JP3093749U - 合成樹脂製ピンチ - Google Patents

合成樹脂製ピンチ

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JP3093749U
JP3093749U JP2002006912U JP2002006912U JP3093749U JP 3093749 U JP3093749 U JP 3093749U JP 2002006912 U JP2002006912 U JP 2002006912U JP 2002006912 U JP2002006912 U JP 2002006912U JP 3093749 U JP3093749 U JP 3093749U
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pinch
synthetic resin
spring
piece
pieces
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穰 田中
かよ子 池田
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株式会社トス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンチに装着されるばねが破損しても、破損
したばねの破片が飛散することのない合成樹脂製ピンチ
を提供すること。 【解決手段】 端部に挟持部11と操作部12とを備え
た一対のピンチ片1を対峙させ、両ピンチ片1に跨る略
U字形の合成樹脂製ばね2を、その先端部に内向きに形
成した係止爪22を、ピンチ片1の内側に外向きに形成
したばね係止爪14に係合させることにより装着するよ
うにした合成樹脂製ピンチPにおいて、合成樹脂製ばね
2に対面するピンチ片1の外側面に、合成樹脂製ばね2
の破損時の飛散を防止する飛散防止壁15を、挟持部1
1近傍から操作部12近傍にかけ連続して形成すること
により、ピンチ片1の外側面に開口が形成されないよう
にするとともに、ピンチ片1の操作部12の内側に略逆
L字形をした上方飛散防止壁17を突設し、挟持部11
と操作部12間の本体の両側に補強リブを兼ねた側壁片
13を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】 本考案は、被服用ハンガー等に使用される合成樹脂製ピンチに関し、特に、ピ ンチに装着されるばねが破損しても、破損したばねの破片が飛散することがなく 、しかも、簡単に組み立てることができる合成樹脂製ピンチに関するものである 。 【0002】 【従来の技術】 スラックスやスカート等の被服(本明細書において、単に「被服」という。) は、専用の被服用ハンガーに吊した状態で、縫製工場から販売店等へ出荷される 。 このような被服用ハンガーとしては、ハンガーのアーム部に、略U字形の合成 樹脂製ばねを装着するようにしたピンチを配設する被服用ハンガーが汎用されて いる(例えば、実開平5−20673号公報参照)。 この被服用ハンガーは、被服をピンチで保持した状態で、縫製の際に使用した 針の残留を検知する検針装置にかけられるように、略U字形のばねやピンチを含 むすべての部材を、金属部品を使用することなく合成樹脂により構成している。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】 ところで、このようなハンガーのピンチに装着される合成樹脂製のばねは、金 属製のばねに比べて破損し易いという問題があるが、従来の合成樹脂製ピンチは 、製造のし易さ等を考慮して、ピンチを開放的な構造としているため、略U字形 のばねが露出し、このため、ばねが破損したときに破片が飛散して、作業者等が 負傷するおそれがあった。 【0004】 本考案は、上記従来の合成樹脂製ピンチが有する問題点に鑑み、ピンチに装着 されるばねが破損しても、破損したばねの破片が飛散することがなく、かつ、簡 単に組み立てることができる合成樹脂製ピンチを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案の合成樹脂製ピンチは、端部に挟持部と操作 部とを備えた一対のピンチ片を対峙させ、両ピンチ片に跨る略U字形の合成樹脂 製ばねを、その先端部に内向きに形成した係止爪を、ピンチ片の内側に外向きに 形成したばね係止爪に係合させることにより装着するようにした合成樹脂製ピン チにおいて、前記合成樹脂製ばねに対面するピンチ片の外側面に、合成樹脂製ば ねの破損時の飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟持部近傍から操作部近傍にか け連続して形成することにより、ピンチ片の外側面に開口が形成されないように するとともに、ピンチ片の操作部の内側に略逆L字形をした上方飛散防止壁を突 設し、挟持部と操作部間の本体の両側に補強リブを兼ねた側壁片を形成したこと を特徴とする。 【0006】 この合成樹脂製ピンチは、合成樹脂製ばねに対面するピンチ片の外側面に、合 成樹脂製ばねの破損時の飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟持部近傍から操作 部近傍にかけ連続して形成することにより、ピンチ片の外側面に開口が形成され ないようにするとともに、ピンチ片の操作部の内側に略逆L字形をした上方飛散 防止壁を突設し、挟持部と操作部間の本体の両側に補強リブを兼ねた側壁片を形 成することにより、ばねが破損しても、ばねの破片の飛散をほぼ完全に防止する ことができる。 【0007】 【考案の実施の形態】 以下、本考案の合成樹脂製ピンチの実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0008】 図1〜図6に、本考案の合成樹脂製ピンチの一実施例を示す。 この合成樹脂製ピンチPは、図6に示すように、合成樹脂にて一体成形された 被服用ハンガーのアーム部H1に、摺動可能に支持することにより、縫製の際に 使用した針の残留を検知する検針装置にかけられるようにした被服用ハンガーに 好適に用いられるものである。 ハンガーは、中央部にフック部H2を備えるとともに、両側に略水平に伸びる アーム部H1を一体に形成している。 【0009】 一方、合成樹脂製ピンチPは、図1に示すように、端部に挟持部11と操作部 12とを備えた一対のピンチ片1を対峙させ、両ピンチ片1に跨る略U字形の合 成樹脂製ばね2を、その脚片21の先端部に内向きに形成した係止爪22を、ピ ンチ片1の内側に外向きに形成したばね係止爪14に係合させることにより装着 するようにしている。 【0010】 ピンチ片1は、図1〜図3に示すように、ピンチ片1の一端に被服を挟持する 挟持部11を、他端に指を掛けて押圧する操作部12を形成するとともに、この 挟持部11と操作部12間の本体の両側に補強リブを兼ねた側壁片13を一体に 形成している。 また、このピンチ片1は、その中央部の内側に外向きのばね係止爪14を形成 するとともに、側壁片13の中央部に、ハンガーのアーム部H1を摺動可能に挟 持するためのハンガー保持溝16を形成し、さらに、操作部12の内側に略逆L 字形をした合成樹脂製ばね2の破損時の飛散を防止する上方飛散防止壁17を突 設している。 【0011】 そして、このピンチ片1は、合成樹脂製ばね2に対面するピンチ片1の外側面 に、合成樹脂製ばね2の破損時の飛散を防止する飛散防止壁15を、前記挟持部 11の近傍から操作部12の近傍にかけて連続して形成することにより、ピンチ 片1の外側面に開口が形成されないようにしている。 【0012】 この場合、合成樹脂製ばね2に対面するピンチ片1の外側面に飛散防止壁15 を形成することによりピンチ片1の外側面に開口が形成されないようにするため に、ピンチ片1の成形型に内スライド式の可動型を用いる等の若干の工夫を必要 とするが、ピンチ片1を本実施例に示すような形態、具体的には、ピンチ片1の 内側に外向きに形成するばね係止爪14を、ピンチ片1の側壁片13の内側に突 設するとともに、その中間部を分断して形成するようにすることにより、ピンチ 片1の製造を従来の形態の合成樹脂製ピンチのピンチ片と同様の手法でもって容 易に行うことができ、製造コストの上昇を抑えることができる。 【0013】 また、図2に示すように、飛散防止壁15のばね係止爪14の下方には、ピン 孔3が設けられており、このピン孔3には、合成樹脂製ばね2を離脱させるため の、例えば、鉤状のピン等(図示省略)を挿入することができるようにしている 。 【0014】 なお、31は有底のすぐり部であり、ピンチ片1の飛散防止壁15を貫通する ものではない。 【0015】 また、合成樹脂製ばね2は、図4に示すように、U字の湾曲部を境として延出 する両脚片21の先端部に、内向きに係止爪22をそれぞれ一体に形成している 。 そして、この合成樹脂製ばね2の両脚片21の先端部には、ピンチ片1への装 着時に飛散防止壁15に摺接して係止爪22を案内する弾性を備えたガイド片2 3が突設されている。 このガイド片23は、合成樹脂製ばね2の先端部中央から先端側やや外寄りに 突出するように形成されており、ばね2より幅を狭くしかつテーパ状に形成され ることにより、ばね2より柔軟な屈曲性を付与されている。 【0016】 次に、上記の2個のピンチ片1と、1個の略U字形のばね2とを用いてピンチ Pを組み立てる方法について説明する。 【0017】 まず、図5(A)に示すように、一方のピンチ片1に、合成樹脂製ばね2の脚 片21を挿入すると、脚片21の係止爪22は、先端のガイド片23がピンチ片 1の飛散防止壁15に摺接することによって案内され、ピンチ片1のばね係止爪 14と自動的に係合する。 この場合、ガイド片23が付勢した状態でピンチ片1の飛散防止壁15を押圧 していることから、合成樹脂製ばね2の係止爪22は、係合したピンチ片1のば ね係止爪14から外れることなく、その位置で安定して保持される。 【0018】 次に、図5(B)に示すように、合成樹脂製ばね2のもう片方の脚片21を、 他方のピンチ片1に挿入すると、脚片21の係止爪22は、同様に、先端のガイ ド片23がピンチ片1の飛散防止壁15に摺接することによって案内され、ピン チ片1のばね係止爪14と自動的に係合する。 このように、本実施例の合成樹脂製ピンチPは、ピンチ片1と合成樹脂製ばね 2の組み立てを、簡単かつスピーディに行うことができる。 【0019】 その後、合成樹脂製ばね2の付勢力に抗して対向するピンチ片1を拡開させな がら、ハンガーのアーム部H1を押し込むことにより、ピンチ片1のハンガー保 持溝16がアーム部H1を支点として係着される。 【0020】 かくして、本実施例の合成樹脂製ピンチPは、合成樹脂製ばね2に対面するピ ンチ片1の外側面に、合成樹脂製ばね2の破損時の飛散を防止する飛散防止壁1 5を、前記挟持部11の近傍から操作部12の近傍にかけ連続して形成すること により、ピンチ片1の外側面に開口が形成されないようにしたことから、略U字 形のばねの両脚片が外部に露出することがなく、これにより、ばねが破損しても 、ばねの破片の飛散をほぼ完全に防止することができる。 【0021】 また、ピンチ片1の操作部12の内側に突設した上方飛散防止壁17により、 略U字形のばね2の上方を覆って、ばね2が破損した場合に、その破片が飛散す ることを防止することができる。 【0022】 そして、合成樹脂製ばね2の先端部に、ピンチ片1への装着時に飛散防止壁1 5に摺接して係止爪22を案内する弾性を備えたガイド片を突設したことにより 、合成樹脂製ばね2をピンチ片1に押し込むだけで係止爪22とばね係止爪14 とを係合させるとともに、係合した係止爪22をその位置で安定して保持するこ とができ、これにより、ピンチ片1と合成樹脂製ばね2の組み立てを簡単に行う ことができる。 【0023】 また、飛散防止壁15のばね係止爪14の下方に、ばね離脱用のジグを挿入す るピン孔3を設けたことにより、ばね2の係止爪22やガイド片23を引っ掛け て引くことにより、係止爪22の係合を解き、組み立てた合成樹脂製ピンチPを 容易に分解することが可能である。 【0024】 以上、本考案の合成樹脂製ピンチについて、その一実施例を説明したが、本考 案の合成樹脂製ピンチの構成は、上記実施例の構成に限定するものではなく、そ の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することが可能であり、また、適用 対象も、縫製の際に使用した針の残留を検知する検針装置にかけられるようにし た被服用ハンガーを始めとする被服用ハンガーのほか、単独で用いられる合成樹 脂製ピンチとしても、好適に用いることができる。 【0025】 【考案の効果】 本考案の合成樹脂製ピンチによれば、合成樹脂製ばねに対面するピンチ片の外 側面に、合成樹脂製ばねの破損時の飛散を防止する飛散防止壁を、前記挟持部近 傍から操作部近傍にかけ連続して形成することにより、ピンチ片の外側面に開口 が形成されないようにするとともに、ピンチ片の操作部の内側に略逆L字形をし た上方飛散防止壁を突設し、挟持部と操作部間の本体の両側に補強リブを兼ねた 側壁片を形成することにより、ばねが破損しても、ばねの破片の飛散をほぼ完全 に防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の合成樹脂製ピンチを示し、(A)は断
面図、(B)は挟持部を開いた状態を示す断面図であ
る。 【図2】同実施例のピンチ片を示し、(A)は正面図、
(B)は側面図である。 【図3】同ピンチ片を示し、(A)は背面図、(B)は
(A)のA−A線断面図、C)は底面図である。 【図4】同実施例のばねを示し、(A)は正面図、
(B)は(A)のB−B線断面図である。 【図5】ピンチの組立工程を示す説明図である。 【図6】ピンチをハンガーに取り付けた状態を示す正面
図である。 【符号の説明】 P ピンチ 1 ピンチ片 11 挟持部 12 操作部 13 側壁片 14 ばね係止爪 15 飛散防止壁 16 ハンガー保持溝 17 上方飛散防止壁 2 合成樹脂製ばね 21 脚片 22 係止爪 23 ガイド片 3 ピン孔 31 すぐり部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 端部に挟持部と操作部とを備えた一対の
    ピンチ片を対峙させ、両ピンチ片に跨る略U字形の合成
    樹脂製ばねを、その先端部に内向きに形成した係止爪
    を、ピンチ片の内側に外向きに形成したばね係止爪に係
    合させることにより装着するようにした合成樹脂製ピン
    チにおいて、前記合成樹脂製ばねに対面するピンチ片の
    外側面に、合成樹脂製ばねの破損時の飛散を防止する飛
    散防止壁を、前記挟持部近傍から操作部近傍にかけ連続
    して形成することにより、ピンチ片の外側面に開口が形
    成されないようにするとともに、ピンチ片の操作部の内
    側に略逆L字形をした上方飛散防止壁を突設し、挟持部
    と操作部間の本体の両側に補強リブを兼ねた側壁片を形
    成したことを特徴とする合成樹脂製ピンチ。
JP2002006912U 2002-10-31 2002-10-31 合成樹脂製ピンチ Expired - Lifetime JP3093749U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653940U (ja) * 1992-12-24 1994-07-22 株式会社イナックス 溶融金属連続測温装置における熱電対劣化防止構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0653940U (ja) * 1992-12-24 1994-07-22 株式会社イナックス 溶融金属連続測温装置における熱電対劣化防止構造

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