JP5957091B2 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

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Description

本発明は、スライドファスナー用スライダーに関し、特に、引手保持体とスライダー胴体との組付け性を大幅に向上させ、生産効率の高いスライドファスナー用スライダーに関する。
従来、引手保持体をスライダー胴体に取り付ける構造として、丸線ピンを用いて加締めるものが採用されているが、引手保持体とスライダー胴体に軸孔を設ける必要がある。そこで、引手保持体をスライダー胴体に取り付ける際に丸線ピンを用いず、生産性を向上させたスライドファスナー用スライダーが考案されている。
例えば、特許文献1に記載のスライドファスナー用スライダーでは、引手保持体に設けたフランジをスライダー胴体の摺動溝に嵌合させた後、スライダー胴体に設けた加締め用肉盛り部を、上面側からパンチ等で圧潰することにより引手保持体のフランジをスライダー胴体の上翼板に加締め固定して、スライダー胴体に対する引手保持体の取付け作業を簡潔にしている。また、特許文献2に記載のスライドファスナー用スライダーでは、引手保持体の側壁部の一部をスライダー胴体の凹部に向けて押圧すると共に、上翼板に形成した隆起部を引手保持体のフランジに設けた固定用凹部に向けて押圧し、引手保持体を2ヶ所でスライダー胴体に加締め固定するようにして、引手保持体とスライダー胴体との取付け強度の向上を図っている。
日本国特許第4799452号公報 日本国特開2009−106611号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスライドファスナー用スライダーでは、スライダー胴体に加締め用肉盛り部を設ける必要があり、また、引手保持体とスライダー胴体との取付け強度を更に向上することが要望されている。また、特許文献2に記載のスライドファスナー用スライダーでは、引手保持体とスライダー胴体とが2ヶ所で加締められるので取付け強度は向上するものの、引手保持体の側面に加締めた跡が残ってしまい、また、フランジに薄肉の固定用凹部が形成されるので、加工が複雑であるという課題があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スライダー胴体に引手保持体を取付ける際の作業性を向上させると共に、取付け強度が強く、且つ外観性のよいスライドファスナー用スライダーを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)上下に対向配置される上翼板及び下翼板を有し、上翼板及び下翼板の間にエレメント案内路が設けられたスライダー胴体と、
取付軸部を有する引手と、
一端部がスライダー胴体の上翼板に片持状に固定され、引手の取付軸部を保持する引手保持体と、
を備えるスライドファスナー用スライダーであって、
引手保持体は、一端部の左右側面から幅方向に延設されると共に長手方向に延びるフランジを有し、
スライダー胴体は、上翼板の前端部に形成され、フランジを収容する摺動溝部を有し、
引手保持体とスライダー胴体の一方は、引手保持体とスライダー胴体の他方に向かって突出する凸部を有し、
引手保持体とスライダー胴体の他方は、凸部と係合する凹部を有し、
フランジを摺動溝部に挿入し、摺動溝部の上方に位置する上翼板の上面部をフランジに向けて加締めることで、凸部を凹部に係合させ、引手保持体をスライダー胴体に固定することを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
(2) フランジの上面は、フランジの後端部分から前端部分に向かうに従ってフランジの肉厚が漸減するように傾斜する傾斜面であることを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(3) フランジの上面は、フランジの根元部分側から側面側に向かうに従ってフランジの肉厚が漸減するように形成され、
スライダー胴体の摺動溝部の上面は、フランジの上面と対応して、摺動溝部の上方に位置する上翼板の上面部がその根元部分側から側面側に向かうに従って上面部の肉厚が漸減するように形成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(4) フランジの側面は、フランジの後端部分から前端部分に向かうに従って前記フランジの幅が次第に広くなるように傾斜することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載のスライドファスナー用スライダー。
(5) 凸部は、引手保持体の一端部の下面にスライダー胴体に向かって突出形成され、
凹部は、上翼板の前端部の上面に形成されることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(6) 凸部は、上翼板の前端部の上面に引手保持体に向かって突出して形成され、
凹部は、引手保持体の一端部の下面に形成されることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(7) 凸部は、引手保持体のフランジの下面に形成され、
凹部は、摺動溝部の下面に形成されることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(8)上翼板から立設する爪体支持部によって上下揺動自在に配設され、上翼板に形成された爪孔からエレメント案内路に出没自在な爪部を有する停止爪体と、
爪体支持部に形成された支持溝によって保持される両端を有し、停止爪体を揺動自在に支持する枢支ピンと、
をさらに備え、
凸部は、引手保持体の内壁の下面から下方に突設し、枢支ピンに当接する段差部であり、
凹部は、枢支ピンの両端を保持するとともに、段差部と係合する支持溝であることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
本発明のスライドファスナー用スライダーによれば、引手保持体は、一端部の左右側面から幅方向に延設されると共に長手方向に延びるフランジを有し、スライダー胴体は、上翼板の前端部に形成され、フランジを収容する摺動溝部を有し、引手保持体とスライダー胴体の一方は、引手保持体とスライダー胴体の他方に向かって突出する凸部を有し、引手保持体とスライダー胴体の他方は、凸部と係合する凹部を有し、フランジを摺動溝部に挿入し、摺動溝部の上方に位置する上翼板の上面部をフランジに向けて加締めることで、凸部を凹部に係合させ、引手保持体をスライダー胴体に固定する。これにより、引手保持体とスライダー胴体との取り付けが容易になり、生産性が向上する。また、フランジを摺動溝部に挿入して上翼板の上面部をフランジに向けて加締めるので、加締めにより引手保持体とスライダー胴体との上下方向が固定され、凸部と凹部との係合により引手保持体とスライダー胴体との前後方向が固定される。また、フランジ全体が加締められるので、取り付け強度を高めることができ、また、引手保持体に加締め跡が残らず、外観性が向上する。
本発明に係る第1実施形態のスライドファスナー用スライダーの分解斜視図である。 図1に示すスライドファスナー用スライダーの正面図である。 (a)は、図1に示す引手保持体の正面図であり、(b)は、引手保持体の前面図であり、(c)は、(a)のD−D線に沿った断面図であり、(d)は、引手保持体の側面図であり、(e)は、(a)のE−E線に沿った断面図である。 (a)は、組付け開始時のスライダー胴体と引手保持体との状態を示す、図2のA−A線に沿った要部断面図であり、(b)は、図2のB−B線に沿った要部断面図である。 (a)は、組付け途中のスライダー胴体と引手保持体との状態を示す図2のA−A線に沿った要部断面図であり、(b)は、図2のB−B線に沿った要部断面図である。 (a)は、引手保持体がスライダー胴体に組み付けられた加締め前の状態を示す前面図であり、(b)は、図2のA−A線に沿った要部断面図、(c)は、図2のB−B線に沿った要部断面図である。 (a)は、加締め後のスライダー胴体と引手保持体との状態を示す要部前面図であり、(b)は、図2のC−C線に沿った要部断面図であり、(c)は、図2のB−B線に沿った要部断面図である。 (a)から(c)は、第1変形例のスライドファスナー用スライダーを、組付け順に従って示す要部断面図である。 (a)から(c)は、第2変形例のスライドファスナー用スライダーを、組付け順に従って示す要部断面図である。 第3変形例のスライドファスナー用スライダーの要部断面図である。 第4変形例のスライドファスナー用スライダーの図7(c)に相当する要部断面図である。 第5変形例のスライドファスナー用スライダーの図6(b)に相当する要部断面図である。 (a)〜(f)は、第6変形例のスライドファスナー用スライダーの第1〜第6例を示す、図2のC−C線に沿った要部断面図である。 第7変形例のスライドファスナー用スライダーの要部断面図である。 第8変形例のスライドファスナー用スライダーの要部断面図である。
以下、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、スライダーの幅が広い側であってファスナーエレメントが分離して出てくる側を肩口側とし、スライダーの幅が狭い側であってファスナーエレメントが噛合して出てくる側を後口側とする。また、肩口側を前、後口側を後ろとし、スライダーの摺動方向を前後方向、前後方向と直交且つ不図示のファスナーテープと平行な方向を左右方向(幅方向)、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
本実施形態に係るスライドファスナー用スライダー10は、図1及び図2に示すように、スライダー胴体20と、引手保持体40と、開閉部材50と、停止爪体60と、引手70と、により主に構成されている。引手保持体40及び停止爪体60は、ステンレスや銅合金や亜鉛合金などの金属材料を、また、スライダー胴体20及び開閉部材50は、アルミニウム合金や亜鉛合金などの金属材料を、プレス成形やダイキャスト成形することにより製造される。なお、本実施形態では、引手保持体40、スライダー胴体20、及び開閉部材50は亜鉛ダイカストによって、停止爪体60は銅合金によってそれぞれ構成されている。また、これらの部品は、上記の金属材料に代えて、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリプチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂材料などを射出成形することでも製造可能である。
スライダー胴体20は、図1及び図2に示すように、上翼板21と、下翼板22と、上翼板21と下翼板22の前端部を連結する案内柱23とを有し、一体に形成されている。上翼板21と下翼板22の左右側部には、その後端から略中央位置にかけて上下フランジ21a,22aが設けられている。スライダー胴体20は、上翼板21と下翼板22の間にY字形のエレメント案内路24が形成されており、エレメント案内路24の後端には後口25が、また前端には2つの肩口26が設けられている。
スライダー胴体20には、上翼板21の上面前部に、停止爪体60を収容可能な間隔をもって離間して立設する左右壁部27a、27bからなる爪体支持部27が形成されている。左右壁部27a,27bの内壁面には、停止爪体60を上下揺動可能に枢支する枢支ピン13を保持するU字形溝27cが、上方に開口して形成されている。また、上翼板21の上面には、左右壁部27a,27b間に、後述する板ばね12を収容するばね室35が設けられている。更に、ばね室35の後端側には、停止爪体60を位置決めするための位置決め用凸部36が形成されている(図5(a)参照)。
スライダー胴体20は、上翼板21の爪体支持部27よりも前端側に凹設された嵌着部28と、この嵌着部28の左右両脇に、スライダー胴体20の長さ方向に沿って上翼板21の前端から爪体支持部27の左右壁部27a,27bの後方側に亘って直線状に凹設された摺動溝部29と、を備える。摺動溝部29には、引手保持体40の後述するフランジ41が収容される。
また、嵌着部28の幅方向中間部には、爪体支持部27よりも前端側に、後述する引手保持体40の凸部42と係合可能な凹部30が形成されている。凹部30は、爪体支持部27の左右壁部27a、27b間に形成されたばね室35に連続して形成されている。
スライダー胴体20には、爪体支持部27の後方に、上翼板21の上面からエレメント案内路24に貫通する爪孔31が形成されている。上翼板21の上面には、開閉部材50が摺動自在に嵌合する開閉部材ガイド溝32が、上翼板21の後端から爪孔31の左右側方に亘って形成されている。
また、開閉部材ガイド溝32の底面の一部には、コイルばね11を装着するためのばね装着溝33が形成されている。更に、上翼板21の後端部には、開閉部材ガイド溝32の底面から突設する突片部34が左右両側に設けられている。突片部34は、開閉部材50を開閉部材ガイド溝32に嵌合させた後、突片部34をスライダー胴体20の幅方向中央部に向けて押し曲げることにより、開閉部材50が開閉部材ガイド溝32から抜け落ちるのを防止するストッパーとして機能する。
引手保持体40は、図3に示すように、一面に開口を有する側面視略L字形の有底箱状に形成されており、引手保持体40の一端部である固定側基端部43が、上翼板21の上面前方部に固定されて、スライダー胴体20に片持状に取り付けられる。これにより、引手保持体40の他端部である後端部44とスライダー胴体20との間には間隙14が形成される(図6(b)参照)。
引手保持体40の固定側基端部43の左右両側面の下縁部には、スライダー胴体20の摺動溝部29に収容される左右一対のフランジ41が形成されている。図3(d)に示すように、フランジ41の上面41aは、フランジ41の後端部分41cから前端部分41dに向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する傾斜面となっている。また、図3(b)に示すように、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41fから側面41bに向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減するように傾斜する傾斜面ともなっている。さらに、図3(a)に示すように、フランジ41の両側面41bは、フランジ41の後端部分41cから前端部分41dに向かうに従って次第に幅Wが広くなるように傾斜して形成されている。
なお、本実施形態では、フランジ41を収容する、加締め前の摺動溝部29の溝高さLは、図4(b)に示すように、前後方向に亘って一様に形成されている。また、図6(a)に示すように、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、フランジ41の上面41aと対応して、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21cから側面21dに向かうに従って上面部21bの肉厚taが漸減するように傾斜している。
また、引手保持体40には、固定側基端部43の前端部側の下面43aから下方に突出する断面略3角形の凸部42が設けられている。凸部42の前端壁42aは、下面43aに対して略直角に形成され、後端壁42bは、下面34aに対して傾斜して形成されている。また、固定側基端部43は、後端部44側まで連続する上面部45と、上面部45から連続して前方へ延びる前方壁部43bと、左右側壁部43c、43dと、によってスライダー胴体20の爪体支持部27を覆うように形成されており、また、上面部45、前方壁部43b、及び左右側壁部43c、43dによって囲まれた部分では、内壁を下方に膨出させた膨出部43eが設けられている。そして、膨出部43eの下面には、図3(c)に示すように、左右方向中央から下方に突出する段差部46が設けられている。
さらに、引手保持体40の後端部44側の左右側面部には、退避部47と収容部48とが、スライダー胴体20に対向して下向きの凹状に形成されており、退避部47と収容部48との間は、凸状の連続縁部49によって連続している。
図1に戻り、開閉部材50は、平面形状が略U字状に形成され、これにより、スライダー胴体20の上翼板21(開閉部材ガイド溝32)に取り付けられて前端側に向けて摺動するとき、爪孔31との干渉が防止されている。開閉部材50は、その左右側縁部の下部に、上翼板21の開閉部材ガイド溝32に摺動自在に嵌合するガイド部51が設けられている。また、開閉部材50の二股状のアーム部には、基端側閉鎖部52と先端側閉鎖部53とが、上方に向けて凸状に形成されている。
停止爪体60は、爪体基端部61と、爪体基端部61から二股に分岐して略平行に延設する上側アーム部62及び下側アーム部63とを有しており、下側アーム部63の先端には、スライダー胴体20の爪孔31を介してエレメント案内路24に突出する爪部64が形成されている。また、上下のアーム部62,63間には、スライダー胴体20の後口25側に向けて開口する作動凹溝65が設けられている。爪体基端部61の上部には、爪体支持部27のU字形溝27cに両端が保持された枢支ピン13に枢着する枢支凹部66が形成され、爪体基端部61の下部には、下部凹部67がそれぞれ設けられている。
引手70は、一端側に引手保持体40が挿入される環状部71を有し、また、環状部71から他端側にかけて把手部72を有する。環状部71の先端部には、円形断面を持つ取付軸部73が配されている。この取付軸部73の長さは、引手保持体40の幅寸法よりも大きく設定されている。
次に、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10の組付けについて図4から図7を参照して説明する。
先ず、スライダー胴体20に開閉部材50とコイルばね11とを組み付ける。具体的には、スライダー胴体20の上翼板21に形成したばね装着溝33にコイルばね11を装着した後、開閉部材50のガイド部51を上翼板21の開閉部材ガイド溝32に嵌合させて挿し込む。更に、開閉部材50を押し込んでコイルばね11を縮ませた状態で、開閉部材ガイド溝32の両側に設けられた突片部34を、スライダー胴体20の幅方向中央部に向けて押し曲げる。これにより、開閉部材50及びコイルばね11は、スライダー胴体20の上翼板21からの脱落が防止される。開閉部材50は、コイルばね11の弾性力によって常に後方に付勢された状態で開閉部材ガイド溝32に沿って摺動可能にスライダー胴体20に取り付けられる。
次に、開閉部材50及びコイルばね11が組み付けられたスライダー胴体20に、板ばね12、停止爪体60、枢支ピン13、及び引手保持体40をこの順で組み付ける。具体的に、図4(a)に示すように、爪体支持部27の左右壁部27a,27b間に設けられたばね室35に、ばね鋼板により矩形状に形成された板ばね12を挿入した後、停止爪体60の下部凹部67と位置決め用凸部36とを係合させながら停止爪体60を上方から左右壁部27a,27b間に挿入する。更に、枢支ピン13を爪体支持部27のU字形溝27cに嵌合させて停止爪体60の枢支凹部66に載せる。
なお、後述する引手保持体40を組み付ける際、引手保持体40が接触してもこれらの部品が外れないように、板ばね12及び枢支ピン13を爪体支持部27に加締め固定しておくことが望ましい。
続いて、図4(b)に示すように、引手保持体40のフランジ41を、スライダー胴体20の前端から摺動溝部29に挿入し、更に図5(b)に示すように、引手保持体40を摺動溝部29に沿ってスライダー胴体20の後方に向けて摺動させる。
このとき、フランジ41の上面41aは、フランジ41の後端部分41cから前端部分41dに向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減するように傾斜している一方、摺動溝部29の溝高さLは、前後方向に亘って一様に形成されている。このため、フランジ41と摺動溝部29との間の上下方向隙間は、フランジ41の後端部分41cより前端部分41dの方が大きくなっている。これにより、引手保持体40は、前端部分41dを上方に持ち上げた状態に傾けることができ(図5(b)参照)、引手保持体40をスライダー胴体20の後方に向けて摺動する際、凸部42とスライダー胴体20の壁37との干渉が防止される。
また、凸部42の後端壁42bは固定側基端部43の下面43aに対して傾斜しているので、図5(b)に示すように、引手保持体40は、凸部42がスライダー胴体20の壁37に案内されながら、反時計方向に徐々に傾き、スライダー胴体20の後方に向けて摺動される。そして、凸部42がスライダー胴体20の壁37を乗り越えて、凹部30に係合する(図6(a)参照)。
次いで、図7に示すように、スライダー胴体20の摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bを、フランジ41に向けてパンチ等で圧潰することにより、引手保持体40のフランジ41を上翼板21に加締め固定する。これにより、引手保持体40は、凸部42と凹部30とが係合すると共に、フランジ41が上翼板21で加締められるので、係合及び加締めの両者が相俟って、引手保持体40がスライダー胴体20に強固に固定される。
また、フランジ41の両側面41bは前後方向に傾斜し(図3(a)参照)、スライダー胴体20の前端部側に向かうに従って次第にフランジ41の幅Wが広くなっているので、加締め部の接触面積が広くなり、加締め強度が向上する。さらに、凸部42の前端壁42aが下面43aに対して略垂直に形成されているので、引手保持体40に作用する前方方向の力に対して凹部30との係合が確実に維持される。
また、図6(b)及び図7(b)に示すように、引手保持体40の段差部46が枢支ピン13に当接し、爪体支持部27のU字形溝27cに嵌合する枢支ピン13を上方から押えることで枢支ピン13の取り付け強度が向上する。これにより、停止爪体60は、枢支ピン13を中心として揺動自在に支持される。また、停止爪体60は、枢支ピン13より前端側が板ばね12の弾性力により上方に付勢されているので、図6(b)において、反時計方向に回動して停止爪体60の爪部64が爪孔31からエレメント案内路24に突出し、不図示のファスナーエレメントに係合する。
なお、図7に示すように、開閉部材50はコイルばね11により後方に向けて付勢されているため、引手保持体40の後端部44とスライダー胴体20の上翼板21との間に形成されている間隙14は、開閉部材50の基端側閉鎖部52によって閉鎖され、また、引手保持体40の連続縁部49と上翼板21との間に形成されている間隙も開閉部材50の先端側閉鎖部53によって閉鎖されている。
このように組み付けられたスライドファスナー用スライダー10に引手70を取り付けるには、引手70の取付軸部73をスライドファスナー用スライダー10の後端側から間隙14に向けて押し込む。これにより、開閉部材50をコイルばね11の付勢力に抗して上翼板21の開閉部材ガイド溝32に沿って前方に摺動移動させ、開口した間隙14を介して引手70の取付軸部73を挿入することで組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手保持体40は、固定側基端部43の左右側面から幅方向に延設されると共に長手方向に延びるフランジ41と、スライダー胴体20に向かって突出する凸部42とを有し、スライダー胴体20は、上翼板21の前端部に形成され、フランジ41を収容する摺動溝部29と、凸部42と係合する凹部30とを有し、フランジ41を摺動溝部29に挿入し、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bをフランジ41に向けて加締めることで、凸部42を凹部30に係合させて、引手保持体40をスライダー胴体20に固定するので、引手保持体40とスライダー胴体20との取り付けが容易になり、生産性が向上する。また、フランジ41を摺動溝部29に挿入して上翼板21の上面部21bをフランジ41に向けて加締めるので、加締めにより引手保持体40とスライダー胴体20との上下方向が固定され、凸部42と凹部30との係合により引手保持体40とスライダー胴体20との前後方向が固定される。また、フランジ41全体が加締められるので、取り付け強度を高めることができ、また、引手保持体40に加締め跡が残らず、外観性が向上する。
また、フランジ41の上面41aは、フランジ41の後端部分41cから前端部分41dに向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する傾斜面であるので、引手保持体40のフランジ41をスライダー胴体20の摺動溝部29に挿入する際、引手保持体40を傾けることで、凸部42を円滑に凹部30に係合させることが可能となる。また、引手保持体40に外力が働く際、力が集中しやすいフランジ41の後端部分41cの肉厚tを厚くすることができ、強度が向上する。
また、フランジ41の側面41bは、フランジ41の後端部分41cから前端部分41dに向かうに従って次第にフランジ41の幅Wが広くなるように傾斜するので、上翼板21の上面部21bをフランジ41に向けて加締める際に、スライダー胴体20の加締め部分とフランジ41との接触面積が広くなり、取り付け強度が向上する。また、引手保持体40のフランジ41をスライダー胴体20の摺動溝部29に挿入しやすくなる。
更に、凸部42は、引手保持体40の固定側基端部43の下面にスライダー胴体20に向かって突出形成され、凹部30は、上翼板21の前端部側に形成されるので、凸部42を凹部30に係合させることで引手保持体40とスライダー胴体20との前後方向が固定されて取り付け強度を向上することができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、フランジ41は、その肉厚tが後端部分41cから前端部分41dに向かうに従って漸減するように、その上面41aを傾斜させていたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図8に示すように、第1変形例のスライドファスナー用スライダーでは、フランジ41は、後端部分41cから前端部分41dに亘って肉厚tが一様に形成されている。一方、スライダー胴体20の摺動溝部29は、第1実施形態と同様に、溝高さLがフランジ41の肉厚tと引手保持体40の凸部42の突出高さとの合計寸法より僅かに大きく、前後方向に亘って一様に形成されている。
或は、図9に示すように、第2変形例のスライドファスナー用スライダーでは、フランジ41は、後端部分41cから前端部分41dに亘って肉厚tが一様に形成されている。一方、スライダー胴体20の摺動溝部29は、その上面29aが、スライダー胴体20の長手方向中央部から前端部に向かうに従って次第に溝高さLが大きくなるように傾斜しており、また、前端部における溝高さLが、フランジ41の肉厚tと引手保持体40の凸部42の突出高さとの合計寸法より僅かに大きくなるように形成されている。
したがって、第1及び第2変形例でのスライダー胴体20と引手保持体40との組付けは、図8(a)及び図9(a)に示すように、凸部42がスライダー胴体20の壁37に案内されながら、引手保持体40のフランジ41が摺動溝部29に沿って挿入される。次いで、図8(b)及び図9(b)に示すように、凸部42をスライダー胴体20の凹部30に係合させ、引手保持体40を下降させて、フランジ41を摺動溝部29の下面29bに当接させる。更に、図8(c)及び図9(c)に示すように、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bを上方からパンチ等で圧潰することにより、フランジ41を上翼板21に加締め固定している。
なお、その他の構成については、上記実施形態のスライドファスナー用スライダー10と同様である。
また、上記実施形態では、凸部42は、引手保持体40の一端部の下面に突出形成され、凹部30は、上翼板21の前端部の上面に形成されているが、本発明はこれに限定されない。
即ち、図10に示すように、第3変形例のスライドファスナー用スライダー10では、凸部42がスライダー胴体20の前端部に形成され、凸部42と係合する凹部30が引手保持体40の固定側基端部43の下面に形成されている。この場合にも、凸部42を凹部30に係合させることで引手保持体40とスライダー胴体20との前後方向が固定されて取り付け強度を向上することができる。
或は、図11に示すように、第4変形例のスライドファスナー用スライダー10では、引手保持体40の凸部42が、左右両フランジ41の下面41eに突出して形成されている。また、凸部42と係合する凹部30が、左右両摺動溝部29に設けられている。引手保持体40の一対の凸部42と、スライダー胴体20の一対の凹部30とが係合すると共に、引手保持体40の左右フランジ41が、両摺動溝部29に収容されて上翼板21に加締められて、引手保持体40がスライダー胴体20に固定されている。この場合にも、凸部42を凹部30に係合させることで引手保持体40とスライダー胴体20との前後方向が固定されて取り付け強度を向上することができる。
または、図12に示すように、第5変形例のスライドファスナー用スライダー10では、引手保持体40の膨出部43eの下面から下方に突出する段差部46は、枢支ピン13の両端を保持するスライダー胴体20のU字型溝27cに係合する幅方向長さを有しており、凸部42を構成している。従って、段差部46は、停止爪体60を揺動自在に支持する枢支ピン13を上方から押えると共に、スライダー胴体20のU字形溝27cに係合する。即ち、U字形溝27cは、第1実施形態で説明した枢支ピン13を保持する機能と、凹部30との機能を合わせ持っている。この場合にも、凸部42としての段差部46を凹部30としてのU字型溝27cに係合させることで引手保持体40とスライダー胴体20との前後方向が固定されて取り付け強度を向上することができる。
また、上記実施形態では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41fから側面41bに向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減するように幅方向全体に亘って傾斜し、また、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aも、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21cから側面21dに向かうに従って上面部21bの肉厚taが漸減するように幅方向全体に亘って傾斜している。しかしながら、本発明は、これに限らず、図13(a)〜(f)に示す第6変形例のように、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減するように幅方向において部分的に形成され、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aも、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減するように幅方向において部分的に形成されていればよい。
即ち、図13(a)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41f寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する傾斜面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの側面21d寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する傾斜面を有する。
また、図13(b)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41f寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する曲面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの側面21d寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する曲面を有する。
また、図13(c)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の側面41b寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する傾斜面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの根元部分21c寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する傾斜面を有する。
また、図13(d)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の側面41b寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する曲面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの根元部分21c寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する曲面を有する。
さらに、図13(e)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41f寄り及び側面41b寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する傾斜面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの側面21d寄り及び根元部分21c寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する傾斜面を有する。
また、図13(d)では、フランジ41の上面41aは、フランジ41の根元部分41f寄り及び側面41b寄りに、フランジ41の根元部分41f側から側面41b側に向かうに従ってフランジ41の肉厚tが漸減する曲面を有し、スライダー胴体20の摺動溝部29の上面29aは、上面部21bの側面21d寄り及び根元部分21c寄りに、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bがその根元部分21c側から側面21d側に向かうに従って肉厚taが漸減する曲面を有する。
また、本発明は、引手保持体40がフランジ41を有し、スライダー胴体20が摺動溝部29を有し、引手保持体40とスライダー胴体20の一方が凸部を有し、他方が凸部と係合する凹部を有するものであれば、その他の構造及び形状は任意に設計可能である。例えば、図14に示すように、第7変形例のスライドファスナー用スライダー10では、上記実施形態のような枢支ピン13を設ける代わりに、凹部30に支持される停止爪体60の一端部68を支点に揺動自在とし、湾曲した板ばね12を停止爪体60の上面と引手保持体40の膨出部43eの下面との間に配置するような構成としている。
また、上記実施形態では、自動停止機能を備えた、引手後付タイプのスライドファスナー用スライダーについて説明したが、本発明はこれに限定されない。
即ち、図15に示すように、第8変形例のスライドファスナー用スライダー10は、引手後付タイプを構成するための開閉部材60や自動停止機能を与えるための停止爪体60を有しない構成である。本発明は、このようなスライドファスナー用スライダー10にも適用でき、引手保持体40のフランジ41は、スライダー胴体20の摺動溝部29に挿入されると同時に、引手70の取付軸部73を引手保持体40とスライダー胴体20の上翼板21との間に組み込み、摺動溝部29の上方に位置する上翼板21の上面部21bを加締めることで、引手保持体40とスライダー胴体20を固定している。
その他の構成及び効果は、上記実施形態のスライドファスナー用スライダーと同様である。
10 スライドファスナー用スライダー
13 枢支ピン
20 スライダー胴体
21 上翼板
22 下翼板
24 エレメント案内路
27c U字形溝(支持溝)
29 摺動溝部
30 凹部
31 爪孔
40 引手保持体
41 フランジ
41a 上面
41b 側面
41c 後端部分
41d 前端部分
41e 下面
42 凸部
43 固定側基端部(一端部)
46 段差部
60 停止爪体
64 爪部
70 引手
73 取付軸部
t 肉厚
W 幅


Claims (8)

  1. 上下に対向配置される上翼板(21)及び下翼板(22)を有し、前記上翼板(21)及び下翼板(22)の間にエレメント案内路(24)が設けられたスライダー胴体(20)と、
    取付軸部(73)を有する引手(70)と、
    一端部が前記スライダー胴体(20)の上翼板(21)に片持状に固定され、前記引手(70)の取付軸部(73)を保持する引手保持体(40)と、
    を備えるスライドファスナー用スライダー(10)であって、
    前記引手保持体(40)は、前記一端部の左右側面から幅方向に延設されると共に長手方向に延びるフランジ(41)を有し、
    前記スライダー胴体(20)は、前記上翼板(21)の前端部に形成され、前記フランジ(41)を収容する摺動溝部(29)を有し、
    前記引手保持体(40)と前記スライダー胴体(20)の一方は、前記引手保持体(40)と前記スライダー胴体(20)の他方に向かって突出する凸部(42)を有し、
    前記引手保持体(40)と前記スライダー胴体(20)の他方は、前記凸部(42)と係合する凹部(30)を有し、
    前記フランジ(41)を前記摺動溝部(29)に挿入し、前記摺動溝部(29)の上方に位置する前記上翼板(21)の上面部(21b)を前記フランジ(41)に向けて加締めることで、前記凸部(42)を前記凹部(30)に係合させ、前記引手保持体(40)を前記スライダー胴体(20)に固定することを特徴とするスライドファスナー用スライダー(10)。
  2. 前記フランジ(41)の上面(41a)は、前記フランジ(41)の後端部分(41c)から前端部分(41d)に向かうに従って前記フランジ(41)の肉厚(t)が漸減するように傾斜する傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  3. 前記フランジ(41)の上面(41a)は、前記フランジ(41)の根元部分(41f)側から側面(41b)側に向かうに従って前記フランジ(41)の肉厚(t)が漸減するように形成され、
    前記スライダー胴体(20)の摺動溝部(29)の上面(29a)は、前記フランジ(41)の上面(41a)と対応して、前記摺動溝部(29)の上方に位置する前記上翼板(21)の上面部(21b)がその根元部分(21c)側から側面(21d)側に向かうに従って前記上面部(21b)の肉厚(ta)が漸減するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  4. 前記フランジ(41)の側面(41b)は、前記フランジ(41)の後端部分(41c)から前端部分(41d)に向かうに従って前記フランジ(41)の幅(W)が次第に広くなるように傾斜することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  5. 前記凸部(42)は、前記引手保持体(40)の前記一端部の下面に前記スライダー胴体(20)に向かって突出形成され、
    前記凹部(30)は、前記上翼板(21)の前記前端部の上面に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  6. 前記凸部(42)は、前記上翼板(21)の前記前端部の上面に前記引手保持体(40)に向かって突出して形成され、
    前記凹部(30)は、前記引手保持体(40)の前記一端部の下面に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  7. 前記凸部(42)は、前記引手保持体(40)の前記フランジ(41)の下面(41c)に形成され、
    前記凹部(30)は、前記摺動溝部(29)の下面に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  8. 前記上翼板(21)から立設する爪体支持部(27)によって上下揺動自在に配設され、前記上翼板(21)に形成された爪孔(31)から前記エレメント案内路(24)に出没自在な爪部(64)を有する停止爪体(60)と、
    前記爪体支持部(27)に形成された支持溝(27c)によって保持される両端を有し、前記停止爪体(60)を揺動自在に支持する枢支ピン(13)と、
    をさらに備え、
    前記凸部(42)は、前記引手保持体(40)の内壁(43e)の下面から下方に突設し、前記枢支ピン(13)に当接する段差部(46)であり、
    前記凹部(30)は、前記枢支ピン(13)の両端を保持するとともに、前記段差部(46)と係合する支持溝(27c)であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
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