スライド式の可動型を
用いる等の若干の工夫を必要とするが、ピンチ片1を本
実施例に示すような形態、具体的には、ピンチ片1の内
側に外向きに形成するばね係止爪14を、ピンチ片1の
側壁片13の内側に突設するとともに、その中間部を分
断して形成するようにすることにより、ピンチ片1の製
造を従来の形態の合成樹脂製ピンチのピンチ片と同様の
手法でもって容易に行うことができ、製造コストの上昇
を抑えることができる。
のばね係止爪14の下方には、ピン孔3が設けられてお
り、このピン孔3には、合成樹脂製ばね2を離脱させる
ための、例えば、鉤状のピン等(図示省略)を挿入する
ことができるようにしている。
チ片1の飛散防止壁15を貫通するものではない。
うに、U字の湾曲部を境として延出する両脚片21の先
端部に、内向きに係止爪22をそれぞれ一体に形成して
いる。そして、この合成樹脂製ばね2の両脚片21の先
端部には、ピンチ片1への装着時に飛散防止壁15に摺
接して係止爪22を案内する弾性を備えたガイド片23
が突設されている。このガイド片23は、合成樹脂製ば
ね2の先端部中央から先端側やや外寄りに突出するよう
に形成されており、ばね2より幅を狭くしかつテーパ状
に形成されることにより、ばね2より柔軟な屈曲性を付
与されている。
略U字形のばね2とを用いてピンチPを組み立てる方法
について説明する。
ンチ片1に、合成樹脂製ばね2の脚片21を挿入する
と、脚片21の係止爪22は、先端のガイド片23がピ
ンチ片1の飛散防止壁15に摺接することによって案内
され、ピンチ片1のばね係止爪14と自動的に係合す
る。この場合、ガイド片23が付勢した状態でピンチ片
1の飛散防止壁15を押圧していることから、合成樹脂
製ばね2の係止爪22は、係合したピンチ片1のばね係
止爪14から外れることなく、その位置で安定して保持
される。
製ばね2のもう片方の脚片21を、他方のピンチ片1に
挿入すると、脚片21の係止爪22は、同様に、先端の
ガイド片23がピンチ片1の飛散防止壁15に摺接する
ことによって案内され、ピンチ片1のばね係止爪14と
自動的に係合する。このように、本実施例の合成樹脂製
ピンチPは、ピンチ片1と合成樹脂製ばね2の組み立て
を、簡単かつスピーディに行うことができる。
て対向するピンチ片1を拡開させながら、ハンガーのア
ーム部H1を押し込むことにより、ピンチ片1のハンガ
ー保持溝16がアーム部H1を支点として係着される。
は、合成樹脂製ばね2に対面するピンチ片1の外側面
に、合成樹脂製ばね2の破損時の飛散を防止する飛散防
止壁15を、前記挟持部11の近傍から操作部12の近
傍にかけ連続して形成することにより、ピンチ片1の外
側面に開口が形成されないようにしたことから、略U字
形のばねの両脚片が外部に露出することがなく、これに
より、ばねが破損しても、ばねの破片の飛散をほぼ完全
に防止することができる。
設した上方飛散防止壁17により、略U字形のばね2の
上方を覆って、ばね2が破損した場合に、その破片が飛
散することを防止することができる。
ンチ片1への装着時に飛散防止壁15に摺接して係止爪
22を案内する弾性を備えたガイド片を突設したことに
より、合成樹脂製ばね2をピンチ片1に押し込むだけで
係止爪22とばね係止爪14とを係合させるとともに、
係合した係止爪22をその位置で安定して保持すること
ができ、これにより、ピンチ片1と合成樹脂製ばね2の
組み立てを簡単に行うことができる。
下方に、ばね離脱用のジグを挿入するピン孔3を設けた
ことにより、ばね2の係止爪22やガイド片23を引っ
掛けて引くことにより、係止爪22の係合を解き、組み
立てた合成樹脂製ピンチPを容易に分解することが可能
である。
て、その一実施例を説明したが、本発明の合成樹脂製ピ
ンチの構成は、上記実施例の構成に限定するものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更する
ことが可能であり、また、適用対象も、縫製の際に使用
した針の残留を検知する検針装置にかけられるようにし
た被服用ハンガーを始めとする被服用ハンガーのほか、
単独で用いられる合成樹脂製ピンチとしても、好適に用
いることができる。
成樹脂製ばねに対面するピンチ片の外側面に、合成樹脂
製ばねの破損時の飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟
持部近傍から操作部近傍にかけ連続して形成することに
より、ピンチ片の外側面に開口が形成されないようにし
たことから、略U字形のばねの両脚片が外部に露出する
ことがなく、これにより、ばねが破損しても、ばねの破
片の飛散をほぼ完全に防止することができる。
片への装着時に飛散防止壁に摺接して係止爪を案内する
弾性を備えたガイド片を突設することにより、合成樹脂
製ばねをピンチ片に押し込むだけで係止爪とばね係止爪
とを係合させるとともに、係合した係止爪をその位置で
安定して保持することができ、これにより、ピンチ片と
合成樹脂製ばねの組み立てを簡単に行うことができる。
に、ばね離脱用のジグを挿入するピン孔を設けることに
より、ばねの係止爪やガイド片を引っ掛けて引くことに
より、係止爪の係合を解き、組み立てた合成樹脂製ピン
チを容易に分解することができる。
面図、(B)は挟持部を開いた状態を示す断面図であ
る。
(B)は側面図である。
(A)のA−A線断面図、C)は底面図である。
(B)は(A)のB−B線断面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 端部に挟持部と操作部とを備えた一対の
ピンチ片を対峙させ、両ピンチ片に跨る略U字形の合成
樹脂製ばねを、その先端部に内向きに形成した係止爪
を、ピンチ片の内側に外向きに形成したばね係止爪に係
合させることにより装着するようにした合成樹脂製ピン
チにおいて、前記合成樹脂製ばねに対面するピンチ片の
外側面に、合成樹脂製ばねの破損時の飛散を防止する飛
散防止壁を、前記挟持部近傍から操作部近傍にかけ連続
して形成することにより、ピンチ片の外側面に開口が形
成されないようにしたことを特徴とする合成樹脂製ピン
チ。 - 【請求項2】 合成樹脂製ばねの先端部に、ピンチ片へ
の装着時に飛散防止壁に摺接して係止爪を案内する弾性
を備えたガイド片を突設したことを特徴とする請求項1
記載の合成樹脂製ピンチ。 - 【請求項3】 飛散防止壁のばね係止爪の下方に、ばね
離脱用のジグを挿入するピン孔を設けたことを特徴とす
る請求項1又は2記載の合成樹脂製ピンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006321A JP2003204859A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 合成樹脂製ピンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006321A JP2003204859A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 合成樹脂製ピンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003204859A true JP2003204859A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27645123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006321A Pending JP2003204859A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 合成樹脂製ピンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003204859A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1629751A1 (en) * | 2004-08-26 | 2006-03-01 | Hideo Misumi | Synthetic resin clip and hanger with synthetic resin clips |
CN100369188C (zh) * | 2005-05-16 | 2008-02-13 | 中国科学院半导体研究所 | 镜像电荷效应量子元胞自动机的制作方法 |
JP2011030870A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Randopain:Kk | 洗濯ばさみ |
JP2011055983A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Daiya Corporation | 物干し具 |
-
2002
- 2002-01-15 JP JP2002006321A patent/JP2003204859A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100369188C (zh) * | 2005-05-16 | 2008-02-13 | 中国科学院半导体研究所 | 镜像电荷效应量子元胞自动机的制作方法 |
JP2011030870A (ja) * | 2009-08-04 | 2011-02-17 | Randopain:Kk | 洗濯ばさみ |
JP2011055983A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Daiya Corporation | 物干し具 |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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