JP3430307B2 - ズボン等のウェストサイズのアジャスター - Google Patents

ズボン等のウェストサイズのアジャスター

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JP3430307B2
JP3430307B2 JP03461098A JP3461098A JP3430307B2 JP 3430307 B2 JP3430307 B2 JP 3430307B2 JP 03461098 A JP03461098 A JP 03461098A JP 3461098 A JP3461098 A JP 3461098A JP 3430307 B2 JP3430307 B2 JP 3430307B2
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寿民 降矢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてズボン、
スカート等のウェスト部分に装備され、そのウェストサ
イズをある一定範囲において調節できるようにしたズボ
ン等のウェストサイズのアジャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のズボン、スカート等(以下「ズボ
ン(S) 」という)のウェストサイズ調節に使用するアジ
ャスターとして、例えば、特公平7−93886号公報
に記載された、表面に鋸歯状のレール突条を形成したガ
イドレール基帯と、対向する底壁部及び天壁部と対向す
る両側壁部とをもって、前記ガイドレール基帯の挿通す
るトンネル状空間が構成されているスライダーとからな
るものであって、該スライダーの前記天壁部には前記側
壁部に沿ってスリットが対設され且つ該スリットが前記
スライダーの一方の側で略コ字状に連通されて略四角形
の弾性板部を構成し、該弾性板部の先端内側には該板部
の先端より該板部の基部方に向けて下方に傾斜するテー
パ面を有して鋸歯状のレール突条に係合する鈎部が設け
られていると共に、前記側壁部の相対向する壁部が前記
スリットに連通する割欠部とされ、且つ該割欠部間に亘
って設けられる弾性帯状片が押動子を一体に有し、該押
動子の上部が前記弾性板部下面に向けて押動自在とされ
ることを特徴とするアジャスターが知られている。
【0003】上記従来のアジャスターは、ガイドレール
基帯を弾性板部の自由端部よりトンネル状空間に押し込
むと、ガイドレール基帯のレール突条が鈎部の上面を滑
って、弾性板部の鈎部を上方に押し上げながら、フリー
の状態で任意の位置まで差し込むことができ、ガイドレ
ール基帯の差し込みを中止すると弾性板部の鈎部とレー
ル突条が係合してガイドレール基帯の前記差し込み方向
とは逆方向への抜け出しが抑止される。次いで、押動子
の摘子部を弾性板部の方向に押込むと、押動子は条片の
捩じれ力に抗して摘子部を弾性板部の下面に押し入るよ
うに倒れ込み、弾性板部を上方に持ち上げるように動作
する。これにより、レール突条と鈎部との係合が解除さ
れてガイドレール基帯は抜差いずれの方向にもフリーの
状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアジャスタ
ーをズボン等のウェストサイズ調節に使用する場合、ウ
ェスト部(W) への装着作業は、まず外側ウェスト帯(W1)
の端部内面に、弾性板部を内側としてスライダーを取り
付け、そのトンネル状空間へガイドレール基帯のレール
突条を形成した面を内面としてガイドレール基帯を通し
た後、該ガイドレール基帯の両端部を内側ウェスト帯(W
2)の外面に縫着するか、外側ウェスト帯(W1)に前記要領
でスライダーを取り付けた後、ガイドレール基帯のレー
ル突条を形成した面を内面としてガイドレール基帯の一
端部のみを内側ウェスト帯(W2)に縫着固定し、未縫着の
他端部を、先に外側ウェスト帯(W1)の端部内面に取付け
たスライダーのトンネル状空間に通した後に、内側ウェ
スト帯(W2)の外面に縫着するかのいずれかの手順で行わ
なければならない。
【0005】いずれの手段の場合も、ガイドレール基帯
の一端部の縫着作業は、縫着加工に障害のある作業性の
悪い条件のもとで、内側ウェスト帯(W2)と外側ウェスト
帯(W1)との間において進めなければならず、特に後者の
ように、ガイドレール基帯の一端部のみを内側ウェスト
帯(W2)に縫着固定した後、一旦、縫着加工を中断して、
未縫着の他端部をスライダーのトンネル状空間に通して
から、他端部を縫着しなければならないから、前者に比
べてさらに製作能率が低下するといった問題があった。
【0006】また、上記従来のアジャスターのスライダ
ーの一部を構成する弾性板部は、その素材自体が有する
弾性を弾発的に付勢させることによってガイドレール基
帯と係合するとともに、スライダーのガイドレール基帯
に対するスライドの反復操作や、ガイドレール基帯との
係合を解除するための押動子の操作等により弾性変形す
るため、曲げによる疲労が蓄積されるとともに、使用中
のスライダーとガイドレール基帯には常に引張り力が作
用しており、その引張り力は弾性板部の付け根に圧縮力
や曲げ力として作用している。従ってこれらの曲げによ
る疲労やヘタリを回避するため、弾性板部の強度を上げ
る必要があるが、その一方で、押動子を軽い力で操作し
てガイドレール基帯との係合を解除できるようにする必
要もあるため、弾性板部の強度を上げるにも限界があ
る。
【0007】このため、上記従来のスライダーの弾性板
部の強度は十分なものとは言えず、使用によりヘタリが
生じて弾性的な復元力を失い使用不能になるという問題
があるだけでなく、ガイドレール基帯とスライダーに作
用する引張り力によって弾性板部が変形して係止状態が
不用意に解除されたり、あるいは押動子の摘子部を押動
操作した時に摘子部のつけ根に大きな曲げ力が作用し、
繰り返し押動操作を行うことにより該つけ根部が疲労し
て折損し、ウェストサイズ調節機能が喪失されるという
致命的な問題も生じていた。
【0008】本発明は、ズボン等のウェストサイズのア
ジャスター(以下「アジャスター」という)を開発する
ことによりかかる問題を解消することを課題としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ズボン
等のウェスト部分の一か所又は左右二か所に形成され
た、調節寸法に対応する長さ分の、外側ウェスト帯と内
側ウェスト帯との重複部の該内側ウェスト帯の外面に、
表面に多数のレール突条を長手直角方向に形成した所定
幅のレール帯のみから又は該レール帯の裏面に生地帯を
縫着してなるガイドレール基帯の両端部を、レール突条
の形成面が内側となるように縫着固定し、外側ウェスト
帯にスライダーを装着したアジャスターを前提とする。
【0010】そしてスライダーは、外側ウェスト帯に取
り付けられる取付基体と、該取付基体と接合してガイド
レール基帯が挿通するトンネル状空間を確保する被冠体
と、トンネル状空間内に配設する係止体と、該係止体を
操作する押動子から構成する。
【0011】前記取付基体は、被冠体との接合手段を具
備する取付接合部及び後記係止爪と挿通間隙を形成する
取付底部を有し、前記被冠体は、天壁部に穴部と該穴部
に臨ませた弾性舌片を備え、側壁部に係止体を枢支する
枢支孔及び押動子を挿入する挿通孔を列設するととも
に、前記取付接合部に対応する被冠接合部を形成する。
【0012】さらに、前記係止体は、下面部の一端に係
止爪、他端両側部に前記枢支孔に遊嵌する枢支軸を具備
するとともに、前記挿通孔に挿入する係当部を具備した
押動子の押込操作により、該係当部に当接して押し上げ
られるテーパ面を下面部に形成し、上面部には前記穴部
に弾性舌片を遊嵌して弾性変形させるように当接する当
接背部を形成する。
【0013】そして、弾性舌片によりバネ付勢された係
止爪が、取付底部と係止体の間に形成される入口と出口
を有するガイドレール基帯の挿通間隙に挿通するガイド
レール基帯のレール突条と係合するとともに、バネ付勢
に抗した押動子の操作で係合を解除する構成として、前
記課題を解決したズボン等のウェストサイズ調節のアジ
ャスターとしたのである。
【0014】
【発明の効果】上記のような構成としたことにより、ア
ジャスターのズボン(S) への取付けは、外側ウェスト帯
(W1)の端部内面に、スライダー(1) を構成する取付基体
(3) の固定作業と、内側ウェスト帯(W2)表面へのガイド
レール基帯(7) の縫着作業とを独立して行った後、予め
係止体(4) の枢支軸(43)を枢支孔(25)に遊嵌して装着
し、押動子(5) を挿入した被冠体(2) を取付基体(3) に
重ねて接合することにより、ズボン(S) のウェスト部
(W) に装着することができる。
【0015】このようにアジャスターのズボン(S) への
取付けが、外側ウェスト帯(W1)の端部内面への取付基体
(3) の固定作業と、内側ウェスト帯(W2)表面へのガイド
レール基帯(7) の縫着作業とを個別に独立して行うこと
ができることから、縫着作業の中断や、外側ウェスト帯
(W1)と内側ウェスト帯(W2)との間の狭い部分において行
うことなく、能率的且つ確実に実施することができるよ
うになり、装着作業性の困難性から生じるコストアップ
を解消することができる。
【0016】さらにアジャスターを、熱可塑性合成樹脂
部材からなる取付基体(3) と被冠体(2) とで構成したか
ら、その樹脂弾性を利用して取付基体(3) と被冠体(2)
とが、簡単に接合することができるとともに、取付け対
象部分のズボン(S) の生地に対しても、また操作する手
先に対しても優しく、また金属製のものに比べ安全性の
高いものとすることができ、しかもスライダー(1) の被
冠体(2) に、係止爪(44)へのバネ付勢のための付勢手段
を一体に形成することができ構造が簡単となり、樹脂成
形段階における製造の容易さ及び成形型の廉価により製
造コストの低減となる。
【0017】また使用中のスライダー(1) とガイドレー
ル基帯(7) に作用する引張り力は圧縮力となって係止体
(4) に加わり、弾性舌片(24)には作用しないため、これ
らの力の作用による弾性舌片(24)の疲労やヘタリを惹起
することがなく、耐久性に優れ、長期間に渡ってウェス
トサイズ調節機能を維持することができるとともに、弾
性舌片(24)の強度を上げる必要がないため、押動子(5)
を軽い力で操作してスライダー(1) とガイドレール基帯
(7) との係合を解除することができる。
【0018】さらに、係止体(4) は弾性舌片(24)によっ
て弾発的に付勢されるために係止体(4) 自体は強度を十
分に確保した形状とすることができ、使用によりヘタリ
が生じて使用不能となるという問題は生じないととも
に、ガイドレール基帯(7) とスライダー(1) に作用する
引張り力によっても係止体(4) の変形は僅かで、係止爪
(44)とレール突条(71)との係止状態が不用意に解除され
ることはなく、ウェストサイズ調節機能を喪失すること
もない。
【0019】また、押動子(5) の押動操作により、係止
体(4) は持ち上げられるように変位して、係止爪(44)と
ガイドレール基帯(7) のレール突条(71)の係合が解除さ
れるが、この時に押動子(5) の可動範囲は側壁部(22)の
被冠凹部(27)あるいは斜面(47)により制限されるため、
弾性舌片(24)のつけ根に必要以上の曲げ力が作用せず、
該つけ根部が折損することなく長期間ウェストサイズ調
節機能を維持することができる。
【0020】しかも、押動子(5) を押し込んで係止体
(4) とガイドレール基帯(7) の係合を解除する場合に、
係止体(4) の当接背部(45)が天壁部(21)の穴部(23)から
突出しないため、体側で圧迫されること等により係止体
(4) の動きが阻害されることがなく、ガイドレール基帯
(7) のレール突条(71)と係止体(4) の係止爪(44)との係
合及び解除を確実にでき、ウェストサイズの調節を円滑
に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明に係るアジャス
ターを実施例により説明すると、図1は被冠体(2) の上
面図と、そのAーA断面図、図2は取付基体(3) の上面
図と、そのBーB断面図、図3は係止体(4) の側面図
と、そのC矢視図及びDーD断面図、図4は押動子(5)
の平面図と、そのE矢視図、図5はスライダー(1) の上
面図と、そのFーF断面図及びGーG断面図、図6はア
ジャスターの上面図と、そのHーH断面図、図7は図6
において押動子(5) を操作して係止爪(44)とレール突条
(71)の係合を解除した場合の断面図である。
【0022】本発明の実施例に係るアジャスターをズボ
ン等のウェストサイズの調節装置に使用する場合、正面
中央開きとしたズボン(S) のウェスト部(W) の両側の二
か所に、調節寸法に対応する長さ分の、外側ウェスト帯
(W1)と内側ウェスト帯(W2)との重複部を形成し(図10
参照・・ただし片側のみを表示)、ナイロン生地製のガ
イドレール基帯(7) と、これが通されるポリアセタール
樹脂製のスライダー(1) とを装着する。
【0023】前記ガイドレール基帯(7) は、図6に示す
ようにナイロン生地の幅が18mm、全長90mmであっ
て、長手方向に幅13mmの部分に同じくナイロン繊維に
より4mmピッチで調節用のレール突条(71)が刺繍により
形成されており、レール突条(71)の断面形状は略半円形
の畝状であり、該レール突条(71)の形成されている領域
(以下、レール突条形成領域(72)という)の最大厚1.6m
m (レール突条(71)の高さを含む厚さ)部分の周囲は、
縫着の可能な縫い代が形成され、長手方向両端部に形成
されている縫着端縁部(73)を、前記レール突条(71)の形
成面が内面となるように内側ウェスト帯(W2)の表面に縫
着固定するものである。
【0024】またスライダー(1) は、図1乃至図5に示
すように、外側ウェスト帯(W1)の内面に取り付けられる
取付基体(3) と、該取付基体(3) と接合してガイドレー
ル基帯(7) が挿通するトンネル状空間を確保する被冠体
(2) と、トンネル状空間内に配設する係止体(4) と、該
係止体(4) を操作する押動子(5) から構成されているも
のである。
【0025】図2に示すように前記取付基体(3) は、ガ
イドレール基帯(7) と当接する取付底部(31)が、該取付
基体(3) の両側の取付接合部(34)に挟まれた、出口(j)
から入口(i) にかけて漸次低くなる傾斜面により形成さ
れ、該取付底部(31)の出口(j) 側に連続するように縫着
帯(32)が、外側ウェスト帯(W1)に縫着の可能な0.5m
m程度の薄い厚みで形成されている。また、前記取付接
合部(34)は被冠体(2)と接合するためのものであって、
入口(i) 付近の両側縁部には接合用の取付細突起(34a)
を突設し、出口(j) 付近の両側縁部には被冠体(2) の被
冠接合部(28)に突設される被冠細突起(28a) に対応して
嵌合する取付盲孔(34b) を穿設し、該取付基体(3) の両
側の周縁部には押動子(5) を包囲して不用意な接触を防
止と必要な操作寸法を確保するための取付凹部(33)を形
成する。
【0026】一方、図1に示すように、前記取付基体
(3) と接合する被冠体(2) は、断面略コ字形であって、
天壁部(21)の両側部に立設した側壁部(22)の端部が前記
取付基体(3) の取付接合部(34)に対応した形状の被冠接
合部(28)であり、入口(i) 付近の両側縁部には前記取付
基体(3) の取付接合部(34)に突設される取付細突起(34
a) に対応して嵌合する被冠盲孔(28b) を穿設し、出口
(j) 付近の両側縁部には接合用の被冠細突起(28a) を突
設し、両側の側壁部(22)の外面には押動子(5) を包囲し
て使用中の不用意な接触の防止と、必要な操作寸法の確
保のための被冠凹部(27)を形成している。また、AーA
断面図に示すように前記側壁部(22)の入口(i) 付近に係
止体(4) を枢支するための枢支孔(25)、及び前記被冠凹
部(27)の略中央部には係止体(4) を操作する押動子(5)
を挿入するための長手方向に扁平な挿通孔(26)を具備し
ている。
【0027】上記枢支孔(25)は、図3において後記説明
する係止体(4) の枢支軸(43)を枢支するために穿設され
た、長手方向に扁平な鍵穴形状の孔であって、枢支孔(2
5)の長手方向の長さは枢支軸(43)を枢支された係止体
(4) が出入口方向に摺動できる長さであって、該枢支孔
(25)の出口(j) 側の端部に、枢支軸(43)が揺動し得るよ
うに揺動部(25a) を形成している。
【0028】さらに上記天壁部(21)の両側縁部付近に
は、図1の上面図に示すように係止体(4) の当接背部(4
5)に対応した穴部(23)が天壁部(21)の仮想中心線に対し
て対称に形成されており、各穴部(23)の入口(i) 側の一
辺より、天壁部(21)の材料厚さよりやや薄い厚みを有し
た弾性舌片(24)を天壁部(21)内面側と弾性舌片(24)の内
面側を面一として、穴部(23)の穴内部に臨ませて突設し
ている。
【0029】また図4に示すように、前記被冠体(2) の
挿通孔(26)に挿入される押動子(5)は、挿通孔(26)を進
退可能な断面形状を有する棒状の係当部(52)と、手指で
操作する際に押圧する摘子部(51)とからなり、該係当部
(52)の先端には突起(52a) が形成されて係当部の断面形
状が挿通孔(26)よりやや大きくなっており、挿通孔(26)
に挿入する際には該突起の弾性変形により挿入可能であ
るが、挿入後には不用意な脱落を防止するストッパーの
役目を果たす。
【0030】次に図3の係止体(4) の下面図であるC矢
視図に示すように、被冠体(2) に枢支する係止体(4)
は、前記被冠体(2) の側壁部(22)の間隔に対応した幅で
あって、入口(i) 側の端部の両側に枢支軸(43)を突設し
ており、前記取付基体(3) 及び被冠体(2) の内部に形成
される空間内で揺動し得るように該枢支軸(43)を前記被
冠体(2) の枢支孔(25)に遊嵌して係止体(4) を枢支し、
側面図に示すように係止体(4) の出口(j) 側の端部の下
面部(42)には、出口(j) 付近の取付底部(31)に接するよ
うに係止爪(44)を具備させている。該係止爪(44)は先端
が尖り、やや出口(j) 側に傾斜した突縁であって、係止
爪(44)の入口(i) 側の面は滑らかな曲面(44a) で形成さ
れている。
【0031】上記係止体(4) の枢支軸(43)は出入口方向
に扁平な断面形状を有し、前記被冠体(2) の枢支孔(25)
の開口高さに適合しており、枢支した場合に上下方向の
ガタはないが、出入口方向には摺動自在であって、該枢
支軸(43)が前記揺動部(25a)に位置する場合にのみ係止
体(4) は揺動可能である。
【0032】また図3の側面図に示すように上記係止体
(4) の上面部(41)には、前記天壁部(21)に枢支された際
に該天壁部(21)に形成した穴部(23)に対応する位置に、
穴部(23)に遊嵌され得る幅で上面部(41)に突出した当接
背部(45)が形成されており、その前後位置及び長手方向
の長さは、該係止体(4) が前記天壁部(21)に枢支されて
揺動する際に、該当接背部(45)の出口(j) 側の端部が穴
部(23)の開口端部に当接せず、また該当接背部(45)の入
口(i) 側は前記弾性舌片(24)に当接するものである。
【0033】また上記係止体(4) の当接背部(45)が突設
した上面部(41)は、当接背部(45)の入口(i) 側より出口
(j) 側に向けて漸次低くなる斜面(47)に形成されてお
り、係止体(4) を揺動して当接背部(45)を前記被冠体
(2) の穴部(23)に遊嵌した際に、前記当接背部(45)の間
が天壁部(21)と干渉しないようにしているとともに、係
止体(4) の揺動を一定範囲に制限して弾性舌片(24)に必
要以上に大きな曲げ力が作用しないようにしている。
【0034】さらに、図3のDーD断面図に示すよう
に、前記係止体(4) の下面部(42)には、該係止体(4) を
操作する押動子(5) の係当部(52)が当接するテーパ面(4
6a) が係止体(4) の仮想中心線に対して左右対称に、下
側を向いて、両テーパ面(46a)がV字形状をなすように
形成された押動子挿通空間(46)が形成されており、押動
子挿通空間(46)の入口(i) 側の側部には押動子案内面(4
6b) が形成されている。
【0035】図6に示すようにスライダー(1) の被冠凹
部(27)に形成された挿通孔(26)に挿入した押動子(5) を
手指の挟持力で両側から押込むことにより、まず押動子
(5)の係当部(52)が前記押動子案内面(46b) に当接して
係止体(4) を出口(j) 側に摺動させ、係止体(4) の枢支
軸(43)を枢支孔(25)の揺動部(25a) に移動させる。次に
係当部(52)がテーパ面(46a) を押し上げるように作用し
て、係止体(4) を枢支軸(43)を中心にして上方に回動さ
せ、係止爪(44)と取付底部(31)の間隔が広がり、挿入さ
れるガイドレール基帯(7) との係合が解除される。この
時、係止体(4)の上面部(41)に形成した当接背部(45)が
天壁部(21)の穴部(23)に遊嵌されるとともに、弾性舌片
(24)をその弾性に抗して押し上げて屈曲させる。
【0036】そして、前記押動子(5) を押し込む手指の
挟持力等を弱めると、係止体(4) は弾性舌片(24)の弾性
復元力により押し下げる向きに付勢されて、もとの位置
にまで戻ることとなり、係止爪(44)と挿入されるガイド
レール基帯(7) とが係合する。
【0037】上記のようにガイドレール基帯(7) に係止
爪(44)が係合した状態でガイドレール基帯(7) とスライ
ダー(1) に引張力が作用すると、係止体(4) は入口(i)
側に移動しつつ、押し込まれた押動子(5) を押動子案内
面(46b) の押し出し作用により、押し込む前の位置に戻
すこととなる。
【0038】これにより、係止体(4) の枢支軸(43)は枢
支孔(25)の摺動空間に位置することとなり、ガイドレー
ル基帯(7) とスライダー(1) が係合している場合に大き
な引張力が作用しても係止体(4) の回動が防止され、不
用意に係合が解除されることがなく、万一、弾性舌片(2
4)の弾性が失われた場合にも、枢支軸(43)の捩じり弾性
により、弾性的にガイドレール基帯(7) と係合する。
【0039】次に上記実施例に係るアジャスターをズボ
ン(S) のウェストサイズの調節に使用する場合について
説明すると、まず、ガイドレール基帯(7) のレール突条
(71)の形成面を外面として内側ウェスト帯(W2)の表面に
重ねて、その両端部に形成した縫着端縁部(73)を縫着固
定するとともに、スライダー(1) を構成する取付基体
(3) を、前記ガイドレール基帯(7) に対応させて、外側
ウェスト帯(W1)の内面に当てがい、縫着帯(32) を外側
ウェスト帯(W1)に縫着して固定する。
【0040】そして、内側ウェスト帯(W2)に固定したガ
イドレール基帯(7) を、取付基体(3) 内に当てがって配
設しておき、予め係止体(4) の枢支軸(43)を枢支孔(25)
に遊嵌し、押動子(5) を挿入した被冠体(2) を前記取付
基体(3) に重ねて、接合部に形成した細突起軸と盲孔と
を嵌合してズボン(S) のウェスト部(W) に装着するので
ある。
【0041】またスライダー(1) を外側ウェスト帯(W1)
に固定する他の手段として、図8に示すように取付基体
(3) の取付底部(31)の内面であって中央部幅方向に沿っ
て座グリ(35)を設けた取付孔(36)を形成し、取付基体
(3) を外側ウェスト帯(W1)の内面に固定するための固定
部材(6) として、図9に示すように着色或は図柄等の表
現によって装飾性を具備させた装飾基体(61)の裏面に、
前記取付基体(3) に設けた取付孔(36)に対応する間隔で
立設され且つ押圧変形により加締固定するための、先端
が尖った固定用脚(62)を、一体に突設した構成としても
よい。
【0042】上記固定手段によれば、まずスライダー
(1) を構成する取付基体(3) を、前記ガイドレール基帯
(7) に対応させて、外側ウェスト帯(W1)の内面に当てが
い、外面側から固定部材(6) の固定用脚(62)を外側ウェ
スト帯(W1)に貫通させて、取付基体(3) の取付孔(36)か
ら突出させ、その先端を取付孔(36)に通して押圧変形し
て座グリ(35)内へ納め、スライダー(1) のスライドの障
害とならないように固定しておき、次に先に内側ウェス
ト帯(W2)に固定したガイドレール基帯(7) を取付基体
(3) 内に当てがって配設し、係止体(4) 、押動子(5) を
予め装着した被冠体(2) を取付基体(3) に重ねて接合す
る。
【0043】以上説明した本実施例のアジャスターは、
スライダー(1) の両側に具備した押動子(5) を指先操作
により軽く挟持して押し込むことにより、係当部(52)が
テーパ面(46a) を左右均等に押し上げるように作用し
て、係止体(4) を枢支軸(43)を中心にして上方に揺動さ
せ、その係止爪(44)とガイドレール基帯(7) のレール突
条(71)との係合が解除されるから、この状態でスライダ
ー(1) をガイドレール基帯(7) に沿ってスライドさせる
円滑な操作により、サイズ調節を行うことができる。
【0044】またスライダー(1) を入口(i) 側から出口
(j) 側にスライドさせる場合は、係止爪(44)の入口(i)
側の形状が滑らかな曲面(44a) であるため、該スライダ
ー(1) を移動するだけで係止爪(44)とレール突条(71)の
作用によって係止体(4) が揺動し、押動子(5) を操作す
ることなく迅速にサイズ調節を行うことができる。
【0045】なお本実施例においては、ガイドレール基
帯(7) としてナイロン生地製のものを単体で使用した場
合について説明したが、熱可塑性合成樹脂製のものや、
レール突条(71)を鋸歯状としたもの、あるいは従来と同
様に、ガイドレール基帯(7)の裏面に布製生地等を重着
し、ガイドレール基帯(7) の一部がウェスト部(W) へ露
呈した場合の体裁を良くするようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】被冠体の上面図と、そのAーA断面図である。
【図2】取付基体の上面図と、そのBーB断面図であ
る。
【図3】係止体の側面図と、そのC矢視図及びDーD断
面図である。
【図4】押動子の平面図と、そのE矢視図である。
【図5】スライダーの上面図と、そのFーF断面図及び
GーG断面図である。
【図6】アジャスターの上面図と、そのHーH断面図で
ある。
【図7】図6において押動子を操作して係止爪とレール
突条の係合を解除した場合の断面図である。
【図8】取付基体の上面図と、そのK矢視図である。
【図9】固定部材の上面図と、そのLーL断面図であ
る。
【図10】アジャスターを具備したズボンの一部を示す
側面図である。
【符号の説明】
(1) スライダー (2) 被冠体 (21) 天壁部 (22) 側壁部 (23) 穴部 (24) 弾性舌片 (25) 枢支孔 (25a) 揺動部 (26) 挿通孔 (27) 被冠凹部 (28) 被冠接合部 (28a) 被冠細突起 (28b) 被冠盲孔 (3) 取付基体 (31) 取付底部 (32) 縫着帯 (33) 取付凹部 (34) 取付接合部 (34a) 取付細突起 (34b) 取付盲孔 (35) 座グリ (36) 取付孔 (4) 係止体 (41) 上面部 (42) 下面部 (43) 枢支軸 (44) 係止爪 (44a) 曲面 (45) 当接背部 (46) 押動子挿通空間 (46a) テーパ面 (46b) 押動子案内面 (47) 斜面 (5) 押動子 (51) 摘子部 (52) 係当部(6) 固定部材 (61) 装飾基体 (62) 固定用脚 (7) ガイドレール基帯 (71) レール突条 (72) レール突条形成領域 (73) 縫着端縁部 (i) 入口 (j) 出口 (W1) 外側ウェスト帯 (W2) 内側ウェスト帯 (S) ズボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−322607(JP,A) 実開 昭55−136304(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A44B 11/00 - 11/28 A41F 9/02 A41D 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズボン等のウェスト部分の一か所又は左
    右二か所に形成された、調節寸法に対応する長さ分の、
    外側ウェスト帯(W1)と内側ウェスト帯(W2)との重複部の
    該内側ウェスト帯(W2)の外面に、表面に多数のレール突
    条(71)を長手直角方向に形成した所定幅のレール帯のみ
    から又は該レール帯の裏面に生地帯を縫着してなるガイ
    ドレール基帯(7) の両端部を、レール突条(71)の形成面
    が内側となるように縫着固定し、外側ウェスト帯(W1)に
    スライダー(1) を装着したアジャスターにおいて、 スライダー(1) は、外側ウェスト帯(W1)に取り付けられ
    る取付基体(3) と、該取付基体(3) と接合してガイドレ
    ール基帯(7) が挿通するトンネル状空間を確保する被冠
    体(2) と、トンネル状空間内に配設する係止体(4) と、
    該係止体(4) を操作する押動子(5) とから構成され、 前記取付基体(3) は、被冠体(2) との接合手段を具備す
    る取付接合部(34)及び後記係止爪(44)と挿通間隙を形成
    する取付底部(31)を有し、 被冠体(2) は、天壁部(21)に穴部(23)と該穴部(23)に臨
    ませた弾性舌片(24)を備え、側壁部(22)に係止体(4) を
    枢支する枢支孔(25)及び押動子(5) を挿入する挿通孔(2
    6)を列設するとともに、前記取付接合部(34)に対応する
    被冠接合部(28)を形成し、 係止体(4) は、下面部(42)の一端に係止爪(44)、他端両
    側部に前記枢支孔(25)に遊嵌する枢支軸(43)を具備する
    とともに、前記挿通孔(26)に挿入する係当部(52)を具備
    した押動子(5) の押込操作により、該係当部(52)に当接
    して押し上げられるテーパ面(46a) が下面部(42)に形成
    され、上面部(41)には前記穴部(23)に遊嵌されて弾性舌
    片(24)を弾性変形させるように当接する当接背部(45)が
    形成し、 弾性舌片(24)によりバネ付勢された係止爪(44)が、取付
    底部(31)と係止体(4)の間に形成される入口(i) と出口
    (j) を有するガイドレール基帯(7) の挿通間隙に挿通す
    るガイドレール基帯(7) のレール突条(71)と係合すると
    ともに、バネ付勢に抗した押動子(5)の押込操作で係合
    が解除されることを特徴とするズボン等のウェストサイ
    ズのアジャスター。
  2. 【請求項2】 スライダー(1) の被冠体(2) に枢支され
    る係止体(4) が枢支孔(25)の長さの範囲で出入口方向に
    摺動でき、枢支孔(25)の出口(j) 側の端部の揺動部(25
    a) に枢支軸(43)があるときのみ係止体(4) が揺動可能
    であって、係止体(4) に形成される押動子挿通空間(46)
    の入口(i) 側の側部には押動子案内面(46b) が形成さ
    れ、押動子(5) の押込操作により係当部(52)が前記押動
    子案内面(46b) に当接して係止体(4) を出口(j) 側に摺
    動させ、係止体(4) の枢支軸(43)を枢支孔(25)の揺動部
    (25a) に移動させることを特徴とする請求項1記載のズ
    ボン等のウェストサイズのアジャスター。
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