JP3057705U - 止め具 - Google Patents

止め具

Info

Publication number
JP3057705U
JP3057705U JP1998007587U JP758798U JP3057705U JP 3057705 U JP3057705 U JP 3057705U JP 1998007587 U JP1998007587 U JP 1998007587U JP 758798 U JP758798 U JP 758798U JP 3057705 U JP3057705 U JP 3057705U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
locking piece
stopper
case
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998007587U
Other languages
English (en)
Inventor
井 裕 新
田 光 則 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lihit Lab Inc
Original Assignee
Lihit Lab Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lihit Lab Inc filed Critical Lihit Lab Inc
Priority to JP1998007587U priority Critical patent/JP3057705U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3057705U publication Critical patent/JP3057705U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単にケースを閉じるためのベルトの着脱を
行うことができ、ケースの被覆部材を閉じた状態でベル
トが外れにくい構造の止め具を得る。 【解決手段】 ケース10の被覆部材22に、止め具3
0を取り付ける。止め具30は、軸受け部を有するベー
ス34と、軸受け部に回動可能に取り付けられる軸を有
する係止片50とを含む。ケース10の背表紙12に取
り付けたゴム製のベルト24を係止片50の段差部60
に掛け、係止片50を閉じることにより、ベルト24が
傾斜部58を滑って凹部56に嵌まり込む。この状態
で、ベルト24が固定され、ベルト24に張力が与えら
れる。このベルト24の張力により、ケース10の被覆
部材22が閉じた状態で保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は止め具に関し、特にたとえば、ゴムなどで形成されたベルトを用い てケースやファイルなどを閉じるために用いられる止め具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の止め具を用いたケースの一例を示す斜視図である。ケース1は 、背表紙2と、背表紙2と一体的に形成される収納部3とを含む。さらに、背表 紙2から連続して、被覆部材4が形成される。被覆部材4は、背表紙2側から収 納部3の上を覆うように形成される。被覆部材4には、茸状の止め具5が取り付 けられる。そして、背表紙2に取り付けられたゴム製のベルト6を収納部3の下 側からまわし、ベルト6を止め具5に掛けることにより、被覆部材4が収納部3 の上に被さった状態で固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような止め具を用いたケースでは、ベルトを掛けるときに 、ベルトを引っ張って止め具に掛ける必要があり、面倒である。また、被覆部材 を閉じた状態で、止め具に掛けたベルトが外れる恐れがある。また、ベルトを止 め具から外すときに、たとえばベルトに指をかけ、止め具の周囲を回るように指 を動かしながらベルトを外す必要がある。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、簡単にベルトの着脱を行うことができ 、被覆部材を閉じた状態でベルトが外れにくい構造の止め具を提供することであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、軸受け部を有するベースと、軸受け部に回動可能に取り付けられ る軸を有する係止片とを含み、係止片は前記軸を中心として回転することにより ベースに対して開閉する止め具であって、係止片には軸側に向かってベルトを掛 けるための凹部が形成され、係止片が閉じることによって凹部に掛かったベルト に張力が与えられることを特徴とする、止め具である。 このような止め具において、係止片は、軸の反対側から凹部側に向かって傾斜 する複数の傾斜部と、複数の傾斜部の間に形成される段差部とを含むことが好ま しい。 また、軸受け部および軸の断面形状は略楕円形となるように形成されることが 好ましい。
【0006】 係止片が開いた状態で係止片にベルトを掛け、係止片を閉じることにより、係 止片の凹部にベルトが掛かって、ベルトに張力が与えられる。このベルトの張力 により、ケースやファイルなどを閉じた状態に保つことができる。 このとき、係止片に、軸の反対側から凹部側に向かって傾斜する複数の傾斜部 を形成しておくことにより、係止片を閉じるときにベルトが傾斜部を滑り、凹部 にベルトが嵌まり込む。しかも、係止片を複数形成することにより、傾斜部間に 段差部が形成され、係止片が開いた状態において、段差部に引っ掛かることによ りベルトが外れにくくなる。 さらに、軸受け部および軸の断面形状を略楕円形となるようにすることにより 、係止片が開いた状態または閉じた状態を安定して保持することができる。
【0007】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1はこの考案の止め具を用いたケースの一例を示す斜視図であり、図2はそ の断面図である。ケース10は、背表紙12および前表紙14を含む。背表紙1 2と前表紙14との間には、図3に示すように、複数の収納部16が形成される 。収納部16は、たとえば紙製の板材18と、布などで形成された側壁部材20 とで形成される。側壁部材20は、複数の板材18の3つの辺を覆うようにして 形成され、隣接する板材18間に収納部16が形成される。そして、複数の板材 18間の側壁部材20は折り畳み可能にして蛇腹状に形成される。したがって、 側壁部材20を折り畳むことによって、隣接する板材18の間隔を小さくするこ とができる。また、側壁部材20をのばすことによって、隣接する板材18の間 隔を大きくすることができ、収納部16が開くようになる。したがって、収納部 16に書類などを収納することができる。さらに、背表紙12から延びるように して、被覆部材22が形成される。被覆部材22は、収納部16の開口部を覆う ようにして、前表紙14に被さるように形成される。
【0009】 さらに、被覆部材22の端部付近には、合成樹脂などによって止め具30が形 成される。止め具30は、図4および図5に示すように、一方面上の端部に軸受 け部32を有するベース34を含む。軸受け部32は、ベース34の長手方向の 端部から内側に向かって断面L字状に延びる軸受け部材36と、ベース34とで 形成される凹部により形成される。この軸受け部32となる凹部の断面形状は、 略楕円形となるように形成される。このように、軸受け部材36が断面L字状に 形成され、軸受け部材36の一方の端部がベース34から離れていることにより 、軸受け部材36にバネ性が与えられる。なお、軸受け部材36は、ベース34 の幅方向の中央部に形成され、幅方向の両端部には形成されない。
【0010】 また、ベース34には、軸受け部32に隣接して、ベース34に窪み38が形 成される。窪み38は、軸受け部32に隣接した部分において急激に落ち込み、 それに続いてなだらかに傾斜する部分を有する。さらに、ベース34の他方面に は、2つの筒状の柱40a,40bが、ベース34の面から延びるように形成さ れる。
【0011】 さらに、ベース34の一方面側には、係止片50が取り付けられる。係止片5 0は、図6に示すように、長手方向の一端に形成される軸52を含む。軸52は 、係止片50の長手方向の一端から延びる2つの側部材54の間に形成される。 この軸52の断面形状は、ベース34の軸受け部32の断面形状に合わせて、略 楕円形となるように形成される。この軸52が、ベース34の軸受け部32に嵌 め込まれる。
【0012】 係止片50の一方面側には、図7に示すように、凹部56が形成される。凹部 56は、係止片50の厚み方向に窪むとともに、軸52方向に向かって後述のベ ルトが掛かるような窪みとして形成される。この凹部56の内面では、軸52方 向に向かって、係止片50の幅方向の両側部に円弧状部56aが形成される。し たがって、凹部56にベルトを掛けたとき、ベルトに角部が当たらず、ベルトが 破損することを防止することができる。さらに、係止片50には、軸52の逆方 向から凹部56に向かって傾斜する複数の傾斜部58が形成される。この止め具 30では、3つの傾斜部58が形成され、これらの傾斜部58の間には急激な段 差部60が形成される。
【0013】 止め具30は、ケース10の被覆部材22の表面に取り付けられる。この場合 、被覆部材22の端部付近に2つの貫通孔が形成され、この貫通孔にベース34 の柱40a,40bが挿通される。そして、柱40a,40bに対応した間隔で 貫通孔が形成された挟持部材70が、被覆部材22の裏面に取り付けられる。こ のとき、挟持部材70に形成された貫通孔にベース34の柱40a,40bが挿 通され、挟持部材70に柱40a,40bが固着される。したがって、被覆部材 22はベース34と挟持部材70とで挟まれ、それによって止め具30が被覆部 材22に固定される。
【0014】 このケース10では、背表紙12の端部に、たとえばゴム製のベルト24が取 り付けられる。このとき、ベルト24の両端が背表紙12に固定され、輪状とな るようにベルト24が取り付けられる。そして、図8に示すように、被覆部材2 2を前表紙14に被せた状態で、ベルト24が収納部16の下側を通って被覆部 材22側に導かれ、係止片50に掛けられる。そして、係止片50を閉じること により、ベルト24が凹部56に嵌まり込み、ベルト24に張力が働く。この張 力によってケース10の被覆部材22が閉じた状態で保持される。
【0015】 係止片50が開いた状態においては、係止片50に段差部60が形成されてい るため、ベルト24が段差部60に引っ掛かって外れにくくなる。また、傾斜部 58が形成されているため、ベルト24が係止片50の中間部に掛かっていても 、図8の矢印に示すように、係止片50を閉じることにより、ベルト24が傾斜 部58部分を滑って凹部56に嵌まり込む。したがって、止め具30の係止片5 0にベルト24を掛け、係止片50を閉じるだけで簡単にベルト24を保持する ことができる。また、ベース34の軸受け部32および係止片50の軸52の断 面形状が、略楕円形となっているため、その長径方向が一致する向き、すなわち 係止片50が開または閉の向きにあるとき、係止片50が安定する。そして、係 止片50が開閉の中間の位置にあるとき、係止片50には、軸受け部32のバネ 性により、開方向または閉方向に向かうように力がかかる。したがって、係止片 50は開または閉の状態で、その位置を保持することができる。
【0016】 このようにして、止め具30を用いることにより、簡単にベルト24の着脱を 行うことができる。しかも、係止片50を閉じた状態では、ベルト24が外れた りせず、確実にケース10を閉じた状態にしておくことができる。なお、この止 め具30は、ケースのみでなく、ファイルなどにも用いることができ、止め具3 0とベルト24との組み合わせにより、簡単かつ確実にケースやファイルなどを 閉じることができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、ケースやファイルなどを閉じるときに、止め具にベルトを 簡単に着脱することができる。しかも、止め具を閉じた状態では、ベルトが外れ る心配がなく、確実にケースやファイルなどを閉じた状態にしておくことができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の止め具を用いたケースを示す斜視図
である。
【図2】図1に示すケースの断面図である。
【図3】図1に示すケースが開いた状態を示す斜視図で
ある。
【図4】止め具のベースを示す平面図である。
【図5】図4に示すベースの側面図である。
【図6】止め具の係止片を示す平面図である。
【図7】図6に示す係止片の側面図である。
【図8】止め具の係止片にベルトを掛けた状態を示す斜
視図である。
【図9】従来の止め具を用いたケースを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 ケース 12 背表紙 14 前表紙 16 収納部 18 板材 20 側壁部材 22 被覆部材 24 ベルト 30 止め具 32 軸受け部 34 ベース 36 軸受け部材 38 窪み 40a,40b 柱 50 係止片 52 軸 54 側部材 56 凹部 58 傾斜部 60 段差部 70 挟持部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受け部を有するベースと、前記軸受け
    部に回動可能に取り付けられる軸を有する係止片とを含
    み、前記係止片は前記軸を中心として回転することによ
    り前記ベースに対して開閉する止め具であって、 前記係止片には前記軸側に向かってベルトを掛けるため
    の凹部が形成され、前記係止片が閉じることによって前
    記凹部に掛かった前記ベルトに張力が与えられることを
    特徴とする、止め具。
  2. 【請求項2】 前記係止片は、前記軸の反対側から前記
    凹部側に向かって傾斜する複数の傾斜部と、前記複数の
    傾斜部の間に形成される段差部とを含む、請求項1に記
    載の止め具。
  3. 【請求項3】 前記軸受け部および前記軸の断面形状は
    略楕円形となるように形成される、請求項1または請求
    項2に記載の止め具。
JP1998007587U 1998-09-11 1998-09-11 止め具 Expired - Lifetime JP3057705U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007587U JP3057705U (ja) 1998-09-11 1998-09-11 止め具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998007587U JP3057705U (ja) 1998-09-11 1998-09-11 止め具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3057705U true JP3057705U (ja) 1999-06-02

Family

ID=43191634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998007587U Expired - Lifetime JP3057705U (ja) 1998-09-11 1998-09-11 止め具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3057705U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021529131A (ja) * 2018-06-29 2021-10-28 シヴィライズド サイクルズ インコーポレイテッド 拡張可能パニア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021529131A (ja) * 2018-06-29 2021-10-28 シヴィライズド サイクルズ インコーポレイテッド 拡張可能パニア

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005289426A (ja) 自開式キャップ機構
US4522288A (en) Luggage
MXPA06012102A (es) Dispositivo de cerrojo abisagrado con bisagra de faja alargada.
US6209139B1 (en) Novelty caps having openable areas
JPH11139057A (ja) 紙シート用クリップ
US6874627B2 (en) Protective cover for a golf club
KR101831794B1 (ko) 물티슈 케이스 개폐구조
JP3057705U (ja) 止め具
US20030121808A1 (en) Biased, hinged cover for a golf club
JP3775627B2 (ja) 容器
JPH0216663Y2 (ja)
JP3561484B2 (ja) 車両のリヤゲート構造
US20100088849A1 (en) Back closure
US9788628B1 (en) Double face hair barrette
JPH0237368Y2 (ja)
JPH04123749U (ja) 牽引フツクのカバー構造
JPH1189778A (ja) 清掃用モップ
JPH031947Y2 (ja)
JPH02138151U (ja)
JP3091554U (ja) スライド式バックル
JPH069962Y2 (ja) 蓋体付き容器
EP0657573B1 (fr) Dispositif de fermeture de sécurité pour battants de tambour de machine à laver le linge
JP3040620U (ja) 指間に挟める傘状の突起を持つ筆記具の蓋
US6401300B1 (en) Handle retainer for a container
US155626A (en) Improvement in stair-rod fastenings

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term