JPH11323642A - アジャスター - Google Patents
アジャスターInfo
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- JPH11323642A JPH11323642A JP13623498A JP13623498A JPH11323642A JP H11323642 A JPH11323642 A JP H11323642A JP 13623498 A JP13623498 A JP 13623498A JP 13623498 A JP13623498 A JP 13623498A JP H11323642 A JPH11323642 A JP H11323642A
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- JP
- Japan
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- slider
- operating body
- guide rail
- adjuster
- caulking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一体成形手段によるスライダーの構造を改良
することにより、係止爪の揺動量を確保し操作体の押動
操作を軽快にすると同時に、耐久性も備えたスライダー
を開発し、組立工程を無くして製造コストを大幅に低減
するとともに外観体裁にも優れたアジャスターを提供す
る。 【解決手段】 基底部(11)とその両側に立設する側壁部
(12)からなるスライダー基体(1) 、両側壁部(12)の対向
する位置に形成する支持腕(16)に支持される操作体(1
3)、及びスライダー掛着手段を一体に形成し、スライダ
ー(S) の両側壁部(12)の上縁に開放端を有する側壁スリ
ット(17)を支持腕(16)の前後に形成して支持体(15)を形
成することにより、操作体(13)を揺動する際に、支持腕
(16)が捩じり変形するだけでなく、支持体(15)がその樹
脂弾性により操作体(13)の揺動方向と同方向に撓曲し、
これらの複合的な弾発力により係止爪(14)を基底部(11)
に向けて強力に付勢することができる。
することにより、係止爪の揺動量を確保し操作体の押動
操作を軽快にすると同時に、耐久性も備えたスライダー
を開発し、組立工程を無くして製造コストを大幅に低減
するとともに外観体裁にも優れたアジャスターを提供す
る。 【解決手段】 基底部(11)とその両側に立設する側壁部
(12)からなるスライダー基体(1) 、両側壁部(12)の対向
する位置に形成する支持腕(16)に支持される操作体(1
3)、及びスライダー掛着手段を一体に形成し、スライダ
ー(S) の両側壁部(12)の上縁に開放端を有する側壁スリ
ット(17)を支持腕(16)の前後に形成して支持体(15)を形
成することにより、操作体(13)を揺動する際に、支持腕
(16)が捩じり変形するだけでなく、支持体(15)がその樹
脂弾性により操作体(13)の揺動方向と同方向に撓曲し、
これらの複合的な弾発力により係止爪(14)を基底部(11)
に向けて強力に付勢することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてズボン、
スカート等の衣服あるいは靴等の寸法調節、鞄等の手回
り品、装身具等のベルトの長さ調節用に装備され、その
寸法を一定範囲において調節できるようにしたアジャス
ターに関する。
スカート等の衣服あるいは靴等の寸法調節、鞄等の手回
り品、装身具等のベルトの長さ調節用に装備され、その
寸法を一定範囲において調節できるようにしたアジャス
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりズボン、スカート等の衣服ある
いは靴等の寸法調節、鞄等の手回り品、装身具等のベル
トの長さ調節用に使用されているアジャスターとして、
表面にレール突条を形成したガイドレールと、金属又は
合成樹脂製のスライダーから構成され、該スライダーの
スライダー基体を基底部の両側に側壁部を設けた断面凹
状のものとし、このスライダー基体の夫々の側壁部間に
軸を横架し、この軸に一端に係止爪を具備した操作体と
コイルバネを軸装してスライダー基体と操作体との間に
前記ガイドレールの挿通されるトンネル状空間を形成
し、前記コイルバネで係止爪の先を基底部の方向に弾発
付勢するとともに、操作体の他端の押動操作部を押動す
ることで係止爪側を揺動して、係止爪とガイドレールの
係合を着脱自在とするアジャスターが使用されている。
いは靴等の寸法調節、鞄等の手回り品、装身具等のベル
トの長さ調節用に使用されているアジャスターとして、
表面にレール突条を形成したガイドレールと、金属又は
合成樹脂製のスライダーから構成され、該スライダーの
スライダー基体を基底部の両側に側壁部を設けた断面凹
状のものとし、このスライダー基体の夫々の側壁部間に
軸を横架し、この軸に一端に係止爪を具備した操作体と
コイルバネを軸装してスライダー基体と操作体との間に
前記ガイドレールの挿通されるトンネル状空間を形成
し、前記コイルバネで係止爪の先を基底部の方向に弾発
付勢するとともに、操作体の他端の押動操作部を押動す
ることで係止爪側を揺動して、係止爪とガイドレールの
係合を着脱自在とするアジャスターが使用されている。
【0003】上記アジャスターはスライダー基体と操作
体との間に形成したトンネル状空間に押動操作部の側か
らガイドレールをレール突条の面を係止爪の側に向けて
差し込むと、レール突条が係止爪の下面を滑って操作体
をコイルバネの弾発付勢に抗して押し上げながらフリー
の状態で任意の位置まで差し込むことができ、ガイドレ
ールの差し込みを中止すると係止爪がレール突条に弾発
係合して引き抜き方向に向けた抜き出しが抑止される。
次いで押動操作部を基底部方向に押動して係止爪を揺動
させ、係止爪をレール突条の溝より浮き上がらせて係合
を解除し、ガイドレールは抜き差しいずれの方向にもフ
リーの状態となる。
体との間に形成したトンネル状空間に押動操作部の側か
らガイドレールをレール突条の面を係止爪の側に向けて
差し込むと、レール突条が係止爪の下面を滑って操作体
をコイルバネの弾発付勢に抗して押し上げながらフリー
の状態で任意の位置まで差し込むことができ、ガイドレ
ールの差し込みを中止すると係止爪がレール突条に弾発
係合して引き抜き方向に向けた抜き出しが抑止される。
次いで押動操作部を基底部方向に押動して係止爪を揺動
させ、係止爪をレール突条の溝より浮き上がらせて係合
を解除し、ガイドレールは抜き差しいずれの方向にもフ
リーの状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアジャスタ
ーを構成するスライダーは、スライダー基体、操作体、
軸、コイルバネ等多数の部品から構成されており、各構
成部品を個別に製造した後に、組立て工程を必要として
いる。ところがスライダーの構成部品の組立ては細かい
作業であるとともに多様な種類のアジャスターを製造す
ることから人手に依存せざるを得ず、しかも熟練者の手
作業によっても手数を要しているため、組立てコストが
高騰してアジャスターの製造コストの内の大きな割合を
占めるに至っている。またアジャスターの構成部品には
合成樹脂部品と金属部品とが混在し、かつ部品形状も材
質も異なっていることから部品の製造に手数を要し、特
に樹脂成形部品の型費用が高価であるから、前記組立て
コストと相まってアジャスターの製造コストの高騰を招
来しているという問題がある。
ーを構成するスライダーは、スライダー基体、操作体、
軸、コイルバネ等多数の部品から構成されており、各構
成部品を個別に製造した後に、組立て工程を必要として
いる。ところがスライダーの構成部品の組立ては細かい
作業であるとともに多様な種類のアジャスターを製造す
ることから人手に依存せざるを得ず、しかも熟練者の手
作業によっても手数を要しているため、組立てコストが
高騰してアジャスターの製造コストの内の大きな割合を
占めるに至っている。またアジャスターの構成部品には
合成樹脂部品と金属部品とが混在し、かつ部品形状も材
質も異なっていることから部品の製造に手数を要し、特
に樹脂成形部品の型費用が高価であるから、前記組立て
コストと相まってアジャスターの製造コストの高騰を招
来しているという問題がある。
【0005】また、アジャスターの組立て工程の削減を
目的として、スライダー基体に操作体が軸支される構成
のスライダーを、合成樹脂材料を用いた一体成形手段に
より製造する手段の開発が試みられてきたが、外観形状
的には一体成形が可能となっていたものの操作体をスラ
イダー基体に支持させる部分に以下のような問題点があ
り、従来のアジャスターと同等以上の機能を有する一体
成形のスライダーを開発することはできなかった。
目的として、スライダー基体に操作体が軸支される構成
のスライダーを、合成樹脂材料を用いた一体成形手段に
より製造する手段の開発が試みられてきたが、外観形状
的には一体成形が可能となっていたものの操作体をスラ
イダー基体に支持させる部分に以下のような問題点があ
り、従来のアジャスターと同等以上の機能を有する一体
成形のスライダーを開発することはできなかった。
【0006】すなわち、合成樹脂材料を用いて一体成形
手段によりスライダーを製造する場合、基底部に対し弾
発力を付与させながら操作体をスライダー基体に支持さ
せる手段として、これらを連結する支持腕をスライダー
基体及び操作体と一体に形成し、操作体の一端の押動操
作部を押動、あるいは操作体と基底部の間にガイドレー
ルを挿通することにより、操作体を支持する支持腕を弾
性変形領域で捩じり変形させ、素材自体が有する弾性の
弾発力を利用して係止爪を基底部に向けて付勢させる手
段がある。
手段によりスライダーを製造する場合、基底部に対し弾
発力を付与させながら操作体をスライダー基体に支持さ
せる手段として、これらを連結する支持腕をスライダー
基体及び操作体と一体に形成し、操作体の一端の押動操
作部を押動、あるいは操作体と基底部の間にガイドレー
ルを挿通することにより、操作体を支持する支持腕を弾
性変形領域で捩じり変形させ、素材自体が有する弾性の
弾発力を利用して係止爪を基底部に向けて付勢させる手
段がある。
【0007】しかし、上記手段によればスライダーのガ
イドレールに対するスライドの反復操作や、ガイドレー
ルとの係合を解除するための押動操作部の操作等により
支持腕に繰り返し捩じり変形が生じるため、長期間の使
用により支持腕に疲労が蓄積されて支持腕のヘタリや折
損が発生し、アジャスター機能が喪失されるという問題
があり、これらのヘタリや折損を回避するため支持腕の
強度を上げて耐久性を向上させた場合、係止爪の押動操
作が重くなって揺動量が少なくなり操作性が悪化すると
いう問題を生じることとなる。
イドレールに対するスライドの反復操作や、ガイドレー
ルとの係合を解除するための押動操作部の操作等により
支持腕に繰り返し捩じり変形が生じるため、長期間の使
用により支持腕に疲労が蓄積されて支持腕のヘタリや折
損が発生し、アジャスター機能が喪失されるという問題
があり、これらのヘタリや折損を回避するため支持腕の
強度を上げて耐久性を向上させた場合、係止爪の押動操
作が重くなって揺動量が少なくなり操作性が悪化すると
いう問題を生じることとなる。
【0008】また、上記支持腕によって操作体を支持す
る手段によれば支持腕は長いほうが捩じり変形させやす
く、係止爪の押動操作も軽い操作力で行うことができる
が、スライダーの全幅は狭いほうが外観体裁が良く、反
対に操作体の幅は広いほうが操作性が良好である。その
ため操作体とスライダー基体の両側部との間は接近して
おり、その結果支持腕の長さが極めて短く、その弾性変
形領域も狭くなっており、操作体の押動操作による捩じ
り変形量は少なく、係止爪をガイドレールの係合解除に
必要なだけ揺動するには大きな操作力を必要としてい
る。
る手段によれば支持腕は長いほうが捩じり変形させやす
く、係止爪の押動操作も軽い操作力で行うことができる
が、スライダーの全幅は狭いほうが外観体裁が良く、反
対に操作体の幅は広いほうが操作性が良好である。その
ため操作体とスライダー基体の両側部との間は接近して
おり、その結果支持腕の長さが極めて短く、その弾性変
形領域も狭くなっており、操作体の押動操作による捩じ
り変形量は少なく、係止爪をガイドレールの係合解除に
必要なだけ揺動するには大きな操作力を必要としてい
る。
【0009】また、係止爪の揺動量を確保するために支
持腕と係止爪の間隔を取り、押動操作を軽快とするため
に支持腕と押動操作部の間隔を取るとアジャスターの全
長が長くなって外観体裁を損なうという問題が生じる。
持腕と係止爪の間隔を取り、押動操作を軽快とするため
に支持腕と押動操作部の間隔を取るとアジャスターの全
長が長くなって外観体裁を損なうという問題が生じる。
【0010】そこで本発明は一体成形手段によるスライ
ダーの構造、特にスライダー基体と操作体の連結部分の
構造を改良することにより、係止爪の揺動量を確保し操
作体の押動操作を軽快にすると同時に、耐久性も備えた
スライダーを開発し、組立工程を無くして製造コストを
大幅に低減するとともに外観体裁にも優れたアジャスタ
ーを提供することを目的とする。
ダーの構造、特にスライダー基体と操作体の連結部分の
構造を改良することにより、係止爪の揺動量を確保し操
作体の押動操作を軽快にすると同時に、耐久性も備えた
スライダーを開発し、組立工程を無くして製造コストを
大幅に低減するとともに外観体裁にも優れたアジャスタ
ーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、基底部とその両側に
立設する側壁部からなるスライダー基体、両側壁部の対
向する位置に形成する支持腕に支持される操作体、及び
ベルトや布生地等の取付対象物に前記スライダー基体を
掛着するスライダー掛着手段を一体に形成してガイドレ
ールが挿通するトンネル状空間を確保し、該トンネル状
空間内に挿通するガイドレールと弾発的に係合する係止
爪を前記操作体に具備した熱可塑性合成樹脂製のスライ
ダーと、表面に前記係止爪と係合するレール突条を具備
した熱可塑性合成樹脂あるいは合成繊維製のガイドレー
ルから構成されるアジャスターであって、 スライダー
の両側壁部の上縁に開放端を有する側壁スリットを支持
腕の前後に形成して支持体を形成し、操作体を押動操作
することにより係止爪と、ガイドレールとが係合、解除
できる構成としたことを基本とする。
するためになされたものであって、基底部とその両側に
立設する側壁部からなるスライダー基体、両側壁部の対
向する位置に形成する支持腕に支持される操作体、及び
ベルトや布生地等の取付対象物に前記スライダー基体を
掛着するスライダー掛着手段を一体に形成してガイドレ
ールが挿通するトンネル状空間を確保し、該トンネル状
空間内に挿通するガイドレールと弾発的に係合する係止
爪を前記操作体に具備した熱可塑性合成樹脂製のスライ
ダーと、表面に前記係止爪と係合するレール突条を具備
した熱可塑性合成樹脂あるいは合成繊維製のガイドレー
ルから構成されるアジャスターであって、 スライダー
の両側壁部の上縁に開放端を有する側壁スリットを支持
腕の前後に形成して支持体を形成し、操作体を押動操作
することにより係止爪と、ガイドレールとが係合、解除
できる構成としたことを基本とする。
【0012】また、スライダーの支持腕から操作体につ
ながる部分の操作体の両側における前後位置に、操作体
の両縁部に開放端を有する操作体スリットを形成するよ
うにしてもよく、またスライダーの係止爪の近傍に、ガ
イドレールの捲れ上りを抑止するガイド杆を両側壁に架
設するように一体に形成してもよい。
ながる部分の操作体の両側における前後位置に、操作体
の両縁部に開放端を有する操作体スリットを形成するよ
うにしてもよく、またスライダーの係止爪の近傍に、ガ
イドレールの捲れ上りを抑止するガイド杆を両側壁に架
設するように一体に形成してもよい。
【0013】さらに、スライダーの操作体の表面上に、
装飾頭部と加締脚から構成される金属または合成樹脂製
の装飾体の装飾頭部に対応した凹陥部を形成し、該凹陥
部内に装飾体を加締固定するための加締孔を形成すると
ともに、基底部の前記加締孔に対向する位置に、前記装
飾体の操作体への加締固定を可能とする加締手段用穴を
形成し、操作体の下面にはガイドレールが挿通するトン
ネル状空間に加締脚が突出することを防止する凹部を形
成して装飾体を操作体の表面に装着するようにしてもよ
い。
装飾頭部と加締脚から構成される金属または合成樹脂製
の装飾体の装飾頭部に対応した凹陥部を形成し、該凹陥
部内に装飾体を加締固定するための加締孔を形成すると
ともに、基底部の前記加締孔に対向する位置に、前記装
飾体の操作体への加締固定を可能とする加締手段用穴を
形成し、操作体の下面にはガイドレールが挿通するトン
ネル状空間に加締脚が突出することを防止する凹部を形
成して装飾体を操作体の表面に装着するようにしてもよ
い。
【0014】
【発明の効果】上記のようにスライダー基体(1) と操作
体(13)を連結する支持腕(16)をスライダー基体(1) 及び
操作体(13)と一体に形成するとともに、両側壁部(12)の
上縁に開放端を有する側壁スリット(18)を前記支持腕(1
6)の前後に形成して、支持腕(16)を支持する支持体(15)
の一端が動きを拘束されない自由端部である構成とした
ため、操作体(13)の押動操作部(13a) を押動、あるいは
操作体(13)と基底部(11)の間にガイドレール(G) を挿通
して操作体(13)を揺動することによって、支持腕(16)が
捩じり変形するだけでなく、支持体(15)がその樹脂弾性
により操作体(13)の揺動方向と同方向に撓曲し、これら
の複合的な弾発力により係止爪(14)を基底部(11)に向け
て強力に付勢することができる。
体(13)を連結する支持腕(16)をスライダー基体(1) 及び
操作体(13)と一体に形成するとともに、両側壁部(12)の
上縁に開放端を有する側壁スリット(18)を前記支持腕(1
6)の前後に形成して、支持腕(16)を支持する支持体(15)
の一端が動きを拘束されない自由端部である構成とした
ため、操作体(13)の押動操作部(13a) を押動、あるいは
操作体(13)と基底部(11)の間にガイドレール(G) を挿通
して操作体(13)を揺動することによって、支持腕(16)が
捩じり変形するだけでなく、支持体(15)がその樹脂弾性
により操作体(13)の揺動方向と同方向に撓曲し、これら
の複合的な弾発力により係止爪(14)を基底部(11)に向け
て強力に付勢することができる。
【0015】そして支持腕(16)が捩じり変形するだけで
なく支持体(15)が撓曲することにより、該支持腕(16)に
発生する捩じり変形が軽減され、このため長期間繰り返
して操作体(13)を押動操作しても支持腕(16)の疲労によ
るヘタリや折損を惹起することがなく、耐久性に優れ、
長期間に渡ってアジャスター機能を維持することができ
る。
なく支持体(15)が撓曲することにより、該支持腕(16)に
発生する捩じり変形が軽減され、このため長期間繰り返
して操作体(13)を押動操作しても支持腕(16)の疲労によ
るヘタリや折損を惹起することがなく、耐久性に優れ、
長期間に渡ってアジャスター機能を維持することができ
る。
【0016】また、上記手段によれば支持腕(16)は両側
壁に動きを拘束されないので、支持腕(16)を長くした場
合と同様の効果を発揮し、係止爪(14)をガイドレール
(G) の係合解除に必要なだけ揺動するにも軽い力で操作
が可能であり、支持腕(16)の断面積を広くしてさらに耐
久性を向上させても軽快な操作体(13)の押動操作を確保
することができる。
壁に動きを拘束されないので、支持腕(16)を長くした場
合と同様の効果を発揮し、係止爪(14)をガイドレール
(G) の係合解除に必要なだけ揺動するにも軽い力で操作
が可能であり、支持腕(16)の断面積を広くしてさらに耐
久性を向上させても軽快な操作体(13)の押動操作を確保
することができる。
【0017】更に、操作体(13)とスライダー基体(1) の
両側部との間を接近させることができるため、スライダ
ーの全幅を狭くしても、操作体(13)の幅を十分確保する
ことができるとともに、支持腕(16)から操作体(13)につ
ながる部分の前後位置に、前記側壁スリット(17)と同様
に操作体(13)の両縁部に開放端を有する操作体スリット
(18)を形成することによっても、操作体(13)と側壁部(1
2)の距離を変化することなく支持腕(16)の長さを長くす
る効果を発揮することができる。これにより、係止爪(1
4)の揺動量を確保するための支持腕(16)と係止爪(14)の
間隔、押動操作を軽快とするための支持腕(16)と押動操
作部(13a) の間隔をいずれも短くすることができ、スラ
イダーの全長も短くすることができるため、外観体裁が
良く操作性の良好なアジャスターとなる。
両側部との間を接近させることができるため、スライダ
ーの全幅を狭くしても、操作体(13)の幅を十分確保する
ことができるとともに、支持腕(16)から操作体(13)につ
ながる部分の前後位置に、前記側壁スリット(17)と同様
に操作体(13)の両縁部に開放端を有する操作体スリット
(18)を形成することによっても、操作体(13)と側壁部(1
2)の距離を変化することなく支持腕(16)の長さを長くす
る効果を発揮することができる。これにより、係止爪(1
4)の揺動量を確保するための支持腕(16)と係止爪(14)の
間隔、押動操作を軽快とするための支持腕(16)と押動操
作部(13a) の間隔をいずれも短くすることができ、スラ
イダーの全長も短くすることができるため、外観体裁が
良く操作性の良好なアジャスターとなる。
【0018】また、スライダー(S) の係止爪(14)の近傍
に、ガイドレール(G) の捲れ上りを抑止するガイド杆(1
9)を両側壁(12)に架設するように一体に形成したことに
より、ガイドレール(G) が上方へ引張られても係止爪(1
4)に影響が及ぶ前にガイド杆(19)と当接して操作体(3)
の揺動を阻止し、ガイドレール(G) とスライダー(S)の
係合が不用意に解除するのを防止するとともに係止爪(1
4)に繰り返し力が作用することによる支持腕(16)のヘタ
リを防止する効果を発揮する。
に、ガイドレール(G) の捲れ上りを抑止するガイド杆(1
9)を両側壁(12)に架設するように一体に形成したことに
より、ガイドレール(G) が上方へ引張られても係止爪(1
4)に影響が及ぶ前にガイド杆(19)と当接して操作体(3)
の揺動を阻止し、ガイドレール(G) とスライダー(S)の
係合が不用意に解除するのを防止するとともに係止爪(1
4)に繰り返し力が作用することによる支持腕(16)のヘタ
リを防止する効果を発揮する。
【0019】加えて、スライダーを熱可塑性合成樹脂部
材で一体に形成したことにより、スライダーの外側部に
軸頭等が露出することなく滑らかな外観形状とすること
ができ、操作する手先に対しても、また取り付け対象と
なる布生地等に対しても優しく、また金属製のスライダ
ーに比べて安全性の高いものとすることができる。
材で一体に形成したことにより、スライダーの外側部に
軸頭等が露出することなく滑らかな外観形状とすること
ができ、操作する手先に対しても、また取り付け対象と
なる布生地等に対しても優しく、また金属製のスライダ
ーに比べて安全性の高いものとすることができる。
【0020】さらにスライダーの操作体(13)の表面上
に、装飾頭部(31)と加締脚(32)から構成される金属また
は合成樹脂製の装飾体(30)の装飾頭部(31)に対応した凹
陥部(22)を形成し、該凹陥部(22)内に装飾体(30)を加締
固定するための加締孔(24)を形成するとともに、基底部
(11)の前記加締孔(24)に対向する位置に、前記装飾体(3
0)の操作体(13)への加締固定を可能とする加締手段用穴
(21)を形成し、操作体(13)の下面にはガイドレール(G)
が挿通するトンネル状空間に加締脚(32)が突出すること
を防止する凹部(23)を形成して装飾体(30)を操作体(13)
の表面に装着すれば、スライダーに装飾的機能を付加す
ることができ、アジャスターの質感を向上させることが
できる。
に、装飾頭部(31)と加締脚(32)から構成される金属また
は合成樹脂製の装飾体(30)の装飾頭部(31)に対応した凹
陥部(22)を形成し、該凹陥部(22)内に装飾体(30)を加締
固定するための加締孔(24)を形成するとともに、基底部
(11)の前記加締孔(24)に対向する位置に、前記装飾体(3
0)の操作体(13)への加締固定を可能とする加締手段用穴
(21)を形成し、操作体(13)の下面にはガイドレール(G)
が挿通するトンネル状空間に加締脚(32)が突出すること
を防止する凹部(23)を形成して装飾体(30)を操作体(13)
の表面に装着すれば、スライダーに装飾的機能を付加す
ることができ、アジャスターの質感を向上させることが
できる。
【0021】上記のように優れた機能を有したスライダ
ーを合成樹脂成形手段を用いて一体に成形することがで
きるため、構成部品の組立て工程を不要として、アジャ
スターの製造コストを大きく低減することができるとと
もに、脂成形段階における製造の容易さ及び成形型の廉
価により製造コストの低減となる。
ーを合成樹脂成形手段を用いて一体に成形することがで
きるため、構成部品の組立て工程を不要として、アジャ
スターの製造コストを大きく低減することができるとと
もに、脂成形段階における製造の容易さ及び成形型の廉
価により製造コストの低減となる。
【0022】以上により一体成形手段によるスライダー
の構造、特にスライダー基体(1) と操作体(13)の連結部
分の構造を改良することができ、係止爪(14)の揺動量を
確保し操作体(13)の押動操作を軽快にすると同時に、耐
久性も備えたアジャスターを開発でき、組立て工程を無
くして製造コストを大幅に低減するとともに外観体裁に
も優れたアジャスターを提供することができる。
の構造、特にスライダー基体(1) と操作体(13)の連結部
分の構造を改良することができ、係止爪(14)の揺動量を
確保し操作体(13)の押動操作を軽快にすると同時に、耐
久性も備えたアジャスターを開発でき、組立て工程を無
くして製造コストを大幅に低減するとともに外観体裁に
も優れたアジャスターを提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態及び実施例】本発明に係るアジャス
ターを実施例により説明すると、図1はアジャスターの
平面図、図2は図1のAーA断面図、図3はスライダー
(S) の平面図、図4は図3のB矢視図、図5は図3のC
ーC断面図であって、まずガイドレール(G) は図1及び
図2に示すようにナイロン生地の幅が18mmであり、長
手方向に幅13mmの部分に同じくナイロン繊維により4
mmピッチで調節用のレール突条(Ga)が刺繍により形成さ
れており、レール突条(Ga) の断面形状は略半円形の畝
状であり、該レール突条(Ga)の形成されている領域の最
大厚1.6mmであって、レール突条(Ga)の形成面が上面
となるようにスライダー(S) のトンネル状空間に差し込
むものである。
ターを実施例により説明すると、図1はアジャスターの
平面図、図2は図1のAーA断面図、図3はスライダー
(S) の平面図、図4は図3のB矢視図、図5は図3のC
ーC断面図であって、まずガイドレール(G) は図1及び
図2に示すようにナイロン生地の幅が18mmであり、長
手方向に幅13mmの部分に同じくナイロン繊維により4
mmピッチで調節用のレール突条(Ga)が刺繍により形成さ
れており、レール突条(Ga) の断面形状は略半円形の畝
状であり、該レール突条(Ga)の形成されている領域の最
大厚1.6mmであって、レール突条(Ga)の形成面が上面
となるようにスライダー(S) のトンネル状空間に差し込
むものである。
【0024】次にスライダー(S) は図2乃至図5に示す
ように、基底部(11)とその両側に立設する側壁部(12)か
らなるスライダー基体(1) 、両側壁部(12)の対向する位
置に形成する支持腕(16)で支持する操作体(13)、及び両
側壁部(12)に架設するガイド杆(19)、掛着杆(20)を一体
に形成してガイドレール(G) が挿通するトンネル状空間
を確保した構成である。
ように、基底部(11)とその両側に立設する側壁部(12)か
らなるスライダー基体(1) 、両側壁部(12)の対向する位
置に形成する支持腕(16)で支持する操作体(13)、及び両
側壁部(12)に架設するガイド杆(19)、掛着杆(20)を一体
に形成してガイドレール(G) が挿通するトンネル状空間
を確保した構成である。
【0025】図2に示すように、前記スライダー基体
(1) の基底部(11)は挿通するガイドレール(G) の下面を
支持するものであって、曲面状の取り付け面に装着する
際に取り付け面に適応するように長手方向に緩やかな円
弧をなしており、該基底部(11)の内面側は入口側(I) か
ら出口側(O) にかけて漸次高くなる傾斜面により形成さ
れ、中央部に後記装飾体(30)を操作体(13)に固定する際
に使用する加締手段用穴(21)を形成しており、基底部(1
1)の出口側(O) の端部には係止爪(14)に対応した面取り
形状に形成されている。
(1) の基底部(11)は挿通するガイドレール(G) の下面を
支持するものであって、曲面状の取り付け面に装着する
際に取り付け面に適応するように長手方向に緩やかな円
弧をなしており、該基底部(11)の内面側は入口側(I) か
ら出口側(O) にかけて漸次高くなる傾斜面により形成さ
れ、中央部に後記装飾体(30)を操作体(13)に固定する際
に使用する加締手段用穴(21)を形成しており、基底部(1
1)の出口側(O) の端部には係止爪(14)に対応した面取り
形状に形成されている。
【0026】上記基底部(11)の両側には側壁部(12)が立
設されており、該側壁部(12)は出口側(O) に延設され、
図5に示すように長手方向の略中央部に側壁部(12)の上
端に接して支持腕(16)が突出し、これに連続して操作体
(13)が形成されており、図4に示すように前記両側壁部
(12)の支持腕(16)の前後には、側壁部(12)の上縁に開放
端を有する側壁スリット(17)を形成して、前記支持腕(1
6)から連続する支持体(15)を形成する。前記側壁スリッ
ト(17)は、支持体(15)の上部と下部の幅が同一となるよ
うに平行に形成しているが、支持体(15)の下部が上部よ
り幅が狭くなるように、八字形にやや広げるようにして
もよい。また側壁スリット(17)の端部は丸く形成するよ
うにし、支持体(15)の断面形状が緩やかに変化するよう
にする。また支持腕(16)は支持体(15)と同程度かそれ以
上の断面積を確保することが望ましい。操作体(13)を揺
動する場合に支持腕(16)だけが捩じり変形することを防
止するためであり、支持腕(16)と支持体(15)の連続部分
に繰り返し押動操作の疲労が蓄積するのを防止するため
である。
設されており、該側壁部(12)は出口側(O) に延設され、
図5に示すように長手方向の略中央部に側壁部(12)の上
端に接して支持腕(16)が突出し、これに連続して操作体
(13)が形成されており、図4に示すように前記両側壁部
(12)の支持腕(16)の前後には、側壁部(12)の上縁に開放
端を有する側壁スリット(17)を形成して、前記支持腕(1
6)から連続する支持体(15)を形成する。前記側壁スリッ
ト(17)は、支持体(15)の上部と下部の幅が同一となるよ
うに平行に形成しているが、支持体(15)の下部が上部よ
り幅が狭くなるように、八字形にやや広げるようにして
もよい。また側壁スリット(17)の端部は丸く形成するよ
うにし、支持体(15)の断面形状が緩やかに変化するよう
にする。また支持腕(16)は支持体(15)と同程度かそれ以
上の断面積を確保することが望ましい。操作体(13)を揺
動する場合に支持腕(16)だけが捩じり変形することを防
止するためであり、支持腕(16)と支持体(15)の連続部分
に繰り返し押動操作の疲労が蓄積するのを防止するため
である。
【0027】次に図3に示すように、操作体(13)は前記
支持腕(16)と一体に形成されているものであって、支持
腕(16)から操作体(13)につながる部分の前後位置に、前
記側壁スリット(17)と同様に操作体(13)の両縁部に開放
端を有する操作体スリット(18)を形成する。操作体スリ
ット(18)は操作体(13)と側壁部(12)を近接させた状態で
支持腕(16)の長さを長くする効果を有する。操作体(13)
の出口側(O) の端部下面には、前記基底部(11)の出口側
(O) の端部に対応して係止爪(14)が形成されており、入
口側(I) の端部の押動操作部(13a) には突条が並設さ
れ、該押動操作部(13a) を押動することにより操作体(1
3)は前記支持腕(16)及び支持体(15)の弾発力に抗して支
持腕(16)を軸として揺動し、押動を中止して手指から離
すと、操作体(13)は支持腕(16)及び支持体(15)の弾性に
よる復元力で当初の状態に復元する。また操作体(13)の
略中央部には後記装飾体(30)に対応した椀状の凹陥部(2
2)を形成し、その中央部に装飾体(30)を加締固定するた
めの加締孔(24)を形成する。
支持腕(16)と一体に形成されているものであって、支持
腕(16)から操作体(13)につながる部分の前後位置に、前
記側壁スリット(17)と同様に操作体(13)の両縁部に開放
端を有する操作体スリット(18)を形成する。操作体スリ
ット(18)は操作体(13)と側壁部(12)を近接させた状態で
支持腕(16)の長さを長くする効果を有する。操作体(13)
の出口側(O) の端部下面には、前記基底部(11)の出口側
(O) の端部に対応して係止爪(14)が形成されており、入
口側(I) の端部の押動操作部(13a) には突条が並設さ
れ、該押動操作部(13a) を押動することにより操作体(1
3)は前記支持腕(16)及び支持体(15)の弾発力に抗して支
持腕(16)を軸として揺動し、押動を中止して手指から離
すと、操作体(13)は支持腕(16)及び支持体(15)の弾性に
よる復元力で当初の状態に復元する。また操作体(13)の
略中央部には後記装飾体(30)に対応した椀状の凹陥部(2
2)を形成し、その中央部に装飾体(30)を加締固定するた
めの加締孔(24)を形成する。
【0028】前記側壁部(12)の出口側(O) の端部の下方
には、側壁部(12)を連結するようにスライダー掛着杆(2
0)を架設し、該スライダー掛着杆(20)にベルト等の端部
を掛着してスライダー(S) を固定する。同様にスライダ
ー(S) を生地等に固定する手段として、図示は省略する
が基底部(11)に連続するように0.5mm程度の薄い帯部
を形成し、取り付け面に該帯部を縫着する手段、あるい
は基底部(11)に加締用孔を形成して取り付け面にスライ
ダー(S) を加締手段により装着してもよい。
には、側壁部(12)を連結するようにスライダー掛着杆(2
0)を架設し、該スライダー掛着杆(20)にベルト等の端部
を掛着してスライダー(S) を固定する。同様にスライダ
ー(S) を生地等に固定する手段として、図示は省略する
が基底部(11)に連続するように0.5mm程度の薄い帯部
を形成し、取り付け面に該帯部を縫着する手段、あるい
は基底部(11)に加締用孔を形成して取り付け面にスライ
ダー(S) を加締手段により装着してもよい。
【0029】また、側壁部(12)の上方であって操作体(1
3)の出口側(O) の端部に隣接した位置にガイド杆(19)を
側壁部(12)に架設するように一体成形する。ガイド杆(1
9)はガイドレール(G) が不用意に捲られるなどして上方
へ引張られた際に、ガイドレール(G) と当接してその捲
れ上りを抑止し、操作体(13)の揺動を阻止して、ガイド
レール(G) とスライダー(S) の係合が不用意に解除する
のを防止するとともに、係止爪(14)に繰り返し力が作用
することによる支持腕(16)のヘタリを防止する効果を有
するため、靴、鞄等に装着したアジャスターのように、
ガイドレールの一端が自由端となって露出した状態で使
用する場合に特に効果が発揮される。
3)の出口側(O) の端部に隣接した位置にガイド杆(19)を
側壁部(12)に架設するように一体成形する。ガイド杆(1
9)はガイドレール(G) が不用意に捲られるなどして上方
へ引張られた際に、ガイドレール(G) と当接してその捲
れ上りを抑止し、操作体(13)の揺動を阻止して、ガイド
レール(G) とスライダー(S) の係合が不用意に解除する
のを防止するとともに、係止爪(14)に繰り返し力が作用
することによる支持腕(16)のヘタリを防止する効果を有
するため、靴、鞄等に装着したアジャスターのように、
ガイドレールの一端が自由端となって露出した状態で使
用する場合に特に効果が発揮される。
【0030】また操作体(13)に装着する装飾体(30)は釦
形状の装飾頭部(31)と加締脚(32)から構成され、操作体
(13)の加締孔(24)に加締脚(32)を挿入して凹陥部(22)に
装飾頭部(31)を嵌め込み、前記基底部(11)の加締手段用
穴(21)から加締脚(32)を加締加工し、装飾体(30)を操作
体(13)に装着する。加締加工後は加締脚(32)は操作体(1
3)に形成した凹部(23)に埋没し、ガイドレール(G) と接
触して該ガイドレール(G) 傷付ける虞がない。該装飾頭
部(31)は金属製、樹脂製等であって表面に文字、図柄等
を装飾的に塗装、刻設したものである。尚、形状は円形
に限られず、任意の形状でよく、操作体(13)に形成する
凹陥部(22)も装飾頭部(31)に対応する形状とする。
形状の装飾頭部(31)と加締脚(32)から構成され、操作体
(13)の加締孔(24)に加締脚(32)を挿入して凹陥部(22)に
装飾頭部(31)を嵌め込み、前記基底部(11)の加締手段用
穴(21)から加締脚(32)を加締加工し、装飾体(30)を操作
体(13)に装着する。加締加工後は加締脚(32)は操作体(1
3)に形成した凹部(23)に埋没し、ガイドレール(G) と接
触して該ガイドレール(G) 傷付ける虞がない。該装飾頭
部(31)は金属製、樹脂製等であって表面に文字、図柄等
を装飾的に塗装、刻設したものである。尚、形状は円形
に限られず、任意の形状でよく、操作体(13)に形成する
凹陥部(22)も装飾頭部(31)に対応する形状とする。
【0031】本発明に係るアジャスターは上記実施例に
限定されるものではなく、使用対象物により形状を適応
できることはいうまでもなく、またガイドレール(G) と
してナイロン樹脂製の生地に、ナイロン繊維を刺繍し
て、断面が略半円形の畝状であるレール突条(Ga)を形成
したものを使用した場合について説明したが、熱可塑性
合成樹脂製(ポリアセタール合成樹脂)、あるいはガイ
ドレール(G) の裏面に布製生地等を重着し、ガイドレー
ル(G) の体裁を良くするようにしてもよい。
限定されるものではなく、使用対象物により形状を適応
できることはいうまでもなく、またガイドレール(G) と
してナイロン樹脂製の生地に、ナイロン繊維を刺繍し
て、断面が略半円形の畝状であるレール突条(Ga)を形成
したものを使用した場合について説明したが、熱可塑性
合成樹脂製(ポリアセタール合成樹脂)、あるいはガイ
ドレール(G) の裏面に布製生地等を重着し、ガイドレー
ル(G) の体裁を良くするようにしてもよい。
【図1】本発明の実施例に係るアジャスターの平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】スライダーの平面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】図3のCーC断面図である。
(S) スライダー (1) スライダー基体 (11) 基底部 (12) 側壁部 (13) 操作体 (14) 係止爪 (15) 支持体 (16) 支持腕 (17) 側壁スリット (18) 操作体スリット (19) ガイド杆 (21) 加締手段用穴 (22) 凹陥部 (23) 凹部 (24) 加締孔 (30) 装飾体 (31) 装飾頭部 (32) 加締脚 (G) ガイドレール (Ga) レール突条 (I) 入口側 (O) 出口側
Claims (4)
- 【請求項1】 基底部(11)とその両側に立設する側壁部
(12)からなるスライダー基体(1) 、両側壁部(12)の対向
する位置に形成する支持腕(16)に支持される操作体(1
3)、及びベルトや布生地等の取付対象物に前記スライダ
ー基体(1) を掛着するスライダー掛着手段を一体に形成
してガイドレール(G) が挿通するトンネル状空間を確保
し、該トンネル状空間内に挿通するガイドレール(G) と
弾発的に係合する係止爪(14)を前記操作体(13)に具備し
た熱可塑性合成樹脂製のスライダー(S) と、表面に前記
係止爪(14)と係合するレール突条(Ga)を具備した熱可塑
性合成樹脂あるいは合成繊維製のガイドレール(G) から
構成されるアジャスターであって、 スライダー(S) の両側壁部(12)の上縁に開放端を有する
側壁スリット(17)を支持腕(16)の前後に形成して支持体
(15)を形成し、操作体(13)を押動操作することにより係
止爪(14)と、ガイドレール(G) とが係合、解除できる構
成としたことを特徴とするアジャスター。 - 【請求項2】 スライダー(S) の支持腕(16)から操作体
(13)につながる部分の操作体(13)の両側における前後位
置に、操作体(13)の両縁部に開放端を有する操作体スリ
ット(18)を形成することを特徴とする請求項1記載のア
ジャスター。 - 【請求項3】 スライダー(S) の係止爪(14)の近傍に、
ガイドレール(G) の捲れ上りを抑止するガイド杆(19)
を、両側壁(12)に架設するように一体に形成したことを
特徴とする請求項1または2記載のアジャスター。 - 【請求項4】 スライダー(S) の操作体(13)の表面上
に、装飾頭部(31)と加締脚(32)から構成される金属また
は合成樹脂製の装飾体(30)の装飾頭部(31)に対応した凹
陥部(22)を形成し、該凹陥部(22)内に装飾体(30)を加締
固定するための加締孔(24)を形成するとともに、基底部
(11)の前記加締孔(24)に対向する位置に、前記装飾体(3
0)の操作体(13)への加締固定を可能とする加締手段用穴
(21)を形成し、操作体(13)の下面にはガイドレール(G)
が挿通するトンネル状空間に加締脚(32)が突出すること
を防止する凹部(23)を形成したことを特徴とする請求項
1又は2記載のアジャスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13623498A JP3393329B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | アジャスター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13623498A JP3393329B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | アジャスター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323642A true JPH11323642A (ja) | 1999-11-26 |
JP3393329B2 JP3393329B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=15170430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13623498A Expired - Fee Related JP3393329B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | アジャスター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3393329B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259627A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-18 | Ykk Corp | スライドアジャスタ |
WO2014024280A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-13 | Ykk株式会社 | ベルトアジャスタ |
KR101721337B1 (ko) * | 2015-11-18 | 2017-03-30 | 류양석 | 제어 장치, 밴드 및 이를 포함하는 밴드 조절 장치 |
US10130131B2 (en) | 2015-01-08 | 2018-11-20 | Yang-Seog Ryou | Controller, band, and band adjusting device including the controller and the band |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101847447B1 (ko) * | 2017-11-23 | 2018-04-10 | 류양석 | 버클 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13623498A patent/JP3393329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259627A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-11-18 | Ykk Corp | スライドアジャスタ |
WO2014024280A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2014-02-13 | Ykk株式会社 | ベルトアジャスタ |
JPWO2014024280A1 (ja) * | 2012-08-08 | 2016-07-21 | Ykk株式会社 | ベルトアジャスタ |
TWI557343B (zh) * | 2012-08-08 | 2016-11-11 | Ykk Corp | With body adjustment |
US10130131B2 (en) | 2015-01-08 | 2018-11-20 | Yang-Seog Ryou | Controller, band, and band adjusting device including the controller and the band |
KR101721337B1 (ko) * | 2015-11-18 | 2017-03-30 | 류양석 | 제어 장치, 밴드 및 이를 포함하는 밴드 조절 장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3393329B2 (ja) | 2003-04-07 |
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Legal Events
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